プレイしていたVRカードゲームの世界にTS転生したらしい ~カードゲーマーは異世界でもカードから離れられない~ 作:黒点大くん
首長が起き上がった。
「よくやったぞ二番手。お陰で絶好調だ」
「えへへ」
首長は二番手を撫でる。
首長はカシヨを殴って一番手を立たせた。
「貴様ら裏切りおったな。人事の再構成が必要だ」
「イエスマンしかいねえと組織は腐るということを知らないようだな」
黒覆面ヤローが現れた。随分といきなりだなあ。
黒覆面ヤローは首を横に振った。
「だからといって利用するだけ利用して裏切るような奴はいらねえだろ」
「よくわかっているじゃないか。では消えてもらおう」
「遅かったじゃねえか。道に迷ってたのか?」
「ああ。ここは無駄に道が複雑だからな。パトロンが相当金をかけたんだろう」
「パトロン……なにそれ?」
「知らなかったのか。じゃあ俺を倒せば口封じできるな」
工具箱からカードを一枚取り出して黒覆面ヤローに投げ渡す。
黒覆面ヤローは渡したカードを見てから、二枚のカードをデッキに入れた。首長のデッキが赤く光る。
「後で返せよ」
「返してやろう。俺のデッキには合わないからな」
デッキが宙に浮いてシャッフルされた。
黒覆面ヤローと首長はデッキを構えた。
「「カードファイトエントリー」」
「口封じしに来たか」
黒覆面ヤローはバカだなあと言いたげに息を吐く。
首長の三ターン目までなにも起こらなかった。
「ドロー。チャージ。コスト3でボードフィールド発動」
魔法 コスト3 ボードフィールド
効果:このカードは場に置き続ける。自分の墓地の
「ターンエンド」
黒覆面ヤローの三ターン目だ。
「ドロー。チャージ。コスト3でバーンゲート。バーンウィザードを出して、手札からバックブラストバーンを捨てる。お前に1ダメージ、俺に2ダメージ。そしてデッキからバーンの本棚を手札に加える。ターンエンド」
いつもの。
首長の四ターン目だ。
「ドロー。チャージ。まずは基本のこれだ。コスト1で
モンスター コスト1
効果:コスト1のモンスターに攻撃するとき、そのモンスターとバトルする代わりにそのモンスターを破壊する。このモンスターが攻撃したときこのモンスターの
攻撃力:0 防御力:1 生命力:1
「
「なんだそれだけか」
「
「
首長が顔を伏せた。図星を突かれたのがそんなにショックなのか。
黒覆面ヤローの四ターン目だ。
「ドロー。チャージ。コスト3でバーンの本棚を発動。コスト1でチャイルドワイバーンを召喚。バーンの本棚の効果でチャイルドワイバーンを手札に戻してバーンゲートを手札に加える。ターンエンド」
「バーンは殴ってもあんま意味がねえのがつらいな」
その分効果ダメージが強い。
首長の五ターン目だ。
「ドロー。チャージ。コスト4でアンゼブーストを発動」
魔法 コスト4 アンゼブースト
効果:山札の上から三枚をドローして手札から二枚を墓地に置く。
「手札の
「早くPコマンダーを破壊しておいた方がいいぞ」
「分かっている。何やら嫌な予感がするからな」
さっき何ともないって言ってたじゃん。ようやくヤバさが分かったのか。
黒覆面ヤローの五ターン目だ。
「ドロー。チャージ。バーンの本棚の効果でバーンマジシャンとバックブラストバーンを手札に加える。コスト4でバーンマジシャンを召喚。手札のバーンカッターを捨てる」
魔法 コスト4 バーンカッター
効果:このカードが手札から墓地に置かれたとき、すべてのプレイヤーに1ダメージ。
「ターンエンド」
とてもまずいな。
首長の六ターン目だ。
「ドロー。チャージ。戦場を駆け抜けろ。すべてを貫け。コスト6で
モンスター コスト6
効果:このモンスターが攻撃したときこのモンスターの
攻撃力:3 防御力:1 生命力:2
「
モンスター コスト6
効果:
攻撃力:3 防御力:1 生命力:2
「ボードフィールドの効果で墓地から使用できるのだよ。実質墓地は手札だ」
「コスト8相当の能力だな」
「
除去手段に乏しいのがバーンデッキだからな。これは割とマジでヤバいぞ。