ウルトラマンティガ THE ULTIMATE MAGICIANS 作:naogran
ボーンヒルシュ王国。
フェオン「ハァッ!!」
レア「ぐはっ!!」
模擬戦でフェオンがレアを飛ばした。
フェオン「前より中々になったわね。レア。」
レア「けどフェオン、もうちょっと手加減して欲しいぞ。」
フェオン「そんなんじゃ、強くなれるの遠くなるわよ?」
ヒナ「フェオンさん、レアさん。お疲れ様です。」
イザベラ「終わったみたいだね。」
アンナ「では、そろそろ行きましょうか。」
フェオン「行くって何処へ?」
アンナ「聖歌隊の歌を聴きに。」
野外劇場。
聖歌隊「ーーーーーーー♪」
この日は、4人の少女聖歌隊が歌を披露していた。彼女達の歌声で、国民達は癒されている。
フェオン「ん〜。良い歌声ね〜。」
アンナ「何でしょう?今まで戦った疲れが一気に飛ぶ感じです〜。」
レア「お?痛みが一気に消えたぞ?」
カサンドラ「しかし、聖歌隊の歌を聴く前に模擬戦なんて。」
グレア「まぁまぁ。レアが公演まで時間があるから時間潰しにって。」
ティオ「それにしても、本当に凄いなぁ〜。僕の竪琴と共演したいよ。」
タクト「・・・・・」
エミリー「ん?どうしたんだタクト?」
タクト「いや、何でもない。(何だ?彼女達から感じる違和感は。)」
アンナ「あの聖歌隊は、4人の女の子達で結成されたんですよ。元気で周りを元気付けてくれるビヤンさん。皆に勇気を与えてくれるクラージュさん。優しくて癒し系のジャンティーさん。自分の誇りが取り柄のルビアさん。」
ローラ「流石アンナ。物知りね。」
アンナ「そして、彼女達聖歌隊を支えているのは、バイオリニストのシオン=パルティさん。ボーンヒルシュ王国パルティ聖堂のお孫さんです。」
リナ「へぇ〜。」
聖歌隊の歌唱が終わった。
スズ「凄い良い歌だったね〜。私心が和んじゃいそうだよ〜。」
シア「はい〜。」
ユリア「今度お会いしたら、是非お礼を申し上げましょう。」
タクト「・・・・」
そんな中タクトは、劇場から降りる4人を見ている。
ナタリー「どうしたのよタクト。」
タクト「え?何が?」
パドメ「さっきからずっと聖歌隊の方々を見てましたけど。」
タクト「ちょっと気になってな。」
ミウ「気になる?彼女達の事が?」
ジェシー「でも、気になる所なんて無いけど。タクトさんの勘違いじゃないかな?」
タクト「だと・・・良いんだけど。」
アンナ「タクトさん、明日も公演がありますよ。また聴きに行きましょう。」
タクト「ああ、そうだな。」
その夜。ボーンヒルシュ王国・パルティ聖堂の片隅の部屋。
ビヤン「疲れた〜・・・」
クラージュ「全く。あれ位でヘコたれるんじゃないわよ?」
ビヤン「歌は好きだけど、歌い続けると疲れるって言うか・・・」
ジャンティー「ビヤンちゃんは、もう少し腹式呼吸を鍛えたら長時間歌えるようになれるよ?」
クラージュ「ジャンティーは本当ビヤンを甘やかし過ぎよ。」
ルビア「情けないわね。そんなんじゃ、私みたいな世界一の聖歌少女になれないわよ?」
クラージュ「自称の癖によく言うわね。」
ルビア「五月蝿いわね!」
シオン「まあまあ落ち着いて。」
ビヤン「ん?ねぇ、今日の夜空綺麗だよ。見に行かない?」
丘の上。
ジャンティー「綺麗な星空。」
ビヤン「最初に見た時の事、覚えてる?」
クラージュ「覚えてるわよ。皆で世界一の聖歌隊になろうってビヤンが言ってたもんね。」
ビヤン「えへへ。」
そこに忍び寄る、黒い影が。
ジャンティー「ん?誰か居る。」
ビヤン「え?」
シオン「誰・・・!?」
その影が、彼女達の前に姿を現した。
影「見付けたわ。」
クラージュ「あなたは・・・!!」
ルビア「ど、どうしてアンタがここに居るのよ!!」
影「お前達に未来は、一生ない。」
その影が右手を伸ばした瞬間。
全員「っ!!」
ビヤン達4人が突然気を失って倒れた。
シオン「皆!どうしたの!?大丈夫!?」
影「あなた達の持ってる宝を頂くわよ。」
シオン「待って!」
4人に近付こうとする影の前に、シオンが立つ。
影「退きなさい。」
シオン「ああっ!」
右手で引っ叩かれてシオンが倒れた。
影「フフッ♪」
影が気絶したビヤン達の胸から、小さなカプセルを取り除いた。
影「これは頂くわ。」
そのカプセルを、影が飲み込んだ。
シオン「・・・皆に何をしたの・・・!?」
影「この子達の宝を奪ったまでよ。」
シオン「お宝・・・?」
影「安心しなさい。私は人間を殺さない主義なの。だから、あなたに危害を加えるつもりはないわ。最も、抵抗したら殺すつもりだけど。」
そう言い残し、影が去って行った。
シオン「・・・あっ!皆!」
同じ頃、ホテルの一室に眠るタクトに異変が。
タクト「ムニャムニャzzz・・・・」
???『誰か・・・誰か助けて・・・!』
タクト「・・・ん・・・?」
声が聞こえ、タクトが起きた。
タクト「誰だ・・・?俺を呼ぶのは・・・?」
???『誰か助けて・・・!』
タクト「・・・ん?この声・・・聖歌隊のビヤン・・・?しかもテレパシーか?」
ビヤン『誰か聞こえて・・・』
タクト『聞こえる。君の声が。』
テレパシーで応えてみる。
ビヤン『あなたは・・・?』
タクト『タクト=クリスティ。君達の歌を聴いた客人の1人だ。君達に何があったんだ?俺に教えてくれ。』
ビヤン『実は・・・』
翌朝。フェオン達が起床したが。
フェオン「これは・・・」
『急に居なくなってすまない。声が聞こえて明朝に出てしまった。だが、俺が居る場所の地図を入れておいた。』
タクトからの置き手紙にそう書かれてあった。
フェオン「一体どうしたのかしら?」
グレア「タクトの事だよ。何かあったに違いない。」
カサンドラ「ですが、私達に置き手紙を置いて行くなんて。」
アンナ「皆さん!大変です!」
野外劇場。聖歌隊の公演中止の張り紙が貼られていた。
イザベラ「公演中止?」
フェオン「どうしたのかしら?昨日は元気に歌ってたのに。」
ジェシー「きっと、何か事情があったんじゃないでしょうか?」
レア「喧嘩か?」
アンナ「それはなさそうだけど・・・」
ミウ「タクトの居場所は?」
フェオン「この地図によると・・・丘の上だわ!」
丘の上にタクトがやって来た。
タクト「あ。」
青空を見てるビヤン達を発見した。ビヤン達がテレパシーでタクトに話し掛けた。
ビヤン『あなたがタクトさん?』
タクト「そうだ。タクト=クリスティ。ビヤンにクラージュ、ジャンティーとルビアだな。そして君がシオン=パルティ。教えてくれ。君達に何があったんだ?」
クラージュ『昨夜に奴が現れて、私達の声を奪ってしまったの。』
タクト「声を奪われた?だからテレパシーで助けを呼んだのか。君達の声を奪った奴は誰なんだ?」
ジャンティー『ロンズデーライトよ。』
タクト「ロンズデーライト?」
ルビア『奴はデザイアドールよ。』
タクト「なっ!?デザイアドール・・・!?何故デザイアドールが!?」
ビヤン『嘗て私達は、奴の配下だったの。でも私達は、デザイアドール達のやり方に嫌気が刺して裏切った。他にも反旗を翻した子達が居たけど、私達4人を除いて全滅してしまった。』
タクト「デザイアドールの配下・・・」
ジャンティー『デザイアドールの配下。私達はデザイアウォーリアと呼ばれていたの。』
タクト「人形達の近衛兵って訳か。」
ジャンティー『うん・・・』
タクト「それからどうするつもりなんだ?デザイアドールを裏切って、挙げ句の果て声を奪われて。もう君達には・・・」
ルビア『私達は諦めない。例え声を奪われても、私達には戦う力が残っている。ロンズデーライトを倒して声を取り戻し、再び人間達に歌を届けたい。その一心で自分達の人生を捧ぐ。それが私達聖歌隊のやるべき事よ。』
???「あなた達の人生はこれまでよ。」
全員「!?」
そこに現れたのは、紺碧のドレスを身に纏った女だった。
シオン「ロンズデーライト・・・!」
タクト「奴が・・・!」
ロンズデーライト「あなた達の声は私が持ってる。後はあなた達を処理するのみ。」
タクト(奴から酸性の匂いが・・・まさか・・・!!)
クラージュ『これ以上何をしようと言うの!?』
ロンズデーライト「あなた達は私達の裏切り者。裏切り者を始末するのが、私達デザイアドールの正義。さぁ、私達の正義の為に死になさい!!」
ショットガンの銃口をビヤン達に向けた。
ロンズデーライト「死ねぇ!!」
ショットガンを発砲した。
ビヤン『ッ・・・!!』
ショットガンの弾丸が、ビヤンの右肩を貫いた。
クラージュ・ルビア『ビヤン!!』
ジャンティー『ビヤンちゃん!!』
タクト「・・・・!!」
今度はシオンに銃口を向けた。
シオン「え・・・!?」
ロンズデーライト「我々への反逆は、死をもって償いなさい。」
ショットガンを握ってシオンに近付く。
シオン「・・・!!」
ビヤン『さ、させない・・・!』
左手でロンズデーライトの足を掴む。
ロンズデーライト「は、離せ!!」
タクト「ッ!!」
隙を見たタクトが、ロンズデーライトを殴り倒した。
ロンズデーライト「アアッ!!!」
タクト「自由と人生を踏み躙って・・・何が正義だ!!!」
ロンズデーライト「フッ。良いわ。あなた達全員皆殺しよ。」
ショットガンを仕舞って力を解放し10メートルに巨大化し、背負ってる巨大な斧を握った。
ロンズデーライト「さぁ、正義の為に死になさい!!!」
ビヤン『ッ!!!』
斧を振り下ろすロンズデーライトだが。
遠くからクロスボウの矢が飛んで来た。
しかし、矢はロンズデーライトの体で弾かれた。
ロンズデーライト「ん?」
タクト「あ!!」
そこにフェオン達が駆け付けた。
フェオン「タクト!大丈夫!?」
タクト「ああ。」
ローラ「何なの彼奴?」
スズ「デカいんですけど!?」
カサンドラ「あの姿・・・まさかデザイアドール!?」
スズ「な、何なのそれ!?」
ヒナ「大昔の魔道具師達によって造られた、戦争を終わらせる為の魔道具です。ですが、その強暴の力故に封印されたはずですが・・・」
タクト「奴から酸性の反応があった。」
ジェシー「じゃあ、あの時の霧で・・・!?」
ロンズデーライト「邪魔が入ったわね。」
フェオン「ここは私達に任せて。タクトは彼女達を。」
タクト「分かった。こっち。」
急いでビヤン達を連れて避難した。
レア「お前の相手はレア達だ!覚悟しろ!」
ロンズデーライト「いいわ。あなた達から始末してあげるわ。」
フェオン「ハアァッ!!」
ローラ「フッ!!」
ユリア「タァッ!!」
3つの武器が、ロンズデーライトに直撃したが。
ロンズデーライト「どうしたの?この程度なんて片腹痛いわ。」
レア「だったらこれならどうだ!!」
カサンドラ「行きます!!」
リナ「ドリャアアアア!!!」
3人の攻撃を受けたロンズデーライトだが、傷1つすら付かなかった。
カサンドラ「か、硬い!?」
レア「頑丈な奴だ・・・!!」
ロンズデーライト「この程度とは残念ね。ハァッ!!」
巨大な斧を横に振って風を起こした。
フェオン達「うわああああああ!!」
イザベラ「お姉ちゃん!!」
ジェシー「どうなってるの!?」
ミウ「あれだけの攻撃を受けたのに、傷が付かないなんて・・・!」
グレア「ムムム・・・そうか!彼奴の体、ロンズデーライトで出来てる!」
アンナ「それってまさか、ダイヤモンドより硬い物質って事ですか?」
グレア「間違いないよ!」
ティオ「僕達の攻撃を受け付けないなんて・・・!」
丘の下。
タクト「皆苦戦してるみたいだ・・・」
シオン「どうするんですか?」
タクト「俺も戦う。」
ルビア『どうやって!?』
タクト「・・・・」
彼はスパークレンスを取り出して、光を解放した。
ティガ「タァッ!!」
ロンズデーライトの前に、ウルトラマンティガが現れた。
フェオン「タクト!!」
ティガ「フッ!」
ロンズデーライト「その姿・・・ウルトラマンティガか!!」
ティガ「タァッ!!」
ダッシュからの飛び蹴りがロンズデーライトに直撃した。
ロンズデーライト「ハアァッ!!」
斧を振り下ろしたが、ティガが側転で避けた。
ティガ「フッ!」
隙を見たティガがロンズデーライトの頭部を掴む。
ティガ「タァッ!ハァッ!」
頭部を掴みながら、腹部にニーキックを2回蹴り込む。
ロンズデーライト「離せ!!」
ティガ「ドゥアッ!!」
右手の裏拳でティガを殴り飛ばした。
ティガ「ハァッ!!」
起き上がったティガが、ロンズデーライトの両肩にマルチチョップを叩き込んだ。
ロンズデーライト「鬱陶しい!!」
ティガ「ドゥアッ!!」
ショットガンで叩き飛ばされた。
ロンズデーライト「喰らえ!!」
ショットガンを連射した。
ティガ「ハァッ!!」
横に転がってショットガンを避けた。
ロンズデーライト「すばしっこい奴め!!」
走り出したロンズデーライトが斧を振り下ろすが、ティガが前転で斧を避けた。
ロンズデーライト「ハァッ!!」
ティガ「ドゥアッ!!」
立ち上がったティガをショットガンで殴った。
ロンズデーライト「ヤァッ!!」
ティガ「ハァッ!」
斧を再び前転で避けた。
ティガ「タァッ!」
ロンズデーライト「ガハッ!!」
近付くロンズデーライトをティガがマルチキックで止めた。
ティガ「タァッ!!」
再びマルチキックでロンズデーライトの脇腹を蹴った。
ロンズデーライト「ハァッ!!」
ティガ「ドゥアッ!!」
ロンズデーライトのキックがティガを飛ばした。
ティガ「ッ!タァッ!!」
立ち上がったティガがロンズデーライトの首を掴む。
ティガ「タァッ!ハァッ!」
そのままロンズデーライトの腹部にニーキックを叩く。
ビヤン『あれは一体・・・?タクトさんなの・・・?』
グレア「え?テレパシー?」
フェオン「ウルトラマンティガ。超古代の戦士の姿よ。」
ジャンティー『ウルトラマンティガ・・・』
ティガ「ドゥアッ!!」
倒れたティガの首を、ロンズデーライトが締め上げる。
ロンズデーライト「ハァッ!!」
ティガ「アアッ!!」
首を締め上げられたティガが、後ろへ放り投げられた。
ティガ「ドゥアッ!!」
放り投げられたティガが倒れ、その場で起き上がる。
ティガ「タァッ!!」
ロンズデーライト「グアッ!!」
ハンドスラッシュがロンズデーライトの左肩に直撃した。
ロンズデーライト「小癪な!!」
両目が発光した。
ティガ「ドゥアッ!!」
ティガの足元が爆発して炎が上がった。
ロンズデーライト「アッハッハッハ!!」
炎の中でティガがゆっくりと立ち上がった。
ティガ「ーーーーーーハァッ!!」
マルチタイプからパワータイプへタイプチェンジした。
ロンズデーライト「ん?」
フェオン「・・・・」
ティガ「フッ!」
走り出したティガ。
ティガ「タァッ!!」
ロンズデーライト「アアッ!!」
パワーパンチがロンズデーライトの腰に命中し、ロンズデーライトを転ばせた。
ティガ「フッ!!」
倒れたロンズデーライトをマウントポジションで乗っかった。
ティガ「タァッ!!」
パワーチョップが、ロンズデーライトのショットガンを破壊した。
ティガ「タァッ!!」
パワーパンチでダメージを与えるが。
ロンズデーライト「ハァッ!!」
背中から煙が噴射した。
ティガ「ドゥアッ!!」
吹き飛ばされたティガが倒れた。
ティガ「ッ!」
ロンズデーライト「ハァ・・・ハァッ・・・!」
ティガ「フッ!ハアァァァァ!!!」
両腕を左右から上にあげ、胸の前に集めた超高熱のエネルギーを光球にした。
ティガ「タァッ!!」
デラシウム光流が、ロンズデーライトに直撃した。しかし。
ロンズデーライト「こんなものか!!!」
突如全身が輝き、デラシウム光流を打ち消した。
ティガ「ッ!?」
ロンズデーライト「私を本気にさせたわね・・・!!これを喰らいなさい!!!」
腹部が透け、4つのカプセルが浮き出た。
カプセル『ーーーーーーー♪』
そのカプセルから歌が響いた。
ティガ「ウアアアアアアア!!!」
その歌を聞いたティガが苦しむ。
ロンズデーライト「アッハッハッハ!!」
ティガ「ウッ!」
歌で苦しむティガを、ロンズデーライトが攻撃する。
ロンズデーライト「苦しめ!!苦しんで死ね!!」
ティガ「ドゥアッ!!」
首を締め上げられた。
エミリー「彼奴の外側は難攻不落の要塞そのものだ!私達が何百人で挑もうとも倒すのは不可能だ!」
スズ「じゃあこのまま放っておけって言うの!?」
シオン「外側・・・そうだ!皆、歌を歌って!」
ビヤン『え?』
シオン「外側からじゃダメなら、内側から攻撃するの。皆が歌えば、皆の声がロンズデーライトの体内から響くかも知れない!」
クラージュ『・・・やってみましょう!』
ビヤン『うん!』
彼女達は立ち上がった。シオンがバイオリンを奏でた。そして。
ビヤン・クラージュ・ジャンティー・ルビア『ーーーーーーー♪』
テレパシーで歌い始めた。
ティガ「ウアアアアアアア!!」
ロンズデーライト「あの時の苦しみを存分に思い知れ!!」
だが次の瞬間。
ロンズデーライト「うっ!?な・・・何だ・・・!?」
突然、ロンズデーライトが苦しみ始めた。
シア「見て下さい!様子が変です!」
ロンズデーライト「うああああああ・・・!!」
ティガ「ハァッ!」
苦しむロンズデーライトからティガが離れた。
ナタリー「やった!賭けが当たった!」
パドメ「ビヤン様達の歌声が、あのカプセルと共鳴したんですね!」
ロンズデーライト「や、止めろ・・・!!私を苦しめるな!!!!!」
斧を持って自分の腹部を叩き壊した。
ティガ「ッ!」
破壊された腹部からカプセルが飛び出した。
飛び出したカプセルが、ビヤン達の方へ戻った。
ビヤン「・・・あ!喋れる!」
ジャンティー「やったわ!」
ルビア「ロンズデーライト!!私達に不可能はないのよ!!」
ロンズデーライト「コ・・・ンナ・・・バ・・・カナ・・・」
思考停止して止まった。
ティガ「ーーーーーハァッ!!」
パワータイプからマルチタイプへ戻った。
ロンズデーライト「・・・・・・・」
止まったロンズデーライトが白目を向いた。
ティガ「フッ!!」
両腕を前に突き出し交差させ、大きく横にゆっくり広げてエネルギーを集める。
ティガ「タァッ!!」
ゼペリオン光線が凍結したロンズデーライトに直撃した。
ロンズデーライト「・・・・・・・・」
後ろへ倒れたロンズデーライトが爆散した。
ジャンティー・シオン「やった!!」
ジェシー「勝った!!」
フェオン「彼女達の協力が無かったら、私達は勝てなかったわ。」
ティガ「・・・・・」
光となって、タクトの姿へ戻った。
翌日。野外劇場に聖歌隊が登壇した。
ビヤン「私達には、皆さんに言ってなかった秘密があります。」
クラージュ「私達は、人間ではなく、嘗て戦争を止める為に造られた魔道具の衛兵でした。」
ジャンティー「でも、その魔道具達のやり方に嫌気が刺し、私達は裏切って人間として生きて行く事を誓いました。」
ルビア「これを聞いた皆さんは、私達を危惧するかも知れません。ですが構いません。私達は、それを覚悟した上で公言しました。」
ビヤン「だから、それでも私達を愛してくれる事を信じています。」
聖歌隊が頭を下げた。すると。
”パチパチパチパチパチ!”
観客席から拍手が起こった。皆笑顔でビヤン達を信じてくれたのだ。
シオン「・・・!」
ビヤン・クラージュ・ジャンティー・ルビア「あっ・・・!!」
タクト(良かったな。皆。)
ビヤン「では、私達の歌を聴いて下さい。」
聖歌隊の歌が始まった。
公演後。ビヤン達はタクトに会った。
タクト「皆はこれからどうしたいんだ?」
ビヤン「決まってるよ!これからもずっと、皆の為に歌を届けるの!」
ジャンティー「うん!ボーンヒルシュだけじゃなく、世界中の皆に私達の歌をね!」
タクト「そうか。」
クラージュ「タクト。私達の為にありがとう。」
ルビア「私達からお礼を言うわ。」
タクト「俺は当然の事をしたまでさ。これからも、良い歌を世界中に届けてくれよ。」
ビヤン「勿論!」
タクト「じゃあな。」
シオン「ありがとうございました。」
皆が居る公園へ戻った。
フェオン「挨拶は済んだかしら?」
タクト「ああ。皆笑顔が戻って良かった。」
ヒナ「それにしても、驚きました。彼女達がデザイアドールの近衛兵だったとは。」
タクト「他にも仲間が居たらしくてな。結局皆殺しにされてしまったけど。」
カサンドラ「聖歌隊の皆さん、また会えますかね?」
タクト「会えるさきっと。」
その夜。ビヤン達は星空を眺めていた。
ビヤン・クラージュ・ジャンティー・ルビア・シオン「・・・・・」
その翌日。
フェオン「ローラ達は、まだ旅の途中?」
ローラ「はい。世界中を回るのが私達の旅ですから。」
スズ「何時かまた会おうよ。」
シア「皆さんに、神様のご加護がありますように。」
リナ「皆さん、お世話になりました!」
ユリア「ごきげんよう。」
ミウ「皆も元気でね。」
ジェシー「またね〜!」
彼女達も、それぞれの旅へ発った。
カサンドラ「ティオも。」
ティオ「うん。」
カサンドラ「皆さんと出会った時は忘れません。また何時か、何処かでお会いしましょう。」
ティオ「グレア。タクト達と元気でね。」
グレア「そっちも。元気でね。」
カサンドラ「皆さん、お元気で。」
ティオ「じゃあね。」
カサンドラとティオも自分達の旅へ向かった。
タクト「また、このメンバーに戻っちゃったな。」
ヒナ「はい。」
エミリー「そうだな。」
レア「何だか懐かしいメンツだな。」
フェオン「では改めて、次の旅へ出発するわよ!」
最初のパーティに戻ったタクト達が、次の旅へ向かった。