ウルトラマンティガ THE ULTIMATE MAGICIANS 作:naogran
アールスハイド王国のリッテンハイムリゾートに突如隆起した謎の突起物。それは、闇の巫女ヘザーが生み出した物体だった。ウルトラマンティガは、ウルトラマントリガーと共にアールスハイド王国で最後のデザイアドール・ユラニアを撃破したが。
アールスハイド王国・リッテンハイムリゾート。
ヘザー「これで、お母様の悲願が叶えられる。ーーーーーーーーー。」
詠唱を唱えるヘザー。すると突起物がリッテンハイムリゾートを離れて大海原の方へ進んで行った。
アールスハイド王国・アルティメットギルド。
ロゼッタ「本当に・・・ご先祖様なの?」
フォス「ええ。子孫のロゼッタ。あなたに会えて嬉しいわ。」
ロゼッタ「・・・・・」
タクト「なぁフォス。いきなりで悪いが、どうしてこの世界に現れたんだ?」
フォス「私の肉体は死んだ。けど精神はロゼッタの髪飾りに宿してずっと共にしていた。」
アラン「そうだったのか・・・」
シン「それで、あのヘザーって女があなたの妹さんなんだよな?」
フォス「ええ。私とヘザーは姉妹。私は光の力を持った巫女だったけど、ヘザーは闇の力を持ってしまった巫女。」
アウグスト「持ってしまった?」
フォス「実は、私の両親は互いに違う力を持った者。父は光の勇者。母は闇の巫女だった。」
フェオン「え・・・!?光と闇のハーフって事!?」
フォス「光と闇は相対する存在。相対する者達が禁断の恋に落ちて私達が生まれた。私達姉妹は、光の勢力になって闇の存在と戦い続けた。」
ローラ「光の勢力でありながら、どうしてヘザーは闇に落ちたの?」
フォス「・・・母が裏切り者と看做され、ヘザーの前で殺された。ヘザーは守れなかった母の代わりに、世界を闇に包み込もうと計画した。それから私とヘザーはお互い敵同士になって対峙し続けた。」
タクト「そうだったのか・・・・」
フォス「ヘザーは今、お母様の悲願を叶える為に計画を執行しているわ。」
シシリー「計画?一体何のですか?」
フォス「世界中を闇の世界にする為。」
全員「っ!?」
フォス「ヘザーは言っていた。全ては闇から生まれると言う事を。だから、全ての根源である闇の世界に変える為に行動している。」
アリス「闇の世界・・・!?じゃあ外に出たら真っ暗で何も見えないじゃん!」
リン「暗い道を歩くの危険。」
アンナ「いや気にする所ってそこですか・・・?」
アリス「だってアンナ!真っ暗な道を歩いてたら危ないじゃん!」
アンナ「それはそうですけど・・・」
フォス「ん?」
窓の外から気配を感じたフォスが外を見る。
トール「フォス殿?どうされました?」
フォス「・・・来る。」
トール「え?」
海から突如黒い雲が発生した。
黒い雲が一瞬でアールスハイド王国を暗闇で包んだ。
国民「ん?おい、もう夜か?」
国民「急に暗くなったわ?」
国民「一体何が起こったの?」
アルティメットギルド。
ユーリ「これって何が起きてるのぉ?」
アラン「・・・ヘザーだ。」
タクト「何?」
海に佇む突起物の前でヘザーが。
ヘザー「6つのデザイアドールの核。そして、暗黒石とドグラ・マグマから密かに託された怪獣石。これを使えば、世界を包み込む邪神が生まれる!!」
6つのデザイアドールの核と暗黒石と怪獣石を突起物に入れた。
ヘザー「そして私自身の力で更なる邪神が誕生する!!さぁ世界よ!闇に飲まれろーーーー!!」
そして自らを突起物に捧げた。これらを入れられた突起物が風船のように膨張し始めた。
黒い雲がアールスハイド王国からスイード王国、エルス自由商業連合国、イース神聖国を包み込んだ。
その黒い雲はある場所にまで広がった。
マリン「ん?お父さん!何あれ!?」
ジェームス「んあ?」
航海中のジェームス海賊団が黒い雲を見ている。
フェリ「何あの雲?」
アリーザ「何か薄気味悪いわね。」
ギルバート「何が起こったって言うんじゃ?」
そしてもう1つ。北の山奥にあるアウラー。
レイン「お兄ちゃん、あれって何なの・・・?」
クラウド「分からない。でも、嫌な予感がする。」
アルティメットギルド。
フォス「ヘザーが生み出した黒い雲が、アールスハイドや隣国にまで及んでいるわ。」
ユリウス「発生源は、拙者の領地で御座るか?」
フォス「・・・いえ、あなたの領地から離れた場所から発生している。」
マリア「ん?」
するとゲートが出現し、ディセウムやマーリン達英雄達がやって来た。
マリア「陛下!」
アウグスト「父上!」
シン「祖父ちゃん!祖母ちゃん!」
タクト「オリベイラ達まで!」
マーリン「何やら前例にない事件が起きているようじゃのう。」
メリダ「あの黒い雲、気味悪いさね。」
オリベイラ「タクト君、一体何が起きたんだ?」
タクト「それは・・・」
ヘザー『人間共。私の声が聞こえるか?』
タクト「っ!?」
外へ飛び出すと、上空にヘザーの顔が映っている。
タクト・アラン「ヘザー!!」
リチャード「何だあれは?」
ゼオラ「闇の巫女ヘザー。私達が追っている女だ。」
エイダ「急に何だろう?宣戦布告かな?」
その映像はスイードやイース、エルスや他の国の上空に映っている。
ヘザー『人間共。私は闇の巫女ヘザーだ。これより私は、世界中を闇に包む計画を執行する。お前達人間が私に抗うなど不可能だ。全ての世界は闇から生まれた。今こそ、世界の根源である闇の世界に変える時が来た!そして、お前達に絶望を与える邪神の姿をお見せしよう!!心して見ておきなさい!!』
膨張した突起物が割れ、超巨大な怪獣が姿を現した。その姿は超巨大なアンモナイト状の体に、無数の触手と逆さまになってるヘザーの顔が付いている。
メガタノゾーア「ーーーーーーーーーーー!!!!!!」
超邪神メガタノゾーアが出現した。
シン「怪獣!?しかもデカい!」
タクト「いや、あれは邪神だ。」
ヘザー「見ろ!これが闇を超えた混沌の邪神!メガタノゾーア!!!!さぁ、我が邪神の前にひれ伏せーーーーー!!!!!」
タクト「メガタノゾーア・・・・・!?」
マーク「コイツが・・・コイツが闇を!!」
アラン「・・・タクト!」
タクト「ああ!」
ロゼッタ「待って!」
リッテンハイムリゾートへ走るタクトとアランを呼び止めた。
アラン「ロゼッタ?」
ロゼッタ「タクト・・・アラン・・・私怖いの。あなた達が負ける未来が見える気がしたの。」
アラン「・・・ロゼッタ。僕達は負けない。大丈夫。負けても必ずヘザーを止める。それが僕達の使命なんだから。」
タクト「皆。ロゼッタを頼む。」
レア「おう!任せとけ!」
ヒナ「お2人共。お気を付けて。」
エミリー「健闘を祈る。」
タクトとアランは頷き、リッテンハイムリゾートへ向かって走り出した。
ロゼッタ「・・・・・」
フォス「ロゼッタ。彼らを信じましょう。」
ロゼッタ「ご先祖様・・・」
エミリー「さぁ、ここから避難するぞ。」
オリビア「はい!」
ディセウム「皆、城へ行こう。」
リチャード「ッ!」
ゲートを開いて王城へ向かった。
リッテンハイムリゾートの浜辺にタクトとアランが立っている。
アラン「タクト、勝てると思う?僕達。もし、闇に飲まれるのが運命だとしたら・・・」
タクト「だったらそんな運命なんて、俺達で変えれば良いだけだ。」
アラン「・・・そうだね。」
タクト「行くぞアラン!」
スパークレンスを出した。
アラン「うん!」
エンシェントスパークレンスを出した。
タクト「ティガーーーーーッ!!」
アラン「ウルトラマントリガーーーーーーッ!!!」
ウルトラマンティガとウルトラマントリガーがメガタノゾーアに向かって飛翔した。
アールスハイド王国・王城。
シア「タクトさんアランさん、大丈夫でしょうか・・・?」
ユリア「あの2人なら大丈夫ですわよ。絶対勝ってくれますもの。」
グレア「そうだよ!シアも2人を信じよう!」
シア「・・・そうですね。」
アルバス「レナード!」
レナード「あ!お祖父ちゃん!」
祖父と孫が再会した。
アルバス「帰って来てくれたか。おかえり。」
レナード「お祖父ちゃん!喜ぶのは後だよ!今はヘザーをどうにかしないと!」
アルバス「ああ。そうだな。」
ミウ「ヘザーは本当に世界を闇で包む気かしら?」
ジェシー「どう言う事?ミウちゃん。」
ミウ「彼女、本心では誰かに止めて欲しいって思ってるんじゃないかしら?」
ドロレス「ありえそうね。でも、本心が表と同じだったら説得は不可能よ。」
カサンドラ「やっぱり2人を信じるしかないですね。」
マナミア「お祖父様。お祖母様。私達に出来る事は何かありませんか?」
リチャード「今は、彼らを信じるしかない。」
レイチェル「はい。私達に出来る事はその後に考えましょう。」
アウグスト「父上。国民の避難は?」
ディセウム「既に完了している。」
フェオン「・・・・・・」
不安になるフェオンの頬にルシアが手で触れた。
ルシア「お母さん。」
フェオン「ん?何?ルシア。」
ルシア「私、お父さんを信じている。お母さんも信じてるでしょ?」
フェオン「ルシア・・・」
今度はイザベラがフェオンの手を握った。
イザベラ「私も信じてるよ。お姉ちゃん。タクトさんとアランさんは負けないって。」
フェオン「・・・ありがとうイザベラ。ルシア。」
海にティガとトリガーが着地した。
メガタノゾーア「ーーーーーーーー!!!」
ティガ・トリガー「ッ!」
メガタノゾーアの身長は300mとゆうに超えている。
ヘザー『現れたわねトリガー。ティガ。だが邪神になった私は無敵だ!』
ティガ「タァッ!」
トリガー「ダァッ!」
ダブルハンドスラッシュがメガタノゾーアの顔に直撃した。
メガタノゾーア「ーーーーーーーーー!!!」
だがメガタノゾーアには擦り傷すら付かない。
ティガ「タァッ!ハァッ!」
トリガー「ハァッ!ダァッ!」
2人のウルトラマンがメガタノゾーアに打撃攻撃を与える。だがメガタノゾーアには効かない。
メガタノゾーア「ーーーーーーーーー!!!」
するとメガタノゾーアの口から黒い霧が噴出した。
ティガ「ドゥアッ!」
トリガー「ウアッ!」
黒い霧にティガとトリガーが苦しむ。その瞬間、メガタノゾーアの触手が水中から飛び出した。
ティガ「ドゥアッ!」
触手を受けたティガが倒れた。
ティガ「・・・フッ!」
すぐに立ち上がってメガタノゾーアを睨む。
ティガ・トリガー「ッ!」
後ろの海面から触手が飛び出した。いち早く気付いたティガとトリガーが触手を掴んだ。
ティガ「ッ!」
掴んでる触手に気を取られてる隙に、別の触手に足を滑らせた。
ティガ「ドゥアッ!」
トリガー「ウアッ!」
触手で転んだティガとトリガー。
アールスハイド王国・王城。上空に映っているティガとトリガーとメガタノゾーアの戦いを見ている。
ジリオラ「アイツ、かなり強いわね・・・」
ダイアナ「うん・・・今までの怪獣より強いのは確かだね・・・」
イングリット「・・・・!」
別の場所。
ジェームス「ティガ・・・!」
フェリ「タクト!頑張れ!」
アリーザ「頑張れウルトラマン!!」
アウラー。
レイン「頑張ってタクトさん!」
クラウド「頑張れ!」
海。メガタノゾーアの触手がティガとトリガーの首を絞めた。だが。
ティガ・トリガー「ーーーーーーーーハァッ!」
パワータイプとグリッタートリガーエタニティにタイプチェンジした。
ティガ「タァッ!」
グリッタートリガーエタニティ「ダァッ!」
首を絞めてる触手を引き千切った。
メガタノゾーア「ーーーーーーーーーー!!!」
ティガ「タァッ!」
グリッタートリガーエタニティ「ダァッ!」
パワーパンチとグリッタートリガーパンチをメガタノゾーアの胴体にダメージを何度も与える。
ティガ「ッ!」
後ろから迫る触手に気付いたティガ。
ティガ「タァッ!」
ハンドスラッシュで触手を撃ち落とした。だが別の触手が海面から飛び出した。
グリッタートリガーエタニティ「フッ!」
触手を掴んでティガに向けた。
ティガ「タァッ!」
ティガ電撃キックで触手を蹴り落とした。
メガタノゾーア「ーーーーーーーーーー!!!」
ティガ「フッ!!」
両腕を左右から上にあげ、胸の前に集めた超高熱のエネルギーを光球にした。
ティガ「タァッ!!」
デラシウム光流がメガタノゾーアの胴体に直撃した。
グリッタートリガーエタンティ「ハッ!」
両腕を前に突き出し交差させ、大きく横にゆっくり広げてエネルギーを集める。
グリッタートリガーエタニティ「ダァッ!!」
デラシウム光流に続いてグリッターゼペリオン光線もメガタノゾーアの胴体に直撃して爆発した。
ティガ・グリッタートリガーエタニティ「ッ!」
メガタノゾーア「ーーーーーーーーーー!!!」
あれ程の必殺技を受けたにも関わらず、メガタノゾーアは無傷。
カラータイマーの点滅が始まった。
ティガ「タァッ!」
グリッタートリガーエタニティ「ダァッ!」
しかし2人はメガタノゾーアに打撃攻撃を与え続ける。
ヘザー『もう余興はお終いかしら?今度は私の番ね!』
両目を赤色に光らせた瞬間。
ティガ「ドゥアッ!?」
グリッタートリガーエタニティ「ウアッ!?」
2人の全身に小さな爆発が起こった。怯んだ2人に4本の触手が絡んだ。
ティガ「ッ!!」
グリッタートリガーエタニティ「ッ!!」
4本の触手が2人の腕を掴んで身動きを封じた。
ヘザー『見届けろ人間共!ウルトラマンが滅びる瞬間を!!!!!』
メガタノゾーア「ーーーーーーーーーー!!!!」
胴体から2つの紫色の光線が発射し、ティガとグリッタートリガーエタニティの胴体を貫通した。
フェオン「タクトォーーーーーーーー!!!!!」
ロゼッタ「アラーーーーーーーーーン!!!!!」
シン達「ッ!!!」
ティガ「ウ・・・ッ!」
グリッタートリガーエタニティ「・・・・!」
光線を貫通された2人のウルトラマンの体が、一瞬で石像に戻ってしまった。
ガルーダ「2人が・・・石像になっちゃった・・・」
ゴーテル「そんな・・・・・」
メガタノゾーア「ーーーーーーーーー!!!」
ヘザー『ハハハハハハハハハ!!!!!!』
石像に戻ってしまったティガとトリガーにヘザーが高らかに嗤った。
ウルトラマンティガとウルトラマントリガーは、光を失って石の姿に戻ってしまった。光を取り戻してくれ!ティガ!トリガー!
このまま、世界は完全に闇に飲み込まれてしまうのか。
大陸を覆い尽くそうとする暗黒の雲。超邪神メガタノゾーアがタクトとアランを闇に閉ざす。ウルトラマンに光を。