ウルトラマンティガ THE ULTIMATE MAGICIANS   作:naogran

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STAGE9「王の君臨」

黒い壁に閉じ込められたクラウドとレインは、マルクスと部下達と一緒に立方体に乗って降りてる最中に、不思議な光景を目にした。それは、巨大な空間の中心に浮かぶ複数の巨大な立方体だった。

 

部下A「長官、ここは一体・・・」

 

マルクス「イージアの中枢だ。上の城などガラクタに過ぎん。イージアの技術は、全てここに結晶しているのだ。」

 

 

 

 

しばらく降りていると停まり、別の通路が開いた。

 

マルクス「お前達はここで待て。」

 

部下A「長官!」

 

部下B「長官!」

 

2人の部下を残し、マルクスはクラウドとレインを連れて通路の中へ入って行った。通路はすぐに閉ざされた。

 

 

 

 

通路の中。

 

マルクス「ここから先は、王族しか入れない聖域なのだ。」

 

 

 

 

しばらく進んで通路が開いた。そこは。

 

マルクス「何だこれは!?」

 

樹の根が無数に生えてる場所だった。

 

マルクス「樹の根がこんな所まで・・・」

 

メモ帳を見て確かめる。

 

マルクス「一段落したら、全て焼き払ってやる。来たまえ。こっちだ。」

 

 

 

 

奥へと進んで行く。

 

マルクス「あれか!」

 

途中で壁を見付けて走った。その壁は、無数の樹の根で覆われていた。マルクスはその根を両手で払う。

 

マルクス「クソッ!!・・・あった!これだ!」

 

壁に彫られてる紋章に水晶石を翳すと、紋章が光って壁が開いた。

 

クラウド・レイン「・・・!!」

 

 

 

 

壁の先にあったのは、草木で生い茂った大部屋だった。その真ん中に樹の根で覆われた球状の塊があった。

 

マルクス「ここもか!・・・あっ!!」

 

下を見ると、浅い水が広がっていた。

 

マルクス「クソッ!!」

 

草木を払いながら奥へ走り、球状の塊の樹の根を払う。その塊の中にあったのは。

 

マルクス「あった!!おお・・・!!」

 

巨大な菱形の青い宝石だった。

 

マルクス「見たまえ!この巨大な水晶石を!これこそ、イージアの力の根源なのだ!素晴らしい・・・400年もの間・・・王の還りを待っていたのだ!」

 

レイン「400年・・・?」

 

マルクス「君達の一族は、そんな事も忘れてしまったのかね?」

 

彼は巨大な水晶石の横へ走って行く。そこにあったのは、黒い石板だった。

 

マルクス「黒い石板だ・・・!」

 

メモ帳を開く。

 

マルクス「伝承の通りだ・・・!」

 

そのメモ帳を比較しながら、黒い石板に彫られてる文字を読む。

 

マルクス「はっ!あっ!え!?・・・読める・・・読めるぞ!!」

 

彫られてる文字が突然読めるようになった。

 

クラウド「マルクス・・・お前は一体何なんだ!?」

 

マルクス「私も古い秘密の名前を持っているんだよ。クラウド。レイン。私の名はマルクス=オットー=イージアだ。」

 

クラウド・レイン「え!?」

 

何と彼もイージア一族の者だった。

 

マルクス「君達の一族と私の一族は、元々1つの王家だったんだ。だが大陸世界へ行った時に2つに分かれたがね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして外では。

 

”ドゴーーーーーン!!!”

 

爆発が起こっていた。

 

タクト「何だ!?」

 

ティオ「アルニス軍が爆弾を仕掛けたみたいだよ。」

 

 

 

 

爆発した壁は黒く焦げてるが、完全に割れてない。

 

士官「ヒビ1つも入ってないぞ。ただの石じゃないな。」

 

パスカル将軍「爆薬をありったけ仕掛けろ!!」

 

マルクス『将軍。そんな事をせずとも入れますよ。』

 

突然マルクスの声が響き渡った。

 

パスカル将軍「なっ!?マルクス!!何処に居る!!」

 

 

 

 

その声はフェオン達にも。

 

フェオン「誰の声かしら?」

 

ソフィー「もしかしたら、マルクスかも。」

 

カサンドラ「でも姿が見えません。」

 

 

 

 

彼は今、石板に彫られてる文字に水晶石を翳していた。石板の文字は赤く光っている。

 

 

 

 

中枢では、無数の巨大な立方体が動き始めていた。

 

部下達「うわあーー!!」

 

自力で登っていた部下達が振り落とされた。

 

 

 

 

 

 

外では、地震が起きていた。

 

”ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!”

 

タクト「地震か!?」

 

グレア「何かヤバくない・・・!?」

 

すると上から瓦礫が降って来た。

 

ティオ「2人共!!逃げないと!!」

 

すぐに走り出し、空洞へ飛び込んだ。

 

タクト「ふぅ・・・危ねぇ・・・ん?」

 

すると今度は、黒い壁から7つの柱が出現した。

 

タクト「柱・・・?」

 

 

 

 

裏側では。

 

レオン「何だあれ・・・?」

 

イザベラ「柱・・・?」

 

ヒナ「嫌な予感がします・・・」

 

 

 

 

 

 

一方、パスカル将軍は固まっていた。黒い壁が大きな通路が出現していたからだった。

 

パスカル将軍「・・・・!?」

 

マルクス『さぁ!何を躊躇うのです?中へお進み下さい将軍。』

 

パスカル将軍「ええい!来い!パスカルに続け!!」

 

 

 

 

 

 

タクト「ん?」

 

下の方で異変が起きていた。突然イージアが発生した魔力障壁が開き、周囲の海が押し返された。黒い壁の全貌は、球体になっていた。

 

タクト「これは・・・」

 

そして、城の黒い球体の下に謎の空間が出現した。

 

タクト「何だあれ?」

 

フェオン「タクト!!」

 

タクト「皆!」

 

そこでフェオン達と合流した。

 

フェオン「タクト、これは一体・・・」

 

タクト「分からない。あの空間も何なのかも。」

 

グレア「それより皆見てあれ。」

 

カサンドラ「どうしたんですか?」

 

グレア「あの空間の下の海。」

 

 

 

 

謎の空間の下の海には、無数のサメの魔物があった。

 

 

 

 

グレア「何かヤバくない?あれ・・・」

 

エミリー「行ってみる必要がありそうだな。」

 

タクト「よし、皆。浮遊するんだ。」

 

彼らはウルトラ念力と首飾りで浮遊した。

 

 

 

 

 

 

謎の空間。

 

パスカル将軍「続けーーー!!」

 

そこに突入したアルニス軍。

 

パスカル将軍「な、な、何だここは?マルクス!出て来い!」

 

マルクス『お静かに。』

 

すると空間の天井から、クラウドとレイン、そしてマルクスの幻が舞い降りた。

 

パスカル将軍「な、何の真似だ!?」

 

マルクス『言葉を慎みたまえ。君はイージア王の前に居るのだ。』

 

パスカル将軍「貴様正気か!?」

 

マルクス『これから王国の復活を祝って、諸君にイージアの力を見せてやろうと思ってね。』

 

 

 

 

 

 

イザベラ「あ!クラウドさん!レインさん!」

 

タクト「何!?」

 

 

 

 

 

 

マルクス『見せてあげよう。イージアの雷を。』

 

石板の文字を光らせた。

 

 

 

 

 

 

レオン「クラウド!レイン!今行くぞ!」

 

タクト「っ!レオン!止まれ!!」

 

レオン「え?」

 

黒い球体の柱から赤色の電撃が走った。

 

レオン「うわっ!!」

 

 

 

 

 

 

兵士達「うわあーっ!!」

 

赤色の電撃が1つに集まって西の空に向けて発射した。すると西の空に黒雲が発生し、巨大な雷が発生した。その雷は、海の上に火を発生させた。

 

 

 

 

 

 

フェオン「何なのよあれ・・・!?」

 

タクト「海が・・・燃えてる・・・」

 

 

 

 

 

 

マルクス『嘗て400年前、大陸世界を火の海に陥れた海の怒りだよ。イース神聖国ではソロモンの矢とも伝えているがね。全世界は再びイージアの元に平伏す事になるだろう。』

 

パスカル将軍「素晴らしいマルクス君!君は英雄だ!大変の功績だ!」

 

そこに居た魔法師団が魔力弾を連射。しかし、幻である為効果が無かった。

 

パスカル将軍「あ、あれ・・・?」

 

マルクス『君のアホ面には心底うんざりさせられる。』

 

クラウド・レイン『っ!!』

 

石板に触れようとした所を、レインが顔でマルクスの手を踏んだ。

 

マルクス『ああっ!!』

 

クラウド『だぁっ!!』

 

マルクス『ぐあっ!!』

 

そこにクラウドがマルクスに体当たりした。

 

クラウド『皆逃げろ!!死ぬぞ!!』

 

マルクス『邪魔だ!!』

 

クラウド『ぐあっ!!』

 

レイン『きゃあっ!!』

 

2人を払い退けた彼が、最悪の文字を光らせた。

 

マルクス『死ねぇーーー!!!』

 

そして・・・

 

パスカル将軍「ああああーーーーーー!!!!」

 

足元が消え、パスカル将軍と兵士達が海へ転落した。更に海に落ちた直後にサメの魔物に喰い殺された。

 

 

 

 

 

 

タクト「クッ・・・!!」

 

イザベラ「うぅぅ・・・」

 

アンナ「っ・・・」

 

その一部始終を見てたタクトが怒り、イザベラとヒナとアンナとソフィーが顔を隠した。

 

 

 

 

 

 

マルクス『ハハハハハ!!』

 

 

 

 

 

 

そして通路の方では、あの空間から逃げた兵士達が走っていた。そして壁から人形が出現した。その人形は蜘蛛のように走り出して、逃げる兵士達を追う。

 

 

 

 

ジェームス「あの化け物共だ!!」

 

フェリ「いっぱい居るよ・・・!」

 

ジェームス「皆逃げるぞ!!」

 

フェリ「は、はい!!」

 

すぐに大破したオクトパス号へ逃げ込んだ。

 

 

 

 

兵士達は、停泊してるポセイドンへ次々と乗り込んだ。

 

 

 

 

オクトパス号・船尾。

 

ジェームス「ドルフィンを調べろ!」

 

小型船のドルフィンを調べる。

 

マリン「お父さん!動けるよ!」

 

フェリ「早く逃げようよ!」

 

ジェームス「静かに!声を立てるとバレるぞ。」

 

 

 

 

ポセイドンでは、生き残った兵士達全員が乗り込み出航した。

 

 

 

 

オクトパス号・船尾。

 

ジェームス「何をグズグズしてるんだ。あの子達は。置いて行っちまうぞ。」

 

 

 

 

 

 

大部屋。

 

マルクス「私をあまり怒らせない方が良いぞ。」

 

クラウド「ああっ!!」

 

マルクスに殴られ、地面に倒れた。

 

レイン「お兄ちゃん!!」

 

マルクス「当分3人でここに住むのだからな。」

 

石板の文字を光らせ、ポセイドンの状況を映した。

 

マルクス「ハハッ。さっさと逃げればいいものを。」

 

ポセイドンから魔法師団の魔力弾が連射された。

 

マルクス「ハハハハハ!私と戦うつもりか!」

 

後ろでは、クラウドがレインを縛ってる縄を齧って切ろうとしてる。

 

 

 

 

 

 

外では、ポセイドンがイージアの黒い球体に魔力弾を連射して撃ち込んでる。だが傷すら付かない。

 

 

 

 

 

 

その球体には。

 

タクト「クソッ!!」

 

ソフィー「きゃあっ!!」

 

タクト達が魔力弾の弾幕を避けるのに精一杯だった。

 

レオン「彼奴ら、無茶苦茶過ぎるぞ!!」

 

フェオン「早くここから逃げないと!!」

 

すると1つの魔力弾が球体を直撃した。

 

イザベラ「キャアーーッ!!!」

 

フェオン「イザベラ!!」

 

魔力弾の爆風を受けたイザベラが、先程の空間の外側にある穴に放り込まれた。

 

フェオン「イザベラ!大丈夫!?」

 

イザベラ「う、うん・・・」

 

ヒナ「イザベラさん。」

 

すぐにイザベラの傷を治した。

 

レオン「何だこの穴?」

 

カサンドラ「ん?上に何かあります!」

 

ティオ「あれって・・・!!」

 

その穴の上にあったのは・・・

 

 

 

 

 

 

樹の根で縛られた別タイプの人形だった。

 

 

 

 

 

 

タクト「人形だ!」

 

すると人形の目が光り、落下した。

 

タクト「なっ!!避けろ!!」

 

カサンドラ「うわあ!!」

 

全員が飛んで避けた。この穴は他に3つあり、計4つ。その4つの穴から無数の人形が海に落下して行く。

 

 

 

 

海に落ちた人形は、サメの形に変貌してポセイドンを襲う。

 

 

 

 

グレア「あの艦・・・墜ちる運命になるわ・・・」

 

タクト「ん?」

 

穴の上を見る。

 

タクト「中へ入れそうだ。」

 

レオン「本当か?」

 

タクト「こっからが正念場だ。」

 

スパークレンスを掲げて光を解放し、ウルトラマンティガへ変身した。

 

ティガ「タァッ!!」

 

先導するティガを、フェオン達が後に付いて行く。

 

 

 

 

 

 

辿り着いた場所は、工房と思われる場所だった。

 

レオン「人形の工房・・・?」

 

ヒナ「ここであの人形達を製造してたみたいですね・・・」

 

周囲には、開発中の人形が複数あった。

 

ティオ「皆、ここで作られたんだね。」

 

ソフィー「兎に角、先へ急ごう。」

 

工房の入り口は、瓦礫で防がれていた。

 

ティガ「ハァッ!」

 

パワータイプにタイプチェンジし、ティガ・電撃パンチで瓦礫を粉砕した。

 

ティガ「クラウド・・・レイン・・・!」

 

『To Be Continued・・・』




次回予告

クラウドとレインを救うべく、黒い球体に潜り込んだティガ達。そして遂に、王として君臨したマルクスとの最終決戦が始まる。果たしてイージアの運命は・・・

LAST STAGE・存亡の戦い

お楽しみに
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