新しき<剣帝>の軌跡   作:kohac

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試験で単位を落として、補講、再履修、などで遅くなってしまいました。
これからはできるだけ投稿ペースを元に戻していきます。


4月 課外実習~波乱の予感?~

実技テストでやりすぎたかなぁ、と後悔しながらもあっという間に日は過ぎ去っていき

今日は土曜日ーーー課外活動の一日目となった。日が昇り始めて間もない時間帯、フラ

イベアは身支度をして第三学生寮から出た。列車が出発するまでまだ1時間程あるため

時間つぶしにあるところを目指す。あまり人が入らない通りを進みお目当ての店のドア

を開ける。《質屋 ミヒュト》ーーー恐らくこれまでにこの質屋に流されたものであろ

う数々の武器や、家具、装飾品などが並び、そして、カウンターの奥には新聞を広げた

おじさんがおり、近くの導力ラジオから聞こえる内容から恐らく競馬であろう、時々、

お~よし!と声を上げている。相変わらずだな、と思いつつも

 

 

  「なかなか調子いいみたいすね、おっさん」

 

 

  「ん?、誰だ・・・ってベアか。」

 

 

  「なぜそこで露骨にがっかりしているんですか、それは置いといて実はおっさんに

  頼みたいことがーーー」

 

 

  「あ、なんだ?金のことか?残念だが貸せんぞ。どうであれ今のお前は仮にも学生

  だからな」

 

 

どこぞのグータラ教師と全く同じ扱いされ咄嗟に否定の言葉を挿もうとしたが、目の

前のおっさんーーーミヒュトがからかっているんだと思い、言葉を飲み込み、

 

 

  「ち、違いますよ、今ここに流れてきたクォーツを見せてほしいんですよ」

 

 

  「は?クォーツだと。まぁあるが・・・で何を代わり渡すんだ」

 

 

商いというものは、それ相応の対価を支払って成り立っているんだ、と一つ釘を刺すミ

ヒュトに気にせず話を進める。

 

 

  「そうですね・・・リベール王国限定の最高級ワイン三本でどうですか?」

 

 

  「ほう・・・で、本心は?」

 

 

  「サラさんに飲まれるぐらいならこっちに流したい、と」

 

 

  「いいだろう、チョイと待ってろ・・・ほら、これがすべてだ。俺が持っていても

  あまり意味がないもんでな、必要分持ってっていいぞ」

 

 

彼女の悪癖を悟ったのだろう、納得した様子で奥から一つの箱を持ってきた。運ばれて

きた、色とりどりのツォークを一つ一つ見ていく。その間またしてもラジオの前に座り

おぉそうくるか、と競馬の実況を聞き唸っていた。一通り見終わり改めて1属性ずつの

ツォークを取り出し自分の《ARCUS》に装着していく。しかし、もし<Ⅶ組>全員

が彼の《ARCUS》を見たら違和感を感じるであろう。その中央は未だぽっかりと空

いたままであるからだ。リィン達はマスタークォーツという物をもらっていたが・・・

 

 

  「ありがと、おっさん。じゃあ、ちょっと持ってくるわ」

 

 

そう言い残し一度自室に戻る。隠し棚からワインを持ち出し、質屋に流し終えこれでグ

ータラ教師の魔の手から逃れられる、と少し晴れやかな気持ちで駅の中に入ると、《Ⅶ

組》のいつもの光景がB班内で起こっていた。相変わらずそりが合わないユーシスとマ

キアスの二人を、いったいどうしたらいいか、を声すらかけ辛そうにしているガイウス

、エマ、フィーがフライベアを見つけるや否や”何とかしてよ”こちらを見てくる。すま

ん、どうにもできないわ、マジで。手を合わせ、謝ってそそくさとケルディク行の列車

に乗り込んだ。リィン達は先に乗り込んでいたらしく、既に座席に座り課外活動につい

て話していた・・・なぜかサラも交じって。

 

 

  「・・・サラさん?なんでこの列車にーーーイルンデスカ?」

 

 

フライベアを見た途端に目を閉じ狸寝入りをし始めたため、追及をやめサラの演技を感

じない寝顔を見てあることに気づき、

 

 

  「もしかして、サラさん。ケルディック名産の地ビールを飲む気なんですか?」

 

 

こぼした言葉に反応したのか、ちょっぴり嬉しそうに頬を綻ばせていた。

 

 

 

 

 




お酒があまりの飲めない私から見ると、地ビールとかお酒をごくごく飲めるサラさんが羨ましく
見えます、ほんと。
後、9月末に発売された『閃の軌跡2』についてですが、これ以降にはなってしまいますが
2でのキャラクターや、お話をできるだけ入れていこうとは考えています。ご意見募集しています
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