ウルトラマンティガ THE ULTIMATE MAGICIANS 作:naogran
セレファイスでの決戦収束から1週間後。
タクト「・・・・・・」
クリスティ邸の大部屋で、タクトがフェオン達の戦士のケープコートを並べて見ている。
2日前の事。
タクト『急でごめんが。皆のケープコートちょっと貸してくれないか?』
フェオン『え?急にどうしたの?』
レア『まさかお前、夜にレア達のケープコートを嗅ぎたいのかぁ?』
タクト『んな訳ねぇよ!来月俺達はドグラ・マグマの力と闇の巫女を倒す旅に出るんだ。それまでに色々準備とか付与とか色々しておきたいんだ。』
アンナ『そうですね。これまでとは比べ物にならない戦いになりそうですもんね。』
エミリー『ああ。ドグラ・マグマの力は怪獣だと思うが、闇の巫女の正体は未だ謎のまま。』
タクト『それと皆に、自分達の武器について協力して欲しいんだ。』
イザベラ『武器ですか?』
タクト『ユエリアンの戦士達は魔法の他に、大剣や太刀などの武器を持っている。だから、自分達の武器を改造してみないか?』
フェオン『改造・・・考えてもみなかったわ。』
レア『でも面白そうだな!レアは改造に賛成だ!』
フェオン『そうね。これまでより過酷な旅になりそうだわ。』
タクト『決まりだな。そこでだ、自分が思い浮かぶ改造をこの紙に設計図として描き留めてくれ。』
フェオン、エミリー、レア、アンナに4枚の紙とペンを渡した。
タクト『ローラ達の方は既に話してある。後はお前らだけだ。』
皆が描き上げた設計図を早速ビーン工房へ持って行った。
タクト『これが皆が描いた設計図だ。』
ハロルド『ふむ。中々面白い設計を作ったもんだな。ユエリアンの嬢ちゃん達は。』
タクト『それと、この魔石も使ってくれ。』
大量の魔石が入った小袋を出した。
ハロルド『これだけ作るとなると、精々3日程だな。』
タクト『流石ビーン工房の職人達。それで十分だ。予算は、これで足りるか?』
大量の金貨が入った袋をテーブルに置いた。
タクト『この中に金貨が入ってる。これだけあれば作れるか?』
ハロルド『流石は英雄様だ。任せとけ!俺達が最高峰の武器を作ってやる!』
タクト『頼むぜ、大将。』
そして現在に至る。
タクト「武器は明日出来上がる。後はこのフェオン達戦士のケープコートと、ヒナ達神子に授けるスカーフ。コイツらに色々付与しておかなきゃな。」
異空間収納から万年筆型の付与魔道具を取り出した。
タクト「このケープコートに付与されてるのは魔法防御、防汚、衝撃緩和、自動冷暖か。だがそれ以上に付与してやる。」
万年筆型の付与魔道具を使ってケープコートに付与を施す。
タクト(このケープコートに付与出来る文字数は100文字と言う特別製。既に施されてる4つ以外に、身体強化、物理完全防御、自然治癒、そして無病息災。OK付与完了。次にスカーフのだ。神子は戦士達にとってサポート役として大事な存在。だから異常が起きないように無病息災、自動治癒、魔力回復を施そう。)
全てのケープコートとスカーフに付与が完了した。
タクト「これで完璧。」
翌日。付与を施したケープコートをフェオン達に授け、赤いスカーフをヒナに授けた。
フェオン「おぉ・・・!」
ヒナ「これは・・・!」
タクト「どうだ?着用してみて雰囲気変わったか?」
フェオン「そうねぇ!今までより凄い力を感じるわ!」
ヒナ「このスカーフとっても素敵です!ありがとうございますタクトさん!」
タクト「喜んで貰えて何よりだ。それと、皆の武器も丁度出来上がったぞ。」
ビーン工房で改造した武器を見せた。
タクト「フェオンの大剣は切れ味を最大限まで引き上げ、柄に魔石が埋め込まれている。発動すれば巨大な刃が出るぞ。」
フェオン「これならデカい災害級でも一刀両断ね。」
タクト「エミリーの太刀は軽量化を図って、高速斬撃を可能にした。柄の魔石を発動すれば光の刃を飛ばせる。そして鞘には太刀の刃毀れを直すよう自動研磨を付与しておいた。」
エミリー「おお!これは凄い太刀だな!感謝する!」
タクト「レアの旋刃盤は自動高速回転を施している。魔石を発動すれば光輪として飛ばせる。」
レア「凄い改造じゃないか!サンキューなタクト!」
タクト「アンナのクロスボウは連射能力を高めた。更に撃鉄を引くと魔石でチャージ出来、チャージした矢を飛ばせば爆弾のように爆発出来る。」
アンナ「私に打って付けですね!ありがとうございます!」
タクト「後はミウの鎌は鎖を飛ばせる。ローラの柳葉刀は魔力を宿して巨大な刃を生み出せる。リナの双剣は高速斬撃。スズの盾はサイズを大きくして強度の高い巨大なバリアを展開出来る。ユリアのハンマーは硬い黒曜石を破壊出来る程強化した。ジリオラの鞭の先端の刃は高速回転を可能にして貫通力を強化した。これらは後でローラ達に授ける。」
フェオン「色々ありがとうタクト。私達の為に。」
タクト「いやいや。俺は仲間を失いたくないからやっただけだ。さてと、明日は俺の早期卒業式だな。」
イザベラ「陛下から許可が下りたんですね?」
タクト「ああ。」
翌日。アールスハイド高等魔法学院の講堂でタクト=クリスティの早期卒業式が挙行された。
3週間後。タクト達は旅の準備を終えていた。
シン「行くのか?世界中を。」
タクト「ドグラ・マグマが遺した力がまだ世界中に蔓延ってるからな。その力を完全に消す為に旅をする。それにアイツが言ってた闇の巫女も倒さなきゃな。」
シシリー「その力が消えれば帰って来るんですんよね。」
タクト「ああ。だからその間、アルティメット・マジシャンズの任務頼んだぞ。」
スズ「ねぇタクト、ちょっと聞きたいんだけど。」
タクト「何?」
スズ「何で私達まで行く事になってるの!?タクト達だけで行けば良いだけの話なのに!!」
タクト「あのなぁスズ。同行したいって希望したのはローラなんだぞ?しかもお前達同伴で。」
スズ「ローラ何でなの!?何で私達も行く事になってんのよ!?」
ローラ「だって、ドグラマグラが世界中に強大な力を遺してるってタクトから教えられたのよ。これは、私達も一緒に戦えばタクトの力になれると思って。」
タクト「良いのか本当に。アールスハイドで平穏に暮らせば良いんじゃないのか?」
ローラ「私達は誇り高きユエリアンの戦士よ。あなた達が世界中で戦ってるのを指咥えて待つなんて出来ないもの。」
タクト「そっか。」
ユリア「と言う訳でスズさん、諦めて下さいな。」
スズ「うぅ〜・・・だったら私を全力で守ってよね!?」
カサンドラ「勿論です!私がスズを全力で守ります!」
スズ「ありがとうカサンドラ〜〜!」
タクト「お前らも頼りにしてるぞ。」
エイダ「勿論!嘗ての仲間の為なら何処へだって行けるよ!」
ゼオラ「お前の為なら、私達が力になる。」
レナード「うん!僕もタクトの力になるよ!」
エイダ「ルシアちゃんも連れて行くの?」
タクト「流石にお留守番させる訳には行かないからな。それに、これを作ったんだ。」
赤いイヤリングを取り出した。
エイダ「それは?」
タクト「翻訳魔道具。フェオンと一緒に作ったんだ。これがあれば、赤ん坊の言葉が分かるんだ。」
翻訳魔道具をルシアの右耳に優しく付けた。
タクト「ルシア、俺の言葉が分かるか?」
ルシア「うん!お父さんの言葉分かるよ!」
シン「喋った!!」
シシリー「凄いです!シルバーにも欲しいですね!」
フェオン「ごめんなさい。これ1つしか無いの。ルシア、私達が行くのは危険な旅だけど、付いて行く?」
ルシア「うん!お父さんとお母さんと一緒に世界を見てみたいの!」
2台の馬車に乗り込んだ。レナードはアルバスにハグする。
レナード「お祖父ちゃん、行って来るよ。」
アルバス「ああ。世界中の景色、楽しんで来いよ。」
ハグを終えて、レナードが馬車に乗る。
タクト「じゃあ皆、アールスハイドを頼むぜ。」
シン「ああ。気を付けてな。」
馬車が出発し、世界中の旅に出た。
『END』
子供達の体を使って繁殖する怪獣ガギ。王都に集まる子供達が危ない。