ウルトラマンティガ THE ULTIMATE MAGICIANS 作:naogran
第4.5話「ユエリアンの仲間」
バイブレーションソード制作から2日後。
アールスハイド王国の学生食堂で、アリスがこんな事を言った。
アリス「ねぇタクト君。」
タクト「ん?何?」
アリス「タクト君って、3年間旅をして来たんだよね?」
タクト「まぁな。」
アリス「それで、フェオン達の事を教えてくれないかな?」
タクト「彼奴らを?」
リン「確かに。気になる。」
トニー「僕達は対面だけだったから。」
タクト「ん〜・・・シン。今日の研究会活動、俺の仲間紹介で良いか?」
シン「ああ構わないよ。皆に紹介してやってくれ。」
タクト「よし。じゃあ今日の研究会は俺の仲間達を紹介しますか。」
究極魔法研究会・研究室。
タクト「さて、皆を紹介しよう。今本人は居ないから、皆の写真で紹介しよう。」
7人の写真を机に置いた。
ユーリ「こうして見ると、クリスティ君ってハーレムねぇ。」
タクト「確かにな。まあでも気にした事ないし。まずは1人目。精霊のグレア。」
グレアの写真を見る。
タクト「俺が初めて出会った仲間だ。彼女は蝶々の精霊で、俺達のムードメーカーだ。」
マリア「精霊って本でしか登場しないと思っていたけど、本当に居るんだね。」
タクト「彼女の特徴は、伸縮魔法。体を人間と同じ大きさになったり、小さくしたりも出来る。グレアと出会った時は、かなり癖だったな。」
オリビア「癖ですか?」
タクト「俺が今持ってるウルトラマンティガの力、それを授ける前に出会ってな。あの時のグレアは、上半身が壁にめり込んでな。見てられなかったんだ。」
シシリー「おっちょこちょいなんですね。」
タクト「んで、俺がグレアを引っ張って助けた。実は俺、一度グレアと喧嘩した事があってな。」
マリア「え?そうなの?どんな時?」
タクト「ビリア共和国って言う国にある廃墟で、花瓶を風水や見栄えとかの見解の相違で喧嘩になったんだ。んで後に和解した。」
トール「風水や見栄え・・・どちらも大事ですかね。」
アウグスト「しかし、廃墟で寝泊まりするとはかなりの度胸だな。」
タクト「次は・・・の前に、皆に1つ教えておきたい事がある。」
マーク「何をッスか?」
タクト「今から話す6人の故郷についてだ。彼女達はユエリアンと言う村の出身でな、今は滅ぼされている。」
アウグスト「ユエリアン。父上が言っていた村か。」
タクト「そうだ。その村では娘達が戦士として育成されると言う風習がある。」
トニー「戦士?それって、魔物ハンターと同じ?」
タクト「殆どはそうだ。んで、まずはフェオンだ。」
フェオンの写真を見る。
タクト「今旅してる戦士の6人の中で最年長。皆を纏めるリーダー的な存在だ。」
アリス「何か品格あるね。お姉さんみたい。」
タクト「いや、実際は母親みたいな人だぞ。」
アリス「え?母親?」
タクト「女子力高いお姉さん目指してるって言ってるけど、武器は大剣だし。」
マリア「大剣って、恐ろしいわね。」
タクト「まぁ実際、将来母親になる娘だし。」
ユーリ「どう言う事なの?」
タクト「ホラ。」
左手の薬指のオキザリスのマリッジリングを見せる。
ユーリ「薬指のリング・・・まさかクリスティ君!」
タクト「ああ。俺結婚してる。フェオンと。」
アリス・リン・ユーリ・トニー・マーク・オリビア「えええええ!?」
シン(凄い反応・・・)
アリス「もう女房が居るの!?早くない!?」
タクト「んで、彼女の妹のイザベラ。」
イザベラの写真を見る。
タクト「俺の義妹で、優しくて良い子。武器は魔法で、蔦の魔法を得意としてる。実はフェオンとイザベラ、小さい頃から苦労しててな。」
アウグスト「そうなのか?」
タクト「両親は、2人が幼い頃に亡くなってな。フェオンは亡くなった親の代わりにイザベラを育てたんだ。料理とか洗濯とか。色々頑張って来た。んで、フェオンは妹を守るお姉ちゃんとして戦士になった。イザベラも、お姉ちゃんに憧れて戦士になったんだ。」
トール「お2人は苦労していたんですね。」
タクト「あ、言い忘れた事がある。フェオンは幽霊が苦手だ。」
シン「そうなの?」
タクト「ああ。切れない奴に勝ち目ないって。」
アウグスト「意外と子供っぽい一面だな。」
タクト「次はエミリーとヒナ。」
エミリーとヒナの写真を見る。
タクト「エミリーとヒナは幼馴染み同士で、どうやら赤ん坊の頃からずっと一緒らしくて。エミリーの武器は太刀で、ヒナは武器はないが、回復や治癒の魔法を持っている神子だ。」
アリス「神子?ユエリアンにも神子が居るんだ?」
タクト「そう。戦士の他に、戦士をサポートする神子も居る。ヒナは神子の中で上位に当たる実力を持ってる。ずっとエミリーにべったりでな、何か夫婦みたいな感じ。」
シン「女子同士で夫婦って・・・」
タクト「エミリーは今までの模擬戦で、俺だけ引き分け続きなんだ。」
シシリー「かなりの実力者なんですね。」
タクト「ヒナは包容力があって、皆のお母さんみたいな娘だ。エミリー曰く、彼女の膝枕は気持ち良いって。」
トール「まさに母親みたいですね。」
タクト「俺は膝枕で寝かされたけど、あれはかなり・・・ハッ!」
アリス「あ。正気に戻った。」
タクト「んん!じゃあ続けるぞ。レアとアンナ。」
レアとアンナの写真を見る。
タクト「レアは結構男勝りな娘で、猪突猛進であった。今は殆ど改善されて戦い方がマシになってる。武器は旋刃盤。アンナは俺達の中で体が弱くて、幼い頃から戦士として育てられた。」
アウグスト「ん?体が弱いのに戦士になったのか?」
タクト「彼女が志願したらしくてな。体質改善する為に戦士になったんだ。武器はクロスボウ。」
マリア「クロスボウ?どんなの?」
タクト「前にアンナのクロスボウを模造したのがある。」
異空間収納から模造クロスボウを出した。
タクト「ここに矢を装填して、ここのトリガーを引いて発射する武器だ。」
アウグスト「わざわざ引いて撃つ動作も必要ないのか。画期的な武器だ。」
タクト「アンナには打って付けの武器なのは納得出来る。」
アウグスト「それで、アンナは今も体が弱いのか?」
タクト「いや、模擬戦や体質改善のお陰で徐々に良くなったって。これからも改善されるのを楽しみにしてる。そして彼女は子供好きだけど、女の子に目がない性格でな。」
シシリー「可愛くてしょうがないんでしょうか?」
タクト「だと良いけど。それとレアだけど、オールバックでツインテールしてるだろ?」
マリア「うん。」
タクト「これ、髪下ろしたレアの写真。」
その写真を見せた。
全員「!?」
その写真には、美少女になったレアの姿が写っていた。
タクト「可愛いだろ?」
マリア「な、何これ・・・!?」
タクト「男勝りだけど、髪下ろすと絶世の美女。これぞギャップ萌え。でも本人はこの姿を嫌ってるし勿体無いなぁ〜。」
シン「レアは今の姿の方が性に似合ってるかもな。」
アリス「こうして見ると、個性的な仲間達だね。」
タクト「皆俺の大事な仲間だ。俺は仲間を一切手放さない。これからもずっと。」
オリビア「そう言えばクリスティ君って何処の国から来たんですか?」
タクト「ノーコメント。」
アリス「教えないの?」
リン「凄く気になる。」
タクト「人には言えない秘密ってのがあるんだよ。さて、改めて皆を紹介するからフェオン達の元へ行くぞ〜!」
リン「あ!逃げた!」
アリス「タクト君待てー!」
アウグスト「タクトは、私達に会う前に良い仲間に出会えて良かったな。」
シシリー「はい。とっても生き生きしています。」
シン「よし。皆ウチにおいでよ。」