特殊すぎるヒーローたち(旧題:海パンヒーロー) 作:UFOキャッチャー
評価バーが赤い……すげえ…
夜…日中とは違い暗闇に包まれ影がより深くなり犯罪も増える時間帯。そんな増える犯罪を取り締まる存在【ヒーロー】。彼らヒーローのおかげで日々の犯罪率は劇的に減り市井に暮らす人々は夜の街でも平和に暮らせていた。
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「クソッ!どこに行った!?」
「……こっちに反応あるわ!あなた達は向こうの通りから回り込んで!」
「了解した!行くぞ!」
「「おう!!」」
複数の通行人から鞄等を盗んだ
「あなたたちもこの先は十分に気を付けてくるのよ!」
「「はいっ!!」」
腰に幅が広いベルトを巻き胸からへその辺りまで大胆に開いている赤い水着のようなコスチュームと、チャイナドレスをベースにしたコスチュームを身に纏っている2人の少女が返事をする。彼女ら2人は雄英高校ヒーロー科にに通う女子学生であり名前は八百万と拳藤。2人は今はプロヒーローの職場へ行き現場を体験する…いわゆる職場体験の真っ最中であった。
「そこのあなた待ちなさい!」
「っー!…なっ、何ですかヒーローさん?」
「あなたのその持っている大きな鞄の中を
「えっ…なっ、なんでそんなこと…僕が何か盗んだとでも言うんですか?…」
「あら?私まだ鞄の中を検めさせてとしか言ってないけど…どうして何か盗んだと思ったの?」
「―っ!…そっそれは……」
「諦めなさい!いくらシラを切ろうとも、あなたの顔は防犯カメラに写っていたから逃げられないわ」
「……んだよ…なら初めかっらそう言えよ。面倒くせぇ言い方しやがって…」
「…飛行機?こんな時間に?」
「なんかどんどん音…近くなってない?」
「ええ、確かにそうですわ…」
「ったくうるせぇな、なんでこんな音が近ぇん…だをおぉぉおおお!!?」
「日本に3人の名ヒーローあり…陸に海パン
「よろしく!」
「……ただのリーマンじゃねぇか…」
「えっ、えっと…プロヒーローなんだ…よね?」
「この場に来たということは…恐らくそうですわ」
「だけどこんなヒーロー見たことないよ」
「私もですわ」
「2人ともこれから精神的に疲れるから覚悟しといて…」
ウワバミから言われたことに対し頭の上に?を浮かべる八百万と拳藤。2人が顔を見合わせて不思議に思っていると月光刑事はスーツの懐から、某美少女戦士の変身アイテムを取り出し空に向かって持ち上げる。
「ムーンライトパワー!!」
月光刑事がそう言うと相棒の美那須刑事が某美少女戦士の変身BGMにそっくりな音楽を掛けはじめ、どこから持ってきたのか月光刑事の後ろに三脚型のスポットライトを設置。次に布がピンと張られたキャスター付きの
「まさか中で着替えていらっしゃるのですか…?」
「説明しよう!月光刑事はコスチュームを変えることにより7つの特殊能力を発揮することが出来るのだ!…では私も!」
美那須刑事は疑問に思っている八百万と拳藤に向けてそう説明し自身も衝立の裏にいき着替え始める。そして着替えが終わると衝立がどかされ月光刑事と美那須刑事の姿を現す。その姿を見た
「「い˝っ!?」」
「華麗な変身伊達じゃない!月のエナジー背中に浴びて!正義のスティック闇を裂く!空の事件なら任せてもらおう!月よりの使者!月光刑事!!」
「同じく美那須刑事!!」
「「只今見参!!」」
最後はポーズを決め華麗な?登場を終える月光刑事と美那須刑事。そして月光刑事は持っている変身アイテムに内蔵されてある鞭を引っ張り出す。
「世間を騒がす犯罪者は!月に代わって…お仕置きよぉーー♡!!」
「いでっーーー!!!いだだだだっ!いきなり何しやがる!!」
「出動の儀式だ!」
「んな儀式あってたまるかっー!!」
月光刑事に理不尽な理由でいきなり体を鞭で叩かれてしまう
「あなたたち登場するとき時間かけ過ぎよっ!」
「仕方ないだろう。これが我々のやり方だ」
「あのー…」
「ん?なんだねポニーテールの子よ」
「なぜセーラー服を着ているのですか?」
「犯人追跡の際はこの方が動きやすーいの!それにそれにパンチラを見せることでこれまで多くの
「うわぁ…」
「う˝えぇー気持ち悪くなってぶっ倒れただけだろうが!」
八百万からの質問に答える月光刑事。だがオッサンが履いたパンツを見せながら悩殺してきたと言う答えにドン引きする拳藤とまさにその通りである正論を返す
「なるほど!そんな理由があったのですね!そんな理由にも気づけないなんて私もまだまだですわ!」
「うん八百万、ちがう、ちがうから。あとでゆっくり色々教えてあげるから」
八百万の肩に手を置きながらめちゃくちゃキリっとした顔つきで言う拳藤。そんなやり取りをしていると狼男の
「しまった!」
「早く追いかけないと!」
「落ち着きたまえ、私にかかればあのような
「また変身するんですね…」
「今度はどんなお姿になるのでしょうか!?」
「八百万、あんたなんか楽しくなってない?」
拳藤が八百万にそう言っていると最初と同じ変身シーンになる。そして衝立がどかされるとそこにはバニーガールの衣装を着た月光刑事と美那須刑事がいた。
「これは…バニーガールと言うものでしょうか?」
「なんでバニーガール…」
「説明しよう!月光刑事はバニーガールのコスチュームを着ると聴覚が10倍にパワーアップするのだ!」
「聞こえる…聞こえるぞ、奴が逃げた方角は…あっちの方角だ!!」
「確かに」
「見えてるじゃない!!わざわざ変身せずに早く追いなさいよ!!」
「では追跡用のコスチュームに…」
「いい加減にしなさい!!!」
「「ひいぃぃー!!」」
ウワバミの怒りのツッコミが炸裂するのであった。それから月光刑事と美那須刑事は上空に自動操縦で待機させていた夜間戦闘機【月光】に乗り込み、戦闘機の胴体から伸び出ている梯子にウワバミ・八百万・拳藤の3人を乗せて
「乗った後に言うのもあれだけど落とさないでよ!」
「心配するな。私の腕を信じろ」
「心配しかないわ…」
「あっ、ウワバミさん!あそこ!」
「―!、月光刑事!」
「了解した!」
拳藤がビルとビルの間をジャンプしながら逃走している狼男の
「さてウワバミよ。このまま接近するのはいいのだが…我々は機体を操縦しているため
「まさか…」
「君もしくはそこの2人のお嬢さんたちに頼めないだろうか?」
「いくらなんでも危険すぎるわ!他に何か方法はないの!?」
月光刑事からされた危険な提案にウワバミが声を荒げる。ウワバミが声を荒げるのも仕方ない、八百万と拳藤はまだ学生。いくらヒーローを育成する教育機関に通っているとは言え、対
「ウワバミさん!私たちなら大丈夫です!!」
「…えっ!?」
八百万の発言に驚く拳藤。
「プロのウワバミさんにこう言うのは大変失礼ではありますが、近接戦闘ということになるとやはりウワバミさんでは力不足が
「そうは言っても危険すぎるわ!ここは何か別の方法を―」
「私たちはいつも言われていますわ!更に向こうへ!
「―っ!!」
「だけど―!」
八百万の気迫迫る説得に押されながらも何か別の方法で事件の解決を模索するウワバミに追い打ちの声が上がる。
「ウワバミさん!私からもお願いします!」
「拳藤さん!」
「あなたまで何を言っているの!もし失敗すれば軽い怪我じゃすまされないのよ!?」
「分かっています!だけど八百万のさっきの言葉を聞いて思ったんです!このぐらいの事を乗り越えられないとヒーローなんかになれないって!だから行かせてください!」
「ウワバミさんお願いします!」
八百万と拳藤、2人からの説得にウワバミはついに根負けしてしまう。そしてそれを聞いていた月光刑事は声を掛ける。
「決まったようだな。準備はいいか2人とも?」
「ええ!」
「大丈夫です!」
「よし!あと
「わっ、分かりましたわ!」
「マジで言うのそれ…」
「行くぞぉーー!」
機体を再加速させ逃走している
ブロロロロロ……!!
「あん?まだ追ってきて…うおおっ!?」
「悪い子はお仕置きよぉーー!!」
ドガガガガガッ!!
「ヒイイィィィッ!!!」
機体に備え付けられている機銃で
「今だ!!」
「「はいっ!!」」
八百万と拳藤がタイミングを揃え怯んでいる
「月に代わってっ!!」
「お仕置きだあああーっ!!」
「あっ、なんd?…ぶへえっ!!!」
機体から飛び降りた際の勢いを利用した蹴り、その威力は
「痛っ…てぇなっ!おいゴラァっ!!」
「もう逃がしませんわ!ハアっ!!」
「なっ、なんだこれ!?網!?」
立ち上がった
「クソがっ!なんで俺がこんな目に!!」
「恨むんなら自身の行いを恨むんだなっ!!」
「なっ、おいちょ待っ…!」
「おすわりっ!!」
「おっ、俺が悪かっ―ギャイィンっ…!!」
拳藤の個性【大拳】によって地面に叩きつけられた狼男の
「任務完了…!」
「あんたら2人たいして何もやってないでしょうが!!」
夜の空にウワバミのキレッキレなツッコミが響くのであった。なお八百万と拳藤が
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――雄英高校――
職場体験を終えた八百万と拳藤。2人は登校するないなやクラスメイトから映像の事について早速絡まれていた。
――1年B組――
「アッハハハハハハハハハハッ!!拳藤!なんだいこれは!?傑作ではないか!!」
「絶対言ってくると思ったよ…」
「なんだいこの『月に代わってお仕置き』と言うのは?まるで一昔前のアニメのようなセリフじゃないか!」
「もういいだろ…ただでさえ恥ずいのに…」
「ハハハっ!恥ずかしいなんてまるで乙女のようなこと言うじゃないか!泡瀬もそうは思はないか?」
「……」
「どうしたんだい泡瀬?黙り込んだりして?」
「後ろ見てみな」
「へっ?後ろ?」
拳藤に対して映像で絡んでいた物間は泡瀬にそう言われ後ろを振り向く。するとそこには怒りの頂点を超えもはや普段の顔つきと変わらない拳藤が立っていた。光は消え相手の意識を飲み込みそうな瞳である。そして静かに物間に問いかける。
「遺言はあるか…?」
「おおおっ、落ち着くんだ拳藤!暴力はよくない!」
「それが遺言か…」
「ぼっ、僕が悪かったさ!気を損ねてしまって悪かった…!」
「歯ぁ食いしばりな……じゃあ…月に代わって…」
「まっ、待つんだ拳藤!ヒーローを目指す者として暴力で訴えるのは―!」
「お仕置きだっ!!」
「あぎょぱっ!!」
物間の顔面に全力の正拳突きをする拳藤。その拳は物間の顔面にめり込みまるで某ガキ大将のパンチのようになっていた。その後、
海パン刑事とか分かりやすい必殺技があるからいいけど他の特殊刑事はどうやって敵を倒させようか結構考えさせられます(笑)