ウルトラマンティガ THE ULTIMATE MAGICIANS   作:naogran

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第55話「夢幻の災い」

アールスハイド王国。セレファイスからの連絡が途絶えてから2日目。

 

ディセウム「エリーとディラン君の連絡が途絶えて、今日で2日。」

 

ルーパー「魔法兵の索敵魔法で調べた結果、遺跡の中心部が崩落。調査団の生存はほぼ絶望的かと思われます。」

 

アウグスト「本来なら私が・・・私が行くはずの調査でした・・・」

 

 

 

 

セレファイスの調査の前日。

 

エリザベート『いえ、私が行きますわ。アウグスト様の王妃として凡ゆる世界を見て学びたいと思いまして。』

 

アウグスト『だが・・・』

 

エリザベート『心配には及びません。今回はディランさんと同行ですから。』

 

 

 

 

ドミニク「殿下・・・」

 

デニス「実は、王国内で不穏な動きがあると言う情報が入っております。」

 

アウグスト「不穏な動き?」

 

ディセウム「エリーとディラン君がそれを感じ、今回の調査に自ら同行したのだ。」

 

アウグスト「父上。私は、2人が生きていると信じています。」

 

ディセウム「うん。私も、2人の生存を信じている。」

 

 

 

 

 

 

セレファイス。

 

エリザベート「・・・うっ・・・ん・・・?」

 

気を失ってたエリザベートが目を覚ました。

 

ディラン「お目覚めですか?エリザベート様。」

 

エリザベート「ディランさん・・・」

 

ディラン「こんな非常事態に巻き込ませてしまって・・・申し訳ありません・・・」

 

エリザベート「・・・・」

 

ディラン「帰国したら、エリザベート様に危険を負わせた相応の罰を受ける覚悟は出来ております。ですがその前に、あなたに危険を遭わせてしまった私に罰を・・・」

 

地面に片膝を着け、エリザベートから罰を受ける覚悟を整えた。

 

エリザベート「ディランさん・・・」

 

しかしエリザベートは、ディランに罰を与えず笑顔でディランを抱擁した。

 

ディラン「・・・?」

 

エリザベート「気にしないで下さい。これは、私が自ら選んだ選択です。あなたが責任を負う必要はありません。」

 

ディラン「エリザベート様・・・」

 

エリザベート「王国へ帰ったら、アウグスト様に話しておきます。だから。」

 

そう言って、優しい笑顔をディランに見せた。

 

ディラン「ああ・・・何とお優しい・・・ありがたき幸せ・・・」

 

エリザベート「ふふ。・・・ん?」

 

突如エリザベートが洞窟の奥へ進んだ。

 

ディラン「エリザベート様?」

 

 

 

 

洞窟の奥へ進むと、2人が見た光景が。

 

エリザベート「ここは・・・」

 

ディラン「これは・・・」

 

そこにあったのは、滅ぼされた都だった。その都には、夥しい数の石像があった。

 

エリザベート「滅び去った・・・500年前の都・・・」

 

ディラン「凄い・・・生で見るのは初めてだ・・・」

 

???「本当に嫌な女。」

 

エリザベート・ディラン「ッ!?」

 

後ろを振り向くと、復活した女神達が立っていた。

 

デスペランサ「アハハ♪」

 

フージョ「フンッ。」

 

ラージュ「何度私達の邪魔をすれば気が済むの?」

 

ディラン「エリザベート様、下がって下さい。」

 

彼女の前に出て構える。

 

 

 

 

 

 

一方アールスハイド王国では、タクトとフェオンが旅行から帰って来た。

 

トニー「戻って来たみたい!」

 

アリス「何か久し振りに見た感じ!」

 

ユーリ「クリスティく〜ん!フェオンさ〜ん!」

 

シン「おーい!」

 

タクト「よう皆ー!」

 

フェオン「ヤッホー!」

 

帰って来たタクトとフェオンとルシアをアルティメット・マジシャンズが迎えてくれた。

 

タクト・フェオン「ただいま帰りました!」

 

マリア「息もピッタリね!」

 

シシリー「旅行は楽しかったですか?」

 

タクト「あぁ。」

 

シシリー「ルシアさん、楽しかったですか?」

 

ルシアは笑った。

 

リン「私達が入る余地。」

 

アリス「まるで。」

 

アリス・リン「ナシ!」

 

フェオン「イザベラ達は?」

 

マーク「元気にしてるッスよ。」

 

オリビア「イザベラさんがフェオンさんを恋しがっていますよ。」

 

フェオン「そうね。後でただいま言わなきゃ。」

 

タクト「あ!オーグ!」

 

フェオン「オーグ!」

 

そこにアウグストが来た。

 

アウグスト「2人共、元気そうだな。」

 

タクト「オーグこそ。」

 

フェオン「ん?オーグ、何か顔色悪いよ?」

 

トール「あ、えっと・・・殿下は少し仕事で疲れてて・・・」

 

アウグスト「なに。心配するな。来月お前達は世界中に出るんだろ。それまで準備しておけよ。」

 

タクト「あぁ。」

 

 

 

 

 

 

その後、タクトと除いたアルティメット・マジシャンズが調査へ向かった。

 

シン「出迎えるなり、あの2人を騙さなきゃならないとはな。」

 

マリア「別に騙した訳じゃないでしょ?」

 

シシリー「殿下が約束した通り、私達でエリザベート様とディラン様を連れて帰らなきゃ。」

 

アウグスト「エリー・・・」

 

 

 

 

 

 

一方タクトとフェオンとルシアはクリスティ邸に戻って皆にただいまを言った。

 

イザベラ「ルシアちゃん、おかえり。」

 

タクト「ここ数日、何か異常無かったか?」

 

レア「おう!何時も平和だぞ!」

 

レオン「そっちは何とも無かったか?」

 

タクト「まぁな。楽しかったぞ。」

 

イザベラ「私も行きたかったな〜。」

 

フェオン「イザベラ。留守番するのも大事なのよ?それに、これは私とタクトの新婚旅行みたいなものだし。」

 

イザベラ「そうだね。お姉ちゃん、改めておめでとう。」

 

フェオン「ありがとう。イザベラ。」

 

 

 

 

 

 

その後、王都で遊ぶ。

 

アンナ「平和ですね。」

 

エミリー「何か自分達が、武器を持って魔人達と戦っていたのが嘘みたいだ。」

 

ヒナ「はい。こんな安らかな日が続けば良いですね。」

 

グレア「続くよ。」

 

ヒナ「本当ですか?」

 

グレア「うん。オリベイラも元の姿に戻ったし、魔人達が消えたから戦いは終わったんだよ。」

 

ティオ「これ以上気に病む事はないと思うよ。」

 

タクト「だがドグラ・マグマは世界中に力を遺している。これからは、俺達が俺達の未来を見詰め、精一杯生きて行こう。」

 

フェオン「タクト・・・」

 

リオ「お待たせ〜!」

 

そこにリオとデイジーが来た。

 

リオ「ごめんごめん!支度が遅れちゃって。」

 

デイジー「皆揃ったかしら?」

 

 

 

 

 

 

一方アルティメット・マジシャンズは、セレファイスに近付いていた。

 

レベッカ「殿下、強力な結界が見えます。この力、ティガの力とほぼ同一です。」

 

アウグスト「何だと?」

 

シン「どう言う事だ?まさか・・・この遺跡の中にティガと同じ戦士の石像が隠されているのか?」

 

シシリー「可能性はあります。まさか、クワトロ調査団はそれを知って・・・」

 

アウグスト「今はエリーとディランの安否が最優先だ。着陸する。」

 

全員「了解!」

 

アルティメット・マジシャンズがセレファイスに着陸する。

 

 

 

 

遺跡付近に船が残されており、それをマークとオリビアが調べる。

 

オリビア「誰か居ませんか?」

 

マーク「・・・誰も居ないみたいだ。」

 

船内に入った。暗くて蛻の殻。

 

オリビア「誰も居ないわ。」

 

マーク「ウォルフォード君。そっちはどうッスか?」

 

無線通信機で連絡を取ろうとしたが、ノイズが走ってる。

 

マーク「魔力障害?」

 

???「本当に嫌な場所だ。」

 

マーク・オリビア「ッ!?」

 

船内に謎の人物が現れた。

 

マーク「誰だ!!」

 

 

 

 

 

 

そしてアールスハイド王都。

 

リオ「少し先になるけど、僕達の結婚式楽しみだね。」

 

タクト「盛大に祝ってやるぜ。」

 

レオン「楽しみだな。デイジーのウェディングドレス姿。」

 

ソフィー「綺麗だろうな〜。」

 

デイジー「何だか恥ずかしい・・・」

 

レア「お前らだけじゃないぞ?」

 

アンナ「アズマさんにマリアさん。レア先輩とルブラさん。私とカルマさん。」

 

ソフィー「私とレオン君もね。」

 

リオ「何だか緊張するなぁ〜。僕達の結婚式なんて。」

 

デイジー「自信持ちなさいリオ。私達の晴れ舞台なんだから。」

 

???「私との晴れ舞台は無いかしら?」

 

タクト「・・・!?」

 

噴水の上に立つラージュが此方を見ている。

 

 

 

 

 

 

セレファイス付近の船。

 

???「人間の怨念とは凄いものだ。死んでから500年を経たのにも関わらず、今も呪いの声を挙げ続けている。」

 

オリビア「あなたは何を言っているんですか!?」

 

???「あなた方も、その仲間入りをしませんか?この私みたいに!!!」

 

突如その人物がショゴスの姿へ変貌した。

 

マーク「何!?」

 

ショゴス「グオアアアアアア!!!!」

 

2人を襲う。

 

 

 

 

 

 

アールスハイド王都・噴水広場。

 

ラージュ「会いたかったわ。ずっと。」

 

タクト「お前は?」

 

ラージュ「私の事を忘れたの?あぁ、あなたはあの人じゃなかったのね。でも、あの女と同じね。でも、あなたを目標にするわ。あなたをね。」

 

タクト「?」

 

 

 

 

ショゴス「グオアアアアアア!!!!」

 

 

 

 

 

突如王都にショゴスの大群が襲撃し始めた。

 

 

 

 

 

 

セレファイス付近の船。

 

マーク「クゥッ!!!」

 

魔法障壁でショゴスを抑える。

 

オリビア「マーク!!」

 

横から火炎魔法を放射したが、ショゴスが魔法障壁を展開してそれを防いだ。

 

オリビア「そんな!?」

 

 

 

 

 

 

アールスハイド王都をショゴスの大群が襲撃を開始した。

 

国民達「うわあああああああああ!!!!!」

 

タクト「フェオン!!!!皆!!!!何処だ!!!!」

 

逃げ惑う人々に紛れながらフェオン達を探す。

 

 

 

 

王都はあっと言う間に破壊されてしまった。

 

タクト「フェオン!!!!フェオン!!!!フェオーーーーーン!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

セレファイス付近の船。

 

マーク「もう・・・これ以上は・・・!!」

 

火炎魔法を連射してショゴスを倒そうとするオリビアだが、魔法障壁が消えない。

 

オリビア「魔法を使える魔物!?」

 

ショゴス「グオアアアアアア!」

 

マーク「うわああああああ!!!」

 

オリビア「マーク!!!」

 

すると何者かが剣を振り下ろし、ショゴスを魔法障壁ごと斬り裂いた。

 

マーク「あ・・・マナミア様・・・!!」

 

オリビア「マナミア様・・・!」

 

2人を助けたのは、マナミアだった。

 

マナミア「お2人共、御無事ですか?」

 

マーク「はい・・・」

 

オリビア「マナミア様、この魔物は・・・」

 

マナミア「判りません・・・」

 

するとショゴスの腹に人の顔が浮かび上がった。

 

顔『滅亡の闇が、蘇った・・・』

 

その言葉を最期に顔が消滅した。

 

マナミア「恐らくこの魔物は、クワトロを喰べたに違いありません。」

 

マーク「クワトロって・・・クワトロ調査団の団長の?」

 

マナミア「はい。」

 

オリビア「じゃあ、他の団員さん達は・・・」

 

 

 

 

 

 

アールスハイド王都。

 

タクト「見た事ない魔物・・・もしかしたら・・・500年前の・・・こうなったら・・・」

 

スパークレンスを取り出した瞬間、スパークレンスが黒く染まった。

 

タクト「何・・・!?」

 

ラージュ『あなたにその神器は相応しくない。あなたに相応しい力を与えてあげただけ。使いなさい。』

 

タクト「クッ・・・!」

 

 

 

 

 

 

セレファイス付近の船。

 

マーク「オリビア!マナミア様!魔物が!!」

 

上空にショゴスの大群が飛んでいる。

 

マナミア「伏せて!」

 

3人が伏せて回避した。

 

オリビア「何ですかこれは!?」

 

マーク「まさか・・・エリザベート様もディラン様もコイツ等に!?」

 

マナミア「マーク!!御2人はそんなヤワじゃありません!!」

 

するとそこにシンとアウグストが駆け付け、飛び回るショゴスの大群を殲滅した。

 

マーク「ウォルフォード君!」

 

マナミア「殿下!」

 

シン「皆大丈夫か!?」

 

アウグスト「ここは危険だ!撤退するぞ!」

 

マーク・オリビア・マナミア「はい!」

 

 

 

 

 

 

アールスハイド王都。

 

ラージュ『さぁ早く!その力を使いなさい!』

 

タクト「闇に染まれと言うのか・・・この俺を・・・クッ!!」

 

ブラックスパークレンスの光を解放し、ウルトラマンティガへ変身した。だがティガが闇に染まったティガダークへと変わった。

 

ティガ「これが・・・ティガダーク・・・」

 

ラージュ「そう。それがあなたの本当の姿。」

 

目の前に罪深き6つの女神が現れた。

 

ラージュ「500年前、私達と一緒に世界を滅ぼした。それがタクト。あなたの姿なのよ?」

 

ティガ「・・・・・」

 

少女「ママ。起きてよ。」

 

ティガ「・・・!?」

 

下を見ると、瓦礫の下敷きにされている母親を起こそうとする少女の姿があった。

 

少女「ママ。起きてよ。起きて。ママ。」

 

ティガ「・・・・」

 

少女は、ティガを見上げる。ティガは少女の母親を助けようと手を伸ばしたが。

 

少女「キャアアーーーー!!!」

 

ティガ「ッ・・・!!・・・ハァッ!!」

 

少女の悲鳴にティガが苦しみ、少女を潰してしまった。

 

 

 

 

 

 

タクト「ッ!?」

 

しかしふと目が覚めると、王都は破壊されておらず、ティガダークが潰してしまった少女は母親と楽しく遊んでいる。

 

タクト「・・・・・」

 

フェオン「タクト?」

 

タクト「え?」

 

フェオン「どうかしたの?」

 

タクト「いや、何でもない。」

 

フェオン「でも凄い顔をして・・・」

 

タクト「何でもねえよ!」

 

全員「・・・」

 

タクト「あ・・・ごめん。」

 

『To Be Continued・・・』

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