とある鎮守府の戦争~復興と戦力増強編~   作:秋月雪風

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プロローグ(艦種変更)

1982年6月3日第一次防衛戦争発生

 

6月10日吹雪救出

 

6月11日暁、響、雷、文月救出及び秋月と再開

 

6月15日時雨、雪風救出

 

6月19日初春救出

 

6月20日古鷹、加古救出

 

6月22日翔鶴救出、同日、瑞鶴救出

 

6月29日青葉、衣笠救出、同日、全艦娘の安否が判明

 

第一次防衛戦争から約1ヶ月間、秋雪鎮守府は捕虜救出のために活動していた。

 

それと同時に残りの戦死した艦娘の遺体を回収した。

 

そして、

 

7月3日

 

秋雪鎮守府敷地内白刃海岸

 

この日、戦死した艦娘の火葬と埋葬が行われた。

 

そして、それを敷地内に作った墓地に埋葬した。

 

翌日

 

秋雪鎮守府提督室

 

秋雨「全員揃った?」

 

電「はい。全員集まったのです」

 

秋雨は席を立ち、艦娘の前に立った。

 

秋雨「あの戦いから1ヶ月が経った。君達だけでも無事、ここに戻ってきたのはありがたい。あの戦いでは我々全員死んでいたかもしれないからな・・・」

 

全員がなにも言わず、秋雨を見ていた。

 

秋雨は艦娘達への労いの言葉などを語った。

 

秋雨「・・・君達には感謝している。戦死した彼女達にも・・・昨日は忙しくてできなかったが今ここでやろう」

 

そう言って秋雨は後ろを向いた。

 

秋雨「防衛戦で亡くなった者共に、敬礼!」

 

集まった艦娘達と秋雨は一斉に海の方へ敬礼した。

 

そして、敬礼を止め、解散になると次々と部屋を後にした。

 

残ったのは秋雨だけだった。

 

秋雨「ふぅ、疲れた。・・・さて、これからどうするか」

 

椅子に座った秋雨はため息をついた。

 

秋雨「居るのは分かっているよ。吹雪」

 

ソファーの裏から吹雪が顔だけを覗かせた。

 

吹雪「あはは、よく分かりましたね」

 

秋雨「頭見えてたよ。それで、どうしたの?」

 

吹雪「・・・私はどうなるのでしょうか?腕が無い以上私は、解体されるのでしょうか・・・」

 

秋雨「吹雪、自分の未来を決めるのは自分次第だ。俺が決めることではない。俺は解体なんかしたくない。だが、君が望むのなら覚悟を決めて俺は・・・」

 

吹雪「提督・・・(私の未来は提督でも他でもなく私自身・・・こんなこと初めて言われた)」

 

秋雨「それでどうする?」

 

吹雪「提督、私を、私の腕が使えなくても、戦うことはできますか?」

 

秋雨「できるが、その選択でいいんだな?」

 

吹雪「はい!生き残ったこの命、どこかに役立てたいのです!ここを守りたいんです!・・・変だったでしょうか・・・」

 

秋雨「いや、変ではないよ。君の意見には同意する。だが、しばらく時間をくれ。君用の装備の設計図を作るから」

 

吹雪「分かりました。ありがとうございます」

 

そう言って吹雪は敬礼をし、部屋を出た。

 

秋雨「・・・あの戦いで、なにか変わったのかな?さて、吹雪の装備か・・・あれしかないな」

 

秋雨は空白の設計図を出して線を書き始めた。

 

それから3日後

 

秋雪鎮守府第一発進場

 

秋雨「吹雪、準備はいいか?」

 

秋雨はコントロール室からスピーカーで吹雪に話しかけた。

 

吹雪は手を上げ合図する。

 

秋雨「よし、いくぞ」

 

そう言った後、各所から駆動音がなり始めた。

 

吹雪「(・・・なにも聞かされてないけど、どうなるんだろう・・・)」

 

そう思いながら吹雪は目を閉じた。

 

目の前が青い光になっていった。

 

・・・やがて、光は消えて静かになった。

 

秋雨「・・・どうだ?」

 

秋雨は少し興奮ぎみにコントロール室から出て、吹雪の方に向かった。

 

秋雨「吹雪、大丈夫か?」

 

秋雨が声を掛けると吹雪は振り向いた。

 

吹雪「・・・提督、これは一体?」

 

秋雨「よかった、成功だ。おめでとう、空母吹雪」

 

吹雪「・・・空母、吹雪。あ、ありがとうございます!」

 

秋雨「いや、むしろこっちが礼を言いたい。ありがとう、そしてすまない。自分の意思だがそれでもまた死なせに行かせるようなものだから・・・」

 

吹雪「提督、私はあなたに助けてもらいました・・・だから、今度は私が提督を助けます!」

 

秋雨「えっと、自分でいうのもあれだけど・・・助けるじゃなくて守るじゃない?」

 

吹雪「あ!そ、そうでした・・・」

 

吹雪は赤面になりながら横を向いた。

 

秋雨「相変わらずだな(さすがに中までは変わってないか)」

 

吹雪「提督、あの・・・」

 

秋雨「どうしたの?」

 

吹雪「えっと、これからもよろしくお願いします!」

 

吹雪は敬礼をしながらエヘヘと笑った。

 

秋雨「ああ、よろしく」

 

秋雨もそれにつられて笑った。

 

そして一通りの説明を受け艤装を解除した吹雪は秋雨と一緒にその場を後にした。

 

吹雪「あれ?そういえば、航空隊ってどうするんですか?」

 

秋雨「明日になればたぶんなんとかなると思うよ」

 

吹雪「なぜ明日なんですか?」

 

秋雨「明日に新型機の試験飛行を行うからだよ。その時に艦載機も一緒に試験だから。これがうまく行けば航空戦力は回復するはずだからね」

 

吹雪「そうですね」

 

その後二人は雑談を話ながら歩いた。

 

途中、吹雪は秋雨と別れ、自分の部屋に向かった。

 

そして部屋に着くと吹雪は持っていた資料を見た。

 

そこには吹雪の装備の詳細が書かれていた。

 

砲撃空母吹雪

 

武装

 

2式15cm連装砲4基

 

12式10cm単装高角砲6基

 

30式32㎜連装機銃8基

 

11式25㎜連装機銃12基

 

艦載機???

 

その他にも詳しいことが書いてあった。

 

吹雪「艦載機だけ不明か・・・だけど明日に試験飛行だからその時に分かるよね。楽しみだな~」

 

吹雪は少しにやけた。

 

しばらく資料を見ているとノックが聞こえドアが開いた。

 

春雨「吹雪さん。そろそろ夕食にしませんか?」

 

吹雪「あ、もうこんな時間だ。うん、行こう~」

 

吹雪は机に資料を置き部屋を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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