※この時点でD-ホースは入学しています
ざあざあと波の音が聞こえるマザーベースの甲板、俺は足を踏みしめていた
俺の名前はジョン・ポール、一年前まで米陸軍に務めていた、ちょっと過保護な親の元で育った俺は家族を守りたいと思うようになり陸軍に入った、母親はもちろん反対したが、父親の「息子の意思だ、応援するのが親だぞ」という言葉で無事入ることが出来た、だがこれは一つの通過点にすぎなかった
俺が陸軍で活動しているうちにある組織の名前が耳に入ってきた、「ダイアモンド・ドッグズ」全軍人が憧れる、かのBIGBOSSが創設した傭兵部隊だ、噂によるとあそこには人種も国境も宗教も、差別が無いある意味夢のような場所らしい。
俺はそこからダイアモンド・ドッグズに興味を持ち、度重なる身辺調査、学力検査、身体検査の果てに、ついにあこがれのダイアモンド・ドッグズに入ることが出来、そして今ここにいる。
俺が感傷に浸っていると目の前に黒人男性がいた
「がっはっはっは!マザーベースはどうだ!」
黒人男性は愉快に笑っていた
「あ、あの」
「おおっーと!自己紹介がまだだったな!俺はお前の訓練担当のバントだ」
「あっ!わ、私はジョン・ポールです!」
反射的に敬礼をしてしまう、今日からこの人が俺の教官らしい。
「敬礼はしなくて言いぜ、お互いラフに行こう」
「え?」
俺の口がぽかんと開く、軍隊で必ずあるのが上下関係だ、それをおろそかにしてはいけないと思っていたのだか、
「自由が売りのダイアモンド・ドッグズだからな」
「確かにそうですけど…」
どうやら、ダイアモンド・ドッグズは相当フリーな場所らしい
「あ、そうだ適性検査の紙を見せてくれ」
適性検査の紙?なんだろうかそれは、そんなものもらっただろうかと考えていると、マザーベースに来る前の事を思い出す
採用試験に受かった俺はマザーベースへ向かうためダイアモンド・ドッグズのヘリに乗った、そのヘリの内部で何かの封筒を渡されたのだ、俺はポケットから封筒を取り出しバント教官に渡す
「えーっと、どれどれ」
バント教官は封筒から紙を取り出し、紙をまじまじと見る、最初は笑っていたが、だんだん顔が驚愕の顔になり……
「うおわぁ!?全適性S+!!??………おいジョン、お前昔からスポーツ出来て勉強も出来たんじゃないか?」
「あ、そうですね、運動神経も良かったですし、教科書とかもパラパラめくるだけで暗記できてました」
「そうだろうなぁ………お前の志望はどこだ?」
「一応戦闘班です」
ダイアモンド・ドッグズの戦闘班、この世でもっとも戦闘能力が高いと言われている軍隊だ、分隊レベルでありながら、中隊、調子が良い時には大隊レベルまで殲滅できるといった錬度を持つ
「戦闘班かぁ……移動しながら説明しよう」
俺はバント教官に案内され、車に乗った
◆◆◆
「ダイアモンド・ドッグズが何か知っているか?」
プラットフォームをジープで移動していると、バント教官が質問してくる
「もちろんです!この世から核を消し去り、世界最強にして様々な技術が集まり、それでいて自由な軍隊ですよね!全軍人、いや全男の子の憧れの組織ですよ!」
俺はダイアモンド・ドッグズへの想いをバント教官にぶちまけた、この世でダイアモンド・ドッグズを知らない人間はいない、ダイアモンド・ドッグズの核兵器をこの世から廃絶させたという偉業は各国の教科書に載るレベルだ
「て、照れるぜ…」
「それに5ヶ月前にも海賊に占拠されたタンカーをたった数十分て解放したじゃないですか!」
このタンカー解放作戦の凄い所はなにも作戦時間だけではない、人質、部隊、海賊共々死人がでなかったからだ、この死人を出さずのタンカー解放はすぐに世界各国に配信された
ネットでは『ダイアモンド・ドッグズの最強伝説にまた1ページ追加された』など賛美の声が上がっていた。
「ちなみにそのタンカー解放部隊の隊長俺だぞ」
「ええっ!?」
俺はジープから転げ落ちそうなぐらい驚く、まさかそんな人がこんなにフランクとは思わなかったからだ、バント教官をバカにしているわけではない
「俺も戦闘班でな、たまたま俺が隊長に抜擢されてな……これを見てくれ」
と、バント教官が自分の左胸を指差す、バント教官の左胸には何かの勲章バッジが付けてある、その勲章バッジはダイアモンド・ドッグズのシンボルマークの犬が銃を咥え、本来Diamond dogs と書かれている所にMedal of Meritと描かれている
「これは功労勲章って言ってな、活躍したやつにボスから直々に授与される」
「ボス直々!?」
「ああ、タンカー解放作戦で俺達の活躍が評価されてな、部隊全員が授与された」
「凄い!」
「功労勲章の上にはダイアモンドスターがあるらしいぞ、お前も功労勲章を貰ったらボスに会えるかもなあ」
「……………頑張らねぇと」
それから少しジープで進むと司令プラットフォームとは違う別のプラットフォームに着いた
「こ、ここは?」
「戦闘班プラットフォームだ、大体の戦闘班スタッフはここで訓練している」
集まって腕立て伏せをしている者達もいれば、並んで走り込みをしている、その者達の身体は軍人らしい体つきだった
「せっかくなら銃撃ってくか?」
というバント教官に連れられて来たのは戦闘班プラットフォームの内部にある射撃場。
「すごい!世界の銃が揃ってる!!」
俺の目の前にはアメリカ製やロシア製、中国製など様々な銃が置いてあり、皆保存状態が良かった
「この拳銃は?」
「その拳銃はDDG27H オレクセイだ、ダイアモンド・ドッグズが独自に開発した拳銃でな、威力も精度もあるし取り回しもしやすい全スタッフにはこれが配布されている、どうだ、撃ってみろ」
拳銃を構え、引き金を三回引く、発射された弾丸は人間型の的の心臓部分に三発着弾していた
以前、米陸軍で使用していた拳銃ならこうはならなかっただろう、それもオレクセイ拳銃がしっかりと手に馴染むからだろう
「すごいっすねこれ」
「だろう!天下のDDだからな!」
それから、俺はひとしきり銃を打ち続けた
【DDG27H オレクセイ】
ダイアモンド・ドッグズ研究開発班が開発・作成した最新拳銃、今までに無かった柔軟な発想により威力向上、精度向上された。
なお、DDスタッフ専用のため各国の軍には販売していない。
小説形式と台本形式、どっちがいいでしょうか
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小説
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台本