ウルトラマンティガ THE ULTIMATE MAGICIANS 作:naogran
ウォルフォード邸・タクトの部屋。
タクト「魔物狩りかぁ。もうそんな事態にまで舞い降りて来たか。これからが正念場と言っても過言ではないな。」
翌日の高等魔法学校。
マリア「軍の魔物狩りにっ!?参加すんの!?私達も!」
シン「ああ。と言っても俺達は俺達で勝手に動いて良いみたいだけど。」
マリア「何それ!」
アリス「じゃあ一体何が目的でうわっち!同行すんのよ!?」
タクト「それは知らん。」
マリア「はっ!!とりゃああ!!」
強烈スパイクが決まった。
アリス「ああ!!」
マリア「にひひ〜、1点追加〜!」
アウグスト「甘いぞメッシーナ。」
ボールに雷神撃を纏わせ、相手のコートにシュート!
ユーリ「きゃああ!!もぉ!」
マーク「殿下の雷神撃は反則ッス。止めようがないッスよ。」
ユーリ「雷撃って、何で相殺したら良いのぉ?」
マリア「土魔法とかかな?」
ユーリ「室内でぇ?」
現在Sクラスは、体育館でアリスが希望したマジカルバレーをしている。
尚、タクトとシンとアルフレッドは見学中。
アルフレッド「なあ、お前達夏休みにどれだけ高みに上ってんだ?」
タクト「どれだけか分からん。」
アルフレッド「授業中にこんな物見せられて、教師の立場無いじゃないか?」
シン「はは・・・」
アリス「へへん!驚くのは早いよアルフレッド先生!私が授業でマジカルバレーを希望した理由をまだ見せてないよ!」
アルフレッド「ん?自分が楽しいからじゃないのか?」
シン「彼奴まさか・・・」
タクト「アレ使う気か・・・」
アリスが「先日ウォルフォード商会で購入した、コレの出番だね!!」
以前ウォルフォード商会で買ったジェットブーツを履いてる。
ユリウスがスパイクする。
しかしアリスがジェットブーツを噴射させ、ボールを落下ギリギリでレシーブした。
ユリウス「むぅっ!!」
マーク「流石に機動力は相当上がってるッスね!!」
アリス「トス上げてシシリー!思いっきり高く!!」
シシリー「ええ!?でも、そ・・・それはマズいんじゃ・・・」
アリス「良いから早く!!」
シシリー「し、知らないですよ!」
言われるがままにトスをした。ボールが高く上がった瞬間アリスが。
アリス「とりゃあああああ!!!!」
ジェットブーツのジェット噴射で大ジャンプ。しかし、全員が唖然とした。
アリス「ん?」
その理由は・・・
アリスのスカートの中が見えてしまったからだった。因みにアリスの下着は猫マーク。
そのまま着地し、ボールが床に落ち、男性陣全員が外方向いてる。
アリス「ぎ・・・ぎ・・・ぎにゃああああああああ!!!!!」
下着を見られてしまってパニックになったアリスが、体育館を出て行ってしまった。
アルフレッド「彼奴だけは変わらんなぁ・・・」
タクト「もうちょっと考えて使えよ・・・」
シン(制服で使ったらそうなるに決まってるじゃん・・・)
シシリー「だから言ったのに・・・シン君、見てませんよね?」
シン「モチロン!!」
すぐに外方向く。
アルフレッド(にしても魔物狩りか・・・軍が絡んでる上にタイミングを考えると、恐らく目的は・・・)
タクト「アリス、あれでトラウマにならなければ良いんだけど・・・」
アルフレッド「魔物狩りは来週だったか?」
シン「あ、はい。」
タクト「そうだが。」
アルフレッド「災害級の討伐も苦にしないお前らが、今更苦戦する事は無いだろうが、わざわざ俺の授業潰してまで参加させられるんだ。ただ軍のお手伝いしてやるだけじゃ癪だな。」
タクト「どう言う意味だ?」
アルフレッド「そうだなぁ、例えばただ狩るだけじゃなく、魔物の素材の価値を落とさず狩るってのはどうだ?」
タクト「価値を落とさず?」
シン(素材の価値・・・この前も・・・)
アルフレッド「最小限の攻撃で、標的を絶滅させる。当然それには、精密な魔力操作に加えて、冷静な判断力、集中力、身のこなし全てが求められる。制御不可な魔力量が増えても、効率良くそれが使えなきゃ意味が無い。コーナーやヒューズなんかまだまだ大雑把過ぎる。カールトンやクロードは即座の判断力に欠ける。レベルアップの余地は大いにある。」
シン「(確かにそれが身に付けば、実戦にも全て反映されてくるな。)意外とちゃんと見てるんですね。さすが先生。」
アルフレッド「喧しい。たまには教師ヅラさせろ。近い内に戦いに駆り出されるんだろう。俺は教え子の為にやれる事をやるだけだ。お前らの教師としてな。」
タクト「先生・・・」
シン「ありがとう先生。任せて下さい!」
アルフレッド「所で、この何とかバレーも良い訓練になるな。」
タクト「マジカルバレー?」
アルフレッド「そうだ。今後授業にも組み込むぞ。」
シン「はい!?」
アルフレッド「って言うか俺も交ぜろ。」
一週間後。魔物狩り当日。
リオ「遂に来たね。魔物狩りの日。」
ケイティ「今回は私も参加するからね。」
軍は別行動。
アリス「本当に軍の人達とは完全に別行動なんだね。」
ジークフリード「まあ細かい事はいいじゃねーか。」
タクト「だな。そっちの方が効率的に良い。」
シン「どうでもいいけど、また2人が付き添いなの?」
ジークフリード「俺ら以外にお前らのお守りが出来るか!他じゃ自身無くすわ。」
タクト「色々ご苦労だな。」
目的地。
シン「分かってると思うけど、今更魔物を普通に討伐するのは、俺達にとって何の意味もない。そこで今日は、この機会を利用して、精密な魔法技術の向上を目指す訓練をするぞ!まずは何時ものペアに分かれて!精密な魔法ってのは、要するに威力や範囲を最小限に抑えて、極力獲物を傷付けずに倒すって事な!自ずと急所へのピンポイント攻撃が必要になってくる!当然、討ち漏らしが出て来るだろうから、ペアの片方はそのフォローに回って欲しいんだ。」
ユリウス「ピンポイント?」
トニー「例の猿に使ったシンの魔法が、その究極系だろうね。」
シン「それとタクトとリオとケイティは単独で好きに魔物を狩ってくれ。ナージャは定期的に魔力供給を頼む。」
タクト「分かった。」
リオ「よし!」
ケイティ「はいはーい!」
ナージャ「うん。」
デイジー「皆頑張ってね。」
前衛組・アウグスト、トール、シシリー、アリス、マーク、トニー。
後衛組・シン、リン、マリア、オリビア、ユーリ、ユリウス、ケイティ。
単独組・タクト、リオ。
供給者・ナージャ
タクト「それでシン、狩り場はどうすんだ?散開して森に入るのか?」
シン「いや、それじゃあ遭遇率低いし、訓練にならないから。」
アリス「ん?じゃーどうするの?」
シン「まあそれは俺に任せといて!取り敢えずは全員配置に着いてくれる?こんな感じでね。」
シシリー タクト トール
↖︎ ↗︎
シン ユリウス
ジーク
アリス←リン マリア→アウグスト
クリス
オリビア ユーリ
↙︎ ↘︎
マーク リオ トニー
ナージャ「私が何処に立つの?」
シン「ナージャは真ん中から魔力供給をお願い。ケイティも真ん中で待機しておいて。」
ナージャ「分かった。」
ケイティ「ラジャー!」
グレア「皆頑張ってー!」
シン「放射状に広がったこの陣形の外側から魔物が集まって来るから、前衛組は自分で魔物を討伐する事。単独組は好きなように魔物を狩る事。後衛組は取り零しが出たら素早くドローするようにな。」
アリス「間違って私に魔法当てないでよ?リン。」
リン「保証はし兼ねる。」
アリス「そこは保証しようよ!」
シン「因みに後衛組まで突破されるような事態が起きた場合・・・ジークにーちゃん達が襲われます。」
ジークフリード「全力でやれよお前ら!!」
タクト「んじゃ行くか。」
スパークレンスの光がタクトを包み、ウルトラマンティガへ変身した。
シン「さて、準備は良いか?」
リン「うん!何時でも良いよ!」
シン「じゃあ、魔物共を呼ぶぞ!!」
彼は膨大な魔力を集め始めた。
ケイティ「な、何!?」
マリア「ちょっとシンそれって・・・!?」
クリスティーナ「魔力を集めてるんですか・・・!?」
ジークフリード「それも膨大な量のな・・・成る程、魔物が集まるってそう言う事か。」
クリスティーナ「何がです!?」
ジークフリード「魔物は魔力を感知して寄って来る修正があるだろ?この魔力量、森中に報せるには充分だろうな・・・集めた魔力をとっとと魔法に変換して放出しちまえば問題無いが、シンはただ魔力を集めてるだけだ。」
クリスティーナ「それってつまり・・・」
ジークフリード「ああ、わんさか来るぞ!!」
すると森の奥から魔物の大群が現れた。
マーク「来たッスよ!!」
アリス「こっちもだよ!!」
ケイティ「色々来てる!」
アリス(ピンポイント威力を調節して・・・強過ぎず、弱過ぎず・・・)
トニー(狙うならやっぱり眉間か首・・・くそっ、狙いが定め辛い!!)
前衛組が魔法で魔物達を狩り続けるが、ピンポイントが上手く出来ず、流れ弾が他の魔物に命中するばかり。
シン「ジークにーちゃん!クリスねーちゃん!指示を頼む!」
ジークフリード「お、おう!!」
クリスティーナ「トニー!!魔法発動が遅い!!次の獲物が通過してます!!」
ジークフリード「アリス!!威力が強過ぎだ!!別の魔物まで被弾してるぞ!!」
前衛組が2人の指示に従いながら魔物達を狩る。
ユーリ「やり過ぎたぁ!両断しちゃったぁ!」
オリビア「際限なく出て来るから、どうしても集中力が・・・!」
トール「すみませんユリウス!逃がしました!」
ユリウス「任せるで御座る!!」
ジークフリード「マーク!トドメ刺せてねーぞ!!」
リン「イライラする・・・デカいのカマしたい!!」
シン「我慢しろ!それじゃ何時も通りだ!!」
ティガ「皆頑張ってるな。」
魔物達が次々と迫って来る。
ティガ「タァッ!」
迫り来る魔物達をティガスライサーで首を切断した。
ティガ「ハァッ!!」
マルチタイプからパワータイプへタイプチェンジした。
そしてリオは、斬撃で魔物達の首を切断し続ける。
リオ「どんなもんだい!」
だがイノシシの1頭がリオに突進した。
リオ「おっと!危ないじゃない!」
避けられたイノシシが再びリオに突進するが、リオが受け止めてそのまま持ち上げた。
リオ「ヤァッ!!」
そのまま真下へ叩き付けた。
ケイティ「ほらほら!こっちこっち!」
煽りながらナイフを投げて魔物達の頭部に突き刺した。
ケイティ「もうどうしたの?そんなんじゃ私を倒せないよ?よっと!」
後ろから突進する魔物をジャンプで避けて、宙を舞いながら剣で脳天を斬り裂いた。
ケイティ「やったー!」
グレア「流石だ!経験が違うね!」
デイジー「でも、他の皆は連携が少し乱れているわ。」
しばらくして、魔物達が全滅した。
マリア「はぁ・・・はぁ・・・」
ユーリ「やっと収まったぁ・・・」
ジークフリード「予想以上に難しいなこれは・・・」
オリビア「はぁ・・・」
ナージャ「皆大丈夫?ポーション!」
回復魔力を皆に供給した。
マリア「ありがとうナージャ。」
ティガ「まぁ、こんな感じか。」
ジークフリード「ん?」
そんな中シンは、また魔力を集めていた。
シン「ホイ!前衛と後衛交代!すぐ次が来るぞ!」
ユリウス「次?」
再び魔物達が迫って来た。
マリア「えええ!?ちょ、もう!?」
ユーリ「まだ心の準備が・・・!!」
アリス「わたっ・・・リンチェンジ!!」
クリスティーナ「ジーク、これはシンが・・・?」
ジークフリード「さっきしれっと呼んでたな。」
ティガ「タァッ!」
リオ「行くよ!」
ケイティ「ほらほらこっちこっと!」
魔法を飛ばすが、当たらない。
ユーリ「ああんもう、当たんないぃ!!」
トニー「落ち着いてユーリさん!!」
シン「全員集中集中!!」
シシリー(シン君が前衛だと取り零ししないなぁ・・・)
数分後。何とか全滅成功。
マリア「ひえぇ・・・ダメだぁ・・・」
ユーリ「全然綺麗に討伐出来てない〜〜〜!」
マリア「もお!急にシンが魔物呼ぶから!!」
ユーリ「酷いよぉウォルフォード君〜〜〜!!」
クリスティーナ「やっぱりまだまだお子様ですね。アナタ達は敵が『今から攻めますよ』とでも言ってくれると思っているのですか?」
ジークフリード「わざと間を空けずに魔物を集めたんだろう。本当の敵は魔物じゃなく魔人。戦場で心の準備なんかさせてくれる相手じゃねーだろうからな。」
マリア(そうよね・・・これから先、私達が相手するのは、こんなレベルの相手じゃない!!)
シン「厳しいと思われるかも知れないけど、俺はこの先誰も失いたくはない。(俺だけじゃない、アルフレッド先生や、チームに関わる多くの人達の為にも。)」
ティガ「俺もだ。仲間を失いたくない。」
シン「その為に出来る事は、何でもやっておくつもりだよ。」
アウグスト「フッ、そうだな。」
マリア「よっしゃ!」
トニー「甘えられる状況じゃないよねぇ。」
ケイティ「彼奴らと戦うの怖いけど、内心楽しみにしてるよ。」
シン「その意気だ!頑張れ!次の魔物そこまで来てるぜ!」
しれっと魔力を集めた。
マリア「うえええええ?ちょ!えええ!?」
ユーリ「今ぁ!?もうちょっと空気読んでよぉ!!」
シン「ん?魔人は空気なんか読んでくれないぞ?多分。」
ティガ「タァッ!」
ジークフリード「配置替え急げお前ら!!」
マーク「ひゃあ!!」
シン「あ、シシリーはこの後ずっと前衛ね。」
シシリー「え!?」
シン「だって、俺が前衛だと訓練にならないでしょ?大丈夫!ちゃんとフォローしてあげるから!」
シシリー「ふえええ!」
ジークフリード「うわぁ・・・此奴Sっ気あるぜ。」
クリスティーナ「意外でしたね。」
シン「五月蝿いよそこ!」
ナージャ「シン酷い。」
シン「ナージャも五月蝿い!」
クリスティーナ「っ!漸く来ましたよ、大物達が!」
災害級の魔物達が現れた。
マリア「さ、流石にちょっとこれは・・・」
アウグスト「災害級を恐ろしいと思ったのは久々だな・・・」
ケイティ「ワオ!楽しくなりそうだね!」
マリア「何でケイティはそんな上機嫌なの!?」
シン「あちゃあ・・・思ったより集まっちまったなぁ・・・」
そんな中クリスティーナが後ろに目を向ける。
崖の上に騎士団達と魔法師団達が見物していた。
シルビア「ひゃあ〜〜〜、色々学べるから見てろって言われてたけど、本当とんでもない訓練してるわねぇ!」
女性団員「災害級まで来てるけど、平気なんですかね・・・?」
セシリア「討伐条件なければ余裕だろうけど、あのやり方だとちょっと苦労しそう・・・ん?」
崖の下で手招きしてるクリスティーナを見た。
シルビア「ま・・・まさか・・・」
女性団員「ク、クリスお姉様・・・?」
クリスティーナ「来なさい、アナタ達も。今すぐに。」
彼女の威圧に怯えた。
クリスティーナ「一部預かりますよシン。」
シン「何で?」
ジークフリード「ちゃっかり見学してたのかよ彼奴ら!」
そう言いながら魔力を集め。
ジークフリード「フッ!!」
押し寄せる災害級に向けて投げて爆破させた。
シン「おお!?ジークにーちゃん無詠唱!?」
ジークフリード「お前に魔力制御による訓練法教わったお陰でな!!制御出来る魔力量が増えて使えるようになったんだ!今じゃ魔法師団全員、訓練に組み込んでるぜ!!」
シルビア「ええい!やりますかセシリアお姉様!!」
セシリア「妹達に格好悪い所見せられないものね!」
魔法師団と騎士団も参入し、災害級の討伐を開始する。
シシリー「セシリアお姉様!シルビアお姉様!」
シン「へぇ!マジで軍の人達もレベルアップしてんじゃん!」
ティガ「ハァッ!!」
デラシウム光流を地面に放って爆風を起こした。
リオ「おりゃりゃりゃりゃ!!」
高速回転して、突進する災害級を何度も斬り裂く。
ケイティ「こっちこっち!」
避けながら災害級達の脳天にナイフや剣で突き刺す。
ケイティ「こっちよ!おいで!」
一方クリスティーナは、熊の災害級に向けて剣の刃を射出させた。刃が熊の災害級の眉間に突き刺さった。
シン「うお!クリスねーちゃん何それ!?カッケー!」
クリスティーナ「射出用のバネを一番強力にした特製の剣です!これで刃の交換時の隙も無くなるでしょう!」
シン「でもそれ、装着時もかなり力いるんじゃ!?」
すぐに他の刃に交換した。
クリスティーナ「そんな柔な鍛え方していませんよ!!」
その後も災害級の魔物達を討伐し続ける。
しばらくして全滅させたと思われたが。
シン「ん?」
森林から、5メートルを超える災害級の熊が現れた。
マリア「ちょっとあれデカイんですけど!?」
シン「あれ?あんな奴も居たんだ。」
マリア「あんたが呼んでおいて何言ってんのよ!!」
ジークフリード「全員構えろ!!一気に討伐するぞ!!」
しかしティガが前に出た。
ティガ「悪いが俺にやらせてくれ。」
2人が飛翔した。
ティガ「タァッ!!」
ハンドスラッシュが災害級の両目を潰した。
ティガ「ハァッ!!」
災害級に向かって突進する。ティガ・スカイダッシュが、災害級の腹部を貫いた。
ティガ「・・・」
夕方。
アリス「も〜〜〜〜〜おクッタクタ・・・・これ以上1匹も魔物狩れない・・・」
マーク「流石に・・・限界ッス・・・」
殆どが疲れ果ててる。
クリスティーナ「他の討伐隊の方も引き上げる時間です。ここまでにしましょう。この量、我々での素材回収は無理ですね。ハンター協会に連絡して直接回収して貰いましょう。」
ジークフリード「相当な価値になるだろうなコレ。」
シン「でも最終的には皆、技術向上してたしやって良かったよ。」
トニー「ヘロヘロだけどねぇ・・・」
マリア「立つのがやっとよ・・・今までで最も鬼のような訓練だったわ・・・」
そんな中タクトは。
タクト「ん?」
先程討伐した3メートル超えの災害級の首筋を見ていた。
タクト「お前等、これ見てくれ。」
ナージャ「どうしたのタクト?」
リオ「何があったの?」
タクト「此奴の首筋を見てくれ。」
ケイティ「首筋?・・・っ!!」
首筋に人間の歯型のような跡があった。
デイジー「歯型・・・!?しかもこれって・・・」
リオ「間違い無い。彼奴が近くに来てるね。」
タクト「彼奴、此奴までやりあったのか・・・」
シン「シシリー。」
シシリー「はい・・・?」
シン「背中乗って。シシリーには無理させちゃったから。」
シシリー「っ!!」
リンを除いたアルティメット・マジシャンズ女性陣がピクンと反応した。
シシリー「え・・・で、でも・・・その・・・あの・・・えと・・・」
シン「あれ?お姫様抱っこのが良かった?」
シシリー「あ・・・背中乗ります!」
オロオロしながらシンの背中に乗った。
ユリウス「消耗しているのであれば、ゲートで戻れば良いのでは?」
ジークフリード「バーロー。空気読め。歩くのも鍛錬だ。」
全員が帰る。
シン「キツかったよね?ゴメンシシリー。シシリーは皆とは別に治癒魔法の練習もあるから、戦闘技術が身に付く機会を無駄にしてほしくなかったんだ。本番の戦場に立った時、何か起きて後悔したくないし。」
シシリー「気にしてませんよ私。治癒魔法だって私が志願した事ですし、私を想っての事だってちゃんと分かってます。だから、頑張って強くなりますね。これからも宜しくお願いします。」
シン「で、でも無理だけはしないでね!?辛かったらちゃんと言ってね!?」
シシリー「そ、そんな事言いません。だって・・・な・・・君に・・・」
シン「へ?」
シシリー「大好きなシン君に、いっぱい褒めて貰いたいですから。」
マリア(ホラね。分かりやすいなぁシシリーも。)
アウグスト「やれやれ、どう転んでもイチャイチャするんだな彼奴ら。」
ジークフリード「青春だなぁ!」
グレア「青春だねぇ!」
ジークフリード「はぁ、俺もそろそろ身を固めるかな?」
クリスティーナ「アナタが?嘘でしょう?」
ジークフリード「お堅い誰かと違って、相手の1人や2人は居るんでね。」
クリスティーナ「失礼な、私も相手の当てくらい・・・・・・」
ジークフリード「居ねぇんだろ?どーせ。」
クリスティーナ「五月蝿い!刺しますよ!」
シシリー(勿体無かったかなぁ・・・お姫様抱っこ・・・)
遠くの崖から、謎の人影があった。その人影は崖を飛び降りて、森林の中へ姿を消した。
不敵な笑みを浮かべ続ける不気味な男。思考すら読めないこの男は、何を企んでいるのか。