ウルトラマンティガ THE ULTIMATE MAGICIANS 作:naogran
ボーンヒルシュ王国・昼間の森林。
タクト「・・・」
フェオン「ううぅぅ・・・」
この森林を歩くタクト達の姿があった。
今朝に遡る。タクトが何かを見ていた時。
タクト『・・・・』
カサンドラ『タクト?何見てるんですか?』
イザベラ『王都の地図ですか?』
タクト『ここボーンヒルシュ王国には、嘗て地図に載っていた集落があったんだ。』
ミウ『地図に載っていた集落?』
タクト『だが、数年前に突然地図から消されたんだ。』
ジェシー『へぇ〜。どうして消されたの?』
ローラ『何か壮絶な事件があったからじゃないの?』
フェオン『・・・・・』
タクト『何で消されたのかは分からない。』
フェオン『ま、まさか・・・そこへ行こうって言うんじゃ・・・』
タクト『じゃなかったらどうする?』
フェオン『絶対何か居るよ!!』
タクト『本当、それ克服したら良いんじゃない?』
フェオン『怖いものは怖いの!』
シア『大丈夫ですよフェオンさん。私が付いていますから。』
アンナ『私達一緒ですよ。』
フェオン『・・・うん・・・』
こうして、皆でその集落へ向かう事になったのだ。
スズ「け、結構暗いよ・・・昼間なのに暗い・・・」
ユリア「スズさん。あんまりくっ付かないで下さいます?」
レア「それで、何処にその集落があるんだ?」
タクト「この辺りのはずなんだがなぁ・・・グレア、ティオ、周囲の捜索を頼む。」
グレア「分かった!」
ティオ「任せて!」
精霊2人が周囲を調べに向かった。
タクト「2人が戻って来るまで、ここで待とう。」
エミリー「しかしタクト、何故そこまで地図に存在しない集落に行きたいんだ?」
タクト「そりゃあ・・・冒険心?」
ナタリー「冒険心?何でそうなるの?」
タクト「いやぁ、男って色々冒険したくなる事があるし。それに、地図にない集落があるって聞くと無性に行きたくなるって言う俺の性。」
リナ「でも分かります!私もそう言う時ってよくありますから!」
パドメ「殿方とは、結構無謀なのでしょうか?」
タクト「言っとくがパドメ。俺を無謀だと思うのは間違いだぞ。これでも仲間の為に命を賭す事だってあるんだぞ。」
フェオン「その仲間を危険そうな場所に連れて行こうとしてるのは何処の誰よ・・・」
タクト「ぐっ。」
グレア「おーーーい!」
ティオ「怪しい場所発見したよ!」
タクト「お?」
2人が見付けた怪しい場所へ向かった。
タクト「ちょっと霧掛かってるな。」
ティオ「入ろうと思ったんだけど、邪悪な何かを感じて。」
イザベラ「この霧の奥に、集落があるのでしょうか?」
ヒナ「行ってみましょう。」
フェオン「う、うん・・・」
タクト「ティオ。結界を頼む。」
ティオ「分かった。」
風の結界を発動し、タクト達を包んだ。
タクト「じゃあ、行くぞ。」
全員が霧の中を進む。
しばらく進むと、霧が少し晴れた。
エミリー「霧が晴れたな。」
フェオン「結構進んだのかしら?」
ジェシー「ん?ねぇ、何か違和感しない?」
ミウ「え?違和感?」
パドメ「・・・いえ、感じませんが。」
タクト「皆。」
ナタリー「ん?あ!」
周りを見ると、森の木が枯れていた。
タクト「違和感の正体は、この枯れた森林だ。」
アンナ「でも、何でこんなに枯れているんですか?」
レア「誰かの悪戯か?」
タクト「悪戯にしては規模が大きい・・・まさか!」
ティオ「どうしたの?」
タクト「ティオ、結界を開けてくれ。」
ティオ「わ、分かった。」
タクト「その前に、ヒナ。これ預けておいてくれ。」
ヒナ「え?は、はい。」
スパークレンスをヒナに預けた。結界が開き、タクトが結界から抜け出した。開いた結界が閉じた。
ミウ「タクト?どうしたのかしら?」
彼は出てからしばらく佇む。
フェオン「どうしたのよタクト?何かあったの?」
タクト「・・・クッ。」
突然右膝を付いて苦しんだ。
フェオン「ど、どうしたのいきなり!?」
タクト「ティオ・・・!」
ティオ「うん!」
急いで結界を開け、タクトが結界に入る。
ヒナ「大丈夫ですか!?」
治癒魔法でタクトを治した。
タクト「ああ。ありがとうヒナ。」
治った後、ヒナに預けたスパークレンスを貰った。
フェオン「急にどうしたのよ?倒れそうになったけど。」
タクト「この霧、酸性だ。」
レア「酸性だと?」
アンナ「だからさっき苦しんで・・・」
グレア「じゃあ、この枯れた森林は・・・」
タクト「酸性霧の影響で枯れたんだ。恐らく集落は、この酸性霧の影響で・・・」
カサンドラ「あ!皆さんあれ!」
前に、洞窟があった。
タクト「洞窟?」
イザベラ「ひょっとしたら、この洞窟の向こうに集落があるんでしょうか?」
タクト「・・・あるかも知れない。行こう。」
洞窟へ入る。
タクト(何故この森林に酸性霧が?)
しばらく進むと、出口が見えた。
フェオン「あれ、出口じゃない?」
タクト「抜けるぞ。」
出口へ出た。
全員「・・・・・・」
出た場所は、自然に溢れる集落だった。
タクト「ここが、地図にない集落・・・」
カサンドラ「何でしょう?さっきの森林とは桁違いに綺麗・・・」
フェオン「・・・ねぇ皆、ここ何かユエリアンに似てない?」
パドメ「・・・あ!確かに!ユエリアンに酷似しています!」
タクト「え?ユエリアンに酷似?」
カサンドラ「あ!彼処に人が!」
農作業をしてる2人の村人を発見した。
タクト「ちょっと聞いて来る。」
村人に尋ねてみる。
タクト「あの、すみません。」
すると、1人の村人が消えた。
タクト「え?何だ?」
そして、鎌がタクトの首に。
タクト「いいっ!?」
村人A「あなた、どうやってここまで来たの?」
村人B「もしかして、盗賊!?」
タクト「ち、ちょっと・・・!?俺は怪しい者じゃ・・・!」
フェオン「あなた!タクトを離しなさい!」
村人「・・・ん?あれ?フェオンさん?」
突然フェオンの名前を言って、鎌を仕舞った。
フェオン「え?何で私の名前を?」
村人「私よ!」
フェオン「・・・あ!ジリオラ!!」
アンナ「と、ダイアナさん!!」
タクト「え、これってまさか・・・」
カサンドラ「フェオン達の仲間ですか?」
ジリオラ「フェオンさん、この人は誰なの?初めて見る顔だけど。」
フェオン「彼はタクト=クリスティ。私達の仲間よ。」
ジリオラ「そうだったの!?さっきはごめんなさい!」
タクト「いやぁ、このパターンは2度目な気がする・・・」
カサンドラ「カサンドラです。初めまして。」
グレア「蝶々の精霊のグレアだよ!」
ティオ「僕はティオ。風の精霊だよ。」
ジリオラ「ワオ!猫耳に精霊!初めて見るわ!」
タクト「君達もフェオンの仲間か。」
ジリオラ「そう!私はジリオラ!フェオンさん達と同じユエリアンの戦士よ!」
ダイアナ「ダイアナです。ヒナさんシアちゃんナタリーさんパドメさんと同じ神子をやっています。」
タクト「驚いたな。ここにもユエリアンの仲間達が居たなんて。」
イザベラ「お2人共、どうしてこの集落に?」
ジリオラ「私達だけじゃないわ。もう1人居るの。ダイアナ。」
ダイアナ「うん。」
信号弾を上げた。
タクト「信号弾?」
すると風が起こった。
タクト「ッ!?」
全員「ッ!!」
???「皆さん、ご無事で何よりです。」
その声の主が、風と共に現れた。
フェオン「・・・え・・・!?」
イザベラ「あ、あなたは・・・!?」
ヒナ「まさか・・・!!」
女性「元気そうで良かった。」
1人の神子だった。
フェオン達「ティエンフ様!!」
ティエンフ「うふふ。」
タクト「お知り合い?」
ヒナ「ティエンフ様は、ユエリアンの戦士の先生なんです。フェオンさん達を育てた方です。」
タクト「ユエリアンの戦士の師匠・・・」
ティエンフ「皆さん本当に来てくれました。どうやってここへ?」
フェオン「はい。彼らと共に来たんです。」
ティエンフ「彼ら?」
タクト「あ、えっと。タクト=クリスティ。」
カサンドラ「カサンドラです。」
グレア「グレアだよ!」
ティオ「ティオだよ。」
ティエンフ「私はティエンフです。フェオン達戦士の師匠で神子長をしておりました。」
カサンドラ「凄く気品のあるお方です・・・」
ティエンフ「あら?フェオン、そのリングは?」
フェオン「あ、これですか?実は、タクトと結婚しまして。」
ジリオラ「結婚!?」
ダイアナ「フェオンさんが!?」
ティエンフ「そうですか。タクトさんがフェオンと・・・」
急にタクトを睨み始めた。
タクト「え、えっと・・・(あ、これ離婚しろ案件か・・・?)」
ティエンフ「ん〜・・・」
タクト「・・・・・」
ティエンフ「あらあら〜♪フェオンにやっと春が訪れたのですね〜♪素敵な男性と結婚出来て良かったです〜♪」
タクト「認めたし。」
ティエンフ「タクトさん。末長く、フェオンを宜しくお願いします。」
タクト「あ、は、はい!任せて下さい!」
スズ「何なのコレ?」
エミリー「所でティエンフ様。どうしてここに?アステール達の襲撃の後に何が?」
ティエンフ「あ、そうですね。」
彼女は理由を話した。
ティエンフ「アステール達の襲撃の時、私はジリオラとダイアナを救出してユエリアンを離れました。幾つもの国を渡って、最終的に辿り着いたのが、この集落でした。」
タクト「けど、3人以外村人が居なかったぞ。しかも皆、ユエリアンと酷似してるって言ってたけど。」
ジリオラ「ここはね、ティエンフ様が若い頃修行していた集落だったの。」
ジェシー「え!?そうだったの!?」
ダイアナ「昔は第2のユエリアンと呼ばれていたらしいの。」
レア「でも、綺麗に保っているのは何でだ?」
ダイアナ「保存魔法のお陰で、昔と変わらず存在し続けているみたいなの。」
ティエンフ「昔はボーンヒルシュ王国の皆さんがよく来てくれていました。けど、今は何故か地図から消されていて・・・」
ミウ「成る程。だからあの酸性霧がここを地図上から消されたのね。」
ジリオラ「酸性霧?」
タクト「実は王都への道は、酸性霧で閉ざされていて。」
ティエンフ「酸性霧・・・何が原因でそれが・・・」
”ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!”
全員「!?」
タクト「何だ!?」
突然地震が発生した。
震源地は、酸性霧が蔓延する森林。
”ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!”
地震が発生し、地割れが起こった。
???「ーーーーーーーー!!!」
その地割れから、巨大な物体が出現した。
タクト「俺様子見て来る!」
エミリー「おい!彼処は酸性霧だ!」
タクト「心配するな!スパークレンスが俺を守ってくれるからな!」
彼は震源地へ向かった。
ティエンフ「スパークレンス?」
フェオン「実はタクトは・・・」
???「ーーーーーーー!!!」
スズ「ね、ねぇアレ!!!」
全員「!?」
10メートルを誇る巨体の正体。それは・・・
強酸怪獣リトマルス。
リトマルス「ーーーーーーー!!!」
フェオン「災害級!?」
リトマルス「ーーーーーーー!!!」
そのまま進軍するが、保存魔法の力にぶつかった。
震源地。
タクト「霧が晴れてる・・・それにこの巨大な穴・・・」
地面に右手を付けて、穴から出現した何かを読み取る。
タクト「・・・ッ!?リトマルス!?何処まで怪獣が居るんだ・・・進行ルートは?」
リトマルスが進んだ跡のルートを見る。
タクト「集落・・・マズい!皆が!!」
急いで集落へ走った。
集落。
リトマルス「ーーーーーーーー!!!」
体から強酸を噴射し、保存魔法を溶かした。
リナ「魔法が!!」
更に強酸が、集落の家や畑を溶かした。
ジリオラ「私の畑が!!」
フェオン「皆!!応戦するわよ!!」
エミリー「ああ!!」
フェオン達が飛翔し、リトマルスに立ち向かう。
フェオン・エミリー・ローラ・リナ「ヤアァァァァァ!!」
大剣と太刀と剣と双剣でリトマルスの胴体を切り裂く。
レア・ユリア「ハアァァァァァ!!!」
旋刃盤とハンマーを振り下ろして、リトマルスの頭を叩き込んだ。
ミウ・ジェシー「タアァァァァァ!!!」
鎌とパンチでリトマルスの胴体に深手を負わせた。
ジリオラ「ヤアァァァァァ!!!」
現れたジリオラの鞭が、リトマルスの触手を切り落とそうとするが。
リトマルス「ーーーーーーーー!!!」
触手が伸び、ジリオラに接近する。
ジリオラ「ハァッ!!」
空中回転で避け、触手に切り傷を刻んだ。
アンナ「っ!!」
クロスボウを連射し、リトマルスの全身を突き刺した。
フェオン「効いてるわ!このまま行くわよ!!」
ティエンフ「何故災害級がここを・・・」
ダイアナ「でもあの災害級、今まで見てきた種類より異端です。」
シア「はい。私達もあの災害級と同じような存在を見ました。」
イザベラ「誰かが生み出したものなのかな?」
パドメ「或いは、大昔から眠っていた可能性があるかと思います。」
ナタリー「どちらにせよ、このままじゃ奴が集落を破壊してしまう。」
リトマルス「ーーーーーーーー!!!」
激怒したリトマルスが触手を縦横無尽に振り回した。
フェオン達「うわああああああ!!!」
触手を受けたフェオン達が飛ばされてしまった。
ティエンフ「あ!」
イザベラ「お姉ちゃん!皆さん!」
スズ「あわわわわ!」
リトマルス「ーーーーーーー!!!」
怯えてるスズを発見したリトマルスが、強酸を噴射した。
スズ「うわああああ!!」
盾が発動し、巨大なバリアが展開した。
スズ「ほんと止めてよね!?死ぬの嫌だから!!」
リトマルス「ーーーーーーー!!!」
だがリトマルスが向きを変えて、倒れてるフェオン達に突進する。
フェオン「クッ・・・!!」
リトマルス「ーーーーーーー!!!」
ローラ「ッ!!」
フェオン達が潰されると思ったその時。
ティガ「タァッ!!」
ウルトラマンティガが、マルチキックでリトマルスを横に蹴り飛ばした。
フェオン「タクト!」
スズ「ウルトラマンティガ!!」
ティエンフ「あれは・・・!?」
イザベラ「ウルトラマンティガ。タクトさんです。」
ジリオラ「タクトさん・・・なの・・・!?」
ダイアナ「ウルトラマン・・・ティガ・・・」
リトマルス「ーーーーーーー!!」
ティガ「フッ!!」
触手を払い除け、リトマルスを押す。
リトマルス「ーーーーーーー!!」
ティガ「ドゥアッ!!」
2本の触手がティガを叩いた。
リトマルス「ーーーーーーー!!」
ティガ「ドゥアッ!!」
更に2本の触手でティガを押し返した。押し返されたティガだが、すぐに体勢を立て直して立った。
リトマルス「ーーーーーーー!!」
体から強酸を噴射した。
ティガ「ドゥアッ!!」
強酸を受けたティガが膝を付いた。
リトマルス「ーーーーーーー!!」
ティガ「ハァッ!!」
マルチタイプからスカイタイプへタイプチェンジして走り出す。
リトマルス「ーーーーーーー!!」
再びリトマルスが強酸を噴射した。
ティガ「ハァッ!タァッ!!」
強酸をしゃがんで避け、ジャンプからのスカイキックでリトマルスにダメージを与えた。
リトマルス「ーーーーーーー!!」
2本の触手が伸び、ティガの腹部を首を縛った。
ティガ「ドゥアッ!?」
触手で縛られたティガが苦しむ。
ジリオラ「大変!ウルトラマンティガが!」
アンナ「援護します!!ナタリーさん!!」
ナタリー「任せて!」
魔法でアンナの攻撃力を高め、アンナがクロスボウを連射した。
クロスボウを受けたリトマルスが怯み、ティガが触手から解放された。
ティガ「ウッ・・・!」
リトマルスが向きを変え、フェオン達に突進する。
ティガ「ッ!!」
リトマルス「ーーーーーー!!」
フェオン「く、来るな・・・!!」
ティエンフ「ッ!!」
ティガ「タァッ!!」
フェオン達に突進しようとするリトマルスを、ティガが引っ張る。
リトマルス「ーーーーーー!!」
ティガ「ドゥアッ!!」
しかし触手がティガを払い除けようとしてる。
ティガ「タァッ!!」
リトマルスの頭をスカイパンチで叩き込む。
ティガ「ドゥアッ!!」
だが触手がティガを突き飛ばした。
ティガ「ッ・・・!!」
フェオン「どうすれば良いの・・・!?」
ダイアナ「・・・!!」
するとダイアナが走り出した。
ジリオラ「ダイアナ!!」
リトマルスの前にダイアナが立つ。
ダイアナ「こっちに来ないで!!あっち行って!!」
彼女は信号弾でリトマルスの頭を攻撃した。
リトマルス「ーーーーーーー!!」
信号弾を受けてリトマルスが激怒し、ダイアナに向かって猛進する。
ジリオラ「ダイアナ!危ない!」
ティガ「ハァッ!!」
猛進するリトマルスの前に回ったティガが遠くへ引っ張るが。
ティガ「ドゥアッ!!」
溶かされた畑に足を突っ込んで怯んでしまった。
リトマルス「ーーーーーーーー!!」
ティガ「ウッ!ドゥアッ!」
縦横無尽に振り回るリトマルスの触手が、ティガを徹底的に叩く。
シア「ティエンフ様!どうすれば!」
ティエンフ「っ!」
リトマルスの強酸噴射口を見て、ティエンフが閃いた。
ティエンフ「アンナ。これを。」
アンナ「それは?」
渡されたのは、白い液体が入った小瓶。
ティエンフ「それはアルカリ性の液薬です。これを、奴の噴射口に打ち込めば。」
アンナ「・・・はい!」
クロスボウに、アルカリ性の液体を括り付けた矢を装填して狙いを定める。
アンナ「・・・そこです!!」
トリガーを引いて発射。液体が噴射口に入り、小瓶がリトマルスの体内で破裂した。
リトマルス「ーーーーーーー!!!」
液薬が身体中を巡り、中和され、リトマルスが苦しむ。
ティガ「ッ!」
リトマルス「ーーーーーーー!!!」
苦しむリトマルスが強酸を噴射しようとするが、強酸がただの霧になっていた。
ティガ「ハァッ!タァッ!」
スカイキックを2回命中。
ティガ「タァッ!!」
そのままリトマルスの頭を何度も殴る。
リトマルス「ーーーーーーー!!!」
霧を噴射するが。
ティガ「フッ!」
足で噴射口を塞がれた。
ティガ「タァッ!」
かなりのダメージを与え、ティガが側転して下がった。
リトマルス「ーーーーーーーー!!!」
触手を振り上げたリトマルスが。
ティガ「ッ!?」
触手を地面に叩き付け、その反動を利用してジャンプした。
ティガ「タァッ!!」
しかしティガは前転して、リトマルスの下を潜って避けた。
リトマルス「ーーーーーーーー!!!」
着地したリトマルスがティガの方へ振り向く。
ティガ「フッ!」
両腕を胸の前で交差させ、瞬時に左右に伸ばしてから上にあげてエネルギーを集める。
ティガ「タァッ!!」
ランバルト光弾がリトマルスに直撃し、リトマルスが爆発した。
スズ「やったぁー!!」
ティガ「・・・・・」
光となって、タクトの姿に戻った。
戦いの後、集落はリトマルスによって破壊されてしまっていた。
タクト「折角の集落が・・・」
ジリオラ「私の畑が・・・」
ダイアナ「ティエンフ様、これからどうしましょう・・・」
ティエンフ「・・・ならば、また新しい居場所を探しに行きましょう。」
ジリオラ「え?」
ティエンフ「ここで落ち込んでいても、何も始まりません。また新しい居場所を見付け、そこからまた新しい生活を始めれば良いのです。」
ジリオラ「ティエンフ様・・・そうですね!」
ティエンフ「フェオン。皆さんも一緒に行きませんか?」
フェオン「・・・ティエンフ様、折角のお誘いですが。私達は私達の旅があります。その旅の果てに何があるのか、私達で見極めたいんです。」
ティエンフ「そうですか。では、また皆さんと会えるのを楽しみにしています。カサンドラさん、グレアさん、ティオさん。皆さんを宜しくお願いします。」
カサンドラ「はい!」
グレア「任せて!」
ティオ「勿論だよ!」
ティエンフ「タクトさん。フェオンを宜しくお願いします。」
タクト「ああ。しっかり受け取ったぜ。」
ジリオラ「じゃあ皆、また会おうね!」
ダイアナ「お元気で!」
2人は、ティエンフと共に集落を去って行った。
タクト「良かったのか?一緒に行かなくて。」
フェオン「私達は私達で、やりたい事いっぱいあるしね。それに、大切な夫を残して行く訳ないでしょ?」
タクト「だな。」
カサンドラ「しかし、ティエンフはアルカリ性の液薬を持っていましたけど。あれは一体。」
アンナ「ティエンフ様は、草や花の他に、物質で薬を調合すると言う変わった趣味を持っていまして。」
タクト「何それ怖い・・・怒らせたらやばそう・・・」
国民に愛され、癒しの歌を持つと言われる4人の少女聖歌隊。その歌声が、突如復活したデザイアドールに奪われてしまった。彼女達に隠された秘密とは。