ウルトラマンティガ THE ULTIMATE MAGICIANS 作:naogran
クリミア王国滞在1ヶ月。
フェオン「もう滞在1ヶ月目かぁ。明後日は出発ね。」
ヒナ「楽しかったですね。Nightsの演目が素晴らしかったです。」
アンナ「はい!何時かまた鑑賞したいですね!」
カサンドラ「そう言えば昨日、ゴウとツムギと会いましたよ。」
エミリー「そうなのか?2人は今どうしているんだ?」
カサンドラ「家族達と引っ越しするんです。別の国で新居を買ったって。」
レア「そっかぁ。また会えると嬉しいな。」
エミリー「あぁ。」
ティオ「皆、明後日の出発前にまたイベントがあるらしいよ?」
イザベラ「どんなイベントですか?」
グレア「この国のクラスティール公爵令嬢のベルゼ様の生誕祭があるんだって。」
ヒナ「クラスティール公爵は確か、クリミア国王陛下の弟さんでしたね。」
そこにタクトが戻って来た。
タクト「何の話してるんだ?」
ヒナ「あ、タクトさん。今・・・え!?」
突然ヒナが驚いた。
エミリー「どうしたヒナ?ええ!?」
フェオン「ちょ、ちょっとタクト!何してるの!?」
タクト「何って何?」
フェオン「その娘よ!」
タクト「え?あぁ。」
彼の横には、ボロボロの少女が居た。
タクト「紹介しよう。彼はジュリアン=フィッツバード。奴隷らしくてな。裏路地で倒れてる所を俺が助けたんだ。」
フェオン「助けたって・・・え?彼?」
ジュリアン「えへへ。実は僕男なんだ。」
エミリー「男だと?見るからに・・・」
タクト「ならば証明させる。」
そう言って服を”バッ”と脱がせた。胸がない男の体。
女性陣「えええーーー!?」
タクト「な?」
イザベラ「た、確かに男の方ですね・・・」
タクト「人間、誰しも誤解を招くからな。このジュリアンの外見と同じように。」
フェオン「いや何の話?」
???「それは私でもあるかもよ?」
フェオン「え?誰?」
そこに、1匹の猫が現れた。
猫「私の声よ。」
レア「し、喋った!?」
アンナ「喋る猫!?もしかして・・・カサンドラさんのお知り合い・・・?」
カサンドラ「い、いえ・・・本物の猫が喋るなんて初耳です・・・」
猫「私はジネヴラ。ジュリアンの相棒よ。宜しくね。」
タクト「俺ちょっとジュリアンを浴室で洗って来るから。」
浴室室へジュリアンを連れて、洗いながら会話する。
タクト「ふぅ・・・まさかお前が、俺と同じ転生者だったなんてな。」
ジュリアン「うん。まさか君も転生者だったなんて驚いたよ。」
実はジュリアンは、タクトと同じ転生者である。
タクト「それで、お前は現代世界では高校生だよな?」
ジュリアン「そうそう。それでタクトは元の世界だと。」
タクト「俺は歴史が得意な高校生でな。飛行機の墜落事故に遭った瞬間光に飲み込まれてこの世界へ転生された。ちょっと若返った。」
ジュリアン「君は今、ウルトラマンティガの力を持っていると。」
タクト「そうそう。何故この世界にティガが存在してるのか不明だ。お前は奴隷になったけど、男だと判明されて捨てられ続けた。」
ジュリアン「でも僕は屈しなかったよ。ジネヴラも居たし、悪い人達と戦えるし。」
タクト「にしても、喋る猫が居るとは驚いたな。」
ジュリアン「彼女、逸れた仲間を探してるみたいなんだ。」
タクト「へぇ〜。ご主人様かな?」
ジュリアン「もしくは、彼女と同じ喋る動物とか。」
数分後。
タクト「よし。洗ったぞ。」
ジュリアン「サッパリした。」
綺麗になったジュリアンが浴室から出た。
イザベラ「こうして見ると、本当に女の子ですね・・・」
タクト「それで、戻る途中で買ったジュリアンの服。早速着替えてくれ。」
ジュリアン「うん。」
服を着替えに別室へ行った。
着替え後。
ジュリアン「どうかな?」
黒のセーラー、黒いサスペンダー半ズボン、黒いローファー。
レア「おぉ!似合ってるな!」
タクト「少年らしくて良いな!」
フェオン「それでジュリアン。あなたは奴隷よね?今まで貴族に何かされたの?」
ジュリアン「されたって言うか、捨てられてね。」
ジネヴラ「ジュリアンはね、外見は女だけど中身は男の子。それを知った途端に捨てられる毎日だったの。」
ジュリアン「けどそんな僕をタクトが助けてくれた。ありがとう。」
タクト「良いって事よ。そうだフェオン。さっき何の話をしてたんだ?」
フェオン「そうだったわね。実はね、クラスティール公爵のベルゼお嬢様の生誕祭があるんだって。」
タクト「へぇ〜。皆はそれに参加するのか?」
グレア「参加しようよ!絶対楽しいに決まってるよ!」
タクト「そうだな。どんな姿が見たいし。生誕祭は何時だ?」
ティオ「今夜だよ。急だけど。」
タクト「今夜か。よし!」
夜。クラスティール邸の庭に国民達が集まった。
儀仗官「皆様、お待たせしました。ベルゼ=クラスティール様のご登場です!」
会場にクラスティール公爵令嬢のベルゼが登場した。国民達が拍手でお迎えした。
イザベラ「凄く可憐ですね!」
ヒナ「はい!」
ベルゼ「皆さん。私の生誕祭にお集まり頂き、ありがとうございます。本日で私は17歳となりました。皆さん、盛大に楽しんで下さい。」
パーティーが始まり、国民達が賑わう。
タクト「皆大盛り上がりだな。」
フェオン「そうね。」
タクト「レアなんて見ろよ。すっごい食ってるぞ。」
フェオン「相変わらずね。あの子も。」
タクト「あのベルゼって娘。凄く綺麗だな。」
アンナ「綺麗で慕われるなんて、人気者なんですね。」
エミリー「まぁ公爵の令嬢だからな。信頼されるのも当然だろう。」
タクト「?」
貴族達と話しながらキョロキョロしてるベルゼに疑問を抱いた。
タクト(何してんだろう?)
ヒナ「タクトさん?」
タクト「え?何?」
ヒナ「どうかしたんですか?」
タクト「いや、何でもない。」
するとベルゼがこっちへやって来た。
ベルゼ「皆さん、来て下さりありがとうございます。」
フェオン「いえいえ。」
ベルゼ「今日は盛大に楽しんで下さいね。」
ヒナ「ありがとうございます。」
ベルゼ「・・・」
タクト「ん?」
ジッとタクトを見てるベルゼ。
ベルゼ「何か、不思議な力を感じますね。」
タクト「そ、そうか?」
ベルゼ「似てるかも・・・」
タクト「え?」
ベルゼ「いえ、気にしないで下さい。では、ご機嫌よう。」
カーテシーをしてから、その場を後にした。
フェオン「何か、見ただけで不思議だったわね。」
タクト「あぁ。(彼女が俺と似ている?どう言う事だ?)」
パーティーが終わった後。
レア「プッハ〜!」
タクト「お前本当よく食うよな。」
カサンドラ「私も食べ過ぎました・・・」
タクト「珍しいな。カサンドラにしては。」
カサンドラ「はいぃ・・・」
ジュリアン「あんなに食べたの久し振りかも・・・」
レア「お前良い食いっぷりだったぞ?今度レアと大食いバトルするか?」
ジュリアン「それは遠慮しとく・・・」
フェオン「さて、帰って寝ましょ。」
イザベラ「うん。」
タクト「ん?」
立ち止まり、裏路地をジッと見る。
フェオン「ん?どうしたのタクト?」
タクト「・・・何か居る。」
そう言って裏路地へ行った。
グレア「タクト?どうしたの?」
フェオン「待ちなさいよ!」
裏路地へ行くと。
イザベラ「タクトさん。」
何かをジッと見てるタクトを発見した。
アンナ「何かあった・・・え?キャアアアアアーーーーー!!」
突然アンナが悲鳴を上げた。その理由は・・・
1人の男が倒れていたからだ。
タクト「・・・・」
フェオン「タクト・・・その人どうなったの・・・?」
タクト「ダメだ。亡くなってる。」
エミリー「流血してる・・・殺人か?」
タクト「恐らくな。刃物で刺された跡がある。」
ティオ「犯人はまだこの国に居るはず。」
建物の陰から覗く人物が。
タクト「ッ!誰だ!!」
その人物がタクトから逃げる。
表に出たタクトだが、その人物を見失った。
タクト「逃げ足が速い奴だ・・・」
その後。警備隊が駆け付けた。
隊員「殺害された男は、以前に殺人未遂で逮捕された男でした。」
フェオン「殺人犯?」
隊員「はい。1週間前に釈放された後、消息が途絶えてて・・・」
タクト「彼と関わりがある者か、もしくは身内の誰かか。」
翌日。衝撃の出来事が連発した。次々と殺人事件が勃発し、被害者は数十名に及んだ。
タクト「どうなってるんだ?何故この短時間でこんなに・・・」
フェオン「魔人の仕業かも知れないわ。」
タクト「あり得るかもな。魔法を使って殺害したと。」
グレア「被害者を見て来たよ。」
タクト「どうだった?」
ティオ「全員刃物で刺されたみたい。」
グレア「躊躇い傷もなしに。」
レア「魔法でナイフを操って刺したのか?」
グレア「いや、それが人の手で刺されたみたいなんだ。」
タクト「何?指紋は?」
グレア「検出されなかった。」
イザベラ「もしかしたら、手袋を使って犯行に及んだのでは?」
エミリー「確かに。その手口だと指紋は検出されないな。」
ヒナ「出発の前日に、不吉な予感がします・・・」
カサンドラ「犯人を誘き出すのはどうですか?」
タクト「どうやって?」
カサンドラ「良い作戦があります。」
その日の夜。夜道に歩く1人の男の後ろから、そっと近付く謎の人物が。その人物の右手にはナイフを持ってる。忍び足で近付いてナイフを振り上げた瞬間。
???「ッ!?」
男がその人物の腕を掴んだ。
タクト「まんまと騙されたな。」
その男は、タクトが変装した姿。
タクト「俺達の罠に嵌まったな。」
周囲にフェオン達と警備隊や憲兵団が現れ、その人物を取り囲んだ。
???「クッ!」
タクト「正体表せ!!」
その人物のフードを脱いだ。
タクト「なっ!?」
全員「!?」
その正体に驚いた。その正体は・・・
ベルゼ「ありゃりゃ。」
何とベルゼだった。
タクト「お前・・・!?」
ベルゼ「バレちゃったね。」
憲兵「ベルゼ様!?まさかあなたが・・・!?」
ベルゼ「うんそうだよ。私がこの事件の犯人だよ。」
隊員「な、何故このような事を・・・!?」
ベルゼ「皆には言ってなかったけど、私はね予知能力を持ってるの。」
ジュリアン「予知能力・・・」
アンナ「未来が見える能力・・・ですか?」
ベルゼ「そうそう。私はこの予知能力を使って、殺人を犯そうとしてる人を犯す前に殺したの。」
タクト「お前、まさかあの時周囲を見ていたのは・・・」
ベルゼ「うん。犯そうとしてる人を探してたの。予知でね。」
タクト「お前・・・」
ベルゼ「まぁでも、これで私の計画は終わったね。素直に降伏するわ。」
武器を捨てて両手を挙げ、憲兵団に連行されて行った。
フェオン「まさかあの子が、予知能力を持っていたなんて・・・」
タクト「予知能力は世界で極少数の人しか持ってない特殊な力。その内の1人がベルゼだったとは・・・」
カサンドラ「これからどうなるんでしょうか?」
タクト「恐らく処刑は免れないだろう。」
クリミア王国滞在最終日。遂に、ベルゼの処刑執行が始まった。場所は、山奥の処刑場。
国王「ベルゼ=クラスティール。貴様は我が国に犠牲者を出した。最期に言い残す事はないか?」
ベルゼ「陛下。私は自分の力に溺れてしまい、殺人者でもあり国民でもある人達を殺め続けました。私はその罪と言う罪悪感に目覚めてしまいました。だから、もう私には何もありません。」
国王「全兵!構え!」
魔法兵士達が一斉に構える。
タクト「・・・ッ?」
そんな中タクトが、ベルゼがニヤリと笑ってるのが見えた。
タクト「おい皆、何か隠してるぞ。」
フェオン「え?」
ベルゼ「でも、新しい私なら何でもありますよ?」
国王「?」
ベルゼ「ウワアアアアアアア!!!!!」
叫んだと同時に、ベルゼの魔力が暴走し始めた。
国王「な、何だこの力は!?」
タクト「皆!伏せろ!!!」
”ドゴオオォォォーーーン!!!!!”
周囲が大爆発し、処刑場は焼かれた。
タクト「・・・・!?」
ただ、タクト達と国王達は奇跡的に無事だった。
ベルゼ「これが魔人の力ね。良いねコレ♪」
魔人と化したベルゼが、魔人の力に満足してる。
国王「ベル・・・ゼ・・・?」
タクト「まさかお前・・・こうなる事も予知していたのか・・・!?」
ベルゼ「だから言ったでしょ?私は予知能力を持っている。だから自分の未来位お見通しなの。」
カサンドラ「あなたは人間に戻れないんですよ!こんな事をして良いと思っているのですか!?」
ベルゼ「それは私自身で決める。誰かが決めるものじゃない。フフッ♪」
エミリー「クッ・・・!!」
ベルゼ「ねぇ、私と戦いましょ?ウルトラマンティガ。」
タクト「ッ!!」
ベルゼ「あなたの力なんて、あのパーティーからお見通し。ねぇ、私と遊ぼ?」
タクト「・・・お前を倒して、クリミア王国の仇を討つ!!」
大ジャンプして、スパークレンスの光を解放させてウルトラマンティガへ変身した。
ティガ「タァッ!!」
ベルゼ「ガハッ!!」
マルチキックがベルゼに直撃した。
ベルゼ「不意打ちとは卑怯ね。」
ティガ「ッ!」
魔法兵士「ベ・・・ベルゼ・・・様・・・」
1人の魔法兵士が倒れながらも、ベルゼの名を呼んだ。
ベルゼ「もう、まだ生きてたの?しつこいね!」
魔法兵士「あああああ!!」
右手から魔法弾を放ち、魔法兵士を殺した。
ティガ「ッ!?」
国王「あ!!」
フェオン「クッ!!」
倒れる魔法兵士をフェオンが支えた。
フェオン「しっかり!」
魔法兵士「・・・ベルゼ様・・・を・・・頼み・・・ま・・・す・・・」
涙を流しながら、息を引き取った。
フェオン「そんな・・・!」
イザベラ「ううっ・・・!」
ベルゼ「ハハハ♪」
ティガ「・・・!!!」
嘲笑うベルゼに、ティガの怒りが爆発した。
ティガ「ッ!!!」
ベルゼ「遊ぼうよ。ティガ!!」
ティガ「フッ!!」
同時に走り出し、ティガとベルゼの激突が始まった。
ティガ「ハァッ!!」
ベルゼ「遅い!」
ティガ「アァッ!!」
マルチキックを避けたベルゼが、ティガの背中を蹴った。
ベルゼ「まだまだ行くよ!それ!」
ティガ「フッ!ハァッ!!」
ベルゼ「あぁっ!!」
彼女のキックを避けたティガが、ベルゼの腹にマルチキックを蹴り込んだ。
ティガ「ハァッ!ハァッ!」
ベルゼ「ヤァッ!トアッ!」
2人のキックがぶつかり合う。
ベルゼ「それっ!!」
ティガ「タァッ!!」
お互いが距離を取る。
ベルゼ「ハァァァァァ・・・!!」
両手を広げて魔力を集める。
ティガ「フッ!!」
両腕を前に突き出し交差させ、大きく横にゆっくり広げてエネルギーを集める。
ティガ「タァッ!!」
ベルゼ「ハァッ!!」
ゼペリオン光線とビームが激突し、両者の光線が爆発した。
ティガ「ドゥアッ!!」
ベルゼ「ああっ!!」
ティガは倒れたがすぐに立ち上がり、ベルゼはバックドンキーで起き上がる。
ベルゼ「フフッ♪」
ティガ「ハァッ!!」
両者がキックした瞬間、フェオンがベルゼのある物が見えた。
フェオン「あの子、足に痣があるわ。」
それは、ベルゼの足に小さな痣だった。
グレア「戦いの最中に出来たとか?」
ヒナ「いえ、痣にしては黒いです。」
ティガとベルゼが激しくぶつかり合う。だが。
ベルゼ「それっ♪」
ティガ「ッ!!」
隙を突かれたティガがベルゼに首を絞められた。するとティガとジュリアンにテレパシーが。
ベルゼ(ねぇタクト。やっぱりあなたも私と同じね。)
ティガ(どう言う事だ・・・!!)
ベルゼ(ジュリアンも私と同じね。)
ジュリアン(テレパシー?ベルゼ、それってどう言う意味?)
ベルゼ(だって2人は、私と同じ現代世界の人間だもの。)
ティガ・ジュリアン(え!?)
ベルゼ(元は女子中学生だね。でもこの世界で生まれ変わって、クラスティール家の令嬢として生まれた。その時に私は、予知能力に目覚めた。私はこの力を酷使するあまり、力に溺れてしまった。殺人犯を殺す快感が癖になってね。)
ティガ(お前・・・!!)
ベルゼ(ねぇタクト。あなたで良ければ私の仲間にならない?世界中の悪人達を懲らしめる為に。)
ティガ(俺はお前の仲間にならない!何れお前は罪の無い人間達を殺そうとする!俺はお前なんかに屈し無い!!)
ベルゼ「ガハッ!!」
マルチチョップが頚動脈に命中し、ベルゼが怯んだ。
ティガ「タァッ!!」
そのまま巴投げでベルゼを後ろへ投げ飛ばした。
ベルゼ「アアッ!!」
ティガ「ッ!!」
ベルゼ「よくも・・・!!」
ティガ「ッ!!」
カラータイマーが点滅し始めた。
ベルゼ「こうなったら・・・ヤァッ!!」
ティガ「ハァッ!!」
両者がジャンプした。
ベルゼ「ハァッ!!」
ティガ「タァッ!!」
ウルトラブレーンチョップとキックが擦れ違いざまに直撃して、両者が着地して止まる。
ベルゼ「・・・・・」
ティガ「・・・・・ドゥアッ!!」
先にティガが膝を付いた。
ベルゼ「アハハハハハハハ♪・・・ウッ!?」
嗤うベルゼが苦しむ。
ベルゼ「カハッ・・・!」
そのまま前へ倒れた。
ティガ「ッ!!」
すぐにティガが起き上がり、倒れたベルゼを見る。
ベルゼ「中々・・・やるわね・・・でも私はこれで立ち止まらないわ。また会いましょ。」
魔法で姿を消して、クリミア王国から去った。
ティガ「・・・・」
戦いの後、タクト達はベルゼに殺されてしまった魔法兵士を供養する。
タクト「まさか魔人になるとは・・・」
フェオン「また会ったら厄介になりそうね・・・」
ジュリアン「タクト。皆。僕は行くよ。」
レア「行くって何処へだ?」
ジュリアン「ベルゼを追うんだ。あの子は僕が止めないと。」
ジネヴラ「私も行くわ。」
タクト「そうか。頼んだぞ。」
ジュリアン「うん。行こうジネヴラ。」
ジネヴラ「えぇ。」
馬に乗り、ベルゼを追いに去って行った。
ヒナ「ジュリアンさん、大丈夫なんでしょうか?」
タクト「信じようぜ。よし皆、出発しよう。」
彼等は、クリミア王国を発った。
増岡大介
その歌を聴けば眠ってしまう神秘の森。タクト達の前に現れる少女シャーリー。誰も知らない森の奥の秘密を解き明かせ。