七つの想いと一つの杖   作:紅霧竜

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空を食らう島~アンノウン・フォレスト7~

メグム)おじいちゃん凄かったなー

一真)あの炎…受けたらひとたまりもありませんね

直人)かわせば変わらん!と言いたいけどあの速度と威力はきつい…

竜長老)はっはっは!まだまだ若いもんに負けんわい…まあお主らも本気でかかってきたらわからんがの~

 

竜長老は「三人で組んだら自分と同等」と現に言い放ったが

 

メグム)私一人で勝てないとなー

一真)私だけで受けきれなければ…

直人)私の技術でかわせなければ…

三人)いくら組んでも負け(なんだよね…・です…・てるんだよな…)

竜長老)お主らどこをめざしとるんじゃ…

メグム)圧倒的な制圧力?

一真)主人を護る何者にも砕けぬ盾?

直人)一撃で葬り逃げる絶対の技術?

竜長老)そうじゃの~世界のどこかに職人が集まるという国があるそうじゃ…一度目指してみてはどうかの?

 

三人は長老の話を聞く事にする

 

そこはただ技術を磨くだけの場所

己の全てをかけてためておく場所

命尽きようと関係のないもの達の行き着く先

それがどこかにあるという

 

そこにすむ人々は誰一人として同じ「技」を持たない

たとえ食という括りに纏めようとそこに関わる人物は必ず「それ」に対しまけることはない

しかし必ずしも一人しかいないわけではない

例えば時計…組み上げる方法一つ違えばそれは歴史の違いになる

動力が違えばなおさらである

 

竜長老)とまあ…ワシが知っておるのはこのぐらいかの~

メグム)ねえねえ!私行ってみたい!!

直人)お付き合いしますよ

一真)私もお供します

 

 

数日後、メグム達は出発の準備をしていると集落の上に雷雲が立ち込める…はずだった

 

直人)アンチアーティファクト…一真頼んだ

メグム)うん!行ってらっしゃい!!

一真)長老どの…集落が…いえ人命が消えることを先にあやまっておきます

竜長老)ワシは気にしとらんよ…何せ「弱肉強食」己の力測れず消えゆく命などとうにみてきたわい

メグム)あっみてみて~何人か飛んでくるよー

一真)警告!武装を解除し地上から接近されたし!繰り返す!

 

竜達は主に女性が多く争うことに反対した人々だった

 

竜長老)男に言われて来たのじゃろう?安心せいあやつは無用な殺生はせぬ

一真)!?メグムさん!援護を!!

メグム)あいつら!?…ユルサナイ

 

 

二人の目にとまったのは先に来た女性らを追撃する部隊を止める竜達

一真は集落の守護を

メグムはシンガリ達の援護を行う

 

竜長老)どれ?お手並み拝見といこうかの

 

 

メグム)逃げる相手を執拗に追いかけて殺すなんて…私がユルサナイ…ユルサナイ…ユルサナイ!!

殿A)くそ…ここま…は?なんだあれは…!!今のうちに!

殿B)総員逃げろ!彼女の集落へ駆けろ!武装は捨てろ!!

殿C)急げ!身軽になって翔べ!!

追手A)はっ!今さら一人増えたところで変わらん!やれ!!

 

メグムはその体表が赤く変わっていた

それはより鮮やかな朱を放ち

凄まじい蒸気を発していた

 

竜長老)あれは!?初代の!!

一真)どうしましたか?あれは危険なのですか??

竜長老)おお!!もう二度とみることはないと思ったが!!やはり彼女は!!

メグム)私はこの力を護るために振るう…あなた達には汚させない…彼らの誇りとその意志を!

 

メグムは己への誓いを言い終わると

誰の目にも映らなかった

 

気づけば数十にんいた追手も零になり

彼女の軌跡だけが残り

争いの衝撃波のみが残る

 

メグム)おじいちゃーん!ちょっと行ってくるねー

竜長老)気を付けるんじゃぞ~

竜人A)彼女の姿はいったい…

竜長老)あれは…本当に力を解放した竜人の姿じゃよ…まさかメグムが使えるとは…伝承の中にしか残せぬと思っていたが…これはよいものをみた…

 

直人サイド

 

直人)うーん?面白くない…道化になってあそぼうかなー…

竜人)いたぞ!?あー…

直人)見えてるし柔らかいしうちの兵士の方が強いんじゃね?

竜人)複数でかかれば!

直人)ヨッホッ…シッ!

 

直人はクナイを敵めがけて投げる

それは竜の鱗を容易く貫き心臓を穿つ

ちなみにメグムに投げたら傷一つつかなかった

 

直人)弱い!!つまらん!!

メグム)直人ー大丈夫…そうだねー

直人)弱すぎておもしろくなーい

メグム)弱すぎてって…まああなたの国で襲われた時の暗殺者と比べたらね~

直人)あれは有象無象であれですから…攻撃専門と防御専門でもここまでひどくないです

 

二人は普通に会話をしているがメグムは近づいて来る者を一撃で消し飛ばし直人は一撃で急所を貫き絶命させていく

 

 

 

一真サイド~

 

竜長老)さて…ここまでよく頑張った今は休むがよい

一真)負傷者はあちらへ休む方は簡易的だが休息所をもうけたぞ

殿A)助かった…ありがとう…

女性A)ありがとうございます!でもまだ村に人質として残されています…どうにか助けられませんか?

一真)そうだな…私では無理だな

女性A)そんな!?やはり諦めるしか…

一真)私はこう言ったぞ「私では」無理だと

殿A)まさか…あの二人なら…

一真)さあ…ここは安全だ今はゆっくり休むといい

 

 

メグムサイド~

 

 

集落の入り口に来た二人だが人質を盾に首謀者が声をあげる

 

首謀者)こいつらを死なせたくないなら抵抗するんじゃねえぞ?

直人)仕方ありませんね…

メグム)…(直人…お願いね)

首謀者)そうそう!おとなしく捕まりヒッ!

 

メグムは一度殺気を抑え込んだ抑えて抑えて…勝ちを確信した瞬間解き放った

直人はその一瞬で首謀者の首を跳ね人質を回収せず更に跳ねる

 

メグム)やっぱり~?ずいぶんきれいだったもんね~

直人)うん!バレバレだよ~さて本当の囚われた人達はっと…

メグム)皆大丈夫?今助けるよー

 

二人は怯え隠れていた人々を救出し一度自身の村へ帰ることにした

 

一真サイド~

 

一真)さて殿を務めた君たちに一つ聞きたい…「我々に刃を向ける覚悟はできたか?」

殿A)…やはり気づいたか…そう俺たちは殿のふりをして入り込んでここを攻撃する予定だったよ…だが

一真)だが?

殿A)俺たちは作戦を放棄する!以降は一般人となる

殿B)隊長!?いいんですか!?!?

殿A)ああ…見てみろよ彼らを…あれを守りたいじゃないか…

 

そこから見えたのは集落など関係なく遊ぶ子供

同じように調理したり子供を見守る人々

 

殿A)俺たちは作戦とはいえ「命を守る」方についたんだ…ならこんな景色を見たら…守りたいじゃねえか…なあ?

殿B)そうですね…我々が守った命は繋がるんですものね…

メグム)おじいちゃーん!ただいまー!

一真)ほら?あれが君たちが守った全てだ

 

メグムを先頭に取り残されていた人々の姿が見える

そこには殿を務めた部隊の家族もいる

そして最後に直人の姿が見える

 

 

竜長老)おかえりメグムどうじゃった?

メグム)皆拳一回も耐えれなかったよ…おじいちゃんは耐えるのに

竜長老)メグム?その状態でダイブを見せてくれんか?

 

 

 

メグムは軽く飛翔してからいつも通り空中に停滞すると

 

 

竜長老)やはり!やはり継承しておった!!本当の!無し色のダイブ!!

一真)メグム!ここに放て!!

 

 

一真がそう叫ぶと空中で尻尾を振り抜きそこから落下を始める

 

 

一真)(さあ私が耐えるか消し飛ぶか…大博打だ!)

メグム)(私の本気…受け取って!)

 

一真のアーティファクト…フォートレスは簡単に壊れ

メグム自身の攻撃を大盾で受け止める

 

その瞬間光と共に一真の姿が見えなくなりまき起こった砂塵により完全にわからなくなった

 

竜長老)一真はぶじか!?

直人)…生命反応…無し

メグム)嘘…でしょ?

???)危ないですね…やはり最大出力での起動はもって10秒ほどか

メグム)一真!よかった!!

一真)首!くびがしま…

メグム)あっ!?ごめん!!

 

一真は緊急時に使うアーティファクトを起動し攻撃をしのいだ

しかしそれは諸刃の剣であり使用後は一定時間後に深い眠りに落ちてしまう

 

一真)あっ…直人寝る…たn

直人)それを使うなよな~まったくこうなったら1日起きねえぞ?

 

翌日準備を整えた三人は海岸線から出発した

名もなき国へ向けて

 

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