ウルトラマンティガ THE ULTIMATE MAGICIANS 作:naogran
帰って来たフィオーレイノに魔物の群勢が現れた。ティガと酷似したウルトラマン、トリガーがそれを倒した。ティガはトリガーと共にデザイアドール・カーボニアを撃破。そして、トリガーの資格者アランと行動を共にする巫女の少女ロゼッタから闇の巫女ヘザーの言葉を告げられた。
タクト「ヘザー・・・お前達も彼女を?」
ロゼッタ「ええ。ヘザーは私のご先祖、フォスの妹でもあるの。」
フェオン「ご先祖様の妹・・・じゃあロゼッタは、ヘザーの血筋なの?」
ロゼッタ「祖母から教えて貰ったわ。嘗て500年前、世界を闇に陥れようとした巫女があったって。それをご先祖様のフォスとトリガーが封印した。けど数ヶ月前、突如ヘザーが封印から復活を遂げた。」
タクト「ドグラ・マグマ・・・」
アラン「え?」
タクト「ドグラ・マグマは彼女と共謀していた。」
ロゼッタ「それじゃあ、そのドグラ・マグマって言う存在がヘザーの封印を解いたって事なの?」
タクト「間違い無いだろう。フェオン達も言ってた。ヘザーはドグラ・マグマと暗躍していたと。」
レア「レア達は今、ドグラ・マグマが残した力を倒す為旅をしているんだ。お前達もヘザーを倒す為の旅をしているのか?」
アラン「うん。僕はロゼッタに封印を解いて貰って、ヘザーを探して再び封印する為に旅をしているんだ。」
タクト「ならここは、お互い手を組まないか?」
アラン・ロゼッタ「え?」
タクト「お互い利害が一致しているんだ。ここは1つ、協力してヘザーを倒さないか?」
アラン「・・・ロゼッタはどうする?僕は賛成だけど。」
ロゼッタ「・・・少し時間を頂戴。」
アンナ「時間を?」
アラン「実はロゼッタは、血筋との戦いにあまり人を巻き込ませたくないんだ。」
イングリット「そうなのか。」
ロゼッタ「そうだわ。タクトだったかしら?アランと一緒に話があるの。付いて来て。」
タクト「え?ああ。」
彼はアランとロゼッタに付いて行った。
ユリア「3人だけの秘密の会話でしょうか?」
リナ「興味ありますね!行ってみましょう!」
ユリア「お待ちになってリナさん!盗み聞きは端ないでございますよ。」
森の中。
タクト「それで、俺に話って何だ?」
ロゼッタ「あなた、この世界の人間じゃないわよね?」
タクト「え?な、何を根拠に・・・」
アラン「僕も思ってた。君は僕らと同じだって事を。」
タクト「僕らと同じ?じゃあまさか2人も・・・」
アラン「そう。別の世界から転生した者達だ。」
タクト「・・・・」
アラン「って言っても、間接的な転生者だけどね。」
ロゼッタ「私のご先祖様のフォスは3000万年前の地球と言う世界で、ヘザーとの戦いの最中に、別の世界からこの世界へ転生した。」
タクト「3000万年前の地球・・・」
ロゼッタ「フォスはヘザーを封印するべく、長年掛けて創造したエンシェントスパークレンスを使ってウルトラマントリガーを生み出した。」
タクト「エンシェントスパークレンス。アランが使ってる青銅のスパークレンスか。」
アラン「そう。」
懐から青銅のエンシェントスパークレンスを取り出した。
アラン「僕はトリガーそのものだけど、これを使って元の姿に戻れるんだ。」
タクト「要するに、トリガーが人間に擬態した仮の姿って事か。それでトリガーはロゼッタが復活させたのか?」
ロゼッタ「そう。遺跡の中で眠っていたトリガーの石像にこれを使って復活させた。」
ペンダントには金色の菱形の鉱石があった。
タクト「それは?」
ロゼッタ「エタニティコアの欠片。フォスの元の世界に存在していた超エネルギーを秘めた物の欠片。」
タクト「エタニティコア・・・」
ロゼッタ「これはご先祖様の遺産。そしてこの髪飾りも遺産。」
銀色の髪飾りをタクトに見せた。
ロゼッタ「タクトは?あなたは何処の世界からこの世界へ?」
タクト「俺の世界にもフォスと似た様な世界があった。3000万年前に超古代文明が存在していた世界。そこではウルトラマンティガや他の超古代の巨人達が地球を守っていたんだ。そして俺は、3000万年後の地球に生まれた人間だ。」
アラン「じゃあ君は未来人って事?」
タクト「簡単に言えばそうだ。俺は元の世界である事故に巻き込まれる寸前に光に飲み込まれ、この世界に転生した。そこでトリガーとは違う遺跡でウルトラマンティガの石像を見付けた。俺は光に選ばれてウルトラマンティガの力を得たんだ。」
スパークレンスを2人に見せた。
ロゼッタ「エンシェントスパークレンスと酷似している・・・」
タクト「俺はティガの力で今まで幾度の戦いの中で色んな命を守って来た。そしてドグラ・マグマを倒し、奴が残した力を倒すべく今も旅を続けている。」
ロゼッタ「・・・そうだったのね。」
タクト「にしても驚いたな。似た様な世界から来た者同士がこうして巡り合うとは。」
アラン「偶然か必然か分からないね。」
ロゼッタ「そうね。あなたの話を聞いて決心したわ。皆の所へ戻りましょう。」
タクト「ああ。」
アラン「うん。」
話を終えた3人がフェオン達の元へ戻って来た。
エミリー「どうだ?話は終わったのか?」
タクト「ああ。お互い理解を深め合った。」
ロゼッタ「時間は十分足りたわ。決めた。私達はあなた達と・・・」
???「お話の最中失礼するわ。」
全員「ッ!?」
黒い霧が現れ、そこからヘザーが姿を現した。
アラン・ロゼッタ「ヘザー!!」
タクト「コイツがヘザーか。」
ヘザー「久し振りねアラン。ロゼッタ。そして初めましてウルトラマンティガのタクト=クリスティ。」
タクト「お前がドグラ・マグマと共謀して暗躍していた闇の巫女か。」
ヘザー「その通りよ。今回私はあなた達にある事を告げに来たわ。」
ローラ「ある事を?一体何を?」
するとヘザーが黒色に染まっている鉱石を見せた。
ヘザー「あなた達が倒したカーボニアで作った暗黒石。カーボニアはドグラ・マグマが最後に残した力。」
ミウ「最後に残した力。じゃあさっきのデザイアドールがドグラ・マグマの力を全て倒したって事?」
ヘザー「喜ぶのは早いわ。彼の力を全て倒せても、私の力はまだ残っている。その1つがこれよ。」
ジェシー「それを使ってあなたは何をしようとしているの?」
ヘザー「これを使ってあなた達に試練を与えるわ。」
ジェシー「試練?一体何の?」
ヘザー「試練の対象は・・・ロゼッタ。あなたよ!」
ロゼッタ「ッ!!」
高速でロゼッタに接近したヘザーが彼女に暗黒石を取り込ませようとした瞬間。
アラン「ロゼッタ!!」
ロゼッタの前に出て庇ったアランに暗黒石が取り込まれた。
アラン「うあああああああああああああ!!!!!!」
暗黒石を取り込まれたアランが苦しむ。
ロゼッタ「アラン!!!」
ドロレス「彼に何をしたの!?」
ヘザー「思った通りに動いてくれたわね。アラン。あなたがロゼッタを庇ってくれた事を。」
アラン「ぼ・・・僕の思考を・・・読んで・・・!!」
ヘザー「あなた達の試練は、闇に堕ちたトリガーを倒す事。それが私からの試練よ!」
タクト「トリガーを倒す試練だと!?巫山戯るな!!」
ヘザー「精々頑張りなさい。アッハッハッハ!!!」
嗤いながら霧の中へ消えて行った。
ロゼッタ「アラン!!」
タクト「ヒナ!シア!ナタリー!パドメ!ダイアナ!アランを!!」
ヒナ「分かりました!」
ナタリー「皆行くよ!」
シア・パドメ・ダイアナ「はい!」
5人の巫女が魔法で闇に苦しむアランを浄化させようとする。
ダイアナ「アランさん!!頑張って下さい!!」
シア「闇に負けちゃダメです!!」
アラン「み・・・皆・・・っ!?」
突然彼の右手が勝手に動き始めた。
アラン「闇が・・・僕を操ってる・・・!?皆離れて!!!!!うあああああああああああ!!!!」
エンシェントスパークレンスを掲げて闇を解放した。
ヒナ・シア・ナタリー・パドメ・ダイアナ「きゃああああああ!!!」
闇の衝撃波で巫女達が吹き飛ばされた。
イザベラ「皆さん!!」
闇を解放したアランが・・・
禍々しい姿を持った闇の巨人・トリガーダークへ変身した。
トリガーダーク「・・・・・・・」
ロゼッタ「トリガーが闇の巨人に・・・!?」
タクト「トリガー・・・ダーク?」
トリガーダーク「ウアアアアアアアア!!!!」
全身から闇の電撃を放電して周囲を爆発させた。
フィオーレイノ王城。
国王「な、何だあれは!?」
女王「闇の巨人・・・?」
ラン「お父様!お母様!」
国王「ラン!2人も無事か?」
ファーリア「は、はい!」
ノエル「ね、ねぇ。あれって何なの・・・?」
ラン「分かりません・・・」
ジリオラ「このままじゃフィオーレイノが危ないわ!!どうすれば!!」
スズ「私達も全滅しちゃうよ!!」
タクト「俺が止める!皆は避難を頼む!!」
彼はトリガーダークに向かって走り出した。
ロゼッタ「タクト!!」
ゼオラ「心配無い。タクトなら大丈夫だ。」
タクト「アラン!!!!」
トリガーダーク「・・・・・・」
タクト「お前を蝕んでいる闇を俺が払う!!」
スパークレンスの光を解放し、ウルトラマンティガへ変身した。
ティガがトリガーダークの前に着地した。
トリガーダーク「・・・・・・・・」
ティガ「フッ!」
トリガーダーク「ウオオオオオオオオオ!!!」
ティガ「タァッ!!」
突進したトリガーダークの両手を掴んで受け止めたが、圧倒的な怪力にティガが後ろへ下がる。
ティガ「・・・ハァッ!!」
力を振り絞ってトリガーダークの両手を払った。
ティガ「タァッ!!」
トリガーダークの腹部にマルチキックを与えた。ティガはトリガーダークに連続攻撃で対抗する。
ティガ「タァッ!!」
エネルギーを込めたウルトラ・ライトナックルがトリガーダークの胸に命中した。
トリガーダーク「・・・・ウアアアアアアアア!!!」
ティガ「ドゥアッ!」
マルチパンチとトリガーダークのパンチが同時に両者の胸に命中した。
ティガ「・・・・・・」
トリガーダーク「ウアアアアアアアア!!!」
両腕を前に突き出し交差させ、大きく横にゆっくり広げてエネルギーを集める。
トリガーダーク「ウアアアアアアアア!!!」
ダークゼペリオン光線がティガに向かって放たれた。
ティガ「フッ!」
両腕を前に突き出し交差させ、大きく横にゆっくり広げてエネルギーを集める。
ティガ「タァッ!!」
ゼペリオン光線がダークゼペリオン光線と激突する。しかしティガのゼペリオン光線がダークゼペリオン光線に押された。
ティガ「ドゥアァァァ!!!」
ダークゼペリオン光線を受けたティガが地面に膝を付いた。
グレア「アイツ強過ぎる!!」
カサンドラ「闇の力がトリガーの力を増幅させているかもです!」
エイダ「でもどうすればアランを救えるの!?」
ロゼッタ「・・・・・・」
ティガ「・・・ーーーーハァッ!!」
パワータイプにタイプチェンジした。
トリガーダーク「ウアアアアアアアア!!!」
ティガ「タァッ!!」
両者が頭突きを受けて怯んだ。
トリガーダーク「ウアアアアアアアア!!!」
ティガの両肩を掴んでニーキックでダメージを与える。
トリガーダーク「ウアアアアアアアア!!!」
ティガ「ドゥアッ!!」
パンチがティガの胸に直撃し、ティガが怯む。
トリガーダーク「ウアアアアアアアア!!!」
ティガ「タァッ!!」
闇に苦しむトリガーダークにティガが掴んだ。
レナード「トリガーが一瞬だけど苦しんでる!」
ガルーダ「まだ心の中で抵抗しているかも!」
トリガーダークが自身を掴んでるティガの背中に何度も肘打ちする。
ティガ「ウッ!」
トリガーダーク「ウアアアアアアアア!!!」
ティガ「ドゥアッ!!」
腹にパンチを受けたティガが痛みを抑える。
トリガーダーク「ウアアアアアアアア!!!」
ティガ「タァッ!!」
突進するトリガーダークをローリングで避けた。
トリガーダーク「ウアアアアアアアア!!!」
ティガ「タァッ!!」
再び突進するトリガーダークにパワーキックで対抗した。
ティガ「タァッ!ハァッ!」
2連続パワーパンチでトリガーダークにダメージを与えた。
トリガーダーク「ウウウウウウ・・・・・・」
ティガ「ハッ!」
両者がファイティングポーズを構えた次の瞬間。
トリガーダーク「ウッ!?ウ・・・ウアアアアアアアア!!!!」
膨大な闇に苦しむトリガーダークに帯電が起こった。
トリガーダーク「ウアアアアアアアア!!!」
口が避け、両目が青く発光した。
ティガ「ッ!?」
トリガーダーク「ウアアアアアアアア!!!!」
帯電したトリガーダークが稲妻の如く超高速でティガに急接近した。
ティガ「ドゥアッ!!」
超高速でティガに爪攻撃を加えた。
トリガーダーク「ウアアアアアアアア!!!!!」
ティガ「ドゥアッ!!」
ティガの目の前に立ったトリガーダークがティガの胸にパンチを喰らわせた。
ティガ「ウッ・・・!何て速さだ・・・!!」
パワータイプからスカイタイプにタイプチェンジした。
ティガ「タァッ!!」
音速で空へ飛んだ。だが、トリガーダークが先回りしてティガを掴み、そのまま地面に落下した。
トリガーダーク「ウアアアアアアアア!!!」
マウントポジションでティガを何度も殴る。
トリガーダーク「ウアアアアアアアア!!!」
最後の一撃でティガにトドメを刺そうとした瞬間。
ティガ「・・・!?」
トリガーダークの手がティガの顔スレスレに止まった。
ティガ「ッ!」
その場から抜け出してトリガーダークを見る。
トリガーダーク「ウ・・・ウ・・・ウアアアアアアアア!!!!!」
カラータイマーが点滅し、トリガーダークが苦しむ。
ヘザー「時間切れみたいね。」
黒い霧を発生させトリガーダークを何処かへ転送させた。
ティガ「・・・・・・・・」
トリガーダークが消えた後、タクトは空を見上げている。
イザベラ「トリガー、消えてしまいましたね・・・」
ロゼッタ「アラン・・・」
タクト「アイツ、闇に対抗していた。」
ロゼッタ「え?」
タクト「そんな気がしたんだ。恐らくアランは、心の中で自分を蝕む闇に対抗していたと思う。ロゼッタ。アランはまだ闇に飲み込まれてはいない。アイツは必ず自分自身を取り戻して帰って来る。俺は信じている。」
ロゼッタ「・・・・・・うん。」
地下空洞。
トリガーダーク「・・・・・・・・・」
地面に眠ってるトリガーダークにヘザーが見詰める。
ヘザー「まだ闇を拒んでいるのね。でも大丈夫よ。もう直あなたは、完璧な闇を手に入れるわ。」
トリガーダークの圧倒的な力に押されるティガ。ロゼッタは、先祖から受け継がれる強大な力を使う決心をした。その力が、トリガーダークに奇跡を起こす。