ウルトラマンティガ THE ULTIMATE MAGICIANS 作:naogran
1人単独でセレファイスへ急行したタクト。
タクト「・・・」
遺跡に居る女神達がタクトが入ったのを感知した。
ラージュ「待っていたわ。タクト。」
タクト「ハァ!ハァ!」
セレファイスを走るタクト。
グラーキ「待ってたぞ!」
タクト「ッ!」
そこにグロースとグラーキが姿を現した。
グラーキ「本当に来やがったとは。」
グロース「マフティーはどうした?」
タクト「彼奴は俺の家で安静にしている。ここに居るのは俺だけだ。」
グラーキ「成る程なぁ。でも残念だったなぁ。惚けていれば100年先まで人類は無事にいられたのによぉ。お前だって普通の人間のまま暮らせたんだぜ?」
グロース「そうまでして俺達に立ちはだかるのか。」
タクト「エリーとディランは!?2人は何処に居る!?」
ラージュ「怖い顔。」
タクト「ッ!」
後ろに女神達が立っていた。
ラージュ「でも好きよ。タクト。あなたはマフティーより強い闇の力を持っている。もう1度その力を、私達に見せて頂戴?」
タクト「お前が闇の力に変えただけだ。」
ブラックスパークレンスを握る。
タクト「例え人の心から、闇が消える事がなくても、俺は信じる!人間は、自分自身で光になれるんだ!!」
ブラックスパークレンスの闇を解放し、ティガダークへ変身した。
ティガ「・・・・」
それと同時にセレファイスの結界が消滅し、暗黒の雲が世界を覆い始めた。
アールスハイド王国。
ルーパー「陛下!!」
ディセウム「どうした?」
ルーパー「闇の力が、セレファイスより発生していると報告があります!」
ディセウム「何だと!?」
そこにエドワードも来た。
エドワード「陛下!闇が太陽を遮断しています!!」
ディセウム「一体・・・何が起きているんだ・・・?」
闇の雲がアールスハイド王国を覆った。
カルマ「何だ?あの雲。」
ルブラ「日食が起きたのか?」
クリスティ邸。
マフティー「・・・・」
眠っていたマフティーが起き上がった。
エスタ「マフティー様・・・」
マフティー「心配ない。大丈夫。」
エスタ「マフティー様、あれは一体・・・」
マフティー「闇が・・・世界を呑み込んでいる・・・」
セレファイス。巨大化したグロースとグラーキ。そして浮遊する女神達。
ラージュ「タクト。あなたのお陰で結界は消滅したわ。」
ティガ「・・・・」
ラージュ「さぁ、私達と共にこの世界に恐怖と絶望を。」
ティガ「言ったはずだ!俺はお前達とは違う!俺がこの手で・・・お前達を倒す!」
ラージュ「たった1人きりで何が出来ると言うの?」
グラーキ「ヘヘヘヘヘ!」
グロース「待て!俺が行く。我が友よ、覚悟しろ!!」
ティガ「フッ!」
グロースのパンチをしゃがんで避けた。
ティガ「タァッ!」
グロース「ハァッ!」
互いのキックを防ぐ。
ティガ「ハァッ!」
グロース「フンッ!」
ティガ「ドゥアッ!」
ティガダークのパンチを受け止めたグロースが、ティガダークの背中を殴って倒す。
グロース「フンッ!」
ティガ「ッ!?」
倒れたティガダークの両足を掴んで持ち上げ、そのまま地面へ引き摺り込んだ。
一方セレファイスへ向かったアルティメット・マジシャンズは。
リン「何この膨大な魔力は・・・」
ユリウス「ドグラマグマの持つ闇の力より強力で御座る・・・」
アウグスト「怯むな。あの遺跡に必ず2人が待っているんだ。」
シン「うん。行こう!皆!」
アルティメット・マジシャンズがセレファイスへ急行する。
ラージュ「小賢しい人間共!お前達に用はない!」
ハサド「消えろ。」
セレファイスからショゴスの大群が現れた。
マリア「殿下!魔物が向かって来ます!」
アウグスト「全員!一斉攻撃!」
全員「了解!!」
アルティメット・マジシャンズが魔法弾を一斉射撃。ショゴスの大群に命中したが、次々と大群が押し寄せて来る。
レア「そうはさせるか!!」
アンナ「私達も!!」
旋刃盤で押し寄せるショゴスの大群を蹴散らし、ボウガンを連射してショゴスの大群を貫いた。
イザベラ「これ以上させない!!」
蔦の魔法で大群を束縛して魔力を流し込んで爆破させた。
フェオン「絶対に3人を助けに行く!!」
大剣を縦横無尽に振り回して大群を両断した。
エミリー「お前達に構ってやる暇はない!!」
太刀の居合切りで大群を切断した。
ショゴス「ーーーーーー!!!」
カサンドラ「あ!皆さん危ない!!」
大群がフェオン達じゃなく、アルティメット・マジシャンズに狙いを定めた。
トール「クソッ!!」
シシリー「キャアッ!!」
レオン「彼奴ら!シン達を狙いやがった!」
ソフィー「このままじゃ皆が!」
グレア「今助けるよ!!」
ティオ「僕も行く!!」
セレファイスで、エリザベートの脳裏にショゴスの大群に襲われているアルティメット・マジシャンズの光景と、ショゴスの大群が出現する穴の光景が映った。
エリザベート「アウグスト様!」
ディラン「エリザベート様・・・?」
エリザベート「ディランさん。祭壇へ向かいましょう。」
ディラン「ど、どうするんですか?」
エリザベート「私も・・・皆さんと共に戦うんです!あの魔物を、これ以上野放しにはさせません!!」
2人は、女神達が封印された祭壇へ向かった。
海底では、グロースの攻撃にティガダークが苦戦を強いられていた。
グロース「フンッ!」
ティガ「ドゥアッ!!」
殴り飛ばされ、後ろへ倒れた。
エリザベート「皆さんを・・・私達が!」
海底。
ティガ「タァッ!」
パンチを繰り出すが、グロースの強靭な鎧で逆にダメージを負ってしまった。
ティガ(クッ!闇の力で力が劣化している・・・!)
グロース「ヌゥン!!」
ティガ「ドゥアッ!!」
背中を叩き込まれて倒れた。
グロース「フンッ!!」
倒れたティガダークを持ち上げて、背負い投げでティガダークを投げた。
グロース「闇の力を半端にしか使えぬ哀れな奴だ。」
ティガ「タァッ!!」
水中を飛んでグロースに突進する。
グロース「甘い!!」
突進するティガダークを掴み、スイングで壁に向かって投げた。
ティガ「ッ!!」
壁に激突する寸前に宙返りをして壁に着地して、そのままグロースに向かって飛んだ。
グロース「愚かな!!」
ティガ「アァッ!!」
突進するティガダークを避け、ティガダークはグロースに避けられて地面を滑ってしまった。
グロース「フンッ。」
ティガ「タァッ!!」
グロース「ヌォ!?」
近付くグロースの足を挟んで転ばせ、顔を掴んで持ち上げた。
ティガ「タァッ!!」
顔を殴って転ばせた。
グロース「グゥ!!」
立ち上がったグロースの腹部にダークキックを蹴り込んだ。
ティガ「タァッ!!」
ダークパンチを繰り出した瞬間、ティガダークが底無しに嵌ってしまった。
ティガ「ドゥアッ!」
下半身が埋もれてしまった。
グロース「お前は、俺の手で葬ってやる。」
ティガ「俺は、負ける訳にはいかない!!」
グロース「ほざけ!」
飛び蹴りでティガの身体を底無しに埋めた。
セレファイス上空では、アルティメット・マジシャンズがショゴスの大群に襲われている。
ヒナ「キャアッ!皆さん!このままじゃ殺られてしまいます!!」
アリス「私達ここで死ぬの!?」
しかし、アルティメット・マジシャンズに救援が駆け付けた。
シン「あ!オーグ!!」
アウグスト「ッ!!」
救援に駆け付けたのは、衛士隊とマジックシスターズだった。
アズマ「オーグ!皆!待たせてすまない!」
ステイシー「マジックシスターズ!アルティメット・マジシャンズを援護せよ!」
妹達「はい!!」
アズマ「衛士隊!マジックシスターズに続け!」
衛士隊「了解!!」
アウグスト「皆!」
タカオ「これ以上殿下達を苦しめるのは赦しませんよ!」
マモル「お前達の相手は私達ですよ!」
カオル「セイラ!夫婦の力を見せてあげよう!」
セイラ「はい!全力で行きます!」
シイナ「ナナセ。抜かるんじゃないよ?」
ナナセ「シイナもね。油断は禁物よ。」
ステイシー「全員!魔物の大群を迎撃せよ!」
全員「了解!!」
ハンナ「フラッシュアロー!」
カーラ「ギロチンバスター!」
テッサ「ウインドクロス!!」
イルゼ「鉄拳連射!!」
ウェンディ「マジックコウリン!!」
それぞれの魔法がショゴスの大群を撃滅した。
セレファイスの海底では、ティガダークが身動きを奪われていた。
グロース「これで終わりだ。我が友よ、永遠なれ!!!」
魔力を集め、地面に炎の衝撃波を生み出してティガダークに直撃させた。
グロース「フッフッフ。」
ティガ「・・・・・・・」
しかし、ティガは無事だった。
グロース「何!?」
ティガダークは、グロースの炎を吸収してティガトルネードへと覚醒したのだ。
ラージュ「闇の力を光に変えた?500年前のあの時と同じ。」
ティガ「フッ!」
静かに構えるティガトルネード。
グロース「ヌゥン!!」
走り出したグロースにティガトルネードはチャンスを見逃さない。
ティガ「フッ!!」
両腕を左右から上にあげ、胸の前に集めた超高熱のエネルギーを光球にした。
ティガ「タァッ!!」
右手を突き出すして放つデラシウム光流が、グロースに直撃した。
グロース「グアアアア!・・・見事だ・・・!」
最期はティガトルネードを讃え、跡形もなく爆散した。
セレファイスの上空。
アズマ「ハァッ!!」
バイブレーションソードで、マリアの周りのショゴスを討伐した。
アズマ「マリア!」
マリア「ありがとうアズマ!」
タカオ「エミリー、無事ですか?」
エミリー「すまないタカオ。」
マモル「もう大丈夫ですよ。ヒナ。」
ヒナ「ありがとうございます。マモルさん。」
アウグスト「これで余裕が出たな。全員!魔力を集めろ!魔物の出口に向かって放て!!」
アルティメット・マジシャンズが魔力を集めて、ショゴスの出口に向かって巨大魔法弾を放った。出口が爆破され、ショゴスの大群が出て来ない。
ユーリ「やった!」
シン「やったなオーグ!」
アウグスト「あぁ!これで奴等は外に出られないだろう!」
セレファイスでは、海底からティガトルネードが生還した。
ティガ「・・・・」
グラーキ「ハァッ!!」
ティガ「ッ!!」
真後ろからグラーキに首を掴まれ、そのまま壁を擦り抜けて異空間へ呑み込まれた。
セレファイス上空。
アウグスト「レベッカ。エリーとディランの位置は?」
レベッカ「・・・ダメです。感知出来ません。」
一方エリザベートとディランは、女神達が封印された祭壇まで戻って来ていた。
エリザベート「魔物が出て来ない・・・」
ディラン「殿下達がやったんでしょうか?」
エリザベート「アウグスト様・・・ディランさん、爆弾は?」
ディラン「すみません・・・女神達に破壊された爆弾しか・・・」
エリザベート「そんな・・・」
ディラン「・・・ん?」
倒木を見て、ディランが方法を思い付いた。
ディラン「いえ、方法はあります!」
エリザベート「え?」
セレファイス上空。
アウグスト「よし。アルティメット・マジシャンズ!セレファイスへ急行せよ!」
全員「了解!」
アウグスト「お前達も同行してくれるか?」
フェオン「勿論よ!」
アウグスト「よし、行くぞ!」
アルティメット・マジシャンズがセレファイスへ急行する。
アウグスト「ステイシー!アズマ!感謝する。」
ステイシー「殿下、お気を付けて。」
アズマ「健闘を祈る!」
衛士隊とマジックシスターズが上空で待機する。
セレファイスの異空間。
グラーキ「ダァッ!」
ティガ「ドゥアッ!!」
異空間に浮かぶ島にティガトルネードがグラーキのパンチを受けて落下した。
グラーキ「ヘヘッ!」
右腕の鎧が展開すると、巨大な口が出現した。
ティガ「ッ!?」
グラーキ「ダァッ!!」
その口から光弾を連射した。
ティガ「ハァッ!!」
側転で連射された光弾を避け続けた。
ティガ「タァッ!ハァッ!」
ハンドスラッシュを連射して撃ち落そうとしたが、グラーキが避け続ける。
グラーキ「この裏切り者がぁ!死ねぇ!!」
口からビームが放たれた。
ティガ「タァッ!!」
飛翔して島を脱出した。ビームが島を木っ端微塵に破壊した。
セレファイスの洞窟を進むアルティメット・マジシャンズ。
カサンドラ「複雑な洞窟です!」
だが前方にショゴスの生き残りが攻めて来た。
シン「人間を舐めるんじゃねぇぞ!!」
魔法弾を放ち、攻めて来るショゴスの大群を撃破した。
セレファイス・祭壇。
ディラン「ッ!ッ!」
倒木をナイフで削って粉塵を蔓延させた。
エリザベート「ディランさん、一体何を?」
ディラン「粉塵爆発です。これなら祭壇全体を爆発出来ると思います。」
エリザベート「・・・ディランさん、私もお手伝いします!」
ディラン「・・・はい!」
もう1本のナイフをエリザベートに渡した。エリザベートも他の倒木を削って粉塵を蔓延させる。
セレファイス・異空間。
ティガ「・・・」
飛翔して逃げるティガトルネード。それを追うグラーキ。
グラーキ「ッ!」
途中でグラーキがルートを変えた。
ティガ「・・・?」
上手く撒いたと思ったティガトルネードだが。
グラーキ「余所見するな!!」
目の前にグラーキが現れ、ティガトルネードをキックで攻撃した。
ティガ「アァッ!!」
キックを受けたティガが、巨大な島に落下した。
ティガ「ッ!!」
宙返りして何とか着地した。
グラーキ「ハハァッ!!」
ティガ「ッ!!」
グラーキの俊敏な動きに、ティガトルネードが苦戦する。
ティガ(クッ!トルネードはパワーと同じ!俊敏に劣ってしまう!)
セレファイス・祭壇。倒木の粉塵が祭壇全体を蔓延させた。
ディラン「エリザベート様・・・良いんですか?」
エリザベート「はい。覚悟は出来ております。」
ディラン「では、私もお伴致します。行きますよ。ッ!!」
覚悟を決めたディランが火打石で火花を起こすと、粉塵に火花が発生した。
異空間。
ティガ「・・・・!!」
グラーキ「もう終わりか?今ここで、お前の命は尽きる!!」
右腕に魔力を集中させた。
ティガ「ッ!!」
祭壇。
エリザベート「光よ!」
”ドゴオオォォン!!!!!!”
蔓延した粉塵が粉塵爆発を起こして祭壇が爆破された。
ディラン「エリザベート様!!」
エリザベートを抱えて守る。爆発がエリザベートとディランを巻き込んだ。
異空間。
グラーキ「グアアアア!!」
ティガ「ドゥアッ!!」
粉塵爆発が異空間をも爆発させた。
ラージュ「これは・・・!?」
爆風で吹き飛ばされたティガトルネードとグラーキが異空間から遺跡へ戻った。
ティガ「・・・!」
グラーキ「今度こそ!その命!貰った!!」
ティガ「ッ!!」
グラーキ「死ねぇ!!」
右腕の口からビームが放たれた。
ティガ「ドゥアッ!!」
そのビームがティガトルネードに直撃した。
ティガ「・・・ハァッ!!」
しかしそのビームをティガトルネードが吸収し始めた。
グラーキ「何!?ならば!!」
ビームの出力を極限まで上げた。しかしティガトルネードがそれを全て吸収して光に包まれた。
グラーキ「な、何だ!?」
ティガ「・・・・・」
光が晴れると、ティガトルネードがティガブラストへと覚醒した。
グラーキ「ば、バカな・・・!?」
ティガ「フッ!」
両腕を胸の前で交差させ、瞬時に左右に伸ばしてから上にあげてエネルギーを集める。
ティガ「タァ!!」
ランバルト光弾で、グラーキに直撃した。
グラーキ「グアアアア!!」
断末魔を上げ、グラーキが爆散した。
ティガ「・・・・」
セレファイス・洞窟。
マナミア「急に魔物の攻撃が止まりました。」
レベッカ「これは・・・あ!殿下!」
アウグスト「どうした?」
レベッカ「爆発を感知しました!そこにエリザベート様とディラン様が居ます!」
アウグスト「よし。行くぞ!」
爆発に呑み込まれたエリザベートとディランは、魔力障壁で守られて無傷だった。
ディラン「・・・ッ!エリザベート様!」
エリザベート「・・・これは・・・?」
すると彼女に小さな光が発生した。
エリザベート「・・・あ!」
その光とは、アウグストから受け取ったペンダントだった。
ディラン「きっと、殿下が我々を守って下さったのですよ。」
エリザベート「・・・アウグスト様・・・ありがとうございます・・・」