プレイしていたVRカードゲームの世界にTS転生したらしい ~カードゲーマーは異世界でもカードから離れられない~   作:黒点大くん

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ゾロ目です。ラッキーセブンです。


七十八枚目 眠りの判決

 黒覆面ヤローは体をふらつかせた。

「体調悪いんだけど」

「闘争裁判第二条 体調が悪い場合他の人に代わるべし。だって」

「じゃあそこのお嬢様でいいや。自分の家のことは自分で何とかしろ」

 黒覆面ヤローは筒から煙を出す。煙が晴れると黒覆面ヤローが消えていた。何だったんだあいつ。

 

 白い服の女性が来た。なんか眠たそうな顔してるなあ。

「私もぉ今回のことには思うことがあるのよねぇ」

「では負けてくださるのですか」

 お嬢様はデッキに10枚カードを入れた。

「そんなわけないよねぇ」

「そうでなくては困りますわ。私情でやる気を出さないなんて法の番人としてあるまじき行為ですもの」

 白い服の女性は笑ってうなづく。

 

 白い服の女性とお嬢様はデッキを構えた。何か通じるものでもあったのかな。

「「カードファイトエントリー」」

 白い服の女性はやさしそうに微笑む。白い服の女性のデッキが赤く光った。

 

 白い服の女性の一ターン目だ。

「チャージ。コスト1でデベリスティーアを召喚するわよぉ。デベリスティーアの防御力は3もあるのよねぇ」

 雌の牛が現れた。

「ターンエンドなのよぉ」

 コスト1で防御力3か。硬いな。

 

 お嬢様の一ターン目だ。

「ターンスタート。ドロー。チャージ。ターンエンドですわ」

 白い服の女性の二ターン目だ。

「ドロー。チャージ。コスト2でアペチートラを召喚するわねぇ。効果で防御力が3のモンスターを二種類手札に加えるわよぉ。クピドゥスクイレルとヨクイロゴートを手札に加えるわ。ふわわ。眠い。ターンを終えるわ」

 展開力が凄いな。

 

 お嬢様の二ターン目だ。

「ターンスタート。ドロー。チャージ。コスト2で盗賊ゴブリンを召喚しますわ。ターンエンドですわ」

 防御力が高いから攻められない。

 

 白い服の女性の三ターン目だ。

「ドロー。チャージ。コスト3でクピドゥスパイダーを召喚するわねぇ。効果で自分の場の種族:フラムビーストの数だけドローして山札の下に一枚戻すわよぉ。グリードタクティス」

「二枚ドローですわね」

「まあ一応クピドゥスパイダーは種族:フラムビーストだからね。自分のモンスターの効果でドローしたときアペチートラの効果発動。私は一ダメージを受けるわ。強欲の代償。ターンエンド」

 白い服の女性:生命力10→9

 

 お嬢様の三ターン目だ。

「ターンスタート。ドロー。チャージ。コスト3でハイパービーストを召喚しますわ。ターンエンドですの」

 白い服の女性の四ターン目だ。

「ドロー。チャージ。コスト4でヨクイロゴートを召喚するわねぇ。効果で自分の場の種族:フラムビーストの数だけコストゾーンにカードを置いて、置いたカードより一枚少ない枚数を山札の下に置くわよぉ。ターンエンド」

 攻撃力0のモンスターをそろえてバーンをするわけでもないなら一体何をする気なんだ。

 

 お嬢様の四ターン目だ。

「ターンスタート。ドロー。チャージ。コスト4でトリプルドローを発動しますわ。ターンエンドですわ」

 白い服の女性の五ターン目だ。

「ドロー。チャージ。コスト5でシットゥドジを召喚。効果でコスト6で防御力3のモンスターをデッキから手札に加える。ドンノラッビアを手札に加えるわ。ターンエンド」

 順調にモンスターが揃ってるぞ。

 

 お嬢様の五ターン目だ。

「ターンスタート。ドロー。チャージ。コスト6でタイターニアを召喚しますわ。タイターニアでデベリスティーアに攻撃しますわ」

「ヨクイロゴートの効果発動。自分の場の種族:フラムビーストへの攻撃をこのモンスターに引き寄せるわねぇ」

「ターンエンドですわ」 

 攻撃誘導効果を持っているのか。

 

 白い服の女性の六ターン目だ。

「ドロー。チャージ。コスト6でドンノラッビアを召喚するよぉ。ドンノラッビアの効果で自分の場の種族:フラムビーストで防御力が3のモンスターの場に出たときの効果を使うわねぇ。クピドゥスパイダーの効果を発動するわよぉ。五枚ドロー。ターンエンドするわねぇ」

「コスト6で5枚ドローとは凄い効果ですわね」

「でも展開しないと使えないからなあ」

「そこら辺バランスがとれているというわけなのよねぇ。ふわわ。早く終わらせて寝たいわぁ」 

 やる気を感じられない。

 

 お嬢様の六ターン目だ。

「ターンスタート。ドロー。チャージ。コスト7で妖精王オベロンを召喚しますわ。妖精王オベロンでヨクイロゴートに攻撃しますわ。タイターニアでヨクイロゴートに攻撃しますわ。ターンエンドですの」

 白い服の女性の七ターン目だ。

「あーあ。7ターン経過させちゃったねぇ。ドロー。チャージ。コスト7でアオマンペンギンを召喚するわよぉ。効果でコスト8で防御力3のモンスターをデッキから手札に加えるわねぇ。七罪源ヨクノゴンゲを手札に加えるんだよねぇ。ターンエンドだよぉ」

 七罪源ヨクノゴンゲか。法の番人が使うモンスターとは思えないな。

 

 お嬢様の七ターン目だ。

「ターンスタート。ドロー。チャージ。コスト3でいたずら妖精 パックを召喚しますわ。そしてパックを破壊しますの。コストを1追加しますわ。パックとコスト2を使ってパックを召喚。破壊してコストを1追加しますわ。ループ証明。あと3回繰り返しますわ。ターンエンドですの」

「すごいコスト加速だねぇ。でも、もう、遅いんだよねぇ」

 何が遅いんだろうか。

 

 白い服の女性の八ターン目だ。

「ドロー。チャージ。コスト8で七罪源ヨクノゴンゲを召喚するよぉ。ヨクノゴンゲは自分の場にコストが違って種族と防御力が同じモンスターが自分の場に7枚ないと召喚できないんだけど、その分強いよ。攻撃力はなんと驚異の8だからね」

「召喚条件が厳しい割に弱いな」

 なんかあるだろ。

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