ただ、それを文にまとめるのが大変(汗
正直、かなり重いシーンもありますが最終的にはハッピーエンド?で終わらせるつもりでご安心下さい。
あと、投稿ペースが遅くなります。
これは忙しいとかそう言うものではなく、物語の都合上です(実は前回もかなり苦労してる)。正直、意味が分からないと思いますが完結した時に全てわかります。
この作品、実はシリアスな作品なんですよね…。まあ、普通に読んでる分には、ほのぼの系なんですがシリアスなんて嫌だと言う方は読むのをオススメしません。
予定では一年で完結ですかね。
八幡 side in
翌朝になった。
八幡「う、う〜〜ん」
太陽の光が障子の隙間から差し出す。
その光のおかげで俺は目を覚ますことができた。ふと、隣を見てみるとまだ霊夢はまだ寝ている。どうやら、俺の方が早く起きれたようだ。
そして、気づいたのだがよく見るとあの時、霊夢にあった火傷の痕が完全になくなっている。やっぱり、霊夢ってすごいんだな。俺は改めてその事を知った。
八幡「折角だし朝食でも作ってやるか…。」
そう思い俺は台所へと向かう。
しかし、そこであることを思い出した。
八幡「そういえば昨日、食材を全部使ったんだった…」
そう昨日の晩、霊夢は紫さんから生活を工面してもらえるという事で全て食材を使い果たしたのだ。はてさて、どうしたものか。このままでは朝食抜きになってしまう…。
そう思った時だった。
ふと台所の隅に何か置かれてることに気づく。そこには食料とパンパンの封筒(お金)。そして、一枚の手紙が置いてあった。
俺はその手紙を手に取る。
『八幡君へ
恐らく、すでに食料とお金が底を尽きたと思うので早めに約束の生活費と一週間分の食料も用意しておいたわ。大切に使ってね❤️
紫より』
どうやら、紫さんは早々と食料問題になると気づいていたようで既に用意してくれたようだ。これには流石としか言いようがない。
しかし、一つ疑問もある。
八幡「一週間分の食料にしては少し少ないような?」
別に文句があるわけではない。
こっちはもらっている側なのだ。
でも、俺と霊夢の2人分にしては量が少ない気が…。俺は少し考える。
そして、ある可能性に気がついた。
それは俺と霊夢が少食だということだ。
節約さえすれば一週間分はこの量でも足りる。紫さんはそのことも考慮して食材を置いていったのかもしれない。
まあ、そんな事よりも…。
八幡「食料もあるしパパッと作ってやるか」
そう思い俺は霊夢が起きてくる前に朝食を作り始める。
霊夢「ん、ん〜〜ん」
寝室の方から霊夢の声が聞こえる。
どうやら、起きたようだ。
足跡がこっちの方に向かってきている。
霊夢「おはよう。八幡」
片目を擦りながら霊夢が台所へやってきた。
どうやら、霊夢はかなり朝に弱いようだ。
八幡「おう、霊夢。おはよう。朝食、作ったから食べるか?」
霊夢「朝食?材料あったの?」
八幡「ああ、紫さんが置いてってくれたんだ。ほら」
そう言いながら俺は部屋の隅にある紫さんからの食料と封筒を霊夢に見せる。
その瞬間、霊夢は眠気が一気に飛ばし、驚いた表情を浮かべる。
霊夢「な、なによ。この量の食料。これだけあれば私1人の生活の時なら一ヶ月は持ったわよ!それに何よ。この封筒。すごい大金が入ってるじゃない!」
霊夢はまるで宝物に飛び込むかのような勢いで紫さんからの支援を見ている。
てか、その量で一ヶ月って…。霊夢よ、お前は前までどれだけ過酷な環境で暮らしてたんだ…。
八幡「また、今度紫さんにお礼を言わないとな」
霊夢「ええ、流石にこれだけの量をもらったらね」
俺と霊夢は紫さんにお礼を言うことを誓ったのだった。
八幡「それより、霊夢。さっきもいったが朝食だ。一緒に食べよう」
霊夢「ありがとう。でも、起こしてくれたら手伝ったのに…」
霊夢が少し残念そうな顔をする。
う〜ん。実は俺も最初は起こそうと思ったのだ。でも…。
八幡「あんな気持ち良さそうに寝てたら起こせるわけないだろ」
霊夢のあんな幸せそうな顔を見て起こせる奴はおそらくこの世にいないんじゃないか?
そう思えるほどにすやすや寝てたのだ。
霊夢「そう。まあ、私寝ることと食べることは何よりも好きだからね」
あ〜、その気持ち分かる。
ただ、ここで普通に返答しても面白くない。
俺の心の中で悪戯心が芽生える。
その二つが好きなら、もしかしてと思って芽生えた心だ。
八幡「ふ〜ん。つまり三大欲求に忠実ってことか?」
俺はさも当たり前のように呟いた。
すると…。
霊夢「ええ、そうよ。自分の欲求を我慢するなんて考えられ………」
寝起きも相まってか霊夢は俺の質問に違和感なく返答しようとする。しかし、最後の方で自分が何を言ってるのか気づき顔を今までに見た事ないくらい赤くした。
霊夢「バカ〜〜〜〜!!」バチンッ
俺はそのまま霊夢から強烈ビンタをくらう。うん。今回は俺が全面的に悪い。
八幡side out
霊夢side in
現在、私と八幡は朝食をとっている。
それにしてもさっきは凄く恥ずかしい思いをしてしまった。まさか、八幡があんな事を言うなんて想像してなかったからだ。
まあ、確かにそう言った事を妄想したことがないこともない。私だって普通の女の子だもの。って私なに考えてるのよ!
でも、まあ、真剣に考えて私はまだ八幡の恋人にはなれていないのだ。まずは段階を踏んでいかないとね。
八幡「そういえば霊夢?魔理沙っていつ頃に来るんだ?」
私がそんな事を考えていると八幡が私に尋ねてきた。魔理沙ね〜。なんやかんや、あいつはこう言う時はすぐ来るのよね。
霊夢「多分、すぐに来るんじゃないかしら?」
八幡「そうなのか?じゃあ、早く食べ終えないとな」
八幡はそう告げると箸を動かす速度を上げる。私もそれに比例して速度を上げるのだった。
霊夢 side out
八幡side in
朝食を素早く食べ終えた俺たちは境内へとでた。
霊夢「さて、魔理沙はそろそろ来るかしら……って!鳩が沢山集まってるし…」
霊夢の言う通り境内を見渡してみると沢山の鳩が歩き回っている。まあ、それだけ自然豊かということなのだろうが流石に多すぎないか?
霊夢「鳩が来ると後で掃除が大変なのよね…。はぁ」
あ〜、確かにそうかもな。
鳩の糞とか羽とか散らばりそうだし。
八幡「まぁ、後で手伝ってやるから気を落とすなよ」
俺がそういうと霊夢は「え?ほんと!」と喜ぶ。ああ、可愛い…。じゃなくて、一応、俺も博麗神社に住まわせてもらってる身なのだ霊夢の手伝いは当然のことである。
と、そんな事を話していると物凄い勢いでこっちに何かが飛んで来るのが見えた。
八幡「あれは?」
謎の飛行物体に視線を向ける。
ここからじゃよく見えないな。
そう思いじっと見ていると霊夢が横から声を出した。
霊夢「あ〜、魔理沙ね。どうやら来たみたい」
え?魔理沙だって?
う〜ん。確かによく見てみるとあの金髪は魔理沙である。てか、すごい速度だな…。
魔理沙はそのまま勢いを殺す事なく博麗神社へと降りてきて急ブレーキをかける。
その時に周りで衝撃波が走り鳩たちは飛んでいった。
魔理沙「よお!おはようだぜ。霊夢に八幡!」
手を挙げながら箒から降りると笑顔で挨拶をしてくる魔理沙。可愛…「ぐしゃ」。
霊夢に足を踏まれた。痛い。
霊夢「おはよう魔理沙。やっぱり早かったわね」
魔理沙「ああ、修行ってんなら早く始めないと時間が惜しいからな」
そう言いながら俺のもとに寄り、肩をバシッと叩く。
魔理沙「それじゃあ、八幡。今日はこの魔理沙さんがめいいっぱい鍛えてやるから覚悟しとけよ」ニッ
覚悟って…。
初日からそんなきつい訓練を行うのか?
できれば軽いのから始めたいな。
霊夢「待ちなさい魔理沙。流石に今日は鍛えると言っても霊力のコントロールからよ」
魔理沙「え〜、なんだよ。折角、弾幕ごっこができると思ったのに…」
見て分かるほどに落ち込む魔理沙。
てか、初心者相手に弾幕ごっこをやろうとしてたのかよ…。
霊夢「あのね〜。八幡は多少霊力が使える程度で戦闘を行えるほどの技術も体力もないのよ。初日から弾幕ごっこなんてやったら死んじゃうわよ」
どうやら、霊夢の方は結構計画的に考えてくれてたようだ。よかった、もしこれで霊夢にも弾幕ごっこを早速やれなんて言われたらシャレなしで死んでたな。
魔理沙「じゃあ、具体的にどんな訓練を行うんだ?」
霊夢「そうね〜。とりあえず今日のところは弾幕のコントロールと空をちゃんと飛べるかね。あと、余裕があってスペルカードを作れたら万々歳よ」
魔理沙「なるほどな」
流石、霊夢だな。
こんな俺のためにそこまで考えてくれてたとは…。八幡嬉しくて涙でちゃう。
霊夢「それじゃあ、さっさと修行始めるわよ」
こうして俺の修行が始まったのであった。
八幡side out
霊夢side in
いよいよ八幡の修行が始まった。
とりあえず、今の八幡がどの程度霊力をコントロールできてるか確かめないとね。
霊夢「早速だけど八幡。ちゃんと空は飛べるかしら?」
これは弾幕ごっこをやる上で必要なことだ。
一応、昔お母さんに修行してもらって八幡は空を飛んでいた。しかし、それはもう何年も前のこと。今の八幡がしっかりと使いこなせているか確かめないといけない。
八幡「空を飛ぶか…。昔は出来たけど今できるかな」
そういうと八幡は体に霊力を集中させる。
そして…。
ふわっ
八幡の体が地面から離れた。
どうやら、飛ぶ感覚は覚えてくれていたようだ。これなら思ったより早く弾幕ごっこができるようになりそうね…。
八幡「お、出来た。出来た。思ったより覚えてるもんだな」
そう告げるとヒョイっと周りを飛び回る八幡。なんか、子供っぽくて可愛いわね。
あ、いけないいけない。今は修行に修行しないと。
魔理沙「へぇ〜、八幡上手く飛んでるじゃねえか。これならきっとすぐに弾幕ごっこができるようになるぜ」
八幡「そうか?」
八幡はそういうと地面に着地する。
魔理沙「ああ、絶対できるってこの魔理沙さんが言うんだから間違いないぜ」
魔理沙さっきから上から目線すぎないかしら?そういえば前から弟子が欲しいとか言ってたわね。きっと八幡を始めて出来たけど弟子感覚に思ってるのね。
霊夢「まあ、魔理沙の言う通りよ。これなら予定より早くすみそうだわ。案外、今日中にスペルカードを作るのも夢じゃないわね」
八幡「マジか」
あ、八幡が少し嬉しそうな顔をした。
スペルカードを早く試してみたいのかしら?
霊夢「ふふふ、そうと決まればさっさと次に行くわよ」
こうしてすぐに次のステップに移ることになった。
霊夢「それじゃあ次は弾幕の質がどんなものか、確かめるわよ」
八幡「弾幕の質?」
どうやら、ピンときてないようね。
これは説明してあげたほうが良さそうね。
霊夢「ええ、密度や速度。あとは威力かしら。それらが現状どれほどのものか知る必要があるわ」
私が弾幕の質の良さの基準とされるものを説明した。
まあ、正直、これはそれほど期待できないだろう。昔、修行してた時、八幡は弾幕を放つ訓練なんてしていなかった。一応、霊力のコントロールが出来てるみたいだから放てるとは思うけど質は期待できないだろう。
魔理沙「よし、それなら私が実験台になってやるぜ」
そういうと魔理沙は箒に乗って空へ飛ぶ。
魔理沙「よし、八幡。私に向かって弾幕を打ってこい!」
八幡と私を見下ろす形で魔理沙がそんなことを言った。
どうやら、受け役になってくれるみたいね。
そうと決まれば…。
霊夢「八幡、手加減なんて要らないわ。今放てる限りの弾幕を魔理沙に放ちなさい」
私はそう八幡に告げるのだった。
霊夢side out
八幡side in
よく分からないが魔理沙に向かって弾幕を放てと言うことになった。
まあ、実際のところ魔理沙にとって俺の弾幕はお遊び以下であろう。
だからこそ、俺は全力で魔理沙に弾幕を放つことを決意する。
八幡「はあっ!!」
体中に霊力を集中させ弾幕を10発程度放つ。
正直、今の俺にはこれが限界だ。
しかし…。
魔理沙「よっ!ほっ!よっと!」
魔理沙はいとも簡単に俺の弾幕を躱していく。やっぱり、こうなるよな…。正直、最初から実力の差は分かっていたのであまり落胆はしなかった。
俺の弾幕はその後、全て躱され魔理沙が降りてきた。
魔理沙「う〜ん。スピードはまあまあだったが密度も威力もまだイマイチだな」
すぐさま俺の弾幕の評価を教えてくれた。
密度に威力ねぇ。
確かに自分でも分かるほどあまり弾幕に霊力を込めれていなかった。恐らく原因はそのせいだろう。
霊夢「でも、初めてにしては良かったと思うわよ。まあ、そこらへんにいる妖精にならなんとか通用すると思うわ」
妖精になんとか通用するレベルか…。
やっぱり、もう少し修行していかないとな。
霊夢「とりあえず、しばらくはスペルカードはお預けで弾幕に霊力を込める訓練になるわね。上手くできるようになったら多分見違えるほどになると思うわ」
八幡「なるほどな」
こうして俺の弾幕に霊力を込める訓練が始まる。
それから3日後…。
なんやかんやしてるうちに3日も時間が過ぎてしまった。しかし、この3日間ひたすら弾幕に霊力を込める訓練をしていたおかげで俺の弾幕の質がかなり上がっていた。
魔理沙「よ、ほ、うわっと!」
現在、俺の弾幕を魔理沙が躱している。
初日とは違い魔理沙には余裕がなく自分でも分かるほどに成長していた。
そして、ついに…
魔理沙「くっ!」シュッ
魔理沙に俺の弾幕が掠る。
もちろん、ただ掠っただけだが今まで全くと言っていいほどに当たらなかったのだ。
これは大きな一歩と見ていいだろう。
霊夢「ストップよ」
霊夢も魔理沙が掠ったのを見て止めにはいる。それと同時に魔理沙は地面におりてきた。
魔理沙「いや〜、すごいな八幡。まさか、たった3日でここまで成長するとはな」
魔理沙は掠った頬を撫でながら俺に告げた。
八幡「いや、これもお前らのおかげさ。それにまだ掠っただけの上に魔理沙は俺に一切の攻撃を仕掛けてないんだ。まだまだ修行しないとな」
霊夢「でも、かなりのペースよ。普通ならたった3日でここまでならないわ」
八幡「そんなもんか?」
霊夢「そんなもんよ」
霊夢は笑顔で俺にそう告げた。
霊夢「それじゃあ、そろそろ作っていいかもね」
八幡「作る?何をだ?」
霊夢「そんなの決まってるでしょ。スペルカードよ」
その瞬間、俺は内心めっちゃ喜んだ。
もともとスペルカードは俺が何気なく考案して何故か広まったもの。いよいよ、俺自身も使えるようになるのかと思うと嬉しくてたまらない。
魔理沙「そういえばスペルカードを最初に思いついたのは八幡だしな。使ってみたくてウズウズする気持ちは分かるぜ。私も初めてスペカを作った時そんな感じだったからな」
俺の心を代弁するかのように告げる魔理沙。
てか、やっぱり、初めてスペルカードを作る時は魔理沙とかでもワクワクしたんだな。
霊夢「ふふ、それじゃあ、スペルカードを作るわよ」
そう告げると霊夢は6枚の白紙のカードをどこからともなく出してきた。
霊夢「これに自分のイメージした霊力の形を込めればスペルカードが出来上がるわ」
霊夢がそういうと俺にカードを差し出す。
さて、どんなスペルカードを作ろうか…。
俺はひたすら思案するのだった。