ウルトラマンティガ THE ULTIMATE MAGICIANS   作:naogran

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STAGE2「伝説の城」

翌朝。コテージでタクトが目を覚ました。

 

タクト「・・・ん?」

 

ベッドから起きて、個室を覗く。兄妹は安静になってる。

 

タクト「・・・」

 

 

 

 

コテージの2階のベランダに出た。

 

タクト「あぁ〜〜〜・・・!!」

 

両手を大きく挙げて背伸びした。

 

タクト「あぁ〜〜〜気持ちの良い朝・・・はまだか。」

 

今はまだ夜明け寸前の朝。

 

タクト「ふぅ〜〜〜。」

 

フェオン「おはよう。タクト。」

 

そこに起きたフェオンが顔を出した。

 

タクト「ようフェオン。もう早起きか?」

 

フェオン「たまたまね。」

 

タクト「他の皆は?」

 

フェオン「まだ寝てるわよ。」

 

タクト「お、陽が登るぞ。」

 

太陽が顔を出した。

 

タクト「あぁ〜〜〜気持ちの良い朝だぁ〜〜〜。」

 

 

 

 

個室。

 

兄「・・・ん・・・?」

 

意識を失っていた兄が目を覚ました。

 

兄「あれ・・・?ここは・・・?」

 

妹「ん・・・」

 

そして同じく妹も目を覚ました。

 

妹「あ・・・お兄ちゃん・・・」

 

兄「良かった。無事だったんだな。」

 

妹「ねぇ、ここは何処なの・・・?」

 

 

 

 

個室を出ると、レオン達がまだ熟睡中。

 

兄「この家の人達かな・・・?」

 

妹「悪い人達じゃなさそう・・・」

 

 

 

 

フェオン『ねぇ、あの2人が起きたら一緒に観光しない?』

 

タクト『良いな。まずは朝飯食わないとだな。』

 

 

 

 

2階のベランダから2人の会話が聞こえ、ベランダへ向かった。

 

タクト「ん?おぉ!目が覚めたか!」

 

フェオン「気分はどうかしら?」

 

兄「あなた達は・・・?」

 

タクト「俺はタクト。」

 

フェオン「私はフェオンよ。」

 

タクト「ここのコテージに宿泊してるんだ。その表情だと、どうやら人間みたいだな。さっきまでひょっとすると人魚じゃないかって心配してたんだ。」

 

兄「ありがとう。助けてくれ。僕はクラウドって言うんだ。」

 

妹「妹のレインです。」

 

タクト「クラウドとレイン。良い名前だな。にしても驚いたな。ビーチに流されたんだもん。」

 

クラウド「そうだ!僕達どうして助かったんだろう・・・実は豪華客船から竜巻に吸い込まれたんだ・・・」

 

タクト「覚えてないのか?」

 

レイン「はい・・・」

 

タクト「成る程。まぁ、何れ記憶は戻るだろうし。無理せずにな。なぁ、それちょっと見せてくれるか?」

 

レイン「これですか?」

 

タクト「あぁ。」

 

彼女の持ってる水晶石をタクトに見せた。

 

タクト「水晶みたいな宝石だな。」

 

クラウド「僕達の家に、古くから伝わる物なんだ。」

 

フェオン「綺麗ね。」

 

レア「ちょっと貸してくれ。」

 

タクト「ほえ?お前何時の間に起きた?」

 

レア「まあまあ。」

 

水晶石を自分の首に括り付けようとするレア。

 

レア「ん?・・・んん?あれ?」

 

括り付けようとするが、上手く結べない。レインが結んでくれた。

 

レア「フフフフ♪。見てくれ!」

 

そう言うとベランダからジャンプして飛び降りた。

 

レイン「え!?」

 

”ドゴオオーーーーン!!!!”

 

レイン「レアさん!!」

 

フェオン「レア!?」

 

タクト「おい!!!」

 

下を見ると、石畳に穴が空いてた。

 

タクト「ったく何やってんだよ彼奴!!」

 

レオン「おーーいどうした!?」

 

そこにレオン達が起きた。先程の轟音で目が覚めたらしい。

 

タクト「レアが落ちた。」

 

ソフィー「ええ!?」

 

グレア「自殺なの!?」

 

アンナ「何で!?」

 

タクト「ったく!」

 

 

 

 

ベランダから飛び降りて、レアが無事か覗く。

 

レア「えへへ。やっぱり、このせいじゃなかったみたいだな。」

 

タクト「俺が話した通りにやろうとしてたのか?」

 

レア「悪い悪い。」

 

タクト「ほら掴まれ。」

 

レア「あぁ。」

 

手を掴んだ瞬間、レアが足を滑らせた。

 

レア「うわあああ!?」

 

タクト「ちょおお!?」

 

 

 

 

レイン「っ!?」

 

イザベラ「タクトさん!?レアさん!?」

 

急いで地下へ降りる。

 

 

 

 

地下。

 

タクト「痛てててて・・・」

 

頭を押さえながら起きた。

 

タクト「おいレア!何処だ!レア!」

 

レア「んんーーーーー・・・」

 

タクト「ん!?」

 

瓦礫からレアの下半身が生えてる。レアの下半身がばたつく。

 

タクト「はぁ・・・全くお前は・・・それでもユエリアンの戦士か。」

 

そう言いながら瓦礫を退かしてレアを助けた。

 

レア「我ながら情けない・・・」

 

そこにフェオン達が来た。

 

フェオン「レア!大丈夫?」

 

レア「う、うん・・・」

 

エミリー「タクトも無事か?」

 

タクト「大丈夫。無傷だ。レア、その宝石返せ。」

 

レア「おう。」

 

水晶石をタクトに渡し、それをレインに返した。

 

タクト「レイン、ごめんな。色々と。」

 

レイン「いえいえ。お2人って頑丈なんですね。」

 

レア「そうなんだ。レアの頭は黒曜石のように硬いんだ。」

 

タクト「いやそれ初耳だわ。」

 

レイン「・・・くすっ。」

 

全員「あははははは!」

 

タクト「あ!そうだ!ポット沸かしてるんだった!」

 

フェオン「お腹減ってるでしょ?ご飯にしましょ!彼処で顔洗えるわよ!タオルもあるから使ってね。」

 

クラウド「ありがとう。」

 

タクト達は急いで1階へ登った。

 

レイン「皆良い人達だったね。」

 

クラウド「うん。」

 

顔を洗いに行くと、2人はある物に目を向けた。

 

クラウド・レイン「?」

 

それは、霧で覆われた城の写真。その下にAEGIAの文字が書かれてあった。

 

クラウド・レイン「イージア・・・?」

 

 

 

 

 

 

1階では、フェオン達が朝食を食べ終えてた。

 

フェオン「じゃあタクト。先行ってるね。」

 

タクト「あぁ。後で合流な。」

 

レオン「じゃあな。」

 

ソフィー「行って来ます。」

 

フェオン達は領地へ観光しに行った。

 

タクト「・・・遅いな2人共。朝飯冷めちゃうぞ。」

 

 

 

 

地下へ行くと、クラウドとレインがイージアの写真を見ていた。

 

タクト「あぁ。」

 

地下へ降りて、2人の横に立った。

 

タクト「そいつはな、陛下が学生の頃に撮った写真なんだ。イージアって言う海を歩む島だ。」

 

クラウド「海を歩む島?」

 

タクト「あぁ。今じゃ伝説って言われてるけど、陛下はその姿を見たんだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

30年程前、高等学院生時代のディセウムが夏休みの時にリッテンハイムリゾートへ訪れていた。

 

ディセウム「ん〜。気持ちの良い日差しだ。」

 

だがその時、突如として霧が発生した。

 

ディセウム「な、何だ!?」

 

家臣「殿下!」

 

ディセウム「どうした!」

 

家臣「あれを!!」

 

霧を凝らして見ると、巨大な城が見えた。

 

家臣「あの城は一体・・・」

 

ディセウム「おい!写真機を出してくれ!」

 

家臣「は、はい!」

 

写真機をディセウムに渡した。

 

ディセウム「ッ!」

 

その城を写真に収めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在。コテージ。

 

タクト「その時撮った写真なんだ。賢者マーリンの活躍を描いた英雄物語で、作者がイージアの事を書いてるけど、あれはただの空想だったんだ。これは、陛下が描いた想像図。」

 

ディセウムが描いたイージアの想像図を見せた。

 

タクト「今は誰も住んでいない宮殿に、沢山の金銀財宝が眠ってるんだ。その事に皆は期待を膨らませてる。その城を見付けて大金持ちになろうとしてる人も居た。勿論!俺も期待を膨らませてる1人だ。今座標を解析してる。きっと俺がイージアを見付けてみせる!」

 

その時、外から謎の音が。

 

タクト「ん?」

 

1階へ登る。

 

 

 

 

その音は、黒い馬車を牽いている馬の足音あった。その馬車が止まり、窓から1人の男が顔を出して此方を見た。

 

 

 

 

レイン「っ!」

 

タクト「装甲馬車!珍しいなぁ!」

 

クラウド「彼奴ら海賊だ。」

 

タクト「ほえ?」

 

クラウド「豪華客船を襲った連中だ。」

 

タクト「まさか2人が狙いか?」

 

クラウド「分からない・・・」

 

タクト「よし、俺に付いて来い!」

 

 

 

 

装甲馬車を降りたシスター姿の2人組の女がコテージに迫って来る。1人は地下へ向かい、もう1人は玄関へ。

 

タクト「Good Morning!!」

 

玄関からタクトと帽子を被って変装したクラウドと、男の子風に変装したレインが飛び出した。

 

女A「ちょっと!待ちなさい!」

 

タクト「何?何だよ急いでんだから早く!」

 

女A「双子の兄妹がこの辺に来なかったかしら?」

 

タクト「昨日来たかな・・・?石窯亭のオリビアちゃんが!」

 

女A「っ!!このっ!早く行きなさい!!」

 

タクト「Good-by!」

 

急いでその場から走り去った。

 

 

 

 

タクト「やっぱりお前達を狙ってやがる!」

 

 

 

 

だがしかし。

 

女B「フェリ!女の子の服よ!」

 

フェリ「何!?化けてたのね!!あなたはお父さんに知らせて!!」

 

女B「分かった!」

 

 

 

 

タクト「気付かれたか!街へ逃げろ!」

 

急いで街へ逃げ込む。

 

『To Be Continued・・・』




次回予告

豪華客船を襲った海賊達が再びクラウド達の前に現れた。タクトは2人を連れて脱走を試みるが、謎の組織も介入した。

STAGE3・追跡者

お楽しみに
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