ウルトラマンティガ THE ULTIMATE MAGICIANS 作:naogran
ゲートで何とか逃げ切れたシン達は、人気の無い路地裏に。
シン「逃げ切れたか・・・?」
タクト「ナージャ、追っ手の反応は?」
ナージャ「・・・大丈夫。周囲に居ない。」
シン「ふぅ・・・」
メイ「ごめんなさいですシンお兄ちゃん・・・私がうっかり・・・」
シン「いいよ、俺は気にしてないから。メイちゃんも気にしないで?」
メイ「ハイです・・・」
タクト「だけど、公の場で口走っちゃダメだよ?今度から気を付けようね?」
メイ「タクトお兄ちゃん・・・ハイです・・・」
???「おい。」
全員「うわぁ!?」
アウグスト「何しているんだお前達は?こんな路地裏で。」
シン「な・・・何だオーグ達か・・・びっくりした・・・」
タクト「急に呼ぶなよ・・・心臓に悪いわ・・・」
シン「クルト王との会談は終わったのか?」
アウグスト「ああ、滞りなくな。後は日を改めてエルスとイースとの交渉を行うだけだ。」
シン「よし、じゃあこれ以上騒ぎになる前に早いとこ・・・」
”カンカンカンカン!!”
突然警告の鐘が鳴り始まった。
タクト「何だ!?」
リオ「・・・まさか!」
ケイティ「これって!」
兵士「緊急警報発令!!総員速やかに避難せよ!!魔人襲来!!繰り返す!!速やかに避難せよ!!」
「魔人だって!?」
「嘘だろ!?」
「うわ・・・逃げろ!!押すなおい・・・!!」
マリア「え?何?魔・・・!?本当に!?」
トール「自分達が偶々居る時に攻めて来たって事・・・ですか!?」
デイジー「嘘でしょ!?」
アウグスト「偶然とは思えんな。・・・まあいい、無視は出来ん。迎撃するぞ。エリーとメイは住民と共に避難していろ。」
エリザベートとメイがすぐに避難する。
ナージャ「・・・・来る!!」
リオ「ナージャ、何処から?」
ナージャ「平原から!」
”ドガーーーーン!!!!”
タクト「っ!?」
シン「爆発!?何であんな場所で・・・!?」
「北東側の城壁か!?おい確認を急げ!!」
「はっ!!」
マリア「一体何よ!?奴らまだあんな遠くに居るのに・・・」
アウグスト(別働隊か?しかも監視には引っ掛からずに?)
ナージャ「まだ来る!」
アウグスト「何!?」
”ドゴーーーーーーン!!!”
兵士「ほ・・・北東に続いて4箇所で爆発です!!正面を除く計5箇所にも敵が居ると思われます!!」
タクト「マジかよオイ!?」
シン「完全に裏を掻かれた!!」
マリア「ねぇどうすんの!?」
アウグスト「規模が分からん以上、迂闊に兵を送るべきじゃないな。我々だけで対処しよう。止むを得ん!!スイードの時と同様ペアで迎撃しろ!各々の討伐が完了次第、別メンバーに合流しろ!!」
全員「了解!!」
正面の城門。
アウグスト「シン!お前はクロードとタクトと共に正門を死守しろ!!」
シン「任せろ!」
タクト「リオ!他を頼むぞ!」
リオ「任せて!」
タクト「ナージャ!ケイティ!お前達も避難しろ!」
ナージャ「気を付けてね!」
ケイティ「頼むわね!」
タクト「デイジーも!」
デイジー「分かった!気を付けてね!」
魔人A「ひゃっはっ!!俺が一番乗りだ!!見てろよあの野郎!!」
魔人B「俺もやるぜ!!」
シン「撃って来た!!っ!?シシリー!!」
魔人が飛ばしたファイヤーボールがシシリーに向かってる。
タクト「させるか!!」
しかしタクトのウルトラシールドで防いだ。
タクト「シシリー!大丈夫か!?」
シシリー「大丈夫です!助かりました!」
魔人A「はっはぁ!!!」
真横から魔人が現れ、シシリーを殺そうとしたが。
タクト「殺らせるか!!」
ジャンプしてスパークレンスを掲げて光に包まれ、ウルトラマンティガとなって着地して魔人を受け流した。
ティガ「シシリーを狙うとは良い度胸してんな!!」
受け流した魔人にティガスライサーで胴体を切断した。
「先陣が殺られた!!」
「どんどん行け!!」
ティガ「シシリー、大丈夫か?」
シシリー「タクト君・・・ありがとうございます!」
シン「敵の数が多い、気を付けてシシリー!タクト、全力で行くぞ!」
ティガ「勿論だ!」
同じ頃アウグスト・マリア組は。
アウグスト「ここか。爆破地点は。」
マリア「敵は何処に!?」
アウグスト「街が騒ぎになっている様子はないな・・・となると。」
そこに、1人の魔人が現れた。
ダンテ「お初にお目に掛かる。アウグスト=フォン=アールスハイド王太子殿下。並びに、アルティメット・マジシャンズの一員、マリア=フォン=メッシーナ殿。魔人シュトローム様の配下・・・このダンテが一時のお相手させて頂こう。」
アウグスト「(此奴ら・・・既に我々の情報を・・・)わざわざ名乗って貰って恐縮だが、そちらが魔人である以上、討伐するのに僅かな躊躇いも持つ訳にはいかん。手段を問わず、向かわせて貰うが、構わんな?」
ダンテ「勿論だ。」
トール・ユリウス組は、魔人のリオネルと交戦。
アリス・リン・リオ組は、魔人のカインと交戦。
トニー・ユーリ組は、魔人のアベルと交戦。
マーク・オリビア組は、魔人のサイクスと交戦。
異空間収納からスピアを取り出したダンテ。
アウグスト「メッシーナ、スイードでの経験は一度全て忘れろ。恐らく此奴こそが魔人だ!」
突進からのスピアの突き攻撃をしたが、アウグストとマリアが間一髪避けた。
ダンテ「まだだ!」
右手を振り上げて砂嵐を飛ばした。
アウグスト「ちっ・・・!!」
間一髪、魔力障壁で防いだ。
アウグスト(魔法も使えるのか・・・!!)
後ろからマリアがダンテを溶かそうと炎を集めるが。
マリア「っ!?(敵の後方に殿下が・・・!!これじゃ魔法が・・・!!)」
アウグスト「(わざと槍の攻撃で分断したのか・・・!!)構うなメッシーナ!!こっちは障壁で防げるんだ!!」
ダンテ「その通り!だが戦場では、その一瞬の躊躇いが命取りだ!!」
スピアでマリアの腹部を突き立て、そのまま後ろに放り投げて地面に叩き落とした。
アウグスト(くそっ・・・!!常に2人の間に位置を取る・・・!!)
マリア(一撃目は物理防御が働いたけど・・・逃げ決めでそのまま流された・・・!!)
アウグスト(スイードでの連中とはまるで違う・・・此奴・・・戦い慣れてる・・・!!)
そしてアリス・リン・リオ組は。
カイン「魔法使いの大きな弱点だ。」
後ろに回ったカインがアリスに攻撃しようとしたが。
リオ「アリス!!」
アリス「わっ!!」
リオが剣でカインのダガーを防いだ。
アリス「リオ君!!」
リオ「危なかった!」
カイン「接近戦に対し、兎に角脆い。お前らの魔法発動までの速度は驚異だが、飽く迄それは魔法使い同士の戦いでの話。剣を振るう速度を超える事は絶対に出来ない!!」
ダガーでリオを斬ろうとしたが。
リオ「ダァッ!!」
右足でダガーを蹴り上げた。
カイン「手応えがまるでねーや・・・!」
後ろからリンが水流魔法を放水するが、カインが避けた。
カイン「邪魔だ。」
ダガーをリンに投げると、リンの顔面にダガーが命中した。
アリス「リン!!!」
ブーメランのように戻って来るダガーをキャッチし、リンが倒れた。
リオ「ヤアアァァァァ!!!」
高速斬撃を駆使しながら攻撃する。
カイン「ぐっ!(此奴・・・やるな・・・!!)」
そしてトニー・ユーリ組は。
トニー「君の言う理屈は分かったけどさぁ、それって、でも僕らが接近戦でもイケるなら弱点はないって事だよねぇ?」
ユーリ「トニー君・・・」
トニー「ユーリさん、悪いけど今回は、後方支援に徹してくれるかな?久し振りだよ、こっちメインで戦うのは。」
騎士の剣を握る。
トニー「生憎、ウチにもちゃんと居るんだよねぇ。接近イケるの何人か!」
両者が一斉に飛び、剣で鍔迫り合う。そして何度も弾き合う。
アベル「ウォルフォードがお前達に何を施したか知らないが・・・確かに魔法使いとしての力を驚嘆ん値する。だが、剣の腕は大口を叩く程じゃないな。」
トニー「っ!そりゃ傷付くなぁ(まー確かに、ブランク長いけど。)」
するとアベルが、真下に向かって風を放ち土煙を撒き散らす。
ユーリ「トニー君!!」
トニー(くっそ・・・まさかあんな至近距離で土煙を・・・!)
後ろからアベルが、剣をトニーの首に向ける。
アベル「覚悟が足りんな。自らの命を危険に晒さず勝てるつもりか?物理防御を解け。一撃で楽にしてやる。」
ユーリ「くっ・・・!」
トニーを助けようとしたが、アベルが妨害した。
ユーリ「わっ!!」
アベル「動くな女。撃ち抜くぞ。」
トール・ユリウス組は。
リオネル「柔いなぁ。潰し甲斐がないぜ。」
ユリウスがリオネルに滅多打ちにされてる。トールが魔法を放つが。
リオネル「あぁん?」
魔力障壁を伸ばして弾いた。
トール「・・・!!」
リオネル「仲間が離れるの待ってから撃ってんじゃねぇよ。不意打ちにもなりゃしねぇ。」
ユリウス「ぐっ・・・!!拙者以上の怪力には初めて会ったで御座る・・・!!」
トール「身体強化同士で戦ってこの実力差・・・魔人とはいえ・・・地力からしての差があり過ぎる・・・!!」
リオネル「身体強化だぁ?そりゃこれの事かよ?」
身体強化を発動した。
ユリウス(まさか、今まで魔法無しで!?)
トール「化物め・・・!!」
マーク・オリビア組は。
マーク「はぁ・・・はぁ・・・」
オリビア「マーク!!」
サイクス「おいおい何だよ。ちっとは使えるかと思ったら、てんで素人の剣じゃねーか。魔法で戦えないからって、取り敢えず出してみただけかぁ?浅はかだぜ。」
マーク(悔しいけど、彼奴の言う通り・・・苦し紛れの戦法が通じる相手じゃない・・・!!くそ・・・何とか時間を稼いで他のメンバーが来てくれるのを待つしか・・・!?)
後ろに振り向いてオリビアを見る。
オリビア「マーク?」
マーク「(バカか俺は・・・守らなきゃいけない女の前で何考えてんだ・・・!!時間を稼ぐ!?誰かを待つ!?時間を掛けたらそれだけオリビアが危険だって事だろうが・・・!!)全く嫌になるッス・・・!!どうして俺は、こう何時も・・・!!・・・・・・二番手・・・下っ端・・・周りがすげー人ばかりだったからって・・・何時から当然のように受け入れてたんだそんな立場・・・」
オリビア「マーク・・・」
マーク(自分の事、最初から諦めて強くなんかなれるか!!ウォルフォード君・・・ゴメン・・・!!)
彼は覚悟を決めて服を脱ぎ捨てた。
オリビア「マーク!?何してるの!?」
マーク「守られてばかりじゃ、何時まで経っても覚悟が決まらない・・・!!ここからは・・・!!俺自身で相手してやる・・・!!」
サイクス「良い度胸だ坊主。死んでも恨むなよ?」
再びトニー・ユーリ組は。
トニー「覚悟かぁ・・・確かにすかもねぇ。暫くシンの傍に居たせいで、何となく彼と同様に自分も最強になったって家臣してたかも知れない。僕はシンとは違うのにねぇ。・・・あーあ、皮肉だなぁ。そんな事に気付いた直後でも・・・やっぱり彼に助けられるんだから。」
アベル「何の話だ?」
トニー「こう言う事だよ。」
ジェットブーツを発動し、アベルの剣を弾いた。
アベル「何・・・!?」
剣に罅が入った。
ユーリ「トニー君!大丈夫!?それってウォルフォード君の・・・!?」
トニー「嫌になるなぁ、奥の手使ってもノーダメージか・・・シンに対する劣等感ってのはさ、男なら少なからず感じてると思うんだよ。殿下なんか特にそうじゃないかな?スイードの時、シンとタクトに替わって魔人のリーダーの討伐を買って出たらしいけど、まさしくそれを払拭する為の行動でしょ。近くて遠い存在だけどさ、シンってやっぱり少しでも近付きたくなるんだよねぇ。」
アウグスト・マリア組は。
ダンテ「フッ!!」
スピアでアウグストを突き刺そうとしたが、アウグストが軽々と掴んだ。
ダンテ「むっ!?(優れた身体強化だ・・・魔人である私と同等の力・・・)しかしここからどうするつもりだ?ここまで接近していては、魔法による攻撃も下手には・・・」
アウグスト「悪いが、形振り構ってられん。他の方法が浮かばん故・・・許せ。」
電撃の魔法を発動し、ダンテと共に自分も直撃した。
マリア「ちょ・・・殿下!?」
ダンテ「ぐぬっ・・・!?(自らの体ごと電撃を・・・!!)」
すぐに後ろに離れた。
マリア「止めて下さいよ!危ない事するの!王太子でしょうが!」
アウグスト「気にするな、この装備ならば滅多な事じゃダメージを受けん。だが・・・それはあちらも同様か。」
ダンテ「捨て身の戦法・・・恐れ入る。王族に連なる人間にしては、中々肝が据わっているな。我等魔人の相手はそうでなくては。」
そして正門を死守しているティガ達は。
ティガ「次から次へとシシリーばっか攻撃するとはな!」
魔人「ごぁっ!!」
ティガ「ハァッ!!」
スカイタイプへタイプチェンジした。
ティガ「タァッ!!」
素早い攻撃で魔人と戦う。
魔人「ごはっ!!」
ティガ「ハァッ!!」
更にティガフリーザーで魔人を凍結して、ハンドスラッシュで粉砕した。
ティガ「シシリー!」
シシリー「タクト君!」
ティガ「奴等お前を狙ってる!俺達が護衛する!その隙に攻撃を!」
シシリー「はい!」
ランバルト光弾・散弾バージョンで魔人達の頭部を貫いた。
魔人達「ウオオオォォォォ!!!!」
ティガ「まだ来る!一気に片付ける!」
パワータイプへタイプチェンジし、シシリーに迫る魔人達を蹴散らす。
シン(此奴等・・・!!)
魔人「さっさと死ね女ああああ!!」
ティガ「させるか!!!」
魔人「っ!?」
後ろからシンが現れ、魔人の頭部を地面に減り込ませる。
ティガ「シン・・・!?」
シン「おい・・・意図的に俺とタクトじゃなく、シシリーを狙ってるな?」
彼から黒い魔力が広範囲に広がった。
アウグスト「シン・・・!?」
シン「どう言うつもりだ?お前ら!!!!」
彼の怒りが頂点に達した。
ローレンス「っ!?」
サイクス「オイオイマジかよ・・・何だこの魔力は・・・!?」
リオネル「奴か・・・!?」
カイン「聞いてた通りの怪物だなぁ・・・」
アベル「成る程、賢者にもまるで引けを取らん・・・」
ダンテ「ローレンスが恐れる訳だ・・・」
シン「タクト、手伝え!!」
ティガ「あ、あぁ!!ハァッ!!」
シンが魔力を最大限まで圧縮させ、ティガがエネルギーを集める。
「や・・・ヤバい!!あれはヤバい!!」
「お・・・俺はもう抜けるぞ!!」
「なっ!おい!ちょっと待て!!」
「ひぃっ!俺もゴメンだ!!か・・・勝てる訳ねえ!!!」
シン「散々シシリーを危険に晒しておいて逃げる・・・だと?逃す訳ねえだろ・・・このクズヤロー共があああああああ!!!!!」
ティガ「タァッ!!!!」
圧縮した魔法とデラシウム光流で魔人達を大爆発させた。
ローレンス「はぁ・・・はぁ・・・危なかった・・・集団から離脱していなかったら・・・間違いなく死んでた・・・!!」
ティガ「ハァッ!!」
スカイタイプへタイプチェンジして飛翔し、上空からランバルト光弾・散弾バージョンで他の魔人達に放った。
ダンテ「ぐああああ!!」
リオネル「ぐおおおお!!」
カイン「がああああ!!」
アベル「ぐああああ!!」
ランバルト光弾が魔人達に直撃した。
ローレンス「タクト=クリスティ・・・やはりあの力は侮れんな・・・!!」
右手を上に挙げて、信号弾を発砲した。
アリス「あ!待て!何処へ・・・」
リオ「逃げる気!?」
カイン「悪いな、合図だ・・・機会があったらまた闘おうぜ・・・じゃあな・・・」
負傷しながら去った。
アリス「・・・・」
リン「う・・・」
アリス「リン!」
リオ「大丈夫?って無傷!?」
リン「前にウォルフォード君がくれた防御付与アクセサリー・・・これで服以外の箇所をガード出来てたから助かった。衝撃で気は失ったけど・・・」
リオ「そうか、良かった・・・」
ダンテ「ここまでだな・・・」
マリア「っ!?」
アウグスト「どう言う意味だ?」
ダンテ「目的は達成した・・・これで失礼する。」
アウグスト「目的!?(実力は向こうが上だが、こちらに完璧な防御付与がある故の均衡状態・・・まるでそれが分かった上で時間を稼いでいたかの様な・・・)お前達はクルト侵攻の為に来たのではないのか!?」
ダンテ「・・・答える義務はない・・・」
彼も退散した。
他の魔人達も撤退した。
正門。
ティガ「・・・」
光となってタクトに戻った。そして他の皆が合流した。
マリア「皆、無事・・・あ!?」
アリス「うわ、ちょ・・・麦畑が・・・」
ナージャ「無くなってる・・・」
ケイティ「それに何この抉られた地面は!?」
リオ「流石にやり過ぎなんじゃ・・・」
デイジー「酷いわねこれ・・・」
シン「ゴメン!やっちゃった!」
アウグスト「お前何回目だ?その台詞・・・」
シン「いや、何と言うか・・・シシリーを狙われて・・・ブチ切れたと言いますか・・・」
タクト「俺もやっちまった・・・すまん・・・」
アウグスト「タクトもかよ・・・まあいい、小麦の方は王家で買い取るとして・・・それより・・・ん?どうした?何か全員様子が・・・」
皆が訳を話した。
シン「そうか、魔人側にもまだそんな奴らが・・・」
マリア「街に被害がなかったから良し・・・って気分じゃないわよね・・・」
アウグスト「私の采配ミスだ。シンとタクトを正面の城門に据えていなければ、数体撃退出来ていたかも知れん。」
アリス「シン君の言う通りだったよ。魔人をナメてた。まだ奴らの底は知れない。」
トニー「強いよ彼奴ら。恐らくずっと、生死の境ギリギリに身を置いてきた人間だ。自分の命を削る事にすら微塵も躊躇いがない。」
ユリウス「今の拙者では、まず勝てんで御座る・・・」
リオ「今後も奴らは強くなりそうだね。」
マーク「でもいいッス。これからまた強くなる理由が出来たッス。」
アウグスト「スイードでの経験も踏まえて、感じた事がある。月並みな表現になるが、奴ら魔人は帝国の運だ亡霊だ。帝国の長い歴史の中、不遇な扱いを受けて来た者達が呪いとなって世界に放たれようとしている。不遇な環境で培われた思想は必ず、新たな不遇を生む。奴らの狙いが何であれ、事実そうなれば、ブルースフィアの思想・・・つまりは帝国が世界を支配する事と動意だ。」
タクト「帝国が世界を支配・・・」
アウグスト「阻止せねばならない。我々で・・・絶対にだ!」
シン「ああ!その為にも強くなろう!今よりももっと!」
松田修平
再び強化合宿を提案し、今度はユリウスの領地・リッテンハイムリゾートで強化合宿。その夜、シンはシシリーにある約束をした。