ウルトラマンティガ THE ULTIMATE MAGICIANS 作:naogran
エルスティア皇国を発ったタクト達は、次の旅へ向かった。
草原で休憩する。
タクト「そう言や気になってたけど、フェオン達の身に付けてるそのケープコートは何だ?」
フェオン「これ?これはね、私達の故郷のユエリアンで戦士として認められた証なの。」
グレア「へぇ〜。証ねぇ。」
タクト「ユエリアン・・・初めて聞く名前だな。どんな所なんだ?」
フェオン「・・・・・」
タクト「ん?どうしたんだ?」
フェオン「いや、別に・・・」
レア「ん?アンナ、何見てるんだ?」
そんな中、アンナが数枚の写真を見てる。
アンナ「この写真は、写真家の方が撮った物です。」
その写真は、光が差して神秘的に満ち溢れてる森林だった。
イザベラ「まさかこの写真は、彼処の森林で撮られた物なの?」
アンナ「ううん。」
フェオン「凄い森林ねぇ。」
アンナ「写真家の方は数日前、霧の中を歩いていると偶然この場所を見付けて写真を撮ったんです。」
エミリー「それはまさか、エルスティア皇国で噂とされてる秘境なのか?」
アンナ「そうです。この先に樹海があって、そこで遭難した時に偶然。」
レア「と言う事は、その樹海へ行けばこの秘境に行けるって事なのか?」
ヒナ「興味深いですねぇ・・・」
グレア「そんな馬鹿な。」
タクト「いや、ありえるかもな。何らかの拍子で秘境に辿り着くケースは多い。霧の中を歩いて発見する例も多々ある。」
アンナ「これは何か凄い発見になるかも知れませんね。行ってみたいです。」
タクト「けど、行けたとしても如何なる危険があるかも知れねえな。」
休憩を終えて出発した。
その道中。樹海の前に着いた。
フェオン「す、凄く薄気味悪いわね・・・」
タクト「どんな秘境か見てみたいしな。皆、逸れないように気を付けろよ?」
8人が樹海へ入った。
歩いていると、徐々に霧が蔓延し始めた。
イザベラ「凄い霧・・・」
フェオン「皆・・・逸れてない!?逸れてないよね!?」
タクト「フェオン落ち着け。こうして手を繋いで進んでんだから。」
レア「・・・・」
アンナ「ん?レア先輩どうしたの?」
レア「こんな薄気味悪い樹海から、あんな綺麗な秘境へ行けるのは不自然だと思うんだ。」
グレア「確かにそうだね。でもレア。この世界には未知の世界が多くあるんだよ?今後の旅で色々な未知を見て行こうよ。」
レア「だな!」
タクト「ん?霧の向こうに光が。」
遠くに一筋の光があった。
フェオン「で、出口かしら・・・?」
タクト「行ってみよう。」
霧の向こうの光へ進んだ。
光を抜けると、森林が広がっていた。光が差し込んでる。
タクト「おぉぉ・・・」
フェオン「な、何なのここ・・・?」
アンナ「綺麗・・・!」
エミリー「噂の秘境は・・・やっぱりあったんだな。」
イザベラ「ん〜〜!空気が美味しいです!」
ヒナ「本当!木の良い香りもします!」
タクト「ちょっとここで散策して、色々発見してみるか。チームに別れよう。」
秘境を進んでみる。
まずは、タクト・グレア・フェオン・イザベラチーム。
タクト「鳥も飛んでるな。虫も飛んでる。何処に居るんだ?」
グレア「不思議だねぇ〜。」
タクト「何が?」
グレア「どう考えても不思議。私今まで多くの秘境を見て来たけど、こんなに光が溢れる秘境は初めてだよ。」
タクト「グレア。世界は広いってお前言ってただろ?未知な事が沢山あるって。」
グレア「あはは。そうだったね。」
イザベラ「本当に綺麗〜。まるで楽園みたいですね。」
タクト「・・・・・」
グレア「ん?タクトどうしたの?」
タクト「いや、果たしてここが楽園と呼べるのか疑問でな。」
”シュン”
すると、何かが横切った。
タクト「ん?」
フェオン「な、何今の!?」
イザベラ「何かの動物が通りました!」
タクト「・・・」
横切った何かを歩いて追ってみる。
フェオン「ち、ちょっとタクト。無理しないでよ。」
一方エミリー・ヒナ・レア・アンナチーム。
ヒナ「今まで以上に魔力が溢れていますね。」
アンナ「はい。私も感じています。」
レア「魔力も溢れてる秘境だなぁ。」
アンナ「あ!綺麗な花〜。」
咲いてる白い花を発見した。
アンナ「・・・スイレンに似てるけど、違う花かなぁ?」
ヒナ「酷似していますね。」
エミリー「1つ摘んでみるか?」
ヒナ「まぁ!エミリーちゃんからのプレゼント!私感激ですぅ〜!」
エミリー「そ、そう言う意味じゃない!」
レア「あはは。でも本当綺麗だなぁ。アンナ、お前にプレゼントだぞ。」
アンナ「ありがとう!」
一方タクトチームは、地面に落ちてる黒いレンガを拾っていた。
フェオン「これは・・・」
タクト「彼方此方に落ちてるなぁ。」
グレア「何かが破壊された残骸なのかも。」
”シュン”
フェオン「キャーーーー!!!な!何何!?何今の!?」
またもや何かが通り過ぎた。フェオンがイザベラの後ろに隠れてる。
イザベラ「お姉ちゃん苦しいよ!」
タクト「見付けたぜ!!」
通り過ぎた何かをタクトが追う。
フェオン「ちょ!ちょっとタクト!?」
グレア「ねぇタクト、さっきのは何だったの?」
タクト「人影みたいだったな。ん?」
目の前に洞窟があった。
タクト「洞窟だ!」
グレア「ん?皆見て!」
地面に足跡があった。
タクト「ここに逃げ込んだみたいだな。」
洞窟の中へ入る。
フェオン「ち、ちょっとタクト!ここは危ないんじゃない!?ねぇ聞いてる!?聞いてるタクト!?ちょっと!!」
イザベラ「もうタクトさん行っちゃったね。」
グレア「こうなったら行くしかないよフェオン。」
フェオン「もう・・・タクト、後で覚えておきなさいよ!」
一方エミリーチームは。
エミリー「何か変じゃないか?」
レア「変って何がだ?」
エミリー「これだけ鳥の鳴き声がするのに、姿が一切見えないんだ。それに、これだけの自然がありながら、虫1匹も見付からない。」
ヒナ「・・・そう言えば・・・」
するとレアが摘んでくれた花が一瞬で消えてしまった。
エミリー・ヒナ・レア・アンナ「消えた・・・!?」
洞窟へ入ったタクトチーム。
タクト「・・・お!皆行くぞ!」
フェオン「タクト!これは・・・そう!罠よ!罠に違いないよ!」
タクト「本当怖がりだなフェオンは。心配すんなって。」
フェオン「あ、あの小さい人が大きくなって口を大きく開いたらどうするの?」
タクト「んな訳あるかよ。ホラ行くぞ。」
イザベラ「もうタクトさんの冒険心が燃えてますね。」
グレア「凄い強心臓。」
フェオン「ねぇタクト・・・もうこれ以上は・・・止めよう・・・?き、キヤアーーー!!」
わざと転んだ。
イザベラ「お姉ちゃん!?」
タクト「もうフェオン。しっかりしろよ。」
フェオン「だってもうヤバい感じがするんだもん!!」
タクト「本当こう言う系は苦手なんだから。少しは克服したらどうなんだ?」
フェオン「だって・・・お化けは切れないんだもん!!」
タクト「はぁ・・・」
グレア「ん?あ!皆見てこれ!!」
タクト「どうした?・・・これは!!」
洞窟に、正方形の綺麗な柱が無数にあった。
フェオン「・・・この洞窟・・・自然で出来たものじゃなさそうね。」
タクト「あぁ。人為的に作られた柱だ。」
イザベラ「だとしたら、この秘境は嘗て・・・」
グレア「人が住んでいたとか・・・」
一方エミリーチームも。
エミリー「もしかしたらこの秘境は・・・」
ヒナ「えぇ・・・過去に誰かが住んでいた可能性が・・・」
洞窟を歩くタクトチーム。
グレア「ん?何この気配?」
フェオン「ん?ギャアーーーーー!!!!ガクッ・・・」
何かを発見したフェオンが倒れて気絶した。
イザベラ「お姉ちゃん!?どうしたの!?お姉ちゃん!!」
タクト「これは・・・!!」
岩の懐に白骨化した遺体が転がっていた。
グレア「人間の骨・・・?」
タクト「恐らくこの秘境の住人だろう。」
イザベラ「じゃあここは元々・・・」
タクト「ん?待て。」
イザベラ「ん?」
岩の後ろに蠢く何かに恐る恐る触れると。
???「キャア!!」
タクト・グレア・イザベラ「うわああ!?」
飛び出したのは、ネコ耳が生えた少女だった。
???「さ・・・さっきの・・・ッ!!」
ネコ耳の少女は洞窟の奥へ逃げた。
タクト「逃げた。」
???「ハァハァハァ!キャアア!!」
走って逃げるが、躓いて転んだ。
タクト「と思ったら転んだ。」
フェオン「うっ・・・ん・・・?」
気絶していたフェオンが目を覚ました。
イザベラ「あ、お姉ちゃん!良かったぁ・・・」
フェオン「あ、あれ・・・?私さっき何を・・・?」
グレア「ねぇタクト大丈夫?」
フェオン「ん?」
タクト「・・・大丈夫か?」
少女「来ないで!!」
ネコ耳少女が怯える。
少女「うぅ・・・うぅ・・・」
フェオン「何あの子?ネコ耳?」
タクト「・・・ん?」
彼は、少女の腕の血を見た。
タクト「お前、怪我してるのか?」
少女「え・・・?」
フェオン「ねぇタクト、その子大丈夫なの?魔物の一種かもだよ?」
タクト「ほっとける訳あるか。この子の腕怪我してるし。」
右手を伸ばすと。
少女「来ないで!!」
右手で引っ掻かれた。
タクト「痛ぇっ!!」
グレア「引っ掻いた!!」
少女「うぅぅぅ・・・・」
フェオン「お、恩を仇で返すかも知れないわよ!?」
タクト「もう。」
異空間収納から包帯を出した。
タクト「大丈夫だ。危害は加えないから信用しろ。」
少女「・・・」
するとネコ耳少女は大人しくなり、タクトがネコ耳少女の怪我をした腕に包帯を巻いた。
タクト「よし。これで大丈夫だ。」
少女「・・・ありがとう・・・ございます・・・」
タクト「気にするなって。」
少女「・・・・」
手当をして貰った少女は、洞窟の奥へ向かった。
タクト「ん?」
少女「あの、来て下さい。」
タクト「奥に何かあるのか?」
少女に案内され、洞窟の奥へ。
洞窟の奥へ行くと、扉があった。
タクト「扉みたいだな。」
グレア「やっぱりこの秘境には、何か秘密がありそうだね。」
一方エミリーチームがある光景を目にしていた。
エミリー「見ろ!!」
それは、破壊された街だった。
ヒナ「街!?」
レア「何だこの廃墟!?」
アンナ「この秘境は一体・・・!」
エミリー「急いで戻ろう!」
ヒナ「はい!」
急いで元の場所へ戻って行った。
一方タクトチームは、洞窟の扉を開けた。
タクト「これは・・・!」
扉の奥にあったのは、数多くの科学容器や魔道具の部品が無残に残されていた。
イザベラ「何なのここ・・・?」
フェオン「魔道具を作る工房・・・なのかな?」
タクト「そうじゃないみたいだ。」
グレア「え?うわっ!」
フェオン・イザベラ「ッ!!」
その中に巨大なカプセルがあり、中に大蜥蜴の遺体が閉じ込められていた。
タクト「そう言う事か。この秘境は自然で出来たものじゃない。嘗て生前の住人達が、魔道具で人工的の自然を作り上げたんだ。鳥の鳴き声や虫の音。あれは、唯一無事だったこの魔道具で鳴らしたものだったんだ。そして、生えてる植物が枯れてない理由。それは、この洞窟から出てるナノサイズの水。その水のお陰で何年も枯れずに済んだんだ。」
フェオン「成る程ね。じゃあ、あのカプセルに閉じ込められてる大蜥蜴は?」
タクト「あれは多分、元々この秘境に棲息していた生物だろう。もう出られないようにこの頑丈なカプセルで閉じ込めたんだ。」
イザベラ「棲息していた生物・・・」
少女「あの・・・」
タクト「ん?」
先程のネコ耳少女が後ろに居た。
タクト「お前、ここに居たのか。」
少女「これ・・・見て下さい。」
そう言うと少女は、テーブルの上の水晶玉に触れた。すると、カプセルに閉じ込められている大蜥蜴が暴れる映像だった。
タクト「そうか・・・お前の主人もこの大蜥蜴に。」
少女「・・・・・」
グレア「ねぇタクト。恐らくだけど、この秘境に辿り着いたのは偶然じゃないかも知れないよ。」
タクト「どう言う事だ?」
グレア「前に聞いた話だけど、この秘境は盗賊や秘境を我が物にしようとする貴族達が探しに向かった。でも、見付からず、白骨化してしまったって。だとしたらこの秘境は、邪悪な心を持った者は入れず、優しい心を持った者だけが入れるとか。」
タクト「・・・成る程。あの写真家のおっちゃんは誰にでも優しかったからな。だとしたら、俺達も?」
グレア「多分ね。」
少女「ハッ!!皆さん逃げて下さい!!」
フェオン「え?何?」
”ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!”
突然地震が発生し、大蜥蜴が目を開けた。
タクト「彼奴!死んでなかったのか!?」
イザベラ「それにあの目・・・魔物!?」
フェオン「ここは危ない!!早く逃げましょ!!」
タクト「急げ!!」
少女を連れてその場を退却した。
そして外では、森林が一瞬にして消えて荒地となってしまい、空が黒く染められた。
エミリー「全て消えた・・・!」
レア「あ!おいあれ見ろ!」
巨大なカプセルが競り上がって消え、大蜥蜴・メガラニアの魔物が目を覚ました。
メガラニア「ーーーーーーー!!!」
アンナ「魔物!!」
メガラニアは荒地の中を進んで行く。
洞窟。柱が少女に落下しようとした。
少女「キャア!!」
タクト「あ!危ない!!」
少女を突き飛ばし、タクトが柱に埋もれてしまった。
フェオン「タクト!!タクト!!」
イザベラ「お姉ちゃん危ない!!」
グレア「タクト!!!!」
しかし洞窟が崩れ、道を塞いでしまった。
地上で、メガラニアがエミリー達と交戦してる。
エミリー「ハァッ!!」
レア「タァッ!!」
太刀と旋刃盤で切り裂くが、傷が付かなかった。
アンナ「私がやります!!」
クロスボウを発射したが、メガラニアの皮膚が硬かった。
アンナ「武器が効かない!!」
洞窟。
グレア「ダメ!ビクともしない!!」
イザベラ「お姉ちゃん早く逃げないと!!」
フェオン「タクトーーーーー!!!!」
3人は止むを得ず退却した。
下半身が柱で動けなくなったタクトが、落としたスパークレンスに手を伸ばす。
タクト「ちくしょう・・・!!」
手を伸ばしたが、届かなかった。
タクト「届かねえ・・・!!・・・ッ!?」
だが、右足を怪我したネコ耳少女がスパークレンスを拾った。
少女「これ・・・?」
タクト「・・・そうだ・・・!それが必要なんだ・・・!」
少女「・・・分かりました。」
怪我をしてる右足を引き摺りながら、スパークレンスをタクトへ届ける。
少女「キャア!」
だがバランスを崩して転んでしまった。
タクト「頑張れ・・・!!」
地上では、エミリー達がメガラニアと戦い続けてる。
エミリー「クッ!大蜥蜴なのに皮膚が硬い!!」
レア「諦めるな!!何度も切り刻むのみだ!!」
洞窟。
少女「ハァ・・・ハァ・・・」
スパークレンスを拾って、右足を引き摺りながらタクトへ届ける。
地上。
エミリー・レア「うわああああああ!!!」
メガラニアの尻尾でエミリーとレアが叩き飛ばされた。
アンナ「エミリーさん!レア先輩!!あっ!!」
目の前にメガラニアが2足歩行となって、そのまま地面に倒れた。
アンナ「キャアアアアア!!!」
倒れた風圧でアンナも飛ばされた。
洞窟。
少女「お待たせしました・・・どうぞ・・・」
スパークレンスを無事タクトの手元に届いた。
タクト「・・・よくやった!ありがとう!」
少女「は、はい・・・」
タクト「ッ!!」
スパークレンスの光を解放させた。
地上では、エミリー達が倒れてる。
エミリー「クッ・・・」
フェオン「皆大丈夫!?」
そこにフェオン達が戻って来た。
ヒナ「このままじゃ私達が・・・!」
だがしかし、光の柱が出現した。
アンナ「あれは!!」
光の柱から、ウルトラマンティガが出現した。
レア「ティガ!!」
ティガ「タァッ!!」
メガラニア「ーーーーーーー!!!」
ティガ「ハァッ!!」
2本足で立ったメガラニアに、走って側転したティガがマルチチョップを繰り出したが、メガラニアが右前足でティガを叩いた。
ティガ「アァッ!!」
更に左前足でティガの頭部を叩き付けた。
ティガ「ウワァッ!!」
叩き付けられたティガが地面に倒れた。
メガラニア「ーーーーーーー!!!」
今度は尻尾がティガの頭部に命中した。
ティガ「ウッ!!」
尻尾攻撃を喰らったティガが飛ばされた。
メガラニア「ーーーーーーー!!!」
ティガ「タァッ!!」
走り出したティガがメガラニアにドロップキックしたが、後ろに避けられた。
メガラニア「ーーーーーーー!!!」
体当たりでティガを突き飛ばした。
ティガ「アァッ!!」
メガラニア「ーーーーーーー!!!」
ティガ「タァッ!!」
起き上がったティガがハンドスラッシュを飛ばした。しかしメガラニアが両前足でそれを受け止めて弾いた。
ティガ「ッ!!」
弾き返されたハンドスラッシュを横に避けた。
メガラニア「ーーーーーーー!!!」
するとメガラニアの口に火が生成された。
ティガ「ッ!!」
胸のプロテクターに両手を添えた。
メガラニア「ーーーーーーー!!!」
口から火球を吐いた。
ティガ「ハァッ!!」
火球にティガスライサーを打ち込んだが、ティガスライサーが火球で砕かれた。
ティガ「アァッ!!」
火球を受けたティガが後ろへ倒れた。
フェオン達は、メガラニアの圧倒的な強さに驚愕した。
ティガ「フッ!」
カラータイマーが点滅を始めた。
メガラニア「ーーーーーーー!!!」
再度火球を吐いたが、ティガが前に転がって避けた。
ティガ「ハァッ!!」
するとそこに。
少女「おーい!!!」
ティガ「ッ!?」
少女「これを見て下さい!!」
丘の上でネコ耳少女がある物をティガに見せた。
少女「ここを狙って下さい!!」
それは、水晶玉に収められてるメガラニアの弱点を写した画像だった。弱点は頭部にあった。
ティガ「ッ!」
ファイティングポーズを構えるティガが、メガラニアの頭部を見る。メガラニアの頭部にあったのは、埋め込まれた小さな赤い鉱石だった。
ティガ「ーーーーーーハァッ!!」
額のティガクリスタルの前で両腕をクロスして、パワータイプへタイプチェンジした。
メガラニア「ーーーーー!!」
ティガ「タァッ!!」
するとまたメガラニアが火球を吐いた。しかし。
ティガ「ハァッ!!」
ウルトラシールドで弾いて、メガラニアへ向かって走った。
メガラニア「ーーーーーーーー!!!!」
ティガ「タァッ!!!」
前へ倒れるメガラニアを飛翔して避けた。
メガラニア「ーーーーーーーー!!!!」
真上を見たが、ティガの姿が何処にも無かった。
メガラニア「ーーーーーーー?」
ティガ「ハアアァァァァァァ!!!!!」
空からティガが、ティガバーニングダッシュでメガラニアに向かって急降下した。
ティガ「タァッ!!!」
メガラニアの弱点の鉱石を破壊し、宙返りして着地した。
メガラニア「ーーーーーーーー!!!!」
頭部の鉱石を破壊されたメガラニアから大量の血が噴出した。
メガラニア「ーーーーーー・・・・・!!!」
大量の血を噴出して倒れ、メガラニアが爆散した。
レア「やったぞ!!」
フェオン「よし!」
”ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!”
ティガ「ッ!?」
だが再び地震が発生し、荒地が地割れを起こした。
ヒナ「地震が!!」
エミリー「クソッ!!あの魔物を倒すと滅ぶ代償があるのか!!」
ティガ「ッ!!」
何かを見たティガが飛んだ。
フェオン「タクト!!何処よ!!」
グレア「フェオン!!ここも危ない!!逃げようよ!!」
フェオン「嫌よ!!タクトが!!タクトーーーーー!!!!」
エミリー「脱出だ!!!」
フェオンを強引に連れて行き、霧の奥へ脱出した。
樹海の外。
エミリー「ハァ・・・ハァ・・・」
霧が空へ舞って行った。
グレア「皆怪我はない?」
レア「あぁ。何とかな。」
フェオン「無事じゃないわよ!!タクトが!!」
タクトが居ない事で、全員が黙ってしまった。
フェオン「タクト・・・!」
タクト「オーーーーイ!!!」
フェオン「・・・あ!!」
タクト「オーーーイ!!」
樹海からタクトが出て来た。
フェオン・エミリー・レア・グレア「タクト!!!」
イザベラ・ヒナ・アンナ「タクトさん!!!」
フェオン「もうバカ!!」
怒ったフェオンがタクトを叩き、タクトの胸で泣き崩れた。
フェオン「心配したんだから・・・!!」
タクト「すまないな。あ、そうだ。後助かったのは俺だけじゃないぞ。」
少女「どうも・・・」
あのネコ耳少女も一緒だった。
エミリー「な、何だ!?」
アンナ「わぁ可愛い!!」
レア「ネコ耳!?獣人・・・いや亜人か!?」
タクト「あの時この子が俺を助けてくれたんだ。助かったぜ。」
少女「そんな・・・」
タクト「そうだ・・・お前名前聞いてなかったな。」
少女「名前・・・ごめんなさい・・・私記憶が・・・」
タクト「記憶喪失。そっかぁ。ならお前はカサンドラ。カサンドラって名前だ。」
カサンドラ「カサンドラ・・・」
タクト「ん?ダメか?なら別の名前・・・」
カサンドラ「あ、いえ!気に入りました!ありがとうございます!」
タクト「よし。今日からお前の名前はカサンドラだ。」
カサンドラ「はい!皆さん、宜しくお願いします!」
フェオン達がカサンドラに笑顔で迎えた。
タクト「それと、さっきあの魔物と戦った戦士がティガ。ウルトラマンティガだ。覚えたか?」
カサンドラ「ウルトラマン・・・ティガ・・・はい。」
アンナ「いやぁ〜ん可愛い〜!」
どさくさに紛れてアンナがカサンドラを抱き締めた。
カサンドラ「わあああ!?」
タクト「あはは。アンナ、あんまり困らせるなよ?」
秘境で助けたネコ耳少女は、タクトによってカサンドラと名付けられた。
タクト(それとカサンドラ。俺がティガだって事を、誰にも言うなよ?)
カサンドラ(はい!約束します!)
子供達を奴隷として連れ去ろうとするゴディ盗賊団。誘拐された子供達を救え。