キル姫日記   作:やす、

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11ページ目、アイムール

いつもの時間に起きて身体を大きく伸ばしてた。今日はアイムールというキル姫に会いに行く日だ。マリアさんが呼びにきてくれる前に予習をしておこう。

 

 

そう思い着替えてからキル姫の図鑑を開く事に。目次をなぞりアイムールのページを探す。あったあった。

 

 

「バアルとアナト」

 

 

イルが神々を招集し集会を開く。そこへやって来たヤム・ナハルの使者から「ヤム・ナハルは神々の支配者であり、バアルはヤム・ナハルの奴隷である」との宣告がされる。イルがヤム・ナハルの要求を受け入れたことでバアルは憤り、使者を殺そうとするが、アスタルトとアナトに止められる。その後、工芸神コシャル・ハシス(英語版)の作った武器・「撃退(アィヤムル)[注釈 1]」と「追放(ヤグルシュ)[注釈 2]」を受け取ると、バアルはヤム・ナハルの元へ行き、激闘の末ヤム・ナハルの頭を粉砕してこれを打ち倒す。ヤム・ナハルはアスタルトの進言によりバラバラにされて撒かれた。

 

 

ふむふむ。アイムールはアィヤムルという名前で撃退を意味する様だ。その隣のヤグルシュという武器も気になるけど今回は出てくる事は無いだろう。それにファンキルをやっている人ならアイムールとヤグルシが姉妹なのも知っているはずだ。やった事ない人はダウンロードをお願いしますっと。

 

 

工芸神コシャルから魔神バアルに送られた撃退を意味するアィヤムルの名を冠したアイムール。今から会うのが楽しみである。

 

 

コウ君ー?おきてますかーー?

 

はーい。おきてますよー

 

 

いつも通りに起こしに来てくれた。急いでドアのロックを解除してマリアさんを出迎えた。

 

 

おはようございます♪

 

おはようございます!

 

 

するといつもの受付の服装ではなく動きやすそうな服装のマリアさんがいた。

 

 

今日はアイムールに会いに行ってもらうのですが、今回は私も同行させて貰いますね♪

 

分かりました、珍しいですね

 

アイムールにコウ君の事を一日お願いしたらその代わり任務を寄越せと言われたので異族の討伐に行くんですよ。まだコウ君のバイブスだとキル姫を指示する事はできないと思うので保護者として私がついて行くんです♪

 

 

ふむ。

 

 

そう言われて思い返してみても確かに異族と戦闘になった時僕は見ているだけで何もしていなかった。それが普通なんだと思うけど。

 

 

とりあえずアイムールを教会の前に待たせているので行きましょうか

 

はい!

 

 

そんな訳でマリアさんと教会の入り口へ向かう事に。いつもとは違う格好で僕の少し前を歩くマリアさんに少しだけドキドキしていた。

 

 

おはよう御座います、アイムール

 

おはよう

 

 

マリアさんが茶髪の女の人に挨拶をしていた。胸元を曝け出したシャツに白いショーパン。それに赤と黒のタイツの人。この人がアイムールなのだろう。

 

 

おはようございます!僕コウって言います!今日一日よろしくお願いします!

 

駆逐者アイムール、よろしく。

 

 

駆逐者って聞くとどーしても某調査兵団を思い出してしまう。そうは言っても駆逐するのは巨人では無く異族なのだけど。

 

 

アイムール、今日の打ち合わせなんですけど

 

はい。

 

 

マリアさんがカバンから地図を取り出してアイムールと位置の確認と目的地の確認をしていた。それと、どの様なルート、移動手段で行くのかも。

 

 

……………………

 

 

その様子をしっかりと見ていた。僕も将来こうやってキル姫と打ち合わせをする姿を思い浮かべながら。

 

 

じゃあアイムールに私のバイブスを繋げますね

 

はい。

 

 

マリアさんが右手をアイムールにかざすと手のひらが光りその光はアイムールへと吸い込まれていった。

 

 

………バイブスとキラーズの共鳴を確認。マスター、何なりと御命令を。

 

そんなに畏まらなくて良いですよ♪のんびり行きましょう♪

 

 

ふむふむ。バイブスとキラーズはこのようにして共鳴するのか。

 

 

あっ、一応言っておきますけど私は特別ですからね?

 

えっ、そうなの?

 

はい♪私は全てのキル姫と繋がる事ができるバイブスを持っていますけど広く浅くなんですよね

 

つまりどういう事ですか?

 

その場凌ぎの共鳴しかできないんですよね、コウ君が知ってる人だと、、、ほら、ユウさんの様に一人のキル姫としか共鳴できない方がよりキル姫のポテンシャルを引き出す事ができるのです

 

ふむふむ

 

それが私は嫌で奏官を辞めたのですけどね

 

 

苦笑いをしながらそう言ってくれた。バイブスにも種類があるようだ。

 

 

マスター、指示を

 

そうですね、これより南へと進軍します♪

 

 

アイムールに促され僕達は南へと進む事に。サフランの街を抜けて耕民区クレナイへとやって来た。

 

 

ふぅ、少し休憩しましょう、コウ君ジュースを買ってきてくれませんか?

 

分かりました!何飲みます?

 

私はコーラで、アイムールは?

 

休憩は不要、アイムールは進軍を希望する

 

そんな事言わないでね♪じゃあアイムールにもコーラをお願いします♪

 

了解っす!

 

コウ君が戻ってきたら話を進めますね♪はい、お願いね♪

 

 

マリアさんから財布を貰いそのまま近くにある売店へと走って行った。

 

 

売店でドリンクコーナーからコーラを三本取り出してレジへ。

 

 

お会計お願いします

 

 

あれ?返事が無い。もう一回いってみよう。

 

 

すいませーーん、お会計お願いします

 

 

僕がそう言うとガラリと引き戸が開いた。それに気が付き「お会計お願いします」と言うとキシャャャャャャ!!と返事が貰えた。

 

 

い、、異族っ!??!?

 

 

この店の人の心配する余裕も無くコーラを掴み一目散に店を飛び出した。

 

 

キシャャャャャ!!!!

 

ひぃぃぃぃ!!!!!

 

 

当然見逃してくれるはずもなく追われていた。斧なのか剣なのかを振り回しながら全速力で走る僕との距離を縮められていた。

 

 

異族。この世界に君臨し人間を唯一捕食する生き物。僕も捕まれば食べられてしまうのだろう。そんなのは嫌だ!!!

 

 

意を決して急停止し手に持っていたコーラを振りかぶった。

 

 

これでもくらえ!!

 

 

僕が全力投球したコーラは異族の顔面にぶつかっていた。これで少しは足止めになった、はず!

 

 

キシャャャャャ!!!!!!(怒

 

ひぃぃぃぃ!!!

 

 

残念な事に僕の行為は火に油を注いだだけだった様だ。金色のマスクのせいで表情は分からないけど先程より怒っているのを感じる。

 

 

アイムール!!

 

標的を捕捉。これより駆逐します。

 

コウ君伏せて!!!!

 

 

マリアさんの声が聞こえてその場に伏せると僕の頭の上を何かが飛んでいった。その後、グシャリと何かが潰れる様な音が聞こえた。

 

 

もう大丈夫ですよ♪

 

ありがとう二人共!

 

 

そう言いながら身体を起こし二人の元へ。アイムールを見ると鎖の様な物を引っ張っていた。

 

 

ゴロゴロと音がする方を見ると血が付着している鉄球が見えてきた。これを異族に向かって投げたのだろうか?

 

 

アイムールさん、ありがとうございました

 

命令に従っただけでお礼を言われる様な事はしておりません。

 

 

無表情のまま淡々とそう言われた。その仕草に思わず一歩引いてしまった。

 

 

マスター、次の御命令を。

 

待っててね、まずは被害の確認が先だよ、アイムールは私達の警護をお願い

 

承知しました。

 

 

鎖を巻き終えたモーニングスターを構えているアイムールさん。その先の鉄球に付いた血も気にならない様だ。

 

 

ここまで書いてきてこのSSはR指定していない事に気が付いた。もっと表現を柔らかくしていこう。

 

 

アイムールさんはその鉄球の先に付いたケチャップは気にならないの?

 

拭いた所で直ぐに付着するので一緒です。

 

それもそうだね

 

 

マリアさんを先頭に街を進んで行く事に。よく見れば崩壊している家屋が見える。

 

 

ジュースを買いに行った時に気が付かなかったのですか?

 

てっきり廃屋かと………

 

もっと観察力を養って下さいね?戦うのはキル姫ですけど指示を出すのは奏官です、奏官の指示が間違えは命取りになりますよ

 

はい、気を付けます

 

 

マリアさんから有り難い言葉をもらう事ができた。この教訓をしっかり活かさないと。

 

 

アイムール、何かを感じますか?

 

標的を捕捉。あの建物の裏です。

 

分かりました、頼んでばかりですがお願いします

 

はい。

 

 

モーニングスターを構えアイムールさんが建物の裏側に回った。少しすると異族の咆哮が聞こえその後に鈍い音が響いた。

 

 

駆逐完了。次の指示を。

 

 

返りケチャップを浴びながらアイムールさんが帰って来た。だけどその表情は無表情のままだった。

 

 

もう少し探索をして生存者を探しましょう、それと異族の数次第では撤退します

 

マスター、私だけだと力不足だとおっしゃるのですか。

 

違います、だけどアイムール一人に負担をかける訳には行きません

 

私なら大丈夫です。殲滅の指示を。

 

ダメです、ひとまず確認に行きましょう

 

 

マリアさんの指示に不満げなアイムールさん。だけどしばらくして「了解しました。」と言った。

 

 

それから僕達は街を散策していた。そこまで大きな街では無いのだがその彼方此方に異族が潜み獲物を探していた。その度にアイムールが鉄球を振るい薙ぎ倒していた。

 

 

アイムール、大丈夫ですか?

 

心配は無用です。例え腕がもがれても殲滅活動を行います。

 

 

無表情だがその顔に疲れが見えていた。もちろん僕が気づくぐらいだからマリアさんがそれを見逃す事は無かった。

 

 

………これより撤退します、直ぐに教会へ戻り異族討伐の任務を発行します

 

 

苦渋の決断なのだろう。悔しそうに噛み締めている唇から血が垂れていた。そんなマリアさんにアイムールが近づいてゆく。

 

 

マスター。

 

アイムールの強さは分かっています、だけどその身に何かがあってからでは遅いのです

 

分かりました。私一人で殲滅活動を行います。

 

アイムール!?戻って下さい!!

 

 

マリアさんの声も虚しくアイムールは異族がうごめく街へと走って行った。

 

 

…………っう、コウ君、お願いがあります

 

はい!

 

私のバイブスを貸すのでアイムールに指示をお願いします、私は応援を呼んできます

 

分かりました!

 

決して無理はしないで下さい、このお願いが無理な事なのは分かっていますけど

 

 

そう言ってマリアさんは教会の方へと走って行った。僕もすぐにアイムールを追いかけていた。

 

 

アイムールさん!!

 

あなたは、、、バイブスを認識。マスターと判定しました。

 

そんな事より、どうしてマリアさんの言う事を聞かなかったの?

 

マスターの指示より殲滅活動の方が優先度が高いと判断したからです。

 

 

無表情にそう告げるアイムールに心の中のモヤモヤが爆発した。

 

 

アイムールさんは異族と戦うマシーンじゃないんだよ!教会に戻れば他のキル姫もいるしどうして力を合わせないんだよ!!

 

応援も同情も不要です。私は駆逐者アイムール。ただ敵を殲滅させるのみです。

 

だから!アイムールさんが怪我したらどうするんだよ!!

 

それは私が弱かった。ただそれだけです。異族がいますが指示は不要。殲滅します。

 

 

そう言い残してアイムールさんは異族の群れに向かって行った。何も出来ない無力な僕を残して。

 

 

…………

 

 

アイムールさんは強かった。街の中心にある広場に身を置き四方八方から迫る異族を涼しい顔で駆逐していた。鉄球を投げ異族を押し潰しさらに振り回し異族を一掃。顔にケチャップが飛ぼうと異族のお肉を踏もうと表情を変えずただ、ただ戦っていた。

 

 

…………あれは

 

 

そんな中屋根の上から弓を構える異族に気が付いた。だけどアイムールさんはそれに気が付いていない様だ。

 

 

アイムールさん!!!上!!!!

 

 

その言葉の後にコーラを思いっきり投げると屋根の上の異族に当てる事ができた。だがそれと同時に矢が放たれていた。

 

 

っ。目標を確認しました。

 

 

放たれた矢はアイムールさんの髪を掠め地面に刺さっていた。その矢で異族の位置を把握したのだろう。すぐ様屋根に飛び乗り殲滅させていた。

 

 

鉄球でお触りすると異族がケチャップとお肉となり地面に落ちてきた。屋根の上からアイムールさんが見渡していたけどもう異族の姿は無かったようで地上へと戻ってきた。

 

 

感謝します。

 

なんの事?

 

マスターの行動が無ければ矢が私を貫いていました。

 

別に、気づいたらそうしてたんだよ

 

この街の異族は全て殲滅致しました。あの。

 

どうしたの?

 

良ければお、お話をしませんか?

 

うん、良いよ

 

 

適当な所に二人で座りおしゃべりをする事に。

 

 

その前にこれあげるよ

 

これは?

 

さっき買ってきたコーラだよ、飲みなよ

 

そう御命令されるのなら。

 

 

そう言ってコーラの栓を回し開封していた。

 

 

マスター、これは?

 

あわわわわわわわっ!!

 

 

買ってから時間が経ち温くなった上にポケットに入れたまま走り回ったので開栓と同時に泡が吹き出してアイムールさんを汚していた。前もあったなこんな事。

 

 

大丈夫ですか!?

 

泡出る事ではありません。

 

漢字が違うよ!?慌てるだよ!

 

 

アイムールさんのボケ?にしっかりとツッコミを入れると少しだけ笑った気がした。

 

 

それから僕達は色んな事を話していた。僕が奏官を目指す理由だったりアイムールさんの妹の事。武器だった時の記憶から馴れ合う事を苦手とし一人で動いてしまう事だったり。

 

 

これがマリアさんが嫌だったことなのだろうか?浅くしか共鳴出来ないから自身の指示がキル姫の記憶に勝てずキル姫に無理をさせてしまうことが。当然こんな事聞けないから答えは闇の中なのだけど。

 

 

コーラとは随分と甘い飲み物なのですね。

 

それだけ温くて炭酸が抜けちゃったらそうなっちゃうよ

 

それではこれはコーラ本来の美味しさではないと言う事ですね。

 

うーん、そうだと思うよ?

 

いつか飲んでみたいです。本来の味のコーラを。

 

 

そう遠い目をしながら言われた。そんなアイムールさんに売店で買えばすぐ飲めるよなんて言えなかった。

 

 

マスター。目標を確認しました。

 

 

突然アイムールさんが立ち上がり空を睨んでいた。その方を見ると何かが飛んでいるのが見えた。

 

 

空を舞う異族。飛行種という者がいる事を思い出し僕も立ち上がり逃げる準備をしていた。いや、アイムールと共に戦うために気合を入れていた。

 

 

マスター。指示を。

 

うん、もう少し引き寄せて様子をみようか

 

了解。

 

 

しばらく見ていると竜の様だ。真っ直ぐこっちに向かって来ている。アイムールと二人でそれを睨んだ時だった。

 

 

コウくーーーーん、アイムールーーーー!大丈夫ですかーーーー???

 

 

 

マリアさんの声が響いていた。どうやら竜に乗って来てくれた様だ。

 

 

マリアは上空で待機してて!

 

異族は私達が!

 

 

何処かで聞いた事のあるような声が聞こえて二人が竜から飛び降り僕達の前に降りて来た。

 

 

ユウさん!ティルフィングさん!

 

コウ君よく頑張りましたね、後は私達に任せて下さい

 

アイムールはコウ君を守ってあげてね

 

 

剣を構える二人。それだけで凄まじい力を感じていた。そんな二人にアイムールが話しかけていた。

 

 

失礼ですがこの街の異族は殲滅しております。

 

えぇっと?

 

確かに異族の気配は感じませんね、一応確認してきます

 

 

二人が街を見て回ったけど異族の姿は無かった様だ。

 

 

無駄足だったみたいですね

 

マリア、説明

 

えぇーっと、、、あはははは

 

 

話を聞くとお休み中だった二人の家に行き無理矢理連れて来てくれた様だ。

 

 

ごめんなさい、二人しか動ける人が居なくて

 

まぁ良いよ、手当よろしく

 

でも何もしていませんよね?

 

もうマリアの依頼は受けないよ

 

そんなぁ!お願いですって!

 

 

そう言って煙草に火をつけたユウさんをマリアさんが必死に説得していた。その様子をティルフィングさんが微笑ましく見ていた。

 

 

じゃあ僕達は帰るね

 

コウ君、あまり無茶をしては行けませんよ?

 

 

そう言って二人は竜に乗り帰って行った。それを見送り僕達も帰る事に。

 

 

私達も帰りましょうか♪

 

それが指示であるなら。

 

 

三人で元来た道を歩いて行く。凄く怖かったけど少しだけ成長できた気がする良い一日になった。

 

 

三人でご飯食べに行きませんか?

 

そうですね、アイムールさんは?

 

同行します。

 

 

そんな感じで三人で教会のレストランへ。

 

 

今日は私が奢るので好きなのを頼んで下さいね♪

 

 

との事なので食べたい物をひたすら注文していた。

 

 

……………………。

 

どうしたの?アイムールさん

 

このメニューに乗っているコーラは先程のコーラと同じなのですか?

 

そうだよ?飲んでみる?

 

はい。

 

他に食べる物はどうする?

 

頼んで貰えればそれを食べます。

 

お腹空いてる?

 

空腹は感じておりますが。

 

なら頼んであげるね

 

 

マリアさんはすでにメニューが決まっている様なので店員さんを呼びメニューを伝える事に。

 

 

コウ君から私のバイブスを返してもらいますね♪

 

はい、どうやって返せば良いのですか?

 

そのまま椅子に座ってて下さいね♪

 

 

マリアさんが左手を僕にかざすと何かが吸い取られるような気がした。

 

 

はい、回収完了です♪

 

はい

 

 

バイブスってそんなに簡単に受け渡しができる物なのだろうか?考えても答えは出なさそうなので考える事をやめた。そんな事よりもテーブルに運ばれた料理だ。

 

 

いただきまーす!

 

 

私はどれを食べれば良いのですか?

 

じゃあピザを食べよっか

 

 

運ばれて来たピザを切り分けアイムールさんのお皿に乗せてあげていた。

 

 

いただきます

 

 

表情を変える事なくピザを食べているアイムールさんに少し不安になる。

 

 

美味しく無かったかな?

 

いえ、美味と認識しております。

 

分かりずらいよ!?

 

あははははは♪

 

 

表情を変えないアイムールの口元が少しだけニヤリとした気がした。

 

 

楽しい時間はすぐに過ぎるもので気が付けば閉店の時間の様だ。

 

 

アイムールさん、ありがとうございました!

 

指示さえ頂ければまた同行します

 

 

そう言って帰って行くアイムールさんを二人で見送り僕達も帰る事に。

 

 

コウ君ごめんなさい

 

どうしたんですか?

 

危ない目に合わせてしまって、、、もしこれで奏官になるのをやめるって言われたらと思うと、、

 

大丈夫ですよ、僕は絶対奏官になりますから

 

はい♪じゃあまた明日起こしに行きますね♪

 

 

そう言って部屋の前でマリアさんと分かれる事に。

 

 

おやすみなさい♪

 

おやすみなさい

 

 

部屋に戻りシャワーを浴びて図鑑を開いていた。明日はラブリュスというキル姫の様だ。詳しく見ようと思ったけど眠気に負けて大人しくベッドに寝転がる事に。

 

 

今日の事を思い出しながら気付けば眠りに落ちていた。

 

 

 

 

 

…………………………………………………

 

 

 

おかえりおねーちゃん♪

 

ただいま戻りました。

 

ヤグね、今日一人で買い物に行ったんだよ♪褒めて褒めてー♪

 

はい。ヤグルシは凄いですね。

 

それでね、特売だったから買ってきたんだ♪

 

 

買い物袋から取り出し机に置いたのは大きなコーラのペットボトルだった。

 

 

コーラ。美味。

 

 

そう言って蓋を回し開栓していた。すると

 

 

おねーちゃん!冷やしてからじゃないとダメだよ!

 

時すでに遅し。

 

 

先程の様に勢いよく泡が吹き出しテーブルを汚していた。

 

 

もぉ〜!早く拭かないと!!

 

 

慌てるヤグルシを見ながらアイムールは少しだけ笑った。

 

 

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