キル姫日記   作:やす、

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4ページ目、草薙剣

朝起きていつも通りに今日会うキル姫の事を図鑑で調べていた。なになに?とある島国でスサノオと呼ばれる男が出雲国でヤマタノオロチを退治した時にその尻尾から見つかった神剣?おぉ、これまた凄いな。なになに?その後御神体として尾張国に祀られ続けたと。

 

 

つまりその草薙剣はその島国の守刀という事か、それってとんでもなく凄いキル姫なのでは無いのだろうか?

 

 

まだ見ぬ草薙剣というキル姫に期待と尊敬を持っていた。もう楽しみ、ヤバい!早く会ってみたい。

 

 

これ程までにマリアさんが来るのが待ち遠しいのは初めてである。まだ四話目だけど。

 

 

おはようございます♪今日は草薙剣というキル姫に会って貰いますよ♪

 

 

噂をすれば来てくれた。やっぱり草薙剣に会えるようだ、それと一つ相談をしてみよう。

 

 

おはようございます!分かりました、それと一つ相談があるのですが…

 

どうしました?

 

あの、もう持ち合わせが無いのでその、バイトか何かをさせてもらえると嬉しいのですが…

 

あぁー、なら今日は草薙剣と草むしりなんてどうですか?

 

えっ!?草むしり!?

 

 

さっき図鑑で読んだら凄そうなキル姫なのに草むしりをするらしい。全くその姿が想像できない。

 

 

私から声をかけておくのでこの場所に行って下さいね♪

 

 

そう言って地図に印を打ってくれた。この場所に行けばいいのか

 

 

それとコウ君はまだ見習いなので、、、そうですね、今回はマージン取らずに全部あげますね

 

えっ!?本当ですか?

 

今回だけですよ?それにこれは教会からの任務じゃ無くて私個人からのお願いなので♪じゃあよろしくね♪

 

ありがとうございます!

 

 

そう言ってマリアさんは去っていった。草薙剣、一体どんなキル姫なのだろうか?そんな疑問を持ちながら服を着替えてその待ち合わせ場所に行く事に。

 

 

えーっと、サフランのこの通りを真っ直ぐ行って、この筋を左、ここかな?

 

 

地図を頼りに街を歩いてゆくと一軒家にたどり着く事ができた、この家の草をむしれば良いのだろう。

 

 

それにしても、凄い家だな、、、

 

 

その家を一周歩いて回ってみたのだが玄関から道路に続く道以外は全て草に覆われてしまっていた。それでも洗濯物が干してあったりと生活感があるので誰かが住んでいるとは思うのだが。

 

 

まだ草薙剣は来ていないようなのでその家を見ながらぼーっとしているとパカラパカラと馬の蹄の音が聞こえてきた。その方を見ると女の人が1人、馬に跨っているのが見えそのまま近づいて来た。この人が草薙剣なのかな?

 

 

そちがコウか

 

おはようございます、えっと草薙剣さんですか?

 

頭が高い!控えおろう!

 

は、ははぁぁぁーーー!

 

 

いきなりそう言われなんだかよく分からないけど跪いてしまった。本当によく分からないのだけどそのままの体制で次の指示を待っていた。

 

 

うむ、くるしゅうないぞ、表をあげい

 

はい!

 

 

そう言われて顔を上げると馬の上から僕を見下ろしている女の人が。いや、女の子と呼ぶべきかな?

 

 

うんうん、そちは良い奴じゃな!気軽に草薙と呼ぶ事を許そう

 

ははぁぁーー!!有り難き幸せ!

 

 

自分でも何をやっているかよく分からないのだけどなんかこんな感じになってしまっていた。まぁ、楽しいのだけど。

 

 

ここがあの受付が言うておった現場か、、、どれ、下見と行くぞ

 

はい!お供致します!

 

うむ!着いてまいれ!

 

 

騎乗したままその家の周りを回り始めた草薙の横をまるで付人のように歩いてゆく。その光景はまるで殿様とその家来のようだ。

 

 

そちは草むしりをした事はあるのか?

 

した事はありますが数える程度です!

 

ならば余が草むしりの真髄を教えてしんぜよう、法螺貝!

 

 

草薙剣がそう言うと何処かからボォォォォーーーっと法螺貝の音が聞こえてきた。一体何事なのだろうか。

 

 

困惑していると馬の上からひらりと飛び降り草むらに向かって歩いて行った。そして一本の草を引っこ抜きそれを地面に置くと手を合わせていた。

 

 

草薙さん!その行為はなんなのでしょうか!

 

今のはこの草の生命を奪った事に対する儀じゃ!よく見ておれ!

 

はいっ!

 

 

そのまま見ていると草を抜く度に手を合わせていた。いや、本当に何事なんだ?それよりもこのペースで草むしり終わるのか?ってかそれ僕もやらないといけないのか?色んな事が頭の中をぐるぐると回っていた。

 

 

ほれ、そちも草を抜かぬか

 

はい、未熟者ではございますが抜かせて頂きます!

 

 

そう言われてその辺に生えている草に向かって手を伸ばしていた。

 

 

しっかり草を見て抜くのじゃ!この戯け者が!

 

はい!すいませんでした!

 

よく見ておれ、草とはこう抜くのじゃ

 

 

そう言ってお手本を見せてもらったのだが僕の抜き方と違いが全く分からなかった。

 

 

ほれ、やってみんか

 

はい!

 

違う!こうじゃ!

 

はい!

 

まだ腰の入れ方がなってはおらぬ!

 

はい!すいません!

 

 

……………………………………………疲れる、、、草むしりを初めてかれこれ30分は経っていると思うのにまだ全く進んではいなかった。もうすぐこの文も二千文字を迎えようとしているのにこの話のオチの付け方すら迷子になっていた。毎回オチを付けれている気がしないのだが気にしたら負けだろう。

 

 

 

ふう、そちよ、茶を持ってまいれ

 

お茶ですか?

 

うむ、余は喉が渇いたのじゃ!

 

ははぁぁぁーー!!

 

 

そう言われて僕は売店へと駆け出していた。そして売店にたどり着きドリンクコーナーを見ていたのだが。

 

 

茶って何の事を言っているんだろう?

 

 

そう思い立ちすくんでいた。お茶が飲みたいのなら麦茶、緑茶、ほうじ茶、抹茶とあるし紅茶も同じ茶葉だしお茶みたいなものだろう。それにコーヒーが飲みたくて茶と言った可能性も捨てきれない。ううーむ。

 

 

いや、待てよ、もし僕が草薙が望む物を買ってこなければ「余が飲みたい物はこれではない!買い直して参れ!」とか言われかねない。そうなると非常にめんどくさい。何か良い手は…そうだ!

 

 

いい策を思いつきそれを実行する事に。ドリンクコーナーから同じ飲み物を二本取り出しお会計をしてもらい草薙が待つ現場へと帰ってゆく。

 

 

草薙さん、買ってまいりました!

 

うむ!どれ、何をこうてきたのじゃ?

 

こちらです!

 

 

跪きその買ってきた物を差し出すように両手を伸ばした。

 

 

な、な、な、なんじゃこの真っ黒な飲み物は!余はこんな物をこうてこいとは言っておらぬ!

 

 

予想通り怒りだした草薙、だが僕には作戦がある。

 

 

しかし草薙様、この飲み物は南蛮より伝わる「コーラ」という飲み物でございます、僕を責めるのはこちらを飲んでみてからでも良いのでは?

 

ほおほお、南蛮より伝わりしとな?

 

 

よし!興味を持ってくれた!後は話術でなんとかしよう!

 

 

はい、このコーラと言う飲み物、一口口に入れればたちまち泡を立て喉越し爽快でございます

 

ほほーう、そちがそうまで言うのなら飲んでやらん事もないぞよ

 

はい、ただ今準備致しまする

 

 

コーラと一緒に買ってきたプラッチックのコップにコーラを注ぎ草薙の前へ差し出した。

 

 

どれ、そのこーらとやらの味を確かめてやるぞ

 

 

ごくごくとコーラを飲んでゆく草薙を見ているとコップに注いだ分を飲みきり(ぷはぁぁー)と満足そうな声を出していた。

 

 

うむ!余はこのコーラとやらを気に入ったぞ!

 

はっ!有り難き幸せ!

 

ふむ、そちに褒美を取らせてしんぜよう

 

 

おっ、何かをくれるみたいだ。ちょっとだけワクワクしながら待っていると草薙がこちらに近づいて来た。

 

 

ほれ、余の頭を好きなだけ撫でると良い

 

………?

 

 

困惑していると「どうした、早くせぬか」と催促をされた。一応手をズボンで拭いて頭をワシャワシャと撫でてあげる事に。

 

 

うむ!良い手付きじゃ!これより草むしりを再開するぞ!

 

はい!

 

 

なんだかよく分からないが草むしりが再開された。また何かを言われると嫌なので少し離れた所で草をむしってゆく。スギナにドクダミ、ハマスゲ、家でよく見る雑草達を引っこ抜いてゆく。

 

 

ふむふむ、中々良い手付きになったのじゃ

 

ありがとうございます!

 

だが、まだ少し足りぬ、そちに奥義を教えてやろう

 

奥義?

 

うむ、草むしりとはこうやるのじゃ!

 

 

そう言うと両手で草をむしってゆく草薙、ヤバい、何が奥義なのかさっぱり分からないよ。確かにさっきよりさっぱりしていっているけどさ!

 

 

どうじゃ!余の力思い知ったか!

 

天晴れでございます

 

 

よく分からないがよく分からないままにしておこう。そうすれば草薙も機嫌を損ねる事は無いだろう。

 

 

…………先程から心の声が雑になっている。気を付けよう。

 

 

それからしばらく草をむしりやっと半分って所でお腹の虫が音を立てていた。もうそろそろお昼にしたいな。

 

 

草薙さん、そろそろお昼にしませんか?

 

そうじゃなぁ、ほれ

 

ほれとはなんでしょうか

 

飯処に連れて行けと申しておるのじゃ良い店は知ってはおらぬか?

 

あぁ、、、その事なんだけど、、、

 

 

僕はまだこの街に来て日が浅いからよく分からないと伝えようとしたけど思い止まった。

 

 

草薙さんのおすすめのお店でご飯を食べたいです!

 

何?余のおすすめじゃと?

 

はい、草薙さんの言うお店に行けば素晴らしいお昼ご飯が食べれると思いまして

 

 

そう言うと「ふむぅ」と頭を悩ませていた。そしてしばらくすると思い付いたように手を広げそれを握り拳で叩いていた。

 

 

良かろう、余がそちにお店を紹介してしんぜよう

 

有り難き幸せでございます

 

 

そんな訳でお昼は草薙さんのおすすめの店に行く事に。もちろん草薙さんは馬に乗りその横をついて歩いて行く。あの口調はもう飽きたのでやめました。

 

 

ほれ、見えてきたぞよ

 

おぉー

 

 

しばらく歩くと見えてきたのは道端にある茶屋。分かりやすい説明をするのなら忍たま●太郎にでできそうな店だ。余計に分からなくなった?なんかごめん。

 

 

ばばよ!草薙剣がやって参ったぞ!

 

はーーい、お爺さん、お爺さん、草薙ちゃんが来ましたよ

 

おぉー、今行くぞ

 

 

草薙が呼ぶと店の奥から老夫婦が出てきてくれた。それにメニューを頼もうとしていたのだが。

 

 

あらあら草薙ちゃんもマスターができたの?

 

まさか生きているうちに草薙ちゃんにマスターができるのを見えるとは思わんかった

 

そんなのでは無い!こやつはただの付人じゃ!マスターでは無い!

 

はいはい、そんなに言ったらその人が可哀想ですよ

 

むぅ、それより団子と茶を持って参れ!

 

おじさん、お茶とお団子ですって

 

はいよー

 

 

そう言って奥へと入っていったお爺さん、それを店先の長椅子に座りながら待っていた。

 

 

草薙ちゃんのマスターは一体どんな人なの?

 

だからマスターでは無いというておるのじゃ!

 

えっと、僕はコウって言います、今は奏官の見習いをやらせて貰っています!

 

 

あら、ならもうすぐ草薙ちゃんのマスターになるのね?

 

それは…どうか分かりませんけど、、、

 

そもそもマスターとキル姫というのはじゃな!

 

 

草薙が説明をしているのだがお婆さんはそれをニコニコしながら聞いていた。何このお店、まるで親戚のおじさんの家に遊びに来たような安心感を感じる。

 

 

はい、お茶とお団子だよ、後これはサービスね

 

うむ!くるしゅうないぞ!

 

 

そう言って運ばれて来た湯飲みに入ったお茶と三色団子、それにこの緑色の物は草餅かな?

 

 

いただきまーす

 

 

まずは三色団子をパクリ。ほんのりとした甘味、それにモチモチとした食感。それを口にした後にお茶を一口。うん!ちょっと渋めのお茶が合う合う。そのまま草餅をパクリ、ん!程よく苦めなお餅に口の中に広がる抹茶の香り、成る程、抹茶の粉末がかけてあるのか。それを中和する甘い餡もナイスです。

 

 

どうじゃ、余の行きつけのお店は

 

うん!すごく美味しいよ!ありがとね

 

 

そのままお茶を一口。あぁ、幸せ。その後お爺さん、お婆さんと草薙と喋りながら楽しい昼食を過ごす事ができた。

 

 

そろそろ戻るとするか、ほれ、勘定をせぬか

 

はーい、えっと、いくらでした?

 

2000ゼニーになります

 

 

おぉ、地味に高い、でも、あの美味しさを考えたら安い。ナチュラルに僕が払う事になっているけどまぁいっか。

 

 

草薙ちゃんまた来てね

 

余の気が向いたらまた顔を見せてしんぜよう

 

ご馳走様でしたー

 

 

そんな訳で再び現場へと戻って来た。見渡しても後半分程だ、頑張ろう。

 

 

ほれ、そちも食べると良い

 

 

草薙が乗っている馬にご飯をあげていた。と、言ってもその辺に生えている草を食べさせているだけなのだが。いや、草食べるなら家の草を食べてもらおうよ。もちろん本人にはそんな事言わないのだけど。

 

 

気を取り直しチマチマと草をむしる事に。もう生えてこないように根っこからしっかりと引き抜いてゆく。それにしても日差しが強い。少し風があれば良いのだが無風である。

 

 

そっちの草は余がむしってやろう

 

うん、お願いね

 

 

草薙と場所を変わってもらいチマチマと草を抜いてゆく。言うだけあって草をむしる姿がなかなか可愛い。

 

 

退屈じゃのう、何か面白い話をせぬか

 

面白い話か、、、特に無いかな?

 

つまらぬ男じゃのう、特別に余が話をしてやろう

 

おっ、楽しみにしてます

 

うむ、心して聞くが良い。余の名は草薙剣、三種の神器にして神剣の力を継ぐ者なり!

 

 

ここに来て自己紹介をされてしまった、すごく反応に困る。

 

 

三種の神器って事は後二つあるって事?

 

うむ、余の他に天沼矛、八咫鏡がおるぞよ、まぁ、余には敵わぬがな

 

 

そう言って高らかに笑う草薙。ふむふむ、その二つもキル姫なのだろうか?きっとそうなのであろう。

 

 

ほれ、そちも身の上の話をせぬか

 

そうだね、僕はエゼル村出身のコウだよ、奏官になる為に教会でキル姫の勉強をしているよ

 

 

プチ、ブチ

 

 

聞くだけ聞いておいて草をむしるのはやめて貰いたい。まぁそんな感じで少し日が傾いてしまったけど草を抜き終わることができた。後は抜いた草を袋に詰め込めば任務完了だ。

 

 

あぁー疲れた

 

よし、これも食べてよいぞ

 

 

草薙が集めた草を馬に食べさせていた、、、もう何も言うまい。

 

 

ほれ、仕上げに余を家まで送り届けるのじゃ、それが終わるまではそちは余の家来じゃ

 

了解だよ、草薙さん

 

 

のんびりと草薙の家まで歩いてゆく事に。その途中振り返れば夕焼けが街を照らしていた。

 

 

むっ、急ぐのじゃ

 

 

急に馬を走られた草薙、一体どうしたというのか?

 

 

急いでどうしたの?

 

そちには太陽が沈みかけているのが分からぬのか!

 

それは分かるけども

 

日が沈めば辺りは暗くなってしまう、それがどんなに恐ろしいことか

 

うん?暗くなるとどうなるの?

 

暗くなってしまうのだ!分からんのかこの愚か者め!

 

 

頭をフル回転させて草薙が言いたい事を考えていた。多分暗くなると怖いから真っ暗になる前に帰りたい。と、言うことなのだろう。

 

 

なら晩御飯はどうする?お腹空いてない?

 

うむぅぅ、確かに腹は減ってはおるが、、、これもそちがちんたら草を抜いておるからこうなったのじゃ!

 

うん、ごめんね、じゃあそのお詫びに晩御飯奢るよ

 

余の話を聞いておったのか!

 

うん、聞いてたよ、ちゃんと家まで送ってくからさ

 

………まぁよい、そちがそんなに余と夕飯を食べたいと言うのならついていってやらん事もない

 

じゃあ決まりだね、行こっか

 

うむ!

 

 

そんな訳で以前レーヴァテインと一緒に来たラーメン屋へ。その近くに生えている木に馬の手綱を結びつけいざ来店。

 

 

ほほぉ、ここがラーメン屋と申す店か

 

そうだよ、僕もこないだ連れてきてもらったんだ

 

美味そうな匂いじゃな、はようラーメンとやらを余の前に持ってくるのじゃ!

 

じゃあどんなラーメンが良い?

 

何があるのじゃ?

 

えっとね

 

 

草薙と一緒にメニューを見ていた。楽しそうにメニューを見ている姿を見ると少し無理を言ったけど連れて来て良かったと思える。

 

 

余はこれにするぞよ!

 

じゃあ僕ば普通のラーメンにしよっかな、すいませーん

 

 

店員さんを呼びメニューを伝えてまた草薙とおしゃべりする事に。

 

 

それでの、前いた隊に異族が襲いかかったのを余の剣捌きで薙ぎ払ったのじゃ!

 

おぉー!草薙さん凄い!

 

余にかかれば異族など一捻りじゃ!

 

強いんだね

 

余の強さを直接見せてやる事ができぬのが残念じゃ

 

それは見てみたいけど異族に出会わないに越した事は無いからね

 

 

そんな事を話しているとラーメンが運ばれて来た。そのまま食べようとする草薙に嫌な予感がして小さい器に分けてあげる事に。

 

 

ちゃんとフーフーしてから食べるんだよ

 

子供扱いするでない!

 

ふふっ

 

 

そうは言いながらも器に入れてあげたナルトをキラキラした目で見ているのを見逃さなかった。

 

 

うむ!うまいっ!

 

それは良かったよ、今度他の二人とおいでよ

 

そうじゃな、余が見つけた事にしてあの二人を驚かせてやろう

 

そーしなよ

 

 

そんなこんなでラーメンを食べ終わり草薙を家に送って行く事に。

 

 

うぅぅぅぅ、、、、余の側を離れるで無いぞ!

 

うん、側に居るよ

 

 

夜道は怖い草薙、乗馬するのをやめて僕の隣を歩いていた。

 

なぁコウよ

 

どうしたの?

 

何故そちは余の我儘に付き合ってくれたのだ?たまにこうして奏官見習いと会う事があるのだがそやつらは途中で余の前から姿を消した。何故コウは姿を消さぬのだ?

 

んー?最初は神剣だから敬わなくちゃだったけど草薙剣の優しさに気が付いたからさ、そのお返し、、、かな?

 

優しさとな?

 

うん、日が当たる所の草をむしってくれたりあの時僕が薔薇に触ろうとしたのを止めてくれたでしょ?

 

気づいておったのか

 

まぁね、ちょっと無理矢理な説明だけど

 

なんの話じゃ?

 

こっちの話だよ、草薙剣の家は何処なの?

 

うむ!余の家はあそこじゃ!

 

 

そう指差す家は以前マサムネと会った家と同じ所にあった。いつの間にか教会の方まで歩いて来ていたようだ。

 

 

ここで良いぞ

 

もう大丈夫なの?

 

これぐらいの距離、一人でも帰れるぞよ

 

うん、じゃあまたね

 

コウよ

 

ん?

 

礼を言うぞ!立派なマスターになるのだぞ!

 

うん、頑張るよ

 

余との約束じゃからな!

 

 

そう言って草薙剣は家へと入って行った。それを見届けてから家に帰る事に。

 

 

ただいまー

 

 

誰も居ない部屋に声をかけて服を脱ぎながらベッドの方まで歩いて来ていた。

 

 

コウ君お疲れ様でした♪

 

うわっ!ビックリした!

 

へへへ、さっき姿が見えたので先回りして待ってました♪

 

そうならそうと早く言ってよ……

 

サプライズを忘れずに、ですよ♪それと今日のバイト代です

 

 

マリアさんから封筒を手渡してもらえた。思ってたよりも分厚くてニヤけてしまった。

 

 

草薙剣の分は渡してあるの?

 

もちろんですよ♪

 

なら良かったです

 

それとコウ君

 

どうしました?

 

草薙剣が水辺が苦手だという事を書き忘れてますよ

 

水辺が周りになかったんだよ……

 

そういう事にしておきますね、次から気を付けて下さい

 

了解です

 

じゃ、私はこの辺で♪またね♪

 

 

そう言ってマリアさんは帰って行った。このほのかに残るシャンプーの匂い、、、ご馳走様です。

 

 

それからシャワーを浴びて着替えてから机に腰掛け図鑑を開く事に。次はリットゥというキル姫のようだ。

 

 

ふぅ、、、

 

 

ため息をついてから先程貰った封筒を開けてみる事に。あれだけの厚みがあったからワクワクしながら開けてみると千ゼニー札が15枚入っていた。

 

 

よし、寝よう

 

 

そう決めてベッドに潜り込む事に。おやすみなさい。

 

 

 

 

 

 

 

………………………………………………………………

 

 

 

あらぁ、草薙ちゃん帰ってきてたのですね〜

 

今帰ったところじゃ、八咫鏡は居らぬのか?

 

ここに居るぞ草薙よ

 

皆居る様じゃな、今日は余はコーラと言うものを飲んでラーメンを食べたのじゃ!

 

 

誇らしげに二人に告げる草薙剣、だが二人の反応は思っていたものと違っていた。

 

 

コーラなんて妾はしょっちゅう飲んでおる

 

ラーメン、美味しいですよね〜

 

な、なんじゃと!知らぬのは余だけじゃったのか!

 

 

3人は今日も仲良しです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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