ウルトラマンティガ THE ULTIMATE MAGICIANS 作:naogran
街では、フェオンが謎のシスター2人組に聞き込みを受けていた。
フェオン「見掛けないわねぇ。」
シスター「可愛い双子でね、共に銀髪の髪色をしているのよ。」
タクト「フェオーーーン!!緊急事態だーーー!!」
遠くからタクト達が走って来た。
レオン「タクト?」
シスター「丁度あの位の年頃でさ。」
しかしクラウドが躓いてバランスを崩して帽子が脱げてしまった。
クラウド「しまった!!」
シスター2人「ん!?」
タクト「おい逃げるぞ!!」
フェリ「姉さーーーん!!その2人よ!!!」
遠くからフェリが追って来た。
シスター2人「ハアアァァァ!!!」
タクト「マジかよ!!滑ろ!!」
クラウド・レイン「うわあ!!」
飛び込んで来る女2人をスライディングして避けた。
フェオン「ちょっとタクト!これどう言う事!?」
タクト「彼奴ら海賊だ!この2人を狙ってる!」
レア「何ぃ!?」
女海賊3人が揃った。
イザベラ「海賊!?」
グレア「初めて見るー!」
ソフィー(皆こっち!)
密かにソフィーがクラウド達を裏路地へ避難させた。
フェオン「これ以上寄るんじゃないわよ!」
シスター「渡して貰おう。」
フェオン「海賊ね?」
フェリ「ジェームス一家よ!」
フェオン「帰りなさい。ここはあなた達に相応しくないわよ。」
タクト「おわ!?」
裏路地。ソフィーに無理矢理引っ張られた。
タクト「ソフィー?お前ら?」
ヒナ「タクトさん、この隙に裏から逃げて下さい!」
タクト「いや、俺も戦う!」
ティオ「ここは僕達が引き受けるから。」
タクト「けど!」
エミリー「・・・本当に良い兄妹だ。タクト、お前が守ってやってくれ。」
タクト「ん?・・・分かった!後で合流な!」
表では、野次馬が集まっていた。
シスターA「どうしても退かないのね!」
フェオン「女なら女らしく戦いなさい。」
シスターA「フンッ!面白いわね!」
シスターB「マリンお姉ちゃんやっちゃって!」
マリン「ハァッ!!」
懐から剣を取り出して上へ投げ、ジャンプしてキャッチして華麗に着地した。
マリン「フフ〜ン♪」
グレア「やってフェオン!見せてやって!」
フェオン「おりゃあああ!!」
懐から大剣を取り出して豪快に振り回して構えた。
マリン「す・・・凄い・・・」
フェオン「どうかしらぁ〜?」
レア「フェオン、女子力の欠片もないぞ?」
フェオン「え?」
マリン「どりゃあ!!!」
急にフェオンを殴ろうとしたが、間一髪受け止められた。
フェオン「不意打ちとは・・・卑怯ね!!」
そう言ってマリンの顔にチョップしたが、これも受け止められた。
マリン「そう言ってるあなたも・・・感心しないわね!!」
膝蹴りでフェオンを蹴り飛ばした。
フェオン「やったわね!!そりゃああ!!」
ハイキックでマリンを蹴り飛ばした。
フェリ・妹「姉さん負けないで!!」
マリン「よくも!!!」
2人の女子力の欠片もない肉弾戦が幕を開けた。
妹「行けえ!行けえ!!」
女「ちょっと?」
1人の女が、マリンとフェリの妹を蹴り飛ばした。
フェリ「それっと!!」
蹴り飛ばされた妹を受け止め、そのまま押し返した。だがフェリが後ろから別の女に殴られたが、すぐにカウンター。他の女達もその戦いに参戦した。
グレア「凄い・・・しっちゃかめっちゃかだよ・・・」
ティオ「被害が多そうだね・・・」
イザベラ「お姉ちゃん・・・」
高い崖の上から、3人の父親のジェームスが装甲馬車から望遠鏡を覗いている。街では女達の戦いが繰り広げられており、左を見ると、タクトがクラウドとレインを連れて道を走っていた。
ジェームス「この俺を騙せると思ったのか?追うんだ!」
女御者「はい!!」
装甲馬車を走らせた。
一方タクトは、クラウドとレインを連れて何処かへ逃げていた。
タクト「おーーーーい!!!」
途中で多くの4台の荷台を引っ張る荷馬車を発見して手を振った。
タクト「乗れ!」
クラウド・レイン「うん!」
その荷台に乗り込んだ。
タクト「ようジャスティン!ローサ!」
この2人は元魔法師団のジャスティンとローサのアンドラーデ夫妻。バルトとベルの後輩で、現在は牧場を営んでいる。
ジャスティン「ようタクト、朝っぱらから危険行為か?」
ローサ「それも2人の男女を連れて。」
タクト「悪漢共に追われてんだよ!アレを見ろ!」
ジャスティン・ローサ「ん?」
崖の上を突っ切る装甲馬車を指差した。
タクト「ジェームス一家だ!」
ジャスティン「へぇ〜!盗賊かぁ!」
タクト「王都まで乗せてくれ!警備局へ行く!」
ジャスティン「よし分かった!ローサ!全速前進だ!」
ローサ「OKよ!」
街中では、装甲馬車が走っていた。
ジェームス「マリン!!フェリ!!アリーザ!!」
フェリ・アリーザ「ん!?お父さん!!」
装甲馬車が2人の前に止まった。
ジェームス「このバカ娘共!さっさと乗れ!」
フェリ「え?だって、兄妹は彼処に・・・」
ジェームス「裏口からとっくに逃げ出したんだ!出せ!」
フェリ「姉さん!!」
すぐに装甲馬車にしがみついて、装甲馬車が走り出した。
フェオン「待ちなさいよーーーー!!」
イザベラ「お姉ちゃん!落ち着いて!」
追い掛けようとしたが、イザベラに止められた。
レオン「フェオン、凄い殴られたね・・・」
フェオン「ううぅぅ・・・女子力が高い私が・・・」
アンナ「大丈夫ですか?」
ヒナ「フェオンさん、すぐに治しますよ。」
回復魔法で傷等を治した。
ソフィー「タクト君を追いましょ?」
フェオン「そうね。行くわよ!」
この街に、謎の男が潜伏していた。その男はすぐにこの街を去った。
一方タクトは、アンドラーデ夫妻の荷馬車に隠れていた。道は長い橋に差し掛かった。
ジャスティン「ん?タクト!来おったぞ!!」
遠くからジェームス一家が迫って来てる。
タクト「おいジャスティン!もっと加速出来ねえのか!?」
ジャスティン「この子達年寄りだからなぁ!」
迫り来るジェームス一家。
ジェームス「代われ!」
女御者「え!?うわあ!?」
急にジェームスが御者になり、馬を操る。一気に加速し、長い橋を突っ走る。
フェリ「お父さん!落ちちゃう!」
そして遂に、装甲馬車がアンドラーデ夫妻の荷馬車の後ろを取った。
ローサ「このままじゃダメ!追い付かれちゃう!」
ジャスティン「タクト!荷台を切り離すんだ!!」
タクト「クラウド!レイン!こっち!」
荷台に隠れてる2人を荷馬車に避難させた。
タクト「そこに隠れてろ!」
クラウド「うん!」
レイン「はい!」
荷台の連結部分を外した。
タクト「手土産だ!!持って行け!!」
4台の荷台を蹴り飛ばした。4台の荷台が装甲馬車に激突するかと思いきや、馬車馬が前足を荷台に乗っけた。
ジェームス「負けるなーーーー!!!!」
4台の荷台をそのまま押し返した。
タクト「嘘だろ!?」
4台の荷台が荷馬車の後ろに激突した。2つの馬車がトンネルに入った。
ジャスティン「しつこい奴等だ!タクト!ブレーキだ!」
タクト「よし!!」
荷台に取り付けてあるブレーキレバーを回す。
ジェームス「押せ!!押しまくれ!!」
マリンとフェリが荷台をジャンプで走り抜ける。
レイン「お兄ちゃん!下がって!」
マリン・フェリ「それええーーー!!」
レイン「えいっ!!」
マリン・フェリ「ああっ!!」
彼女の投げたシャベルがマリンとフェリの顔面に直撃して倒れ、荷台にブレーキが作動した。
トンネルを抜け出したと同時に、タクトが荷馬車に飛び移って脱出した。
ジェームス「待てーーーー!!!」
ブレーキで動けなくなり、ジェームス一家が立ち往生してしまった。
ジェームス「逃がしはしないぞ!グズグズしてないでこの荷台を谷底へ捨てるんだ!」
マリン・フェリ「ほえ?」
荷馬車。
ジャスティン「ハッハッハッハ!!」
ローサ「さぁ突っ走って!!」
タクト「2人共大丈夫か?」
クラウド「うん。大丈夫。」
レイン「ありがとうございます。」
ジェームス一家は、荷台を谷底へ放り投げていた。
マリン・フェリ・アリーザ「よいしょー!よいしょー!よいしょー・・・」
ジェームス「待て!!」
何かの音を聞いたジェームスがマリン達を止めた。
その音は、遠くから聞こえる赤い馬車の走る音だった。
フェリ「奴等よ・・・お父さん、どうしよう?」
ジェームス「このまま引き下がれるか。すぐ出発だ!!」
一方タクト達は、王都へ向かっていた。
ジャスティン「ん?」
ローサ「ジャスティン、どうしたの?」
ジャスティン「あれ・・・」
遠くからこっちへ来る何かを見付けた。
それは、大型馬車を囲みながら前進する謎の軍隊だった。
ジャスティン「これはたまげたなぁ!アルニス王国軍だ!」
ローサ「北西にある小国の王国軍が?」
両者の馬車が停車した。
ジャスティン「おーい!この子達を保護してやってくれ!盗賊共に追われてるんだ!」
すると向こうの青い馬車から、1人の魔法使いと黒服の男が降りた。
クラウド・レイン「っ!」
その男に、クラウドとレインが後ろへ下がる。
タクト「ん?お前達?どうした?」
クラウド「レイン!逃げるぞ!」
レイン「うん!」
タクト「え!?」
黒服の男「なっ!待てーーー!!」
逃げた2人を追い始めるが。
タクト「そう言う事か!!」
黒服の男・魔法使い「おわっ!?」
理解したタクトが黒服の男と魔法使いの足を蹴って転ばせて、クラウドとレインを追い掛ける。
タクト「クラウドー!レイーン!」
魔法使い「止まれ!!止まらんと撃つぞ!!」
ジャスティン「させるか!!」
黒服の男・魔法使い「うわあ!!」
煙幕魔法で視界を遮らせた。
クラウド「あっ!!」
だがジェームス一家が1台の荷台を押して迫って来た。
フェリ「アルニス王国軍よ!!」
ジェームス「構うものか!突っ込め!」
タクト「彼奴ら!!」
レイン「っ!!」
パニックになったレインが右の橋を走り出した。タクトとクラウドが追う。
タクト「レイン!一体どうしたんだ!!」
レイン「来ちゃダメーーーー!!」
青い馬車から降りた別の魔法使い達が、ジェームス一家に向けて一斉発射した。
タクト「なあっ!?」
魔力弾を避け、魔法の杖からビームを放射して橋に溝を作った。その溝に沿って左の橋へ入った。
再び魔法使い達が魔力弾を一斉発射した。その魔力弾が橋に直撃し、装甲馬車が走った後ろの橋がどんどん崩れ始めた。
タクト「嘘だろ!?」
装甲馬車がどんどん迫って来る。
クラウド「くっ!!」
レイン「きゃああ!!」
突然クラウドがレインを掴んでジャンプして谷底へ落ちそうになった。
タクト「クラウド!レイン!」
咄嗟の判断でタクトが飛び、クラウドの右手を掴んで左手で橋にしがみ付く。装甲馬車が通り過ぎた。
タクト「捕まれ!離すなよ!」
クラウド「タクト・・・!!」
装甲馬車はそのままトンネルの壁に激突し、バラバラになった。ジェームス達は無傷で生還し、崩壊する橋にしがみ付くタクト達を見物する。
フェリ「落ちちゃうよ!!」
ジェームス「静かに!よーく見てな!」
タクト「待ってろ!すぐに!」
ウルトラ念力を使って飛ぼうとしたが、スパークレンスがタクトがしがみ付いてる橋の上にあった。
タクト「しまった!!」
超能力が使えなくなってしまった。
クラウド「タクト・・・!!」
タクト「くそ・・・!このままじゃ・・・!」
左手の限界が頂点に達し、3人が落ちてしまった。
タクト・クラウド・レイン「うわああああーーーーーー!!!!」
ジェームス「・・・!!」
谷底へ落下する3人。するとそこから一筋の光が現れた。
ジェームス「おおー!!」
その光の正体は、レインの持ってる水晶石の光だった。光は3人を包み込み、ゆっくりと降下していく。
クラウド「っ!」
レイン「あ・・・!」
タクト「浮いてる・・・!」
ジェームス「見ろ!水晶石の力だ!」
他の者達もその光景を目の当たりにした。
タクト「やっぱりその宝石の力なんだ!凄えや!」
クラウド「じゃあ・・・僕達が助かったのは・・・」
レイン「この石が・・・」
タクト「ん?」
上からスパークレンスが落ちて来た。
タクト「キャッチ!」
スパークレンスをキャッチし、ジャケットの内ポケットに入れた。3人はそのままゆっくりと降下して行く。
タクト「大丈夫だ。このまま底まで行こう。」
3人は谷底へゆっくりと姿を消した。
ジェームス「凄い!欲しいぞ!」
魔法使い「撃てーーー!!」
すぐに魔法使い達が魔力弾を一斉発射した。
マリン達「うわああーーーー!!!」
ジェームス一家がすぐにトンネルへ逃げ込んだ。
トンネル内。
ジェームス「素晴らしい!必ず手に入れてやる!!」
トンネルの奥へ逃げ込んだ。
そして迫り来る赤い馬車の正体は・・・
谷底へゆっくりと降りたタクトとクラウドとレイン。その洞窟で出会った者からイージアの伝説を伝えられる。