イリスちゃんは知りたい   作:ロザミア

9 / 13
投稿完了。

今回は日記アリです。
イリスちゃんがあっちで何を見たかは、リンクを前の話に貼ってありますのでそこから!
シモツキ様、愛月 花屋敷様、コラボお疲れさまでした!


帰ってきたイリスちゃん

光の強い扉が開いて、そこから向こうへ。

イリスは、帰ってこれた?

後ろを見ると、扉は消えていた。

あれは、もしかしたら心の扉の可能性。イリスは心を渡った可能性が微レ存。…違うよって突っ込まれた気がする。イリゼ?愛月?グレイブ?分かんないけど、分かる。

イリスは、もう寂しくない。

 

「イリスちゃん!」

 

「イリス、ちゃん…!」

 

「わ…」

 

ラムとロム、抱き締めてくれた。

イリスの、元の世界…元の次元のラム達。今、イリぐるみと写真を持ってるから抱き返せないから、二人の肩に顔を埋める。

…二人の匂い、嗅ぎ慣れてる匂い。帰ってきた。

顔を上げると、ブランとミナがホッとした様子で、微笑んでいた。

あっちのブラン達も、大好き。でもこっちのブラン達も、大好き。

どっちも大好きは…いいこと?多分、良いこと。イリス、何となく分かる。

 

「イリス。」

 

「ブラン…」

 

「お帰りなさい。…でも心配をかけるのは良くないわね。怪しいものや場所に近付くのは駄目って言ったでしょう。」

 

「う…ごめんなさい……」

 

「そうですね、良く謝れましたねイリス。…それはそれとして、お説教です。」

 

「!?」

 

ミナが怖い。怖いという感情を得たけど、それよりミナが怖い。

笑顔なのに、笑ってない?笑顔とは本来威嚇の意味があるとアニメで学んだ…確かにその通りだった。

イリス、このままだとどうなってしまう?お説教、怖い。

 

そう思っていると、ラムとロムがイリスを庇うように立った。

 

「おせっきょうするなら、わ、私たちも!私たちも悪いもん!」

 

「私たち、イリスちゃん置いていっちゃったから…(ぷるぷる)」

 

「ラム、ロム……」

 

ラムとロム、少し震えてるけどイリスを守ってくれてる…?

イリス、悪いことしたのに、何故?分からない、分からないけど…暖かい。

ミナは少しの間…2、3分位ラムとロムを見て…それから溜め息の後に二人を撫でた。

 

「分かりました、今日はお説教はなしです。ただ、同じことになったらその時はちゃんと叱りますからね?」

 

「ミナちゃん…!」

 

「ミナちゃん…(きらきら)」

 

「う…ありがとう、ミナ。イリス、ミナ大好き。」

 

「そう言って誤魔化そうとしてませんか?…ええ、私も大好きですよイリス。」

 

ジト、とした目で見られたけど首を横に振ったら、くすりと笑ってイリスを撫でてくれた。

イリス、やっぱり皆好き。

ブランもイリスを撫でてくれた。

 

「それで、イリス。何があったか訊かせて貰える?」

 

「うん。イリス、いっぱい話す。…あれ、イストワールは?」

 

「ここにいますよ、イリスさん。」

 

凛とした声が聞こえて、そっちに顔を向けると、本に座って浮いている人、イストワールがいた。

やっぱり、妖精さんみたい。イリスも飛べるようになりたい…

 

「あなたがモンスターのイリスさんですね?」

 

「う……イリス、悪いこと、しない…」

 

「ええ、それはブランさん達を見れば分かります。きっとあなたは純粋なんですね。」

 

「イリス、純粋?…イストワールが言うなら、そうかもしれない。

…あ、言い忘れてた。」

 

「はい?」

 

「あ、ほんとだ!ロムちゃん、しっかり言わないと!」

 

「うん、しっかり、言お…!(こくこく)」

 

イリスの思っていた事、ロムとラムも理解してくれた。

三人でイストワールの方に体を向けて、頭を下げる。

ありがとうは、言いたい時に言う。あっちの女神の、イリゼが教えてくれたこと。

 

「ありがとう、イストワール。」

 

「ありがとー!」

 

「ありがとう、ございます…!」

 

「……ふふ、ええ、えらい子達ですね、皆さん。こうして協力した甲斐がありました。」

 

三人でお礼を言ったら、イストワールはくすりと微笑んでお礼を受け取ってくれた。イリス、嬉しい。

こっちのイストワールも、温かい人。温かい人は、好き。

イストワール、イリスは好き。

 

「イリスさん、既に言われた事ですが次からは気を付けるように。それと、あちらのプラネテューヌはどうでした?」

 

「尖ってた。」

 

「え?」

 

「プラネテューヌは、尖った国。たこ焼きは熱くて美味しい。

ネプテューヌは、愉快な人。ネプギアは、優しい人。

イストワールは、妖精さんに見える凄い人。」

 

「ああ…すみません、イストワールさん。私がしっかり訂正しておけば…」

 

「い、いえ、いいんですよ。何はともあれ好印象なのは教祖として喜ばしいことです。そうですか、あちらの次元でも私はネプテューヌさん達と一緒ですか……胃薬、飲んでるんでしょうね。」

 

「御愁傷様ね。」

 

イストワール、何だか浮かない顔。

でも、それはそれで嬉しそうな気がする。不思議だけど、それもまた感情。…あ、そうだ。

 

「イストワール、お願い、ある。」

 

「おや、何でしょう。」

 

「イリス、またあっちに行きたい。今は、行かないけど…またあっちで遊ぶ約束、している。ブラン達、あっちでも温かい。だから、また会いたい。イリゼも、優しかった。温かくて、ここが…ぽかぽかする。だから、また会いたい……イストワール、また開いて、くれる?」

 

「イリス…」

 

「…そうですね、それならイリスさんに条件をつけましょう。」

 

ブランは何だか、優しい目を向けていて、何でかは分からないけど…でも、褒められた気がした。

イストワールは少し考える様子だったけど、条件があるって言う。

 

「今のイリスさんは世間に疎い…次元を渡るというのは、とても凄いことなんですよ?ですから、条件です。今よりもっと賢くなって、人を知って、国を知って、女神を知ってください。それから、もし今のイリスさんのように純粋であれば…協力しましょう。」

 

「もっと賢く…知る……うん、イリス、もっと賢くなる。もっと皆を知って、それで…イリス、ブラン達、助ける。それで、いい?」

 

「ええ、約束しましょう。その時を楽しみにしていますね、イリスさん。」

 

イストワール、嬉しそう。

イストワールは優しくしてくれた。優しくしてくれたイストワールは…確か、恩人。そう、恩人。イリスを助けてくれた…

それから、イリスは色々なことを話した。

信次元について、あっちのブラン達について、イリゼや愛月、グレイブについて話した。ポシェモンに似たポケモンという生き物がいたこと、可愛かったこと。イリゼもモンスターとポケモンを一匹ずつ家族にしていて、いっぱい抱っこして、撫でたこと。

ロムとラム、凄く気になっていた様子。ブランとミナは微笑ましそう。

女神も、少し見た。

ネプテューヌとネプギア、ラステイションのノワールとユニ、リーンボックスのベール…皆優しそうだった。

ロムとラムは、知ってるみたいで盛り上がった。

 

…でも、一番嬉しかったのは、別。

友達が、出来た。家族じゃない、友達。

でも大切なのは変わらない。イリスは、大切なものが増えた。

イリス、嬉しい。約束、絶対果たす。皆で遊びたい、温かいから、一緒に。

 

それからイストワールは帰って、いつもの五人になる。

 

「お腹、空いた。」

 

「ふふ、では夕食にしましょうね。」

 

「わーい。」

 

「やったー!ご飯、ご飯!」

 

「わたしもお腹、ぺこぺこ…(くうくう)」

 

「イリス。…楽しかったのね。」

 

ふと、ブランに言われたから、すぐに頷く。

考えなくて良い、イリスは楽しかった。

いつでもは会えないけど、いつかは会える。きっとその時は、イリゼの次元、平和。

イリス、イリゼを信じてる。

愛月達にも、きっと会える。会ったら…ポケモンいっぱい、知りたい。後、ポシェモンリベンジする。あれは、悔しい…

 

結論、イリスは良い経験をした。

イリスの得たものは大きくて、多い。いつかお返ししたい。

きっと、喜んでくれたら嬉しい。

…素晴らしい、結果。

 

 

 

 

 

──

────

──────

 

 

 

 

 

イリス日記 八頁目

 

書くのは四日くらいぶり?別の次元に迷い込んだ。

今日の日記は、いっぱい書く。

迷った次元は、信次元という場所で、そこにもブラン達はいた。

いたけど、イリスを知らないというのは、少し寂しかった。寂しかったけど…優しいのは変わらない。

イリゼという女神に出会った。原初の女神という女神の複製体らしい。変なところでがっかりしたり、叫んだりするけど優しくて、温かくて…炒飯が上手。イリスがモンスターだと知っても優しかった。

 

イリスは、出会う人の運が良い。

後、戦いが上手い。ああいうの、技巧派というのをイリスは知ってる。動きは、頭に叩き込んだけどやれるかは不明。でも、真似れたら…イリゼとの繋がりが増えた気がするから頑張る。

後、迷い込んだのはイリスだけじゃなかった。

愛月という男の子も、ポケモンのいる世界から迷い込んだ。

迷い込んだけど、イリスよりしっかりしていた。…秘訣、知りたい。

でも、イリゼには時折変な反応する。気になるけど、訊かない方がいいってイリスの中のブランが言ってたから訊かなかった。

愛月は、ポケモントレーナーで、ポケモンを繰り出して戦う。

…ポシェモントレーナーと類似している。世界観も似ていると推察。

イリスにお兄ちゃんがいたら、愛月みたいなのがいい。

優しいお兄ちゃん、は歓迎。ぬいぐるみ作りが得意で、寝るときにイリスに似たぬいぐるみ…イリぐるみを抱いて寝ることにする。

プラネテューヌにも行った。

やっぱり尖っていた。色々尖ってたから、イリスの考えは間違いではない。それはそれとして、ゲームセンターも楽しかった。

愛月、クレーンゲーム上手かった。イリスも得意になりたい。

…その後は、色々。

イリゼがモンスターを倒すところを二人で見て、凄いと思った。

その後、ドラゴンみたいなモンスターを食べてみたら、とても脂が乗っていて美味しかった。

味は割とさっぱりしている、でもジューシー。

肉感は、ぶにょぶにょしてた。

でもそれを見た愛月が気絶しちゃって、反省。食べるときは、こっそり。理解した。

帰る時、愛月を迎えに来たのがグレイブ。

あまり話せてないけど、グレイブは撫でるの強い。

でも優しいのは分かる。大切な友達。

ソルガレオ?というポケモン、鉄っぽかったけどふさふさしてた。

不思議な生き物…

その後は皆で写真を撮って、ブラン達と約束して…帰ってきた。

安心した。イリスの知ってるブラン達、イリスを知ってるブラン達。イリスは、恵まれている…と思われる。

優しい人、多い。イリスも、優しくなれたら嬉しい。

それが、皆への恩返しになると…素晴らしい、と思う。

 

 

 

 

 

──

────

──────

 

 

 

 

 

「…いっぱい書いた。」

 

椅子に座って、机の上の日記にちゃんと書いた。

イリスの大切な思い出、教訓。

これから、もっと知る。もっと知って、もっと巡って…イストワールとの約束を果たして、皆に会う。

 

「私は、イリス。」

 

人を襲わないモンスター、人になりたいモンスター。

ブランが好き、ミナが好き、ロムが好き、ラムが好き。

ルウィーが、大好き。

イリスにとって、何よりも大切なもの。

でも、大切は増えるもの。理解した。

友達。それが出来て、イリスはまた一つ成長した。

 

「また会えたら…嬉しい。イリス、頑張る。だから、頑張ったら…」

 

また会って、その時は笑顔で話せたら。

知りたいこと、話したいこと、遊びたいこと…いっぱいある。

きっとその時になったら増えてる。イリスには分かる。

思い出は増える、大切は増える、素晴らしいこと。

 

だからイストワールとの約束、頑張る。

私はイリス、モンスターの『イリス』。

私は、この世界を、皆を、物を、知りたい。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。