ウルトラマンティガ THE ULTIMATE MAGICIANS 作:naogran
第10話「史上最強の魔法師集団」
シン「俺達は、必ず討伐して来ます!!アルティメット・マジシャンズが!!」
全員(アルティメット・マジシャンズって!?)
シン「ゴメン・・・やっちゃった・・・」
タクト「もうちょい考えて名付けろよお前・・・!!あ〜腹痛ぇ・・・」
アウグスト「くくくくくくくくく・・・!!」
マリア「これ明日には国中が浸透してるよ・・・」
リン「良い名前!私は気に入った!」
アリス「リンが言うと余計にヤバいから。」
アウグスト「くっく・・・それより派手に出陣するぞ・・・くくっ・・・」
シン「笑うな!!」
ディセウム「アウグスト、シン君、タクト君、それに皆も。スイードには我が国から魔人対策の手段を幾つか提供しているが、実戦ではやはり心許ない。我々もすぐに出来る限りの対処をする。どうかそれまで・・・頼むぞ!」
エリザベート「お気を付けて・・・アウグスト様。」
アウグスト「ああ。」
タクト「じゃあ出発しようぜ。」
そしてアルティメット・マジシャンズが宙に浮いた。
「・・・!!これ・・・は・・・!?」
「アルティメット・マジシャンズが宙に・・・凄え・・・!!」
シン「アルティメット・マジシャンズ、出陣!!」
全員「おお!!」
タクト「行くぜ!!!」
そして、隣国スイード王国へ向かった。
スイード王国では、赤い信号弾が打ち上げられていた。
兵士A「国境沿いより、赤い信号弾!」
兵士B「魔人襲撃の合図だ!」
隊長「王城へ報告!全住民を避難させろ!」
兵士達「はっ!」
兵士C「見えました・・・!魔人の襲来です!!規模は凡そ・・・100!」
兵士D「魔人が・・・100体・・・!?」
隊長「総員配置に就け!!防御魔道具を配置せよ!!直ちにアールスハイドへ救援要請を!!」
兵士A「はっ!!」
隊長「(だが・・・要請受けて援軍到着まで何日掛かるか・・・)総員!城壁を死守せよ!!国民への被害は出させるな!!」
魔人「へっ!城壁を破壊しろ!!!ん!?」
目の前に誰かが立っていた。
隊長「魔道具!起動!!」
防御魔道具を起動させる。
リオ「ヤァッ!」
襲来した魔人達を双剣で蹴散らすリオの姿があった。
ナージャ「早く逃げて!」
ケイティ「こっちよ!!」
その間にナージャとケイティが国民達の避難誘導をしている。
リオ「おい!殺したいなら僕からにしろ!!」
魔人「チッ!此奴は後廻しだ!!先にスイードを狙え!!」
リオ「しまった!!待て!!」
魔人達「うおおおおおおお!!!!!」
魔力弾を一斉発射したが、防御魔道具で防がれた。
魔人「チッ!魔力障壁って奴かぁ。だが!!」
リオ「待て!!」
彼は高速ダッシュで魔人達を追う。
アルティメット・マジシャンズは、スイード王国へ向かっていた。
シン「にしてもアルティメット・マジシャンズって・・・」
アウグスト「いや、ククッ・・・良いチーム名だと思うぞ?」
シン「急に考えろとか言うから!!」
タクト「完全なる中二病チーム名・・・俺もう腹筋崩壊・・・」
シン「何時まで笑い堪えてんだお前は!!言っとくけどお前らもチームの一員だからな!!」
リン「実際良い名前!私は気に入った!」
シン「もう国中に浸透したんだろうなぁ・・・諦めるしか無いか・・・」
トール「シン殿、タクト殿、そろそろ国境です。」
シン「あれもう!?」
タクト「そうか!」
アリス「流石に速いね!馬車だったら何日も掛かるのに!」
アウグスト「早く着くのは良い事だ。提供している魔道具も恐らく長くは持たんからな。」
シン「大量に作らされたと思ったら、スイードに貸してたのかよ・・・」
マリア「でも魔人かぁ・・・何時か来るとは思ってたけど・・・いざ対峙するとなるとやっぱり緊張するなぁ。」
シン「大丈夫だ!もうマリアは魔人より強い女だぞ!自身持て!」
マリア「それはそれでどうなのよ!?」
タクト「俺は今まで魔物や魔人らを倒して来たからな。」
シン「シシリーは、少なからず負傷者が出てると思うから・・・探して診てあげてくれないか?」
シシリー「分かりました!1人でも多く助けられるように・・・頑張ります!」
シン「確認するぞ。俺とタクトは遊撃、シシリーは負傷者の治療、他のメンバーは2人1組で魔人討伐。」
オリビア「マーク。私、出来る限りフォローするから・・・無茶しないでね?」
マーク「ああ!信じてるよ!」
マリア「ったく、あっちもこっちもイチャイチャしやがって・・・!!」
アリス「ウチの男子はリア充多過ぎだよね〜。」
ユーリ「本当よねぇ・・・」
シン「確かに。相手が居ないのはトールとユリウスだけ?」
トール「自分婚約者居ますよ。」
ユリウス「拙者も許婚が居るで御座る。」
マリア「全滅じゃないのよ!!」
トニー「僕も特定の相手は居ないけどねぇ。」
マリア「アンタは1番タチが悪い!!くそぅ・・・見てろ魔人共・・・私の鬱憤全部ぶつけてやる!!」
シン「うん、緊張解れて結果オーライ。」
タクト「遠慮せずに奴らを叩きのめしてくれ。もしかしたら、更なる不吉な予感がすると思う。」
アウグスト「冗談はその位にしとけ。スイード王国が見えてきたぞ!!」
遂に王都が目に映った。
アウグスト「数箇所城壁が破られてる!周辺に魔人が居るはずだ!!」
シシリー「・・・彼処!誰か襲われています!!」
下を見ると、誰かが魔人に襲われている。
タクト・シン「ッ!!」
それを見たタクトがスパークレンスの光を開放しウルトラマンティガへ変身し、シンと共に急降下を始めた。
アウグスト「シン!!タクト!!」
王都内では。
リオ「ダァッ!ハァッ!!」
魔人達と交戦中のリオ。
リオ「キリが無い・・・!」
魔人「どうしたチビ?その程度か?」
すると、リオの頭で何かがキレた。
リオ「あぁ・・・!?」
魔人「あ?」
リオ「チビだと?俺の事を言ってんのかゴルァ!!」
魔人「な、何だこの気迫は・・・!!」
リオ「テメェら全員皆殺しにしてやるよ!!!」
別の場所では。
母親「はぁ・・・!はぁ・・・!」
魔人A「アハハハハ!!ホラホラァ!」
魔人B「ちゃんと逃げないと当たっちゃうぜ!?」
1人の女性が、自分の娘を抱えながら2人の魔人から逃げていた。しかし魔人達の魔力弾が行く手を塞いでしまった。
女の子「ああん!ママ〜〜〜〜〜!!」
母親「お願い・・・もう止めて・・・!!」
魔人A「あれぇ?追い駆けっこはもうお終いぃ?」
魔人B「だったらそろそろ殺し・・・グヘア!?」
真横からのシンの飛び蹴りが、魔人の頭部に直撃した。
女の子「え・・・!?」
蹴られた魔人が遠くへ飛ばされた。
トール「シン殿!いきなり無茶はしないで下さい!」
シン「悪い、我慢出来なかった。」
魔人B「こ・・・この野郎・・・!!」
ティガ「タァッ!!!!」
しかしティガのティガ・スカイダッシュが魔人を一撃粉砕した。
ティガ「シン、大丈夫か?」
シン「あぁ、無傷だ。」
ティガが宙返りして、シンの横に立つ。
魔人A「テメェ等・・・自分が何をしたか分かってんのか!?」
シン「それはこっちの台詞だ!」
ティガ「弱き者を襲うとは極悪非道!それ以外の存在でもねぇなお前達魔人は!」
魔人A「ヘッ!少しは出来る様だが、高高人間如きに俺達魔人とやり合えると思うなよ!!ハアアアアアア!!」
魔力を高めるが。ティガが両手を広げてエネルギーを溜め、シンが魔力を最大まで溜め込む。
魔人A「な・・・なぁ・・・!?何だ・・・!?それは・・・!?」
ティガ「ハァッ!!!」
ランバルト光弾と最大魔力が魔人を貫いた。
魔人A「ウワアアアア!!!!」
シン「高高人間と超古代の戦士に討伐される気分はどうだ?」
ティガ「トール!そこにも居るぞ!」
隠れていた別の魔人を討伐。
トール「終わりました!」
シン「グッジョブ!大丈夫ですか?」
母親「は・・・はい・・・」
女の子「お兄ちゃん達・・・誰・・・?」
トール「自分達は、アールスハイド王国からの援軍です。」
ティガ「俺は戦士だ。さぁ、早く逃げろ。」
母親「は、はい!」
ティガ「トール、同行してやれ。」
トール「はい。」
母親と女の子と一緒に避難場所へ向かうトール。女の子はティガとシンに手を振り、ティガとシンも手を振った。
ティガ「無事で良かった。それよりも・・・」
荒れ果てた周囲を見る。
シン「酷い事を・・・!!」
ティガ「残酷だ・・・これは・・・!!」
2人は密かに怒りを露わにした。
城壁の上にアウグストとマリアが立った。
兵士「何だ!?城壁の上を何かが・・・」
アウグスト(風の魔法を応用すれば声を拡大出来るか・・・)
風の魔法で拡声する。
アウグスト『スイード王国民及び魔人共に告ぐ!!私はアールスハイド王国王太子、アウグスト=フォン=アールスハイドだ!!スイード王国の民よ安心せよ!!我々は魔人を打倒するだけの力を手に入れ、この地に参った!!王国兵と協力し、必ずや魔人共を撃退してみせよう!そして魔人共よ、絶滅するがいい!我々の中には、彼の賢者マーリン=ウォルフォードの孫であり、自ら魔人を退けた英雄シン=ウォルフォードと彼に続く英雄である超古代の戦士・ティガの力を受け継いだタクト=クリスティが居る!万が一にも勝ち目があると思うな!!!』
国民達「うおおおおおおお!!!!」
国王「アウグスト王太子殿下に、新英雄かぁ・・・」
アウグスト「さて・・・行くかメッシーナ。」
マリア「はい!」
それぞれの組みに分かれた。
アリス・リン組
トニー・ユーリ組
マーク・オリビア組
トール・ユリウス組
シン「シシリーは、救護所で負傷者に治療を。」
シシリー「はい!1人でも多く助けます!」
シン「頼む!」
シシリー「はい!」
救護所に向かうシシリーが、途中で止まった。
シン「ん?」
ティガ「シシリー?」
シシリー「シン君、タクト君、気を付けて下さいね!」
シン「あぁ、シシリーも!」
ティガ「気を付けろよ!」
近くの建物の中から、ローレンスが覗いていた。
ローレンス「シン=ウォルフォードにタクト=クリスティ。どの程度の実力か見せて貰おうか。」
シン「覚悟しろよ魔人共・・・!1体残らず討伐してやるからな・・・!!」
ティガ「俺は別の奴らを討伐する。その後にお前と合流する。」
シン「分かった。」
ティガ「行くぞ!!」
別の場所では。
リオ「ダァッ!!」
斬撃で魔人の首を斬り落とした。
リオ「そこでお寝んねしてやがれ!」
ナージャ「リオ!」
避難誘導を終えたナージャとケイティが駆け付けた。
リオ「ナージャ、ケイティ。さっきの声聞いたか?」
ケイティ「えぇ。タクトも来てるらしいわよ。ってかまた禁句言われたのね・・・」
リオ「彼奴が来てるのは心強いな。デイジーは?」
ケイティ「デイジーは負傷者の手当てをしているよ。」
リオ「よし。ケイティは引き続き避難誘導。ナージャは救護所の負傷者の手当て。」
ナージャ・ケイティ「えぇ!」
リオ「よし!行くぜ!」
同じ頃アリス・リン組は。
アリス「索敵魔法!!展開!!」
索敵魔法を発動し、周辺の魔人を捜す。
アリス「居た!行こうリン!」
リン「うん!」
その魔人は既に数人の兵士達を殺していた。
魔人「ヘッヘッヘ!幾ら何でもだらしねぇなぁ!」
アリス「魔人発見!!」
リン「確認した!」
そこに現れたアリスとリンを見た。
魔人「あぁ〜?何だぁ?幼女?」
するとアリスに異変が。
アリス「あぁ〜!?幼女ぉ!?」
魔人「あぁ!さっき王太子らが言っていたのはテメェ等か!ガキ2人か、舐められたもんだぜ!お飯事でも付き合って欲しいってか!?」
色々言われて怒り爆発。
アリス「ガキ・・・!?お飯事・・・!?じゃあたっぷり付き合って貰おうか!!!」
両手に炎を持ってぶっ殺そうとしたが、リンが後ろから高圧水流の魔法でアリスをびしょ濡れにした。
アリス「び・・・びっくりしたぁ!何すんのリン!?危ないじゃん!って言うか思いっきり水掛かったし!」
リン「熱くなってる場合じゃない!アリスは興奮すると隙が出来る!相手は魔人!」
アリス「そ、そうだよね・・・ごめん・・・頭冷えた・・・うん、冷静に戦うよ。」
リン「もう倒した。」
アリス「へ!?」
魔人が倒れると、真っ二つに切断された。
リン「高圧水流に砂を混ぜてぶつけてやった。綺麗に真っ二つ。」
アリス「ま・・・魔人って言っても、人の形をしてるから・・・結構キツいね・・・」
周囲を見ると、あの魔人によって無残に殺された屍が転がっている。
リン「私は平気。彼奴らは魔人。例え元が人間でも今は違う。」
アリス「そうだけど・・・そうなんだけど・・・」
リン「彼奴らは魔物。ううん、知能があって、弱者を甚振って愉悦を感じるようなクズに成り下がってる。放置すれば犠牲が増える。アリス、躊躇わないで覚悟を決めて。」
アリス「・・・うん!」
「ぐああ!!!」
「ぎゃあ!!」
遠くから悲鳴が聞こえた。
魔人に踏まれている兵士が。
兵士「貴様等・・・貴様等なんかに・・・ガハッ!!」
魔人「貴様等何かに、何なんだよ!!!」
そのまま兵士を蹴り飛ばした。
魔人「へへへ、次は足だぜ。ひゃはははははは!!楽しいなぁ!!これが魔人の力か!!どんな人間でもゴミクズ当然だ!!俺は人間を超越した存在になったんだ!!さあ、もっと遊んでくれよ!!」
生き残ってる兵士を消し炭にしようとしたが、駆け付けたアリスとリンが魔力障壁を張った。
魔人「あ!?」
アリス「お前えええ!!!何してるんだ!!!!!!」
更にまた激怒したアリスが炎の魔力を限界まで集める。
魔人「女の・・・ガキ?」
リン(またキレてるし。)
アリス「どいつもこいつも・・・私は子供じゃなぁい!!!!!」
魔人「な・・・何だこれは・・・!?グアアアアア!!!!」
両手から炎の魔法を放ち、魔人を跡形も無く消し炭にした。
アリス「ふぅー・・・ふぅー・・・」
リン「結局キレてるし。まーいーか、倒せれば・・・」
アリス「歩ける?兵士さん。」
兵士「あ・・・ああ・・・何とか・・・君達は・・・?」
アリス「アールスハイドから派遣された・・・あ〜〜〜〜〜・・・と、アルティメット・マジシャンズだよ。救護所にも仲間が来てるから急いで向かって!」
兵士「た・・・助かったよ、情けないが、そうさせて貰う・・・君達は命の恩人だ。でも大丈夫だ、1人で行ける・・・本当に・・・ありがとう。」
2人にお礼を言って救護所へ向かった。
アリス「何かくすぐったい。」
リン「でも助けたのは事実。」
アリス「よぉーし!次行くよ次!どんどん倒してスイードを救うぞ!」
リン「どっちが多く魔人を狩れるか競争!」
アリス「あ!ズルイよ待って!!」
トールとユリウスは、現在2体の魔人と交戦中。
魔人「ハッハーーーー!!!!」
逃げるトールを殴り飛ばそうとしたが、ユリウスが魔人の拳を掴んだ。
ユリウス「させぬで御座る!!」
魔人B「オルァ!!消えろ!!」
別の魔人がトールに向けて魔力弾を飛ばす。
トール「ハァッ!!」
魔力障壁で防ぎ、左手で風の魔法を飛ばして魔人の右肩を斬り落とした。
魔人B「ガハッ・・・!!」
トール「話し合いになるとは思いませんが、シュトロームに言われてこんな事を?」
魔人B「お喋りに付き合う気はねぇよ!!!」
魔力弾を放ったが、無効化。
ユリウス「魔人とはこの程度で御座るか!!」
魔人A「野郎・・・・!!!」
魔人B「がはっ・・・!!ぐぅっ・・・!!」
右足と頸動脈を斬り裂かれた。
魔人B「ははは、何だよ・・・魔人だからって何もかも無敵って訳でもねーんだな・・・100人も居るからこんな国簡単に陥せると思ったのによ・・・」
トール「察するに、あなた方は元帝国の平民でしょう?何故、こんな酷い事が出来るんですか!!」
魔人「・・・勿論、魔人になった連中はどいつもこいつも好戦的って訳じゃないが、根っこの所じゃ皆一緒なんだよ。・・・奪われ続けた怒りや恨みは魔人になっても増すばかりだ・・・!そんな国があるとは知らず、平和に生きてる奴等なんか見ると余計にな!・・・ま、貴族の坊ちゃんには分かりゃしねぇさ・・・」
ユリウス「だからと言って、無関係な人間を殺めて良いはずが御座らん!!我々が絶対に阻止するで御座る!!」
魔人「(この国に来て俺はもう何人もの命を奪ってる・・・結局薄汚ねぇ貴族と同じ事やってる訳か・・・)アンタらの名は?」
トール「トール=フォン=フレーゲル!」
ユリウス「ユリウス=フォン=リッテンハイム!」
魔人「そうかい・・・(俺達は・・・シュトローム様は腐り切った帝国の息の根を止めた。ならば俺達魔人も・・・何れは誰かに滅ぼされる運命なんだな・・・)止めてみろ!!」
別の場所では、2人の魔人が兵士達を追い詰めていた。
魔人A「ホラホラどうした!!後が無いぜ〜?」
魔人B「勇敢な王国兵諸君〜?」
するとこの魔人の足元に水色の魔法陣が出現し、そこから水玉と冷気が溢れ出た。
魔人B「なっ!?」
魔人A「あぁ?」
魔人B「何だこれは!?」
真上から冷気が降り注ぎ、一瞬で魔人が凍結された。
魔人A「なっ!?・・・き、貴様等!!」
屋根の上にティガとユーリが居た。
ユーリ「あらー?気付かれちゃったぁ?」
ティガ「察知能力が高いな。」
魔人A「テメェ等の仕業か!!!!」
両手に魔力を集めるが。
トニー「ハァッ!!!」
そこに現れたトニーのバイブレーションソードが炸裂。
魔人A「嘘・・・だろ・・・!?」
斬り裂かれた2人の魔人が両断された。
トニー「やっぱり良く斬れるねぇ!」
兵士達「うおおおおおおお!!」
ティガ「ユーリ、トニー、後は頼む。」
ユーリ「クリスティ君も、無茶は禁物よぉ?」
トニー「タクトも早く他の魔人を。」
ティガ「タァッ!」
飛翔して他の魔人を討伐しに向かった。
そして救護所の近くの屋根の上に2人の魔人が。
魔人A「ヘッへ、見っけ。救護所一番乗り!」
魔人B「弱い人間いっぱい居そうだぜ。」
救護所前に着地。
魔人B「よぉ〜。」
マーク「こ・・・ここは通さないぞ!」
魔人A「ゲヘヘヘ!彼奴、ビビってんじゃねぇ?」
魔人B「その首貰いーー!!」
魔人A「あ、ズルい!」
ダッシュしてマークに挑むが、横からオリビアが押した岩の下敷きにされた。
マーク「オリビア!!」
オリビア「マークは私が守る!!」
魔人A「テメェ!!!」
ジャンプしてオリビアを斬り裂こうとしたが、マークの炎の魔法で黒焦げにされた。
マーク「オリビアは俺が守る!!」
魔人A「テメェ・・・剣士じゃ・・・!?」
マーク「剣士なんて一言も言ってねぇし!!」
魔人A「ギャアアアアアア!!!!」
2人の合体魔法が魔人を跡形も無く消した。
魔人B「ウオオオオオオオ!!」
だが岩の下敷きになっていた魔人が起き上がった。
魔人B「ガキ共!!ぶっ殺してやる!!!」
2人を襲う魔人だが、そこに。
???「ホワチャーーーー!!!!」
マークとオリビアの後ろから1人の少女が現れ、魔人を蹴り飛ばした。
魔人B「ガハッ!!!」
蹴り飛ばされた魔人が、瓦礫の角に頭をぶつけた。蹴り飛ばしたのはケイティだった。
ケイティ「もう、2人の仲睦まじい光景を壊しちゃダメじゃない。お姉さん怒るよ?プンプン。」
マーク「き、君は?」
ケイティ「あ!私はケイティ=グレイス!剣豪者を夢見る少女!2人共もしかしたら、タクトの仲間だね?」
オリビア「え・・・クリスティ君を知っているんですか?」
ケイティ「そりゃあ勿論だよ!私、彼奴の仲間だから。よっと!」
ナイフを後ろに投げた。そのナイフが蹴り飛ばされてから起き上がった魔人の眉間に突き刺さった。
ケイティ「そこでお寝んねしてね?」
救護所では。
女性「シシリー様!どうかこの子を!」
シシリー「はい!」
負傷した少女を治療する。
シシリー「・・・!重傷の方を最優先でお願いします!」
???「ねぇ、手伝ってあげるよ。」
シシリー「え?」
そこに、1人の少女が寄って来た。ナージャだ。
シシリー「あ、あなたは?」
ナージャ「私はナージャ=オブシディアン。あなた、タクトの仲間ね?」
シシリー「タクト君・・・?知ってるんですか?」
ナージャ「その話は後。今は治療が先よ。」
ブローチに埋め込まれてるオブシディアンから光が溢れ、重傷を負った兵士を治療する。
ナージャ「呼吸が落ち着いたわ。後は安静にすれば大丈夫。」
女性「ありがとうございます・・・!」
シシリー「・・・・!」
ナージャ「どうしたの?重症者を治療するわよ。」
シシリー「は、はい!」
???「ナージャ!」
そこに1人の少女が駆け付けた。
ナージャ「デイジー。」
デイジー「遅くなってごめんなさい。」
シシリー「あなたは・・・?」
デイジー「私はデイジー。タクトの仲間の1人よ。」
シシリー「あなたも・・・?」
ナージャ「デイジー、これ。ケイティのは既に渡してあるから。」
腰の小型ポーチから傷薬を出して、それをデイジーに渡した。
デイジー「ありがとう。」
同じ頃シンは、合流したティガと共に魔人を討伐中。
ティガ「ハァッ!!」
スカイタイプからパワータイプへタイプチェンジした。
シン「っ!」
魔人達「オルアアアアア!!!」
ティガ「タァッ!!」
両手からティガ・ホールド光波を放ち、魔人達の魔力を封じた。
魔人「ま・・・魔力が・・・!!」
ティガ「シン!!」
シン「ああ!」
魔力を封じられた魔人達を消し炭にした。
魔人「野郎!!!」
後ろの魔人達には。
ティガ「ハァッ!!!」
エネルギーを溜めてティガ・電撃パンチで粉砕した。
魔人達「オルアアアアア!!!」
上から迫る魔人達には。
ティガ「ハァッ!!」
ミラクルバルーン光線でシャボン玉で封じ込め、シンの爆裂魔法で粉砕。
魔人「野郎!!!」
ティガ「ハァッ!!」
迫り来る魔人を両手で受け止め、そのまま上へ持ち上げる。
ティガ「タァッ!!!」
ウルトラヘッドクラッシャーで魔人の頭部を粉砕した。
シン「どうした!!こんなもんか魔人共!!暴れたい奴は掛かって来い!!」
ティガ「相手になるぞ!!」
魔人A「な・・・何だよ此奴等!?」
魔人B「聞いてねェぞこんな・・・!!」
魔人C「俺達は魔人だぞ・・・!!カス共を排除し、何れは世界を統一する存在・・・!!」
魔人D「死ね!!人間がぁーーーーー!!!」
後ろからシンを串刺そうとしたが。
リオ「それは俺達の台詞だ!!!」
魔人達「グアアアアア!!」
後ろからリオが斬撃で、魔人達の頭部を斬首した。
リオ「気持ち悪い妄想してんじゃねえよ。」
シン「お、お前は?」
ティガ「リオ!?」
リオ「ようタクト!久し振りだな!」
シン「知り合い、なのか?」
ティガ「リオだ。過去に一緒に旅をした仲だ。お前、どうしてここに?ってかその気迫お前まさか・・・」
リオ「あぁ。旅をしてる最中にこのスイード王国に来てみたら、魔人達が襲来しやがってな。おまけにチビって言いやがってよ・・・!」
ティガ「相変わらずコンプレックスを抱いてるな。ナージャとケイティとデイジーは?」
リオ「ケイティは避難誘導、ナージャとデイジーは救護所で負傷者の治療をしている。」
ティガ「そうか。」
アウグスト「っ!シン!タクト!」
そこにアウグストとマリアが合流した。
アウグスト「大丈夫か?」
シン「ああ・・・魔力の使い方を知らないような連中だからな。魔人化したカートの方がずっと強かった。」
マリア「って、誰この人?」
ティガ「リオ。俺の仲間だ。」
アウグスト「仲間?」
リオ「あぁ。タクトが世話になったな。俺はリオ。」
索敵魔法を展開したマリアが周辺を調べる。
マリア「・・・殿下、この周辺は粗方片付いたみたいです!」
アウグスト「あぁ、だが油断は・・・」
ティガ「ッ!!」
すると、巨漢の魔人が現れた。
魔人「何だぁ!?テメェ等、街の侵略が進んでねェと思ったら何遊んでやがる!!」
シン「他より若干魔力が凄いな・・・」
リオ「ここは俺がやる。」
アウグスト「だったらシン、タクト、お前達は他へ行け。ここは彼と我々がやる。」
シン「平気か?」
アウグスト「私を誰だと思っている?他でもないアルティメット・・・マ・・・ぷふっ!マジシャンズだぞ。」
シン「笑うな!!」
ティガ「オーグ、マリア、リオ、任せたぜ。シン行くぞ!」
シン「任せたぞ!」
2人は先へ向かう。
魔人「お前、その声さっき聞いたな。アールスハイドの王太子か。はっ!折角のお仲間を逃してしまって良かったのか?王子様よぉ。」
アウグスト「何、問題ない。お前が魔人の部隊を率いてるリーダーか?」
魔人「あ!?だったら何だ!?」
アウグスト「だったら助かる。”頭”を叩けば残党の繊維を纏めて削げるからな。」
魔人「やってみろや!!帝国を潰した程度じゃ俺達の怒りは収まらねえ!!1人残らずぶっ殺してやる!!」
アウグスト「それが貴様達の言動力か。だが討伐するのみ!存分に掛かって来るが良い!!」
リオ「やってやるよ!!」
魔人「引き裂いてやる!!!」
マリア「殿下もあまりシンの事が言えませんよ!もっと自分のお立場を!!」
炎の魔法で魔人を爆破させた。しかし。
魔人「不意打ちかぁ?喰えねェ嬢ちゃんだな。」
死んでる仲間の死体を盾にしてやり過ごした。
マリア(仲間の死体を盾に・・・!!)
アウグスト「・・・ゲスめ。」
リオ「クズだな・・・」
魔人「らぁっ!!!」
崩れた壁を持って投げるが、アウグストとマリアとリオが避けた。
アウグスト「!」
ジャンプ中に魔法を飛ばすが、魔人がジャンプする。
リオ(あの野郎ジャンプしやがった!)
アウグスト(やはり身体強化済み・・・並の魔法では避けられるか・・・)
ジャンプした魔人がマリアに向かって突進して大打撃を与えたが。
魔人「っ!?(この手応え・・・!!)」
マリア「最っ低・・・相手でもエンリョなしなの?(実戦じゃやっぱり物理防御は必須・・・!戦闘服じゃなかったら多分骨ごと折られてる・・・)」
戦闘服の物理防御のお陰で無傷で済んだ。しかし、魔人がマリアの腕を掴んだ。
マリア「え!?」
魔人「ヘヘヘヘへへ!!!」
マリア「ちょ!?きゃああああああ!!!!」
そのまま投げ飛ばされたが。
リオ「デアッ!!」
すぐさまリオがマリアを受け止めた。
リオ「大丈夫か?」
マリア「あ、ありがとう!助かったわ!」
魔人「大した度胸だ、気に入った!世界を手に入れたらこのファブロ様の女にしてやろうか?」
マリア「いやー、彼氏は募集中だけど、アンタだけはないわーこのっ!!!」
拡散魔法を一斉発射し、ファブロに全弾命中。
アウグスト「何だ、ちゃんとモテるみたいじゃないか、良かったなメッシーナ。」
マリア「止めて下さいよ!怒りますよ?」
リオ「アンタ等、呑気に言ってる場合か?」
ファブロ「へっへっ・・・効かねェなぁ・・・」
アウグスト(攻撃力に長けたメッシーナの魔法を無傷で・・・!?)
ファブロ「解せねェってツラだなぁ。ネタを見せてやろうか?」
杖のような道具を出した。
マリア「・・・!?魔道具・・・!?」
リオ「ステッキ?」
アウグスト(あれは・・・!!)
ファブロ「城壁辺りで矢鱈此奴で魔法を防がれてなぁ、便利そうだったんで拝借して来たぜ。・・・最も、持ってた連中は全員首をブチ折ってやったんで返却は出来ねェがなぁ。」
マリア「アールスハイドの防御用魔道具・・・!!」
アウグスト「つまりシンの魔力障壁・・・!!」
ファブロ「あぁ!?さっきまでの威勢はどうした!!ホルァ撃って来いよ!お得意の魔法をよ!!」
アウグスト・マリア「・・・・・」
リオ「だったらそうさせて貰うぜ!」
両手に剣を握り、ファブロに向かって突進する
リオ「ウオオオオオオ!!」
突進するファブロを押し込む。
ファブロ「ヘッ、その程度で俺を押し通す気か?」
リオ「甘く見てると痛い目見るぜ!!」
力強く押して、ファブロを後ろへ飛ばす。その隙にアウグストとマリアがファブロの左右を囲んだ。
アウグスト「メッシーナ!」
マリア「はい!!」
右手に魔力を集め、氷の魔法を飛ばした。アウグストも電撃魔法でファブロに攻撃する。
ファブロ「チッ!!」
しかし杖の持つ魔力障壁の力で防いだ。
ファブロ「効かねぇっつってんだろォ、ガキ共がよォ!!」
リオ「だったらこれはどうだ!!」
高く飛び上がり、急降下蹴りが張った魔力障壁に激突する。
ファブロ「くっ!!」
杖の魔力障壁で防いだが、魔力障壁が粉砕されそのまま急降下蹴りを受けた。
ファブロ「ぐあっ!!」
更にアウグストが雷の魔法を放った。
ファブロ「ぐっ・・・ぬっ!!」
その後も3人は魔法と大打撃を止めずに連続で叩き込む。
ファブロ「(ちぃっ・・・!此奴ら・・・一瞬で油断も出来ねェような強烈な魔法と打撃を・・・・絶え間なく・・・!!)ぬうっ!!」
だが魔力障壁が強制的に消滅した。
ファブロ「・・・何・・・だ・・・?急に・・・防御が発動しなくなって・・・」
マリア「魔力制御の訓練もしてない人間が、魔人になったからって自在に魔法を使える訳じゃない!制御に集中出来ない状況まで追い込まれれば、自ずと魔法は発動しなくなる!残念だったわね、借り物の力じゃそこが限界よ!!」
ファブロ「ガキ共が!!!!!」
リオ「ダァッ!!!」
超高速接近からの斬撃と、アウグストの電撃魔法がファブロの胸部を貫いた。
ファブロ「・・・・か・・・・この・・・俺が・・・・」
倒れたファブロが爆発した。
リオ「精々良い夢を見とけ!」
アウグスト「よく私の意図を理解してくれたな、メッシーナ。」
マリア「そりゃもう、魔力制御に関しては嫌と言う程シンやマーリン様から散々学びましたからね!」
アウグスト「リオと言ったか。先程の連携、中々だったぞ。」
するとリオが何時もの口調に。
リオ「光栄だよ。じゃあタクト達と合流しよう。」
アウグスト「お前、さっきより雰囲気違くないか?」
リオ「え?」
ファブロ『俺達が味わって来た屈辱・・・全ての貴族や王族共に知らしめて・・・』
アウグスト「帝国ではなく、アールスハイドに生まれていればな・・・それも、もう叶わぬか・・・もし生まれ変わったらアールスハイドに来てみろ。恐らく少しは考えが変わる。」
王城。
スイード国王「ふぅ・・・どうやら、戦闘が収まったようです。」
そこにマーリンとメリダも来ていた。
マーリン「ワシ等の出番は無さそうじゃのう。」
メリダ「今回は良くやったと誉めてやろうかね?」
同じ頃、ティガとシンの戦いを見ていたローレンスに戦慄が走った。
シュトローム『彼等には随分と痛い目遭わされましてね。』
ローレンス(冗談じゃねぇ・・・何だあの魔法の威力!?それだけじゃなく剣の腕も・・・それにあの宝石を象った姿は・・・!魔人共が・・・強さを測る物差しにすらなってぇ・・・!!あれはマジだ・・・!!シン=ウォルフォード・・・タクト=クリスティ・・・弱点・・・!?弱み・・・!?あんのか!?奴等にそんな物・・・!!それに奴ら以外の救援部隊も相当の実力・・・!!このままじゃ全滅は時間の問題・・・!!ここで全ての手駒を失うのはマズイ・・・!!くそっ!でもこっちには最善の策が!!)
この国にあの人物達の姿が。
ゼスト「この展開は予想出来ませんでしたね。シン=ウォルフォードとタクト=クリスティを誘い出し、実力を測るつもりでしたが、あの桁外れの力、彼らの評価を見直す必要がありますね。捨て駒の魔人達とは言え、見す見す全滅させるのは惜しい。撤退させるにしても、ローレンス1人では荷が重いでしょう。ですので、お願い出来ませんか?ミリアさん。」
彼の後ろにミリアが居た。
隊長「魔人達の攻撃が収まったが、警戒を怠るな!」
兵士達「はっ!!」
しかしゲートが爆破されてしまった。
兵士達「うわああああああ!!!」
兵士A「な・・・何だ!?」
ミリア「来なさい。人間共。」
そこに現れたミリア。
遠くからシュトロームがスイード王国を見物していた。
シュトローム「やれやれ、手を出すなと言ったのに。酷いじゃないですかゼスト君。こんな楽しそうな事を、私に内緒で始めるなんて。」
果たして、スイード王国の運命は・・・
増岡大介
田所陽向
橘龍丸
市川蒼
スイード王国に魔人ミリアが現れた。シシリーは救護所でナージャ達と共に負傷者の手当てを続ける。スイード王国の運命は・・・