ウルトラマンティガ THE ULTIMATE MAGICIANS   作:naogran

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新たなる動き
オリバー=シュトローム、ローレンス、ゼスト 登場



第15話「新たなる動き」

瞬く間に3日間の休暇が過ぎた。

 

 

 

 

そして王都に戻った数日後に、王城での叙勲式が行われた。

 

司会「アールスハイドのみならず、各国を救った英雄達・アルティメット・マジシャンズ!!」

 

盛大な拍手が巻き起こった。

 

ディセウム「アールスハイドに誕生した英雄達を讃える事が出来、誠に嬉しく思う。更に、此度の功績は過去に類を見ないものだ。そこで、この度は特別な勲章を用意した。」

 

周囲がざわつく中、名前が上がった。

 

ディセウム「シン=ウォルフォード!タクト=クリスティ!アウグスト=フォン=アールスハイド!マリア=フォン=メッシーナ!シシリー=フォン=クロード!アリス=コーナー!トール=フォン=フレーゲル!リン=ヒューズ!ユーリ=カールトン!トニー=フレイド!ユリウス=フォン=リッテンハイム!マーク=ビーン!オリビア=ストーン!リオ!デイジー!ナージャ=オブシディアン!ケイティ=グレイス!以上17名からなる『アルティメット・マジシャンズ』に、”金龍特別勲章”を授与する!!」

 

「おおおおおおおおお!!!」

 

マリア「ひええ・・・こりゃまた凄いわね、金龍って・・・」

 

タクト「へぇ〜。金龍とは光栄だなぁ。」

 

シン「え?何?それ凄いの?」

 

マリア「呆れた、まさか知らないの!?金龍はアールスハイドの国旗にも描かれてるシンボルじゃない!つまり私達も国のシンボルとして扱われるって事でしょ!」

 

トール「はぁ・・・自国の国旗も知らない英雄が2つ目の叙勲ですか・・・」

 

ユーリ「世も末よねぇ。」

 

そして彼らに金龍特別勲章が授与された。

 

ディセウム「おめでとう。」

 

シン(因みにさ、実際居るの!?ドラゴンって。)

 

アウグスト(居ないだろ。目撃談はあるが、どうせ眉唾だ。)

 

シン(何だぁ・・・)

 

ちょっと期待したこの男。

 

ディセウム「立派になったアウグスト。これならば安心して国を任せられる。」

 

アウグスト「何を仰います。父上ならば、まだまだ御活躍出来るでしょう。これからも我が国を牽引していって下さい。」

 

ディセウム「アウグスト・・・」

 

タクト(本音はどうだ?)

 

アウグスト(もう暫く自由で居たい。)

 

タクト(抜け目ない。)

 

ディセウム(タクト君、リオ君、デイジー君、ナージャ君、ケイティ君、グレア君。皆の前へ出てくれ。)

 

6人が前に出る。

 

ディセウム「タクト=クリスティ、リオ、デイジー、ナージャ=オブシディアン、ケイティ=グレイス、グレアは、過去に旅をした者達。そしてこれまでに幾多の魔人を討伐して来た!彼等の功績に讃えよ!」

 

周囲から拍手が巻き起こった。

 

タクト「何か照れるな。」

 

リオ「えへへ。恥ずかしいねぇ。」

 

グレア「にゃはは〜!どうもどうも〜!」

 

ディセウム「そして、シン=ウォルフォード。僅かな期間に2回目の叙勲は王国の歴史上初めての事だ。素晴らしい功績である。」

 

シン「ありがたき幸せ。」

 

ディセウム(シン君、皆の前へ。)

 

前に出たシン。そしてディセウムから言葉が。

 

ディセウム「シン=ウォルフォードは、最早この世界に敵う者のない”魔法使いの王”と呼んで差し支えない存在だ。よって我により『魔王』二つ名を与える!!皆讃えよ!!」

 

シン「!!??」

 

ディセウム「魔王シンの誕生である!!!」

 

魔王シン・・・魔王シン・・・魔王シン・・・

 

かなり恐怖心が舞い上がったシンがアウグストを見ると・・・

 

 

 

 

アウグスト「くっくっくっくっくっ・・・・・」

 

 

 

 

笑い堪えてる。

 

シン(てめぇかやっぱり!!!!)

 

「うおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

「魔法使いの王!!魔王シン!!」

「その歳で二つ名を授けられるとは!!」

「魔王!!」

「魔王!!」

「魔王!!」

 

周りから魔王コールが響き渡る。

 

シン(う〜〜〜〜そ〜〜〜〜だ〜〜〜〜!!!)

 

ディセウム「夏期休暇が開ければ間もなく三国会談だ。これ以上魔人の被害を広げない為にも、必ず成功させねばならない。連合が結成されれば、魔人制圧に動き出す事が出来る。皆・・・共に力を合わせて頑張ろうではないか。」

 

アウグスト「ええ。」

 

 

 

 

 

 

スイード王国。

 

兵士「国王!アールスハイドより伝達が。我が国に続き、ダーム・カーナン・クルトも連合に加わったと。残る2ヶ国・・・エルスとイースとは近々会談を行い、交渉するそうです。」

 

国王(実際、魔人による襲撃を受けた国でなければその脅威を直接感じる事は出来ん・・・ましてやエルスとイースはアールスハイドと並んで力を持つ国々・・・易々と提案に応じるとは思えん。しかし、魔人制圧には協力が必要不可欠な国々である事に違いない。お手並み拝見しますぞ・・・アウグスト殿下。)

 

 

 

 

 

 

そして旧ブルースフィア帝国・帝都では。

 

シュトローム「おやおやこれは、名演出家のゼスト君ではありませんか。」

 

ゼスト「シュトローム様。」

 

シュトローム「クルトの一件・・・聞きましたよ。離反した魔人達はまた手痛い目に遭わされたようですね・・・フフフフ。」

 

ゼスト「私には優秀な部下達が居りますからね。知のない連中を操るのは造作もない事です。」

 

シュトローム「そこまで彼らを利用して、一体何を目論んでいるのでしょうねぇ?」

 

ゼスト「作戦の途中段階故、今はまだ何とも・・・ですが近い内に必ず・・・良い報告が出来るかと思います。」

 

シュトローム「では、それを楽しみに待つとしますか。」

 

彼が去った後。

 

ゼスト「そこに居るな?忙しくなるぞ。アベル、カイン、ローレンス、ダンテ、リオネル、サイクス。シン=ウォルフォード攻略の為に・・・次の作戦へ移行する。」

 

 

 

 

 

 

そしてウォルフォード邸では。

 

シン「はぁ〜〜〜〜・・・何でこんな事になったかなぁ・・・・・・」

 

シシリー「だ、大丈夫ですよシン君。すぐ慣れますよ!」

 

シン「気持ちは嬉しいけど慣れたくない・・・」

 

タクト「魔王シン・・・ブッ!!」

 

シン「おいそこ、何笑ってんだよ!!」

 

タクト「いやぁ〜、魔王になったお前の姿を見ると・・・ツボった・・・」

 

シン「はぁ・・・もうじき学院も始まるのに・・・」

 

メイド「失礼しますシン様、タクト様。お客様がいらしております。」

 

 

 

 

そのお客様とは。

 

オルト「お久し振りです。シンさん、シシリーさん、タクトさん。いや、シンさんは魔王様とお呼びした方が良いのかな?」

 

シン「お呼びしないで下さい。えーと確か、オルトさんでしたよね?練兵場の時の・・・」

 

タクト「あぁあんた、警備局の捜査官だよな。」

 

オルト「覚えててくれましたか。」

 

メリダ「今日は一体どうしたんだい?」

 

オルト「実は・・・・他でもない、シシリーさんの事で伺いました。この後彼女の御実家にも伺うつもりでしたので、丁度良かった。」

 

シン「シシリーの事?」

 

タクト「彼女に何かあったのか?」

 

オルト「スイードでの一件で彼女を『聖女』として崇め救いを求める者が増えているのはご存知でしょう。それはスイードのみならず、アールスハイドや他国でも同じです。シシリーさんは今最も影響力の強いアルティメット・マジシャンズの一員・・・当然と言えばそれまでですが・・・」

 

シン「今の様子じゃ、1人で街に出たらあっと言う間に囲まれそうだもんな。」

 

シシリー「私、神子でも聖職者でもないんですけどね・・・」

 

オルト「救いを求められるだけならまだ良いのですが、容姿の事もあってか、中には不埒な事を考える輩まで居るそうなんです。」

 

シン「っ!」

 

タクト「不埒?」

 

メリダ「そりゃ聞き捨てならないねぇ。」

 

オルト「同じく影響力の強いシンさんが同行していればまず心配はありませんが、暫くは1人で出歩く事は避けた方が賢明でしょう。」

 

タクト「もしシンが居ない場合、俺が同行しても良いのか?」

 

オルト「はい、タクトさんも影響力が強いですから、シシリーさんと同行しても問題ありません。どうも聖女と言うイメージが先行して、癒しに特化していると思われている為、攻撃能力は無く、力付くでどうにか出来ると思っている連中も多いようですから。」

 

タクト「中身を知らない輩共か。」

 

メリダ「そうね、救いようのない連中だねぇ。単独で魔人すら撃退する娘相手に。」

 

シン「万死に値する!」

 

メリダ「アンタちっとは懲りな!クルトの件を忘れたのかい!」

 

”ゴチン!”

 

シン「あだっ!」

 

オルト「取り敢えず警戒しておいて下さい。何かあれば警備局まで御一報を。」

 

 

 

 

ウォルフォード邸・玄関。

 

シン「オルトさん、わざわざありがとう。」

 

オルト「あなた達を利用して悪事を働こうとする連中も居ます。その捜査の一環で訪れたまでなので、お気になさらずに。と言うのが建前で、やはり僕にとってもあなた達は憧れですから。何かしら力になりたいんです。それが本音ですね。」

 

タクト「オルトさん、もしそっちでも何かあったら俺達が力になってやる。俺が人類を救う光になってやるからな。」

 

オルト「ありがとうございます。では、僕はこれで。」

 

 

 

 

 

 

一方その頃マリアは。

 

男A「ねえねえ、ちょっとで良いからさ。ほら。」

 

男B「すぐそこに良い店知ってんだ。行こうよ一緒に。」

 

男A「俺達君のファンなんだよ。」

 

2人組の男にナンパされ中。

 

男B「な?ホラ、金なら俺達が・・・」

 

肩を掴まれた瞬間!!

 

”ゴスッ!!!”

 

裏拳で成敗した。

 

マリア「ナンパは嫌いなの。」

 

成敗した男を見下す。

 

男B「なっ!て、てめぇ!!調子に乗ってんじゃ!!」

 

”ゴッ!!!”

 

今度はストレートパンチで呆気なくダウン。

 

マリア(街での攻撃魔法を使うのは禁止だけど、身体強化だからセーフよね。多分・・・)

 

 

 

 

そしてウォルフォード家。

 

マリア「って事が最近また増えてさ、嫌になっちゃうわよ本当。シンやシシリーの家に来るだけでも一苦労だわ。」

 

タクト「マリアは彼氏とか欲しいんじゃねえの?人気者になったんだし。」

 

マリア「だからナンパは嫌いなの!!私が求めてるのはもっとこうドラマティックな出会い!!そう、まるで乙女の危機に駆け付けた王子様のような。」

 

シン「俺等の仲間以外でマリアより強い男、この国に居ないんじゃ・・・」

 

タクト「彼氏出来なさそう・・・」

 

マリア「何か言った?」

 

タクト「何も?」

 

シン「(シシリーと言い、マリアと言い・・・これからは自分で身を守らなきゃいけない場面が増えそうだな・・・)よし!皆にもゲートの魔法教えるよ!」

 

マリア「本当に!?それは助かるかも!」

 

シシリー「他の皆も街に出る度に騒がれて困るって言ってましたし、喜ぶと思いますよ。」

 

シン「夏休み終了まで後1週間!学院が始まるまでに叩き込んでやる!ゲートだけなら何処でも出来るし・・・まあ場所は学院の研究室で良いか。じゃあすぐオーグ達にも予定を確認して・・・」

 

 

 

 

 

 

そして旧帝国の帝城では。

 

アベル「うんざりする量だな。」

 

リオネル「これ全てに目を通すのか?」

 

魔人のアベルとリオネルが大量の資料の中から何かを探してる。

 

アベル「実働部隊の連中もすげーな。短期間でよくもまあこれだけ・・・」

 

リオネル「・・・お前、魔人になって何か変わったか?」

 

アベル「・・・特別変わらないな。意識ははっきりしてる。魔人化前に聞いていた通り・・・生命活動に影響しない欲求はあまり感じなくなったが・・・お前はどうだ?帝国への憎しみは。」

 

リオネル「・・・何も変わらねえよ。何一つ許す気になれねえ。恩師を家族を仲間達を奪ったこの国を・・・帝国無き今、一体何にこの怒りを向けりゃ良いんだ?帝国の惨状を知りながら放置していた他国への平和ボケ共か?」

 

アベル「・・・我らが主がそれを望むならな。」

 

リオネル「どうだかなあ。あれ全くやる気ねぇだろ今。」

 

アベル「・・・所で少しは絞り込めそうか?」

 

リオネル「さあな、気が遠くなる。ったく、聖女ってのは人気者だな。邪な感情を抱いてる奴が多過ぎる。」

 

アベル「取り敢えず、全ての情報を精査して、それなりの地位に付いている者をピックアップだ。はぁ・・・魔人になっても事務仕事か。」

 

リオネル「情報収集には魔人の力を存分に使えるから良いよな。兵役時にこの力があればもっと楽に・・・」

 

ローレンス「それで帝国に助力して満足出来たと思うか?」

 

リオネル「ローレンス。・・・タイミング悪い部分だけ聞いてんじゃねえよ。」

 

ローレンス「捗ってるか?」

 

リオネル「冗談だろ。この規模の作業を一部隊でやれって方が無茶だ。お前も少しは手伝えよ。」

 

ローレンス「無理だね。次に飛ぶ国は決まってる。」

 

???「飛ぶ必要はないかも知れないぜ。」

 

そこにサイクスが来た。

 

ローレンス「どう言う意味だサイクス?」

 

サイクス「お望みの大物だよ。これ以上のターゲットは居ないだろ。」

 

渡された資料に書かれていたのは。

 

リオネル「此奴は・・・」

 

アベル「マジかよ・・・」

 

サイクス「ゲスは何処にでも居るが、大国も例外じゃないらしい。」

 

ローレンス「希望通りだな、決まりだ!すぐに報告して来る。隊ちょ・・・ゼスト様も今回は直々に動くらしいからな。他の連中にも伝えといてくれ!情報整理は中断!次の指示を待て!」

 

アベル・リオネル「助かった・・・・」

 

 

 

 

 

 

一方その頃研究室では。

 

シン「うし!久々に学院で全員集合した所で、ゲートについてに授業を始めるぞ!!」

 

全員「よっしゃああ!!」

 

シン「まずはゲートを起動させる為のイメージを伝えるけど、あくまでこれは俺のイメージだから、皆には別のイメージが合うかも知れない。そこは各自で調整な。」

 

黒板にAとBを書く。

 

シン「さて質問。この地点Aから地点Bまでの最短距離ってどう行けば良い?」

 

アリス「そんなの簡単だよ!AからBまで一直線に行けば良いんでしょ?」

 

シン「ブーーー。そのイメージじゃ直接歩いて移動するのと変わらない。転移にはならないだろ?」

 

マリア「えー?」

 

オリビア「他に何か方法ある?」

 

アリス「何これ謎かけ?」

 

シン「まあ黒板じゃ正解に辿り着き難いよな。各自紙を配るからこっちで考えてみて。」

 

全員に紙とペンを渡した。

 

アリス「・・・ダメ!さっぱり分かんない!」

 

リン「ギブ!答え教えて!」

 

シン「んじゃ正解。まずAとBが丁度重なり合うように紙を折る。これでAとBが内側で接した状態になるな。この紙を空間、Aを自分の居る場所。Bを行きたい場所とすると、紙を折り曲げた時点で距離がゼロになる。つまりこれが最短距離であり・・・」

 

タクト「ほいっと!」

 

ペンでAとBに穴を開けた。

 

シン「この穴がゲートだ。以上が俺のゲートのイメージだよ。」

 

マリア「成る程ねえ・・・それは思い付かなかった。以前マーリン様が『紙に書いて貰ったら理解出来た』って、この事だったのね。」

 

シン「後は、このイメージを踏まえた上で異空間収納の要領で2点の穴を開けるように魔法を起動すると・・・ゲートが開くって訳だ!」

 

 

 

 

マーリン「どわあ何じゃい!?」

 

ゲートの先に入浴中のマーリンが居た。すぐにゲートを閉めた。

 

マーリン「・・・!?」

 

 

 

 

シン「じゃあ各自で練習開始!」

 

練習開始。

 

アリス「あり?異空間収納開いちゃった・・・」

 

マリア「私も・・・」

 

リン「絶対一番にモノにする!」

 

シン「リンは最初から興味津々だったもんな。」

 

皆が練習してる最中。

 

シン(集中してるなー皆・・・じゃあ俺はその間に・・・)

 

1人で何かを考えてる。

 

アウグスト「お前らは何をしているんだ?」

 

タクト「考え事か?」

 

シン「ああ暇だからね。魔道具の構想を練ってるんだ。」

 

アウグスト「魔道具?」

 

シン「ああ、前に通信機作ったろ?あれの無線版をね、作れないかと・・・」

 

クロードの街で作った糸電話型の通信機の無線版を構想中。

 

アウグスト「!?」

 

シン「うおビビった!何だその顔!?」

 

タクト「顔怖えよ!」

 

アウグスト「あの通信機でも世界の情報技術に革命を齎したんだぞ!!その上で無線!?情報戦争でも起こす気かお前らは!!」

 

タクト「落ち着けオーグ。実際まだ何も目処すら立ってねえよ。」

 

シン「有線と違って無線の場合、受信側が常に魔道具を起動させておかないといけないだろ?でも何時来るか分からない受信の為に、ずっと魔力を流しておく訳にもいかないし・・・結論として、まだ無線の開発は不可能かな・・・と。」

 

アウグスト「それはつまり、常時魔力を流す手段があれば実現可能と言う事か?」

 

シン「え?ああ・・・まあな。」

 

アウグスト「・・・おい、シンはまだ『あれ』の存在を知らんのか?」

 

マリア「・・・どうもそんな様子ですね・・・メリダ様の事だから意図的に伏せているかと。」

 

アウグスト「だな、この件はシンには内密にな。」

 

シン「おーい、ゲートの練習しろー!」

 

 

 

 

 

 

一方リオ達は、王城付近の湖の畔でディセウムが手配したコテージで暮らしている。ここの湖は魚が多く生息している。

 

リオ「これから色々大変な事態になりそうだね。」

 

ケイティ「えぇ、あの魔人達の目的すら掴めてないからね。」

 

ナージャ「うん。」

 

グレア「あの2ヶ国、結構手強そうよ。」

 

デイジー「そうね。一筋縄じゃいかなさそうね。」

 

リオ「そしたら、何度も何度も交渉すれば良いんじゃない?」

 

ナージャ「それって相手の逆鱗に触れそうね。」

 

グレア「世も末だね。」

 

 

 

 

 

 

それから三日後。

 

アリス「やったあ!成功したよ!!」

 

リン「なっ・・・!!」

 

一番乗りはアリスだった。

 

アリス「わーーいわーーい!これで遅刻しなーーい!!」

 

リン「負けた・・・アリスに・・・」

 

シン「おー意外。」

 

マリア「ど・・・どうやったの?アリス・・・」

 

アリス「えーっとねぇ、こう空間をグニャア!・・・ってやって、そこにエイヤ!・・・ってやって、ブワッって広げるの!」

 

マリア「全く参考にならないわ・・・まあ魔法には相性があるから・・・」

 

トニー「頑張ろう、自分達で・・・」

 

アリス「わーーいわーーい!」

 

タクト「めっちゃご機嫌だな。」

 

シシリー「あの・・・私も出来ました・・・」

 

何時の間にかシシリーも出来てた。

 

マリア「ええ〜〜〜!?シシリー何時の間に!?そんなぁ!!」

 

シシリー「エヘ、ちょっとズルいかもと思ったんですが・・・実は・・・マーリンお爺様にコツを聞いたんです。」

 

シン「シシリー、何で俺じゃなくて爺ちゃんに訊いたんだろう・・・」

 

タクト「お前空気読めよ。」

 

シン「え?え?」

 

タクト「だぁもうこの鈍感魔王が!シシリーはこっそり頑張って魔法を完成させてお前に褒められたかったんだよ!少しは理解しろ!」

 

マリア「そうよ!ちゃんと乙女心も勉強しなきゃ!」

 

シン「・・・・・・」

 

シシリー「あ・・・シン君。」

 

シン「よ・・・よく頑張ったねシシリー。凄いぞ。」

 

なでなでと撫でる。

 

シシリー「エヘへ・・・ハイ!」

 

ユーリ「う〜〜〜〜〜ん・・・・・」

 

オリビア「どうしたんですかユーリさん?」

 

ユーリ「私、どうもこう言う魔法は苦手みたい〜〜・・・ウォルフォードくぅん、ちょいとこっち〜〜〜ヘルプ〜〜〜。」

 

シン「ん?」

 

ユーリ「もっかい紙に書く所から教えてぇ。」

 

シン「いいよ。まず・・・ん?」

 

ユーリが自分の豊富な胸を机に乗せてこっちを見てる。

 

シン「(こ・・・この配置は・・・)こ・・・この点が、自分の居る所で・・・」

 

ユーリ「んん?どこ?」

 

 

 

シシリー「ピク。」

 

タクト「お。」

 

 

 

シン「(色々ヤバい・・・!)いや・・・だから・・・その・・・」

 

マリア「ユーリが厄介なのは・・・天然で魔性な所よねぇ・・・」

 

シン「点・・・E・・・いや・・・F・・・はあるか・・・あれ?」

 

タクト(バスト測ってる・・・)

 

”ジジッ!!”

 

シン「いでっ!?」

 

タクト「ががっ!?」

 

シン(何だ?急に体が痺れ・・・)

 

何処からか電気が起きた。

 

 

 

 

それは怒りのシシリーから起こった。

 

 

 

 

シシリー「シン君、随分楽しそうですね。うふふ。」

 

シン「そ・・・そんな事は・・・御座いませんけど・・・」

 

タクト「シシリー。嫉妬するのも大概にしろ。シンは他の女を取る男じゃねえよ。」

 

シシリー「そうですね。ユーリさん、ユーリさんもマーリンお爺様にゲートのコツをお訊きしては?」

 

ユーリ「え!?良いのぉ!?訊きたい!訊きたぁい!」

 

マリア「何よ!ユーリが行くなら私も行くわよ!」

 

アリス「私も!行きたい!」

 

オリビア「アリスさん、もうゲート覚えたんじゃ・・・」

 

 

 

 

その後全員がマーリンの指導のお陰でゲートを無事習得完了。

 

 

 

 

夏季休暇の最終日。

 

アウグスト「全員ゲートを覚えられて何よりだ。だがシンの魔法はどれも使い途を誤れば簡単に開くの途に落ちてしまう危険なものだからな。これまで以上にそれぞれ高いモラルを持って行動するように。メッシーナ。」

 

マリア「はい!」

 

アウグスト「ナンパしてきた男共をいちいち吹っ飛ばすな。」

 

マリア「なっ!何で知ってんですか!?」

 

アウグスト「トニー、もう少し女関係大人しくしろ。」

 

トニー「うーん・・・分かりました。何とか・・・絞ります。2人・・・いや1人に・・・」

 

アウグスト「コーナー、ゲートがあるからと言ってうっかりパジャマで学院に来るなよ。」

 

アリス「き・・・来ませんよ!!」

 

アウグスト「最後にシン。お前はやはり行動をのものを自重しろ。」

 

シン「最近は自重してんじゃん。」

 

アウグスト「ほう、所で例の無線通信機はどうなった?」

 

シン「基本的は構造は出来たんだよ。後はやっぱり前言った魔力供給の問題だけ・・・あ。」

 

アウグスト「全く自重してないだろお前は!!」

 

シン「ああ!誘導尋問に引っ掛かった!!」

 

タクト「オーグ落ち着け!!」

 

こうして長くて濃い夏季休暇は終わりを迎えた。

 

 

 

 

 

 

そして学院再開初日。

 

「あ!見て!魔王様と聖女様よ!」

「きゃ〜魔王様〜!」

「聖女様〜!」

「お似合いですよ〜!」

 

タクト「・・・・・」

 

シン「何かすっごい恥ずかしいんだけど・・・」

 

シシリー「わ・・・私も少し・・・」

 

シン(でもオルトさんの言うように、こうやって敢えて連れ立って見せる事がシシリーを守る事に繋がるなら・・・まあ仕方ないか・・・それにしても・・・)

 

シシリー「どうしたんですか?シン君。」

 

シン「いや・・・護衛だったり露払いだったり・・・色んな形で一緒に登校してきたけど・・・今じゃシシリーと本当の恋人として一緒に登校する事が出来るようになったんだなあって・・・ちょっと感動してた。」

 

シシリー「私も嬉しいです!」

 

ぎゅっとシンの腕を抱く。

 

タクト「お前等本当にお似合いだな。」

 

 

 

 

 

 

高等魔法学院に来ると、周りの生徒が少し距離を置いてひそひそと会話する。

 

シン「何か・・・周りの様子が可笑しい・・・か?」

 

シシリー「休み中の叙勲で少し距離を置かれてしまったんでしょうか・・・」

 

タクト「マーク達が心配だな。」

 

シン「ああ、クラスで浮いてなきゃいいけど・・・」

 

 

 

 

 

 

Sクラス。

 

アリス「あ!おっはよ〜〜3人共!」

 

トール「おはようございます。」

 

シン「おはよう。ゲート組は早くていいなおい。」

 

アリス「いや〜〜〜お陰で助かっちゃうよ!」

 

タクト「ようアリス、初日からパジャマとはどう言う事だ?」

 

アリス「うぇ!?やだもぉ!私のバカぁ!!何で初日からぁ〜〜〜!!」

 

ゲートを展開してすぐ家へ戻った。

 

マリア「アリスにはゲート教えない方が良かったんじゃ・・・」

 

シン「マリアもゲートでの登校で良かったのか?別に俺達と一緒でも・・・」

 

マリア「冗談よしてよ。そこまでピエロになる勇気ないわよ。」

 

シシリー「ごめんねマリア・・・騒ぎが落ち着いたらまた登校しようね。」

 

マリア「気にしないでシシリー!今更こんな事くらいで私らの友情には影響ないわよ!」

 

タクト「ん?何か机の並び変わってね?」

 

シン「変わってるっつーか、増えてる?」

 

タクト「しかも2つ。」

 

アルフレッド「おはよう皆。」

 

シン「アルフレッド先生、おはようございます。」

 

アルフレッド「あ〜皆そのままで良い。先に紹介させてくれ。マーク=ビーンとオリビア=ストーンだ。今日からこの2人もSクラスの一員となった。」

 

何とマークとオリビアがSクラスに入ったのだった。

 

アルフレッド「実力的にはSクラスと比べても遜色ない・・・と言うかAクラス内ではどうも差が出過ぎるものでな。特例でこの学年だけSクラスは13人とする事になった。」

 

タクト「ええ!?」

 

マーク「宜しくお願いするッス!」

 

オリビア「お願いします。」

 

アリス「おお〜〜!!宜しくぅ〜〜〜!!」

 

アルフレッド「今日は初日だから始業式とホームルームだけだが・・・お前達は始業式で表彰されるからな。」

 

シン「表彰?」

 

 

 

 

 

 

体育館。

 

教員「それでは!2度の魔人襲撃を阻止し、この度叙勲まで受けた皆さん御存知の・・・アルティメット・マジシャンズの表彰です!!」

 

”パチパチパチパチパチ!!!”

 

シン「あれ!?皆喜んでんじゃん。避けられてるような空気だったのに・・・」

 

タクト「除け者扱いされたと心配したんだぞ?」

 

アウグスト「知り合いが突然有名人になったんだ。どう接して良いか分からなかっただけだろ。」

 

タクト「え何?マークとオリビアは?」

 

マーク「Aクラスにも挨拶してきましたけど、皆『頑張れ』って言ってくれたッス。学院の皆はちゃんと分かってくれてるッスよ。」

 

タクト「そうか。お前等は呼ばれて来たのか?」

 

リオ「うん。僕達もアルティメット・マジシャンズのメンバーだし。」

 

ナージャ「同じ仲間だしね。」

 

リオ「そう言う事だね!」

 

タクト「凄えな。」

 

教員「彼らの活躍によって、アールスハイド高等魔法学院の名は広く世間に知れ渡る事となりました。よって本来、卒業時成績優秀者のみに贈呈している品を特別に授与し、今日の表彰とします。」

 

校長「おめでとう。」

 

授与されたのは、白い小箱。

 

タクト「小箱?」

 

シン「へー・・・一体何だろう?」

 

マリア「殿下・・・まさかコレ・・・」

 

アウグスト「・・・嫌な予感がするな・・・」

 

教員「それでは、アルティメット・マジシャンズ代表シン=ウォルフォード君。一言挨拶をお願いします!」

 

シン「うぇぇぇ!?またかよ!」

 

挨拶する事になった。

 

シン「えっと・・・俺達は別に、英雄になりたいとか表彰されたいとか思って活動してる訳じゃありません。魔人を野放しにする事は世界の破滅に繋がると・・・そう思ったからです。チームの皆も同じだと思います。世界を・・・自分達の国を、大切な友人や家族を、自分達の力で守る為に・・・頑張ってるんだと思います。まあウチなんかの場合、爺ちゃんと婆ちゃんがアレなんで、守られるどころか、寧ろ自分達で攻め入りそうですけど・・・」

 

タクト(また冗談言った。)

 

シン「まだ魔人の脅威が去った訳じゃありません。いえ・・・事実ここからが本番です。総力戦になれば、ここに居る皆にも招集が掛かるかも知れません。その時に自分を・・・そして大切な人を守れるように、世界の危機に立ち向かえるように・・・頑張りましょう!!!!」

 

「ワアアアアア!!!!」

「魔王様ーーーー!!!」

「魔王様素敵ーーー!!」

「いいぞ魔王ーーー!!」

 

シン「魔王はもういいってぇ・・・」

 

アウグスト「ニヤニヤ。」

 

タクト「魔王ファイト。」

 

 

 

 

 

 

表彰式の後。

 

シン「何だこれ?」

 

小箱に入ってたのは、小さな石だった。

 

シン「誰か知らないの?贈呈されたこれ・・・天然石?貴重品なのか?」

 

ユーリ「あれぇ?ウォルフォード君知らないのぉ?魔石だよぉ。」

 

シン「魔石?」

 

アウグスト・マリア(やっぱりかぁ・・・)

 

タクト「まさかの魔石・・・」

 

ユーリ「これはねぇ・・・」

 

マリア「ちょい待ちユーリ。」

 

アウグスト「いいかシン?詳しくは家に戻ってメリダ殿に訊け。」

 

シン「婆ちゃんに?何で?」

 

アウグスト「いいから、余計な詮索はせずにまず訊け!その後の判断はメリダ殿に任せる!」

 

シン「ん?ん?」

 

 

 

 

 

 

帰宅後。

 

メリダ「おや、おかえりあんた達。」

 

シン「婆ちゃん、ちょっと訊きたいんだけど・・・魔石って何?」

 

突然メリダがびっくりした。

 

メリダ「なあ・・・!?い・・・一体何処でそれを・・・!?」

 

シン「な・・・何だよ、そんなに驚く事なの?」

 

タクト「実は学院から贈呈品として授与されたんだ。」

 

シン「オーグ達が口を揃えて婆ちゃんに訊けって言うから・・・」

 

メリダ「・・・まあ・・・何時かはバレる事だし・・・仕方ないさね。観念するか・・・魔石ってのはね・・・魔道具に使うものさ。普通の魔道具は魔力を込めないと起動しないだろう?」

 

シン「そりゃ・・・まあ。」

 

メリダ「魔石はね、魔道具に必要な魔力をずっと供給してくれる物なのさ。」

 

シン「それって・・・誰かが魔力を込めて起動しなくても、魔道具が作動し続けるって事?」

 

メリダ「まあね。森にあるマーリンの家に使った魔道具・・・覚えてるかい?」

 

シン「え〜〜〜〜〜と確か・・・侵入防止とか状態維持の効果の・・・そうか!今まで全然気付かなかったけど・・・あの魔道具が効果を持続出来るのは魔石を使ってるからか・・・!!」

 

メリダがコクンと頷く。

 

シン「・・・そ・・・それで?」

 

メリダ「それでって何だい。それだけだよ。」

 

シン「何だぁ!もっと凄いパワーとか秘められてるのかと思った!そんな事ならもっと早く教えてくれれば良かったのに!」

 

メリダ「冗〜〜〜〜〜〜〜談じゃなよ!!アンタに魔石の事を早々に教えてご覧!!どんなとんでもない魔道具を作り出すか分かったもんじゃないよ!!!!」

 

タクトとシシリーとマリアが頷く。

 

メリダ「まあ・・・幸い魔石は鉱石の採掘場なんかで、時折偶然見付かる程度のものだし・・・流通させるには無理がある。使い方位教えてあげるよ。」

 

タクト「偶然?」

 

シン「魔石の生成条件は分かってないって事か?」

 

メリダ「歴史上の謎の1つなんだよ。地中深くで生成されるって程度しか解明されてないのさ。」

 

シン「・・・・・・あーーーーーーーーーー!!!!」

 

タクト「うおっ!?」

 

メリダ「な、何だい!?」

 

シン(そうだ・・・!魔石を使えば通信機は常に起動した状態を保てる・・・!電池と同じだ!・・・ただ、問題はやはり魔石の数が少ないって事・・・数がなきゃ実用化は・・・)

 

マリア「ありゃりゃ、本格的に考え込んじゃった。」

 

タクト「魔道具の事になると何時もこうだ。」

 

シン「(生成条件が分からないのに、探して掘り出すには無理がある・・・地中深くで採掘・・・ダイヤなんかと同じなのか?そう言えば、前世でダイヤは人工的に製造されてたような・・・確かあれは・・・)高音・・・高圧・・・?」

 

タクト「ん?」

 

シン(地中深く・・・つまり高圧な所で生成される・・・?魔石とは・・・魔力が地中深くで高圧掛けられ結晶化した物・・・?)

 

ゲートを開いた。

 

シン「婆ちゃん、ちょっと何時もの荒野に行って来る。」

 

メリダ「ちょ、ちょいとお待ち!アンタ何をする気だい!?」

 

シシリー「・・・・・・」

 

マリア「絶・・・対また何かやらかすわよあれ・・・」

 

 

 

 

 

 

荒野。

 

シン「悪いけど、何が起きるか俺にも分からないから、念の為全力で魔力障壁を張っていてくれる?」

 

マリア「ちょ・・・ちょっと止めてよ!シンがそんな事言うと、マジでとんでもない事起きそうじゃない!」

 

タクト「ある程度勘弁してくれよね?」

 

 

 

 

シン(容量は指向性爆発魔法と同じ・・・ただ今回は、魔力自体に高圧を掛けて圧縮していく・・・出来る限り小さく・・・)

 

魔力を小さくして集める。

 

 

 

マーリン「こりゃまたとんでもない量の魔力を集めとるのう・・・」

 

 

 

魔力が集まり、徐々に小さくなる。

 

シン(よし・・・ゆっくりと・・・圧縮を解除・・・)

 

しかし、魔力が割れた。

 

シン「ああ!ダメか・・・だったら次は・・・」

 

もう1度魔力を集める。

 

シン(高熱を加えつつ、同じように圧縮・・・もっと小さく・・・もっと熱く・・・!!)

 

魔力が徐々に小さくなり、そして・・・

 

 

 

 

 

 

魔石が生成された。

 

 

 

 

 

 

シン「やったあああああ出来たああああああ!!」

 

メリダ「な・・・何なんだい・・・一体何が出来たって・・・」

 

シン「婆ちゃん!ホラ!!見てよコレ!!」

 

生成した魔石を見せる。

 

メリダ「それ・・・わ・・・」

 

シン(驚くのも無理ないよな!大発見だし。これなら婆ちゃんも・・・)

 

 

 

メリダ『凄いねえシン!大した孫だよアンタは!』

 

 

 

褒められると期待したが、メリダはその場で膝を崩した。

 

シン(あ・・・あれ?)

 

シシリー「シン君・・・これ・・・」

 

マリア「まさか・・・魔石・・・!?」

 

マーリン「紛れもない・・・本物じゃ・・・!!」

 

タクト「自力で作っちゃった・・・!」

 

メリダ「何てこった・・・まさか・・・自分で魔石を作っちまうとは・・・」

 

シン「(何・・・この反応・・・ま・・・また俺何かやっちゃった・・・の?)えーと・・・ここは喜んでくれる所では・・・」

 

メリダ「バカ言うんじゃないよ!!人の手でま石を作れるなんて知れたら・・・世界が混乱に陥る事になるよ!!」

 

 

 

 

その後。

 

メリダ「成る程ねえ、熱と圧力が魔石生成に必要な条件か・・・」

 

シン「多分だけど・・・魔石が発掘される鉱山って、近くに火山とか断層があるんじゃないかな?自然界にある魔力が少しずつ集まって、圧縮されて生成されるんだろうから・・・本来の魔石は途方もなく長い時間を掛けて作られるんだろうけどね。」

 

メリダ「シン・・・言っとくけど・・・」

 

シン「他言無用でしょ婆ちゃん。人口の魔石が作れるなんて知られたら確かに世界のバランスを崩し兼ねないもんね。必要な分しか作らないって。」

 

マーリン「ああ・・・分かってるなら・・・」

 

メリダ(必要な分?)

 

 

 

 

 

 

その後ディセウムとアウグスト達にだけ魔石生成の事を伝える。

 

ディセウム「魔石を作ったぁぁ!?」

 

アウグスト「メリダ様でも止められなかったか・・・」

 

 

 

 

 

 

翌日の午後に、ビーン工房へ訪れた。

 

工房主「はあ〜・・・通信機の無線版・・・またとんでもねェモンを考えたもんだな。」

 

シン「個々に固有番号を付与しておけば、特定の相手を通話出来るはずなんです。共有の番号も付ければ一斉送信も恐らく可能に・・・」

 

 

 

 

その後。

 

シン「色んなリスクを想定して、何とか三国会議まで間に合わせたいんです。時間が短くてすいませんが・・・」

 

工房主「他でのねェシンの頼みだ!何とかするさ!」

 

シン「あ・・・と。」

 

工房主「ん?」

 

シン「出来れば、もう1つだけ・・・お願いが・・・」

 

 

 

 

 

 

ウォルフォード家へ帰宅。

 

シシリー「あ、お帰りなさいシン君、タクト君。」

 

シン「ただいまシシリー。」

 

タクト「シシリー、もう家に慣れたもんだな。」

 

シシリー「相変わらず、お母様が此方に慣れておきなさいって言うので・・・」

 

タクト「まあそうだな。シシリーはシンの婚約者だしな。」

 

シン「皆もシシリーと仲良くしてくれてありがとう。」

 

マリーカ「とんでもございません。当然の事でございます。若奥様は、普段からシン様を支えて頂いてるだけでなく、世界を救う”聖女”として評判も高い御方。そんな御方をウォルフォード家に奥様としてお迎え出来るのです。これ程誉れな事はございません。」

 

シシリー「マリーカさん・・・」

 

マリーカ「若奥様の事は我々が全力でサポート致しますので、シン様はどうぞ御安心を。」

 

シン「うん。」

 

シシリー「ありがとうございます!私も頑張りますね!」

 

マリーカ「はい。そして何れは若奥様、頑張って立派なお世継ぎ!」

 

シシリー「お・・・およ・・・!?およ・・・およ・・・」

 

タクト「おいシシリー!?しっかりしろ!おーい!」

 

シン「き、気が早いってマリーカさん!シ・・・シシリー!タクト!リビング行こう!」

 

 

 

 

リビング。

 

メリダ「何だか盛り上がってたねぇ。世継ぎがどうとか。」

 

シン「聞こえてたのかよ・・・」

 

タクト「地獄耳持ってんの?」

 

メリダ「何処行ってたんだい?シン、タクト。」

 

シン「ビーン工房だよ。シシリー。」

 

シシリー「およ・・・あ、はい!?」

 

シン「これ、プレゼント。」

 

異空間収納から、ペンダントを出した。

 

シシリー「え!?ネックレス・・・ですか?」

 

シン「そう。ビーン工房で特別に作って貰ったんだ。実はそれ『異物排除』の魔法が付与してあってね、身体に侵入した毒物や異物を身体に吸収させないで排除するんだ。三国会談・・・連合と組んだ国々との連携、それから魔人との本格的な戦い・・・これから先、俺達にはどんなリスクが待っているか分からない。何か起きてから後悔はしたくないから、だからどうしても・・・シシリーには用意してあげたかったんだ。」

 

シシリー(シン君・・・)

 

シン「因みにそれ、常時発動してるから、身に付けるだけで大丈夫だよ。毒物だけじゃなくて、風邪なんかも引かなくなるし。」

 

タクト「おまけにどんな重い病気の死滅も可能。」

 

シシリー「常時発動!?・・・と言う事はまさか・・・」

 

シン「そう、魔石を使ってる。」

 

シシリー「こんな・・・貴重なものを・・・」

 

シン「シシリーを狙ってる連中が居るって聞いた時からずっと考えてたんだ。何か対処する方法はないかって・・・シシリー、俺が着けてあげても良い?」

 

シシリー「え!・・・は、はい勿論!」

 

後ろからシシリーにペンダントを着ける。

 

シン(願わくは・・・この先シシリーの身に何事も起こりませんように・・・)

 

シシリー「シン君の気持ち・・・凄く・・・凄く嬉しいです・・・」

 

 

 

 

タクト「何時までやってんだ?」

 

 

 

 

シン・シシリー「あ。」

 

タクト「イチャイチャしやがって。」

 

シン「そうだ、タクトの分もあるよ。」

 

タクト「え?俺にも?」

 

ペンダントを貰った。

 

タクト「シンありがとよ。」

 

シン「後、爺ちゃんと婆ちゃんの分もあるよ。」

 

マーリン「ワシらにも?別にワシらそんなに危険を感じる事は・・・」

 

シン「2人も歳だし、身体には気を付けて欲しくてさ。」

 

メリダ「シン・・・」

 

マーリン「良い子に育ったのう・・・」

 

シン「後、マリーカさん達にも。皆のお陰でこの家は支えられてるから、そのお礼って事で。」

 

マリーカ「シン様・・・!何と言う優しいお心遣い・・・!」

 

メリダ「にしても、よくこんなもの思い付くもんだねえ・・・異物排除・・・かい。ん?異物・・・異物?これを身に付けてるシシリーなら・・・シンの・・・異物・・・も排除・・・されて・・・はっ!!アンタまさかコレその目的で!!」

 

シン「うおい!!何をとんでもない誤解してんだ!!」

 

シシリー「え?え?何の話ですか?」

 

メリダ「だから、シンのアレも異物扱いされるからアンタの中に出しても・・・」

 

シン「すんな!!解説すんな!!」

 

シシリー「・・・・・」

 

シン(言われてみれば確かにそうじゃん!!全然気付かなかった・・・!!こんな事なら『異物』じゃなくて『毒物』とかにしとけば・・・やばい、軽蔑される・・・)

 

ちらっとシシリーを見ると・・・

 

 

 

 

シシリー「シン・・・君・・・そんなに・・・私・・・と・・・その・・・」

 

 

 

 

完全に誤解してる。

 

シン「(うわああ!!違うんだシシリー!!違うんだけど・・・そんな反応されたら・・・俺もう・・・)シシリ・・・」

 

メリダ「こんな所で盛ってんじゃないよおバカ!!」

 

シシリー「・・・・・・」

 

タクト「?」

 

するとシシリーがタクトに抱き付いて、タクトが優しく撫でる。

 

タクト「シン、もうちょい自重した方が良さそうだな。」

 

シン「お前まで!!!」

 

 

 

 

 

 

ブルースフィア帝国では。

 

ローレンス「現状、これ以上細かな計画は立てられませんが、まあ予定通り進むでしょう。ただ、ウォルフォードのあの怒りを抑える事は我々には出来ませんよ。」

 

ゼスト「構わん。何もこの一件で奴を倒せるとは思っていない。直接打撃を与える事だけが成果ではないからな。もし奴が怒り狂い、婚約者に危害を加えた者を害したとしたらどうなる?しかも、それがその国にとって重要なポストに就く者だったとしたら?」

 

ダンテ「成る程。今は英雄として称えられていても、怒りに任せて暴れれば、奴に対する評価は途端に”危険人物”に変わると。」

 

カイン「世間なんてそんなモンだよな。」

 

アベル「ましてや魔人以上に力を持つ存在。畏怖と畏敬は紙一重だからな。」

 

ゼスト「加えて、そうなれば奴は戦場の最前線に立つ事は難しくなる。連合を組もうが何だろうが、その指揮を執る事など到底無理だろう。それに、もう1つ起こりうる可能性がある。」

 

斥候隊「?」

 

ゼスト「シュトローム様が魔人となった経緯を思い出せ。」

 

全員がシュトロームが魔人になった経緯を思い出す。すると全員に戦慄が走った。

 

アベル「まさか・・・・!」

 

ダンテ「本当の狙いは・・・シン=ウォルフォードの・・・魔人化!?」

 

そう、ゼストの目的はシン=ウォルフォードの魔人化だった。

 

ローレンス「正気ですかゼスト様・・・!?理性があろうとなかろうと・・・そんなものがこの世に誕生してしまったら・・・」

 

リオネル「誰の手にも負えん・・・明白だ!そうなれば間違い無く・・・この世界は終焉を迎える・・・!!」

 

サイクス「冗談で言ってんのかお前ら、だからどうした?そもそも人間に取って代わって頂点に立とうって言う俺達魔人が、今更世界の心配か?魔人と敵対する怪物が1人居るか、全ての生命を脅かす悪魔を作るのか。あるのは最初からその2択のみだろうが。」

 

ゼスト「そう言う事だ。どう転ぼうとシン=ウォルフォードはこの世界の行く末を左右する存在なのだ。勿論あのタクト=クリスティもだ。だが奴の弱みはまだ不明だが、可能であれば奴を魔人化する何かを見付けれるはずだ。」

 

シン=ウォルフォードのみならず、タクト=クリスティの魔人化を計画している。

 

ゼスト「まあ、どんな結果が出るにせよ、一先ずやってみるしかない。出発するとしよう。」

 

斥候隊「はっ!!」

 

ゼスト(フフッ・・・)

 

密かに不敵な笑みを浮かべた。

 

 

 

 

 

 

その頃、イース神聖国・聖都では。

 

神子「フラー大司教様、あ、あの、教皇猊下がお呼びです。至急会議室に来るようにと・・・」

 

不敵な笑みを浮かべて神子をじっくり見る男、彼がイース神聖国の大司教アメン=フラー。

 

フラー「わざわざ通達ご苦労。所で今晩、私の自室に・・・」

 

???「フラー大司教!何をしておられるか!」

 

後ろから1人の男に呼び止められた。司教のハミル・マキナだ。

 

フラー「ちっ・・・何だマキナ。司教の分際で私の話を遮るとはどう言う・・・」

 

マキナ「確かに私はただの司教ですが、我々を招集したのは、敬愛すべき教皇猊下ですぞ。」

 

フラー「我々?」

 

マキナ「私も呼ばれております。」

 

フラー「はぁ・・・」

 

マキナ「さあ君、もう行きたまえ。」

 

神子「あ・・・ありがとうございます。」

 

フラー「(ちっ。)やれやれ、私だけなく、お前まで呼んでいるなら大した用件ではなさそうだな。全く、教皇猊下にも困ったものだ。私に全てをお任せ下されば良いものを・・・」

 

 

 

 

 

 

そして、エルス自由商業連合国では。

 

大統領「おい、誰かナバルを呼んで来たってんか。」

 

しばらくして。

 

ナバル「スイマセン、ナバルですけど。」

 

外交官のウサマ=ナバルが大統領に呼ばれた。

 

大統領「おお、ちょっとそこ座れ。お前、アールスハイドから提案されとる用件知っとるな?」

 

ナバル「そら私、外務局の人間でっせ。当然ですやん。」

 

大統領「向こうさん・・・アールスハイドな、国王やのうて、王太子をその階段に出席させるそうや。」

 

ナバル「王太子って・・・確かこないだ16になったばかりでっせ?そんな子供を国の代表にするんでっか?」

 

大統領「そうらしいで。何でも齢16にして、王国始まって以来の傑物や言うて評判らしいわ。」

 

ナバル「はあ・・・で、それがどないしたんですか?」

 

大統領「ナバル、お前がその会談へ行って、アールスハイドから利権取って来い。」

 

ナバル「は?」

 

大統領「せやからお前を、今回の会談の代表にする言うてんねん。」

 

ナバル「・・・・・ホナ、そこで私が自分の利権もろても宜しいんですか?」

 

大統領「おお。出来んねやったら何ぼでも毟り取って来い。」

 

ナバル「そう決まったら早速アールスハイドとの詰めの作業に入りますわ!ホナ失礼しまっせ!」

 

大統領「おう、しっかりやれよ。」

 

ナバル(アールスハイドなんちゅう大国相手に利権を取る!あかん、元商人の血が騒いでならんわ!くはははは!)

 

やる気が出たナバルが大統領の自室から出た。

 

大統領(アールスハイド国王陛下と・・・あのひとには悪いが・・・これも国家の繁栄の為や・・・堪忍したってや・・・ふ、ふふ・・・大丈夫・・・大丈夫・・・やろうか・・・?もし、あの人が怒らしたらと思うと・・・震えが止まらんけどな・・・)

 

彼は、あの人物との深い関わりがあるらしいが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数日後、Sクラスにネックレスと無線通信機をプレゼント。

 

マリア「何コレ?ネックレス・・・は分かるけど、こっちは?」

 

ユーリ「見慣れない形ねぇ・・・さっぱりだわぁ。」

 

タクト(受話器型とは、シンプルだな。)

 

シン「皆揃ったな?じゃあそれぞれ一セットずつ受け取ってくれる?新作の魔道具なんだ。」

 

リン「へえ・・・異物排除・・・」

 

アリス「これ着けれてば、風邪引かないの!?凄いじゃん!」

 

トニー「(異物排除・・・)っ!シン!コレもう1個貰え・・・いや!売ってくれないかい!?だってこれ着けてれば安心して・・・」

 

シン「おい!絶対違う目的で使う気だろトニー!!つーかそれに気付くの早えよ!!」

 

シシリー「・・・・・」

 

マリア「(ん?何でシシリーが赤くなって・・・異物・・・で、トニーがそんなに喜ぶ・・・って)ああ!!シン!!まさかその目的で!?サイテー!サイッテー!!」

 

シン「ああホラ!!マリアまで気付いちゃった!!」

 

トニー「あはははは!」

 

マリア「ひそひそ。」

 

オリビア「ひそひそ。」

 

シン「待て!誤解だって〜〜〜!!」

 

タクト「あ〜あ。」

 

ユーリ「ねぇねぇ、っで?こっちはぁ?どうやって使うのぉ?」

 

シン「それぞれ固有番号を付与してあるから・・・通信したい相手の番号に合わせてダイヤルを回して、通話ボタンを押すだけだよ。一応タクトとテストはしたけど、まだ試作品だから皆に使って貰って改良点を教えて欲しいんだ。連合の発足も含めて、今後は色々役立つ場面も出て来ると思うし・・・頼むよ皆。」

 

マリア「分かった。」

 

アリス「任せてシン君!」

 

アウグスト「・・・まあ、そう言う目的ならば魔道具開発が間に合って良かったと捉えるべきか・・・」

 

シン「ん?」

 

タクト「どした?」

 

アウグスト「ああ、三国会談の日程が決まったぞ。」

 

シン「マジか!」

 

タクト「場所は何処なんだ?」

 

アウグスト「場所はスイード王国。今回唯一、魔人の襲撃による被害を出した国で、魔人討伐についての会談を行う事になった。お前達には護衛も兼ねてスイードまで同行して貰う。第三国での会談は、エルス、イース共に譲らない最低条件だったが、スイードなら反撃の狼煙を上げる場所としては最適だろう。」

 

シン「それで・・・会談は何時?」

 

アウグスト「1週間後だ。ゲートで移動出来れば良かったが、今回は公式な外交会談だ。国力を見せる意味でも、大掛かりな馬車での移動となるだろう。移動時間を考えて、3〜4日後の出発になる。各々しっかりと準備を頼むぞ。」

 

全員「了解!」

 

タクト「リオ達にも伝えておくか。後一応グレアも一緒に。フェオン達は留守番を。」

 

シン「タクト、いよいよか。」

 

タクト「ああ。」

 

 

 

 

 

 

夜のイース神聖国では。

 

フラー「グフッ、グフフ・・・良いぞ!実に良い展開だ!まさか教皇がこんな好都合な仕事を任せて下さるとは・・・これで近い内に必ず・・・」

 

”コンコン”

 

フラー「む?(こんな時間に神子の女か?丁度良い。)ああ、ちょっと待て。フン、何だやっぱりその気になって・・・」

 

ドアを開けると立っていたのは・・・

 

 

 

 

神子ではなく、ゼストとローレンスとダンテだった。

 

 

 

 

ゼスト「やあこんばんは。イース神聖国大司教、アメン=フラー殿。」

 

フラー「なっ・・・誰・・・!!」

 

突然ゼストに口を塞がれた。

 

フラー(何だ此奴等・・・!!警備は何をして・・・っ!!)

 

警備は他の魔人に殺害されていた。

 

ゼスト「安心して良い。今殺す気はない。」

 

彼はフラーに魔力を流し込んだ。

 

ゼスト「お前は大事な生贄だからな。」

 

『To Be Continued・・・』




キャスト

タクト=クリスティ:萩谷慧悟

シン=ウォルフォード:小林裕介
シシリー=フォン=クロード:本泉莉奈
アウグスト=フォン=アールスハイド:小松昌平
マリア=フォン=メッシーナ:若井友希
アリス=コーナー:久保田未夢
リン=ヒューズ:山口愛
ユーリ=カールトン:長妻樹里
トニー=フレイド:小林千晃
オリビア=ストーン:佐藤沙耶

リオ:土岐隼一
ナージャ=オブシディアン:斉藤朱夏
ケイティ=グレイス:山崎はるか
デイジー:寿美奈子
グレア:高橋李依

マーリン=ウォルフォード:屋良有作
メリダ=ボーウェン:高島雅羅
マリーカ:難波佑香
ディセウム=フォン=アールスハイド:星野充昭

オルト=リッカーマン:狩野翔

ローレンス:杉山紀彰

ゼスト:津田健次郎

大統領:内田直哉
ハミル=マキナ:高橋広樹
ウサマ=ナバル:仲村かおり
アメン=フラー:中博史

オリバー=シュトローム:森川智之





次回予告

遂に訪れた三国会談の日。アウグストが代表2人に連合締結を交渉する。その裏で、謎の陰謀が蠢く。

次回ウルトラマンティガ

狙われた聖女

お楽しみに
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