ウルトラマンティガ THE ULTIMATE MAGICIANS 作:naogran
???「ーーーーーーーーーーー」
とある王国。この王国では全国民が謎の怪獣の攻撃を受け全滅。死亡した国民達は放棄され、数ヶ月後に白骨化された。王国を滅ぼした怪獣は王城があった場所に鎮座する。
八つの枢要罪を救済したタクト達は馬車で次の場所を目指していた。
タクト「フェオン。この道を進めばフィーレイノに着けるぞ。」
フェオン「フィオーレイノ。懐かしいわね。」
ゼオラ「フィオーレイノかぁ。確かあの王国、沢山の花畑や自然に囲まれた王国と聞いたな。」
タクト「ああ。けどあの王国、嘗てデザイアドール・プラチナムが封印している王国でもあったんだ。」
レナード「大変だったんだね。」
イザベラ「ですが、私達の活躍でプラチナムを倒して平穏を取り戻しました。今度皆さんに色んな場所案内しますよ。」
ローラ「それは楽しみね。」
スズ「美味しい物とか色々あるのかな?」
ジリオラ「自然が沢山あるって事は、畑がいっぱいあるって事だよね。」
しばらく進んでいると、黒い霧が立ち込めた。
ダイアナ「霧が立ち込んでるね。しかも黒いし。」
ジリオラ「そうね。これ以上進むの危険じゃないかしら?タクト!」
タクト「そうだな。けどもうちょっと進んでみよう。廃屋があったらそこで霧が晴れるまで休もう。」
ミウ「あら?タクト。王国が見えたわ。」
タクト「何?」
前を見ると王国があった。
タクト「丁度良い。彼処へ行って休もう。」
2台の馬車は王国へ向かった。
王国へ着いたら恐ろしい光景が。
レア「な、何だここは・・・?」
ジェシー「一面に白骨化した遺体が転がってるね・・・」
ダイアナ「ジリオラ怖いよ・・・」
ジリオラ「私の後ろに隠れてて。」
白骨化した遺体をタクトが凝視する。
ゼオラ「一体何があったんだ?まさかナッシュと関係が?」
タクト「いやそれは無いだろう。白骨を見た限り殺人の痕跡は無い。それにこの臭い、微かに焦げた臭いがする。」
ヒナ「焦げた臭い?焼死事件でしょうか?」
エイダ「でも焦げた形跡も無いし。」
タクト「周りには、半壊した建物が多い。これは恐らく、怪獣か災害級の仕業に間違い無いだろう。」
エミリー「では、精霊達に捜索を依頼するのが得策か?」
タクト「そのつもりだ。グレア。ティオ。ガルーダ。ゴーテル。国全土の調査を頼む。」
精霊達が王国全土の調査へ向かった。
タクト「その間に俺達は辺り一面の白骨遺体を埋葬して墓を建てよう。」
周囲の白骨遺体を集め、サマラにバラバラになった白骨をそれぞれ元に戻して埋葬して供養する。
ユリア「以前の勇者ナッシュの事件と酷似していますわね。怪獣ではなく、魔人が関与している可能性もありますわね。」
レナード「うん。けど実際誰がやったのか不明だし。結論付けるのは早いんじゃないかな?」
パドメ「ナタリー先輩。どう思いますか?」
ナタリー「う〜ん。考察しようにも根拠が無いわね。」
イングリット「あ。精霊達が戻って来たぞ。」
丁度そこに精霊達が捜索から戻って来た。
タクト「どうだった?」
グレア「国外見て来たよ。外でも白骨が多かったよ。」
ティオ「森があったけど全部枯れてた。」
ガルーダ「王国中の水が完全に枯渇していた。」
ゴーテル「王城跡に巨大な影があったわ。」
カサンドラ「そうですか。・・・ん?ゴーテル。王城跡に巨大な影って?」
ゴーテル「言ったわ。王城跡に怪獣らしき影があったわ。霧で見えなかったけど。」
ドロレス「タクト。やはり怪獣の仕業みたいだね。」
タクト「ああ。間違い無いだろう。それでゴーテル。怪獣はどんな姿をしていたんだ?シルエットだけでも見えたのか?」
ゴーテル「ええ。その怪獣、片方の複雑な角が無いように見えたの。大きな尻尾があって、両手には2本の大きな爪があったわ。」
タクト「複雑な角で巨大な尻尾。大きな爪が2本。(当て嵌まる怪獣が無いな・・・)」
イザベラ「どうするお姉ちゃん?」
フェオン「行ってみるしかないわね。グレア。皆はルシアをお願い。」
グレア「分かった任せて!」
ルシア「お母さん。お父さん。気を付けてね。」
タクト「勿論だ。行って来る。」
ルシアと精霊達を馬車に留守番させて王城跡へ向かう。
荒れ果てた道を進んで行く。
タクト「皆気を付けろ。瓦礫で道が荒れてる。」
シア「ローラさん転びそうです。」
ローラ「私の手に掴まって。そうすれば大丈夫よ。」
レナード「それにしても、白骨がここにも転がってるね。」
タクト「王城跡に鎮座している怪獣が元凶なんだ。どんな姿か確かめてやる。」
無数の白骨が転がっている。
エイダ「酷い・・・」
ゼオラ「一体どんな怪獣なんだ?」
王城跡に着いた。
タクト「これは・・・!」
鎮座している怪獣は、巨大な尻尾、2つの腕に巨大な爪。そして複雑な角が片方生えている怪獣だった。怪獣は眠りに入っている様子。
タクト「何だあの怪獣・・・(あんな怪獣、元の世界で見た事ない・・・)」
レア「巨大な角と爪と尻尾を持ったドラゴンのような怪獣、そして王国を滅ぼした。よし!デスドラゴと名付けよう!」
リナ「良いですねそれ!格好良いです!」
アンナ「名付けなんて今しなくても・・・」
タクト「それで行こう。奴をデスドラゴと命名しよう。」
アンナ「タクトさん・・・」
タクト「今奴は眠ってる。仕留める今がチャンスだ。」
だがその時、彼らの前に黒い煙が現れた。
全員「!?」
その黒い煙から、フードを被った謎の女が現れた。
タクト「誰だ!」
フードの女「フッフッフッフ。」
するとフードの女が懐から怪獣石を出した。
タクト「ッ!?怪獣石!!」
その怪獣石をデスドラゴに投げた。怪獣石を受けたデスドラゴが開眼し、目が赤く発光した。
デスドラゴ「ーーーーーーーーーー!!!!」
起き上がったデスドラゴが咆哮を上げた。
アンナ「デスドラゴが目を覚ましました!!」
エミリー「おい!お前は何者だ!」
フードの女「フフ。」
不適な笑みを見せたフードの女はその場から走り去った。
フェオン「あ!待ちなさい!」
タクト「デスドラゴは俺がやる!皆は奴を頼む!」
フェオン「分かった!行こう皆!」
彼女達は逃げたフードの女を追う。
タクト「・・・!!」
スパークレンスの光を開放してウルトラマンティガへ変身した。
デスドラゴの前にウルトラマンティガが着地した。
デスドラゴ「ーーーーーーー!!」
ティガ「フッ!!」
突進するデスドラゴをティガが受け止め、顔にマルチチョップを繰り出した。
デスドラゴ「ーーーーーーー!!」
ティガ「ドゥアッ!!」
デスドラゴの頭突きを受けたティガが怯む。
ティガ「タァッ!!ハァッ!!」
マルチキック2連続攻撃がデスドラゴに命中。
デスドラゴ「ーーーーーーーー!!」
ティガ「ドゥアッ!!」
デスドラゴの両手の爪がティガの腹部に命中した。
デスドラゴ「ーーーーーーーー!!」
ティガ「ドゥアッ!!」
ティガの顔を掴むデスドラゴ。
ティガ「フッ!」
顔を掴むデスドラゴの手を振り払った。
ティガ「タァッ!!」
回転してマルチキックを繰り出した。
デスドラゴ「ーーーーーーーー!!」
ティガ「ハッ!!」
怒ったデスドラゴの角から青白と赤黒い色の電撃が周囲に放電された。ティガが電撃をバク転からの側転で避ける。
一方フェオン達は、逃げたフードの女を追っていた。
フェオン「待ちなさい!!」
フードの女「・・・・・」
逃げてるフードの女は、近くの洞窟へ逃げ込んだ。
ゼオラ「洞窟へ逃げたぞ!」
洞窟へ駆け込んだ。
洞窟内。
ローラ「何処まで逃げる気よ・・・!」
洞窟の広い場所に着くと、フードの女が素早く振り向いて炎魔法を放った。
フェオン「ッ!!」
炎魔法を避けた。
エイダ「お姉ちゃん!」
ゼオラ「ああ!!」
姉妹の合体魔法が放たれた。フードの女は合体魔法を魔法障壁で防いだ。
スズ「怖いよ!こっちに来ないで!!」
巨大盾を展開して巫女達を守る。
ユリア「やあぁぁぁぁーーーー!!」
ハンマーを振り下ろしたが、フードの女が横に避けた。
リナ・ミウ「はああぁぁぁぁーーーーー!!」
双剣と鎌の連続斬撃を繰り出すが、フードの女は避け続ける。
リナ「アイツ、攻撃が当たらないですね・・・!!」
ミウ「只者じゃないって事は確かね・・・」
カサンドラ「あなたは何者なんですか!?」
フードの女「勇ましいユエリアンの勇者達ね。」
イザベラ「わ、私達の事を知ってる・・・!?」
フードの女「噂で知ってるわ。アステール達魔女に故郷を滅ぼされたと聞いて、生き残りが今あなた達とアールスハイド王国で待っている神子長のティエンフだって事を。そしてあなたはカサンドラ。過去の記憶を失った猫耳の娘。」
カサンドラ「私の事まで・・・!?」
フードの女「あなたはドロレス=ワイズマン。ラミレス王国で魔女として迫害されていたが、救われて一緒に旅をしていると。」
ドロレス「私の事も知ってるなんて光栄ね。」
フードの女「ゼオラ=オールドマン。エイダ=オールドマン。姉妹共にシスターで世界中を旅している。そして背後に大昔の聖女が憑いている。」
ゼオラ「やはり私達の情報も。」
エイダ「中々の情報通みたいだね。」
フードの女「最後にレナード=テラスミス。祖父のアルバス=テラスミスと共に生き延び、故郷を滅ぼされた剣士ね。」
レナード「・・・・・」
フードの女「あなた達がどれ程の力を持っているか調べてみたいわ。掛かって来なさい!」
地上ではデスドラゴが電撃を放電し続けている。
ティガ「タァッ!!」
デスドラゴの電撃を連続側転で避け続けているティガ。だが。
ティガ「ドゥアッ!!」
電撃がティガに直撃し、ティガがバランスを崩したが、受け身をして立て直した。
ティガ「ーーーハッ!」
マルチタイプからスカイタイプへタイプチェンジした。
ティガ「タァッ!!」
空に飛翔した。デスドラゴが飛翔したティガに電撃を放電した。
ティガ「ハッ!!」
宙に浮いて高速で電撃を避けながらハンドスラッシュを連射する。
デスドラゴ「ーーーーーーーーー!!」
連射するハンドスラッシュを電撃で撃ち落とした。
デスドラゴ「ーーーーーーーーー!!」
口に帯電し、巨大な電撃がティガに迫る。
ティガ「ハッ!!」
地面に着地してウルトラシールドを展開して電撃を防ぐ。
ティガ「ウウゥッ!!!」
強力な電撃に踏ん張る。
洞窟内。
ローラ「ああっ!!」
ユリア「きゃあああ!!」
エミリー「うあああ!!」
ユエリアンの戦士達がフードの女との戦いで苦戦している。
フードの女「中々耐えたわね。今までは僅か1分でイチコロだったのに。流石ユエリアンの戦士。けどもう諦める事ね。」
ヒナ・シア・ダイアナ「はあっ!!」
フードの女「うっ!!」
スズに守られていた神子達が魔法で加勢した。
ヒナ「皆さん!」
ナタリー「ええ!」
シア・ダイアナ・パドメ「はい!!」
ヒナ「ナタリーさん!あれを!」
ナタリー「よぉーし!」
ヒナ・ナタリー「はぁっ!!」
水魔法でフードの女の全身を濡らした。
フードの女「その程度かしら?」
シア・ダイアナ・パドメ「やぁっ!!」
全身が水で濡れたフードの女に電撃魔法を浴びせた。
フードの女「ぐああああああーーーーッ!!」
濡れた全身に電撃が感電して苦しむ。
フェオン「どうなの!?」
フードの女「ぐううううう・・・・あああっ!!」
風魔法で感電する全身を一瞬で乾かした。その時、フードの女のフードが捲れて顔が見えた。
レア「ッ!?」
その顔には・・・
左頬に黒い痣があった。
フードの女「見られちゃったわね。私の醜い顔を。」
ゼオラ「お前は一体何者なんだ!?」
フードの女「そろそろ自己紹介しましょうかしら。私の名はヘザー。ドグラ・マグマと共に結託した闇の巫女よ。」
全員「ッ!?」
フードの女の正体は、ドグラ・マグマと結託して暗躍していた闇の巫女・ヘザーだった。
フェオン「あなたが闇の巫女・・・!?」
アンナ「ドグラ・マグマと結託した・・・!?」
ヘザー「ええ。しかしドグラ・マグマはあなた達によって倒された。私の大切な仲間だったのに。それにあなた達にはウルトラマンティガのタクト=クリスティが付いている。初めて見たわ。あの巨人に酷似しているウルトラマンを。」
ローラ「あの巨人に酷似?それって誰の事?」
ヘザー「その内分かるわ。今回はここまでにしておくわ。せめてもの情けに教えてあげるわ。フィオーレイノに危機が迫っている。負の遺産の人形が暗躍している。そこにある巨人が戦っているわ。」
フェオン「フィオーレイノに危機?負の遺産の人形・・・まさかデザイアドール!?」
ゼオラ「随分と親切だな。何か企んでいるのか?」
ヘザー「どうかしら?まっ、精々頑張りなさい。」
闇の煙に包まれ姿を消した。
フェオン「闇の巫女ヘザー・・・・」
地上では、ティガがデスドラゴの電撃をウルトラシールドで踏ん張って防いでいる。
ティガ「ウアアアッ!!!・・・ッ!」
何か閃いたティガがウルトラシールドを解除して電撃を全身で受け止めた。
ティガ「ハッ!!」
受け止めた電撃をエネルギーに換えて右手に帯電させた。
ティガ「フッ!」
両腕を胸の前で交差させ、瞬時に左右に伸ばしてから上にあげてエネルギーを集める。
ティガ「タァッ!!」
電撃ランバルト光弾がデスドラゴに直撃し、デスドラゴが爆発した。
洞窟からフェオン達が出て来て、デスドラゴを倒したティガを見上げる。
戦いが終わったティガのカラータイマーが点滅している。
ティガ「・・・・・・」
デスドラゴ討伐後。タクトはフェオン達からヘザーの事を聞かされた。
タクト「ヘザー。それが闇の巫女の正体か。」
フェオン「そう。しかもフィオーレイノにまたデザイアドールが暗躍しているって彼女が言ってたわ。」
タクト「それにティガと酷似した巨人がフィオーレイノで戦っているって言ってたよな?」
エミリー「ああ。間違い無い。」
タクト「どんな巨人なんだ・・・?ティガに酷似した巨人って・・・」
シア「タクトさん。考えるのは後です。出発前に王国の皆さんを埋葬しましょう。」
タクト「ああそうだな。」
王国中の亡骸を全て埋葬して供養した。
シャリアブ王国を全て供養した一行は、フィオーレイノへ向かって出発した。
タクト「フィオーレイノ・・・ラン達元気してるかな?」
フェオン「そうね。久し振りに会いたいわ。」
1時間後、彼らはフィオーレイノに到着した。
帰って来たフィオーレイノに突如魔物の群勢が押し寄せた。その時、タクト達の知らないもう1人のウルトラマンが出現した。そして暗躍するデザイアドールの姿が。