ウルトラマンティガ THE ULTIMATE MAGICIANS 作:naogran
プロローグ「光を受け継ぐもの」
遥か昔・とある都に突如現れた闇が多くの魔物を生み出した。
しかし、それを駆逐するべく立ち上がった魔法使い達が闇から誕生した魔物達を撃破し、平和を取り戻した。
だが、遥か地下の遺跡に幽閉されていた6つの罪深き女神達が解き放たれ、魔法使いの中に眠る闇の心を目覚めさせ、世界を支配しようと進撃を開始させた。何時しか、闇の魔法使いと光の魔法使いの戦争が勃発した。
戦争は魔法使い同士の滅亡により終止符が打たれた。罪深き女神達が魔法使いが居ない都を支配した。その内1人の若者が生き延びたが、女神達に服従するしか運命はなかった。だが、その若者が突如現れた神子の手によって光の戦士へ覚醒され、罪深き6つの女神達を封印し、若者は戦士と共に凡ゆる世界を救った。
それから戦士は若者と分離し、石像と化し、若者は自らの天寿と自由を死ぬまで全うした。
巫女は罪深き女神達の復活を妨げる為、自らを石像と化し、女神達を封印する。
それから、約500年の幾年が流れた・・・
遠く離れた辺境の森を歩く1人の男が居た。
タクト「結構深く入ったな・・・」
彼の名はタクト=クリスティ。実は彼は現代世界で飛行機墜落事件に巻き込まれて死亡し、この異世界へ転生した。
タクト「旅を始めてから1ヶ月・・・クリッターに旅客機ごと消されて転生してから1ヶ月になるのか・・・それに・・・」
ジャケットの内ポケットから、ある物を出した。それは・・・
タクト「これは一体何なんだ・・・?」
スパークレンスの化石だった。
時は遡り、3日前。
タクト『へぇ〜。賑わっているなぁ〜。』
彼は、とある国の小さなマーケットに来ていた。
タクト『何か珍しい物とかないかな〜?』
???『よう!そこの兄ちゃん!』
タクト『ん?』
ある骨董店の店主がタクトを呼び止めた。
店主『兄ちゃん見ない顔だね。旅人さんかい?』
タクト『あ、あぁそんな所だ。』
店主『そうかそうか。ちょっと見て行かないかい?色んな代物が揃ってるぞ?』
タクト『ほうほう。結構歴史的な物が多いなぁ・・・ん?』
その中で、スパークレンスの化石に目が止まった。
タクト『(あれは・・・?)店主、この品って何処で見付けたんだ?』
店主『これか?これはな、3年前に近くの山で見付けたもんでな。でも買う人は誰も居なくてずっとここに並べてるんだ。買ってくれる人が来てくれるまでね。』
タクト『(何か不思議な力を感じる。)・・・店主、これ、俺に売ってくれ。』
店主『本当かい!?毎度あり!』
代金を払い、スパークレンスの化石を買った。因みに金は、今まで盗賊退治の報酬として手に入れた報酬金。
店主『また何時でもおいでな〜!』
そして今に至る。
タクト「まあ考えるのは後だ。まずはこの森を抜けねえとな。」
"ヒュン"
タクト「ん?」
突然森の右から何かの気配を感じた。
タクト「何かあるのか?」
右の方へ進んで行く。
しばらく進むと。
タクト「ん?」
???「助けて〜〜!」
壁に埋められてる女が。
タクト(・・・壁から尻が生えてる・・・)
???「ん!?人の気配!そこの人!助けて下さ〜い!」
タクト「ま、待ってろ。今抜いてやるから。せーのっ!」
強く引っ張って、女を助けた。
???「痛たたた・・・」
タクト「大丈夫か?」
助けた女に手を差し伸べ、女はタクトの手を握って立ち上がった。
???「助けてくれてありがとう。私はグレア。あなたは?」
タクト「俺はタクト。タクト=クリスティだ。それでグレアとやら。何であの壁に埋められてたんだ?見た所、蝶々みたいな衣装を着ているが・・・」
グレア「私ね、蝶々の精霊なの。」
タクト「へぇ〜精霊か。あの2人と同じか。」
グレア「あの2人って?」
タクト「実は以前に3人の仲間と旅した事があって、その3人に2人の精霊が憑いていたんだ。」
グレア「へぇ〜!私と同じなのかな?」
タクト「それは分からん。それでグレア、何で壁に埋まってたんだ?」
グレア「向こうにある石像を目指そうととしたんだけど、実体化の魔法使っちゃって・・・テヘ☆」
タクト「随分なうっかり屋さんだな・・・ん?石像?その石像って何だ?」
グレア「何でも、大昔から存在する戦士の石像って噂だよ。」
タクト「戦士の石像・・・ちょっと俺も見てみたい。興味が湧いた。」
グレア「そうなの?なら一緒に行こ?」
タクト「あぁ。」
2人は戦士の石像を目指して森の奥深くへ行く。
森の奥深く。
タクト「まだなのか・・・?」
グレア「この辺りにあるって噂なんだけど・・・」
???「な、何なのアンタ達!」
タクト・グレア「ん?」
奥を見ると・・・
6人の少女が盗賊達に襲われていた。
盗賊A「嬢ちゃん達、ここで何してんだい?」
少女A「何って・・・アンタ達に関係あるの?」
盗賊A「関係あるさ。嬢ちゃん達も石像に興味あるんだろ?」
少女A「盗み聞きとか最低ね・・・」
盗賊B「何とでも言え!命が欲しけりゃ俺達に石像を譲ってくれないか?」
少女B「何の為にだ?」
盗賊C「もしかしたら、その石像は高く金になるらしいぞ。」
少女C「お金にするとか・・・卑劣ですね・・・」
盗賊D「黙れ!さぁどうする?」
少女D「クッ・・・!」
タクト「卑劣にも程があるな。」
そこにタクトが乱入した。
盗賊A「アァ?何だテメェ!」
タクト「俺?石像に興味がある者だけど。」
盗賊A「ハッ!石像は俺達のモンだ!興味があるって言うなら俺達がぶっ殺してやるよ!」
タクト「そうか・・・なら!!」
横にある木に勢い良くキックした。すると大量の落ち葉が盗賊達に落ちた。
盗賊達「ギャアアアアーーーー!!!」
タクト「その落ち葉は濡れてるから、かなり重量があるぞ。アンタ達、ここから逃げるぞ。」
少女A「え?あ、うん!」
急いでその場から逃げ出した。
タクト「・・・ここまで来れば大丈夫だろう。」
少女D「えっと・・・あなたは?」
タクト「そうだ、自己紹介がまだだったな。俺はタクト=クリスティ。ただの歴史好きの風来坊かな?」
フェオン「助かったわタクト。私はフェオン。こっちは妹のイザベラ。」
イザベラ「ありがとうございます。」
エミリー「私はエミリーだ。」
ヒナ「ヒナです。」
レア「私はレアだ!」
アンナ「アンナです。助けてくれてありがとうございます。」
グレア「私はグレア!タクトの仲間で精霊だよ!」
イザベラ「精霊さん!?可愛い〜!」
グレア「え?エヘヘへ。照れちゃうよぉ〜。」
タクト「アンタ達、俺と同じく石像を探してるのか?」
フェオン「そうなのよ。この辺りのはずなんだけど・・・」
ヒナ「ん?」
エミリー「どうした?ヒナ。」
ヒナ「彼処から気配を感じます!」
フェオン「え?」
気配がした方を見ると、ピラミッド型の神殿があった。
タクト「ピラミッド?いや、神殿か?」
フェオン「何かあるかも知れないわね。行ってみよう!」
8人はその神殿へ向かう。
???(タクト・・・タクト・・・)
タクト(え?)
彼の頭に、謎の声が聞こえた。
神殿前に着いた。
フェオン「入口は?」
イザベラ「何処にもない・・・」
タクト「・・・まさか。」
ゆっくりと神殿に触れると、すり抜けた。
タクト「!」
そのまま神殿へ入って行った。
レア「タクト!?」
グレア「入っちゃった!?」
彼女達も恐る恐る神殿へ入って行った。
神殿内。
ヒナ「タクトさん?」
タクト「・・・」
彼はある物を見詰めてる。
フェオン「あれって・・・!!」
そこにあったのは・・・
ウルトラマンティガの石像だった。
タクト(ウルトラマンティガの石像・・・何でこの世界に・・・!?)
エミリー「あれが戦士の石像・・・」
ヒナ「エミリーちゃん、遂に見付けましたね!」
レア「噂の石像だ!」
ティガの石像にタクトが触れると、何かを感じた。
タクト(これは・・・)
彼が知らない間に、内ポケットに仕舞ってるスパークレンスの化石が微かに光った。
盗賊A「ほう?あれが戦士の石像かぁ。」
落ち葉に埋もれていた盗賊達が追い付いて来た。
フェオン「アンタ達!?」
盗賊A「貴様!よくもやってくれたな!!その石像を渡せ!!じゃないとぶっ殺すぞ!!!」
タクト「・・・」
盗賊B「アアアアアーーー!!!!」
突然盗賊の1人が炎に包まれてしまった。
盗賊A「な、何だ!!おい!大丈夫か!?」
盗賊C「あ、兄貴!あれ!あれ!」
そこに現れたのは・・・
ドラゴンの災害級だった。
盗賊A「ド、ドラゴンの災害級だと!?」
盗賊D「た、助けてくれーーーーー!!」
更に1人の盗賊が、巨大な鳥に捕まれてしまっていた。
盗賊A「た、鷹の災害級!?」
盗賊D「ウワアアアアアーーーーー!!!!」
上空から放り投げられた盗賊が、木の天辺に串刺しにされた。
盗賊C「こ・・・この野郎!!!」
盗賊A「よくも!!!」
ドラゴン『ーーーーーーー!!!!!』
災害級が炎を吐き、森を焼き始めた。
盗賊達「アアアアアーーー!!!」
その炎に盗賊達が巻き込まれ、燃やされた。
森があっと言う間に焼き尽くされてしまった。
グレア「危機一髪だったね・・・」
フェオン「な、何なのよ一体・・・!?」
アンナ「災害級が居るなんて・・・!」
8人はグレアが張った魔力障壁のお陰で助かった。
エミリー「森が・・・」
タクト「このままじゃマズい・・・!!」
鷹『ーーーーーー!!!』
ドラゴン『ーーーーーーー!!!』
2つの災害級がティガの石像に向けて猛ダッシュした。
タクト「ッ!!止めろーーーー!!!」
咄嗟の判断でタクトが災害級ドラゴンの顔に飛び蹴りした。
フェオン「タクト!!」
鷹『ーーーーーー!!!!』
タクト「なっ!?」
後ろから鷹の災害級に掴まれた。
イザベラ「タクトさん!!」
グレア「タクト!!」
この森は断崖絶壁の上にあり、タクトは鷹の災害級に掴まれて外へ。
鷹『ーーーーーー!!!!』
タクト「止めろ!!!」
そのまま断崖絶壁へ放り投げられてしまった。
タクト「クッ!!このままじゃ!!」
???(タクト・・・受け取って・・・)
タクト「あの声・・・!?」
その時、タクトの身体が眩しい光に包まれた。
タクト「これは!?・・・っ!!」
ジャケットからスパークレンスの化石を取り出すと、化石から本物のスパークレンスへ変わった。
タクト「ティガの石像と共鳴したのか・・・!!」
???(スパークレンスの光を開放して・・・)
タクト「スパークレンス・・・よし!!」
スパークレンスの光を解放させた。すると光となったタクトが急上昇した。
フェオン・レア「ヤアアアァァァァ!!!」
上では、フェオン達が災害級ドラゴンと戦っていた。だが、ドラゴンが翼を羽ばたかせた。
フェオン・イザベラ・エミリー・アンナ「キャアアアアアア!!」
レア「おわああああ!!!」
吹き飛ばされた3人が壁に激突した。
ヒナ「エミリーちゃん!!フェオンさん!!イザベラちゃん!!」
グレア「レア!!アンナ!!」
そんな中、ティガの額のクリスタルが密かに光っていた。
ドラゴン『ーーーーーー。』
石像を壊そうとするドラゴンが足を下ろした。だが、ティガの両腕がクロスしてドラゴンの足を防いだ。
ドラゴン『ーーーーーー?』
そして、次の瞬間・・・
ティガ「タッ!!」
ドラゴン『ーーーーーー!!』
両腕で押し上げられたドラゴンがバランスを崩して倒れ、ウルトラマンティガが蘇った。
ヒナ「戦士が!戦士が蘇りました!!」
エミリー「でも、どうやって!?」
断崖絶壁から転落しようとする危機一髪の瞬間、タクトの身体は光となってティガの体内に溢れた。タクトの生命を得る事で、ティガは永き眠りから目覚めたのである。
ティガ「ハァッ!!」
ジャンプしてドラゴンの頭部にチョップし、そのまま回転して首元にチョップした。怯んでる隙に首元に膝蹴りをした。
鷹『ーーーーーーー!!!』
後ろから鷹の災害級が迫って来るが、ティガがマルチキックで退けた。
ドラゴン『ーーーーーーーー!!!』
激怒した災害級ドラゴンが口に炎を集める。
ティガ「ハァッ!!」
それを見たティガがドラゴンの口を閉じた。
鷹『ーーーーーーー!!』
その隙に鷹の災害級が翼を広げて飛翔し、ティガの背中に体当たりした。
ティガ「アァッ!!」
体当たりされたティガが地面に倒れた。
ドラゴン『ーーーーーー!!』
災害級ドラゴンが口から火炎放射を吐いた。ティガが火炎放射を側転して避けた。
鷹『ーーーーーーー!!!』
突進して来る鷹の災害級を受け止めた。災害級ドラゴンがティガの後ろに火炎放射を吐いた。
ティガ「ウワアアア!!!」
鷹『ーーーーーー!!!』
火炎放射を受けたティガが右翼で殴り飛ばした。
ティガ「アァッ!!」
2対1となる状況。するとティガの額のティガクリスタルが赤く光った。ティガクリスタルの前で両腕をクロスする。
ティガ「ーーーーーハァ!!」
両腕を下ろすと、ティガがマルチタイプから赤色のパワータイプへタイプチェンジした。
ドラゴン『ーーーーーー!!!』
鷹『ーーーーーーー!!!』
災害級ドラゴンの火炎放射と鷹の災害級の風起こしをウルトラシールドで防いだ。
ティガ「タァッ!!」
走り出し、災害級ドラゴンの胴体にタックルした。そしてそのまま災害級ドラゴンの首を両腕で掴んで締め上げた。
ドラゴン『ーーーーーーー!!!』
首を締め上げられた災害級ドラゴンが苦しむ。
ティガ「タァッ!!」
そのまま災害級ドラゴンの頭部を掴んで背負い投げ。
鷹『ーーーーーーー!!!』
走って来る鷹の災害級をパワーキックで攻撃しようとしたが、鷹の災害級が飛翔した。
ティガ「ッ!!」
その隙にドラゴンの災害級が逃げ出した。ティガが追おうとしたが、鷹の災害級が風起こしで怯ませた。
ティガ「ウワァッ!!」
胸のカラータイマーが赤く点滅し始めた。すると再びティガクリスタルに異変が。今度は紫色に光った。両腕をクロスして、紫色のスカイタイプへタイプチェンジし、高速ジャンプで鷹の災害級の顔面にスカイキック。
鷹『ーーーーーーー!!!』
スカイキックを受けた鷹の災害級が墜ち、ティガが着地した。
鷹『ーーーーー・・・!!!』
怯んでる隙に、両腕を胸の前で交差させ、瞬時に左右に伸ばしてから上にあげてエネルギーを集める。
ティガ「タァッ!!」
右腕を突き出して放つランバルト光弾で、鷹の災害級を撃破した。
ティガ「タァッ!!」
空の彼方へ飛び去った。
フェオン「す・・・凄い・・・!」
グレア「これが戦士の力・・・!」
イザベラ「あ!お姉ちゃん!タクトさんは!?」
フェオン「そうだった!タクト!!」
エミリー「返事してくれー!」
ヒナ「タクトさーーん!!」
レア「タクトーーーー!!」
アンナ「何処に居るんですかーーー!!」
タクト「・・・っ!」
崖からタクトが登って来た。
グレア「タクト!!!」
フェオン「タクト!!」
崖からタクトを引き揚げた。
タクト「心配させてすまなかったな。」
フェオン「まさかここまで登って来たの?」
タクト「あぁ。俺身体能力高いからな。」
その後。
フェオン「色々と巻き込んじゃって悪かったね。」
タクト「いや、何だかんだで一件落着して良かったよ。」
フェオン「ねぇタクト、グレア。もし良かったら一緒に旅しないかしら?」
タクト・グレア「え?」
フェオン「私達は旅するハンターで、見ての通り女の子だけなんだけど。もしまた危険な事に絡まれたら助けてくれるかなって。」
レア「お前達が居ると楽しめそうだし!」
タクト「・・・」
グレア「良いね!私賛成!タクトは?」
タクト「・・・良いぞ。仲間に入れてくれるなんて嬉しいな。」
イザベラ「宜しくお願いします。タクトさん。グレアさん。」
エミリー「宜しく頼むぞ。2人共。」
タクト「此方こそ。」
ヒナ「それでは皆さん、タクトさんとグレアさんが仲間に入った事で、旅を続けましょう!」
こうして彼等は、長い旅を歩み始めた。
タクト(まさか俺が、ティガになれるなんて。)
ジャケットの内ポケットに隠してあるスパークレンスを見る。
そして3年後。
タクト「・・・・」
???「タクト?」
タクト「・・・・」
???「タクト!」
タクト「ん?あぁ、何だシン?」
シン「何って、何上の空状態になってんだよ。」
タクト「悪い悪い。今までの旅の思い出がフラッシュバックしててな。フェオン達の思い出と。」
一緒に居る男は『シン=ウォルフォード』。今タクトはアールスハイド王国に来ている。
この街は王城を中心に区画分けされている。王城、貴族や豪商達の区画、平民達の区画と3つに分けてある。マーリン達の家は丁度貴族・豪商と平民達の区画の間辺りにある。
シン「それだけ良い思い出だったんだろう。」
タクト「まぁな。さて、観光再開するか。」
シン「あぁ。」
観光を再開。
シン「ん?」
タクト「何?」
シン「何か行列がある。」
ぞろぞろ並んでる行列を発見。
タクト「劇場があるな。」
シン「あの、これ何の列ですか?」
平民「舞台さ!賢者マーリンと導師メリダの物語!」
シン「ええ〜〜〜〜〜!?」
タクト「ワオ。」
シン(ぶ・・・舞台までなってんのかよ・・・!!どんだけリスペクトされてんだ?祖父ちゃんも祖母ちゃんも・・・)
観光再開。
シン「祖父ちゃんも祖母ちゃんもリスペクトされ過ぎだろ・・・」
タクト「流石賢者様と導師様だぜ。お2人の活躍が舞台化されるなんて。」
シン「嬉しいのか、嬉しくないのか・・・」
タクト「自慢の祖父母持ってるんだぞ?もっと誇らしくしろ。」
シン「そう言われてもなぁ〜・・・」
マーリンとメリダは、嘗てアールスハイド王国に出現した魔人を討伐した英雄として讃えられている。その孫こそ、そこに居るシン=ウォルフォードである。
するとその道中。
タクト・シン「ん?」
???「イヤ!!止めて下さい!!」
???「あんた達、好い加減にしなさいよ!!」
3人の男達に絡まれてる2人の少女を発見した。
男A「おぉコワ。そんな怒んなよぉ。一緒に遊ぼうって言ってるだけじゃん。」
男B「いい事教えてやっからさぁ。気持ちい〜い事をよ。」
路地で2人の少女が3人のチンピラ達にナンパされていた。
シン(おおぉ!この世界にもこんなテンプレな展開が・・・凄ぇ。)
タクト(困ったナンパが居るな。)
男C「いいから来いっつってんだよ!!」
強引に連れて行こうとする。
???「きゃあっ!!誰か!!」
周りは見て見ぬ振りをするばかり。
タクト「シンどうする?俺は行くが。」
シン「俺も行くよ。困ってる所を助けないとな。」
タクト「じゃあ行くか。」
2人は少女達の助けに行った。
シン「あーーー、そこのお嬢さん方、お困りですか?」
タクト「困り事があったら思いっ切り叫んでくれ。」
チンピラ達はタクトとシンを睨む。
???「はい!!超お困りです!!」
シン(どんな返事だよ。)
タクト(良い返事だ。)
男B「何だぁガキ共!!何か用か!!正義の味方気取りかあぁ!?俺らは何時も魔物狩って此奴らを守ってやってんだ!!正義の味方は寧ろ俺らの方だろ!!」
男達「ひゃっはっはっはっはっは!!!」
シン「お兄さん達、魔物を狩るのは正義の味方かも知れないけど、女の子まで狩っちゃったら悪人だよ?」
タクト「少しは理解しろ。」
この言葉を聞いた男達がブチンと切れた。
男B「んだとガキゴルァ!!死ねや!!!」
殴ろうとしたが。
シン(えぇ〜〜〜何これ・・・!!遅!!)
殴り掛かろうとする男の腕をシンが掴んで、そのまま地面に叩き落とした。
シン(あれ!?受け身取らないの!?タクト、これって死んでないよね?)
タクト(かなり筋肉があるから死んでねえだろ。見ろ。腹抱えて痛んでる。)
男B「ぐおぉぉぉ・・・!!」
シン(なら安心だね。)
男A「て・・・てめぇ!!」
タクト「ハァッ!」
襲って来る男Aの攻撃を避け続ける。
男A「この野郎!!調子に乗んじゃねえ!!」
激怒して剣を握って斬り掛かる。
タクト「よっと。」
しかしタクトが回し蹴りで男Aを倒す。
男A「いってぇ・・・!!」
タクト「これ以上止めろ。」
男C「く・・・この野郎!!」
ナイフを持ってタクトを刺そうとするが。
タクト「ほいっ。」
ジャンプして、ナイフの刃の上に着地した。
男C「う・・・嘘ーん・・・!?」
タクト「あらよっと!」
腹キックして倒し、男達を見事に成敗した。
タクト「テメェ等、女の子と遊ぶ暇があったら魔物でも狩って来いやゴルァ!!!」
男達「ひえええええええ!!!ごめんなさーーーい!!!」
恐怖心が舞い上がった男達が一目散に逃げ出した。
タクト「あ〜終わった終わった。」
シン「ミッシェルさんの修行に比べれば、遊びみてーなレベルだな。)大丈夫?怪我してない?」
???「あ、はい平気です!あなた達こそ大丈夫!?」
タクト「何が?」
???「だって彼奴ら、剣まで抜いて・・・しかもナイフの刃の上に乗るなんて・・・」
シン「(へー、結構可愛い子だったんだ・・・)平気だよ。」
タクト「俺の結構軽量だから。」
???「え、結構鋭いと思ったんですけど・・・」
シン「・・・・・っ!!」
するとシンに雷が落ちた。何故なら・・・
可憐な青髪の少女に見惚れてしまったからだった。
???「どうかしましたか?」
シン(か・・・可愛過ぎる・・・!!)
田所陽向
橘龍丸
入学試験日。シンは圧倒的な力の差により、首席で入学する事となった。楽しい学院生活にあの男が押し寄せた。