BLDToriaSの日常 番外編   作:アライさん

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第1話

バロック調の荘厳な洋風邸宅。ちょっとした豪邸の様な煌びやかな雰囲気がありつつ成金趣味ではない上品な佇まいの外観。コレが我らBLDToriaSのフォースネスト

内装も外観に相応しくきっちりと作り込まれ家具類も纏められており掃除も行き届いてる。さながら高級ホテルのようだ。ただリビングの一角のソファに寝そべる汚らしい黒ジャージ男を除けば…

彼の名はイツワ。BLDToriaSの一員であり三馬鹿の一人。変態である…

しかし今回イツワの出番は皆無であり尚且つ本来なら出す必要も無かったがこのイツワと言う男はだいたいフォースネストのリビングに居座りゴロゴロして居るので仕方ない…しかしそれを冷めた目で眺めて居るアライさんもだいたいリビングで摘み食いしているので人の事を言えないのである…

一言も話をせず静かなだらけタイムは唐突に終わりを告げる。リビングのドアを勢いよく開きドタバタモフモフと足音を響かせBLDToriaSの団長であるタヌベロスが入ってくる

イツワは寝そべりながら『タヌっさん。珍しく慌ててどーしたの?』と問い掛ける。息を切らしたモフモフの狸は『やっと…出来た…なんかコレ多分ヤバい…傑作かも…あー…脇腹痛い…』と珍しくポンコツ発言。『ほーん…傑作って事は新型ロールアウトしたのだ???』とアライさんはのんびりした口調でタヌベロスに聞く。やっと息が整ったタヌベロスは『そう、新しいの作ったんだけどなんか良い出来で軽く試運転したら予想以上の動きで今までより扱い易い』とモフモフの尻尾をブンブン振りながら話す

『ほぇー。じゃあベースはよっぽど高性能な奴なん?』と鼻を穿りながら聞くイツワ。小指の第二関節まで鼻の穴に入っている…きちゃない…

『ベースはアドヴァンスジンクス系で武装と性能はシンプルに扱い易くバランスよくをテーマに前線指揮官機って感じ』とウィンドウを操作しながら説明した。程なくして新型機のスペックが壁に備え付けられスクリーンに投影された

タヌベロスの言う通り確かにシンプルなジンクスだった。メタリックレッドとメタリックブルーで彩られた機体。両肩には生存率を高めるシールドを配置しNGNバズーカとGNビームライフルを装備している

『確かにシンプルでバランスが良い機体なぁ。でもシンプル過ぎない?』とイツワは偉そうに評する。タヌベロスは『コイツの最大の武器は前線指揮能力。ある程度戦えて戦況を把握するならこのぐらいシンプルなのが丁度いい』とニヤリと笑った

黙って詳しいスペックを眺めていたアライさんは『団長、コイツの性能見たいから明日ミッション一緒に行きたいのだ。アレで解析したいし』と変わらずのんびりした口調で提案する。タヌベロスは『勿論いいよ、アレならしっかりと記録解析出来るだろうし違う角度から見れるからね。じゃあ明日20:00にミッションカウンター集合でどう?』とノリノリで答える。『いーよ、その時間暇だしねー。ならアライさんは一足先に上がってアレの調整するのだー、20:00にカウンターね、りょーかい。じゃお先なのだ』と手を振りながらログアウトしていった

『さて…最終調整もあるしログアウトしなきゃ』とタヌベロスは呟きログアウトしていった

リビングには一人仲間外れにされたイツワが残されていた。『え…?俺ガン無視?誘われてすらない?』誰も居ないリビングに虚しい独り言が溢れていた…

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