ウルトラマンティガ THE ULTIMATE MAGICIANS 作:naogran
エルスティア皇国が復興してから3日後。城下町は多くの人々で賑わっていた。その中に、タクトとヒナが歩いていた。
タクト「賑やかに戻って良かった。あの時の震災直後は色々大変だったけど。」
ヒナ「はい。でもこうして楽しく過ごせてますし。」
2人は今、今後の為の食糧の買い出しに出掛けていた。
ヒナ「そう言えば、今週はいよいよお祭りが始まりますね。」
タクト「あぁ。フェオンが暴食する未来が見えるな。」
ヒナ「またお金が減っちゃいそうですね。」
タクト「自重してくれれば良いんだが。ん?」
そこに、1人の男と手を繋いでる傷だらけの女の子が通り過ぎた。
タクト「・・・・」
ヒナ「どうかしましたか?」
タクト「ヒナ。この国って奴隷居たっけ?」
ヒナ「奴隷ですか?いえ、この国で奴隷は見た事ないです。」
タクト「最近になって増えたのか?」
ヒナ「あ、タクトさん。彼処。」
タクト「ん?」
前を見ると、傷だらけの少女達が立っていた。その横に商人の男が立っている。
奴隷商人「さぁさぁ皆さん。見て行ってはどうですか?この娘達を1週間借りて服従させるレンタル奴隷は如何ですか?」
タクト「レンタル奴隷・・・初めて聞くな。」
ヒナ「1週間の期間であの娘達を借りれるって事ですか。」
タクト「・・・・」
ヒナ「どうかしました?タクトさん。」
タクト「何か、ちょっと違和感を感じる。」
ヒナ「違和感ですか?私は感じませんけど。」
タクト「・・・気のせいかもな。ちょっと寄ってみよう。」
2人は、そのレンタル奴隷に寄ってみた。
商人「お。やぁやぁそこのお2人方。どうですか?1週間借りれるレンタル奴隷。お2人も試してみては如何ですか?」
そう言われたタクトが、奴隷少女達を凝視する。
タクト(身体中が傷や痣だらけで痩せボソってる。服と髪がボロボロで首枷。でも、何か違和感を感じる・・・けどそれが何なのか・・・それに・・・)
ジロリと商人と助手を見る。
商人「どうかされましたか?」
タクト「え?いや、何でもない。」
商人「お2人はどの娘にしますか?どの娘も良い娘達ですよ?」
助手「お気に入りは居りますかな?」
タクト「・・・ん?」
そんな中、タクトが赤髪の少女に目を惹かれた。
赤髪の少女「・・・・」
タクト「手首に名前が書かれてるな。えっと・・・アグリ・・・商人。あの赤髪の娘を借りたい。」
商人「おぉ!ありがとうございます!では手続きをお願いしますね。おい。その娘をお2人に渡せ。」
助手「はい。」
手続きをし、赤髪の少女を借りる。
ホテルに戻った。
タクト「ただいま。」
フェオン「お帰り〜。・・・ん?」
イザベラ「え?タクトさん、どうしたんですか!?」
エミリー「ヒナ!何だその娘!?」
ヒナ「いえ、あの実は・・・」
タクト「実はだな・・・」
さっきまでの経緯を話した。
フェオン「レンタル奴隷?」
タクト「自分が気に入った娘を1週間の期間で借りれる商売らしいんだ。」
グレア「レンタルかぁ・・・でも奴隷をレンタルするって商売初めて聞いた。」
タクト「商人が言うには、1週間以上も借りる人が居るって。」
レア「余程人気があるんだな。」
アンナ「それで、このアグリちゃんどうします?借りて何もさせない訳にも・・・」
タクト「何かさせるんじゃなく、してあげるんだ。奴隷にされたなんて可哀想だ。ヒナ、アグリをまず風呂で綺麗にしてやってくれ。全身ボロボロで傷や痣だらけ。風呂から上がったら傷と痣の手当てだ。」
ヒナ「分かりました。アグリちゃん、お風呂へ行きましょ。」
風呂へ連れて行こうとしたが、アグリが嫌がる。
ヒナ「どうしたんですか?」
アグリ「・・・・・」
身体中が震えてる。何かに怯えてるように。
エミリー「どうしたんだ?風呂へ入れないのか?」
フェオン「きっと何かトラウマがあるんじゃないかしら?」
イザベラ「もしかしたら、ご両親から虐待を受けてたとか・・・」
レア「何だよそれ!酷い親だなぁ!」
タクト「・・・じゃあこれ使ってくれ。」
異空間収納から、タオルを出した。それを水に浸して濡れタオルにした。
タクト「これで顔と腕だけでも拭いてくれ。」
ヒナ「はい。」
濡れタオルで、アグリの汚れた顔と腕を拭いてあげた。
ヒナ「出来ましたよ。」
傷と痣は残っているものの、顔と腕が綺麗になった。
フェオン「よし。それじゃあご飯にしましょうか。ヒナ、手伝って。」
ヒナ「はい。」
タクト「アグリ。君はどうして奴隷になったんだ?親御さんから虐待を受けて売られたのか?」
アグリ「・・・・・」
その事については、何も言わない。
グレア「どうしたの?やっぱりトラウマで言えないの?」
タクト「グレア。あんまり言ってやるな。この娘にも事情はあるんだろうし。」
アンナ「そうですよ。アグリちゃん、こんなに可愛いのに。」
タクト「おいアンナ。どさくさに紛れて芽生えんな。」
アンナ「えぇ〜?」
レア「あはは。お前は本当子供好きだなぁ。」
夕食が出来た。
アグリ「・・・・」
躊躇いもせずに晩飯を食べまくる。
フェオン「食欲旺盛ね。」
エミリー「余程ご飯が食べられなかったんだろうな。」
タクト(・・・いや、初めて美味い飯を食べた子なら、涙を流して頬張ってるはず。けどこの子、普通の人間と同じ表情で飯を食べてる。どう言う事なんだ・・・?)
夕食後。ヒナがアグリを詳しく調べる。
タクト「どうだ?」
ヒナ「・・・暴行を受けた痕跡はありません。」
タクト「え?」
フェオン「ど、どう言う事なの?これだけの傷や痣があるのに暴行を受けた痕跡がないって・・・」
その夜。皆が寝静まる(アンナはアグリと添い寝)中、タクトは寝ながらアグリに対する疑問を抱いている。
タクト(あの子、本当に虐待されて捨てられた子なのか?他の奴隷の娘達も同じ感じだし。絶対何か秘密があるはずだ。)
そして、夜の誰も居ない廃城の中。
???「フフフフ。今日もまた収穫が出来たぞ。」
謎の人物が見てるのは、傷や痣だらけの少女達だった。
???「1週間借りれると言ったけど、期間を延長してくれる人が居ると儲かるなぁ。フフフフフ。」
翌日。
タクト「・・・」
例の場所へ行くと、商人がまたレンタル奴隷の商売をしている。
タクト(見た事のない少女達が居るな。この国で虐待事件や暴行事件が起きたのか?でもその報せは来てなかったな。)
町中を歩いていると。
タクト「ん?」
掲示板に、迷子探しの張り紙があった。
タクト「あれ?この子って・・・」
それは、昨日タクトがレンタルしたアグリと酷似した子だった。
タクト「ん?」
その横で、2人の人物が何かを貼っていた。
タクト「あの。」
2人の人物「?」
タクト「何を貼ってるんだ?ん?」
それは、さっきタクトが見たアグリと酷似した子の張り紙だった。
タクト「え?アンタ達、この子の親か?」
母親「え?メイリーを・・・メイリーを知ってるんですか!?」
父親「メイリーは何処ですか!?」
タクト「え?メイリー?」
彼女の両親をホテルへ連れて、フェオン達に事情を説明した。
フェオン「それで、お2人はあの子のご両親。」
ダニエル「はい。メイリーの父のダニエルと申します。」
マリ「母のマリです。」
イザベラ「アグリちゃんは暴行や虐待を受けて奴隷として売られたんじゃ・・・」
ダニエル「そんな事はありません!あの子は素直でとても良い子で、我が家の癒しです・・・」
マリ「それが突然1週間前に行方不明になって・・・」
グレア「1週間前から!?」
アンナ「そんな最近に・・・」
そこにアグリが顔を出した。
ダニエル「メイリー!」
マリ「良かった・・・!探したのよ・・・!」
するとアグリが、2人を見ると突然。
アグリ「・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・!!」
過呼吸をし始めた。
ダニエル「ど、どうしたんだ・・・?」
マリ「メイリー・・・?」
アグリ「・・・・イヤアアアアアア!!!!」
今度は断末魔のような悲鳴を荒げた。
タクト「・・・!?」
フェオン「ど、どうしたの一体!?」
イザベラ「メイリーちゃん!!」
アグリ「アアアアア!・・・」
悲鳴を荒げた直後、アグリが倒れて意識を失った。
ダニエル・マリ「メイリー!!」
レア「す、凄かったな彼奴・・・!」
ヒナ「一体何が・・・!?」
タクト「・・・ダニエルさん。メイリーの張り紙見せてくれるか?」
ダニエル「あ、あぁ。」
メイリーの張り紙を見る。
タクト「・・・」
今度は商人に渡されたアグリの写真と見比べる。
グレア「どうしたのタクト?メイリーの張り紙をジッと見て。」
タクト「・・・やはりな。」
フェオン「やはりって何?」
タクト「この子、奴隷前と奴隷後の目の色が違う。」
アンナ「目の色?」
タクト「見ろ。」
2つの写真を見せる。
イザベラ「・・・確かに目の色が赤から緑色になってますね。」
レア「でもそれが何なんだ?」
タクト「催眠術だ。」
レア「催眠術?」
タクト「この緑色の目は、催眠術を掛けられてる証拠だ。恐らく何者かが、メイリーに催眠術を掛け、親元に帰させないようにしてるかも。さっきの断末魔。あれは多分、親が悪魔と見間違えたんだろう。」
ダニエル「そんな・・・」
エミリー「となると犯人は・・・あの商人に違いないな。」
レア「よし!そうと決まれば早速突撃だ!」
タクト「待てレア!」
レア「何だよタクト!何で止める!」
タクト「俺は何者かってしか言ってねえぞ。まだ誰が犯人か分からない。それとエミリー。犯人は商人だなんて、根拠もなくそう決め付けるのは早計だ。」
エミリー「うっ・・・すまない。」
フェオン「ならどうするの?」
タクト「安心しろ。目星は既に付いてる。」
その夜。廃城で謎の人物が新たな奴隷達を見てウキウキしてる。すると部屋に明かりが点いた。
???「ッ!?」
タクト「随分と楽しそうだな。」
???「!?」
そこにタクト達が居た。
タクト「このレンタル奴隷の犯人はお前だったみたいだな。」
「助手さんよ。」
助手「・・・」
タクト「にしてもまさか、この商人が知らない間に裏でこんな事やってたとはな。」
商人「お前・・・これはどう言う事なんだ!?」
助手「どう言う事って、見れば分かるだろ?こうやって普通の小娘達を集めて催眠術で親に捨てられて奴隷にされたって暗示を与えたんだ。そうすれば小娘達が沢山売れて簡単に大儲け。」
商人「この子達は・・・親に捨てられた子達じゃなかったのかよ!?」
助手「この国は治安が良すぎて、捨て子なんて居なかった。だから攫って無理矢理奴隷にさせたんだ。他の国へ行こうだなんて、そんなの面倒臭いだろ?」
商人「面倒臭いって・・・!?」
タクト「なぁアンタ。あの娘達の傷や痣はどうやって作ったんだ?暴行の痕跡すらなかったが。」
助手「簡単だよ。俺が作った特殊メイクさ。あれはお湯で簡単に剥がせる。勿論そうさせないように暗示しておいたのさ。」
フェオン「だからお風呂に入るのを嫌がったのね。」
イザベラ「でも何でこんな事をするんですか!あの子達に罪なんて・・・」
助手「黙れ!!!」
イザベラ「・・・!!」
助手「所詮ガキは大人の言いなりの道具にしか過ぎん。子供をレンタルで売り捌けば大儲けし、何れこの国の貴族になれる夢を実現出来るんだぞ!!しかしお前は・・・王になる夢を否定して、稼いだ金を誰かの為に使いたいだと・・・!?そんなの俺が許せると思うのか!!!!!」
突然助手の男の目が真っ赤に染まった。
エミリー「魔人!?」
タクト「ッ!!」
魔人「マアイイ・・・オレトオナジミチヲススマナイナラ・・・ココデシネエエエエエ!!!」
右手から赤い炎を飛ばした。
商人「っ!!」
フェオン「ハァッ!!」
大剣を握ったフェオンが、大剣を振り下ろして炎を斬った。
フェオン「それだけの理由で子供達を攫ってるんじゃないよ!!」
エミリー「お前のやってる事はクズの所業だ!!」
魔人「・・・ア〜ア。ドイツモコイツモオレヲコケニシヤガッテ。オレノキモチガワカルワケネェヨナァーーーーー!!!」
両手から剣を生成して握った。
タクト「アンタ、逃げろ。」
商人「あ、あぁ!」
イザベラ「えい!!」
蔦の魔法で魔人を縛る。
エミリー・レア「ヤアアァァァァ!!」
太刀と旋刃盤を縦横無尽に振る。
魔人「グオオオアアアアア!!!」
アンナ「タァッ!!!」
クロスボウを連射し、魔人の両手に突き刺した。
魔人「コンナンデタオセルトオモウノカーーーー!!!!」
魔力を暴走させ、廃城を崩壊した。
崩壊された廃城の跡地。フェオン達は倒れ、タクトは着地してる。
魔人「ハハハハハハ・・・・」
更にあれだけの攻撃の傷跡も回復し、アンナのクロスボウの矢も消滅した。
フェオン「そんな・・・!」
イザベラ「私達の攻撃が・・・!」
商人「み、皆・・・!」
既に退避していた商人が見守ってる。
タクト「ッ!」
その場から離れて、壁の裏に隠れる。
タクト「俺が奴を止める!」
スパークレンスを掲げて光を解放し、ウルトラマンティガへ変身した。
魔人「!?」
ティガ「タァッ!!」
魔人「・・・・・」
両者が互いを睨み合う。
ティガ「ッ!!」
走り出した瞬間魔人が。
魔人「アァッ!!」
ティガ「ハァッ!」
氷を投げたが、ティガがジャンプで避けた。
ティガ「タァッ!!」
魔人の後ろからティガがドロップキックを与えた。
ティガ「・・・」
魔人「ヴオオオオ!!!」
足元にある廃城の瓦礫を蹴り飛ばした。
ティガ「タァッ!!」
だがその瓦礫をマルチチョップで砕いた。
魔人「キサマアアアアア!!!」
怒りが上昇する魔人がティガに迫って攻撃するが、ティガは避ける。
ティガ「ハァッ!!」
隙を見て魔人の腹部にマルチパンチ。
魔人「ダァッ!!」
ティガ「ウッ!!」
しかし腹部にキックを受けた。
フェオン達はヒナの回復魔法を浴びながらティガと魔人の戦いを見守る。
ティガ「ハァッ!!」
魔人の首を掴み、背中にマルチチョップとエルボーを打ち込み。
ティガ「タァッ!!」
マルチキックで魔人の顔を蹴り上げた。
ティガ「タァッ!!」
更に回転キックで魔人を蹴り飛ばした。
ティガ「ハァッ!!」
俯せに倒れた魔人の背中に乗って、マルチパンチを何度も背中に叩き込み、魔人の首を引っ張る。
ティガ「アァッ!!」
だが何かの衝撃でティガが突き飛ばされた。
ティガ「・・・ッ!?」
それは、魔人の背中から無数の触手が生えていたのだ。
フェオン「嘘!?」
ティガ「ッ!!」
触手を動かす魔人がティガに迫る。
魔人「ガァッ!!!」
両手から氷を投げた。
ティガ「タァッ!!」
しかしティガが宙返りで避け、氷はティガの後ろの木に命中して木が凍結された。
魔人「ハァッ!!」
ティガ「アァッ!!」
宙返りで避けたティガに触手が激突し、ティガが倒れた。
カラータイマーが点滅を始めた。
ティガ「ッ!!」
立とうとしたが、魔人が触手でティガの足を掴んだ。
ティガ「タッ!!」
両足を掴まれたティガは身動き出来ない。魔人が右手から巨大な炎を生成した。
魔人「コレデシネエエ!!」
ティガ「ッ!!」
魔人「ハァッ!!」
ティガ「タァッ!!」
しかしティガが触手が緩んだ隙を見て前に転がり、魔人の炎が誤って触手を燃やしてしまった。
魔人「ガアアアアアアア!!!」
ティガ「フッ!!」
魔人「キサマアアアア!!!!」
激昂した魔人が触手をティガに飛ばすが、ティガがそれを掴んだ。
ティガ「ーーーハァッ!!」
左腕で額のティガクリスタルに添えると、パワータイプへタイプチェンジした。
ティガ「ハァッ!!」
そしてそのまま魔人を触手ごと持ち上げてウルトラスウィングで振り回す。
ティガ「タァッ!!!」
振り回して遠くへ投げた。
ティガ「フッ!!」
両腕を左右から上にあげ、胸の前に集めた超高熱のエネルギーを光球にした。
魔人「ガ・・・ガハッ・・・!」
ティガ「タァッ!!」
右手を突き出すして放つデラシウム光流が、魔人に直撃した。
魔人「グアアアアアアアアアア!!!!!」
デラシウム光流を受けた魔人が爆発した。
ティガ「タァ!!」
魔人を倒したティガが空の彼方へ飛んで行った。戦いが終わった直後に夜明けが来た。
その日。商人は奴隷にされた少女達を親の元へ返した。レンタル奴隷で少女達を借りた契約者達は事情を知ってすぐに少女達を親の元へ返した。少女達は催眠術から解放され、親達は自分達の娘との再会に喜んだ。
タクト「これで一件落着かな?」
フェオン「そうね。無事に戻って良かったわ。」
レア「タクト。お前が居なかったらどうなってたんだろうな。」
タクト「怖い事言うなよ。」
商人「あなた方に卑劣極まりない事をしてしまいました・・・心からお詫び申し上げます・・・」
深く頭を下げて謝罪の意を表した。
商人「それと、この金貨は慰謝料として受け取って下さい。」
今までの売上で稼いだ金貨が入った袋を差し出した。
タクト「それで、アンタはこれからどうするんだ?」
商人「裁きを受けに行きます。それが私に出来る唯一の償いです。例え皇帝陛下が罪を赦しても、私のプライドが赦せないでしょう。」
イザベラ「商人さん・・・」
商人「では、私はこれで。」
彼は王城へ向かって裁きを受けに行った。
アンナ「商人さん、どうなるんでしょうか?」
タクト「彼奴は罪を償うと言っていた。罪が消えれば、新しい人生を歩むと信じよう。」
ダニエル「皆さん。」
ヒナ「あ!ダニエルさん!」
メイリー「お兄ちゃん!お姉ちゃん!」
エミリー「お!すっかり元気になったなメイリー!」
マリ「あなた方のお陰で、娘が元に戻れました。何とお礼をしたら・・・」
グレア「そんなそんな。私達は当然の事をしたまでだよ。」
タクト「これからも3人で仲良く幸せな人生を歩んでくれ。」
ダニエル「はい。」
タクト「それと、さっき商人が慰謝料として貰った金貨だ。これを他の家族達に山分けさせようと思ってる。もし良かったら。」
マリ「え?」
その後タクトは、商人から受け取った金貨で奴隷にされた少女達の親達に山分けさせた。
その日の夜。開催されたお祭りに皆が参加した。フェオンはタクトの予想通り屋台の食べ物を暴食した。それは勿論レアも同様。
そして、夜空に無数の花火が満開した。
タクト「やっぱ綺麗だなぁ。花火は。」
グレア「うんうん。幻想的で素敵だよ〜。」
レア「お!そうだ!」
アンナ「何?」
レア「なぁなぁ!あの戦士の名前って何なんだ?」
イザベラ「名前ですか?何なんでしょう・・・」
タクト「その事なんだけど、俺が考えた名前があるんだ。」
イザベラ「どんな名前ですか?」
タクト「ティガ。ウルトラマンティガってどうだ?」
フェオン「ウルトラマンティガ・・・格好良いじゃない!」
火口湖で発見された、火山の少女・メイラン。メイランを追って魔物サラマンダーが現れる。そしてメイランに迫られるエミリーの運命は・・・