ウルトラマンティガ THE ULTIMATE MAGICIANS 作:naogran
世界には、4つの大国が存在する。
しかし、1つの大国が貴族に蹂躙されていた。それが・・・
王国と勢力を二分する大国。しかし帝国貴族は、平民を自分の私腹を肥す為の道具としている。その帝国に、1組のグループが訪れた。
フェオン「ここがブルースフィア帝国・・・」
帝国に訪れたタクト達は、飢餓状態の平民達を歩きながら眺めてる。
レア「酷いなこりゃ・・・」
タクト「・・・・」
訪れる前。
タクト『あれがブルースフィアか。』
目の前に、ブルースフィア帝国が見えた。
アンナ『何か、居た堪れない雰囲気がします・・・』
ナージャ『・・・・・』
ケイティ『ナージャ?どうかしたの?』
ナージャ『強い魔力を感じる・・・うぅぅ・・・』
突然ナージャが苦しんだ。
イザベラ『ナージャさん?大丈夫ですか?』
ケイティ『う〜ん・・・ナージャは私達が見るわ。』
タクト『だったら二手に分けよう。フェオン達は俺と一緒にブルースフィアへ行く。リオ達はここでナージャを頼む。良いな?』
リオ『分かった。』
デイジー『気を付けてね。』
二手に分かれて行動を開始した。
そして今。
エミリー「殆どが死んでいる・・・」
ヒナ「恐らく、貴族に蹂躙されているかと思われます。」
タクト「ん〜・・・お、そうだ!」
一行は、丘の上へ。
フェオン「タクトどうするの?」
タクト「フェオン。食料はあるか?肉と野菜。」
フェオン「あるけど。イザベラ。」
イザベラ「うん。」
異空間収納から肉と野菜を出した。
タクト「コイツを。」
ウルトラ念力で肉と野菜を平民達の居る街へ飛ばした。
平民達は、降って来た食料を手にしてかぶり付いた。
タクト「お〜皆かぶり付いてる。」
グレア「余程飢えていたんだね。」
レア「このまま皆を満腹にさせるのか?」
タクト「しょうがないだろ?飢餓してる奴を見てたらほっとけなくて。」
しかし彼等を、ブルースフィアの貴族が見てしまった。
丘を下りて街に戻ると。
タクト「ん?」
平民達が、タクト達を睨んでいる。
フェオン「何?」
タクト「あれ?与えた量が足りなかったのかな?」
平民「肉を寄越せえええええ!!!」
1人の平民がタクト達に飛び込んだ。
タクト「うわあ!!」
全員が避けた。
タクト「おい!俺は肉じゃねえぞ!人肉が所望か!?」
グレア「ん?あーー!!皆コレ!!」
ある張り紙を見付けた。それは。
エミリー「な、何だこれは!?」
それは、タクト達の指名手配だった。
エミリー「私達の指名手配!?しかも懸賞金が肉1年分だと!?一体誰がこんな事を!?」
レア「もしかしたら、貴族共か!?」
???「その通り。」
そこに1人の貴族が現れた。
貴族「お前達を指名手配にしておいた。」
タクト「何故俺達を指名手配するんだ!」
貴族「平民達は貴族の糧として生きるのは当たり前。平民達に食糧を与えているお前は我々に対する死神。それだけだ。」
タクト「何だと・・・!?」
貴族「悠長に抗っている場合か?お前達の敵は私だけじゃないぞ?」
後ろには、肉を欲する飢餓した平民達が居る。
タクト「こうなったら・・・逃げるぞ!!」
フェオン「うん!!」
全員が一斉に逃げ出す。
裏路地まで逃げたが、平民達が執拗にタクト達を追う。
イザベラ「囲まれちゃったよ!!」
フェオン「このままじゃ私達死んじゃう!!」
するとそこに、1人の男が。
男「おい!こっちだ!!」
全員「!?」
その男は、裏路地の隠し通路から出てタクト達を連れた。
裏路地にある隠れ家。
タクト「助かった。アンタは?」
ラスティー「僕はラスティー。レジスタンスの1人だ。」
ヒナ「レジスタンス?もしかして、貴族に反撃する組織ですか?」
ラスティー「そうだ。僕達はそのレジスタンスの一員となって、ブルースフィア帝国を解放する為に活動しているんだ。」
リーダー「君達も大変だったろう。水でも飲みなさい。」
渡された水を飲む。
タクト「ふぅ。なぁ、俺達にもレジスタンスとして参加させてくれるか?」
ラスティー「え?」
タクト「この帝国を解放したいんだろ?俺達も一肌脱ごうと思って。」
リーダー「それはありがたい。皆!我々レジスタンスに新たな仲間が加わった!彼等と共にブルースフィア帝国を解放するぞ!!」
レジスタンス「オーーー!!!」
その後準備をし、貴族の居る屋敷へ向かう。
リーダー「では、行くぞ!!」
レジスタンスとタクト達が共闘し、貴族達に立ち向かう。
タクト「ッ!!」
そんな中タクトは、とある貴族のある部屋に突撃した。
貴族の娘「な、何だお前は!?」
タクト「レジスタンスだ!お前の親は何処だ!」
貴族の娘「クッ!レジスタンスなら、ここで死ねぇ!!」
握った剣でタクトを襲う。
タクト「させるか!!」
ハンドスラッシュで娘の右目を潰した。
貴族の娘「アアアアアア!!!チッ!!」
すぐに退散して姿を消した。
タクト「行ったか・・・」
この家の貴族達を倒した。
ラスティー「よし。これで全員か。」
レア「彼奴ら、かなり腕が良かったぞ。」
エミリー「手古摺ったな。」
リーダー「よし、次へ行くぞ。」
しかしその時。
グレア「え!?そんな!!」
タクト「グレア?どうした?」
グレア「皆!!隠れ家が!!」
全員「!?」
急いで隠れ家へ戻ると。
リーダー「どうした!」
ドアを開けると、レジスタンスのメンバーと子供達が殺されていた。
リーダー「な、何だこれは・・・!?」
貴族「おやおやこれはこれは。レジスタンスの皆さん、ご機嫌麗しゅう。」
ラスティー「どう言う事だ!?隠れ家は僕達以外知らないはず!!」
???「俺が教えたんだ。」
貴族達の傍に、1人の男が出て来た。
ラスティー「ベンジャミン!!」
イザベラ「どうして!?レジスタンスが貴族を裏切るなんて!」
ベンジャミン「限界だったんだよ!毎日毎日質素な飯にうんざりしてた!だから貴族達にここを教えあげたんだ!そしたらこんなに肉を貰ったんだ!」
情報提供の報酬として大量の肉を受け取ったと言う。
タクト「貴族に寝返ったって訳か・・・」
貴族「ベンジャミンご苦労。」
その言葉と同時に、貴族がベンジャミンを切った。
ベンジャミン「・・・え?」
貴族「我々の為に尽力を尽くしてくれた。けど、肉が食べれなくて残念だった。所詮お前は平民だ。平民は平民らしく、貴族の糧となれ。」
ラスティー「ベンジャミン!!」
ベンジャミン「・・・ラス・・・ティー・・・」
切られたベンジャミンが殺された。
貴族「さぁお前達!レジスタンスを抹殺しろ!!」
兵士達がレジスタンスを襲う。
リーダー「ラスティー!ここは私達に任せて、彼等を早く!!」
ラスティー「リーダー!!」
リーダー「心配するな!私達も後で合流する!行くんだ!!」
ラスティー「・・・分かった!皆、こっちだ!!」
急いでタクト達を連れて隠れ家から抜け出した。
隠れ家を出て外へ。しかしタクト達を捕まえて肉を手に入れようとする平民達も襲って来た。
タクト「執念深いな!!」
フェオン「ラスティー!外で仲間達が待ってる!」
ラスティー「分かった!」
アンナ「キャアッ!!」
脱出しようとした時、アンナが転んで倒れた。
レア「アンナ!!」
ラスティー「アンナ!!」
転んだアンナを助けに走るラスティーが、魔法兵士に拘束された。
ラスティー「グアッ!!」
フェオン「ラスティー!!」
グレア「今助けに行くよ!!」
???「助けるなど無粋な輩め。」
貴族達と共に1人の男が現れた。
タクト「お前は・・・!」
ヘラルド「我が名はヘラルド=フォン=ブルースフィア。この帝国を束ねる皇帝だ。」
タクト「何故こんな真似をするんだ!!」
エミリー「そうだ!!罪の無い人間達を殺して何になるんだ!!」
ヘラルド「何を言う。此奴等は既に罪を犯し続けている。」
タクト「何だと!?」
ヘラルド「此奴等は、この国で生き続けている。それだけだ。」
タクト「まさか・・・それだけが罪なのか・・・!?」
ヘラルド「平民達は常に我々貴族の糧として生きている!!それを何故、赤の他人のお前が否定している?お前はこの国の人間でも貴族でもない。ただの異物に過ぎない!!」
タクト「巫山戯るな!!!」
だが貴族達と兵士達がラスティーに剣先を向けた。
タクト「なっ!!」
ラスティー「クッ!!」
フェオン「ラスティー!!」
ヘラルド「動くとこの男の命は無いぞ。大人しく降伏すれば、命だけは助けてやろう。」
タクト「・・・嫌だと言ったら?」
ヘラルド「こうするのだ。おい!」
他の兵士達が平民達を連れて来た。
タクト「・・・まさか!!」
ヘラルド「殺れ。」
タクト「止めろおおおおおお!!!!!!!」
だが兵士達は聞く耳持たず、平民達を皆殺しにした。
タクト「っ・・・・・!!!!!!」
ヘラルド「さぁどうする?素直に降伏するか?」
ラスティー「皆!僕に構うな!!早く逃げるんだ!!」
タクト「・・・・!!!」
ヘラルド「フッハッハッハ!!!無様な平民共だ!!ならば今すぐ殺して楽にさせてやろう!!殺れ!!」
タクト「止めろ!!!!!!」
ヘラルド「ん?」
遂に、タクトの怒りが爆発した。
タクト「これ以上・・・ラスティーに手出しするな!!!!!」
ヘラルド「なら、ここで素直に降伏するか?それともここでこの者達と一緒に死ぬか?」
タクト「第3の選択だ!!」
ヘラルド「ん?」
タクト「ラスティーを解放してこの国から逃げる!!」
ヘラルド「フッハッハッハ!!!」
兵士達「ハッハッハッハッハ!!!」
貴族達「ハッハッハッハッハ!!!」
ヘラルド「どうやって逃げると言うのだ?成す術も無い貴様に何が出来る!!」
嗤うヘラルド達に。
兵士「グアッ!!!」
突然、1人の兵士が殺された。
貴族「な、何だ!?」
それは、タクトのハンドスラッシュが兵士を殺したのだった。
貴族「貴様!!何をした!!」
エミリー「黙れ!!!」
貴族「グハッ!!」
兵士「ギャア!!」
ヘラルド「ッ!?」
フェオン達が兵士と貴族達を殺めた。
レア「タクト!!!」
タクト「あぁ!!!ラスティー!!すぐに助けてやる!!」
懐からスパークレンスを出した。
ヘラルド「何だ?」
スパークレンスを天に掲げて光を解放し、ウルトラマンティガへ変身した。
ヘラルド「貴様!何者だ!?」
ティガ「ティガ・・・ウルトラマンティガだ!!」
そう言ってウルトラフィックスで貴族達と兵士達を拘束し、ラスティーを救った。
ヘラルド「何!?」
ティガ「ラスティー!!早く!!」
解放されたラスティーがティガに駆け寄った。
ラスティー「タクト・・・君は一体・・・!?」
ティガ「話は後だ!ヘラルド!!土産に持って行け!!」
ヘラルド「ぐあああああああああ!!!!!」
マルチ・スペシウム光線がヘラルド達の足元に直撃し、ヘラルドの右目を石ころの破片で貫かれた。
貴族「陛下!!!」
ティガ「タァッ!!」
その隙に、ティガがラスティーと共にティガテレポーテーションして帝国から脱出した。
ヘラルド「貴様ァ!!逃げるなァァァァ!!!!!」
テレポーテーションで脱出した。ティガが光となってタクトの姿に戻った。
リオ「皆!!」
デイジー「大丈夫だった?」
フェオン「何とか、ね・・・」
カサンドラ「ん?このお方は?」
タクト「ラスティーだ。レジスタンスをしていた。」
ティオ「レジスタンス?他にレジスタンスは居ないの?」
ラスティー「殺されたんだ・・・」
リオ「え!?」
ラスティー「あのブルースフィア帝国は、貴族達に蹂躙される最悪な国だ。僕はレジスタンスに参加して、帝国を解放する為に戦い続けたんだ。けど・・・仲間の中に裏切り者が居た。貴族達は隠れ家を破壊し、僕の仲間達を殺した。」
デイジー「そんな・・・」
ケイティ「やっぱりあの帝国は最悪だったんだね。」
タクト「生き残ったのは、彼だけだ。」
ラスティー「僕は帝国から解放されたけど、最後までやり遂げなかった・・・」
フェオン「ラスティー。あなたはこれからどうするの?」
ラスティー「僕は・・・皆の分を生きて行く。強くなったら、帝国に戻って仲間達の仇を討つ。」
タクト「そうか。なら、お前にアイテムをやろう。」
異空間収納から、大量の食糧と金を出した。
タクト「これだけで十分だろう。これでお前の旅しろ。」
ラスティー「こんなに・・・ありがとう・・・」
食糧と金をバッグに入れた。
ラスティー「皆、また会えるかな?」
レア「会えるさ!レア達信じてるからな!」
ラスティー「あぁ。じゃあな。」
彼は、ブルースフィア帝国を去って旅を始めた。
タクト「・・・そうだ。ナージャは?」
ティオ「彼女は大丈夫だよ。」
ナージャ「少し楽になった。ありがとう皆。」
タクト「よし、俺達も行くとするか。ブルースフィア帝国の北東へ。」
ボーンヒルシュ王国の公爵令嬢が、魔人ジェレミーに連れ攫われてしまった。しかしジェレミーは、彼女を喰べる所か襲わず匿い続けた。彼の狙いとは。