ウルトラマンティガ THE ULTIMATE MAGICIANS   作:naogran

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鳥かごの姫
ヴィエラ 登場



12/鳥かごの姫

ある日。

 

レオン「皆。色々旅して楽しかったぜ。」

 

ソフィー「また会えるかな?」

 

タクト「きっと会えるだろう。」

 

フェオン「こっちも楽しかったわ。元気でね。」

 

レオン「あぁ。じゃあな。」

 

ソフィー「またお会いしましょう。」

 

2人はタクト達と別れて、自分達の旅を出発した。

 

レア「何か短かったな。」

 

アンナ「うん。」

 

イザベラ「でも、また何れ会えるかも知れませんよ?」

 

エミリー「あぁ。」

 

タクト「よし。俺達も出発するか。」

 

彼等も次の旅へ出発した。

 

 

 

 

 

 

しばらくして、小さな国に着いた。コスペル王国。ここは花が豊かな国で、沢山の観光客が訪れる国である。

 

 

 

 

ホテルにチェックインした。

 

タクト「どうだ?」

 

コスペル王国で買ったオキザリスのマリッジリングをフェオンの左手の薬指に嵌めた。

 

フェオン「ありがとうタクト。私、あなたに出会えて良かったわ。」

 

タクト「俺も同じさ。フェオンと、皆と出会えて嬉しい。」

 

イザベラ「タクトさんは私達の大切な仲間ですから。」

 

タクト「ああ。」

 

レア「なぁ皆見ろよ。観光客で賑わっているぞ。」

 

ヒナ「ここは花が盛んな国ですからね。皆さん癒しを求めて訪れているんですよ。」

 

ティオ「それに、綺麗な花園まであるんだよ。」

 

カサンドラ「ねぇ、花園へ行ってみませんか?きっと綺麗ですよ?」

 

アンナ「うん!行こう!」

 

タクト「じゃあ早速花園へ行ってみるか。」

 

 

 

 

 

 

コスペル王国・花園。

 

イザベラ「わぁ〜!」

 

そこには、美しい花の数々が一面に咲いている。

 

イザベラ「綺麗〜!」

 

フェオン「本当ね〜。」

 

レア「うおっほ〜!一面に咲いてるなぁ!まるで畑だ!」

 

グレア「それにホラ!フラワーガーデンまであるよ!」

 

タクト「本当綺麗だなぁ〜。皆で散策するか。」

 

それぞれ別れて散策する。

 

 

 

 

まずはタクト。フラワーガーデンの椅子に座っている。

 

タクト「フラワートンネル良いなぁ。噴水も綺麗だし。カメラがあったら撮ってたのになぁ。」

 

 

 

 

次はフェオンとイザベラ。スミレの花畑を歩いている。

 

フェオン「スミレも綺麗ねぇ。」

 

イザベラ「お姉ちゃんにピッタリだね。このスミレって。」

 

フェオン「そう?」

 

イザベラ「うん。あ。彼処に売店があるよ。」

 

フェオン「あら本当だわ。」

 

イザベラ「そうだ!ちょっと待ってて?」

 

売店へ行って、何かを買って戻って来た。

 

イザベラ「お待たせお姉ちゃん!」

 

買って来たのは、花かんむりだった。その花かんむりをフェオンに被せた。

 

イザベラ「うん!お姉ちゃん可愛いよ!」

 

フェオン「・・・イザベラ・・・ありがとーーー!!」

 

嬉し泣きしてイザベラを抱き締めた。

 

フェオン「やっぱりあなたは私の天使だわ〜!」

 

イザベラ「お姉ちゃん・・・皆が見てるよ・・・」

 

周りからの視線に恥ずかしがるイザベラであった。

 

 

 

 

次はエミリーとヒナ。フラワーガーデンのトンネルを歩いている。

 

ヒナ「エミリーちゃん。とっても綺麗ですね。」

 

エミリー「そうだな。」

 

レア「お!エミリーにヒナ!」

 

そこにレアとアンナと会った。

 

アンナ「お2人もここを歩いてたんですか?」

 

エミリー「あぁ。このフラワートンネルは本当に綺麗だ。水も流れているし、何だか癒される気分だ。」

 

ヒナ「私も。エミリーちゃんと一緒に居ると心が癒されます。」

 

レア「ヒナは相変わらず、エミリーにベッタリだな。」

 

 

 

 

そしてカサンドラとグレアとティオ。花園にある丘の上に居た。

 

カサンドラ「ん〜。風が気持ち良いです〜。」

 

グレア「本当。このまま風に乗せられちゃう気分ね〜。」

 

ティオ「〜〜〜♪」

 

竪琴を奏でながら鼻歌を歌っている。

 

グレア「あ〜〜〜・・・本当に流され〜〜〜・・・ってティオ!!」

 

ティオ「ん?何だい?」

 

グレア「何風に乗って流される詩弾いてるの!?」

 

ティオ「え?そうかい?」

 

グレア「もう!」

 

カサンドラ「うふふふ。仲良しですね。」

 

 

 

 

 

 

その後に皆集合し、草原でピクニック。

 

タクト「本当に良い国だな。」

 

ヒナ「えぇ。」

 

レア「ずっとここで暮らしたい気分だぜ!」

 

タクト「ん?フェオン、その花かんむりどうした?」

 

フェオン「これ?これはね、愛しの天使からの贈り物なのよ?」

 

イザベラ「違うよ!妹からのプレゼント!」

 

タクト「ほう。自分を守ってくれるお姉ちゃんへのプレゼントか。」

 

イザベラ「私への愛は凄まじいけど、私に大切なお姉ちゃんですから。」

 

タクト「本当。良い妹を持てたな。イザベラはフェオンの妹で俺の義妹。可愛い義妹が持てて良かった。」

 

イザベラ「私も。タクトさんみたいなお兄ちゃんが持てて良かったって。」

 

タクト「そっか。」

 

優しくイザベラを撫でる。

 

イザベラ「えへへ。」

 

アンナ「私も。カサンドラちゃんを妹にしちゃおっかな?」

 

カサンドラ「止めて下さい。」

 

アンナ「どうして?」

 

カサンドラ「アンナ。あなたのスキンシップが強烈ですから。」

 

アンナ「えぇ〜?」

 

 

 

 

 

 

その後も花園を散策する。

 

アンナ「〜〜〜〜♪」

 

鼻歌を歌いながら花を見詰めてるアンナ。

 

アンナ「あ!綺麗な花。レア先輩を呼びに行こうかな?」

 

歩き出したその時。

 

”ヒュン”

 

アンナ「ん?」

 

何かが足に引っ掛かった瞬間。

 

”ガサッ!!”

 

アンナ「え・・・!?」

 

突然花園から巨大な花が出現。

 

アンナ「キャアアアアーーー!!」

 

その花にアンナ呑み込まれ、口が引っ込んだ。

 

 

 

 

一方何も知らないタクト達は。

 

タクト「よし。色々見て回ったな。夕方になったしそろそろホテルに戻るか。」

 

フェオン「そうね。」

 

レア「あれ?アンナは?」

 

カサンドラ「本当ですね。アンナが居ません。」

 

タクト「何?何処かでまだ花見てるのか?」

 

エミリー「手分けして捜そう。」

 

 

 

 

その後8人がアンナを捜すが、何処にも居なかった。

 

 

 

 

エミリー「そっち居たか?」

 

タクト「何処にも居なかった。」

 

レア「彼奴、何処行ったんだ?」

 

タクト「もう夜だ。仕方無い。明日の朝にもう1度捜索しよう。」

 

イザベラ「そうですね・・・」

 

 

 

 

 

 

翌朝、花に呑み込まれたアンナは。

 

アンナ「・・・っ・・・ん・・・?」

 

目を覚ますと、彼女は鳥かごのような牢屋に入れられていた。

 

アンナ「ど・・・何処なのここ・・・?ん?」

 

鳥かごの中に、不審な棺もあった。

 

アンナ「棺・・・?」

 

???「あら。目覚めたみたいね。」

 

アンナ「っ!?」

 

そこに現れたのは、赫いドレスを着た赫い髪の女だった。

 

アンナ「あなたは・・・?」

 

ヴィエラ「私はヴィエラ。魔人よ。」

 

自身の赤い両目を見せた。

 

アンナ「っ・・・!私をどうするつもりですか・・・?」

 

ヴィエラ「決まっているわ。あなたを殺すの。」

 

アンナ「っ!?」

 

ヴィエラ「あなたを殺せば、私の願望が実現するの。」

 

アンナ「あなたの願望・・・?」

 

 

 

 

 

 

同じ頃。タクト達が花園へ向かってアンナを捜した。

 

タクト「やっぱり何処にも居ない・・・」

 

フェオン「可笑しいわね・・・」

 

???「あの・・・」

 

タクト「ん?」

 

そこに声を掛けて来たのは、1人のポニーテール少女だった。

 

タクト「あなたは?」

 

???「私シエラと言います。誰かをお捜しなんですか?」

 

フェオン「あ、はい。私達の仲間を捜しているんです。昨日この花園から姿を消していて。」

 

シエラ「実は、私の妹もこの花園から姿を消したんです。」

 

タクト「え?」

 

ヒナ「妹さんはどの辺で姿を消したんですか?」

 

シエラ「此方です。」

 

 

 

 

 

 

一方アンナは。

 

アンナ「あなたの願望・・・?それって何ですか?」

 

ヴィエラ「それはね。私の心の傷を癒してくれる願望よ。」

 

アンナ「あなたの心の傷を癒す願望・・・」

 

ヴィエラ「あなただけ教えてあげるわ。」

 

彼女は、鏡の傍に置いてある写真立てをアンナに見せた。

 

アンナ「・・・!?」

 

その写真には、アンナと瓜二つの少女が写っていた。

 

ヴィエラ「あなたを見て、私は驚いたわ。まさか亡くなった姉にそっくりだったなんて。」

 

アンナ「私が・・・あなたの姉と瓜二つ・・・」

 

ヴィエラ「亡くなった姉は、その棺に眠っているわ。」

 

アンナ「え・・・!?」

 

ヴィエラ「あなたを殺してその棺に捧げれば、姉は蘇る事が出来る。」

 

アンナ「・・・!!」

 

 

 

 

 

 

数分前、タクト達がシエラの妹が消えたとされる場所に着いた。

 

シエラ「ここです。」

 

フェオン「ここが妹さんが消えた場所ね。」

 

カサンドラ「ん?アンナの匂いがします。」

 

レア「本当か!」

 

イザベラ「流石カサンドラさん!」

 

タクト「猫の嗅覚は人間に比べ約数万倍〜数十万倍。人間の匂いが薄れても嗅覚で察知出来る。」

 

レア「アンナー!何処だー!」

 

シエラ「何処に居るのー!返事してー!」

 

フェオン「何処にも居ないわね・・・」

 

エミリー「本当にここで消えたのだろうか・・・」

 

タクト「・・・ん?」

 

石畳を見て違和感を覚えたタクトが、石畳をじっくり見る。

 

タクト「・・・・」

 

グレア「タクト?どうかしたの?」

 

ヒナ「石畳がどうしたんですか?」

 

タクト「・・・なぁ皆。石畳を見ろ。」

 

カサンドラ「え?・・・何があるんですか?」

 

タクト「よく見ろ。1つだけ色が黒いだろ?」

 

ティオ「あ!本当だ!他は白なのに真ん中に1つだけ黒いのがある!」

 

レア「何!?まさかこの石畳に仕掛けが!」

 

黒い石畳を押してみようとしたが、ビクともしない。

 

レア「ありゃ?ビクともしないぞ?」

 

タクト「皆、ちょっと退いてろ。」

 

皆を下がらせ、黒い石畳の上を歩いてみる。

 

”ヒュン”

 

”ガサッ!!”

 

黒い石畳の上を歩いた瞬間、花園から巨大な花が出現した。

 

フェオン「な、何あれ!?」

 

シエラ「あ、危ない!!」

 

タクト「ダァッ!!」

 

しかしハンドスラッシュでその花を破壊した。

 

タクト「ブービートラップか。」

 

エミリー「ブービートラップ?」

 

タクト「罠を作動させる仕掛け。この黒い石畳は足の裏に感知すると作動する仕組みのようだ。」

 

イザベラ「あ!皆さん見て下さい!」

 

巨大な花が破壊された跡には、謎の空洞があった。

 

カサンドラ「空洞・・・っ!ここからアンナの匂いがします!」

 

ティオ「成る程。アンナと妹さんはここに吸い込まれたって訳だね。」

 

タクト「っ!」

 

ヒナ「どうしました?タクトさん。」

 

タクト「魔人の気配が!」

 

全員「え!?」

 

タクト「アンナ!!」

 

すぐさまタクトが空洞に飛び込んだ。

 

フェオン「タクト!!」

 

 

 

 

 

 

そして現在。

 

アンナ「・・・!!」

 

ヴィエラ「ん?」

 

タクト「っと!!」

 

空洞からタクトが落ちて着地した。

 

アンナ「タクトさん!!」

 

タクト「お前、アンナに何をする気だ?」

 

ヴィエラ「何って、この子を殺すのよ。」

 

タクト「殺すだと?俺の大事な仲間を殺すなど言語道断だ!」

 

ハンドスラッシュで檻を破壊するが、ハンドスラッシュが消えた。

 

ヴィエラ「無駄よ。その檻には特殊な結界で護られてるわ。」

 

アンナ「タクトさん!!」

 

そこにフェオン達も降りて来た。

 

フェオン「アンナ!大丈夫!?」

 

アンナ「皆さん!」

 

レア「アンナ!!」

 

アンナ「レア先輩!」

 

レア「良かった!無事で!」

 

ヴィエラ「余計な邪魔が入ったわね。」

 

シエラ「ヴィエラ!」

 

ヴィエラ「ん?」

 

アンナ「え?」

 

タクト「な・・・?あの魔人がアンタの・・・」

 

ヴィエラ「誰なのあなたは?」

 

シエラ「私よ!シエラよ!」

 

彼女はポニーテールを解いた。その姿は、アンナと酷似してる。

 

フェオン「ア、アンナ!?」

 

ヒナ「アンナさんと酷似してます・・・!」

 

ヴィエラ「う、嘘・・・シエラ・・・お姉様・・・?」

 

シエラ「そうよ!あなたの姉のシエラよ!」

 

ヴィエラ「そ、そんな・・・!シエラお姉様はもう・・・」

 

シエラ「いいえ・・・それはあなたの方よ!」

 

タクト「え・・・!?」

 

シエラ「私じゃなくてヴィエラ!あなたが亡くなっているのよ!」

 

ヴィエラ「じ・・・じゃああの棺に眠っているのは誰なの・・・?あれはシエラお姉様のじゃないの・・・?」

 

シエラ「教えてあげるわ。あなた!その棺を開けなさい!」

 

アンナ「は、はい!」

 

棺の蓋を開けると、アンナが驚愕した。

 

アンナ「これって・・・」

 

 

 

 

 

 

棺にヴィエラが眠っていた。

 

 

 

 

 

 

ヴィエラ「どう言う事なの・・・!?シエラお姉様の棺じゃなく・・・私の・・・!?」

 

タクト「ん?」

 

落ちている写真を拾って見る。

 

タクト「そう言う事か。」

 

ヴィエラ「!?」

 

タクト「アンタの姉は彼女と瓜二つだ。アンタがアンナを殺そうとした理由。それは、遺体になったアンナを棺に移して姉を蘇らせる。そう言う計画だったんだろ?」

 

シエラ「ヴィエラ・・・」

 

ヴィエラ「・・・・・」

 

シエラ「私は、あなたが死んだ時は誰よりも悲しんだ・・・でも私は信じている。あなたが私達をずっと見守ってくれる事を。だから・・・」

 

ヴィエラ「・・・嘘だ・・・!」

 

シエラ「ヴィエラ・・・?」

 

ヴィエラ「嘘だ嘘だ嘘だ!!私は生きている!!死んでなんかいない!!死んだのはお姉様の方だ!!」

 

シエラ「お願いヴィエラ!!真実を受け止めて!!」

 

ヴィエラ「気安く止めるな!!そうか・・・分かった・・・あなたは偽物!!本物のシエラお姉様を殺して騙ってるんだ!!だったら私が・・・私があなた達を殺す!!!お姉様の仇!!!」

 

暴走したヴィエラが我を失った。

 

シエラ「ッ・・・!」

 

アンナ「タクトさん!!」

 

タクト「ん?」

 

アンナ「ヴィエラさんを止めて!楽にさせてあげて下さい!!」

 

タクト「・・・っ!」

 

決心して頷き、スパークレンスの光を解放してウルトラマンティガへ変身した。

 

 

 

 

ヴィエラ「ウアアアアアア!!!」

 

ティガ「ハァッ!!」

 

突進するヴィエラを受け止めたが、力強く後ろへ押された。

 

ティガ「タァッ!!」

 

右へ投げてヴィエラを転ばせた。

 

ヴィエラ「ウアアアアアア!!!」

 

ティガ「アァッ!!」

 

しかしすぐに起き上がったヴィエラがティガに打撃を与えた。

 

ヴィエラ「ウアアアアアア!!!!」

 

ティガ「ドゥアッ!!」

 

顔を掴まれ、前へ放り投げられた。

 

 

 

 

シエラ「ヴィエラ・・・!!」

 

 

 

 

ティガ「ハァッ!!」

 

突進するヴィエラの肩を使って側転で避けた。

 

ヴィエラ「ウアアアアアア!!!!」

 

ティガ「タァッ!ハァッ!」

 

攻撃し続けるヴィエラに、ティガは両手で受け流す。

 

ティガ「ハァッ!タァッ!」

 

少しずつキックとパンチでヴィエラに攻撃を加える。

 

ヴィエラ「ウアアアアアア!!!」

 

ティガ「ドゥアッ!!」

 

隙を突かれたティガがヴィエラのタックルで突き飛ばされた。

 

アンナ「ッ!!」

 

鳥かごからアンナがクロスボウを連射する。

 

ヴィエラ「ウアアアアアア!!!」

 

クロスボウの矢がヴィエラの身体に擦り傷を刻んだ。

 

アンナ「ヴィエラさん!!目を覚まして下さい!!」

 

シエラ「復讐してはダメよ!!!誰かを殺しても、あなたは蘇らないのよ!!!」

 

ヴィエラ「・・・・・・」

 

しかし彼女には説得は通じなかった。

 

ヴィエラ「ワタシガ・・・オネエサマヲ・・・ヨミガエラセル!!!!!」

 

両手から炎を放ったが、ティガが横に避けた。炎が後ろの壁に直撃し、何かが飛んだ。

 

ヴィエラ「・・・・ッ!?」

 

それは、生前の自分とシエラとの思い出の写真だった。

 

ヴィエラ「・・・・・!!!!」

 

 

 

 

 

 

子供の頃。ヴィエラは悪童達からいじめられ、泣きながら帰る。

 

ヴィエラ『・・・』

 

シエラ『ヴィエラ。』

 

ヴィエラ『お姉様・・・う・・・うわああああ・・・』

 

泣きながらシエラに抱き付いた。

 

シエラ『またあの子達に嫌がらせされたの?』

 

ヴィエラ『だって・・・私は弱虫だから・・・』

 

シエラ『そんな事言っちゃダメ!』

 

ヴィエラ『え・・・?』

 

シエラ『いい?ヴィエラ。そんな弱気な事を言ってるから、何時まで経っても弱虫のままなんだよ?自分に自信を持てば、あの子達と戦えるんだよ?』

 

ヴィエラ『自信・・・?』

 

シエラ『そうだよ!自信を持てば、自分が強くなれる!大丈夫。あなたなら出来るよ。何たって、私の大事な妹だもの!』

 

ヴィエラ『・・・うん・・・ありがとう!お姉様!』

 

シエラ『うんうん。』

 

笑顔になったヴィエラが、シエラと笑い合った。

 

 

 

 

 

 

ヴィエラ「・・・・・!」

 

涙が流れたヴィエラが、両手を重ねて炎を作り上げた。

 

ティガ「タァッ!!」

 

ハンドスラッシュで炎を打ち消そうとした時。

 

ヴィエラ「・・・・・」

 

炎を消して両手を広げた。

 

ティガ「ッ!?」

 

ハンドスラッシュがヴィエラの胸に直撃した。

 

ティガ「ッ!!」

 

 

 

 

全員「ッ!!」

 

シエラ「ヴィエラ!!」

 

 

 

 

ヴィエラ「・・・・・・」

 

ハンドスラッシュを受けたヴィエラが倒れた。

 

シエラ「ヴィエラ!!」

 

倒れたヴィエラにシエラが走る。

 

シエラ「ヴィエラ!!」

 

ヴィエラ「・・・お姉様・・・」

 

彼女の目が元に戻り、涙を流しながらシエラの方を見る。

 

シエラ「・・・・」

 

ヴィエラ「ごめんなさい・・・私のせいで・・・」

 

シエラ「もういいの・・・もういいのよ・・・」

 

ヴィエラ「・・・私を・・・赦してくれるの・・・?」

 

シエラ「当たり前じゃない・・・あなたは・・・私の大切な妹だもの・・・」

 

ヴィエラ「・・・ありがとう・・・お姉様・・・」

 

優しい笑顔をシエラに見せ、そのまま光となって消滅した。

 

シエラ「ヴィエラ・・・・」

 

 

 

 

 

 

その後、ヴィエラの遺体をコスペル王国の墓地に埋葬された。

 

 

 

 

 

 

翌日。花園へ訪れた。

 

フェオン「ヴィエラはシエラを蘇らせる為に奔走してたって事は、魔人になってもお姉ちゃん思いだったのかも知れないわね。」

 

タクト「ヴィエラはやっと、報われたような気がする。シエラは彼女が死んでも、ずっと想い続けてるんだ。」

 

『To Be Continued・・・』




キャスト

タクト=クリスティ:萩谷慧悟

フェオン:内山夕実
イザベラ:黒沢ともよ
エミリー:大橋彩香
ヒナ:高野麻里佳
レア:本渡楓
アンナ:近藤玲奈
レオン:岡本信彦
ソフィー:櫻庭彩華
カサンドラ:高田憂希
グレア:高橋李依
ティオ:村瀬歩

シエラ:金澤まい
ヴィエラ:杉山里穂





次回予告

生前、コスペル王国の湖の小さな島に住んでいた男サンタナ。彼の身の回りで起こった不可思議な現象。サンタナが遺した怖ろしい記録とは・・・

次回ウルトラマンティガ

湖のサンタナ

お楽しみに
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