ウルトラマンティガ THE ULTIMATE MAGICIANS 作:naogran
ここはとある国。この国で1人の黒髪の少女が。
少年A「おい誰だよ。こんな所に魔女呼んだ奴はよ。」
少女A「知らないわよ。あなたじゃないの?」
少年B「いや、待てよ?コイツが勝手にここに居るだけなんじゃねえの?」
少女B「そうね。じゃあ部外者に断定された魔女さん、とっとと消えなさい?」
黒髪の少女「・・・・・」
その少女は街を歩く度に。
男「おいまだ居るのかよ、あの魔女。」
女「本当気味悪いわねぇ。」
黒髪の少女「・・・・」
男「おい何睨んでんだよ。何か文句あんのか?あぁ?」
黒髪の少女はその男に暴力を振られた。
家に帰る途中でも、周りから陰口や泥や石を投げられるばかり。
家に帰っても。親は居ない。
黒髪の少女「・・・・・」
行く宛ても帰る場所もない彼女は、ただ街の裏路地で過ごすしかなかった。
黒髪の少女「どうして・・・どうして私がこんな事に・・・」
何故周りから迫害を受けなきゃならないのか。彼女は解らないまま泣くしかなかった。
クリミア王国を発ったタクト達が次に向かったのは、ラミレス王国。
アンナ「ラミレス王国。何の事件や異常もない国ですね。」
フェオン「まぁ、この平和が私達にとって都合が良いわ。」
イザベラ「ん?皆さんこれ見て下さい。」
街中にある掲示板に貼られてる紙を見付けた。
イザベラ「この国には、国の平和を保つ神獣が居る。その神獣が怒りに触れた時、生け贄を捧げれば怒りは静まり、再び平和が保たれる。」
レア「生け贄だって?平和と打って変わって残酷だなぁ。」
エミリー「でも、周りの様子だと生け贄を探してるって雰囲気じゃないようだ。」
カサンドラ「ただの迷信じゃないんですか?」
ヒナ「分かりませんよ?もしかしたら生け贄はあなたかも〜?」
カサンドラ「ヒィィ!もうヒナ!!怖がらせないで下さい!!」
ヒナ「冗談ですよ。ごめんなさいね?カサンドラさん。」
ティオ「ん?タクトは何処行ったの?」
グレア「トイレ行ってる。」
トイレからタクトが出た。
タクト「ふぅ〜。スッキリした。さて、ラミレス王国はどんな国なのか観光してみるか。」
男「あ〜、やっと魔女が居なくなったなぁ。」
女「全くね。あのガキが居ると何されるか分からないもんねぇ。」
通り過ぎるカップルのその会話を盗み聞きした。
タクト「魔女?」
一方フェオン達は。
レア「うっほほ〜!彼処の屋台で買ったトウモロコシ美味え!」
フェオン「もう、タクトが戻って来ない間に先に食べてるんじゃないよ。」
レア「だって腹減ってたんだし!」
フェオン「にしてもタクト遅いわね。いつまで待たせてるのかしら?」
エミリー「ティオ。すまないがタクトを迎えに行ってくれるか?」
ティオ「うん。分かった。」
皆と合流しに行くタクトが途中、街の裏路地に目を付けた。
タクト「・・・気のせいか。」
黒髪の少女「・・・・」
タクト「ん?」
裏路地からこっちを見てる黒髪の少女がタクトと目が合った。
黒髪の少女「・・・・・・」
タクト(女の子?何でここに?)
黒髪の少女「・・・・・・」
タクト(怯えてる?俺何かしたのか?)
ティオ「おーーい!」
タクト「あ、ティオ。」
ティオ「ここで何してるの?皆待ってるよ?」
タクト「悪い悪い。ティオ、あの子。」
ティオ「え?女の子?」
タクト「行ってみるか。」
裏路地に居座ってる少女に近付き、しゃがんで目線を合わせる。
タクト「君どうしたんだ?こんな所で。」
黒髪の少女「・・・」
タクト「服がボロボロだし、顔に泥が付いてる。」
黒髪の少女「・・・って・・・」
タクト「ん?」
黒髪の少女「あっち行って!」
タクト「うわあっ!?」
突然石を投げられたが、ティオが風魔法で防いだ。
ティオ「い、いきなりどうしたの?」
黒髪の少女「あっち行ってよ!私に関わると呪われるのに・・・」
タクト・ティオ「呪われる?」
2人はお互いを見て、また少女を見る。
タクト「何かワケありだな。なぁ、詳しく聞かせてくれるか?」
黒髪の少女「え・・・?」
ティオ「そうだね。まずは相談から。仲間達が居るから、彼女達も相談に乗ってあげれるよ。」
黒髪の少女「私を・・・助けてくれるの・・・?」
タクト「困ってる人を放っておける訳にはいかないんだよ。俺達は。さっ、一緒に行こ?」
黒髪の少女「待って!」
タクト「?」
黒髪の少女「ここから動けない・・・ここから出たら、またイジメられる・・・」
タクト「・・・お!だったら!」
異空間収納から、黒色のフードを出した。それを少女に被せた。
タクト「これで誰か分からないから安心しろ。」
ティオ「さっ、早く。」
黒髪の少女「・・・・」
チェックインしたホテル。
フェオン「んで、またイジメられるとこの子が言ったから、フードを被せたって訳ね。」
レア「タクトは本当に何でも拾うんだよな。」
タクト「余計な口叩くな。さぁ、ここでなら大丈夫だ。」
フードを外してあげた。
黒髪の少女「・・・・」
ヒナ「この子ですね。」
タクト「じゃあまずは名前を聞かなきゃだな。まずは俺達の自己紹介。俺はタクト=クリスティ。そしてフェオン、イザベラ、エミリー、ヒナ、レア、アンナ、カサンドラ、グレア、ティオだ。皆俺の仲間達だ。」
黒髪の少女「仲間・・・私はドロレス・・・ドロレス=ワイズマン。」
タクト「ドロレス。何で君はあの裏路地に居たんだ?」
ドロレス「実は私・・・」
目を覆ってる前髪を上げた。彼女の目は・・・
右が青、左が黄色のオッドアイになっていた。
タクト「オッドアイ?」
ドロレス「これ、魔眼なの。」
グレア「魔眼?じゃあ人の心が読める魔法を持ってるって事?」
ドロレス「うん。生まれ付きで、周りからイジメを受けてたの。」
レア「酷いな。親は居ないのか?」
ドロレス「親は亡くなった。ずっと私を守ってくれた。」
レア「何もしていないのにどうしてイジメる必要があるんだ?」
タクト「ラミレス王国は、大昔にコスペル王国と同じく魔女狩りがあってな。特に魔眼を持ってる女性。魔眼を持ってる魔女は全てオッドアイだった。だからドロレスも魔女にされてるって訳なんだ。」
カサンドラ「詳しいんですね。」
タクト「この国の歴史なんてさっき熟知した。」
イザベラ「あ、でしたら生け贄について分かりますか?」
タクト「何でも国の平和を保ってくれてる神獣が怒りに触れた時、生け贄を選び供物として神獣に捧げるって話だろ?」
ドロレス「・・・生け贄・・・次の生け贄は・・・私かも・・・」
全員「え?」
ドロレス「私が魔女だから・・・だから皆私を・・・」
タクト「・・・ドロレス。その神獣を俺達に任せてはくれないか?」
ドロレス「え・・・?」
ヒナ「タ、タクトさん!?まさか神獣を倒すと言うのですか!?」
タクト「いや、まだ倒すかなんて決めてない。姿はどんな感じか解らないから。エミリー。アンナ。国民に聞き込みをして、神獣の姿を絵に描いてくれるか?」
1枚のキャンバスと絵の具をアンナに渡した。
アンナ「分かりました。行って来ます。」
エミリー「任せろ。」
2人は聞き込みしに行った。
ドロレス「神獣を任せろって、どう言う事?」
タクト「俺達は、多くの魔人や魔物や災害級を倒した。そして、多くの困ってる人達を助けたんだ。」
レア「まぁタクトは差し詰め、お人好しな奴だ。」
ドロレス「・・・・・」
レア「ん?どうしたんだ?」
ドロレス「今、あなた達の心を読んだ。あなた達はこの国と違って、優しい心を持ってる。綺麗な心を持った人・・・初めてよ・・・」
自分の味方になってくれるタクト達に、ドロレスが涙を流した。
フェオン「大丈夫?」
ドロレス「ぐすっ・・・ううっ・・・ごめんなさい・・・」
フェオン「ドロレス。」
泣きじゃくるドロレスを、フェオンが優しく抱き締めた。
フェオン「辛かったでしょ?大丈夫よ。私達が、あなたを守ってあげる。」
ドロレス「・・・うん・・・」
そこにエミリーとアンナが戻って来た。
エミリー「戻ったぞ。」
アンナ「姿が判りました。これです。」
神獣の姿を描いたキャンバスをタクトに渡す。
タクト「ご苦労さん。・・・っ!マンティコアか!」
イザベラ「マンティコア?何ですかそれ?」
タクト「人間の顔、ライオンの胴体、蠍の尻尾、蝙蝠の翼、鮫の牙。人食いと言う意味を持つ怪物だ。」
イザベラ「ひ、人食い!?」
タクト「伝説によると、『マンティコアが一度食事を開始すれば、一国の軍隊が全滅するまでその空腹は満たされない』と記されてある。」
カサンドラ「それは厄介な神獣ですね!」
タクト「だが、一瞬で空腹を満たす条件があると書かれてあった。強い魔力だ。」
ドロレス「じゃあ本当に私を・・・」
タクト「・・・そうだ!俺に考えがある。」
グレア「考え?どんなの?」
タクト「これを使う。」
異空間収納から出した物とは・・・
その翌日。ドロレスが裏路地で居座っている。
男「お、居た居た。」
そこにカップルがドロレスを見付け、無理矢理裏路地から引き摺り出した。
男「おいドロレス。生け贄はお前に決まったぞ。」
女「早く祭壇へ行きなさい?」
ドロレス「何で・・・?」
男「あぁ?俺達に口答えするのか?」
女「いい?あなたに拒否権なんて一切ないの。早く行きなさい。」
男「もし行かなかったら、分かるよな?」
ドロレス「・・・・・」
脅しを受け、ドロレスが祭壇へ向かう。
湖前の祭壇では、国民達がドロレスが生け贄に捧げられるのを待っていた。
少年「あ!来たよ!」
そこにドロレスが来た。国民達はクスクスと笑い、更には陰口を叩く。
神官「ドロレス。こっちへ。」
祭壇にドロレスが立った。
神官「さぁ諸君!今この国の神獣様が怒りに満ち溢れている!このままでは、ラミレス王国は滅んでしまう!だが心配はない。ドロレス=ワイズマンが生け贄に選ばれた事で、国は再び平和が訪れる!さぁ神獣様!生け贄を食し、我がラミレス王国を救いたまえ!!」
すると湖から、神獣マンティコアが出現した。
マンティコア「ーーーーーーー!!!」
ドロレス「ッ・・・」
神官「神獣様、此方の生娘をお召し上がり下さい!」
マンティコア「ーーーーーーー!!!」
顔を近付き、ドロレスを食べようとした。
ドロレス「ッ!!」
しかし、ドロレスがクロスボウを連射してマンティコアの牙を砕いた。
マンティコア「ーーーーーー!!!」
牙を砕かれたマンティコアが苦しむ。国民達がどよめき始めた。
神官「な、何だと!?」
ドロレス「いつから本物だと思ったのですか?」
神官「何!?貴様何者だ!?」
ドロレス「私は・・・」
自分の髪の毛を脱ぎ捨てると、アンナの姿になった。
アンナ「ただの観光客ですよ。」
男「あ!彼奴この国の観光に来た奴だ!!」
女「何で魔女に変装したのよ!!」
神官「ほ、本物のドロレスは何処だ!」
タクト「お探し者はここだぜ!」
国民達「!?」
そこに現れたタクト達。ドロレスも一緒だ。
タクト「良い演技だったぜ!アンナ!」
アンナ「光栄です!タクトさん!」
神官「どう言う事だ!!何故本物がお前達と一緒に!?」
タクト「匿ったんだよ。俺達が。昨日な。」
昨日の出来事。
タクト『これを使う。』
異空間収納から取り出したのは、黒髪のカツラと白いワンピース。
グレア『それでどうするの?』
タクト『これを使ってドロレスに変装させる。翌日の生け贄の儀式で現れた神獣マンティコアを倒す。それが俺の計画だ。』
エミリー『それで、変装は誰がするんだ?幾ら本物を演じると言われても、かなりの度胸が必要だが・・・』
アンナ『私にやらせて下さい。』
立候補したのは、アンナだった。
レア『アンナ!?』
タクト『アンナ。下手すれば神獣に食われるリスクが高い。いけるのか?』
アンナ『食べられるのは怖いですが、ドロレスさんを助けたい思う気持ちが1番です。タクトさん、その大任私に任せて下さい。』
フェオン『アンナ。初めて会った時から凄く成長したわね。』
レア『やっぱりお前はレアの妹だ!』
タクト『よし。そうと決まれば下準備だ。』
アンナ『お願いします。』
ドロレスに似せるように、ワンピースを汚し、黒髪のカツラをボサボサにする。
アンナ『どうですか?』
ドロレス『嘘・・・私・・・!?』
タクト『良いな。身長はドロレスと同じだ。ただちょっと胸が大きいのが・・・』
アンナ『嫌味ですか?』
タクト『すみません。』
そして現在。
タクト「って訳だ。」
神官「何故だ!何故お前達は忌まわしい魔女を助けるんだ!!」
少年「そうだよ!!そいつは僕達にとっては疫病神だよ!!」
少女「あなた達もそいつと同じ疫病神ね!!」
タクト「んな事はどうでもいいんだよ!!」
国民「!?」
タクト「目の前に困ってる人を放っておけない。ただそれだけだ!ドロレスを頼む。」
フェオン「分かったわ!アンナ!」
アンナ「はい!」
ドロレスを連れて一緒に逃げる。
マンティコア「ーーーーーーーー!!」
神官「クッ!神獣様!あの男をお召し上がり下さい!」
マンティコア「ーーーーーーーー!!」
国民「うわあああああ!!」
捕食のターゲットがタクトに変わった。国民達は一斉に避難した。
タクト「アンタ達の信じる神なんて、ただの魔物だ。」
スパークレンスの光を解放した。
ティガ「タァッ!」
ウルトラマンティガが宙返りし、マンティコアにマルチキックを蹴り込んだ。
マンティコア「ーーーーーーーー!!」
ティガ「タァッ!」
ジャンプしてマンティコアの背中に乗り、マルチチョップとマルチパンチを連続で叩き込む。
マンティコア「ーーーーーー!!」
ティガ「ドゥアッ!」
振り落とされ、湖に落ちた。
アンナ「タクトさん!援護します!」
クロスボウを連射した。
マンティコア「ーーーーーーー!!」
クロスボウの矢が、マンティコアの右目を刺した。
ティガ「タァッ!!」
苦しむマンティコアの前にティガが着地し、マルチキック、マルチパンチの連続攻撃。
マンティコア「ーーーーーーー!!」
尻尾から毒液を噴射した。
ティガ「ハァッ!!」
宙返りして避けた。
ティガ「ハァッ!!」
尻尾をハンドスラッシュで破壊した。
ティガ「タァッ!!ハァッ!!」
マンティコア「ーーーーーーー!!」
ティガ「アァッ!!」
マルチキックを繰り出すティガの右足をマンティコアが噛み掴み、後ろへ放り投げた。
ティガ「フッ!!」
何とか着地したティガが、破壊した尻尾を掴んで、胴体に何度も叩き込む。
マンティコア「ーーーーーーー!!」
ティガ「タァッ!!」
そのまま後ろへ放り投げた。
マンティコア「ーーーーーーー!!」
放り投げられたマンティコアが、転がりながら火炎放射した。
ティガ「ドゥアッ!!」
火炎放射を受けたティガが倒れた。
男「そうだいけ!!彼奴を殺せ!!」
神官「神の怒りを思い知れ!!」
少年「あの魔女と同じ報いを受けろ!!」
国民「殺せ!殺せ!」
ドロレス「・・・私は・・・」
マンティコア「ーーーーーーーー!!」
ティガ「アァッ!」
マンティコアの反撃でティガが苦しむ。
フェオン「タクト!!」
エミリー「フェオンさん!!」
飛び出したフェオンとエミリーがマンティコアに立ち向かう。
フェオン・エミリー「ヤアアァァァァァ!!!!」
振り下ろした大剣と太刀が、マンティコアの翼を斬り裂いた。
ティガ「・・・・」
マンティコア「ーーーーーーー!!!」
フェオン「タクト!!今よ!!」
ティガ「ッ!!」
首肯したティガが、マンティコアに向かって走る。
ティガ「タァッ!!」
タックルでマンティコアを突き飛ばす。
ティガ「フッ!!」
力を振り絞ってマンティコアを持ち上げ、ウルトラ・ホイッパーで空高く放り投げた。
ドロレス「奴の弱点はお腹よ!!そこを狙って!!」
カサンドラ「ドロレス!?マンティコアの心を!!」
ティガ「ッ!!」
マンティコアの腹が黄色く光ってる。
ティガ「フッ!!」
両腕を前に突き出し交差させ、大きく横にゆっくり広げてエネルギーを集める。
ティガ「タァッ!!」
ゼペリオン光線が、マンティコアの腹部に直撃した。
マンティコア「ーーーーーーーー!!!」
腹部を破壊されたマンティコアが、断末魔の咆哮を上げながら大爆発した。
ティガ「・・・・」
光となって、タクトの姿に戻った。
戦いの後。
ドロレス「ありがとう。私を助けてくれて。」
フェオン「気にしないでよ。この位当然なんだからさ。」
ドロレス「あなたのあの力は、一体何だったの?」
タクト「ウルトラマンティガ。超古代の戦士さ。それより、君はこれからどうする?ここで暮らすか?それとも・・・」
ドロレス「私は・・・」
するとそこに、国民達が現れた。
男「貴様・・・よくも・・・!」
彼等は、凶器を握っている。
レア「おいおい何だ何だ?」
タクト「トチ狂ってるな。神を殺した俺達を殺そうとしてるな。」
少年「何で僕達の神様を殺したんだよ!!」
少女「全部あなた達のせいよ!!あなた達が来たからこんな事になったのよ!!」
タクト「こんな奴等とおさらばしたいんだが、ドロレス。君はどうする?」
ドロレス「・・・私も行きたい!私をあなた達の旅に連れてって!!」
グレア「じゃあ決まりだね!よっと!!」
火を飛ばし、炎の壁を作った。
ティオ「ハァッ!!」
風の魔法でタクト達を包む。
神官「クソッ!!・・・なっ!?」
炎と風が晴れると、そこには誰も居なかった。
国民達「・・・・・・」
ラミレス王国から離れた丘の上。
ヒナ「逃げれましたね。」
レア「ああ。」
テレポーテーションで丘まで逃げれた。
フェオン「?」
するとラミレス王国から、人々の争う声が聞こえた。
レア「何だ?王国から荒い声が聞こえるぞ?」
ドロレス「国の皆同士で責任転嫁して内戦を起こしてるみたい。」
タクト「何処まで自分の罪を認めない奴等なんだ。放って置けば王国は自滅する。さて、これで君は解放された。もうあの国に未練なんてないだろ?」
ドロレス「うん。」
エミリー「宜しくな。ドロレス。」
ドロレス「宜しくね。」
その夜。森の中で野営する。
タクト「さてと、新たな仲間が入った事で、やるべき事が2つある。」
ドロレス「え?」
タクト「1つは、君の格好だ。」
ドロレス「あ・・・」
タクト「ヒナ。余ってる服全部出してくれ。」
ヒナ「分かりました。」
異空間収納から、余ってる服を全て出した。
タクト「俺とティオが向こう行ってるから、彼女を綺麗に洗って、皆で服を選んで着させてくれ。」
フェオン「任せて!」
木の裏に隠れる2人。
ティオ「また仲間が増えたね。」
タクト「まぁな。大勢居る方が俺にとっては好きだし。」
ティオ「分かるよその気持ち。」
フェオン『終わったわよー!』
タクト「はいはーい!どんな感じ?」
ドロレス「ど、どうかな?」
白いブラウス、赤いカーディガン(首結び)、青いデニム吊りスカート、ローファー。
ティオ「うん。似合う似合う。」
タクト「まずは服装OK。次は君の名前だ。」
ドロレス「名前?」
タクト「その、ドロレスって言うのも何だか俺にはしっくり来ないからな。何か良い愛称はないか・・・」
ドロレス「・・・ドロシー。」
タクト「ん?」
ドロレス「お父さんとお母さんが呼んでくれた私の愛称だよ。」
レア「ドロシー・・・おぉ!良い響きだな!」
グレア「改めて宜しくね。ドロシー。」
ドロレス「うん!」
事件は収束し、ドロレスがタクト達の新たな仲間になった。
増岡大介
難波佑香
八木侑紀
キキリア連邦国の湖に打ち上げられた伝説の生物グロブスザウルスの死骸。軍隊による引き上げ作戦が始まった。