七つの想いと一つの杖   作:紅霧竜

6 / 19
強欲な王国~4~

あれから数日後町中ではピエロが宣伝をしていた

 

ピエロ)さあさあ!皆さん寄ってって~!ついでに見てって~??私以外のだ~れもいない「孤独な道化師」のショーは今日の夕方からだよ~??時間が有ってもなくても寄ってって~

 

竜はそれを見に行くことにした

 

夕方~

 

竜は少し早めに会場に入り「一番見やすい場所」に陣取る

 

ピエロ)さあさあ!皆さんこんばんは!「孤独なピエロ」の遊技場へようこそ!!名前の通り私一人で演じます!!アーティファクトは一切使いません!証拠はこちら!!

 

掛け声と共にワイヤーが引かれ縄梯子や空中ブランコ等

一式が落ちてくる

 

ピエロ)ギャァァァ!!誰か助けて!!違う!私一人じゃん!!

竜)(あれはわざとだね~物品は全て壊れてない)

ピエロ)ではハプニングがありましたが!早速いきましょう!空中ブランコ!!

 

 

空中から吊り下げられた無数の棒

その上をピョンピョン跳ね回りながらポーズを決めていく

 

ピエロ)ホラホラどうです!あっ・・・

 

わずかな油断は悲劇を生む・・・はずだった

ピエロは下に設置していた棒に捕まると反動で前に飛び出し着地を決める

 

ピエロ)落ちたと思った?正解はわざとでした~ww

 

笑い声と同時にブランコが落ちてくる

 

ピエロ)ギャー誰よ!このセット組み上げたの!?私だぁぁぁ

 

なんやかんや片付けをしてからナイフ投げを始める

 

ピエロ)さあさあ!この小さな小さな的!ここにこのナイフを当ててくよ~?

竜)(あれ?あのナイフは洞窟であの二人が使ってたのと同じ?)

 

ピエロは5本のナイフをジャグリングしながら投げていく

 

放たれたナイフは手のひらサイズの的に全て命中する

 

観客からの歓声と共に公演は終了する

 

 

竜はそのままテントの中に残り続けていると

 

ピエロ)おや~?まだ残っていましたか~今日はおわりですよ~早くおうちでやすまないとー私の公演みれませんよ~??

竜)大丈夫!あなたの公演はいつでもみれるから!ね?直人?

 

ピエロは少しの沈黙の後口を開く

 

直人)いつから気づいてたんですか?

竜)あなたがナイフを出したときに見覚えのあるナイフだったからね~後は動きでなんとなくかなー

 

孤独なピエロは実は王国軍の諜報機関の一部であったしかしその名の通り直人一人しかいない機関なのである

 

竜)アーティファクト無しであそこまで動けるなら普通の人間にはてもあしもでないねー

直人)ええ・・・アーティファクトはあくまでも補助道具ですからね頼りきりになれば弱体化しますから

 

 

竜は直人の正体を暴いたがそれを吹聴するつもりはない

しかし直人の公演はしばらく続く

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。