ウルトラマンティガ THE ULTIMATE MAGICIANS   作:naogran

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難攻不落の幽霊屋敷(フェルペスハウス)
ララ、ジャネット 登場



11/難攻不落の幽霊屋敷(フェルペスハウス)

嵐が吹き荒れる森に佇む不気味な屋敷。

 

男「ハァハァハァハァ!!」

 

何かから必死に逃げる男の姿があった。

 

男「何なんだよ・・・何なんだよこの屋敷はァ!!!」

 

彼は仲間達と一緒に屋敷に入ったが、その仲間達は何者かに殺されてしまった。

 

男「早くここから出ないと!!」

 

 

 

 

急いで屋敷の入り口へ向かった。

 

男「ッ!!ッ!!」

 

しかし、入り口の扉が開かない。

 

男「何で!?何で開かないんだよ!!」

 

するとドアノブが真っ赤になり、男を炎上させた。

 

男「アアアアアアアアアア!!!!!」

 

断末魔を上げながら、男は燃えながら倒れた。

 

???「フッフッフッフ・・・アハハハハハハハ!!」

 

屋敷中に響き渡る不気味な笑い声。

 

 

 

 

 

 

翌日。嵐が吹き荒れ続けてる。タクト達が嵐の中を走ってる。

 

タクト「クッ!嵐が止まなねぇ!」

 

グレア「私吹き飛ばされそう!!」

 

フェオン「絶対吹き飛ばされないでね!」

 

ティオ「僕の風の護りでも耐えれるか心配だよ!」

 

エミリー「ヒナ!何処かないか!?雨宿り出来る場所は!」

 

ヒナ「そう言われましても・・・あ!皆さん!彼処!」

 

森の中に佇む、不気味な屋敷が見えた。

 

アンナ「何でしょう?このお屋敷・・・」

 

レア「何か不気味な屋敷だなぁ・・・」

 

イザベラ「周りは森なのに。」

 

タクト「ならしょうがない。嵐が過ぎ去るまで雨宿りさせて貰おう。」

 

フェオン「ちょ、ちょっと!?ここで雨宿りするの!?」

 

レオン「それしかないだろ。」

 

ソフィー「うん。ここに来たんだし、引き返せないよ。」

 

カサンドラ「フェオン。絶対に逸れたりしないで下さいね。」

 

フェオン「勿論逸れないわ!!ずっと付いて行くから!!!」

 

イザベラ「お、お姉ちゃん・・・手握り過ぎ・・・」

 

タクト「じゃあ、入るぞ。」

 

錆びだらけの門を開けて、敷地内へ。

 

タクト「うわぁ・・・」

 

墓石のような石が無数に転がってる。

 

ティオ「こうして見ると、ほぼ墓地だね。」

 

フェオン「・・・・」

 

木々に止まってるカラスがジッとこっちを見てる。

 

 

 

 

 

 

古びた屋敷へ入った。

 

タクト「・・・」

 

屋敷内は、蜘蛛の巣や物が散乱してる。

 

タクト「ふぅ・・・」

 

アンナ「あ〜あ、もう服がびしょ濡れ・・・」

 

カサンドラ「ブルブルブルブル!」

 

濡れた身体を震わせて水を飛ばす。

 

グレア「皆、すぐ乾かすね。ドライ!」

 

乾燥魔法で、全員の服を一瞬で乾かした。

 

ソフィー「ありがとうグレアさん。」

 

レア「何なんだこの屋敷?不気味だなぁ・・・」

 

フェオン「ガクガクブルブル・・・・・・」

 

イザベラ「あの、これ見て下さい。」

 

壁にある絵画を発見した。

 

ヒナ「このお屋敷の方々でしょうか?」

 

フェオン「この子達は姉妹かしら?」

 

2人の小さな女の子も描かれていた。

 

カサンドラ「絵画の下に名前が彫られています。名前は・・・フェルペス一族?」

 

タクト「フェルペスかぁ・・・」

 

エミリー「タクト、知ってるのか?」

 

タクト「知ってるって言うか、噂で聞いたんだ。エルスティア皇国でな。」

 

 

 

 

 

 

エルスティア皇国。

 

国民A「フェルペスハウスって知ってるか?彼処は危険らしいぞ?」

 

国民B「何でも、入った人は2度と出られないって噂よ?」

 

国民C「その屋敷へ向かった盗賊達も犠牲になったらしいぞ。」

 

 

 

 

 

 

タクト「ってな。」

 

カサンドラ「フェルペスハウス?」

 

タクト「巷で噂になってる幽霊屋敷。この屋敷こそがそのフェルペスハウスらしい。」

 

フェオン「・・・・・・・・・・」

 

イザベラ「お姉ちゃん・・・?」

 

タクト「フェオン?おーい。大丈夫かー?フェオーン?」

 

フェオン「・・・・・・・・・・」

 

タクト「ダメだ。あまりの怖さに固まってる。」

 

フェオン「ハッ!!ねぇタクト・・・ここから出ようよ・・・」

 

タクト「気が付いたか。フェオン、外に出ようにも外は嵐だ。出た瞬間ぶっ飛ばされるだけだ。」

 

フェオン「た、確かにそうだけど・・・」

 

レオン「でもタクト、外を見たけど嵐が止んでるみたいだぞ。」

 

タクト「え?」

 

フェオン「嵐が止んだ!?なら早くここから出ましょうよ!」

 

扉のドアノブに触れようとした瞬間。

 

タクト「ッ!フェオン!ドアに触れるな!!」

 

フェオン「え?・・・え!?」

 

扉が突然炎に包まれてしまっていた。

 

グレア「扉が燃えてる!?」

 

ティオ「消火しよう!」

 

風の魔法で消火しようとしたが、扉が結界を展開し始めた。

 

ティオ「嘘!?」

 

エミリー「扉が結界を張った・・・!?」

 

タクト「俺達を出してくれない訳か・・・」

 

フェオン「う、嘘でしょ!?じゃあ出られないの!?」

 

タクト「いや、窓を突き破れば出れるかも。試してみる。」

 

扉の横の窓にダッシュする。

 

タクト「ハァッ!!」

 

しかし、見えない何かがタクトを弾き返した。

 

タクト「何!?」

 

弾き返えされたタクトが着地する。

 

エミリー「弾かれただと!?」

 

すると先程の窓や、別の窓に謎の歪みが発生した。

 

タクト「ハァッ!!」

 

ハンドスラッシュを飛ばしたが、その歪みに掻き消された。

 

タクト「・・・なぁ皆、1つ結論が出た。」

 

イザベラ「何ですか?」

 

タクト「・・・脱出不可能だ。」

 

フェオン「どうするのよ!!このまま私達呪い殺されるって言うの!?」

 

タクト「落ち着けフェオン!ここは冷静になれよ!」

 

イザベラ「お姉ちゃん!私達が付いてるから大丈夫だよ!」

 

フェオン「それはそうだけど・・・でも怖いよ・・・!!」

 

”ガシャン!ガシャン!”

 

全員「え!?」

 

 

 

 

 

 

巨大な甲冑が現れた。

 

 

 

 

 

 

フェオン「な、何なのーーーー!?」

 

タクト「皆!避けろ!!」

 

甲冑「ーーーーーーー!!!!」

 

巨大な手を振り下ろしたが、全員が避けた。

 

イザベラ「えいっ!!」

 

蔦の魔法で甲冑の身動きを奪った。

 

エミリー「出来したぞイザベラ!!ヤアァァァ!!!」

 

大ジャンプして太刀を振り下ろした瞬間、甲冑の姿が消えた。

 

エミリー「何!?」

 

タクト「消えた!?」

 

その甲冑は、一瞬にしてタクトの後ろに現れた。

 

カサンドラ「タクト!後ろ!」

 

タクト「しまった!!」

 

甲冑はタクトを捕まえた。

 

タクト「ガハッ!!」

 

フェオン「タクト!!」

 

甲冑「ーーーーーーー!!!」

 

そのままタクトを壁の奥へ投げた。

 

タクト「グアアアアア!!!」

 

するとタクトが、壁の中へ消えた。

 

ヒナ「消えた!?」

 

甲冑「ーーーーー・・・・!!」

 

それと同時に、甲冑がバラバラに崩れた。

 

レア「崩れた!」

 

グレア「・・・」

 

バラバラになった甲冑を調べる。

 

グレア「中身がない。これは・・・誰かが操っていたみたいだね。」

 

ソフィー「じゃあやっぱり、幽霊屋敷なんだね・・・」

 

フェオン「ねぇタクトは!?」

 

投げ飛ばされたタクトを探しに行ったが、何もなかった。

 

フェオン「タクト!!返事しなさいよ!タクト!!!」

 

しかし、タクトからの返事はない。

 

フェオン「まさか・・・幽霊に捕まったの!?ギヤアアアアア!!!」

 

絶叫してバタンと倒れた。

 

イザベラ「お姉ちゃん!!」

 

レオン「忙しいリーダーだなぁ・・・」

 

カサンドラ「ティオ!タクトの居場所は!?」

 

ティオ「・・・地下みたいだね。危なっかそうだね。」

 

フェオン「地下!?それも危なっかそう!?何でよりによって・・・」

 

イザベラ「あ、起きた。」

 

アンナ「兎も角、タクトさんを助けに行きましょう!」

 

レア「そうだぞ!レア達の大事な仲間を放って置けるかよ!」

 

フェオン「もう・・・皆・・・逸れたりしないでよ・・・?」

 

グレア「任せて♪」

 

 

 

 

 

 

そして、地下へ送り込まれたタクトは、謎の部屋に転送されていた。

 

タクト「よっ!!」

 

何とか着地した。

 

タクト「あの甲冑野郎・・・俺を何処へ送り込んだんだ・・・え?」

 

その部屋でタクトが目にしたのは・・・

 

 

 

 

 

 

無数の人形だった。

 

 

 

 

 

 

タクト「何だこの部屋・・・?」

 

四方の壁一面に無数の人形が飾られ、天井に無数の人形が首吊りになってる。

 

タクト「人形・・・しかも全部アンティーク人形ばかり・・・何なんだここは・・・?」

 

???「ケケケケケケケケケ!」

 

タクト「!?」

 

部屋中の人形達が動き始めた。

 

タクト「何だ・・・!?」

 

人形達「ケケケケケケケケケ!!!」

 

その人形達は、タクトに向けて糸のような物を飛ばした。

 

タクト「ハァッ!!」

 

糸を避け続けるタクトだが、次第に糸の数は増えていく。

 

タクト「何だ此奴等!?」

 

人形達「ケケケケケケケケケ!!!」

 

糸の速度が上がり、タクトの両腕と両足を縛った。

 

タクト「しまった!」

 

人形達「ケケケケケケケケケ!!!」

 

糸がタクトから赤い光を吸収した。

 

タクト「何だこの光?ッ!?」

 

するとタクトが膝を付いた。

 

タクト「この光・・・此奴等・・・俺の血を吸ってる・・・!!こうなったら・・・!!」

 

ウルトラ念力を使おうとした瞬間、タクトの両腕が糸で傷を刻まれた。

 

タクト(グッ!?・・・まさか・・・糸鋸・・・!?それも糸見たいにミクロサイズの歯で作られてやがる・・・!!下手をしたら切断されてしまう・・・!!だがその間に俺の血が・・・!!クッ!!どうしたら・・・!!)

 

”コツン”

 

人形達「!?」

 

1体の人形の頭に何かが当たり、人形達がタクトを縛ってる糸鋸を解いた。

 

タクト「え・・・?何だ・・・?ん?」

 

下を見ると、人形の頭に当たった物が落ちてた。

 

タクト「?」

 

そこに現れたのは、赤いドレスを身に纏った金髪の少女だった。

 

少女「・・・」

 

人形達「ケケケケケケケケケ!!!」

 

少女に狙いを定めて、人形達が糸鋸を射出した。

 

タクト「させるか!!」

 

ハンドスラッシュを連射し、人形達の胴体を破壊して少女を助けた。

 

タクト「ふぅ・・・ッ!」

 

人形達を倒したが、身体中に激痛が走る。

 

タクト「あれだけ血を吸われて、おまけに傷だらけ・・・ヒナが居たら・・・」

 

少女「大丈夫?」

 

タクト「え?」

 

先程の少女がタクトに話し掛けた。

 

少女「そのままにしてて。」

 

両手を翳すと、タクトの傷が治り、血の巡りが良くなった。

 

タクト「あ・・・痛みが引いた。それに血が戻ってる。ありがとう。助かったよ。」

 

少女「あなたはどうしてここに?」

 

タクト「あぁ。実は外が嵐で、雨宿り出来る場所を探していた時に偶然ここを発見してね。」

 

少女「そうなんだ。」

 

タクト「あ。俺はタクト=クリスティ。タクトって呼んで。」

 

少女「私はララ。」

 

タクト「なぁララ。この部屋にずっと居るのか?」

 

ララ「ううん。私はずっとこの部屋に閉じ込められてるの。」

 

タクト「部屋から出られないのか?」

 

ララ「うん。」

 

タクト「何らかの力で出られないのか?」

 

ララ「違うよ。この部屋・・・扉が無いの。」

 

タクト「何・・・!?」

 

 

 

 

 

 

その頃フェオン達は、タクトを探すべく地下を目指していた。

 

フェオン「もう地下はまだ着かないの・・・?」

 

イザベラ「この階段、何処まで続くんだろう・・・?」

 

レオン「薄暗い階段だな・・・」

 

ソフィー「何か怖い・・・」

 

グレア「ん〜・・・」

 

ティオ「グレア、どう?」

 

グレア「奥まで照らさないと分からないね。ちょっと別の照明を飛ばしてみるね。」

 

照明弾を奥へ飛ばした。

 

ヒナ「かなり続きますね。」

 

グレア「あ!止まったよ!」

 

奥に扉があった。

 

エミリー「扉か。」

 

アンナ「彼処にタクトさんが居るんですか?」

 

グレア「分からないけど、行くしかないね。」

 

 

 

 

階段を下って扉の前。

 

レア「タクトー!居るのかー?」

 

大声で呼ぶが、返事がない。

 

レア「中で何が起こってるんだ?開けてみるぞ。」

 

扉のドアノブに触れた瞬間。

 

全員「!?」

 

突然扉が跡形もなく消滅した。

 

アンナ「消えた!?」

 

ティオ「・・・そんな!?さっきのタクトの反応は誰かのダミー!?」

 

フェオン「嘘!?じゃあタクトは何処に居るのよ!?」

 

ティオ「分からないけど・・・また戻って確かめる必要があるね。」

 

すると左右の壁から、黒い手が出現した。

 

フェオン「え!?な、何!?」

 

無数の黒い手が、フェオン達を包み込んだ。

 

フェオン達「うわああああああ!!」

 

黒い手が消え、フェオン達も消えた。

 

 

 

 

 

 

別の場所では。

 

???「フッフッフッフッフ。罠とは知らずにノコノコとやって来たわね。さぁ、これからの展開が楽しみね。」

 

 

 

 

 

 

地下の部屋。タクトとララが部屋から脱出する為、部屋中を調べてる。

 

タクト「ララ。君はどうしてここに閉じ込められたんだ?」

 

ララ「分からないの。気が付いたらここに。」

 

タクト「もしかして、閉じ込められる前の記憶が無くなったとか?」

 

ララ「う〜ん・・・」

 

タクト「まぁ、何れにせよ記憶は蘇る事はあるし。深く考えずに今は脱出の手立てを考えよう。」

 

ララ「そうだね。」

 

タクト「にしても、何でこの部屋は人形ばかりなんだ?何だか呪われた部屋だな。フェルペスって貴族は人形が趣味なのか?」

 

ララ「・・・・・・」

 

タクト「ん?ララ?どうしたんだ?」

 

ララ「え?私どうしてた?」

 

タクト「何か固まってた。」

 

ララ「どうしたんだろう?」

 

タクト「・・・なぁララ。フェルペス一族と何か関係あるのか?」

 

ララ「・・・・・・・」

 

タクト「ララ?おいララ?」

 

ララ「・・・フェルペス・・・何か聞いた事がある・・・でも何でだろう・・・」

 

タクト「もしかして君、フェルペス一族と深い関わりが?」

 

ララ「分からない・・・」

 

タクト(もしかしたらこの子、フェルペス一族の血筋か何かか・・・?)

 

するとタクトが、テーブルの下に光ってる物を発見した。

 

タクト「ん?何だ?」

 

テーブルの下を探ると。

 

タクト「これは!」

 

液体が入った小瓶だった。

 

タクト「小瓶?」

 

ララ「ん?それ、聖水じゃない?」

 

タクト「聖水?・・・本当だ。微かに十字架が彫られてる。・・・ちょっとやってみるか。」

 

ララ「何を?」

 

タクト「こうする。」

 

小瓶の蓋を開け、聖水を少し零した。聖水から光が溢れた。すると部屋中の歪み出現し、聖水の光で消滅した。

 

タクト「・・・!?」

 

歪みが消えたと同時に、扉が出現した。

 

タクト「扉が!これで出られる!」

 

扉を開けた。

 

タクト「・・・え!?」

 

ララ「・・・何これ・・・?」

 

2人が見た光景は・・・

 

 

 

 

 

 

山積みになった無数の人骨だった。

 

 

 

 

 

 

タクト「・・・」

 

ララ「骨・・・?」

 

タクト「人骨・・・それも全部焦げてる。もしかして、この屋敷に閉じ込められて殺された人達なのか?」

 

ララ「タクト!これ見て!」

 

タクト「ん?日記か?」

 

部屋にある日記を見付けた。

 

タクト「『私はあの子を蘇生する事に頭がいっぱいだった。自重しなくちゃならないのに、もう自分を抑え切れない。だから私の邪魔をする者は誰であろうと消すと誓った。それが例え、家族だろうとも。』・・・残酷な内容だ・・・書いたのは・・・ジャネット=フェルペス!?」

 

ララ「ジャネット・・・!?うっ!!」

 

タクト「ララ!?どうしたんだ!?」

 

ララ「・・・・タクト・・・・私・・・・思い出したよ・・・・」

 

タクト「記憶が戻ったのか?」

 

ララ「うん。私は・・・・」

 

 

 

 

 

 

そして、黒い手に包み込まれたフェオン達は、真っ赤な部屋へ誘われた。

 

フェオン「痛たたたた・・・」

 

レオン「何だこの部屋・・・?」

 

???「あら。来たわね。」

 

レア「誰だ!?」

 

そこに居たのは、黒いドレスを身に纏った黒髪の女だった。

 

女「ようこそフェルペスハウスへ。私はジャネット=フェルペス。フェルペス一族の娘よ。」

 

レオン「フェルペス!?」

 

ジャネット「あなた達は、自分の足でここに来たって訳ね。」

 

アンナ「違います!!私達は嵐の雨宿りの為に来ただけです!」

 

ジャネット「あぁ。私が起こした嵐ね。」

 

レア「あれはお前が起こしたのか!?」

 

ジャネット「そう。あなた達がこの屋敷に入ったと同時に私が嵐を止めた。あなた達は今ここで、私の生贄になるのよ!」

 

イザベラ「そ、そんな事・・・!!」

 

???「させねぇよ!!」

 

全員「!?」

 

そこに現れたのは・・・

 

 

 

 

 

 

タクトとララだった。

 

 

 

 

 

 

フェオン「タクト!!」

 

ジャネット「ララ!?何故ここに!?」

 

ララ「止めて!お姉ちゃん!」

 

フェオン・イザベラ・エミリー・ヒナ・レア・アンナ・レオン・ソフィー・グレア・ティオ「お姉ちゃん!?」

 

タクト「まさかこの子が、アンタの妹だったとはな。」

 

ジャネット「・・・あの部屋からどうやって抜け出せた!?」

 

タクト「あの部屋のテーブルの下に小瓶があった。そこにあった聖水を使ったら、歪みが消えて扉が開いた。その扉を開けたら、アンタが今まで殺した人々の人骨が山積みになっていた。そして、これを見付けた。」

 

懐から、ジャネットの日記を出した。

 

ジャネット「それは!!」

 

タクト「アンタは自分の妹を蘇生する為に、邪魔となる者達を排除した。その中にアンタの両親も含まれていた。その殺した人々の人骨や血液を使って、亡くなった妹の蘇生に使おうとした。」

 

ジャネット「・・・・」

 

エミリー「ど、どう言う事だ?」

 

タクト「ジャネットは愛する妹を病気で亡くしてしまい、また妹と一緒に過ごしたい為に独学で蘇生魔法を学んだ。けどその為には生贄が必要だった。だから屋敷に入って来た見知らぬ者達を殺し、更には両親や使用人達も殺して生贄に捧げた。だが生贄の数が足りず、俺達を殺して蘇生しようと企んだ。そうだろ?」

 

ジャネット「・・・そうよ。ララの病気は不治の病。治す事も出来無い憎っくき病・・・それを聞いた時、私は我を失った・・・」

 

ララ「お姉ちゃん・・・」

 

ヒナ「ち、ちょっと待って下さい!亡くなっているはずなのに、ララさんが何故タクトさんの隣に!?」

 

タクト「ララ。君は人形に魂を宿してるんだろ?」

 

ララ「気付いてたの・・・?」

 

タクト「君の髪。人形の髪に使う素材のサランだからな。」

 

ララ「・・・」

 

ジャネット「そこまで調べてるとは話が早いね。あなた達を殺して、ララを生き返らせる!」

 

ララ「お姉ちゃん止めて!そんな事したら、皆が悲しむよ!」

 

ジャネット「ララ!私の方が悲しいわよ!大切な妹を亡くした私の方が・・・」

 

ララ「お姉ちゃん・・・」

 

ジャネット「さぁ・・・行きなさい!!」

 

”ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!”

 

突然フェルペスハウスが崩壊した。

 

レア「地震か!?」

 

タクト「ッ!!」

 

壁に穴が空いた。

 

タクト「皆逃げるぞ!!」

 

 

 

 

 

 

崩壊するフェルペスハウスから間一髪脱出した。

 

アンナ「皆さん!無事ですか!?」

 

フェオン「何とかね!」

 

すると雨が降り始めた。

 

グレア「雨が・・・!」

 

エミリー「おい!何だあれは!?」

 

崩壊したフェルペスハウスの瓦礫から、蝙蝠の魔物が出現した。

 

ジャネット「アハハハハハハハ!!さぁバット!思う存分甚振りなさい!!」

 

バット「ーーーーーーー!!!」

 

タクト「クッ!」

 

スパークレンスの光を解放し、ウルトラマンティガへ変身した。

 

ララ「あれは・・・」

 

グレア「ウルトラマンティガ。タクトが持つ超古代の戦士よ。」

 

ジャネット「新手か。バット!!殺りなさい!!!」

 

 

 

 

バット「ーーーーーー!!!」

 

ティガ「タァッ!!」

 

マルチキックから、2回連続マルチパンチを叩き込む。

 

バット「ーーーーーーー!!!」

 

ティガ「ドゥアッ!!」

 

しかしバットに掴まれ、腹に膝蹴りを受けた。

 

ティガ「アァッ!!」

 

そのまま後ろへ放り投げられた。

 

バット「ーーーーーーーー!!!」

 

ティガ「ッ!!」

 

光のエネルギーを集める。

 

バット「ーーーーーーーー!!!」

 

しかしバットが、大きな翼を羽ばたかせて風を起こした。

 

ティガ「ウッ!!」

 

強風でティガが怯んでしまった。その隙にバットが飛び、ティガの後ろを取った。

 

ティガ「ッ!!」

 

バット「ーーー!!」

 

ティガ「ドゥアッ!!」

 

後ろを掴まれてしまい、バットがティガの首を噛み付いた。

 

ティガ「ドゥアッ!!」

 

 

 

 

ヒナ「噛み付きました!!」

 

フェオン「急いでタクトを援護するわよ!!」

 

全員「了解!!」

 

 

 

 

ティガ「ッ!!」

 

”ピコン”

 

バットがティガを離した。

 

ジャネット「ハァッ!!」

 

倒れたティガに向けて両目を光らせた。

 

ティガ「・・・・・・」

 

ジャネット「あなたはもう、私の操り人形そのもの。思う存分遊んであげるわ。」

 

両手を縦横無尽に振り、ティガを縦横無尽に操る。

 

ジャネット「倒れろ!!」

 

ティガ「ドゥアッ!!」

 

両手を高く上げてティガを転ばせた。

 

バット「ーーーーーーー!!」

 

倒れたティガをバットが踏み付ける。

 

イザベラ「えいっ!!」

 

蔦の魔法でバットを束縛する。

 

バット「ーーー!?」

 

フェオン「ヤアアアァァァ!!!」

 

エミリー「タァッ!!」

 

レア「ドリャアアアア!!!」

 

後ろから3人が現れ、バットの背中に攻撃した。

 

バット「ーーーーーーー!!!」

 

しかしバットには効果が無く、イザベラの蔦の魔法が千切れた。

 

イザベラ「キャアッ!!」

 

レオン「ダメだ!歯が立たないぞ!」

 

アンナ「どうしたら・・・」

 

ララ「お姉ちゃん。」

 

アンナ「ん?何?」

 

ララ「それ、私に貸して。」

 

アンナ「どうするの?」

 

ララ「これを使う。」

 

それは、先程の聖水が入った小瓶だった。これをアンナのクロスボウの矢に括り付けた。

 

ララ「手伝って。」

 

アンナ「うん。」

 

クロスボウを2人で持ち、バットに狙いを定める。

 

ララ「彼奴の目を狙って。」

 

アンナ「分かった。グレアさん。引き付けて下さい。」

 

グレア「ガッテン!おーい!こっちだよー!」

 

バット「ーーーーーー?」

 

声を聞いたバットがこっちを見る。

 

グレア「今だ!!」

 

2人がバットの右目に狙いを定める。

 

ララ「おやすみなさい!」

 

クロスボウを発射。

 

バット「ーーーーーーーー!!!!」

 

聖水を括り付けたクロスボウの矢がバットの右目を突き刺し、そこから聖水が流れ込んで苦しむ。

 

ジャネット「何!?ララ!あなた・・・!!」

 

ティガ「ッ!!」

 

正気に戻ったティガが立ち上がる。

 

アンナ「もう1発!!」

 

再びクロスボウを発射し、今度はバットの左目を潰した。

 

バット「ーーーーーーーー!!!!」

 

悶え苦しむバットが空へ羽ばたいて逃げる。

 

フェオン「逃がさないわよ!!!」

 

大剣を投げて、バットの背中に突き刺した。

 

バット「ーーーーーーーー!!!!」

 

それでも逃げるバットにティガが。

 

ティガ「ハァッ!!」

 

ウルトラフィックスでバットの動きを止めた。

 

ティガ「フッ!!」

 

両腕を前に突き出し交差させ、大きく横にゆっくり広げてエネルギーを集める。

 

ティガ「タァッ!!」

 

ゼペリオン光線がバットを直撃し、バットを燃やした。

 

フェオン「よっと!」

 

燃えたバットから大剣が戻って来た。そして雨が止み、空に太陽が出た。

 

ティガ「・・・・・」

 

光となって、タクトに戻った。

 

ジャネット「こんな・・・こんなはずじゃなかったのに・・・」

 

ララ「お姉ちゃん・・・」

 

悔しがるジャネットに、ララが歩み寄った。

 

ジャネット「ララ・・・私はあなたの為に・・・あなたを生き返らせたいだけなのに・・・どうして・・・!?」

 

しかしララが、ジャネットを優しく抱いた。

 

ジャネット「・・・ララ・・・?」

 

ララ「お姉ちゃん。もう良いの。私はね、お姉ちゃんの傍に居るだけで幸せなの。だからもう、これ以上他の人達の犠牲なんていらないの。また一緒に居てくれる?お姉ちゃん。」

 

ジャネット「ララ・・・ごめんなさい・・・本当にごめんなさい・・・」

 

泣きながらララを抱き締め、ララは涙を流しながらジャネットを抱き締める。

 

ジャネット「ごめんなさい皆・・・私のせいで・・・」

 

タクト「もう良いんだ。亡くなった人達は俺達が代わりに供養する。アンタ達はこれからどうする?」

 

ララ「お姉ちゃんと一緒に還ります。お姉ちゃん、行こう?」

 

ジャネット「えぇ。」

 

2人は光となって、天に召された。遺されたのは、ララが憑依していた人形だけだった。

 

 

 

 

その後崩壊したフェルペスハウスの瓦礫を片付け、地下に放置された人骨達を回収し、ララが憑依していた人形を埋葬して供養した。因みにフェオンは人骨が苦手な為見物した。

 

 

 

 

全てが終わった後。

 

カサンドラ「ジャネットとララにも、複雑な心境が残っていたのですね。」

 

タクト「だがもう、2人は解放されたんだ。天国で幸せになれるよう祈ろうぜ。」

 

イザベラ「ふぁ〜〜・・・・お姉ちゃん・・・・眠いよ・・・・」

 

フェオン「そう言えば、さっきの騒動で眠れなかったわね・・・」

 

タクト「どうする?ここでキャンプして仮眠取るか?」

 

エミリー「そうだな。」

 

彼等はキャンプをして仮眠を取った。

 

『To Be Continued・・・』




キャスト

タクト=クリスティ:萩谷慧悟

フェオン:内山夕実
イザベラ:黒沢ともよ
エミリー:大橋彩香
ヒナ:高野麻里佳
レア:本渡楓
アンナ:近藤玲奈
レオン:岡本信彦
ソフィー:櫻庭彩華
カサンドラ:高田憂希
グレア:高橋李依
ティオ:村瀬歩

男:高橋伸也

ララ=フェルペス:松本沙羅
ジャネット=フェルペス:田村奈央





次回予告

謎の女ヴィエラはアンナを誘拐し、亡き姉を蘇生しようと画策する。しかしヴィエラには、自身すら知らないある秘密があったのだが・・・

次回ウルトラマンティガ

鳥かごの姫

お楽しみに
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