ウルトラマンティガ THE ULTIMATE MAGICIANS 作:naogran
その頃。
アズマ「くそっ!!」
魔人兵士達に追われているアズマが。
アズマ「止めろ!!俺達を殺しても何も無いぞ!!」
マリア「ハァッ!!」
そこにマリアが駆け付け、魔人兵士を討伐した。
アズマ「・・・!!」
マリア「アズマ!大丈夫!?」
アズマ「・・・あ!た、助かった!」
シイナ「アズマ隊長!!」
ナナセ「退きなさい!!」
ケイティ「こっちだよ!!」
レア「お前達の相手はレア達だ!!」
駆け付けた全員が魔人兵士達を討伐した。
タクト「奴等、何処までも懲りない連中だ。皆、聞いてくれ。」
全員「?」
タクト「コウは生きていた。」
マチ「え!?」
アズマ「本当なのか!?」
ヒナ「ですがコウさんは死んだはずじゃ!?」
タクト「ああ。だが彼奴は魔人となり、クトゥグアになった。」
シン「クトゥ・・・グア・・・!?」
タクト「要は魔人以上の力だ。奴はそのクトゥグアの力で、この世界を統べようとしている。」
アズマ「コウ・・・」
タクト「それと、謎が解明した。」
アズマ「え?」
タクト「この国で起こった紛争。その鍵をコウが握っていた。」
ヨーコ「どう言う事なの?」
タクト「3年前、コウは自ら死んだ。だがそれは仮死状態だった。墓の中で仮死状態が解かれ、魔人へと覚醒し、無自覚だったクトゥグアへと進化したんだ。そしてコウの死でサルウァトピア家が動いたんだ。」
アズマ「何だと・・・!?」
マチ「サルウァトピア家からって・・・どう言う事なの!?」
タクト「マチ、コウと別れた後、文通か何かしたのか?」
マチ「い、いえ・・・」
タクト「お前と再会するまでのコウは、サルウァトピア家に引き取られたんだ。」
全員「!?」
タクト「コウはサルウァトピア家に、過去に起こった戦争で両親を殺したミスリラ帝国を滅ぼして欲しいと願った。奴等はそれを承諾する交換条件として、コウの死を紛争の合図と言った。」
サヨ「じゃあ・・・コウさんが死んだ1ヶ月の間に・・・」
タクト「そうだ。奴等は紛争の準備をして、1ヶ月後に紛争を起こしたんだ。しかもコウの死を確認したのが、国王だ。」
マチ「国王!?嘘でしょ!?」
タクト「事実だ。国王はサルウァトピアのスパイ。真実を隠す為に自決したんだ。」
アズマ「そんな・・・馬鹿な・・・」
エミリー「じゃあ、ミスリラは始めからサルウァトピアの手の上で・・・!?」
アウグスト「サルウァトピア家・・・何処まで卑劣なんだ・・・」
シシリー「・・・・・」
イラ「ごめんなさい・・・私達のせいで・・・」
アリティア「お父様が・・・あなた達にこんな事をさせて・・・・」
彼女達は泣き崩れた。
タクト「・・・もう良い。事実を知らなかったのは仕方無い。お前達は何もしていないんだろう?」
イラ「う・・・うん・・・でもあの時お姉様の命令であなたを殺そうとして・・・」
タクト「あの時は仕方無い。お前達はスルビアに脅されただけだろ?」
イラ「うん・・・」
タクト「ならお前達を責めるつもりは無い。俺が許せないのは、俺を殺そうとするスルビアと、アズマ達に戦いを与えた張本人。そして、クトゥグアに覚醒したコウだ。」
イラ「・・・うん・・・」
だがそこに。
リュグナ「ウオオオオオオオオ!!!!!」
シイナ「リュグナ!!!」
自我を失ったリュグナが現れた。
リュグナ「コロス・・・ミンナコロス・・・!!!オレガ・・・イキノコル!!!!」
タクト「リュグナ!!!」
襲って来るリュグナと戦うタクト。
シン「タクト!!無茶だ!!」
タクト「俺もジッとするのは我慢ならねえ!!例えティガの力を失っても、俺は戦う!!!」
キックとパンチでリュグナを圧倒する。
リュグナ「ウオオオオオオオオ!!!!」
タクト「ぐはっ!!がはっ!!」
リュグナ「ウオオオオオオオオ!!!!」
タクト「ぐあああああ!!!」
アッパーを喰らい、倒れてしまった。
タクト「がはっ・・・!!くそっ・・・!!」
腹を抱えて苦しむ。
リュグナ「シネエエエエエエエ!!!!」
タクト「っ!!!」
振り下ろした腕が・・・
彼を庇ったイラの背中を引き裂いた。
タクト「なっ・・・!!!」
アリティア「イラお姉様!!!」
ルクリア「お姉様!!!」
タクト「止めろ!!来るな!!!」
リュグナ「ウオオオオオオオオ!!!!」
アリティア「ああっ!!」
イディラ「がはっ!!」
アケディア「ぐあっ!!」
グーラ「があっ!!」
ルクリア「ぐはっ!!」
リュグナの右腕が、アリティア達の腹部を貫いた。
タクト「なっ・・・・!!!!」
アズマ「くっ・・・うおおおおおおおおお!!!!!!」
イラが手放した剣を拾い、リュグナを斬り裂いた。
タクト「アズマ・・・!!!」
アズマ「リュグナ・・・すまない!!!!」
握ってる剣で、リュグナの首を斬り裂いた。
リュグナ「アズマ・・・・・・」
そして、リュグナの首が斬り落とされた。
アズマ「・・・・・・」
シシリー「イラさん!!」
倒れているイラに駆け寄る。
シシリー「イラさん!!しっかりして下さい!!」
ヒナ「今治療を!!」
治癒魔法で治そうとするが、イラが止めた。
イラ「・・・もう・・・良いのよ・・・これで・・・あなた達への少しの償いが出来たわ・・・」
タクト「イラ・・・・」
イラ「私達は・・・天国から・・・あなた達を見守るわ・・・・」
シシリー「・・・・!」
イラ「じゃあ・・・ね・・・」
力尽きて死んでしまった。
ヒナ「そん・・・な・・・」
シシリー「うっ・・・ううっ・・・・」
シン「・・・・・・」
アズマ「タクト・・・俺はまた・・・」
タクト「アズマ、お前は間違っていない・・・リュグナが魔人に覚醒して暴走すれば、俺達は終わっていた。・・・俺も、お前の気持ちは分かる・・・」
するとその時、上から光が舞い降りた。
タクト「何だ?」
シン「あれは?」
その光がタクトとアズマ達を囲み、人の形になった。
タクト「お前達は・・・!!」
トモ『タクト。』
タクト「トモ・・・お前達まで・・・!!」
それは、ミスリラ帝国で亡くなったタクトの仲間と宿敵達だった。
マチ「トモ姉!!どうして!?」
トモ『イラって人が、短時間だけ会わせてくれる魔法を与えられたの。』
タクト「彼奴らが・・・?」
トモ『タクト、あなたティガの力を奪われたんだってね?』
タクト「あ、あぁ・・・」
トモ『そんなんじゃ、私達が呆れるわね。』
タクト「フッ・・・相変わらずの説教だな。」
ニシ『アズマ隊長。お久し振りです。』
トウゴウ『元気してました?』
アズマ「ニシ・・・アオイ・・・ハナ・・・トウゴウ・・・お前達も。」
タクト「お前ら、あの世でも仲良くしてるか?」
ニシ『えぇ。私達は同じ衛士としてずっと仲良しだよ。』
アオイ『でも鍛錬とか欠かせないけどね。』
ハナ『それにトウゴウ、天国でも食いしん坊なのよ?』
トウゴウ『そ、それを言わないでよ・・・』
タクト「ハハハ。トウゴウ、ちゃんとダイエットしろよ?」
トウゴウ『分かってるよぉ。』
衛士長『お前達、久し振りだな。』
アズマ「衛士長!総監!補佐官!お久し振りです!」
総監『コホン。君達、元気そうで良かったじゃないか。』
補佐官『ですが総監、彼らは地下都市で戦いを強いられているんですよ。』
総監『コホン。そうだったな。ならば私から君達に命ずる。必ず生きて外に出るのだ。』
衛士長『お前達を今でも信じているぞ。』
アズマ・シイナ・ナナセ・カオル・マモル・タカオ・セイラ「はい!!」
タクト「えっとお前らは確か・・・あっ!白鳥!」
ミカエル・リーアム・トーマス・コカトリス『フラミンゴ!!』
息ぴったり地団駄を踏む。
タクト「おお!それそれ。そのやり取り懐かしいなぁ〜。」
ミカエル『お前、その為にわざと言ったのか?』
タクト「悪い悪い。」
ミカエル『はぁ・・・ったく、力を奪われた分際で無茶しやがって。』
コカトリス『全くだ!俺だったら奪った奴を、こうしてああしてやってるのによ!!』
ライナス『コカトリス、ちょっと五月蝿えぞ。』
コカトリス『す、すまない。』
リーアム『まぁでも、こんな所で挫けないのがお前の流儀だろう?』
トーマス『お前が死んだら、俺達が地獄へ突き落としてやるよ。』
タクト「そいつはゴメンだねぇ。俺はまだ死ぬ訳には行かねえよ。世界を救う為に戦い続けるのが俺の務めだ。」
ミカエル『そうだな。』
すると彼らが徐々に透け始めた。
トモ『もう時間のようね。じゃあタクト、後は頼むわね。』
タクト「任せろ。」
サヨ「トモ姉!」
トモ『サヨ、私はずっとあなたを愛しているわ。』
サヨ「・・・はい!」
トモ『じゃあね。』
そして、光となって天国へ戻って行った。
タクト「ありがとうよ。皆。」
シン「なぁ、さっきのって。」
タクト「俺と縁の深い奴らだ。まぁ一部敵だった奴も居たけど。」
イザベラ「会えましたね。また。」
???「タクト!!」
逸れたヴァーテルが合流した。
タクト「ヴァーテル、どうした?」
ヴァーテル「コウがあなたを呼んでたわよ。」
タクト「コウが?」
ヴァーテル「あなたに向けてメッセージを、この地下都市に流してあるわ。」
するとコウの幻が無数に出現した。
アズマ「コウ!!」
マチ「コウ!!」
コウ『エレホス=サルウァトピアは死んだ。俺が殺した。今この国の頂点には俺が立っている。タクト、お前が俺を止めたいと言うのなら、俺の下へ来い。決着を付けよう。この世界の頂点に立つのは、どっちが相応しいのか。待っているぞ。』
幻が消えた。
タクト「コウ・・・っ!シン、バイブレーションソードを貸せ。」
シン「あ、あぁ。」
異空間収納からバイブレーションソードを取り出し、タクトに渡す。
アズマ「タクト・・・行くのか・・・?」
タクト「・・・ああ。彼奴を止める為に。皆、ここは頼んだぞ。」
アズマ「分かった。無事を祈っている。」
タクト「じゃあ、行って来る。」
ヴァーテル「この子達の事は私に任せなさい。」
タクト「頼んだぞ。」
彼はコウの下へ向かう。
ヴァーテル「アキとミカとケイとユイとカルマが残った皆を集めているわ。」
アズマ「そうか・・・皆、行くぞ。」
ナナセ・シイナ「はい!」
シン「ああ!」
別の場所では、スルビアが苦しんでいた。
スルビア「くっ・・・!!はぁ・・・はぁ・・・」
そこに、コウが現れた。
スルビア「コウ・・・・・」
コウ「スルビア。」
スルビア「お父様を殺したのね・・・・」
コウ「そうだ。力無き者は散る運命にある。復讐に来たか?」
スルビア「・・・逆よ・・・コウの傍に居させて・・・コウのやろうとしている事を手伝いたい・・・」
コウ「さっき、俺に魔法と剣先を向けた女とは思えないな。」
スルビア「私はコウの婚約者よ・・・今でもコウの事を尊敬しているわ・・・だから・・・」
コウ「そうか。好きにしろ。」
スルビア「・・・・・」
そこに、バイブレーションソードを握ったタクトが現れた。
コウ「来たか。タクト。」
タクト「お前に来いって言われて断る理由は無い。お前がこの世界を支配しようとするのなら、俺がそれを止める。」
コウ「面白い。」
タクト「1つだけ訊く。」
コウ「?」
タクト「お前はそれで満足か?」
コウ「どう言う意味だ?」
タクト「ミスリラ帝国を壊滅させ、挙げ句の果てクトゥグアになった。お前はそれで満足なのか?」
コウ「当たり前だ。世界は強者と弱者の2つしか存在しない。だからこの世界を支配しようと心から決意した。」
タクト「それが今のお前の考えか?」
コウ「俺は手に入れた力を使い、全てをこの手に収める。人類の頂点に立つ!強者がその力を使って人類を導く!それが俺の今の考えだ。俺の使命だ。俺は俺の考えで世界を創る。その為に、お前をこの手で倒す。過去の自分の悲願を達成させる為にな!!!」
右腕でタクトを襲うとしたその時。
スルビア「あああ!!!」
後ろからスルビアに掴まれた。
タクト「ッ!?」
コウ「何をする!!!」
スルビア「私の炎であなたを跡形も無く燃やす!!!私と一緒に死んで!!!!」
コウ「俺を手伝いたいんじゃなかったのか!!」
スルビア「コウに近付く為の嘘よ!!今のコウは・・・コウじゃない!!」
タクト「止めろ!!決着は俺が付ける!!」
スルビア「これは私達恋人同士の問題よ!!!!私と一緒に死んで・・・コウ!!!!」
タクト「止めろ!!!!!」
”ドガーーーン”
彼女の炎が自分とコウ諸共爆破させた。だがコウは立ち上がり、顔の右半分、両腕、胴体、右足に炎の皮膚が浮かび、深紅のマントを羽織った。
タクト「炎の皮膚だと・・・!?」
コウ「残念だったな!これが今の俺の本当の姿だ!!」
スルビア「そんな・・・・・・!!!」
コウ「ハァッ!!」
スルビア「がはっ・・・!!」
炎の鎖でスルビアを拘束し、そのまま壁に向けて投げた。
コウ「タクト、始めるぞ!!」
タクト「来い!!」
バイブレーションソードと炎の槍が激しくぶつかり合う。
タクト「それが手に入れたお前の力か!!」
コウ「そうだ!!俺は人間と魔人を超えたクトゥグアになった!!この力を使って人類を導く!!行くぞタクト!!!」
タクト「ハァッ!!」
しかし、コウの圧倒的な強さにタクトが膝を付いた。
タクト「これで分かった・・・お前は何も変わってねえ!!!」
コウ「いや!俺は変わった!!」
タクト「変わってない!!!力に拘るお前に負けねえ!!」
バイブレーションソードの刀身を高速振動させて力強く炎の槍を押し返し、バイブレーションソードでコウに何度も斬り付ける。
コウ「無駄だ!!」
タクト「がはっ!!ぐあっ!!」
パンチとキックでダメージを負った。
タクト「・・・くっ!!」
逃げるタクトをコウが追う。
同じ頃シン達は。
シン「ハァッ!!」
ユリウス「フンッ!!」
トール「ハァッ!!」
幾多の魔法が残りの兵士達を蹴散らした。
アズマ「皆!聞いてくれ!!俺達は今までサルウァトピア家に虐げられて来た!!だがもう奴らの思い通りにはならない!!俺達の運命は誰にも決められない!!自分自信で決める事だ!!今からサルウァトピア家に反旗を翻す!!俺達の手で・・・俺達の未来を掴むんだ!!!!」
全員「オーーーーーー!!!!」
するとそこに。
カルマ「シュトルツさん!!」
ルブラ「無事だったんですね!!」
シュトルツ「1つだけ訊く!リュグナはどうした?」
アズマ「・・・魔人になり、俺が殺した・・・」
ナナセ「仕方無かったのよ!!」
シイナ「アズマ隊長は・・・リュグナを楽にさせる為に!!」
アズマ「言い訳をするつもりは無い・・・奴の命を奪ったのは俺だ!!」
シュトルツ「・・・貴様は正しい。だが、貴様と馴れ合うつもりは無い。」
アズマ「これ以上俺達同士で戦う理由などもう無いんだ!!」
シュトルツ「理由ならある!!俺は俺の強さを証明する!!そして・・・俺の求める世界を手に入れる!!」
アズマ「俺達の力で世界は変わる!!それでも戦うと言うのか!!」
シュトルツ「この世界を変えたくても!!!!力が無ければ・・・また別の力で俺達はまた踏み躙られる!!!!」
アズマ「シュトルツ・・・!!!」
シュトルツ「誰かを虐げる力じゃない強さで・・・俺はこの世界を手に入れてみせる・・・!!」
アズマ「・・・・・」
シュトルツ「アズマ・・・俺と戦え。どちらが此奴らを率いるのに相応しいのかを。決着を付ける・・・!!」
アズマ「・・・・・・・」
周囲の皆を見て、決意をした。
アズマ「分かった・・・!!俺はお前と戦う!!!」
シイナ「ちょっと待って下さい!!どうして戦わなきゃいけないんですか!!!」
ルブラ「そうですよシュトルツさん!!」
カルマ「俺達は騙されて戦わされているだけだ!!もう戦わなくても良いんだよシュトルツ!!!」
マチ「そんなの馬鹿げているよ!!!」
ヴァーテル「魔法使いになったら・・・皆魔人になっちゃうのよ!!!」
アズマ「それでも構わない!!!今まで死んで行った奴等の為にも!!!」
シュトルツ「そうだ!!!奴らの死を乗り越えて・・・俺達は前に進む!!!」
アズマ「皆は先に行け!!タクトの下へ!!」
アキ「アズマ・・・」
ケイ「アズマ・・・!」
アズマ「何が正しいか!!」
シュトルツ「何が間違っているか!!」
アズマ「全てを超えて!!」
シュトルツ「己の意志を貫き通す為に!!」
アズマ「お前を倒して証明してみせる!!ただの力だけじゃない!!本当の強さを!!行くぞシュトルツ!!」
シュトルツ「来い!!アズマ!!」
アズマ・シュトルツ「デュナミスフォース!!!!」
首輪が眩く光り、身体能力が最大強化された。
アズマ・シュトルツ「ウオオオオオオオオ!!!!!」
サルウァトピア邸・地下大広間。
コウ「ハッハッハッハッハ!!」
タクト「はぁ・・・はぁ・・・」
コウ「そんな程度で俺に勝てると思っているのか!!!」
タクト「勝てる・・・俺はティガを受け継いだ男だ!!!」
バイブレーションソードで再びコウに立ち向かう。
コウ「だがお前はティガの力を失った!!ティガの力は未だに俺が持っている!!奪え返すのは不可能だ!!ハァッ!!」
タクト「ああっ!!」
右腕がタクトを叩き飛ばした。
タクト「はぁ・・・はぁ・・・俺はこの8年間で・・・新しい仲間達に出会った・・・!!」
コウ「フンッ。仲間だと?」
タクト「そうだ・・・そこで俺は彼らと共にチームを結成し・・・魔人達の脅威から人々の希望を守る為に戦っている!!!」
コウ「フンッ!魔人の脅威など、この俺が全て焼き払ってやる!!俺にはクトゥグアの力を持っているからな!!ハアアアア!!!」
右腕が、タクトのバイブレーションソードを粉砕した。
タクト「何!?」
コウ「終わりだ!!!」
だがそこに。
スルビア「うわあああああ!!!!」
現れたスルビアが、タクトの前に立って右腕を受けた。
スルビア「コウ!!今のあなたは・・・私が愛するコウじゃない!!!!」
コウ「これが俺だ!!!」
スルビア「うあああああああ!!!!」
力を振り絞ってコウに近付き、右腕が背中に突き出た。
スルビア「・・・ハァッ!!!!!」
左手の炎が大広間の奥にある台座に直撃した。
コウ「何!?しまった!!」
その台座からスパークレンスが飛び、タクトの手元に渡った。
タクト「っ!!」
コウ「死に損ないが!!!消え失せろ!!!」
右腕を引き抜いて、両腕でスルビアを斬り裂いた。
スルビア「あ・・・かはっ・・・・」
斬り裂かれたスルビアが倒れた。
タクト「スルビア・・・!!!」
遠くからシン達が駆け付けた。
シン「あっ!!」
シシリー「・・・!!」
マチ「タクト・・・!!」
スルビア「うっ・・・!!お願い・・・・・・・コウを・・・・・・・止めて・・・・・・・」
彼女が息を引き取った。
タクト「・・・・分かった。」
息を引き取ったスルビアの遺体をシン達の方へ。
タクト「彼女を頼む。」
シシリー「・・・はい。」
スルビアの遺体をシシリーに託し、コウの前に戻る。
コウ「お前は物好きなもんだなぁ。自分を殺そうとした女の亡骸を彼奴等に託すなんて。」
タクト「物好きで結構。コウ、ティガの力を何時奪ったんだ?」
コウ「お前が落下して気を失っている間に、俺が魔力で魔道具を密かに奪った。」
タクト「お前のティガも中々の強さだったぞ?」
コウ「光栄だねぇ。」
タクト「それともう1つ。サルウァトピアはあの首輪をどうやって製作したんだ?」
コウ「エレホスが、あの方から受け取ったと言っていた。」
タクト「あの方?それは誰なんだ?」
コウ「あの方は自分をこう名乗った。『実体のない存在』と。」
タクト「実体のない・・・存在・・・!?」
コウ「そうか。お前も知ってるのか。そしてエレホスは、ミスリラ帝国で計画を実行したんだ。」
タクト「計画?」
コウ「プロジェクトDだ。」
タクト「プロジェクトD・・・まさか・・・人間達を魔人化する計画か。」
シン「ッ!?」
コウ「鋭い考察だな。そう、プロジェクトDのDはDemon。魔人化の意味を指す。」
タクト「皮肉だな。」
コウ「皮肉かぁ。言ってくれるな。」
タクト「・・・コウ、あの時を覚えているか?」
コウ「あの時?」
タクト「俺はお前に手合わせしたいと言ってた。だからここで、最初で最後の手合わせを願いたいと思っている。」
コウ「・・・良いだろう。受けて立とう。」
タクトがスパークレンスを強く握り、天に掲げてスパークレンスを展開させた。タクトが光の柱に囲まれ、ウルトラマンティガへ変身した。
ティガ「行くぞコウ!!決着をつけるぞ!!」
コウ「ハァッ!!」
強力な光がティガに直撃。
ティガ「ハァッ!!」
だがウルトラクロスバリヤーで防いだ。
ティガ「ハァッ!!!」
スラップショットでコウを斬り刻む。
コウ「くっ!ハアアァァァァ・・・・!!」
炎を収束させ、ティガの頭上に炎の球体を生成する。
コウ「ハァッ!!!」
ティガ「ハアアァァァァァァ!!!!!!」
炎の球体から火のような魔力弾が降るが、ティガトルネードで振って凌いだ。
ティガ・コウ「ハァッ!!!!」
マルチチョップと炎の槍が擦れ違いにぶつかった。
ティガ・コウ「ハアアァァァァァ!!!!」
同時にジャンプし、両者が激しくぶつかった。
アズマ・シュトルツ「ウオオオオオオオオ!!!!」
サルウァトピア邸の庭では、アズマとシュトルツが炎に囲まれ、激しい戦いを繰り広げていた。両者の剣が激しくぶつかり合う。
アズマ「ハァッ!!」
高速で接近し、シュトルツの右腕を捕まえた。
シュトルツ「ダァッ!!」
だがシュトルツが左腕の肘打ちで殴った。
アズマ「ぐあっ!!くっ!!ハァッ!!」
シュトルツ「ダァッ!!」
両者が剣の同時にぶつかった衝撃を受けて倒れたが、フラフラしながら起き上がる。
アズマ「シュートールーツーーーーー!!!!!」
シュトルツ「アズマーーーーーーーー!!!!!」
アズマ・シュトルツ「ウオオオオオオオオ!!!!!」
更に身体能力を強化し、剣が激しくぶつかり、周囲に衝撃波が走り、炎を消火した。そして。
アズマ・シュトルツ「ハァッ!!!!」
お互いを貫いて、着地した。膝を付いた。
シュトルツ「がっ・・・がはっ・・・!!」
口から血を吐いたシュトルツが倒れた。
シュトルツ「はぁ・・・はぁ・・・強いな・・・お前の勝ちだ・・・」
アズマ「俺は強くない・・・守りたい力のお陰だ・・・」
シュトルツ「後は・・・任せたぞ・・・・」
アズマ「・・・ああ・・・」
シュトルツ「・・・・・・」
彼はアズマに笑顔を見せ、静かに息を引き取った。
アズマ「シュトルツ・・・・お前の意志を無駄にしない・・・・そして、お前とリュグナの罪を背負って生きる・・・・お前達の分まで・・・・この先を生き抜いてみせる!!!」
彼は急いでタクトの下へ急ぐ。
サルウァトピア邸・地下大広間。
ティガ・コウ「ハアアァァァァァ!!!!!」
そこでは、ティガとコウの戦いは激しさを増していた。
シン達「・・・」
その戦いをシン達が見守っている。
ティガ「タァッ!!」
コウ「ハァッ!!」
ティガスライサーがコウの炎の槍で粉砕された。
ティガ「ハァッ!!タァッ!!」
ハンドスラッシュを連射し、コウの腹部にウルトラ・ライトナックルで殴り込んだ。
コウ「がはっ!!」
ティガ「タァッ!!」
マルチ・スペシウム光線がコウの腹部に直撃した。
コウ「ぐああああああ!!」
ティガ「タァッ!!」
ウルトラフィックスを放つが、コウが避けた。
コウ「フンッ!!そんな程度でこの俺に勝てると思っているのか!!笑わせるな!!」
ティガ「それでも俺は負けない!!世界を救う為に戦う!!それがティガ・・・ウルトラマンティガだ!!!!ハァッ!!!」
ブライトショットでコウを吹き飛ばした。
ティガ「お前の行為は・・・人類の裏切りにしか過ぎない!!」
コウ「裏切りだと!?」
ティガ「そうだ!!弱き者は・・・弱いからこそ強くなれるんだ!!誰かを信じる事が出来るんだ!!!」
コウ「信じるなど下らない!!!」
ティガ「下らないのはお前の思想だ!!!!」
両腕をクロスしてエネルギーを集める。
コウ「終わりだタクト!!人類は俺が導く!!」
ティガ「タァッ!!!!」
コウ「ハアアァァァァァ!!!!」
タイマーフラッシュスペシャルと巨大な炎が激しくぶつかり、タイマーフラッシュスペシャルと炎が爆発した。
ティガ「ッ!?」
コウ「ハァッ!!!」
ティガ「アァッ!!!」
コウが炎の鎖でティガを拘束し、ティガを燃やした。
シン達「ッ!!!!」
ティガ「・・・・まだだ・・・!!!!」
力を振り絞り、鎖を破壊した。
コウ「なっ!?」
ティガ「ハァッ!!!!」
コウ「ぐあっ!!!」
マルチキックがコウを蹴り飛ばした。
ティガ「タァッ!!!!」
ジャンプからのスラップショットがコウに直撃した。
コウ「ぐああああああああ!!!!!」
着地したティガのカラータイマーが点滅を始めた。
コウ「ガハッ・・・・・!!」
吐血したコウが膝を付いた。
ティガ「ハァ・・・ハァ・・・」
コウ「馬鹿な・・・・・何処にそんな力が・・・・・・!!!」
ティガ「これが俺の力だ・・・・・・!!多くの仲間達と多くの絆が・・・・・俺の一番の力だ・・・・・・!!だから・・・・・世界は俺が救う!!!!!」
コウ「それは俺の責務だ!!!!!!」
同時に走り出し、コウの炎の槍をティガが前宙して避けた。
コウ「まだだ!!」
着地したティガに炎の鞭を飛ばした。しかしティガが炎の鞭を掴んだ。
コウ「何!?」
ティガ「タァッ!!!!!」
全身を赤熱化させ、ウルトラヒートハッグで鞭を辿ってコウの体内を燃やした。
コウ「ガハッ・・・・・・!!」
腹部から血が溢れ出て、吐血した。
コウ「俺が・・・・負けるだと・・・・!?」
ティガ「俺の勝ちだ・・・・・!」
コウ「がはっ・・・・・!!はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・俺は・・・・・人間を超える力を手に入れた・・・・・・!!!なのに何故・・・・・・!!!」
ティガ「・・・・お前は独りだ・・・だが・・・俺は独りじゃない・・・・俺は、仲間のシン達を信じている。そして亡くなったトモ達や、スルビア達、そしてこれまで出会った多くの人達も信じている。そして・・・今でもお前を信じている。」
コウ「俺の事を・・・・・?」
ティガ「俺は全ての人々の為に戦っている。誰かの為に力を尽くし、誰かの為に命を替えても戦う。それが・・・それが俺の力だ。」
コウ「・・・・・フッ・・・そうか・・・・やっぱり俺は変われなかったな・・・・」
マチ「コウ・・・・・」
アズマ「コウ・・・・・」
コウ「マチ・・・アズマ・・・色々すまなかった・・・俺のせいでこんな事になってしまって・・・」
マチ「ううん・・・・コウは悪くないよ・・・・」
アズマ「ああ。それに・・・お前とまた会えて・・・嬉しかった・・・」
コウ「・・・ありがとう・・・タクト・・・俺の命を受け取ってくれ・・・」
ティガ「ああ・・・お前の思いは、俺の中で生き続けてくれる。」
コウ「頼んだぞ・・・この世界を・・・」
ティガ「任せろ・・・・」
両腕を前に突き出し交差させ、大きく横に広げてエネルギーを溜める。
ティガ「さらばだ・・・・・我が友よ!!」
ゼペリオン光線がコウを直撃した。コウは笑みを見せ、塵となって消滅した。
シン「タクト!!」
シシリー「タクト君!」
治癒魔法でティガを治療する。
ティガ「・・・ミスリラ帝国は・・・今度こそ終わった・・・」
すると、地震が起こった。
シン「な、何だ!?」
アズマ「地下都市の起爆か!?」
すると遠くから爆発が起こり始めた。
シシリー「爆発しています!!」
アウグスト「こっちに来る!」
ティガ「ッ!!」
爆発の中へティガが飛び込んだ。
シン「タクト!?」
マチ「タクト!!!」
アズマ「くっ!!皆逃げるぞ!!!」
シシリー「待って下さい!!タクト君が!!!」
アズマ「彼奴はきっと帰って来る!!俺を信じろ!!」
シシリー「アズマさん・・・!!」
アズマ「逃げるぞ!!!」
アウグスト「皆!こっちだ!」
ゲートで全員が脱出した。
ミスリラ帝国。
アズマ「脱出出来た・・・!!」
大穴から、巨大な爆煙が舞い上がった。
シン「地下都市が・・・崩壊した・・・」
マチ「タクト・・・・」
だがそこに、ティガがテレポーテーションで戻って来た。ティガが光となり、タクトに戻った。
タクト「皆!」
全員「タクト(君)(さん)(殿)!!!」
アズマ「やはりな。お前が帰って来ると信じてたぜ。」
ユリウス「一体何をしていたので御座るか?」
タクト「此奴等さ。」
後ろには、シュトルツ達とサルウァトピア家の者達の死体があった。
タクト「あんな煉獄で墓を作らせたら申し訳無えと思ってな。」
ヨーコ「本当、あなたって物好きよね。」
タクト「それコウにも言われたよ。」
アズマ「ん?イラの遺体は?」
タクト「探したが、奈落に落ちてしまった。」
アズマ「そうか・・・」
シン「兎に角、皆無事で良かったな。」
タクト「ああ。」
アキ「あーーーー!!外に出れたーーーー!!!」
ミカ・ユイ・ケイ「外だーーーーーー!!!!」
カオル「やっと出れたーーーーー!!!」
アリス「空気が美味しいーー!!」
ケイティ「んーーーー!!!」
リオ「外に出れて良かったね。」
ヴァーテル「じゃあ、これでお別れね。」
タクト「行くのか?」
ヴァーテル「私はただの傭兵。次の仕事を探しに行くからね。」
タクト「ちょっと待て。お前達の首輪を外してやろう。」
アズマ「そうだった、忘れてた。」
タクト「ナージャ。」
ナージャ「ええ。」
オブシディアンから溢れる光で、アズマとヴァーテルの首輪を外した。
アズマ「取れた・・・ありがとう。」
ヴァーテル「助かったわ。」
アズマ「俺達は、これからどうするんだ・・・?」
サヨ「そうですよ・・・私達の家はもう・・・」
シイナ「サルウァトピア家に燃やされてしまっている・・・・」
アウグスト「なら、我が国に来ないか?」
全員「え?」
アズマ「え?良いのか?」
アウグスト「ヴァーテル。お前も来ないか?」
ヴァーテル「私も?」
アウグスト「私が父上に話してみる。」
アズマ「父上?」
タクト「オーグの本名はアウグスト=フォン=アールスハイド。アールスハイド王国の王子だ。」
ヨーコ「ええええ!?」
ナナセ「初めて聞いたよそれ!?」
アウグスト「我が国へ案内しよう。」
アールスハイド王国で、アウグストはディセウムにアズマ達の事を話し、アズマ達をアールスハイド王国へ歓迎した。
タクト「ユーリ、すまないがアズマ達をお前のホテルへ宿泊させてくれるか?」
ユーリ「良いわよ。両親に話しておくわぁ。」
タクト「助かる。」
ユーリが両親にアズマ達の事を話した。彼女の両親はアズマ達を快く迎え無償で宿泊させた。アズマ達は今までの戦いの疲れを癒した。そしてシュトルツ達の遺体を墓地に埋葬して墓を作った。
翌日のアールスハイド王城。
タクト「陛下。」
ディセウム「ん?タクト君か。どうかしたのか?」
タクト「実はアズマ達の事なんだが。」
ディセウム「彼らの事か?」
タクト「彼奴らは嘗てミスリラ帝国で、衛士隊や酒場などをやっていたんだ。だから、彼らにこのアールスハイド王国で役に立つ事をさせたいんだ。」
ディセウム「ふむ・・・アズマ君達は衛士隊をやっていたと言っていたよな?」
タクト「そうだ。」
ディセウム「なら、騎士団内で衛士隊を創設すると言うのはどうだろうか?」
タクト「創設?」
ディセウム「ウム。君が衛士隊を創設すれば、衛士隊を君の権限で命令出来る。」
タクト「確かに良いかもな!そうすれば彼奴らも何時ものように活動出来る。」
ディセウム「それで、マチさん達をどうするんだ?」
タクト「それなんだが陛下、この辺に使われていない店とかあるか?」
ディセウム「使われていない店・・・おっ!確か彼処にあるな。」
王都にある空き家。
タクト「空き家?」
ディセウム「ここは昔、人気の酒場だった場所だ。けど今は経営難で潰れてしまったんだ。今は買い取ってくれる方を募集していてね。」
酒場だった空き家に入る。
タクト「結構良い内装だな。」
カウンター席に座ってみる。
タクト「お?何か居心地良い感じ!陛下!ここめっちゃ良い感じだ!マチ達に持って来いだ!」
ディセウム「そうか!では明日には道具や材料を手配しよう!予算は私が負担しよう!」
タクト「助かる!」
ディセウム「それともうすぐで完成だぞ。君の家。」
タクト「お!いよいよマイホームが完成か。それと、例のあの建設はどうだ?」
ディセウム「ウム。もう少し時間が必要だな。」
タクト「ま、業者達に無理せず建設するよう伝えておくよ。」
実は王都内にクリスティ邸の建設が進んでおり、更にクリスティ邸の隣にある建物の建設も進んでいた。
夜のカールトンホテル。
アズマ・ナナセ・シイナ・カオル・マモル・タカオ・セイラ「アールスハイド王国衛士隊?」
タクト「ああ。明日からお前達は俺が創設した衛士隊へ入隊して貰う。」
ナナセ「タクトが創設した!?」
タクト「お前達を良く知ってる俺が、衛士隊を創設したら良いかと思ってな。因みに内容は騎士団と警備局を併せた内容になってる。魔人・魔物の討伐と、犯罪者の逮捕が目的だ。」
アズマ「それって、国王陛下も了承してくれたのか?」
タクト「あぁ。陛下は俺の提案を承認してくれた。」
アズマ「そこまでしてくれて・・・良いのか?」
タクト「構わねえよ。お前達は俺の仲だしよ。」
シイナ「タクト・・・ありがとう!」
ナナセ「やったー!」
カオル「やったやったー!」
マモル「カオル様!落ち着いて下さい!」
タカオ「良いじゃありませんか。マモル。」
セイラ「えぇ。」
タクト「そしてマチ達とミカ達には明日、新しい酒場の経営者になって貰う。」
マチ「え!?」
ミカ「本当!?」
ヨーコ「本当なのその話!?」
タクト「嘘が何処にあるんだよ。陛下が予算の負担や、材料や道具を手配してくれたんだ。新しい魔道具や防犯対策など色々揃ってるぞ?」
サヨ「・・・ありがとうございます!」
アキ「これでまたお客様達を喜ばせる!!」
ケイ「やったね!」
ユイ「うん!」
タクト「フフッ。」
アズマ「そうだ、ヴァーテルは?」
タクト「彼奴は・・・」
アールスハイド王国・王城。
ヴァーテル「え?私が護衛に?」
アウグスト「そうだ。お前は傭兵の身だろ?だから私がお前を雇ってやろうと思っている。主な仕事が、父上の護衛と城の見回りだ。勿論報酬は弾むぞ。」
ヴァーテル「へぇ〜。私に似合う内容ね。なら、それで頼めるかしら?」
アウグスト「あぁ。歓迎するぞ。」
翌日。アズマ達はタクトが創設した衛士隊に入隊する事となった。服装はミスリラ帝国の衛士隊の制服を着用している。それぞれアズマ隊、ボンボン隊と変わらずに編成した。他の生存者達は魔物ハンターとなり、魔物達を討伐し続ける。
ヴァーテルはアウグストの計らいで王城に雇われ、ディセウムと城の護衛兵となった。
その2日後、マチ達とミカ達は酒場の経営者になった。経営責任者はマチとなった。酒場は初日から好調となった。
酒場名は『クレージュ』。マチ達が嘗てミスリラ帝国で活動していた時に名乗った盗賊団の名前から取った。
ミカとユイとケイは酒場の傍ら、情報屋をやっている。
翌日、タクトは墓地で亡くなった者達を弔った。中にはメリルの墓もあった。花を手向けて墓地を出た。
タクト「皆、今度こそ安らかに眠ってくれ。」
狩野翔
野瀬育ニ
魔人領攻略作戦の一時的な終止符が打たれた世界。アルティメット・マジシャンズが聞いた、マーリン達から明かされる魔人の秘密とは・・・