ウルトラマンティガ THE ULTIMATE MAGICIANS 作:naogran
スイード王国を出たタクト達は、とある小さな町を訪れていた。この町では、子供達が多く賑わっている。
スズ「子供達が元気だね〜。」
ローラ「そうね。これだけの子供達が居る町は栄えているって証拠ね。」
シア「せーの、はい!」
そんな中シアは、女の子5人に魔法を見せてあげている。
女の子A「凄ーい!」
女の子B「シアお姉ちゃん凄いよ!」
シア「えへへ〜。ありがとう。」
ユリア「シアさん、すっかり女の子達の人気者になってますわね。」
レア「おりゃあーー待て待てーーー!」
男の子A「こっちだよお姉ちゃん達ーーー!」
リナ「捕まえちゃうぞーーー!!」
男の子B「捕まってたまるかーー!」
ジリオラ「待ちなさーーい!」
そしてレアとリナとジリオラは男の子達と鬼ごっこで遊んでいる。
ローラ「あの3人は本当に元気ね。」
ダイアナ「はい。子供達も楽しそうです。」
エミリー「良いか?剣を構える時はこうだ。」
男の子C「こう?」
エミリー「そうだ。」
ヒナ「エミリーちゃんは剣の構え方を教えていますね。」
フェオン「ルシア、お眠なの?」
ルシア「うん・・・眠くなっちゃった・・・」
フェオン「それじゃあ寝よっか。」
イザベラ「お姉ちゃんとタクトさんが作った翻訳魔道具でルシアちゃんの気持ちが理解出来て助かるね。」
フェオン「ええ。」
エイダ「寝てるルシアちゃん可愛いな〜♪小さい頃の私にそっくり〜♪」
ナタリー「ねぇエイダ。小さい頃のエイダの話聞かせてくれない?」
エイダ「え?えっとそれは・・・」
パドメ「ナタリー先輩。エイダさんが困っていますよ。」
ナタリー「えー?気になるじゃん。そう言うパドメもエイダの小さい頃の話聞きたいんじゃないの?」
パドメ「私は相手が困る質問をしない主義なんです。」
ダイアナ「あれ?タクトさんとレナードさんとゼオラさんは?」
グレア「3人なら町長さんと話に行ってるよ。」
一方タクトとゼオラとレナードは、町長と話をしている。
タクト「この町は本当子供が多いんだな。」
町長「ええ。あの子達の大半は元々難民の子供でして、その子達を私達が養子縁組にして家族として愛しているんです。」
ゼオラ「元々は奴隷だったのか?」
町長「いえ、人身売買された子供達です。それをこの町全土で引き取ったんです。」
レナード「酷い話ですね。でもこれ程のお子さん達を引き取るのにお金とか・・・」
タクト「心配ないぞレナード。この付近には金の鉱脈があるんだ。町の皆はその鉱脈から金を採掘して繁栄しているんだ。」
レナード「そうなんだ。」
町長「私達はその鉱脈のお陰で住民だけではなく、子供達に裕福で自由な生活を提供しています。それとこの町には、あるアーティストが度々訪れておりまして。」
タクト・ゼオラ・レナード「アーティスト?」
町長「はい。アルベラさんとエフェルさんと言う双子の笛使いなんですが。そのお2人の笛の音色がとても素晴らしいんです。」
タクト「双子の笛吹きアーティストか。その双子はこの町に居るのか?」
町長「はい。今夜舞台で笛の演奏を披露してくれるんです。皆さんも良かったら。」
ゼオラ「そうだな。お言葉に甘えよう。」
夕方。大広場に町民達が双子の笛の演奏を今か今かと待っている。
カサンドラ「その双子の持つ笛ってどんな音色なんでしょうね。」
ドロレス「アルベラとエフェルって言う双子。私聞いた事ない。精霊達は何か知ってる?」
グレア「う〜ん、私も初耳かな?」
ティオ「僕も。多分最近誕生したグループかな?」
ガルーダ「舞台なら僕も立ちたかったよ。」
ゴーテル「また今度にしなさい。」
ジェシー「皆静かに。2人が立ったよ。」
舞台に3人の笛使いが立った。2人は仮面を被っている。
ジェシー「皆仮面を被ってるね。」
ミウ「それも1つのパフォーマンスなのかしら?」
そして、2人が笛を奏でる。町中に笛の音色が響き渡る。
レナード「凄く癒されるね。」
フェオン「そうね。」
子供達もその音色に惹かれている。
タクト「・・・ん?」
突然タクトが3人を見て何かを感じた。
タクト(何だ?さっきの違和感?)
アンナ「ん?タクトさんどうかしました?」
タクト「え?いや何も。」
その夜。町の人達が寝静まった時間に、笛使いのアルベラとエフェルが笛を奏でた。すると、町中の子供達が夢遊病に魘されているように起き、アルベラとエフェルに付いて行って、鉱脈の方へ消えて行った。それを物陰から謎の人物が覗いている。
翌日。町中がパニックに陥っていた。
タクト「どう言う事だこれは・・・!?」
ヒナ「子供が1人残らず消えたなんて・・・神隠しでしょうか?」
タクト「それは分からない。」
グレア「タクトー!」
タクト「グレア!どうだった?」
グレア「こっちもダメ!誰も居なかった!」
フェオン「どう言う事なの?まさか子供達だけで夜遊びに行っちゃったとか?」
タクト「それはあり得ないな。もし夜に外へ遊びに行く事になったら、ドアの音とかで誰かが気付くはず。」
エミリー「では一体原因は・・・」
男性A「ん?おーーい!子供が居たぞーーー!!」
タクト「ッ!」
2人の子供が足を引き摺って町に戻って来た。
シア「姉妹のようですね。」
姉「はぁ・・・はぁ・・・」
町に戻って来た姉妹が息を切らした。
ローラ「どうしたの?大丈夫?」
姉「う、うん・・・」
妹「お願い・・・!助けて・・・!」
イザベラ「一体何があったの!?」
ナタリー「お姉ちゃん達に話して!」
姉「皆が鉱脈で姿を消したの!」
妹「走って戻る途中に転んで足を挫いたけどここまで来たの!」
町長「そうか・・・消えた場所が鉱脈だったよね?」
姉「うん!子供達を助けてあげて!」
タクト「分かった。俺らが行く。」
フェオン「タクト。」
タクト「消えた子供を見捨てる訳がない。それにこの町は子供達の幸せの場所なんだ。町長、俺達が行く。だから安心して待っててくれ。」
町長「おお・・・ありがとう・・・!」
タクト「鉱脈に何が起こるか分からないしな。よし。フェオン、イザベラ、エミリー、レア、ゼオラ。そして俺のこの6人で行こう。」
スズ「やったー!私は行かなくて良いんだ!皆頑張ってねー!」
タクト「やっぱ1人追加。スズも同行させる。」
スズ「え!?何で何で!?何で私まで行くハメになったの!?」
タクト「行かなくて良いって調子に乗ったからな。」
スズ「そんなぁー理不尽過ぎるよー!」
タクト「ローラ。スズを借りるぞ。」
ローラ「ええ。遠慮しないで連れて行って。」
スズ「助けてよローラぁーー!」
姉「私達も行く!」
妹「場所は知ってる!」
フェオン「エイダ、ルシアをお願い。」
エイダ「任せて!」
タクト「よし、じゃあ行くぞ。案内頼む。」
彼らは姉妹と共に鉱脈へ向かった。姉はフェオン、妹はエミリーに抱えて貰っている。
鉱脈前。
タクト「ここで子供達が?」
姉「そうなの。一瞬にして消えたの。」
妹「山の中へ霧のように消えて行ったように。」
エミリー「だが、この鉱脈に洞窟らしき物は無いぞ。」
スズ「き、きっと間違えたんじゃないかな・・・?」
タクト「そうとは限らない。」
スズ「え?」
山の壁に手を伸ばした。すると。
タクト「ッ!?」
手が壁をすり抜けたのだ。
タクト「・・・皆、覚悟は?」
フェオン「ええ。」
ゼオラ「無論。」
スズ「わ、私はまだ心の準備が出来てないよ!」
イザベラ「私達が付いていますから大丈夫ですよ。」
レア「そうだぞ!ここまで来たんだから腹括れ!」
スズ「怖いよ怖いよ・・・」
タクト「・・・・・・」
9人が壁の奥へ入って行った。
壁の奥に広がる光景は、草原が広がる広大な大地だった。
タクト「・・・・とても子供達が迷い込んだ場所とは思えない綺麗だな。」
フェオン「以前のジリオラ達と会った時みたい。」
姉「気を付けて。綺麗な世界でも仕掛けがいっぱいあるよ。」
エミリー「ああ。」
タクト「・・・・」
奥へと進んでいくと、子供達が遊んでいる光景が見えた。
タクト「あの子達だ!」
走って子供達の元へ駆け寄る。
フェオン「皆!大丈夫だった!?」
しかし、子供達は声を聞かず遊ぶに夢中だった。
レア「おい!聞こえてるのか!?返事しろ!」
だが、幾ら叫んでも子供達からの返事が無い。
スズ「何で?何で私達の声が聞こえないの?もしかして私達幽霊になっちゃったの!?」
タクト「・・・痛っ。」
自分の頬を引っ張って痛覚を確認した。
タクト「いや死んでない。恐らく魔法の影響だろう。」
その時、謎の人影がタクトの背後を取った。
タクト「イッ!?」
???「動くな。」
人影がタクトの首にヌンチャクを巻く。
???「お前、あの2人の仲間か?」
タクト「な、何かデジャヴを感じる・・・」
フェオン「え?その声、もしかしてあなた!」
???「え?・・・お前達もしかして、フェオン達か!?」
レア「おお!お前だったのか!イングリット!!」
タクト「やっぱりお前・・・ユエリアンの・・・!?」
イザベラ「イングリットさん、その人を放して下さい。私達の仲間です。」
イングリット「そうなのか。すまない。」
その人影の正体は、イングリットと言うフェオン達の仲間だった。
イングリット「私の早とちりで迷惑掛けた。すまなかった。」
タクト「いやもう慣れっこさ。アンタもユエリアンの戦士か?」
イングリット「ああ。嘗てユエリアンに居た。」
タクト「嘗て?」
エミリー「イングリットさんはユエリアンの戦士の中で最強を誇っていたんだ。だがある日突然故郷を出てしまったんだ。それ以来ずっと会ってなくて。」
タクト「そうだったのか。じゃあこの時が喜びの再会って訳か。」
イングリット「いや、今は再会よりもこの事態を何とかしないと。」
フェオン「それもそうね。」
スズ「でもイングリットさん。何でここに?もしかして子供達と一緒に迷い込んだの?」
イングリット「実は私は、子供を攫う双子と言う噂を聞いて手掛かりや証拠を探っていたんだ。そしたら、町の子供達がこの場所に連れ攫われたのを目撃してな。こっそり尾行していたら。」
ゼオラ「私達と会ったって訳か。なぁ、どうやって子供達を助け出せるんだ?」
妹「まずは主犯の双子に会いに行って交渉しないと。」
ゼオラ「その双子は何処に?」
姉「あの丘の上の家だよ。あの家に双子が居る。」
タクト「・・・行ってみよう。」
丘の上の家。
タクト「ここか。」
姉「私達に行かせて。」
エミリー「え?」
妹「お願い。行かせて。」
フェオン・エミリー「・・・・」
2人を降ろした。姉妹は家の中へ入った。
姉「ウッ!」
妹「アッ!」
家の中から姉妹の声が聞こえた。
フェオン「ど、どうしたの!?」
???「急に押し掛けるなんて生意気な姉妹ね。私はアルベラ。」
???「安心しなさい。2人は私達の下で気絶しているわ。そして私はエフェルだよ。」
タクト「おい!家の中に篭ってないで出て来い!子供達を解放しろ!」
アルベラ「それは無理ね。あの子達は私達の楽園の住人になるんだもの。」
エフェル「だーかーら。解放は無理だよ。」
エミリー「巫山戯るな!無関係な子供達を攫うなんて大罪だぞ!」
エフェル「あら、その子供達と無関係なのはあなた達も一緒じゃないの?」
イングリット「だが子供達に罪はない!あの子達を元の世界へ帰してくれ!」
アルベラ「そんなに言うんだったらその交渉に乗るわ。」
エフェル「けど、私達を捕まえる事が出来たらね!」
レア「何だと!?」
アルベラ・エフェル「バイバーイ!」
タクト「待て逃すか!!」
家のドアを開けた。家の中は気絶された姉妹だけ。アルベラとエフェルと名乗る双子の姿は無い。
タクト「既に逃げたか・・・」
ゼオラ「大丈夫か!?」
姉「・・・う・・・ん・・・」
妹「・・・だ・・・大丈夫・・・」
気絶していた双子が目を覚ました。
レア「おい!2人が逃げ出したぞ!」
姉「え!?・・・私も探します!」
妹「まってお姉ちゃん!」
姉妹がアルベラとエフェルを探しに走った。
フェオン「行っちゃった・・・」
イングリット「いや、あの姉妹が主犯だ。」
スズ「え?何で!?」
イングリット「アルベラとエフェル。2人の声があの姉妹の声より少しトーンが上がっていた。つまりあの姉妹がアルベラとエフェルそのものだ。」
ゼオラ「凄い・・・声だけで判別出来るなんて・・・!流石ユエリアンの最強の戦士って言われる程ね。」
フェオン「って事は私達はあの姉妹を見逃したって事!?早く探さないと・・・ってタクトは!?」
イザベラ「あれ!?何時の間に!?」
イングリット「まさか・・・行くぞ!」
彼女は走り出した。
フェオン「イングリット!皆行くよ!」
一方のタクトは既にあの双子の姉妹を追っていた。
タクト「おい!」
双子「ん?」
タクト「ちょっと、話したい事がある。」
姉「私達に?一体何の?」
タクト「アンタの右足、見せて貰えるか?」
姉「え?まだ怪我してるんですよ?」
タクト「いや、もう充分治ってるだろ。去って行く時、普通に歩いていた。」
姉「・・・」
タクト「それに、さっき家の中で双子に気絶させられたって言ってたけど、透視したらお前達しか居なかった。お前達を連れ攫った笛吹きの双子の正体は、お前達だ。」
姉「・・・」
妹「・・・よく分かったわね。」
姉妹は服を脱ぎ捨てて自ら正体を明かした。
タクト「その姿・・・デザイアドールか!」
アルベラ「よく分かったわね。あなたから力を感じるわ。只者じゃなさそうね。」
エフェル「噂のウルトラマンティガみたいね。あなた。」
タクト「お前達を血眼になって追ってるだろうぜ?イングリットが。」
アルベラ「そうか。なら。」
瞬間移動した。
タクト「ッ!?ガッ!?」
後ろに回ったアルベラが、タクトを手刀で気絶させた。
エフェル「近付いて来る。行こ?お姉ちゃん。」
アルベラ「えぇ。」
2人が魔力を全身に纏い、飛翔して去って行った。
タクト「ぷはぁ!」
気絶していたタクトがすぐに復活した。
タクト「気絶のフリ作戦成功。彼奴ら、逃がすか。」
スパークレンスの光を解放し、ウルトラマンティガへ変身した。
アルベラ「!?」
後ろからティガが飛行で追ってる。
一方イングリットは、去って行った姉妹を全速力で追ってる。その後ろからフェオン達が飛んで追ってる。
レア「イングリット!待ってくれ!レア達も手伝う!」
イングリット「ここは私に任せてくれ。参考になるから着いて来い。着いて来られるか?」
ティガ「タァッ!!」
逃げるアルベラとエフェルにハンドスラッシュが命中した。
アルベラ・エフェル「ああっ!!」
ハンドスラッシュを受けた2人が地面に着地した。すると光が集まり、赤い鎖で繋がれた
アルベラ「エフェル。ウルトラマンティガを殺すわよ。」
エフェル「うん!」
2人は手を繋ぎ、目から魔法弾を放射した。
ティガ「ドゥアッ!!」
魔法弾を受けたティガが地面に落ちた。
ティガ「・・・ッ!タァッ!」
起きてバク転しながらアルベラとエフェルに近付いた。
ティガ「タァッ!タァッ!」
マルチキックとマルチチョップでダメージを与える。
アルベラ「緩い!!」
ティガ「アァッ!」
アルベラとエフェルに押された。
ティガ「ッ!タァッ!ハァッ!」
迫り来る姉妹をダブルキックで押し返す。
ティガ「タァッ!」
エフェル「何処見てるの!」
ティガ「ドゥアッ!!」
後ろから叩かれて膝を付いた。
ティガ「ウアアアア!!」
後ろから抱き締められて電撃を喰らった。
ティガ「ドゥアッ!!」
電撃を受けたティガを押し出した。
アルベラ「あなたは私達を封印した紛い物!」
エフェル「ここで死んで!!」
同時に手から火炎放射を放射した。
ティガ「ドゥアッ!!」
火炎放射を苦しんでいるティガに援軍が。
イングリット「借りは返す!」
彼女の投げたナイフが、アルベラとエフェルの右肩に突き刺さった。
アルベラ・エフェル「ウアアアアア!!」
ティガ「ッ!」
イングリット「お前が噂のウルトラマンティガか。会えて光栄だ。だが、コイツらは私も討たせて貰う。」
ヌンチャクを握ってジャンプし、アルベラとエフェルに振り下ろした。
アルベラ・エフェル「ウアアアアア!!」
鎖が破壊され、全身に赤い液体が流れる
ティガ「・・・!!」
4人の戦いを、フェオン達が見守る。
アルベラ「調子に乗るのも今の内よ!!」
両手の爪を伸ばして、ティガに迫る。
ティガ「ッ!タァッ!!」
だが、ティガがアルベラの腕を掴んで、ウルトラブレーンチョップで両爪を折られた。
アルベラ「グアアアア!!」
ティガ「タァッ!!」
爪を折られたアルベラをマルチキックで押した。
イングリット「来い!私が相手だ!」
エフェル「貴様ァッ!!」
口から火炎放射した。
イザベラ「危ない!!」
イングリット「はぁッ!!」
ヌンチャクを高速で振り回して火炎放射を掻き消す。
イングリット「その程度か?」
エフェル「調子に乗るな!!」
ティガ「タァッ!!」
マルチキックを避けたアルベラが、ティガの背中を残った爪で引っ掻いた。
ティガ「タァッ!!」
マルチチョップを受け止めてから、後ろへ投げる。
ティガ「ウッ!!」
倒れたティガの首を右手で絞めて起き上がら、左手で殴って飛ばす。
ティガ「ウッ!!」
怯むティガだが、すぐに起き上がって反撃を始めた。
ティガ「タァッ!!」
アルベラ「グゥッ!!」
マルチキックがアルベラの腹に直撃した。
ティガ「タァッ!!」
アルベラ「ッ!!」
マルチチョップをしゃがんで避け、ティガがアルベラの後ろに転んだ。
アルベラ「今だ!!」
ティガ「ッ!タァッ!」
襲い掛かるアルベラをマルチパンチで攻撃し、そのままマルチキックを2連発。
ティガ「タァッ!!」
ウルトラ・ホイッパーでアルベラを後ろへ投げた。
アルベラ「クゥ・・・!!」
ティガ「タァッ!!」
でんぐり返しからのマルチキックが、アルベラの腹部に当たった。
ティガ「タァッ!ハァッ!」
アルベラの首に連続マルチチョップを繰り出す。
アルベラ「この野郎!!!」
爪で引っ掻こうとしたが、ティガが側転で避けた。
ティガ「タァッ!ハァッ!ハァッ!ハァッ!タァッ!」
マルチキック、連続マルチパンチ、ウルトラ・ホイッパーのコンボ技が炸裂。
ティガ「タァッ!!」
倒れたアルベラを巴投げで後ろに放り投げた。
アルベラ「コ・・・コノ・・・!!」
ティガ「タァッ!!」
ドロップキックが、アルベラを宙を舞い上がらせた。
アルベラ「ウアアアアア!!!」
イングリット「今だ!」
エフェル「グハッ!?」
ヌンチャクが、エフェルの腹部を破壊した。
イングリット「お返しだ!!」
そして、アルベラの折れた爪を投げた。
アルベラ・エフェル「グアアアア!?」
双子が背中合わせになったと同時に、イングリットの投げた爪がエフェルの腹部からアルベラの腹部まで突き刺した。
アルベラ「は、離れない!?」
エフェル「こんな馬鹿な事!?」
イングリット「子供達を誘拐した報い・・・今こそ受けよ!!」
ヌンチャクを握り、急接近した。
イングリット「はぁッ!!!」
ヌンチャクがアルベラとエフェルの腹部を砕いた。
両腕を前に突き出し交差させ、大きく横にゆっくり広げてエネルギーを集める。
ティガ「タァッ!!」
ゼペリオン光線が2人のデザイアドールを直撃した。
アルベラ・エフェル「グアアアアアアアアァァァ!!!」
ゼペリオン光線を受けた2人が、塵になって消滅した。
イングリット「やったぞ!」
ティガ「タァッ!」
空の彼方へティガが飛んで行った。
その後、アルベラとエフェルが倒された事で子供達が正気を取り戻し、家族が待っている町へ帰って行った。
翌日。タクト達は町長から子供達を助けてくれた報奨金を受け取り、町と別れを告げて旅立つ事となった。
旅の道中。
ローラ「まさかイングリットさんとまた会えるなんて運命ね。」
ユリア「しかも私達の旅に同行してくれるなんて心強いですわ。」
イングリット「私もお前達と会えて嬉しい。そして一緒に旅をすれば、色んな世界が見れるからな。」
タクト「なぁイングリット。アンタの他に生き残ってるユエリアンの人は居るのか?」
イングリット「いや、私は出て行った身だからな。滅ぼされた事は昨日知ったばかりだ。」
エイダ「滅ぼしたのは3人の魔女なんでしょ?追放された腹癒せに滅ぼすなんて酷過ぎじゃない?」
タクト「まぁお前の言葉に一理あるな。けどイングリット、何で追放されたんだ?故郷で何かやらかしたのか?」
イングリット「いや、分からない。理由すらも。」
レナード「そっか。」
ユエリアン最強の戦士イングリットが仲間に加わった。
水谷麻鈴
八木侑紀
狩野翔
中村正和
魔王を倒した勇者伝説が残る亡国アッシャー王国。生前のサマラが見た勇者ナッシュの本性。彼女が語る勇者伝説の裏の真相が明らかになる。
嘗てレナードを苦しめ、ゼオラ達に祓われた村人達の怨念が再びレナードを苦しめる。
怨念達『貴様達に我々の気持ちが解るものか!!!!』