ウルトラマンティガ THE ULTIMATE MAGICIANS 作:naogran
花の国フィオーレイノ。
ラン「皆さん、お久し振りです。」
フェオン「ラン。久し振りね。」
両者が再会の握手を交わした。
ラン「まさかまた来て下さったなんて。旅行ですか?」
イザベラ「いえ、実は・・・」
何があったのかをランに話した。
ラン「まぁ、そんな事が。」
エミリー「だから私達は、その力を倒す為に仲間達と一緒に旅をしているんだ。」
ノエル「見た事無い顔がいっぱいだね!」
アンナ「はい。皆私達の故郷の仲間なんです。」
ファーリア「確かユエリアンだったよね?」
レア「おう!そうだぞ!皆レア達の頼もしい仲間だぞ!」
スズ「わぁ・・・リスとウサギの獣人可愛いよぉ・・・!」
シア「はい!とっても可愛いです!お友達になりましょう!」
ノエル「良いよ!中庭で遊ぼ!」
ファーリア「待ってよノエルー!」
カサンドラ「私も行きまーす!」
ヒナ「ウフフ。お2人に早くお友達が出来ましたね。」
ローラ「ん?タクトはどうしたの?」
ゼオラ「タクトは国王と話をしに行ったぞ。」
国王の部屋。
タクト「久し振りだな陛下。女王。」
国王「タクト殿。健勝で何よりだ。」
女王「お久し振りです。」
タクト「陛下。最近このフィオーレイノに新たな脅威が現れたと聞いたが。」
国王「ああ。2週間前。我が国に魔物の群勢が現れてな。我が国の兵士を全て出撃させたのだが、多くの負傷者を出してしまった。だが、死者が出なかったのが不幸中の幸いだったのだが。」
タクト「・・・・」
国王「だが、ある英雄が突如として現れたんだ。」
タクト「英雄?」
女王「はい。その英雄は嘗てデザイアドールからフィオーレイノを守ったウルトラマンティガと酷似しています。」
タクト(闇の巫女が言っていたティガと酷似した巨人の事か。)
国王「その巨人は魔物の大群を討伐した後、光となって姿を消した。」
タクト「・・・その巨人は何処で姿を消したんだ?」
国王「確か・・・あの森の奥だな。プラチナムが封印された遺跡のある森だ。」
タクト「・・・ちょっと行ってみる。フェオン達に伝えておいてくれ。」
彼は1人森の方へ走って行った。
中庭。
ラン「ウフフ。可愛いですねルシアさん。」
ルシア「ランお姉ちゃんから良い匂いがするよぉ〜。」
エイダ「ランはルシアをあやすの上手だね。」
レナード「何だか親子みたいだね。」
ラン「もうレナードさん。私は細君じゃありませんよ?」
ユリア「タクトさん遅いですね。国王陛下とまだお話しているのでしょうか?」
メイド「皆さん。」
そこに1人のメイドがやって来た。
リナ「ん?どうしたんですか?」
メイド「タクト様から伝言です。森の奥へ行ってみると。」
ドロレス「森の奥?もしかして、デザイアドールが封印されてた遺跡がある場所の事?」
メイド「はい。」
ミウ「この国にもデザイアドールが封印されていたのね。」
ドロレス「ええ。けどタクトの活躍で倒されたけどね。」
ジェシー「何で森の方へ行ったんだろう?もしかして落とし物とかあったのかな?」
グレア「いやジェシー。それは違うんじゃないかな?」
ティオ「タクトは何か気になる事があって森へ行ったんだと思うよ。」
ゴーテル「気になる事って?」
ガルーダ「何なのかな?」
遥か遠くの丘の上。
赤いドレスの女「フッフッフ。今度こそあの国に終止符を打つわよ。」
右手を掲げると、地面から無数の魔物が這い上がった。
赤いドレスの女「さぁ行きなさい!今度こそフィオーレイノを滅ぼすのよ!」
森の中。
タクト「この道覚えてるな。ランが盗賊に連れて行かれたルートと一緒だ。・・・こっちか。」
気配を辿って進んで行く。
タクト「・・・ん?」
焚き火をしている2人の男女を発見した。タクトが茂みの中から覗く。
タクト(誰だあの2人?)
???「2週間前に発生した魔物の大群。恐らくカーボニアが近くに潜んでいるのは確かよアラン。」
アラン「ロゼッタ。流石に僕1人の力だけじゃ体力の消耗が早いよ。」
ロゼッタ「でも今戦えるのはあなたしか居ないの。」
タクト(男は冒険者らしいけど、女は・・・巫女か?)
ロゼッタ「噂で聞いたけど、あなたと酷似したウルトラマンがいるって。」
アラン「それは毎回聞いてるよ。どんな姿か僕も分からないし。」
タクト(俺の事か?じゃああの男がティガと酷似したウルトラマンの・・・)
”バキッ”
アラン「ッ!誰だ!」
タクト「うわあっ!?」
木の枝を踏んで音を出してしまったタクトが立ち上がった。
アラン「・・・君は?」
タクト「あ、えっと・・・この森にやって来たただの旅人、かな?」
ロゼッタ「もしかしてあなた、さっきの言葉を盗み聞きしてたの?」
タクト「してない。たまたま聞こえただけだ。」
ロゼッタ「そう。」
”ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!”
アラン・ロゼッタ「っ!?」
タクト「ッ!?」
突然地響きが起きた。
王城でも地響きが伝わっていた。
フェオン「な、何!?」
パドメ「この地響きは一体・・・!?」
ナタリー「あ!皆!アレ見て!!」
地平線の彼方から無数の魔物がこちらに迫って来ている。
リナ「魔物!?しかもあんなに!」
フェオン「ヘザーが言っていた危機ってこの事だったのね・・・!」
ラン「皆さん!」
フェオン「分かってるわ!皆行くわよ!」
戦士達が戦地へ走り出す。
森では、タクトとアランとロゼッタが森から出て地平線から迫って来る魔物の群勢を目撃した。
タクト(国王が言っていた群勢のお出ましか。)
ロゼッタ「まだ現れたなんて・・・」
アラン「カーボニアめ・・・」
タクト(カーボニア?)
ロゼッタ「あら?」
戦地でフェオン達が魔物の群勢と激しい戦いを繰り広げている。
アラン「何だあの子達?戦ってる?」
ロゼッタ「・・・あれが噂のユエリアンの戦士達かしら?でも苦戦しているみたい。アラン。」
アラン「うん。」
懐から取り出したのは、スパークレンスと酷似した青銅の神器だった。
タクト(スパークレンス・・・!?)
アラン「でも人に見られたら・・・」
ロゼッタ「一刻の猶予も無いわ!」
アラン「分かった!フッ!」
青銅の神器を掲げて光を開放した。
タクト「ッ!」
戦地では。
ジリオラ「クッ!数が多過ぎるわ!」
ダイアナ「キリが無いよ!このままじゃやられちゃう!」
イングリット「まだだ!まだやれる!皆諦めるな!」
するとそこに、眩しい光が君臨した。
フェオン「光?タクト!タクトが来たのね!」
ヒナ「いえ・・・あの光は・・・!?」
光から現れたのは・・・
謎のウルトラマンだった。
レア「ティガ・・・じゃない!?何だアレは!?」
イングリット「新たな巨人・・・!?」
謎のウルトラマン「ハァッ!!」
魔物の群勢に立ち向かう謎のウルトラマン。
森の入り口。
タクト「何だあのウルトラマンは!?」
ロゼッタ「あれはウルトラマントリガー。500年前にこの世界を守った伝説の巨人よ。」
タクト(トリガー?ティガと酷似したウルトラマン・・・一体何処から来たんだ・・・?)
トリガー「ダァッ!!」
魔物の群勢に立ち向かうトリガー。
トリガー「ーーーダァ!」
全身が赤くなり、胸のプロテクターとボディが変化した。
タクト(赤くなってボディが変わった!?まさかパワータイプか!?)
トリガー「ダァッ!!」
次々と迫り来る魔物を怪力で薙ぎ払った。
トリガー「ーーーダァ!」
今度は青紫色になり、プロテクターとボディがスリムに変わった。
タクト(スカイタイプ・・・!?ティガとほぼ同じ力を持ってるのか!?)
トリガー「ダァッ!!」
トリガーハンドスラッシュを連射し、空の魔物達を撃墜した。
トリガー「ダァッ!!」
今度は通常の姿へ戻った。
タクト(姿形は違えど、戦い方はティガと同じ・・・一体何なんだあのウルトラマンは?)
トリガー「ダァッ!!」
マルチ・スペシウム光線で残りの魔物を撃破した。
トリガー「・・・・・・」
戦いが終わったトリガーがフェオン達を見下ろす。
フェオン達「・・・・・・」
タクト「凄え・・・」
ロゼッタ「これで終わったわね。」
???「相変わらず忌々しいね。」
タクト・ロゼッタ「ッ!?」
木陰から赤いドレスを纏った謎の女が現れた。
赤いドレスの女「あなた達が私を封印じゃなく、倒せておけば魔物の群勢が現れる事は無かったのに。」
ロゼッタ「あなたは・・・・」
赤いドレスの女「今度はこの私が、フィオーレイノを滅ぼし、プラチナムの仇を取る!」
両手から生み出した黒い炎を自身の体に取り込んで巨大化した。
トリガー「アイツは・・・!?」
巨大化した赤いドレスの女がトリガーを睨む。
赤いドレスの女「フッフッフ。」
ロゼッタ「カーボニア!昔私とトリガーが戦い、停止し、地下深くへと封印されたデザイアドール。まさか復活するなんて。」
タクト(・・・・・・)
トリガー「ダァ!」
カーボニア「トリガー。ここで死ね!!」
トリガー「ダァッ!!」
カーボニアのキックを避けたトリガーが回し蹴りを繰り出したが避けられて腹部を殴られた。
トリガー「ウアッ!!」
怯んだトリガーの首を掴むカーボニア。
カーボニア「ハッ!ハッ!ハァッ!!」
トリガー「ウアアア!!」
腹部に二発、顔面に一発のパンチを受けた。
カーボニア「ハァッ!!」
トリガー「ウアアア!!」
強いキックを受け、トリガーが膝を付いた。
カーボニア「その程度かしら?じゃあこれでトドメよ!」
右手に黒い炎を生み出してトリガーにトドメを刺そうとした瞬間。
アンナ「待ちなさい!!」
ナタリー「これでも喰らえ!!」
カーボニア「ぐあッ!?」
アンナのクロスボウと神子達の魔法がカーボニアの背中を直撃した。
ゼオラ・エイダ「ハアアァァァァーーーーーーーーッ!!!!」
姉妹の巨大魔法がカーボニアの全身を直撃。
カーボニア「人間共め!邪魔だァ!!」
黒い炎を乱射してフェオン達の前の地面を爆発させた。
フェオン達「うわあああああーーーーー!!!」
爆風で吹き飛ばされ地面に倒れた。
ロゼッタ「強い・・・!」
タクト「ッ!!」
ロゼッタの前に出たタクト。
ロゼッタ「え?あなた、何してるの?」
タクト「決まってんだろ。俺も戦う。」
ロゼッタ「無茶言わないでよ!人間のあなたがカーボニアに勝てると思ってるの!?これは遊びじゃないのよ!」
タクト「だったら何だ。」
ロゼッタ「だから!あなたが死ぬって意味よ!早く逃げなさ・・・」
タクトの手を掴んだロゼッタが、タクトに眠る光を感じた。
ロゼッタ「・・・え?」
タクト「俺も彼と同じ光を持ってる。」
スパークレンスを取り出した。
ロゼッタ「あなたは・・・一体・・・?」
タクト「・・・フッ。」
優しい笑みをロゼッタに見せた後、タクトがスパークレンスを掲げて光を開放した。
ロゼッタ「ッ!」
現れた光がウルトラマンティガの姿になった。
ロゼッタ「え・・・!?」
トリガー「ウゥ・・・」
カーボニア「・・・なっ!?な、何だお前は!?」
立ち上がったティガが、ゆっくりと後ろに振り向いてカーボニアを見る。
ロゼッタ「あれって・・・ウルトラマン・・・?」
レア「ティガ!タクトが来てくれたぞ!」
ロゼッタ「ティガ・・・?あのウルトラマンの名前なの・・・?」
カーボニアから抜け出したトリガーがティガの横へ駆け込んだ。
トリガー「あなたは一体・・・」
ティガ「話は後だ。まずはコイツを倒すぞ。」
額のティガクリスタルから放つクリスタルパワーでトリガーを回復させた。点滅していたカラータイマーが元の青色に戻った。
トリガー「・・・・・」
お互いの顔を見て頷いて戦闘態勢に入った。
ティガ「フッ!」
トリガー「ダァッ!」
カーボニア「誰だが知らないが邪魔をするなァ!!」
両手の黒い炎を同時に放った。黒い炎が2人のウルトラマンを直撃したが。
ティガ「タァッ!」
トリガー「ダァッ!」
パワータイプにタイプチェンジしたティガとトリガーが飛び出した。
ティガ「タァッ!!」
ダブルパワーパンチがカーボニアに直撃した。
カーボニア「ウアアアア!!」
ティガ「タッ!」
前に出たティガがカーボニアのパンチを右腕で受け止め、左のパワーパンチで殴った。
トリガー「ダァッ!!」
割り込んだトリガーがカーボニアにパワーキックを繰り出した。
ティガ「タァッ!」
トリガー「ダァッ!」
ダブルパワーキックがカーボニアを直撃した。
ティガ「フッ!!」
トリガー「ダァ!」
両腕を左右から上にあげ、胸の前に集めた超高熱のエネルギーを光球にした。
ティガ「タァッ!!」
トリガー「ダァッ!!」
ダブルデラシウム光流が、カーボニアに直撃して爆発した。だがカーボニアは翼を生やして翔び、地上のティガとトリガーに黒い炎を連射した。
トリガー「ウゥッ!!」
黒い炎はティガとトリガーの周りの地面に直撃した。
ティガ「ーーーーハァ!」
トリガー「ダァ!」
スカイタイプにタイプチェンジした。
ティガ「タァッ!」
トリガー「ダァッ!」
音速で空を飛び、カーボニアを超高速で追尾しながら攻撃を加える。
レア「何だありゃ・・・!?」
イングリット「速い・・・!」
紫色の閃光。青色の閃光。赤色の閃光が空中を駆け巡る。
カーボニア「チィッ!」
ティガ「ッ!」
トリガー「ッ!」
両腕を胸の前で交差させ、左右に伸ばしてエネルギーを集める。
ティガ「タァッ!!」
トリガー「ダァッ!」
ダブルランバルト光弾を連射。最後の一発がカーボニアの翼を破壊した。
カーボニア「ウワアアアアアアア!!!」
翼が破壊されたカーボニアが地上へ落下する。
頭から落ちたカーボニアの前にティガとトリガーがマルチタイプに戻って着地した。
カーボニア「ウアアアアアアアア!!!!」
頭から落ちた衝撃で機能がバグを起こしたカーボニアがティガとトリガーに向かって走る。
ティガ「タァッ!」
カーボニアの攻撃を避けたティガとトリガー。
ティガ「タァッ!」
カーボニアの背中にハンドスラッシュを命中させた。
トリガー「ダァッ!!」
ティガ「ハッ!!」
2人のウルトラマンが錯乱しているカーボニアに打撃でダメージを与え続ける。
トリガー「ハアッ!」
トリガーハンドスラッシュでカーボニアの首を直撃させた。
ティガ「タァッ!」
トリガー「ダァッ!」
ダブルマルチパンチがカーボニアの胸にヒビを入れた。
ティガ・トリガー「フッ!」
両腕を前に突き出し交差させ、大きく横にゆっくり広げてエネルギーを集める。
ティガ「タァッ!!」
トリガー「ダァッ!!」
ダブルゼペリオン光線がカーボニアに直撃した。
カーボニア「ウアアアアアアアアアア!!!!!」
断末魔と共にカーボニアが爆発四散した。
ロゼッタ「っ!!」
フェオン「やった!」
イザベラ「やったー!」
スズ「勝った!勝ったよー!」
戦いが終わり、ティガとトリガーがお互いを見る。
ティガ・トリガー「・・・・・・」
2人が光に包まれ、人間の姿になって地上に着地した。
タクト「トリガー。それがアンタのウルトラマンの名前か。」
アラン「ティガ。君のウルトラマンの名前なんだね。」
タクト「酷似した者同士が偶然逢うなんて運命だな。」
アラン「うん。」
フェオン「おーーーい!」
向こうからフェオン達が走って来る。
アラン「彼女達は?」
タクト「俺の仲間達だ。」
フェオン「倒したのね。」
タクト「ああ。彼と一緒にな。」
ローラ「あなたは一体?」
アラン「僕はアラン。ウルトラマントリガーだ。」
ユリア「ウルトラマントリガー?さっきの巨人の事ですの?」
ロゼッタ「アラーーン!」
今度はロゼッタが走って来た。
アラン「ロゼッタ。」
ロゼッタ「カーボニア倒せたのね。」
アラン「うん。彼と一緒にね。」
ロゼッタ「ありがとう。一緒に戦ってくれて。」
タクト「俺は当たり前の事をやっただけだ。」
フェオン「あなたは?」
ロゼッタ「私はロゼッタ。アランと旅している巫女よ。それで、あなたは?」
タクト「ああ。俺はタクト=クリスティ。ウルトラマンティガだ。」
ロゼッタ「ティガ・・・私達の知らないウルトラマンが存在しているなんて噂通りね。」
タクト「それでアンタ達は何の目的で戦っているんだ?」
アラン「僕達はある人物を追っているんだ。」
タクト「ある人物?」
アラン「闇の巫女ヘザーを。」
タクト「ッ!ヘザー・・・」
カーボニアが倒された地点に。
ヘザー「カーボニア。私が封印を解いた甲斐があったわね。」
カーボニアの破片を集めたヘザーは、集めた破片を球体型にして闇を纏わせた。
ヘザー「トリガー。これであなたを最強の姿へ変えさせてあげるわ。」
フィオーレイノを救ったタクト達の前に、闇の巫女ヘザーが現れる。彼女は、闇の魔法でトリガーを闇の戦士トリガーダークに変えた。闇からトリガーを救い出せ。