卒論とか就活とかが落ち着いたので初投稿です。
待っていた方には申し訳ないです。
コンコン、とノックをして、間延びした声で「どうぞー」と言われたので入る。
あまり来る予定はなかったものの、まずは彼女を味方につけておこうと思って来た。ふざけてはいるけれど、決める時は決めるし、そういったところは信頼できるから…だからラステイションより先にプラネテューヌに来た。
「あれー、ブランじゃーん!何々どしたの?そんなプリンくれそうな顔しちゃってさ~」
「あげないし買うつもりもないわ。…というか、何々、じゃないでしょ。来るって事前に連絡してたの、もう忘れたの?」
「……あー!そうだった!朝のプリンの甘さと艶やかさに魅了されてしまったせいで記憶がね!でも大丈夫だよ、今ふっかつのじゅもんを頭で唱えたから!ゆうて いみや おうきむ こうほ りいゆ うじとり やまあ きらぺ ぺぺぺぺ ぺぺぺ ぺぺぺ ぺぺぺぺ ぺぺぺ ぺぺぺ ぺぺぺぺ ぺぺ、って!」
「その呪文は名前が変な代わりに最初からレベルが高くなりそうね…まあ、今思い出してもそれこそ今更よネプテューヌ。」
あれ、そうだっけー、と惚けた様子を寝転がりながら見せる女神パープルハート…ネプテューヌ。
シェアどうこうで言うならライバル、なのかしらね。
「それでー?ロムちゃん達は一緒じゃないの?」
「探検したいって言って、三人ともプラネテューヌを散策してるわ。お昼には来るって約束してるから…まあ、平気よ。」
「えー!?子供だけって危険じゃない?ほら、ぐへへな人とか!」
「あの子達も候補生よ。ちゃんとそういう対処くらい……心配だわ。」
「ほらー!ブランって抜けてるよね~?」
(てめぇにだけは言われたくねぇ…)
流石に言わないでおく、というか言っても無駄だしネタの助長に繋がりそうだからやめておく。
こういうのが付き合いの秘訣よ…まあ、こうして私だけ来れたのは僥倖でもあるわね。
「ロムとラム以外にもう一人来るけど、覚えてる?」
「うんうん、イリスちゃんだっけ?何か凄い進化しそうな名前だよね!」
「そんな怪獣じゃないわ。まあ、その子が…モンスターなのよ。」
「へーーーえぇぇぇぇぇ!?」
そうなんだ、と言おうとしたのかもしれないけどそのまま驚いたネプテューヌ。…いや、これも連絡したのだけれど…?
おいこいつ、まさかと思うが…
「おい、まさかとは思うがゲームしながら話聞いてた訳じゃねえよな?」
「ギクゥ!?そそそ、そんなことないよー!私がそんなことするように見えるの~!?」
「見えるから言ってるしギクって言った時点でもう言い逃れ出来ねぇだろうが!テメェ、ネプテューヌ…大事な話って言っただろうがぁ!」
「ねぷーーー!?ちょっと落ち着いてブラン!ほら、プリンあるから!ね!ね!?あーーお客様、暴れないでお客様ーーー!!」
こいつぜってぇ締める。
そんな思いで私はネプテューヌを追いかけ回し、数周した後にわざと止まって突っ込んできた馬鹿な女神を締め上げた。
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プラネタワーにまで来たイリス達。
女神パープルハート…ではなく、ネプテューヌと、女神候補生のネプギアに会うために、職員さんにまず話し掛ける。
「こんにちは。」
「こんにちは、何かご用ですか?」
「えっと…ネプテューヌに、会いに来た。会わせて。」
「お姉ちゃん来てるでしょ!」
「でしょ(じー)」
職員さんは納得したのか、ネプテューヌのいるところを教えてくれて、ロムとラムと一緒にそこに行く。
ネプテューヌ…尖った国の女神。
イリス、プラネテューヌを一杯知りたいので、頑張る。
こんこん、と扉をノックする。「開いてるわ」とブランの声がした。ネプテューヌの声じゃなかった。
とにかく入ると…
「あー!三段ジャンプでゴールしようとしたら落ちたー!」
「芸術点求めすぎよ。あら、貴方達、それは…」
ネプテューヌと思われる人物が背中にブランを乗せながらゲームをしていた。赤い帽子の男、落ちてしまった…あれでストックが減る。イリスは賢いので理解した。アイコピー…
ブランが茄子について訊いてきたので三人で胸を張りながら言うことにした。
「ん、茄子。親切な農家さんから貰ったの。美味しかったから、どうぞ。」
「え、ナス!?アイエエエエ!?ナスナンデ!?」
「あれ、ネプテューヌちゃん…?」
「…あっ!ネプテューヌちゃん、ナス駄目だった!」
「でもあなた達は食べられるから良いんじゃないかしら。ルウィーに持ち帰るから良いのよ。」
ブランに言われたけど、イリスは少しガッカリ。
皆で茄子食べたかった…でも、嫌いなものを食べるのは、駄目。イリスは強要はしない。
持ち帰ることにして…取り敢えず、自己紹介。
茄子に対して怯えるネプテューヌの前に立って、見つめる。
プラネテューヌの女神…
「初めまして、ネプテューヌ。イリスは、イリス。
どうぞよろしく。」
「おー!ブランから聞いちゃってるよ!モンスターなんでしょ?」
「イリス、モンスター…悪いモンスターじゃないから、安心してほしい。」
「うんうん!ぷるぷるって言ってくれたらもっとそれっぽかったけど、安心!私はネプテューヌ!誰もが目を奪われてく完璧で究極の主人公だよ!」
「最終的に刺されそうな自己紹介ね…」
「痛いのは勘弁!」
ネプテューヌはイリスを怖がらない。
モンスターのイリスは、ネプテューヌにとって脅威じゃない?女神は強いから、怖くない?
女神の反応、極めて普通。
今後も確認を続けていく。
?よく分からない。
イリス、怖がられないのは嬉しい。
喜びを示すべくイリスは腕を挙げた。
「わーい。」
「あはは!イリスちゃんって面白い子だね!ネプギアも好きになりそうかな~?」
「ネプギア…ネプテューヌの、妹?」
「うん!スッゴく可愛い自慢の妹だよ!」
「自慢の妹……イリス達も、ブランの自慢の妹。」
「そうよ、私たちもお姉ちゃんの自慢なんだから!ね!」
「ね…!(めらめら)」
ロム達、燃えてる?イリス達も自慢の妹だから、妹対決?
でも、ロム達はネプギアという人と仲が良いみたい。
イリスも、仲良くなりたい。
ネプギア、知りたい。
イリス達の発言を聞いたブランは少し顔が赤かった。
ブラン、熱?風邪を引いてしまった…?
「ストップ、イリス。別に風邪じゃないからその心配そうな目をやめなさい。」
「えっ、心配そう…はっ、ブラン…流石だね…!」
「?とにかく、何でもないから気にしないで。…で、ネプテューヌ、くれぐれもイリスの事は国民達に言っては駄目よ。」
「えー、大丈夫だって!イリスちゃん可愛いんだよ?
プリティーモンスター・イリスとして受け入れてくれるって!」
「皆が皆って訳じゃないでしょ。…それで、ネプギアにも紹介するの?」
「イリス、ネプギアに興味あり。」
ネプギア、ネプテューヌの妹なら愉快系?それとも、似ても似つかない系?分からない、分からねば。
イリスは楽しみ、ロムとラム以外の妹…楽しみ。
ネプテューヌはいいねいいね、とノリノリで立ち上がった。ブランは立ち上がられる前に離れた。
おお、以心伝心?
「それじゃネプギア呼んじゃうよ!」
ネプテューヌは…確か、携帯電話という道具。イリスも貰ったそれを使って、ネプギアに来るように連絡を入れた。
けど、ネプテューヌはありゃー、と言ってから困ったような笑みを浮かべた。
「今機械弄りに夢中みたい。まあ、前から色々やってたし、大詰めなのかも?」
「えー!ネプギアに会えないの~!?」
「ネプギアちゃん、あいたかった…(しょんぼり)」
「イリスも会いたい。」
「うーん、今は無理ってだけだから少し時間置いたら来るかも!」
「なら、それまで何かしてましょ。ほら、ゲームとかあるわよ。」
ブランはゲーム機を指差して、やりたいなら、と言った。
むむ、ネプギアは今会えない…なら、イリスはこのプラネタワーを探検したい。
でも、ロムとラムはゲームやりたそう…は、イリスはこの部屋の道筋を知ってるのでイリスだけで探検すればよろしい?
素晴らしいアイデア、イリスは賢い。
「ブラン、イリスは少しだけ探検してくる。少ししたら、戻る。」
「おお、プラネタワーが気になる?じゃんじゃん探検しちゃって~!」
「そう…なら、付き合うわよ?」
「お姉ちゃんとイリスちゃん、行っちゃう?」
「行っちゃうの…?」
ロムとラム、ゲームやりたそう。
やはり、イリスのプラン通りにやる。
「イリス、この部屋の道筋記憶してる。だから、一人でも戻れる。迷惑もかけない…」
「…そう、分かったわ。物を壊したりしたら駄目よ。」
「うん。ロム、ラム、すぐ戻るから待っててね。」
「うー、分かったわ…」
「気を付けてね…(うるうる)」
う…でも、イリスは知識欲を満たしたい。
イリス、我慢して一人で行く。
部屋から出て、来た道とは逆を歩いていく。
ネプギアを見つけたら、観察しよう。
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「…それにしても珍しいわね、ネプテューヌ。」
「何が~?」
「あなたなら無理矢理ついていくでしょ。イリスとお話、とか言いながら…」
「変な信頼だけど否定できない!…イリスちゃんって、子供でしょ?だから、丁度良いかなって。」
「テメェ、変なことに巻き込もうってんじゃ…」
「ストップストーップ!ちゃんと事情説明するから!」
「…話聞いてから殴る。」
「殴るの確定!?そんな、酷い……」
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てくてく、と歩いていく。
プラネタワー、とても広い…探検しがいがある。
でも、一人は案外、寂しい。
人がいたら、話しかけよう。
「全く…なんでオイラがこんな面倒な事しなきゃいけないっちゅ。」
「ん?」
「ん?」
…黒いねずみ?
変な刺青してて、喋って…二足歩行。
まさか、新種の生物?おお、イリスは初発見者。
話しかけてみるべき、と判断。
「こんにちは。」
「あー…こんにちはっちゅ。なんで子供がここにいるっちゅか?」
「イリス、探検してる。イリスは知識欲旺盛…将来知的美人。」
「そりゃ将来性あるっちゅね。親とかいないっちゅか?というかなんでマフラーしてるっちゅか…」
「イリスのフェイバリットアイテム。親はいない…姉は、三人いる。」
「三人っちゅか(女神候補生じゃなさそうっちゅね…)」
語尾が、ちゅ。
でもちょっと声低い。雄のねずみ?
イリス、こうして話せるねずみと会えて嬉しい。
もっと話そう。
「名前教えて。イリスは自己紹介した。」
「これは失礼したっちゅ。おいらはワレチュー、通りすがりのねずみっちゅ。」
「ワレチュー、イリス、ワレチューとお友達になりたい。色々お話、したい。」
(…まあ時間あるし暇潰しにはなるっちゅね)「いいっちゅよ、少しだけっちゅけど。」
わーい、イリスはねずみのお友達をゲット。
これは自慢できる。
ロムとラムの羨ましそうな顔が思い浮かぶ…イリス、コミュニケーション能力高い。
次回の投稿も頑張るぞい。
感想等、良ければください。
感想くれー(承認欲求モンスター感)