ウルトラマンティガ THE ULTIMATE MAGICIANS 作:naogran
八つの枢要罪と別れて数日。タクト達はとある国に訪れた。
フェオン「ファイタス王国。花畑と風車がある豊かな国ね。」
グレア「だね!風車なんて私初めて見たよ!」
彼らは今、ファイタス王国で人気の公園にいた。
ドロレス「あの風車ってどうやって動いているのかしら?」
ヒナ「風で動いているんですよ。ドロシーさん。」
ドロレス「風・・・確かに今日は風が心地良いね。」
レア「ん?タクトは何をやっているんだ?」
そんな中タクトは、ジェシーに頼んで肩揉みして貰っている最中。
ジェシー「じゃあ行くよ?タクトさん!」
タクト「ああ。来い。」
ジェシー「行くよー!モミモミ♪モミモミ♪」
タクト「ぐ・・・ぐおえあああああああ!!!!」
肩揉みされたタクトが断末魔を上げた。
スズ「え!?な、何今の悲鳴!?」
ジェシー「わああ!ごめんなさい!痛かった?」
タクト「いや・・・ジェシーお前、こんなに肩揉みが神レベルだとは思わなかった・・・力が抜けてトロける程気持ち良いぃ〜・・・・」
ルシア「お父さん気持ち良さそう。」
イザベラ「ジェシーさんはね、マッサージが得意なんだよ?」
ルシア「ジェシーお姉ちゃん凄ーい!」
タクト「あ〜、一瞬にして肩こりが無くなった。ありがとうジェシー。」
ジェシー「エヘヘ。どういたしまして!」
ファイタス王国の遠くにある渓谷の洞窟の中。
???「もうすぐだ。もうすぐでファイタス王国を掌握出来る。私に傷を負わせた忌々しい王子め・・・私がこの手で葬り去ってやる!」
洞窟の中で暗黒の女王が、ファイタス王国の王子が映る水晶玉を握り潰した。
同じ頃。ファイタス王国の王城の庭では。王子シェイド=フォン=ファイタスが剣術の稽古に励んでいた。
シェイド「フッ!」
騎士隊長「ハッ!」
華麗なる剣技で騎士隊長と互角に渡り合う。そして。
シェイド「ハッ!」
騎士隊長「あ!」
シェイドの剣が騎士隊長の剣を高く飛ばし、剣先を騎士隊長に向けた。騎士隊長の剣は横の芝生に刺さった。
騎士隊長「お見事!」
稽古が終わり、シェイドが騎士隊長の剣を芝生から抜いた。
騎士隊長「また腕を上げましたね殿下!やはり、伝説の剣を手にするのは殿下しかおりません。」
シェイド「伝説の剣?あの・・・」
このファイタス王国に伝わる伝説の剣。その力は、嘗て強大な敵に攻め込まれた時国を守った。そして再び侵略を受けた時に備え、1人の騎士がこの地に剣を封印したと言われている。
シェイド「争いがあってはならない。平和が一番だ。」
騎士隊長「ですね。」
城へ戻ると。
シェイド「ラミア!グレイシア!エルマ!」
ラミア「シェイド様!」
愛する妻ラミアと娘グレイシアとエルマが居た。
ラミア「今日も稽古お疲れ様です。」
シェイド「まだまだだ。私はこの国の王になる男。この国と、そしてお前達家族を守る為に強くならなければいけない。」
ラミア「あまり無理はなさらないで下さいね。」
シェイド「ああ。ありがとう。」
グレイシア「お父様!本を読んで下さい!」
エルマ「読んで読んで!」
シェイド「あはは。分かった分かった。」
一方のタクト達は、王国を歩いていた。周りを見ると、国中の人達が店の準備と飾り付けをしている。
ローラ「今日は何か大忙しみたいね。」
ユリア「お祭りでもやるのでしょうか?」
タクト「ふぅ〜ん。生誕祭か。」
カサンドラ「誰かの誕生日パーティーって事ですか?」
タクト「ああ。ファイタス王国第一王子のシェイド=フォン=ファイタスの生誕祭が明日行われるんだ。彼処にある掲示板にポスターがあった。」
掲示板に指を差した。
タクト「だから今日は大忙しみたいだな。」
レア「もしかして、美味いモンとか出て来る事が確定だな!」
アンナ「本当、食べる事しか考えてないんだね・・・」
エミリー「だが、ちょっと遅れているような気もするが。」
周りを見ると、準備が少し手間取っている。
レナード「ねぇフェオン。僕達も手伝ってあげたらどうかな?」
ゼオラ「それは名案だな。」
フェオン「そうね。折角の王子様の誕生日を遅らせる訳にはいかないものね!よぉーし皆!生誕祭の準備の手伝いをするわよー!」
こうしてタクト達は、店や飾り付けの手伝いをする事に。戦士組は出店の準備、神子組とゼオラとエイダは飾り付けの手伝いをする。
若い女性「ありがとう。助かるよ。」
エイダ「いえいえ。人助けは当然ですから。」
強面の男性「お、それをこっちに持って来てくれ。」
ジリオラ「はいはーい!どうぞー!」
強面の男性「ありがとうな嬢ちゃん。」
ファイタス王城・玉座の間。
ファイタス国王「シェイド。この度は誕生日おめでとう。」
シェイド「ありがとうございます。父上。」
大臣「いやぁ〜めでたいですなぁ〜陛下!」
ファイタス国王「そうだな。明日の生誕祭は盛大に祝おう。店や飾り付けの準備は順調か?」
大臣「はい。先程まで遅れていたのですが、どうやら我が国に訪れた方々がお手伝いしてくれたお陰で滞りなく進んでおります。」
ファイタス国王「そうか。ではその方々も生誕祭に招待しようではないか。」
大臣「はい!」
その後。シェイドとラミアは中庭に出た。
ラミア「明日の生誕祭、楽しみですね。」
シェイド「ああ。ラミアも楽しんでくれれば私は幸せだ。」
するとその時。
”ゴロゴロゴロゴロ!!”
突然雷が落ちた。その雷から黒いドレスとケープコートを身に纏った女が現れた。
ラミア「あなたは・・・!?」
シェイド「暗黒の女王!!」
暗黒の女王「久し振りだなシェイド。貴様に受けたこの傷、忘れはせぬぞ。」
右目に刻まれてる傷をシェイドに見せる。
暗黒の女王「まず手始めにお前を苦しめる!覚悟をし!」
シェイド「危ない!」
暗黒の女王が手に持ってる杖から魔法弾を放つ。
シェイド「ぐああああ!!!」
ラミアを庇って魔法弾を受けてしまったシェイドが苦しむ。
ラミア「シェイド様!!」
暗黒の女王「アハハハハハ!!!無様な王子を愛せるかしら?」
魔法陣を通ってその場から姿を消した。
シェイド「に・・・逃げろ・・・!!早く・・・う・・・うわああああああああ!!!!」
受けた魔法弾の影響で、シェイドが角を生えた野獣へと姿を変えられてしまった。
ラミア「きゃああああーーーーーー!!!」
野獣になったシェイドにラミアが悲鳴を上げた。
騎士A「どうされました!!」
3人の騎士が駆け付けた。1人の騎士がラミアを庇い、2人の騎士が前に出る。
騎士B「何者だ貴様!」
騎士C「女王の手先か!」
剣を振り下ろしたが、野獣はジャンプして城から去って行った。
騎士B「逃すか!」
ラミア「シェイド様・・・」
野獣が現れた事を認知した国王が、すぐさま指名手配した。
女性B「大変!城に野獣が現れて姫を襲ったらしいの!」
女性C「野獣!?」
男性「本当かそれは!?」
女性B「しかもその野獣は今も何処かに逃げてるらしいの!」
国民達は突如現れた野獣にパニックになった。
その報せはタクト達にも届いた。
騎士A「街に野獣が出没しております!」
シア「一体何があったんですか?野獣って一体・・・」
リナ「あ、これです!」
1枚の指名手配と手紙が貼られてる掲示板を見る。
リナ「城に野獣が現れて王女様を襲ったらしいですよ!」
エミリー「何だと!?」
パドメ「しかもその野獣は、王国の何処かに潜んでいるみたいです!」
ナタリー「それって、人間達を襲う気なのかな・・・?もしそれが本当だとしたら、生誕祭どころじゃないよ!」
イザベラ「どうしようお姉ちゃん!野獣が目の前に現れたら・・・」
フェオン「遭遇したとしても対処が難しいわね。その野獣の正体は人間だって可能性もありそうだし。」
ミウ「そうね。何処かの国の手先か裏切り者って可能性もありそう。」
イングリット「では、私達がその野獣を捕まえて正体を暴くのはどうだろうか?」
ダイアナ「ちょっと危険かも知れないけど、それしか無さそうですね。・・・ってあれ?タクトさんは?」
ティオ「え?さっきまでそこに居たのに。」
ガルーダ「まさか、野獣が怖くて逃げちゃった・・・とかなさそうね。」
そのタクトは今、野獣が出現してパニックになる人々に紛れて冷静に歩いて考え込んでいる。
タクト(城に野獣が現れて王女を襲った・・・国の何処かに逃げ込んでいる・・・)
裏路地へ歩いていると。
???「すみませーん!」
タクト「ん?」
王女のラミアに声を掛けられた。
ラミア「ちょっとお願いがあるんですが・・・」
タクト「あなたは?」
ラミア「私、ファイタス王国の王女ラミアと申します。街で噂になっている野獣の正体は私のシェイド様なんです。」
タクト「シェイド・・・王子のシェイドか。」
ラミア「はい。暗黒の女王の魔法で野獣の姿に変えられてしまって・・・」
タクト「そうか。そう言う事だったんだな。」
ラミア「探すのを協力して頂けませんか?」
タクト「そう言う事なら、是非協力しよう。」
ラミア「ありがとうございます!」
タクト「ちょっと仲間達に共有をしておく。」
テレパシーで仲間達に伝える。
先程の公園に戻ったフェオン達にタクトのテレパシーが。
タクト(皆、聞こえるか?)
フェオン「タクト?あなた今何処にいるの?」
タクト(黙って離れてごめん。説教は後だ。緊急事態だ。国中で噂されている野獣の正体は、ファイタス王国の王子のシェイドだ。)
スズ「え!?王子様が野獣の正体!?」
タクト(暗黒の女王と言う奴がシェイドを魔法で野獣へ変身させたみたいなんだ。)
ローラ「そうなのね。」
イングリット「これで正体が分かったな。私達に出来る事は?」
タクト(野獣を見付けたら俺に連絡してくれ。いいか?相手が攻撃して来ても反撃するなよ?)
フェオン「分かったわ。タクトももし見付けたら。」
タクト(勿論。じゃあまた後で。)
テレパシーが終わった。
フェオン「それじゃあ皆!野獣を探して保護するわよ!」
戦士達「はい!」
裏路地。
タクト「仲間に共有完了。シェイドを探そう。」
ラミア「はい!」
野獣を探すべく、タクトとラミアが街中を歩く。周囲では国民達が野獣達に怯えている。
タクト「ラミア。野獣はどんな姿をしているんだ?」
ラミア「毛がもじゃもじゃで、牙と角が生えています。」
タクト「成る程な。それで、その暗黒の女王って一体何者なんだ?」
ラミア「詳しくは分かりませんが、シェイド様なら何か知っているようです。」
タクト「じゃあ彼を助けて、暗黒の女王について聞いてみよう。それで、シェイドは一体何処に逃げ込んだんだ?」
ラミア「・・・あ。もしかしたら、彼処かも知れません。」
タクト「彼処?」
ラミア「私達が結婚すると誓った公園です。近くに風車がある公園です。」
タクト「風車がある公園・・・あ!」
公園にはフェオン達がまだ居た。
フェオン「とは言っても、まずは何処から探そうか・・・」
エミリー「分担して探しても、密かに逃げてる可能性がありそうだしな・・・」
タクト「おーーい!」
そこにタクトがラミアを連れて合流した。
フェオン「タクト!っと、その人は?」
タクト「話は後だ。皆、彼処の風車へ行くぞ!」
ゴーテル「風車へ?どう言う事?」
タクト「行けば分かる。」
風車へ行くと、中に身を潜めている野獣が居た。
タクト「居た!」
スズ「や、野獣だ!!」
ラミア「シェイド様!!」
野獣になったシェイドと再会したラミアが野獣を抱き締めて涙を流した。
ラミア「良かった・・・!御無事だったんですね・・・!」
流れた涙が野獣の右手に落ちた。その涙が野獣からシェイドへ元の姿に戻った。
シェイド「・・・・・・・・!」
ガルーダ「元に戻った!」
ヒナ「凄いです・・・!」
ラミア「シェイド様!」
シェイド「ラミア・・・ありがとう!この方達は?」
ラミア「シェイド様を一緒に探して下さった方達です。」
シェイド「そうか。ありがとう、私を助けてくれ。」
カサンドラ「いえいえ。当然の事をしただけです。」
野獣の姿から元の姿に戻ったシェイドは、ラミアとタクト達と共に城へ戻った。
大臣「いやぁー御無事で何よりです!」
ファイタス国王「シェイド。怪我は無いか?」
シェイド「はい。御心配お掛けしました。」
ファイタス国王「いや、お前が無事ならそれで良い。」
グレイシア・エルマ「お父様!!」
2人の娘がシェイドに抱き付いた。
シェイド「ただいま。2人共。」
ファイタス国王「シェイド、そちらの者達は?」
シェイド「私を助けてくれた皆様です。」
ファイタス国王「おおお!息子を助けてくれて感謝する。」
頭を下げてタクト達に感謝の意を示す。
フェオン「ちょ、ちょっと頭を上げて下さい。私達は当然の事をしただけですから。」
ファイタス国王「それでも息子を助けてくれた恩人達だ。謙遜はしないでくれ。」
タクト「なぁシェイド。ラミアから聞いたんだが、教えてくれるか?暗黒の女王の事を。」
シェイド「暗黒の女王・・・」
ファイタス国王「それは私から話そう。」
シェイド「父上。」
ファイタス国王「暗黒の女王は大昔から、ここから遠く離れた渓谷の魔窟に潜む存在だ。3年前に突如現れて、この国を攻め込んだ。しかし、前線に立ったシェイドの剣で顔に傷を負わされた。それ以来姿を現す事は無かったが、まさか今日に現れてシェイドを野獣に変えてしまうとは・・・」
エミリー「暗黒の女王は何者なのかご存知なのですか?」
ファイタス国王「詳しい事は不明だが、一説によると、嘗て攻め込んだ敵国軍の戦死した兵士の残留思念が具現化させた姿とも言われているな。」
レナード「自分達が死んでも、恨みで国を攻め込むなんて懲りない人達だね・・・」
エイダ「レナードの故郷の村人達と同じだね。」
渓谷の魔窟。
暗黒の女王「シェイド・・・何度も忌々しい!だが既に準備は完了している。今度こそこの国を手に入れてやる!!!」
杖から魔法を発動した。
ファイタス王国の郊外に暗黒騎士団が出現し、王都を目指して進軍を開始した。
ファイタス王国・王城。
騎士隊長「陛下!」
そこに騎士隊長が慌てた様子で駆け込んだ。
ファイタス国王「どうした!」
騎士隊長「大変です!謎の騎士団がこちらへ向かって来ております!」
ファイタス国王「何だと!?」
シェイド「女王の手先か。皆の者!迎え撃て!」
騎士達「はっ!!」
急いで王国の門へ向かう。
ファイタス国王「大臣!すぐに国民達を避難させろ!誰1人犠牲を出すな!」
大臣「御意!」
タクト「大変な事になったな。」
スズ「謎の騎士団って何なの!?何でこんな事になったのー!?」
タクト「フェオン!皆!避難誘導の手伝いを頼めるか!」
フェオン「分かったわ!皆行きましょう!」
戦士達「はい!」
彼女達も避難誘導へ急いだ。
シェイド「奴らを倒すには、伝説の剣がいるな。」
タクト「伝説の剣?」
王国に伝わる伝説の剣。その剣が岩に刺さって封印されている噴水広場。
タクト「これが伝説の剣か?」
シェイド「嘗てこの国に攻め込んだ敵国隊を倒したと伝わる剣だ。この剣を、剣豪と呼ばれた私の祖父が封印したと言われている。」
タクト「シェイドの祖父さんが。」
騎士A「暗黒騎士団が来るぞーーー!!」
騎士B「皆逃げろーーー!!」
国民達「きゃあああああーーーーー!!!」
国中がパニックと悲鳴に包まれた。国民達がすぐに避難する。
レナード「マズいねこれは・・・パニックになってる。」
ゼオラ「どうすればこの剣の封印が解かれるんだ?」
騎士隊長「この剣は殿下のお祖父様が封印した物。そのお祖父様の血を引く殿下が抜けるはずです。」
タクト「シェイド。」
シェイド「ああ。伝説の剣よ、私に力を!!」
伝説の剣を岩から抜こうと引っ張る。しかし、抜けない。
シェイド「ダメだ・・・!抜けない!」
タクト「抜けない!?どう言う事だ・・・」
エイダ「もしかして、剣に何か特殊な条件があるとか?調べてみるわ。」
魔法で伝説の剣を調べてみる。
エイダ「これは・・・!」
シェイド「何か分かったのか?」
エイダ「この剣、魔力を失っている。」
シェイド「え!?」
エイダ「強い魔力を蓄えないと封印が解かれないみたい。」
タクト「って事は・・・イザベラと神子の力を借りよう!」
テレパシーで全員を招集した。
全員が噴水広場に集まった。
タクト「と言う事だ。手伝ってくれるか?」
ヒナ「分かりました!」
イザベラ「殿下!協力します!」
シェイド「ありがとう!」
タクト「イザベラ。蔦を。」
イザベラ「はい!」
蔦の魔法を出して、剣を封印している岩を縛る。
タクト「エイダ、ゼオラ、精霊と神子の皆。頼む。」
エイダ「うん!」
ゼオラ「行くぞ!」
精霊と神子、ゼオラとエイダが蔦を伝って魔力を与える。すると剣の刃が光った。
シェイド「光った・・・!よし!」
光る剣を握って引っ張る。すると、伝説の剣が抜いて封印が解かれた。
騎士隊長「抜けた!!やりましたね殿下!」
シェイド「・・・!凄い力だ・・・!これが伝説の剣の力か!」
騎士隊長「殿下行きましょう!」
シェイド「ああ!」
タクト「俺達も行こう!」
スズ「や、やっぱり!?」
暗黒騎士団がファイタス王国の門の目前に迫った。するとそこに。
シェイド「待たせた!」
騎士達「殿下!!」
伝説の剣を握ったシェイドがタクト達と共に駆け付けた。
シェイド「ッ!」
握っている伝説の剣が光り輝き、5人の暗黒騎士団を一刀両断した。
暗黒の魔窟。
シェイド『恐るな!伝説の剣は我が手に!!』
鏡の映像でシェイドが伝説の剣を握っている姿が映っている。
暗黒の女王「何!?おのれぇ・・・こうなれば!!」
ファイタス王国・門前。
シェイド「ハァッ!!」
タクト「デアッ!!」
フェオン「やぁっ!!」
ローラ「ハッ!!」
暗黒騎士団を次々と倒すタクト達。すると、シェイドの前に暗黒の女王が現れた。
シェイド「現れたな暗黒の女王!」
暗黒の女王は、手に持ってる杖から魔法弾を連射する。シェイドは伝説の剣で魔法弾を切り裂き、そして。
シェイド「ハァッ!!」
暗黒の女王「ウッ・・・!!」
伝説の剣が、暗黒の女王の腹部を突き刺した。苦しむ暗黒の女王から伝説の剣を抜いた。
シェイド「悪魔よ!滅びろ!」
暗黒の女王「・・・まだだ・・・!まだ終わらない!これで貴様達を滅ぼしてやる!!」
首に提げてる小さなペンダントを掲げた。
タクト「あれは・・・!」
ヒナ「タクトさん!怪獣石です!」
タクト「何!?」
暗黒の女王「フンッ!!」
怪獣石のペンダントを自らの体に取り込んだ。
暗黒の女王「素晴らしい・・・素晴らしい力だあああぁぁぁぁぁーーーーー!!!!」
怪獣石を取り込んだ暗黒の女王が巨大化した。
シェイド「何!?」
近衛隊長「殿下!危ない!」
暗黒の女王「死ねえええぇぇぇぇぇーーーーーー!!!」
右足でシェイドを踏み潰そうとした時、タクトがスパークレンスの光を開放した。
ティガ「タァッ!!」
暗黒の女王「グアアアッ!?」
マルチキックで暗黒の女王を蹴って着地した。
ティガ「タァッ!」
暗黒の女王「グウウ!!」
ティガ「ハァッ!」
暗黒の女王「アアッ!!」
ティガ「タァッ!」
暗黒の女王「グアアアア!!」
マルチキック3連コンボで暗黒の女王を蹴り飛ばした。
暗黒の女王「貴様ァーーーー!!何者ダァーーーー!!」
魔法の杖から魔法弾を放った。
ティガ「タァッ!」
魔法弾をジャンプで避けた。
暗黒の女王「何!?」
ジャンプしたティガ、暗黒の女王の後ろに着地した。
ティガ「タァッ!!」
両手を十字に組んで放つマルチスペシウム光線が暗黒の女王に直撃した。
暗黒の女王「ウアアアアア!!」
シェイド「あの巨人は・・・!!」
スズ「やっちゃってタクト!!行け行け!!うわあっ!?」
まだ残ってる暗黒騎士団の剣を間一髪防いだ。
ユリア「シェイド様!あれはタクトさんが変身したウルトラマンティガでございましてよ!」
シェイド「ウルトラマンティガ・・・タクトが!?」
暗黒の女王「貴様ァ・・・!」
ティガ「フッ!」
起き上がった暗黒の魔女にティガがファイティングポーズを構える。
暗黒の女王「ウオオオオ!!!」
魔法の杖の魔法弾を放った。
ティガ「ドゥアッ!!」
魔法弾を受けたティガが倒れた。
暗黒の女王「アッハッハッハッハ!!」
ティガ「ドゥアッ!」
高笑う暗黒の女王が倒れたティガを蹴り飛ばす。
シェイド「ハァッ!!」
一方シェイドは、暗黒騎士団最後の1人を見事倒した。
シェイド「ッ!」
暗黒の女王の猛攻を受けるティガを見る。
スズ「どうしよう!このままじゃタクトが殺られちゃうよ!」
リナ「落ち着いて下さい!何か良い方法があるはずです!」
シェイド「この伝説の剣を奴の心臓に刺せば倒せる。」
エイダ「でも、あんなに巨大化しちゃったら心臓なんて届かないよ。」
レナード「高く飛べば・・・」
ぜオラ「高く飛ぶ・・・あ!フェオン!」
フェオン「そうね!それだわ!シェイド!協力してあげる!」
シェイド「え?」
暗黒の女王「アッハッハッハッハッハ!!!」
ティガ「ドゥアッ!!」
狂い笑う暗黒の女王がティガを苦しめ続ける。
そしてシェイドは、フェオンの背中に乗って空を飛んでいる。
シェイド「・・・・!」
レア「どうだ?怖くないか?」
シェイド「驚いたな・・・君達が飛べるなんて・・・」
イザベラ「タクトさんが作ってくれた魔道具のお陰です。」
シェイド「よし、この高さなら心臓を狙える。」
暗黒の女王「クルシメクルシメクルシメエエェェェェ!!!」
ティガ「ウッ!!」
魔法の杖の束縛魔法でティガを縛り上げる。
暗黒の女王「シネシネシネシネエェェェェェ!!!」
シェイド「暗黒の女王!!!」
暗黒の女王「ンン?」
空を浮いてるフェオン達に体を向ける。
シェイド「今だ!!今度こそ滅びろ!!」
伝説の剣を力強く投げた。そして剣が、暗黒の女王の心臓に刺さった。
暗黒の女王「グ、グアアアアアア!!!」
心臓を刺された暗黒の女王が苦しみ、束縛魔法が解除されティガが開放された。
シェイド「やった!!」
フェオン「降りるわよ!」
急いで地面に降下する。
暗黒の女王「コ、コンナトコロデ・・・!!ッ!!」
後ろに立つティガに振り向くと、ティガが立っている。
ティガ「フッ!!」
両腕を前に突き出し交差させ、大きく横にゆっくり広げてエネルギーを集める。
ティガ「タァッ!!」
ゼペリオン光線が暗黒の女王を直撃した。
暗黒の女王「グアアアアアアアアァァァ!!!」
ゼペリオン光線を受けた暗黒の女王が炎に包まれ、この世界から完全消滅を遂げた。
ティガ「・・・タァッ!!」
暗黒の女王を倒したティガが、遥か彼方へ飛び去った。
暗黒の女王消滅後。
ファイタス国王「そなた達のお陰で王国は救われた。本当にありがとう。」
タクト「俺達は当然の事しただけだ。それに、俺達だけじゃなく、シェイドもこの国を救ったんだ。」
ファイタス国王「そうだな。シェイド、よくやった。お前は私の誇り高き息子だ。」
シェイド「ありがとうございます父上。」
ラミア「シェイド様。」
シェイド「ラミア。」
ファイタス国王「さぁ改めて、ジェイドの生誕祭を執り行おう。そなた達もパーティーに招待しよう。」
翌日。ファイタス王国でシェイドの生誕祭が開催された。王国中が祝福の歓喜に包まれた。
レア「うっひょー!この肉めちゃくちゃ美味いぞー!」
タクト「お前は本当食うの好きだよなぁ〜。」
フェオン「さてと。そろそろあれを始めましょうかね。」
タクト「何を?」
フェオン「勝手に離れて行った事に対する説教に決まってるでしょ?」
タクト「うっ・・・」
エミリー「タクト。離れるなら一言断れば良かったのに。」
タクト「本当にごめん!無意識に考えていてつい・・・」
フェオン「反省してるなら良いわよ。けどちょっと洗礼与えようかしら。イングリット、あれやってくれる?」
イングリット「ん?あれか?任せろ。」
そう言うとイングリットがタクトの腕を握る。
タクト「イングリット?」
イングリット「行くぞタクト。ふんっ!」
そしてそのままタクトを海老反りにした。
タクト「ぐえええええええーーーーーー!!!!!」
エイダ「な、何あれ!?何してんの!?」
フェオン「イングリットは整体が得意なのよ。」
レナード「整体・・・」
タクト「ギブギブ!助けてくれぇーーーーー!!」
フェオン「やったら痛いけど、終われば体が柔らかくなるわよ?あなた達もやってみる?」
ドロレス「私はパスかな?」
ゼオラ「私もだ。あの光景を見ただけで痛そうだ。」
整体が終わった。
タクト「痛かった・・・けど体が軽くなった・・・」
生誕祭で整体を味わったタクトであった。
佐久間元輝
田所陽向
橘龍丸
野瀬育ニ