ウルトラマンティガ THE ULTIMATE MAGICIANS 作:naogran
亡国アッシャー王国を抜け、一行は次の場所へ向かっていた。だがその道中、濃霧が行手を遮っていた。
タクト「霧が凄いな・・・ティオ、払い除けてくれ。」
ティオ「分かった。」
風魔法で濃霧を払い除けたが、霧がすぐに充満した。
ティオ「この霧、しつこいみたい。」
タクト「しょうがない。コレ使うか。」
馬車に取り付けてあるライトを前方に照らす。
タクト「これで少しはマシになるだろう。」
しばらく進んで休憩を取る。
スズ「何でこんな霧が濃いの?」
シア「どうやら山の水分が蒸発して霧となって山の中を駆け巡っているみたいですね。」
ダイアナ「こんだけ霧が濃いと進めないもんね。」
レア「なぁタクト、こんだけ霧が濃いんだ。晴れるまで野宿しないか?」
タクト「ん〜。この先にツスト王国があるんだけど。もうすぐで着くはずなんだ。そうだよなグレア?」
グレア「そうそう。上空から見たらそのツスト王国が見えたよ。でもこの霧の中で探索へ行ってら私が迷子になっちゃうかもだよ。」
タクト「そうか。しょうがない。ここで野宿して明日に出発しよう。」
リナ「賛成です!」
ジリオラ「それじゃあ早速寝床の準備をしよ!」
???「・・・・・・・」
ヒナ「ん?タクトさん、誰か居ます。」
タクト「え?」
霧の中に佇む謎の影。その影は、角のような物が頭部に生えてる。タクトが前に出る。
タクト「誰だ!」
角が生えた影が突如タクトに飛び込んだ。
タクト「ッ!グッ!」
飛び込んだ影を両手で受け止めた。
フェオン「タクト!!」
タクト「皆近付くな!」
掴んだ影の背中をフェオン達に向けさせた。
タクト「ゼオラ!エイダ!援護を頼む!」
ゼオラ「分かった!」
エイダ「行くよ!」
魔法で援護する。影に魔法が命中した。
ゼオラ「効いてない!?」
タクト「クッ!顔が見えねえ・・・!!ティオ!風で霧を!」
ティオ「分かった!」
風魔法で霧を払った。そして影の顔が見えた。
タクト「ッ!?」
その顔は、山羊の顔をした人物だった。
ナタリー「な、何あれ!?山羊人間!?」
タクト「山羊の顔・・・背中の翼・・・バフォメットか!?」
バフォメット「・・・・・」
タクト「野郎!」
抵抗するバフォメットの腕に切り傷を入れた。緑色の血が流れた。
バフォメット「ーーーーーーー!!」
苦しむバフォメットはタクトを掴み、そのまま崖の下へ飛び込んだ。
タクト「何!?」
バフォメットと共に崖の下へ消えて行った。
ルシア「お父さん!!」
イザベラ「タクトさん!!」
崖の下を見るイザベラだが、濃霧で何も見えない。
イザベラ「お姉ちゃん!霧で何も見えないよ!」
フェオン「タクト・・・!」
アンナ「まさかこのまま死んだんじゃ・・・」
エミリー「いや、崖から飛び降りて死ぬ程ヤワな奴じゃない。」
パドメ「でもタクトさんの安否が・・・ん?」
足元に落ちてる小さな魔石球を拾った。
パドメ「皆さん、魔石が。」
ユリア「魔石?これタクトさんの落とし物でしょうか?」
ドロレス「これは・・・パドメ、ちょっと貸して?」
パドメ「は、はい。」
魔石を借りて魔法を流してみる。
ドロレス「・・・タクトはまだ生きてる。」
フェオン「本当!?」
ドロレス「この魔石、タクトが自分の居場所を特定させる為の魔道具みたい。」
ガルーダ「用意周到だね。」
レナード「それでタクトは何処に?」
ドロレス「下に居るね。この先の下り道を降りれば。」
フェオン「善は急げね。皆、行くわよ!」
謎の部屋。
タクト「・・・う・・・痛て・・・」
目が覚めたタクトは、何故かベッドの上に居た。
タクト「な、何だこれ?何でベッドが?」
???「あ、起きたのね。」
そこに、1人のメイドが部屋に入って来た。
タクト「君は?」
メイド「私はリゼッタ。この館のメイドだよ。」
タクト「館?」
ベッドから降りて窓の外を見る。窓の外は霧で覆われている。
タクト「俺をここへ運んでくれたのか?」
リゼッタ「いいや。ご主人様のお陰だよ。」
タクト「ご主人様?」
???「やぁ、目が覚めたかい?」
そこに左腕にギプスを着けてる若い男性が来た。
タクト「アンタがリゼッタの主人か?」
ご主人様「僕はこの館の主のグヴァル。君が倒れていたのをここへ運んで彼女達に看病させたんだ。」
タクト「彼女達?」
リゼッタ「私以外にも10人のメイドが住んでるんだよ。」
タクト「・・・・」
食堂でタクトに料理を出した。
タクト「良いのか?こんなに。」
ルクル「うん!お腹空いてるでしょ?沢山食べてよ!」
天真爛漫なメイドのルクル。
タクト「では遠慮なく。」
ローストビーム1切れを食べる。
タクト「これは・・・・」
1切れ食べた後紙ナプキンで口を吹いた。
タクト「これは美味いな。」
セリ「良かった。沢山食べてね。」
クールなメイドのセリ。
グヴァル「君はどうしてこの近くに倒れてたんだい?」
タクト「ああ実は、バフォメットが現れてな。」
ヒヨク「バフォメットって?」
両足に包帯が巻かれてるメイドのヒヨク。
タクト「山羊の顔をして翼の生えた悪魔だ。旅の途中で突然遭遇してな。ソイツに道連れされるかのように崖の下へ飛び込んでしまってな。」
レンリ「それは災難だったね。」
両腕に包帯が巻かれてるメイドのレンリ。ヒヨクの妹。
タクト「それと、俺には旅の仲間達が居る。早く皆と合流しないといけないけど、何しろこの霧の中じゃ・・・」
グヴァル「それなら、霧が晴れるまでここに居座ると良いよ。」
タクト「良いのか?見ず知らずの俺を。」
グヴァル「この霧の中じゃ進めないだろ。部屋はさっきの使ってくれても構わない。」
タクト「そうか。なら遠慮しない。」
一方フェオン達はタクトの居場所を探している。
フェオン「どお?居場所は分かった?」
ドロレス「・・・この辺りのはずなんだけど。」
カサンドラ「居場所が分かっても、この霧じゃ見付けるのは不可能なんですね。」
レナード「ねぇゴーテル。地面で何処に居るか特定出来ない?」
ゴーテル「そうね。私なら出来るかも。やってみる。」
地面に手を付けてタクトの居場所を探る。
ゴーテル「・・・ん?何か、妙な物がある。」
レナード「え?それって?」
ゴーテル「この先に館らしき物があるみたい。」
霧に囲まれた館内。
タクト「内装は結構綺麗だな。」
グヴァル「ああ。何時も彼女達が入念に掃除してくれているからね。感謝しているよ。」
タクト「アンタのその左腕のギプス。怪我したのか?」
グヴァル「ああ。昨日階段から転んで骨折してしまってね。」
タクト「・・・あんまり無理するなよ。」
グヴァル「ありがとう。じゃあ僕は部屋へ行ってるね。」
1人部屋へ戻って行ったグヴァルをタクトが見る。
タクト「・・・・」
リゼッタ「ねぇ、外の世界ってどんな感じなの?」
タクト「ん?」
後ろに10人のメイド達が立ってる。
タクト「何だ?どうした急に?」
ラシェル「実は私達はこの館から1度も出た事が無いのです。」
冷静沈着のメイドのラシェル。
タクト「は?出た事が無いだと?」
レイナ「私達はね、ずーっと館の外の世界に憧れてるんだー。」
明るいメイドのレイナ。
タクト「え?じゃあ皆はあれか?この館に出てはいけない掟に縛られてるとか?」
ヒジリ「それは違うわ。」
無感情のメイドのヒジリが窓を開けた。
ヒジリ「館に出ようとした瞬間。」
右手を外に出した時、ヒジリの右手が透け始めた。
タクト「・・・だから出られないのか。」
マリエレ「私達はずっとこの館に住むしかないのですわ。」
お嬢様口調のメイドのマリエレ。
タクト「グヴァルに相談とかしなかったのか?」
ヒカリ「ご主人様でも問題は解決出来ないみたいなんです。」
大人しいメイドのヒカリ。
タクト「だったら、もし外の世界へ行けれるとしたら何したいんだ?」
ルクル「それは勿論、世界中の景色を見る事だよ!どんな世界が溢れているのか!」
リゼッタ「ご主人様から噂を聞いたの。世界中には魔物や魔人が存在しているって。」
タクト「それは本当だ。俺は今、その脅威を戦う為に旅をしているんだ。」
セリ「それでも私達は色んな世界を見てみたいな。」
タクト「そうだな。その願いが叶えれば・・・ッ!?」
突然タクトの体に異変が起こった。
タクト「な、何だ・・・急に・・・眠気が・・・」
急激な眠気がタクトを襲い、彼はそのまま倒れて眠りに入ってしまった。
グヴァル「上手く行ったか。」
そこにグヴァルが来て、眠ったタクトを見る。
グヴァル「よし、儀式を始める。行くぞ。」
メイド達「はい。」
一方フェオン達は、ゴーテルが見た館へ向かっていた。
フェオン「本当にこの先にあるのかしら?」
ゴーテル「私が見た事が正しければこの先にきっと・・・あ、これだわ!」
霧に囲まれた不気味な館を発見した。
レア「これがゴーテルの見た館か?」
ゴーテル「ええ。シルエットと形も一致してる。」
ゼオラ「じゃあこの中にタクトが?ドロシー。」
ドロレス「・・・うん、この中にタクトが居る。ん?でも周りに数人の人影が見える。」
アンナ「え!?まさかその人達に襲われてるんじゃ!?」
ドロレス「場所は、3階の部屋よ!」
レナード「大変だ!早く助けないと!」
彼女達は馬車から降りて館へ走る。
館・儀式の間でタクトが十字架に磔にされている。グヴァルが左腕にナイフを持ってる。
グヴァル「では贄の儀を始める。」
リゼッタ達メイド達が魔法陣に薬を注いだ。薬が魔法陣を巡回すると、魔法陣が光った。
グヴァル「これで僕の食糧が完成した。さぁ、その身を持って僕に感謝するが良い!」
ナイフでタクトを刺し殺そうとしたその時。
”バァン!”
フェオン「タクト!!」
グヴァル「ッ!?」
フェオン達が現れた。
イザベラ「タクトさんに何をする気ですか!!」
グヴァル「邪魔者が入ったか。お前達!」
命令されたリゼッタ達がフェオン達を捕えた。
アンナ「嫌!離して!」
ユリア「痛い痛いですわ!!」
ローラ「何なのこのメイド達は!?」
グヴァル「僕の可愛い部下達だ。見ておくが良い。お前達の仲間が僕の生贄にされる瞬間を!」
ナイフを振り下ろしてタクトを刺し殺そうとした時。
タクト「ッ!!」
右腕を縛ってる鎖を自力で破壊し、ナイフを握ってるグヴァルの左腕を掴んだ。
グヴァル「何!?」
タクト「ハァッ!!」
グヴァル「ぐああああああ!!」
放り投げられたグヴァルが壁に激突して床に倒れた。
タクト「ッ!」
左腕、腰、両足を縛ってる鎖を千切って十字架から降りる。
フェオン「タクト!!」
ジリオラ「生きてたのね!!」
タクト「おいジリオラ。勝手に俺を殺すな。」
グヴァル「貴様・・・!何故だ・・・!」
タクト「やっと本性を表したか。一芝居に苦労したぜ。」
グヴァル「し、芝居だと・・・!?」
タクト「ああ。お前、あの時俺と一緒に崖の下へ飛び降りたバフォメットの正体だろ。」
グヴァル「な、何を根拠に・・・」
タクト「外させて貰ったぞ。お前の左腕のギプス。」
持ってるギプスをグヴァルに見せた。
グヴァル「なっ・・・!?」
ギプスが外れた左腕には緑色の血液が付着している。
グレア「あれってさっきの!」
イングリット「やはり、タクトを襲ったバフォメットはコイツだったのか。」
タクト「それに、リゼッタ達メイドが用意してくれた豪華なフルコース。料理全般に睡眠薬が入れられていた。最初のローストビーフを口にした瞬間分かったよ。これは俺を眠らせて何かをする気だってな。」
あの時ローストビームを食べた後すぐに紙ナプキンで口を拭いていた。あれはローストビーフと他の料理にも睡眠薬が漬けられていると分かって密かに念力で睡眠薬だけを取り除いたのだ。
グヴァル「くっ・・・!」
タクト「それにさっきのお前の言葉で確信した。リゼッタ達はお前の部下で魔法で彼女達を操っている。そして眠らせた人間を自分の食糧として生贄に捧げる。お前の正体は、あのバフォメットだ!」
グヴァル「・・・クックックック!バレちゃあ仕方が無い。こうなったら、貴様ら纏めて全滅だ!!!」
自らの魔法を解放し、バフォメットとなって巨大化した。
タクト「皆逃げるぞ!!」
フェオン達を縛ってるリゼッタ達をウルトラ念力で離して脱出する。
全員が一斉に外へ飛び出した。館が崩れ、巨大化したバフォメットがタクト達を見下ろす。
バフォメット「貴様ら纏めて殺し!!私の生贄にしてやる!!」
フェオン「皆行くよ!!」
ローラ「はい!!」
武器を構えた瞬間、再びリゼッタ達に縛られた。
フェオン「え!?」
タクト「お前ら!館の外へ出られないんじゃ!?」
バフォメット「バカめ!あれは私が彼女達に吹き込んだ嘘だ!リゼッタ達よ!そのまま縛り続けろ!私がこの者達を生贄に処する!」
ゼオラ「ぐっ!このままじゃ私達が!タクト!頼む!」
タクト「ああ!」
縛られてるフェオン達の前にタクトが立つ。
バフォメット「何をする気だ?」
タクトがスパークレンスの光を解放し、ウルトラマンティガへ変身した。
巨大化したバフォメットの前にウルトラマンティガが立った。
バフォメット「な、何だ貴様は!?」
ティガ「フッ!」
ファイティングポーズを構えた後バフォメットへ走り出す。
ティガ「タァッ!ハッ!」
マルチチョップとマルチパンチのコンボ攻撃。
バフォメット「グオオオオオオ!!」
左パンチをティガが避け、バフォメットの左腕を掴む。
ティガ「タァッ!」
マルチキックでバフォメットの腹部を攻撃し。
ティガ「タァッ!」
マルチチョップでバフォメットの頭部にダメージを与え、そのままマルチキックを2回叩き込んだ。
バフォメット「調子に乗るなああああ!」
ティガ「ウッ!」
バフォメットに掴まれたティガがチョップで離した。
ティガ「タァッ!!」
マルチキックでバフォメットを押し返した。
バフォメット「ーーーーーーーー!」
両目が赤く光り、ティガの攻撃パターンを予知した。
バフォメット「ウオオオオオオ!!」
ティガ「タァッ!」
マルチキックを繰り出したティガ。だがバフォメットが左腕でマルチキックを弾いた。
ティガ「ッ!?」
今度はバフォメットが左パンチでティガを怯ませた。
ティガ「ドゥアッ!・・・タァッ!」
キックやチョップやパンチ。幾ら攻撃してもバフォメットがそれを防いだり避け続ける。
ティガ「ドゥアッ!」
攻撃を避け続けたバフォメットが右手でティガの首を掴み、左腕でティガの頭に攻撃する。
ティガ「ドゥアッ!!」
フェオン「アイツ!ティガの攻撃パターンを見切ってるんだわ!」
ローラ「くっ!何とかならないんですか!?」
ティガ「ドゥアッ!!」
バフォメットの猛攻を受け続けたティガのカラータイマーが点滅を始めた。
ティガ「・・・・!!」
バフォメット「ハッハッハッハ!!もうお前は終わりだ!大人しく私の生贄となるが良い!」
ティガ「・・・・・」
テレパシーでリゼッタ達と対話しながらバフォメットと戦う。
操られてるリゼッタ達の脳裏にタクトの声が聞こえた。
タクト『リゼッタ!皆!お前達はそれで良いのか!?このままバフォメットの言いなりのまま自分達の人生を終わらせたいのか!?お前達には叶えたい夢があるんじゃないのか!?お前達はバフォメットに屈するヤワなメイド達じゃない!!お前達にはお前達のやり方で道を切り開いてみせろ!!』
テレパシーでタクトに諭されたリゼッタ達が正気を取り戻した。
リゼッタ「タクト!!!」
正気に戻ったリゼッタ達がフェオン達を解放した。
リゼッタ「タクト!!バフォメットの額の宝玉を狙って!!そこが奴の弱点よ!!」
ティガ「タァッ!」
リゼッタの声を聞いたティガが、バフォメットの額の宝玉をハンドスラッシュで破壊した。
バフォメット「グアアアアアアアア!!!!!」
額の宝玉を破壊されたバフォメットが苦しみの雄叫びをあげた。
バフォメット「う・・・裏切り者共めが・・・!!」
標的をリゼッタ達に替えたが。
フェオン・ローラ「やああぁぁぁーーーーー!!!」
ミウ「ジェシーさん!一緒に!」
ジェシー「うん!ミウちゃん行くよ!!」
フェオンとローラの斬撃がバフォメットの両方の角を破壊し、ジェシーとミウの戦士パンチと斬撃がバフォメットの翼を破壊した。
バフォメット「グウウアアアアアアア!!!!!」
角と翼も破壊されたバフォメットが悶え苦しむ。
ティガ「フッ!」
両腕を前に突き出し交差させ、大きく横にゆっくり広げてエネルギーを集める。
ティガ「タァッ!!」
ゼペリオン光線がバフォメットを直撃した。
バフォメット「グウウウウウアアアアアアアアア!!!!!!」
ティガ「・・・・・・」
ゼペリオン光線を受けたバフォメットが大爆散した。
戦いの後、溢れていた霧が一瞬で晴れた。
リゼッタ「ありがとうタクト。私達を助けてくれて。」
タクト「・・・お前達はもう消えるのか?」
ヒジリ「私達は元々バフォメット様によって生み出された使役に過ぎない。」
ルクル「でも、外の世界の景色を見せてくれてありがとう!」
タクト「・・・・・・」
ラシェル「ですが、消えてしまうのは惜しいですけど。」
リゼッタ「タクト、これを託すわ。」
10人はタクトに白いアネモネを託した。
リゼッタ「私達のお守りだよ。それを持って世界中の脅威と戦ってね。」
タクト「・・・ありがとう。さようなら皆。」
リゼッタ達は笑顔のまま光となって消滅した。
タクト「安らかに眠れよ。」
ミウ「タクト、話は終わったかしら?」
タクト「ああ。しっかりとな。」
ジェシー「外の世界に憧れていた子達、可哀想だったね・・・」
タクト「確かにそうだな。けど、皆は俺にアネモネを託してくれた。これは俺達のお守りとして持とう。」
フェオン「そうね。さぁ皆!ツスト王国までもうすぐだよ!出発するよ!」
タクト達はツスト王国へ向かった。リゼッタ達が遺したアネモネと一緒に。
ツスト王国のスラム街で起こった連続殺人事件。殺害された5人の娼婦達は何を見たのか。消えた殺人鬼の正体を暴け。