ウルトラマンティガ THE ULTIMATE MAGICIANS   作:naogran

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第26話「それぞれの事情」

『PART1・裏切り者の娘』

 

魔人領攻略作戦後・ウォルフォード邸。

 

ケイティ「えっと、何で呼ばれたっけ?」

 

ナチュラルにナージャを抱きながらローランドを撫で撫でしてるケイティが疑問を抱いてる。

 

トール「ケイティ殿、教えてくれませんか?あなたが魔人達から、裏切り者の娘と呼ばれた理由を。」

 

ケイティ「あぁ、そんな約束してたね。」

 

アウグスト「裏切り者の娘?」

 

ケイティ「そうそう。」

 

タクト「俺達は昔聞いたが、改めて聞こう。」

 

ケイティ「じゃあ教えるね。コホンッ。」

 

彼女は、自分の過去を語った。

 

ケイティ「私はね、元々ブルースフィア帝国出身なの。」

 

シン「何だって?」

 

アリス「もしかして、貴族の?」

 

ケイティ「いいえ。平民出身。でも私の家庭は貧しくなかったの。」

 

シシリー「どう言う事ですか?」

 

ケイティ「お父さんがね、帝国イチのハンターだったの。誰からも信頼され、収入も他のハンターより多かった。だから私は、貴族みたいな生活を送ってた。でもね。」

 

シシリー「?」

 

ケイティ「その腕を、貴族達に見出されてね。貴族達から、私達に雇われたら、更に裕福な生活を約束するって。」

 

マリア「断ったの?」

 

ケイティ「最初はね。けど後に貴族に雇われば生活が変わるかもってお父さんが。」

 

リン「それが理由で?」

 

ケイティ「うん。それから私達は裕福な生活を送れた。でもその対照的に、平民達からお父さんを裏切り者と罵った。」

 

アウグスト「それが、裏切り者の娘と呼ばれた理由か。」

 

ケイティ「うん。でもお父さんはそれでも笑って居られた。」

 

トニー「どうして?」

 

ケイティ「お父さんはね、子供の頃からポジティブな性格をしてたの。だから何時も笑顔を絶やさず、時に相手を煽るみたいな行動をしてた。」

 

マーク「もしかして、ケイティさんが敵を煽ってるのって?」

 

ケイティ「そう!全てはお父さんから教わった事なの!戦う時パニックにならず、ポジティブ思考を持つ必勝法ってね。」

 

ユーリ「ケイティのお父さんって凄い人なのねぇ。」

 

オリビア「だからあんな笑顔で戦えるんですね。」

 

ケイティ「それから6年後に旅行へ行った時に魔物に襲われ、お父さんとお母さんが私だけを逃がして自ら犠牲になったの。その後も魔物に追われ、倒そうと思った所にタクトとリオとデイジーに出会ったの。」

 

リオ「そうそう。でもあの時も笑顔だったね。」

 

デイジー「本当にメンタルが強いわね。」

 

シン「両親が殺されても笑顔を絶やさなかったのか?」

 

ケイティ「お父さんに言われたの。身内が死んでも悲しむ顔をするな。死んでしまった者までも悲しくなるって。」

 

ナージャ「本当、何でもお父さんに影響されるのね。」

 

ケイティ「えへへ〜。それ程でも〜。」

 

デイジー「褒められてないわよ多分。」

 

タクト「けどまぁ、そこがケイティの良い所だな。」

 

ジェレミー「全くだ。お前の笑顔を見てるとこっちも元気が出る。」

 

ローランド「僕もケイティさんの笑顔が大好きですよ。」

 

ケイティ「おぉ!?ローランド!私が大好きなの!?ご褒美あげちゃう〜!」

 

急にローランドに抱き付いた。

 

ローランド「ギャン!?」

 

ケイティ「ご褒美のナデナデだよ〜!よ〜しよしよし〜!」

 

ローランド「うわあああ!!く、くすぐったい・・・!!そこは止めて!止めて下さーーい!!」

 

全員「あはははは!」

 

ケイティ「ねぇ皆、改めて私の仲間として受け入れてくれる?」

 

シン「勿論だよ!」

 

アウグスト「お前も私達の仲間だからな。」

 

シシリー「当たり前ですよ!」

 

マリア「アンタを見捨てる訳ないじゃない!」

 

ケイティ「えへへ〜。ありがと!」

 

過去を語ったケイティは、今後もタクト達と共に戦う。

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『PART2・ベルゼ』

 

ウォルフォード邸。

 

タクト「あの時お前達が見たベルゼの事なんだが。」

 

シン「その娘って、一体何者なんだ?」

 

タクト「彼奴は、俺達の嘗ての仲間だったんだ。」

 

シン「え!?」

 

シシリー「タクト君の仲間・・・?」

 

マリア「リオは知ってたの?」

 

リオ「僕も初めて知った。」

 

マリア「じゃあナージャとケイティとデイジーも?」

 

ナージャ「えぇ。初めて会ったわ。」

 

ケイティ「同じく。」

 

デイジー「私も。」

 

トニー「もしかして、ジェレミーとローランドも?」

 

ジェレミー「あぁ。俺達も彼奴とは初対面だ。」

 

ローランド「僕もです。」

 

ジュリアン「僕は彼女の事知ってるよ。」

 

ジネヴラ「私もよ。」

 

グレア「私も知ってるよ。」

 

タクト「ベルゼは俺達が初めて会った仲間だったんだ。リオとデイジー、ナージャとケイティ、ジェレミーとローランドの前にな。」

 

グレア「彼女はブルースフィアとは違う国の貴族出身で、予知能力を持ってるのよ。」

 

アリス「予知能力!?未来の事が見えるあの!?」

 

タクト「そうだ。生まれ付きの能力で、凡ゆる出来事などを予知して何度も未遂に防いだ実績を持ってる。周りから英雄視された時期があった。けどな。」

 

アリス「?」

 

タクト「ベルゼは殺人まで染め上げてしまった。」

 

ユリウス「ど、どう言う事で御座るか!?」

 

ジネヴラ「自分の持つ予知能力の過信で、これから起こる事件を未遂に防ぐ為、犯人となる人物を殺し続けたのよ。」

 

ジュリアン「僕達が止めようとしたんだけど、ベルゼは聞く耳持ってくれなくて。」

 

 

 

 

ベルゼ『私がやれば、全ての事件を未遂に終われるのよ!』

 

 

 

 

ジュリアン「何度もその言葉を繰り返した。」

 

タクト「後に彼女は焼死刑の判決が下された。だが彼女は魔人化した。」

 

トール「何故、魔人になったのですか?」

 

タクト「彼奴は自ら魔力を暴走させたんだ。魔力を暴走させて魔人化し、俺達以外の人間達を吹き飛ばした。それから彼奴は姿を消した。そして魔人領にあった砦・・・いや、別荘に潜んでいた。」

 

ジュリアン「彼奴とは約3年振りに会った。まさか彼処に潜んでいたとは思ってなかった。」

 

ユーリ「ねぇ、その娘は今度は何を仕出かすのかしらぁ?」

 

タクト「分からねえ。彼奴の思考が読めるなら苦労はしねぇ。」

 

アウグスト「それに、シュトロームに関係する人物が近くに居るのと、この騒動に関わってる人物がシュトロームの他にもう1人居る事が気掛かりだが・・・」

 

タクト「今後はシュトロームや魔物達と、ベルゼの警戒を怠るなよ?それとシン、ちょっと話がある。」

 

シン「え?」

 

アウグスト「シンだけか?」

 

タクト「あぁ。お前等はここで待ってろ。」

 

 

 

 

別室。

 

シン「え!?ベルゼが!?」

 

タクト「あぁ。俺達と同じ転生者なんだ。」

 

実はベルゼは、タクト達と同じ転生者だった。

 

タクト「ベルゼは元中学生。彼奴が転生した時は貴族の令嬢。」

 

シン「まさか、俺達の他に転生者が居たなんて・・・」

 

タクト「ベルゼは要注意だ。気を付けろよ?」

 

シン「あぁ。」

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『PART3・誤解』

 

ラドクリフ邸・貴賓室。

 

アリア「そうでしたか・・・主人は居なかったんですね・・・」

 

タクト「あぁ。気配とか探ったんだが、何処にも・・・だからやはり、ブルースフィアに屯っている可能性が大だ。」

 

リチャード「今後、本格的に帝都侵攻の目処が立つかも知れません。もうしばらくの辛抱です。」

 

アリア「はい。分かりました。」

 

タクト「そうだ、今後アリアさんの身分なんだけど・・・」

 

アリア「え?」

 

タクト「あなたがシュトロームの妻だと知られたら、王国中いや、世界中が騒ぐかも知れない。だから、オリベイラを救出するまで身分を隠した方が良いかと。リチャード、何か良い案は無いか?」

 

リチャード「だったら、ラドクリフ教の信者はどうだ?」

 

タクト「おぉ!ナイスアイディア!アリアさん、それで大丈夫か?」

 

リチャード「信者は何人でも大歓迎です。」

 

アリア「・・・ありがとうございます。私の為に。」

 

今後アリアの身分は、ラドクリフ教の信者となった。

 

 

 

 

廊下。

 

リチャード「そうだタクト君。彼の事を覚えているか?」

 

タクト「彼?」

 

リチャード「リッツバーグ家の嫡男の。」

 

タクト「カート?」

 

リチャード「実は当主のラッセル=フォン=リッツバーグは、ラドクリフ教の信者なんだ。カートが討伐された後に私に助けを求めたんだ。死でしまったカートと対話出来るようにと。」

 

タクト「死者と対話・・・確かにラドクリフ教は、1ヶ月に1度の死者との対話が出来ると評判がある。」

 

レイチェル「シュトロームがアールスハイドから去った後に、主人に頼んで、カートと対話したんです。カートは自分がシュトロームに心を漬け込まれた事を悔やんでラッセルに反省したんです。」

 

タクト「それからどうなったんだ?」

 

リチャード「ラッセルはカートを赦し、立ち直った。ディセウムの計らいで処分は放棄され、今は財務局の事務次官に復職している。リッツバーグ家には長女のステファニーが居る。彼女は兄のカートの意志を受け継ぎ、将来は財務局に入る予定だ。」

 

タクト「そうか。処分されなくて良かった。にしてもシュトローム、カートの心に邪心を漬け込むとは・・・」

 

リチャード「余程帝国を憎んでの事と、人為的に魔人化させる実験に没頭していたんだろう。」

 

タクト「今後とも奴の行動に警戒しないとな。もしかしたら、近くに来てる可能性も。」

 

レイチェル「ありそうですね。」

 

タクト「だが彼奴を助けないと、この騒動の連鎖は終わらない。」

 

リチャード「あぁ。我々も陰からサポートする。」

 

タクト「分かってる。そうだ、それとラルフ長官の事なんだが。」

 

リチャード「あぁ。オーグから聞いた。命令無視で踏み込んで死亡したと。」

 

タクト「長官は、俺達アルティメット・マジシャンズが自分達より戦功を上げる事に不安を抱えていたんだ。」

 

レイチェル「それで命令無視で踏み込んだと・・・」

 

タクト「それと、長官はシンが神の御使いだと信じちまっている。誤解を解く前に死ぬなんて、憐れ過ぎる・・・」

 

リチャード「エカテリーナから聞いてる。彼女が思わず発した言葉に激怒したんだろう。否定派の中では人一倍だからな。タクト君、一緒に来てくれるか?」

 

タクト「ん?」

 

リチャード「彼の誤解を解かなければ。」

 

 

 

 

ラドクリフ教会。

 

ニルス「リチャード様。」

 

リチャード「ニルス君。準備は出来ているかい?」

 

ニルス「はい。何時でも出来ます。タクト君、ようこそラドクリフ教会へ。」

 

タクト「ニルス。モニカにマナミア。また会ったな。」

 

モニカ「はい。またお会いしましたね。」

 

マナミア「お祖父様、例の儀式をお願いします。」

 

リチャード「ウム。では。」

 

水晶玉に両手を翳す。

 

リチャード「ーーーーーーーーー。」

 

詠唱を唱えると、水晶玉が輝き始めた。

 

リチャード「ーーーーーー・・・ハァッ!!」

 

水晶玉の輝きが収まると、祭壇の十字架からラルフ=ポートマンが現れた。

 

タクト「ラルフ=ポートマン・・・!」

 

ラルフ『ここは・・・』

 

リチャード「ラルフ。私だ。」

 

ラルフ『リ、リチャード大司祭様!!』

 

ニルス「久し振りだな。ラルフ。」

 

ラルフ『ニルス様!何故ここに!?』

 

リチャード「私が霊となったお前を呼び出した。ラルフ。貴様はシン君に対するあらぬ誤解を抱いたようだな。」

 

ラルフ『誤解?何の事ですか?』

 

タクト「惚けるな。アンタがシンを神の御使いと認識している事を。」

 

ラルフ『当然だ!!一個人の魔法使いが軽々しく口にしたんだぞ!!』

 

タクト「だがそれは猊下が世界の緊急事態の為だけに発した言葉だ!!」

 

ラルフ『巫山戯るな!!猊下ともあろう御方が・・・そんな事で発言するはずがない!!!』

 

タクト「目を覚ませ!!そんなに自分達の地位が欲しいのか!!」

 

ラルフ『そうすれば我々の戦功が上がって名を上げれる!!なのに・・・あの素人の魔人共の強さは何だ!!あんな強さなど・・・私は認めんぞ!!』

 

タクト「リチャード、この男をどうする?完全にイカれてる。」

 

リチャード「なら私が説得しよう。ラルフ。今ここでシン君が神の御使いの誤解を認めるなら解放する。さもなくば・・・」

 

ラルフ『リチャード様!!私は許せんのです!!神は絶対的存在!!あの小僧に神の御使いの称号を与えるなど狂っている!!私は誤解を抱いていない!!教皇猊下が誤解を抱いているのだ!!』

 

リチャード「そうか・・・折角のチャンスを捨ててしまったのなら。」

 

彼は十字架を翳した。

 

ラルフ『?』

 

リチャード「ーーーーーーーー!」

 

詠唱を唱えると、ラルフが十字架に吸い込まれて行く。

 

ラルフ『な、何を!?』

 

リチャード「お前は自分の誤解を認めなかった!そしてお前の命令無視の行為は連合軍の叛意に等しい!その行為はダーム王国に泥を塗るのと同じだ!!お前がシン君を呪うと言うのなら、私がお前を呪おう!!お前は永遠の十字架の磔の刑に処する!!覚悟しろ!!」

 

ラルフ『リチャード様!!お止め下さい!!これが大司祭様のやる事ですか!!』

 

リチャード「例え周りからそう言われようが構わない!!私は罪を認めない者は赦さない!お前もその内の1人だ!これからはお前を十字架に閉じ込め、エクソシストの為に尽くして貰う!!」

 

ラルフ『グオアアアアアアァァァァァァ!!!!』

 

そして、ラルフが十字架に完全に吸い込まれて行った。

 

リチャード「・・・・」

 

タクト「罪人を封じ込めたか。」

 

ニルス「ラルフは十字架の磔の刑で十字架に吸い込まれた。これからはラドクリフ教のエクソシストに役に立ってくれる。」

 

リチャード「我々が所有する十字架の半数は、罪を認めない者達が閉じ込められた十字架だ。恨みが強ければ強い程、エクソシストの成功率が高くなる。」

 

タクト「成る程。ラルフ、最後まで自分の誤解と行為を認めなかったな。」

 

レイチェル「でもこれで、シンさんが呪われる心配が無くなりました。」

 

タクト「何だか煮え切れないけどな。」

 

ラルフ=ポートマンは自分の誤解と行為を認めず、十字架の刑に処された。

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『PART4・姉妹の親』

 

タクト「えっと・・・そろそろかな?」

 

行き着けの魔道具店『グリント』。

 

タクト「店長。」

 

店長「ようタッくん!いらっしゃい!」

 

タクト「例の品、仕入れたか?」

 

店長「あぁ。お望み通りの品物だ。」

 

仕入れた品物をタクトに渡した。

 

タクト「よし、後は俺の家が建てれば完璧だ。」

 

女将「そう言えばタクト君、娘達と一緒に魔人達と戦ったんだってね?」

 

タクト「娘達?2人に子供達居たっけ?」

 

店長「結婚してんだから居るに決まってるだろ?」

 

タクト「それもそっか。それで、その娘達って誰だ?」

 

???「父さーん。」

 

店の裏から出て来たのは、ハンナだった。

 

タクト「あれ!?ハンナ!?」

 

ハンナ「あぁ!!タクトじゃん!」

 

タクト「まさか娘達って・・・」

 

店長「あぁ。ハンナ達マジックシスターズさ。」

 

タクト「えええぇぇぇぇぇーーーーー!?」

 

何と、ハンナ達マジックシスターズは、タクト常連の魔道具店の子供達だった。

 

タクト「もしかして、マーリン様とリチャードが言ってた親友は・・・」

 

店長「俺達の事さ。バルト=グリントと。」

 

女将「ベル=グリントよ。」

 

2人の正体は、マーリンとリチャードの親友のバルトとベルだった。

 

タクト「はぇ〜・・・こんな事ってあるんだな。2人って確か、魔法師団だったってリチャードが言ってたな。」

 

バルト「あぁ。俺は元魔法師団長で、今は引退してベル達と魔道具店を経営してるんだ。」

 

タクト「成る程なぁ。ん?」

 

店の奥にある鎧に目を向けた。

 

タクト「店長、あの鎧は何だ?騎士団の防具でも取り揃えているの?」

 

バルト「あぁ、あれか。あれは鎧魔(がいま)だ。」

 

タクト「鎧魔(がいま)?」

 

ベル「魔力が強過ぎる者に使う魔道具よ。あれを装着すれば強い魔力を制御出来る。」

 

バルト「昔、アザレアが強い魔力を暴走しそうになるのを想定してアレを使ったんだ。そしたら彼女の魔力がジーク達と同じ魔力量になったんだ。」

 

タクト「ほうほう。便利な魔道具だな。」

 

代金を払った。

 

タクト「ハンナ達は店長の店を継ぐ予定なのか?」

 

バルト「いや、今は魔法師団に所属しているんだ。」

 

ベル「この子達は近い内に宮廷魔法師団に入る予定になっているの。」

 

タクト「じゃあジークの後輩になるって訳か。」

 

バルト「そう言う事だ。」

 

 

 

 

店を出た。

 

タクト「まさかハンナ達が店長の娘達だったとは。世の中は広いもんだねぇ〜。」

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『PART5・デリック』

 

アールスハイド王城・オアウグストの部屋。

 

アウグスト「デリック、詳しく話してくれるか?お前が魔人でありながら、魔人を裏切った理由を。」

 

デリック「あぁ。俺は元々ブルースフィアの平民だった。だが、突如現れた災害級と魔人達が平民や貴族達を殺したんだ。俺は家族と共に必死に逃げていた。けど、1人の魔人が俺以外の家族を皆殺しにしたんだ。父も、母も、妹も。俺は自ら魔人化に志願し、帝国を滅ぼしてシュトロームの配下から離反。それから俺は、魔人や魔物や災害級を殺し続けた。家族の仇を討つ為に。」

 

タクト「それがお前の魔人達を殺し続ける理由か。」

 

デリック「そうだ。俺は離反魔人を離反した魔人と言うべきか。」

 

アウグスト「デリック。お前の家族はどんな家庭だったんだ?」

 

デリック「明るい家庭だった。親父とお袋はとても気さくで優しかった。妹はロクサーヌって名前でな。明るい上にイタズラ好き。少々俺を困らせていたよ。」

 

シン「楽しい家庭だったんだな。」

 

シシリー「デリックさん、これからどうするんですか?」

 

デリック「俺はまた旅に出る。魔人や魔物達から人間を守る為に。それが俺の出来る事だ。」

 

 

 

 

王都・正面門。

 

デリック「じゃあ皆、世話になった。」

 

シン「あぁ。また何処かで会えるかな?」

 

デリック「生きてたらな。」

 

タクト「また会おうぜ。」

 

デリック「あぁ。じゃあな。」

 

彼はアールスハイド王国を発った。

 

ジュリアン「僕達も行こう?」

 

ジネヴラ「そうね。」

 

タクト「お前等、もう行くのか?」

 

ジュリアン「もう行くって言うより、ずっとベルゼを追ってたからあんまり観光巡りが出来なかったから。しばらくアールスハイドを後にするよ。」

 

タクト「そうか。満足したら戻って来てくれるか?」

 

ジュリアン「そうだね。ここに戻ったら、タクト達の仲間に入れてね。」

 

ジネヴラ「じゃあね。」

 

2人はアールスハイド王国を発って、他国の観光へ行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方遠く離れたとある国では、巨大な穴が出現していた。そこから魔力が溢れ出ていた。

 

『To Be Continued・・・』




キャスト

タクト=クリスティ:萩谷慧悟

シン=ウォルフォード:小林裕介
シシリー=フォン=クロード:本泉莉奈
アウグスト=フォン=アールスハイド:小松昌平
マリア=フォン=メッシーナ:若井友希
アリス=コーナー:久保田未夢
トール=フォン=フレーゲル:志田有彩
ユーリ=カールトン:長妻樹里
トニー=フレイド:小林千晃
ユリウス=フォン=リッテンハイム:河本啓佑

リオ:土岐隼一
ナージャ=オブシディアン:斉藤朱夏
ケイティ=グレイス:山崎はるか
デイジー:寿美奈子
グレア:高橋李依
ジェレミー:前野智昭
ローランド:山本和臣
ジュリアン=フィッツバード:小松未可子
ジネヴラ:小宮有紗

リチャード=ラドクリフ:堀内賢雄
レイチェル=ラドクリフ:白鳥由里
ニルス=ラドクリフ:寺島拓篤
モニカ=ラドクリフ:佐藤聡美
マナミア=ラドクリフ:関根瞳

ハンナ=グリント:伊波杏樹

バルト=グリント:緑川光
ベル=グリント:高橋理恵子

アリア=フォン=ストラディウス:坂本真綾

ベルゼ=クラスティール:安済知佳

ラルフ=ポートマン:小上裕通





次回予告

タクトの思い出の亡国・ミスリラ帝国。だがそこで、巨大な罠が待ち構えていた。タクトを狙う謎の女の正体は。

次回ウルトラマンティガ

ミスリラ事変前編=変異の帝国=

お楽しみに
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