第1問
問 以下の英文を訳しなさい。
「This is bookshelf that my grandmother had used regularly.」
吉井明久・ユリエ=アーリスの答え
[これは私の祖母が愛用していた本棚です。]
教師のコメント
正解です。さすが2人とも帰国子女ともあって英語は完璧ですね。
土屋康太の答え
[これは私の祖母が使っていた本棚です。]
教師の答え
惜しいですね、used regularlyは愛用するという使い方をします。
島田美波の答え
[Dies ist das Bücherregal, das meine Großmutter regelmäßig benutzt hatte.]
教師のコメント
ドイツ語ならそれで正解ですが、英語のテストなのでこれは不正解です。
~??side・文月空港~
「……やっと日本…に来れた」
そう呟いた少女を見て、周りがざわめき始める。
150cmくらいの小柄な背丈、腰近くまで伸ばされた綺麗な銀髪、幻想的な程可憐な容姿。この妖精のような少女に空港にいた多くの人は彼女に見とれていた…本人は気づいていないが。
空港の外に出た少女は暖かな日差しが降り注ぐ中、呟く様に、
「今すぐ会いに行くからね……明久」
少女はアメリカで会った大好きな少年へと想いを馳せるのであった…
~明久side~
僕がこの文月学園に入学してから2度目の春が訪れた。
校舎へと続く長い坂道を登りながら、道の両脇に咲き乱れる桜を眺めていた。
「そういえば、僕どこのクラスになったのかな~。」
ぼんやりとそんなことを考えながら校門までたどり着くと、
「おはよう、吉井」
玄関の前でドスのきいた声に呼び止められる。声のした方を見ると、そこには浅黒い肌をした短髪のいかにもスポーツマン然とした男がたっていた。
「あ、西村先生。おはようございます」
この人は西村宗一先生。帰国子女で一人暮らしな僕が入学してから色々お世話になっている先生だ。趣味がトライアスロンで真冬でも半袖でいることから鉄人などと呼ばれているが、僕からすれば子供をしっかり見ている父親のようないい先生だと思う。
「どうだ吉井、1年も経ったがもう日本の生活には慣れたか?」
「大丈夫ですよ、先生。何年かはアメリカに居たとはいえ、元々はこっちに居ましたから」
そう僕は両親の転勤の都合で小学校の頃にアメリカに引っ越して、高校の入学の際日本に戻ってきたのだった。当時は英語が喋れず大変だったが、向こうである少女と出会ったおかげでとても楽しくすごせたんだ。もちろんその子とは今でもメールでやり取りしている。
「うむ、それなら良かった。お、そういえばこれがクラス分けの紙だ」
そういって1枚の紙を渡してきた西村先生。ひとりずつに渡しているのかな?
「先生、こういうのは普通大きな掲示板とかに張るんじゃないんですか?」
「まあ普通はな、しかしウチは世界的にも注目されている最先端システムを導入した試験校だからな。この変わったやり方もその一環って訳だ」なるほど
「それに、各クラスのメンバーがハッキリ分かると“アレ”の時に色々問題があるしな」
「“アレ”ですか…」
アレとは“試験召喚戦争”のことだ。この文月学園ではテストの点数に上限がない。1時間という制限の中、無制限の問題を解いていき能力次第でどこまでも成績を伸ばすことができる。そして、テストの点数に応じた強さを持つ“召喚獣”を喚び出してクラス単位で戦う戦争、それが“試験召喚戦争”だ。
納得した僕は、クラス分けの入った封をあける。さて、僕はどのクラスかな?
結構解けたからBクラスくらいかな?さ~て、どれどれ…え?
『吉井 明久…Aクラス(学年次席)』
「おめでとう吉井、この1年もしっかり精進するように。」
こうして僕のAクラス生活が始まった。なにかいいことがありそうだ!
~??side~
「ここに明久が…」
私は今日から通う文月学園に到着した。ここに彼が…大好きな明久がいる。
「ん?君が転入生の??だな?俺は此処の生活指導担当の西村だ。」
なんかすごい体格のいい先生が私を出迎えてくてた。この人があの…
「西村先生ですか。…いつも明久が言っていた先生ですね」
「なんだ、??は吉井と知り合いか?まあ、とにかくこれがクラス分けだ」
そういってクラスが書かれた紙を私に渡す西村先生に、
「あの、明久は?」
「ああ、あいつはAクラスだ。そして君も」
『ユリエ=アーリス…Aクラス』
「Aクラスだ。まず、担任に会いに職員室へ向かうといい」
私は明久に会いたい想いを募らせつつ職員室へ向かうのだった。
いかがでしたでしょうか。
これから亀更新で行きますんで、気長に見てください。
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