どけ!私たちが主役だぞ!   作:J-2

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アズレンのヤツも書いてるんですが、ウマ娘は初めて書くので初投稿です。

アズレンの方書けって?
書きためてるし、息抜きだから…うん…

アプリリリース初日からウマ娘やってて投稿してない訳じゃないんだからね!!


チームアークトゥルスの日々

アークトゥルス

 

シリウスとカノープスに次いで3番目に明るい星。

スピカの夫婦星とも言われ、対比の対象になる恒星。

 

ウマ娘達が通うトレセン学園にはチームリギルやチームスピカ、チームカノープスと言ったように星の名前に関するチームがある。

 

その中にチームアークトゥルスというチームはあった。

 

星と同じように名を冠したチームも比較された。

 

圧倒的な力を持ち、学園の中心たる生徒会長シンボリルドルフが所属するリギル

 

そのリギルを相手にし輝かしい躍進を遂げ、最近は話題の中心に立つスピカ

 

スピカをにも負けず劣らずの個性派揃いのカノープス

 

 

 

 

 

 

 

…そして地味な成績を残して話題の隅っこにいるチームアークトゥルス。

 

 

 

 

 

 

 

 

「いや、地味ではないから。G1勝ってることが立派な成績だから」

 

校内新聞を読みながらパイプ椅子に座ってる男が、目の前の片目を髪で隠したウマ娘に諭すように言う。

 

「でも…周りの子も新聞と同じこと言ってるよ…お兄様」

 

おどおどとして自信が無さそうにウマ娘は呟く

この2人はチームアークトゥルスのトレーナーと所属ウマ娘である。

ウマ娘の名はライスシャワー。

普段は不幸なことが不思議と起こりやすい気弱なウマ娘だが、レースになればとんでもない胆力を出すステイヤーだ

 

そんな彼女をあまり不安にさせないようにトレーナーは諭す

 

「あれはな…スピカとかカノープス、リギルがぶっちぎりで話題をかっさらっていってるだけなんだよ。ほら、カノープスに仲のいい子いたじゃん。確か…アフターバーナー」

 

「ツインターボちゃんだよ、お兄様」

 

「そうそう、彼女なんてスゴい話題性の塊じゃん。G1勝ってないのに」

 

「ツインターボちゃんスゴいよね…どこまでも諦めないもん。ライスもあの逃げには驚いちゃった」

 

どうやら、ライスシャワーもすこし納得したようだ

口調からも先ほどの不安がすこしばかり消えているようだった

 

「彼女のあの姿勢が色んな人の心をつかむんだろうな」

 

「そうだね。ライスもツインターボちゃんみたいな心が欲しいな」

 

「なあに、ライスは大丈夫だよ。スーパークルーズみたいにならなくても。ライスはライスとしての良さがあるんだから。それを好きな人も一杯いるさ」

 

トレーナーは新聞を近くの机に置き、自信無さげな表情をするライスシャワーの顔に向かって微笑む

 

「本当?お兄様」

 

「ファン1号の俺が言うんだ、間違いないさ」

 

トレーナーはライスシャワーの頭を撫でる

 

「…うん!」

 

ライスシャワーは不安が解消されたのか声色を明るくして返事をした

それを確認したトレーナーはライスシャワーの頭から手を離し、パイプ椅子から立ち上がる。

 

「さて…と、そろそろ他の面子も集まるからトレーニング始めるかぁ」

 

「うん!今日は誰について行けばいいかな?お兄様」

 

「そうだなぁ…今日はカフェにでもついていって貰おうかな?」

 

「わかった!ついてく…ついてく…」

 

小さな拳をぎゅっと握り、胸の前に構えて気合いをいれるライスシャワー

 

「そうそうその通りだぞ」

 

それを微笑みながら鼓舞するトレーナー

 

「練習終わったらお兄様の家についてく…ついてく…」

 

「おっとライスそれはダメだ、やめてくれ。俺とライスが良くても寮長に怒られるから」

 

流石に許容できなかったのか、焦りながら口を挟む

 

「そうなの?」

 

こてんっと不思議そうに首をかしげるライスシャワー。

かわいい

 

「そうなの(12敗)」

 

「そっか…お兄様に迷惑かかるならやめるね」

 

少し残念そうな顔をしながらも仕方ないと諦めた

 

「ライスは偉いな、本当にいい子だ」

 

そんなライスシャワーの頭を撫で、溺愛する娘のごとく甘やかしている

 

「えへへ…」

 

「あんたら…またやってんの?」

 

小さな背格好のウマ娘が呆れた表情でチームアークトゥルスの部屋に入ってきた。

 

「来たなN」

 

「は?誰のこと?もしかしてアタシ?」

 

Nと呼ばれたウマ娘はトレーナーの意味のわからない質問に若干腹が立ち始める

 

「お兄様、なんでNなの?」

 

ライスシャワーは素直にトレーナーに尋ねる

 

「BNW(ビワハヤヒデ・ナリタタイシン・ウイニングチケット)のNだから」

 

小さな背格好のウマ娘はナリタタイシン。BNW世代の皐月賞ウマ娘である。その追い込みは凄まじく対戦相手を圧倒し、観るものを魅了する。鬼脚と言われるほどである。

なお、普段はツンケンしており、基本的に人と一緒に行動することは少ない

 

「なんでトレーナーのあんたが一番意味わからない呼び方するのよ」

 

「そうだよ、タイシンさん困っちゃうよ」

 

「たしかにそうだな…ポ○モントレーナーと間違えられても困よな…」

 

「あんたホントいい加減にしろよ」

 

「タイシンさんいつものことだよ」

 

「そうか。なら一発、灸据えるわ」

 

タイシンの健脚から綺麗な回し蹴りがトレーナーの脇腹を抉る

轟音を立てロッカーを巻き込みながらトレーナーは冷たい床へと沈んだ

 

「あわわ!お兄様!?」

 

「ライス、大丈夫だよ。どーせ生きてる」

 

心配するライスシャワーをよそにナリタタイシンは蹴った張本人にも関わらず別段気にしてない

その言葉の通りに3秒程度でトレーナーは起き上がった

 

「そうだぞライス。こんなんでやられてちゃあタイシンのトレーナーは勤まらないからな」

 

「変なこと言わなければ80点ぐらいやるんだけどな」

 

ボフッと音を立ててナリタタイシンは部屋の中のソファに寝転がり、スマホをいじりはじめる。

 

「普段は?」

 

「2点」

 

「シビアだぁ。チケゾーみたいに泣くぞ」

 

「男のあんたがやるのはマジでやめてくれ、鬱陶しいから」

 

殺気のこもった視線をトレーナーに向ける。

あまりの威圧感にトレーナーも冗談を言う気が失せたようだ。

 

ふと、トレーナーが時計を見上げると時間は15時半をさしていた。

 

「タイシン、ライス。人数は少し足りないが、時間みたいだからそろそろ練習始めっぞ」

 

「わかったよ、お兄様」

 

「ハァ…りょーかい」

 

「さあて、今日も頑張りますかねぇ…」

 

事務机に広げていたバインダーを手にトレーナーは外へ出る

アークトゥルスを選んでくれたウマ娘に勝利という美酒を恩返しをするために。




ウマ娘たのしいんごねぇ…

マンハッタンカフェ実装まだかなぁ…
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