ウルトラマンティガ THE ULTIMATE MAGICIANS 作:naogran
アウグスト「(下手に魔法を放てば、奴に攻撃のチャンスを与えてしまう。・・・仕方無い。覚悟を決めるか。)おいお前、デリックって言ったな?」
デリック「あ、あぁ。」
アウグスト「少し離れてろ。」
デリック「え?」
言われた通り少し離れる。そこにヒースが来た。アウグストは無防備のまま立ってる。
ヒース(何のつもりだあの野郎・・・足を止めた上に・・・デリックを離れさせて、障壁も魔道具のガードも使ってねェ・・・!?・・・まあ良いさ。お望みとあらばくれてやるよ。回避不可能な刃の雨を!!)
無数の刃を握った。
アウグスト(来た!!)
周囲に無数の異空間収納が出現した。
デリック「なっ!!おい!!逃げろ!!」
ヒース(喰らいやがれ!!!!)
アウグスト「ッ!!!」
無数のナイフがアウグストに直撃して大爆発を起こした。
デリック「なっ・・・!?」
ヒース(これで終わりだな。)
ナイフが全てアウグストに命中し、ヒースが笑う。だが。
ヒース「はっ!!」
展開していた異空間収納から電撃が放たれた。
ヒース「がぁっ!!!!」
その電撃がヒースに直撃した。
ヒース(何・・・だ・・・!?どっから・・・攻撃が・・・!?)
デリック「どうなってんだ?・・・異空間収納!?」
ヒース「まさかテメェ・・・!」
全てのナイフを受けたアウグストだが、彼は健在だった。
アウグスト「この傷に見合う分とは思えんが・・・一矢は報いたようだな・・・」
あの時アウグストは全てのナイフを避けながら、自身の得意とする電撃魔法をヒースが展開した異空間収納に撃ち込んだのだった。
デリック「おい、大丈夫か?」
アウグスト「あぁ・・・すまない。」
ヒース「ひ・・・
アウグスト「異空間魔法の発現場所が何処だろうと、お前自身と異空間の出入り口・・・そして私の位置は必ず直線上になければならない道理になる!つまり・・・現れた異空間に真っ直ぐ魔法を撃ち込めば、必ずその先にお前が居るはずだろう・・・!?」
ヒース「・・・!!」
アウグスト(最も・・・シンとのピンポイント射撃の修行がなければ、不可能だったかも知れん策だがな・・・)
するとアウグストの戦闘服が光り、傷が徐々に修復されていく。
アウグスト「それにな、
デリック「傷が・・・!」
ヒース「は・・・!?付与・・・!?治癒魔法じゃ・・・ねーのかよ・・・傷だけじゃなく、血の汚れまで消えてっから妙だと思ったぜ・・・な・・・何なんだよお前らの・・・その魔道具・・・完全に反則モノじゃねーか・・・!」
傷が完全に修復され、アウグストが態勢を立て直す。
ヒース(彼処までのダメージも無効となると、奴をぶっ倒すには即死級の攻撃が必要・・・ラドリーの矢なら兎も角、俺のナイフじゃ難しい・・・おまけにデリックは回避の達人・・・俺のナイフやラドリーの矢も軽々と避ける・・・こっちとしても今以上のダメージは色々とマズい・・・ここで無理するメリットは何もねェな・・・)
アウグスト「さあ・・・行くぞ!」
ヒース「・・・悪り、逃げるわ!」
その場から逃げるヒースに、アウグストがポカンと見てる。
デリック「おい、見送ってる場合か?」
アウグスト「はっ!しまった!」
デリック「待ちやがれヒース!!!」
アウグスト「絶対に逃がさん!!!」
全速力でヒースを追う2人。
ヒース(うお〜〜〜〜!彼奴等恐ぇぇ〜〜〜〜!!)
砦の曲がり角へ入って行く。2人も曲がり角を曲がってヒースを追うが。
アウグスト・デリック「っ!」
ヒースが一瞬の隙に姿を消していた。
デリック「何処行きやがった!?」
アウグスト(気配が消えた・・・!?だが魔力の反応はそれ程離れていない・・・砦の外へ出た訳ではなさそうだが・・・)
デリック「くっ!見失ったか・・・!」
アウグスト「いや、彼奴はまだ近くに居る。砦の外に出ていないようだ。」
デリック「分かるのか?」
アウグスト「あぁ。魔力を感知した。」
デリック「お前は凄いな・・・そうだ、アンタ名前は?」
アウグスト「アウグスト=フォン=アールスハイドだ。」
その頃、マリア達は。
アメリア「っ!?(仕留めた手応えが・・・ない・・・!?)」
3人は姿を消していた。
マリア「はあ・・・自分の魔法で自分を吹っ飛ばしたり、無理矢理足元爆破して土まみれになったり・・・厄日だわホント・・・」
イルゼ「ちょっと派手過ぎたかしら?」
テッサ「口に砂が入っちゃったよ・・・」
3人はマリアが作った穴に落ちていて無事だった。
テッサ「もう口が気持ち悪い!」
魔法で生成した水を口に入れて漱ぐ。
テッサ「ぺっ!ふぅ、スッキリ!」
イルゼ「マリア、汚れ落してあげるわ。」
風の魔法で土まみれになったマリアを綺麗にしてあげた。
マリア「ありがとうございます。」
イルゼ「どう致しまして。」
アメリア「・・・・」
マリア「ねェ、ちょっと訊きたいんだけど。シュトロームが帝国民を虐殺していた時期、アンタもそれに参加してたの?」
アメリア「・・・まーね。平民よりもハンターの方が戦力になるって理由だろうけど・・・多分。私らにはかなり早い時期から魔人化に関しての誘いが掛かってたわ。シュトロームの幹部にも元ハンターだった人間が居るしね。」
マリア「元々の帝国の情勢はある程度知ってるし、平民が貴族に恨みを持つのは分かるわ・・・だけど何でアンタ達・・・自分達と同じ平民にまで手を掛ける事が出来たの・・・!?」
イルゼ「帝国民もあなた達と同じ人間なのよ。何か理由があるのかしら?」
アメリア「・・・・感覚よ。魔人化した時に最初に感じたの。『ああ自分は・・・人でないものになったんだな』って言う決定的な感覚。不思議でしょ?見た目も対して変わらないのに、価値観がまるで一変するの。人を人として見る事が出来なくなる。・・・まるで虫や家畜でも相手してるかのように思えて来る。」
マリア(・・・以前シュトロームが言ってた・・・)
シュトローム『この体になってからは、人間を何とも思わなくなった。』
マリア(あれはシュトローム個人の話じゃなくて・・・)
アメリア「唯一残っていた人間としての名残りは、ずっと抱いていた恨みや怒りから来る強い目的意識だけ。年寄りだろうと幼子だろうと、命を奪うのに何の抵抗も無かったわ。
テッサ・イルゼ「・・・・」
彼女の話を聞いたテッサとイルゼが黙るが、マリアは右手を握った。
マリア「分かった。アンタの言葉を借りるなら、私もアンタを倒す為の理由が出来たわ。」
アメリア「そーゆーのって、倒せる見込みがない時に言ってもカッコ付かないよ。」
マリア「負けないわよ!・・・私達はもう魔人になんか!!」
彼女は右手を掲げた。アメリアが何かを感じた。
アメリア(今・・・何をした!?魔法!?周囲に何かを・・・くっ!!!)
魔法を飛ばしたが、マリアが避けた。
イルゼ「避けた!」
アメリア(っ!?正確に・・・避けた・・・!?何で・・・!?はっ!!)
後ろを見ると、風が周囲に広がっていた。
アメリア(空気・・・いや、風・・・!?彼奴らの風の魔法がこの空間一帯を覆うように渦巻いて・・・!!)
マリア「不可視ってだけで、鋼線自体はそこにあるんだから、私と魔力で繋がった風と水蒸気が僅かでも抵抗を受けなければ、鋼線の位置と攻撃の軌道くらいはどうにか予測出来そうね。」
アメリア「(何なのよコイツ・・・!!常人にそんなマネ出来る訳が・・・!!)だから何よ!!予測出来るからってどうやって鋼線の合間を掻い潜って・・・!!」
次々と迫り来るアメリアの魔法を、マリアが避け続ける。
シン『威力や範囲を最小限に抑えて、極力獲物を傷付けずに倒す。』
風の弾丸がアメリアに向かって放った。風の弾丸が、アメリアの脾臓を貫いた。
マリア「・・・舐めないで!どれだけ”魔王”と”超古代の戦士”の下で訓練したと思ってんの・・・!?」
脾臓を貫かれたアメリアが仰向けに倒れた。
マリア「悪いけど・・・私がアンタの感覚を理解する事は、多分この先一生無いわ。だって私は人間だから。使命だとか、人類を守る義務だとか、私自身はそんなに大それた事言う気はないけど、守りたい人達は沢山居る!アンタ達魔人が人を人と思わず私の大事なものに手を掛けるって言うなら、何を置いても私は全力でそれを阻止する!!」
アメリア「・・・・・」
マリア(アンタ達だって元々は人間で、誰だって少し位はそんな思いを持ってたはずなのに・・・魔人って悲しい存在ね。)
次の場所へ向かう途中。
イルゼ「マリア、大丈夫?」
マリア「えぇ、助けてくれてありがとうございます。」
テッサ「敬語は良いわ。普通に接してくれるかしら?」
マリア「え、えぇ。あの、2人は一体何者なの?」
テッサ「その話は少ししたら話してあげるわ。」
一方ヒースは、マリアに倒されたアメリアを発見していた。
ヒース「アメリア!!やられたのかよお前!?馬鹿野郎・・・!だから深追いすんなって・・・!!」
アメリア「ごほ・・・良いよ・・・やっぱり・・・ア・・・アルティマは強かった・・・戦って・・・負けて死ねるなら・・・それはそれで・・・」
ヒース「オイ!マジで死ぬ気か!?しっかりしろ!!まだ目的果たせてねーだろが!!」
アメリア「・・・マシでしょ・・・人に利用されて死んだり・・・弄ばれて殺されるよりは・・・さ・・・」
ヒース「・・・お前の・・・知り合いか何かの話か・・・?」
アメリア「難儀よねぇ・・・すぐに死ねない体ってのも・・・昔・・・依頼を受けた貴族の屋敷で・・・幼い頃に別れた・・・双子の妹をたまたま見付けたの・・・」
彼女が人間だった頃、依頼を受けた貴族の屋敷の地下で生き別れになった妹と偶然再会したのだった。
アメリア「散々貴族共の慰みものにされた後の・・・心も体も壊された後の姿だったけどね・・・
ヒース「・・・」
アメリア「協会を通して全て知られ・・・国から追われる身となった私は・・・頼みの綱だった当時のハンター仲間の所へ逃げ込んだけど・・・」
ハンターA『俺達は他国へ亡命するよ・・・関係者である以上、俺達にも追っ手が来るかも知れない・・・』
ハンターB『悪いが・・・お前達を連れて行く事は出来ない・・・』
アメリア「アールスハイドやエルス・・・当時から帝国の・・・亡命者を受け入れる国はあったけど・・・それが貴族を手に掛けた人間となれば話は別・・・況してや帝国内で私達の力になってくれる人間なんて・・・誰1人居なかった・・・生き抜く為に・・・お金を得る為に・・・ありとあらゆる事をしたけど・・・地獄にも近いそんな日々でも・・・唯一の肉親を救い出せた事で・・・私は心を保ててた・・・でも・・・」
数年前。アメリアと妹のリノンは小さな小屋で暮らしていた。
アメリア『じゃあ出て来るよリノン。朝には戻るから。』
リノン『アメリア・・・お姉ちゃん・・・もう・・・充分だよ・・・私は・・・もう言い・・・終わらせて・・・お姉ちゃんの手で・・・』
アメリア『・・・!?』
リノン『私達・・・何でこんな国に生まれちゃったのかな・・・?誰も助けてくれない・・・力になってくれない・・・弱ければ人としても扱われない・・・何で誰も見ないフリなの・・・?何で知らないフリをするの・・・?帝国の外には・・・豊かで幸せな国・・・いっぱいあるんでしょ・・・?まるで夢見たいだよね・・・幸せな国の人達は・・・何で不幸せな私達を誰も助けてくれなかったの・・・?』
彼女はリノンを救ったつもりだったが、リノンの心には何も救われてなかった。
アメリア「・・・その2日後だったわ・・・妹が自ら命を絶ったのは・・・妹を救えなかった自分を責めて・・・腐り切った貴族が搾取を続ける帝国を責めて・・・そんな状況を知りながら・・・まるで他人事のような他国を責めて・・・魔人になった今・・・結局何もかも許す事が出来なくなっちゃったみたい・・・だから・・・良い・・・のよ・・・順序は違っちゃったけど・・・私自身を殺す事も・・・魔人になった時の目的だったから・・・」
ヒース「・・・安心しろよ。残りの目的は俺が代わってやる。」
アメリア「・・・ありがと・・・嘘でも・・・うれ・・・し・・・」
彼女はヒースに感謝しながら、静かに息を引き取った。
ヒース「・・・・」
亡くなったアメリアを見てると、後ろにラドリーが現れた。
ヒース「居たのかよ。」
ラドリー「・・・・」
ヒース「ラドリー。悪いが少し、予定変更して良いか?」
彼らが次なる一手を下す。
その頃ティガは、何かを感じた方へ向かっていた。
ティガ(この感じ、シュトロームじゃないが・・・もしかしたら・・・)
辿り着いた場所は、大広間。
ティガ「・・・・」
その大広間に入ると。
???「〜♪」
誰かの鼻歌が聞こえた。
ティガ「っ!」
鼻歌を歌ってる者は・・・
???「ヤッホォー!タクト!久し振りだね!3年振りだっけ?」
椅子に座って足を組んで剣を拭いているボロボロの黒いドレスを纏ってる少女だった。
ティガ「お前は・・・ベルゼ。」
ベルゼ「そうだよ!魔人化した貴族少女のベルゼちゃんだよ〜!いやぁ〜、あの時戦って以来姿を消したんだよね〜。それにお気に入りのドレスもボロボロになっちゃったんだよねぇ〜。でも、物事はポジティブに考えないと、私の免疫力が低下するからね!あなたは、私に希望をくれた。」
ティガ「俺に、復讐する希望か?」
ベルゼ「昔の事なんかどーでも良い!それより、今日をどう生きるか!あなたがどう死ぬかだよ!!」
両手から血で生成した魔法弾を連射し、ティガが避けながらハンドスラッシュを連射する。
ベルゼ「よっと!」
彼女もハンドスラッシュを避けながら魔法弾を連射する。
ティガ「タァッ!!」
ウルトラ念力でベルゼを宙に浮かせたが、一瞬で解かれた。
ベルゼ「さぁ、来なさい!!」
同時にジャンプして、スラップショットと剣が激しくぶつかる。
ベルゼ「タクト、前より強くなったんじゃない?私見惚れちゃった。」
ティガ「巫山戯るな!!」
スラップショットで何度もベルゼとぶつかる。
ティガ「ベルゼ!お前はここで何を企んでるんだ!あの魔人達と共謀してるのか!」
ベルゼ「彼奴等?知らないよ?」
ティガ「何だと?」
ベルゼ「私はね、あなたとあなたの仲間達が来るのをずっと待ってただけよ。彼奴らはただ、私の別荘を勝手に陣取ってるだけ。」
ティガ「何?」
ベルゼ「それに、私はただある目的の為にあなた達を待ってたのよ。それはね、私の予知を外してくれる事。」
ティガ「お前の予知だと?」
ベルゼ「そうよ。ん?・・・そろそろね。」
彼女は後ろにステップして距離を取る。
ベルゼ「もうすぐここも終わりみたいね。」
ティガ「何?」
ベルゼ「終わる前に特別に教えてあげる。この後、あなたの国にとてつもない恐怖が舞い降りるわよ?」
ティガ「恐怖だと?」
ベルゼ「うん。それと、さっきまであなたと一緒に居たあの男が危ないわよ?あの男、もしかしたら死ぬかも知れないわよ?」
ティガ「シンだと?・・・」
ベルゼ「どうするの?」
ティガ「・・・ベルゼ、勝負はお預けだ!」
そう言って、ティガがその場を去った。
ベルゼ「・・・さてと、私もそろそろ行こうかな?」
同じ頃シンは、サイードと戦っていた。
サイード「何者なんだてめェはよォ〜。あんだけの魔法使いながら、剣も扱えんのかよ!」
彼はチラッと下を見て、シンから距離を取った。そして、足元にある地面を踏むと、その地面が凹み、シンの後ろの壁が開き、そこから無数の矢が飛び出した。
シン「ッ!!」
だがシンがそれに気付き、魔力障壁で防いだ。
サイード「まだだ!」
今度は真上から巨岩が落下した。
ティガ「ハァッ!!」
そこに現れたティガが、フラッシングアタックで巨岩を斬り裂いた。
シン「タクト!」
ティガ「戻って来たぜ。」
サイード(ちっ!もう戻って来やがったか。なら!)
高速で横へ移動し、壁のスイッチを押した。すると2人の足元が消え、2人が落下した。
サイード「は、ははっ!落ちた!!落ちやがった!!ザマァ見やがれ!!ここは敵の潜入も見越して造られた特殊要塞だ!!こっちは何処に何の仕掛けがあるのかきっちり把握してんだよ!!」
落とし穴を確認しに行くと、サイードが驚愕した。
シン「小細工だけか?お前が出来るのは。」
ティガ「そんなんで倒せると思ったのか?」
2人が浮遊して戻って来た。
サイード「な・・・何だてめェらは・・・!!何なんだよ・・・!!に・・・人間だろ・・・!?な・・・何でそこまでの力が・・・!!」
ティガ「ハァッ!!」
ハンドスラッシュを連射する。
サイード「ちぃっ!!」
剣でハンドスラッシュを防いだ。その隙を見たティガとシンがサイードに急接近する。
ティガ「ハァッ!!」
スラップショットとバイブレーションソードでサイードを斬り裂いた。
サイード「が・・・!!」
直撃されたサイードが倒れた。
シン「ここまでだ。」
サイード「くそ・・・ようやく存分に力を振るえる時が来たと思ったのによォ・・・慎重に動いた結果がコレかよ・・・やってられねぇぜ・・・」
ティガ「シュトロームを探したが、何処にも居なかった。お前達の目的を教えろ。あの帝国を拠点にして、他国を侵攻するんじゃねぇのか?」
サイード「侵攻ねぇ・・・まあ、そんな目的で魔人になった連中が大半なんだろうけどなぁ・・・俺みたいにな・・・」
シン「・・・シュトロームは違うのか?」
サイード「知らねぇよ・・・詳しくは・・・」
彼は、あの時を思い出した。
ブルースフィア帝国を滅亡させた後。
シュトローム『帝国を滅亡させる事が、私の目標でしたからね。もうする事が無いんですよ。』
魔人A『何を仰っているのですか!!』
魔人B『そうです!この勢いで次は隣国を攻め取り、そのまま世界を統一し・・・』
シュトローム『世界統一?何の話です?何故そんな面倒な事をしなければいけないのです?』
サイード「全員じゃないが・・・俺らハンターもどっちかって言えば帝国を滅ぼした後は、世界侵攻が目的になりつつあったからな・・・
ティガ「何だと?」
シン(そう言う事だったのか・・・
サイード(くそ・・・結局・・・シュトローム側に付いてた方が得策だった・・・っつー事かよ・・・まあ、どの道
ティガ「ッ!!シン!!」
シン「ん?なっ!!」
倒れてるサイードが魔力を集束し始めた。
シン「魔力を溜め込んで・・・!!」
ティガ「お前まさか!!」
サイード「てめェらみたいな化け物を道連れにあの世へ行けんなら・・・魔人になった甲斐もあるってモンだ・・・!」
ティガ「お前、自爆する気か!?」
外では、砦に巨大な魔力が漂っていた。
兵士「何だ!?砦の方で・・・!!」
砦内では。
リオ「オルァ!!」
リオが魔人を倒している。
アリス「これは・・・リオ君!」
リオ「どうした?・・・ッ!魔力が!?」
トニー「誰かが・・・」
リン「魔力を集中させてる・・・!?」
ジェレミー「この魔力・・・魔人が!?」
デリック「この異様な魔力・・・まさか・・・!!」
アウグスト「暴走させる気か・・・!?」
ローランド「ガァウ!!」
出入口でローランドが魔人を喰っている。
ナージャ「ッ!この力・・・!」
デイジー「何・・・!?」
ローランド「ん?誰かが魔力を集めてる・・・?」
グレア「タクト・・・!」
シシリー「シン君・・・!?」
砦正門。
サイード「くははっ!!!」
ティガ「マズい!!魔力が急速に増えてる!!」
シン「タクト!もし付近に他のメンバーが居たら、暴走に巻き込まれるぞ・・・!!」
ティガ「どうする!!」
シン「止める方法は1つ・・・!!暴走前に奴の息の根を止める!!」
バイブレーションソードを握り、サイードに接近する。
ティガ「止せ!!シン!!」
そして・・・
ドゴーーーーーーン!!!!
魔力が暴走し、巨大な爆発が起こった。その爆発にティガとシンが巻き込まれた。
その大爆発は、外に居るガラン達も目撃した。
エドガー「な・・・何だ!?」
兵士「この規模の爆発・・・何者かが魔力を暴走させたのでは・・・!?」
ガラン「オイオイ・・・大丈夫かよ・・・!!」
崖の上からベルゼが大爆発を眺めていた。
ベルゼ「おぉ〜。凄い大爆発だねぇ〜。んじゃ、そろそろ次の行動を開始しよっか。」
彼女は不敵な笑みを浮かべ、馬に乗って何処かへ去って行った。
その近くでは、1人の少女が砦から出て来た無数の何かを捉えていた。
少女「・・・・・」
砦。
シシリー「シン君!!」
爆心地に駆け付けたシシリーがシンを探すが、何処にも居なかった。
シシリー「そんな・・・シン君・・・」
だがそこに、ティガとシンが魔力障壁の中に入って助かっていた。
ティガ「シシリー?」
シン「あ、無事だったかシシリー。良かった。」
シシリー「良かったじゃありませんよシン君!!シン君に何かあったかと思ったじゃないですか!!!」
シン「わぁ!シ・・・シシリー!?」
シシリー「シン君の事だから、きっと暴走に私達が巻き込まれないように敵の懐に飛び込んでトドメを刺しに行ったんでしょう!?しかも間に合わなかったんじゃないんですか!?」
シン(スゲェ・・・ピッタリ読まれてる・・・)
ティガ(完璧だ・・・)
シシリー「実際そうなっても、障壁を張る位なら私達だって出来ます・・・もっと私達を信じて下さい・・・それより・・・シン君に何かあったら・・・私・・・私ぃ・・・」
シン「ゴ・・・ゴメン・・・」
そこにアウグストとデリックが。
アウグスト「派手にやられたな、シン。大丈夫か?」
シン「オーグ。ん?そいつ誰だ?」
アウグスト「あぁ、彼は私を助けてくれた者だ。」
デリック「デリックだ。」
ティガ「ん?お前、魔人か?」
シシリー「え!?」
シン「オーグ!離れろ!!」
デリック「勘違いするな。俺は人間を殺す気は0だ。」
ティガ「どう言う事だ?」
デリック「奴等は俺の家族を殺したんだ。だから俺は自ら志願して魔人化した。家族を皆殺しにした魔人達を殺す為に。」
アウグスト「それがお前の事由か。」
デリック「そうだ。」
ティガ「ジェレミーとほぼ同じか。」
アウグスト「それと、魔力感知で確認する限り、味方は全員無事だ。敵は・・・後数体程か。先行してここへ来た部隊は発見出来たか?」
ティガ「あぁ。ダーム軍のラルフが発端だった。けど彼奴はもう殺されてしまった。それと、ラルフ達の近くに魔人達の遺体が転がってたが、あれは一体?」
デリック「あぁ、それ俺が殺した奴等だ。」
ティガ「お前だったのか。」
そこに、一部のメンバーも合流した。
ケイティ「ヤッホー皆!」
ティガ「ケイティ。皆。」
オードリー「へぇ〜、アルティメット・マジシャンズって結構強いのね。」
アウグスト「ん?イルゼにテッサか?」
テッサ「殿下!お久し振りです!」
イルゼ「ご無沙汰しております。アウグスト殿下。」
アリス「えっと・・・」
イルゼ「イルゼよ。宜しく。」
テッサ「私はテッサ。イルゼお姉ちゃんの妹。宜しくね。」
イルゼ「あなた、ティガ・・・タクト=クリスティかしら?」
ティガ「え?あぁ、そうだが。」
テッサ「やっぱり。お父さんの言った通りね。」
ティガ「お父さん?アンタ等の親父さん、俺の事知ってんの?」
イルゼ「えぇ。あなたの身近な人よ。」
ティガ「?」
シン「それより、シュトローム側の事情が少し分かったよ。」
アウグスト「?どう言う事だ?」
サイードが自爆する直前に言った事を話した。
アウグスト「そうか・・・奴等仲間割れを・・・確かにそれは貴重な情報だな。」
シン「問題はシュトローム自身への対処だよな。世界侵攻の意思が無いとは言え、奴がして来た事を考えると・・・」
アウグスト「放置は出来ん・・・が、恐らく、不戦協定を結んで終了だろうな。」
シン「良いのかよ?それで解決した事に出来るのか?」
ティガ「・・・・」
アウグスト「下手に刺激して、これ以上世界に混乱を招く事は決して得策とは言えん。それにシン、お前だって分かっているだろう?これ以上の魔人領侵攻はもはや現実的ではない。全軍を以って制圧した砦が本命ではなかたっと知った時の失望感は想像に難くない。兵の士気も、残された兵力も、正直最後まで保つとは思えん。超大型の災害級の存在が何よりの痛手だった。釈然としない気持ちは大いに分かる。だが、それが今に出来る最良の妥協案だ。」
ティガ(不戦協定じゃダメだ・・・シュトロームを救う事がこの戦いに終止符を打つ鍵なんだ。)
アウグスト「さあ、その前に!今はまず、この場に残った魔人の殲滅を・・・」
するとアリスから、驚きの言葉。
アリス「・・・ねぇ・・・ちょっと待って!?可笑しいよ!!残った魔人の魔力の反応が・・・急にこの砦から離れて行ってる!!」
全員「!?」
アウグスト「確かに・・・完全に砦の外へ出ているぞ!!逃げたのか!?」
アリス「ひょっとして、シシリーが居た出入口から出て行ったんじゃ・・・!?」
シシリー「い・・・いえ・・・結局出入口は・・・正面扉以外に1カ所しか無かったんです・・・だから、そこは今もユーリさんとオリビアさんとナージャさんとローランドさん達が居てくれる筈・・・」
シン「・・・どうなってんだ・・・!?」
ティガ「・・・・まさか!!」
先程のサイードの戦いを思い出して理解した。
アウグスト「タクト、何か分かったのか!?」
ティガ「さっきシンと一緒に戦った魔人が、砦の壁や床のスイッチを押して仕掛けを作動していた・・・もしかしたら・・・出入口は・・・!!」
遡る事数分前。ラドリーとヒースが砦内を歩いてる。
ヒース「すげー爆発音だったな。」
ラドリー「恐らくサイードだ。奴の相手だけは強さの次元が違ってたからな。魔力を暴走させる位しか手が無かったんだろう。」
ヒース「プライド高けー彼奴らしいぜ。タダでくたばるのが気に入らなかったのかね?」
ラドリー「待て、ここだ。」
砦の壁のスイッチを押した。すると壁が開き、秘密の隠し通路が現れた。
ヒース「アルティマの奴等、夢にも思わねーだろな。こんな仕掛けが砦中に無数にあるなんてよ。」
この砦には、無数の隠し通路があった。
ヒース「ま、お陰であの野郎から逃げ切れた訳だが・・・」
ラドリー「偶々俺達がこの地方の人間達の襲撃に派遣されたのが幸運だった。当時はこの仕掛けに俺達も一泡吹かされたものだがな。」
隠し通路。
ラドリー「それで?これから何処へ襲撃に向かうんだ?」
ヒース「アルティマはアールスハイドの部隊だったよなぁ。じゃあ決まりだろ。」
ラドリー「あのレベルの戦力が出払っている事実は確かに。王国を攻める唯一のタイミングとも言えるな。」
ヒース「良かったのかよラドリー?お前は別に・・・他国の侵攻や制圧なんて目的じゃなかっただろ?」
ラドリー「・・・人と魔人とが、永久に交われぬ存在だと言う事は、無論、魔人になる前から理解はしている。望まぬ争いは何れ必ず起こる。仮にそうなったとしても不必要に力を振るうつもりは無いが・・・それが”仲間の弔い”であるなら・・・二の足を踏む理由は無い。」
ヒース「・・・礼は言っとくぜ。俺はただ、感情で動いてるだけだからな。派手な花火上げてやろうぜ。
彼等は、次なる作戦に移った。
隠し通路を出た先には。
ラドリー「むっ。」
ヒース「おお!?こんな場所まで軍の包囲網が張られてんのかよ。」
複数の兵達が包囲網を張っていた。兵達が後ろに振り向くと、魔人の2人の魔力に気圧されて恐怖心が舞い上がった。
兵達「・・・ま・・・魔・・・人・・・!?」
殺されると思いきや、ラドリーとヒースは兵達の間を普通に歩いて無視する。
ヒース「アールスハイドはどっちの方角だ?」
ラドリー「この出口は砦から見て南西方面だったな。街道沿いにここまま進んでも良いが、追っ手を撒くなら少し山間に進路をズラすべきだ。」
ヒース「よっしゃ。んじゃ、いっちょ飛ばして行くかね。」
2人は猛ダッシュでアールスハイド王国へ向かった。
一方兵達は、2人が去ったが、恐怖心はまだ残ってる。
兵士A「じ・・・冗談・・・だろ・・・!?」
兵士B「あ・・・あんな魔力・・・と・・・止めようがねえよ・・・」
兵士C「・・・っ!!長官・・・い、いや!!部隊長に報告だ!!急げ!!魔人の逃亡を確認!!向かった先は・・・アールスハイド方面だ!!!」
砦では。
ティガ「くそっ!やられた!」
ラドリーとヒースが通った隠し通路を発見した。
シン「奴等・・・こんな物まで・・・!」
イルゼ「どうやらこの砦、幾つもの隠し通路があるみたいね。」
ティガ「残りの奴等は何処へ行ったんだ?」
透視能力で逃亡した魔人の行方を捜す。
ティガ「・・・っ!居た!何処かへ走ってるようだ。場所は・・・っ!?」
アウグスト「どうした!?」
ティガ「これは・・・ヤバいぞ・・・!」
リオ「どうしたのタクト!何がヤバいの!?」
ティガ「・・・悪い皆、俺先に行く。」
デリック「何?」
アウグスト「どう言う事だ!説明しろ!」
ティガ「奴等・・・アールスハイド方面へ向かってる!!」
全員「っ!?」
ティガ「先に行く!お前等は全員合流と同時に来い!!」
リオ「タクト!ナージャとローランドを呼びに行く!僕達も!」
ティガ「分かった!タァッ!!」
飛翔した。
同じ頃砦の入り口では。
魔人A「が・・・・・」
燃やされた魔人が倒れた。
魔人B「た・・・助けてくれーーーー!!!!」
ローランド「逃がすか!!!」
パニックになって逃げ出す魔人を、ローランドが喰い荒らした。
オリビア「これで砦内の魔人は全て討伐・・・ですね。」
デイジー「しぶとかったわ・・・」
ユーリ「後は、外へ逃げた魔人2体を残すのみよねぇ。」
ナージャ「はぁ、疲れた・・・」
ローランド「ナージャさん、大丈夫ですか?」
グレア「無茶し過ぎたんじゃない?」
ナージャ「えぇ・・・」
オリビア「そろそろ皆と合流した方が良さそうですね。」
ユーリ「そうねぇ。急いだ方が良いかもぉ。」
ナージャ「ん?ねぇ、外見て。」
オリビア「え?」
外では、朝日が昇っている。
オリビア「朝日・・・」
ユーリ「出来たら魔人を討伐して、スッキリ朝を迎えたかったけど、どうも波乱の予感しかしないわねぇ。」
ローランド「兎も角急ぎましょう。皆さん待ってます。」
リオ「ナージャ!ローランド!」
そこにリオとケイティが来た。
リオ「タクトが逃げた魔人共を追ってる!僕達も行くよ!」
ユーリ・オリビア「え!?」
ローランド「何ですって!?」
ナージャ「隙を見て逃げたって訳ね・・・分かったわ!ローランド!」
ローランド「はい!乗って下さい!」
ケイティ「行こう!!ジェレミーも向かってる!」
ナージャ「グレア!おいで!」
グレア「うん!」
ローランドにナージャが乗る。
ナージャ「ユーリ、オリビア、私達は先に行く。後で合流して。」
オリビア「分かりました!」
ケイティ「行くよ!!」
ローランドとナージャとケイティが先に行く。
リオ「デイジー!急ごう!」
デイジー「えぇ!」
同じ頃、森の中では。
ベルゼ「あれれ?」
目の前に魔物達が立ち塞がっていた。
ベルゼ「もう、邪魔するのが好きなの?だったらそこを退いて貰うよ!!」
遠くの崖の上では、1人の少女がラドリーとヒースを追跡してるタクトを見ていた。
少女「ジネヴラ。」
ジネヴラ「えぇ。見えてるわ。」
猫のジネヴラもタクトの姿を見てる。
ジネヴラ「ジュリアン、どうする?」
ジュリアン「行くしか無いよ。行くよ!」
崖を飛び降りて、全速力でダッシュする。
ティガ、ナージャ、ケイティ、リオ、デイジー、グレア、ジェレミー、ローランドを除くアルティメット・マジシャンズが合流した。
アウグスト「我々は今すぐ魔人を追ってアールスハイドへ向かう!!各国軍は一時的に待機し報告を待て!!!」
各国軍に伝達し、アールスハイド方面へ飛翔する。
砦では。
デリック「奴等め・・・!!」
隠していた馬に乗り、ラドリーとヒースを追う。
イルゼ「テッサ、そろそろ行くわよ。ハンナ達は向こうで待ってるわ。」
テッサ「分かった。」
馬に乗って何処かへ向かう。
アウグスト「我々・・・いや!私の大失態だ!くそっ!」
シン「落ち着けよオーグ!」
トール「無線通信では王都に連絡出来ない・・・一度ゲートで戻りますか?」
ユリウス「しかし、それだと魔人の追跡を諦める事になるで御座る。奴等の目的地がアールスハイドとは限らんで御座る・・・」
オリビア「・・・あの、一部のメンバーのみ王国に戻るのは?」
マリア「上手く行けば挟み撃ち出来る・・・けど、当てが外れた場合、少数で彼奴等を相手するのは相当キツいわよ。」
トニー「逃げた連中は確実に手練れの魔人・・・!僕等でもあまりマトモに相手したい奴等じゃないよねぇ。」
マーク「それにこの時間差なら、浮遊魔法で追う方が恐らく早いッスよ・・・!!」
シン「・・・決まりだな!全員で索敵をかけながら魔人を追跡しよう・・・!!恐らくタクトと合流出来るだろう・・・!!」
だがそんな中、シシリーがある事に気付いた。
シシリー「・・・!!」
シン「っ!?どうしたシシリー?」
シシリー「シ・・・シン君・・・私達・・・大事な事を忘れています・・・!!魔人の向かった先がアールスハイドだと言う事は・・・つまり・・・その前に・・・」
シン「アールスハイド王国軍・・・!!!」
そう、彼処にはアールスハイド王国軍が居るのだった。
アウグスト「そうか!くそっ・・・!!追う事と到着場所だけでそこまで頭が回っていなかった・・・!!奴等が向かう先にはアールスハイド王国軍が・・・!!」
シン(くそっ・・・!!こんな事ならやっぱりジークにーちゃん達にも無線通信機を渡しておけば良かった・・・!!他国からの心証を考えると、アールスハイドのみ特別扱いするのは
異空間収納から無線通信機を取り出した。
アウグスト「シン?」
シン「タクトなら連絡出来そうだ!テレパシーで・・・」
その頃ティガはラドリーとヒースを追跡中。
リオ「おーーい!!」
そこにリオ達が合流した。
ティガ「リオ!皆!」
リオ「お待たせ。行こう!」
ティガ「よし。っ?」
脳裏に何かが聞こえた。
リオ「どうしたの?」
ティガ「テレパシーだ。」
その声の主は、シンだった。
シン『タクト!聞こえるか!?』
ティガ『シン?どうした?』
シン『タクト!逃亡した魔人がアールスハイド方面に向かってる。けどアールスハイド方面に向かってるって事は・・・!』
ティガ『・・・っ!王国軍か!!』
シン『あぁ!だから王国軍と鉢合わせさせるな!!俺達も追跡してる!!急いでくれ!!』
ティガ『分かった!!』
声が消えた。
ティガ「くそっ!王国軍に犠牲者を出させてたまるか!!おい皆!スピードを上げるぞ!」
スカイタイプへタイプチェンジした。
リオ「うん!」
ジェレミー「ウオオオオォォォォ!!!」
ローランド「アウウーーーーン!!!!」
全員が高速化になり、ラドリーとヒースを全速力で追う。
一方アルティメット・マジシャンズは。
シン「タクトに伝えた!」
アウグスト「よし!皆!急ぐぞ!!」
シン(絶対に鉢合わせさせるか!!)
超高速でアールスハイド方面へ。
安田陸矢
狩野翔
石谷春貴
佐久間元輝
逃げ出した離反魔人を追うアルティメット・マジシャンズ。アールスハイド王国に危機が迫る時、救世主が現れる。