絶次元ゲイムネプテューヌ 激爪のビッキィ 作:ノイズシーザー(旧ノイズスピリッツ)
コラボ回!激爪と愛月、えくすとらっ!
「ふわぁ〜…まだねむい…」
はろはろー!どうもプルねぇさんのお膝で寝てたら置いてかれた、お眠だったビッキィです。……置いてくくらいなら起こしてよぉ…バカ兄貴ことステマックスは今の時間は仕事で外に出てるし…正直な話テンション高めにしないとやってられないくらい寂しい…ってこ、こほんっ。今のは聞かなかった事にして頂きたいっ(読者に向けたメッセージ。…いるかわからないけどねっ)
……っていうかそもそも〝1人〟ではないんだよね。正確には1人と1匹な訳なんですよ
「……」
……うん。さっきからわたしをじーっと見てるわんちゃん…もとい愛月と一緒にいた〝ポケモン〟…ルガルガンのフレムもお留守番しているのだー!…いやもう起きた時目の前にいたからびっくりして変な声だしちゃったのはかなりの恥です。……いやもうほんとどうしよ。お互いだんまりで会話が続かないよっ!?…いやそもそも会話してないや…。へるぷみー!ミライー!?…ちくしょう、今日はあいつ久しぶりにレイさんとアノネデスさんと一緒にピクニック行ってるんだった…いやマジでどうしよう、モンスターだったら普通に何言ってるかは(なんとなくだけど)わかるけど、異世界から来たポケモンに通じるんかなぁ…って言うかわたしの地の文ながすぎぃ…
(……聞こえるかい?えーとビッキィ?)
「…ふえ!?」
なんかこっちに鳴き出した!? ……あ、なんか聞こえるかいって言ってるっぽい。…よかった、ポケモンでもちゃんとなんとなくでわかるんだね、わたし。……善良で大人しいモンスターの保護にも役立っているし、割と有用なんだよね…
(その反応…どうやら君は俺の言葉がわかるみたいだな)
「…なんとなく、だけどね…」
フレムはわたしに近付きながらそう言ってくる。 …なんていうか、結構理知的なのかな?それと見れば見るほどフサフサしてそうな毛並みである。それにキューティクルも抜群だ。……なんか女の子として負けた気分…
(ふむ・・・なるほど)
「……そういえばさ、フレムの種族ってみんなフレムみたいな姿なの?」
あ、隣に座ってきた。……せっかくだからふと気になった事も聞いておこう。え?なんで急にそんな事聞いたかって?理由なんてないよ。ただ少し気になっただけだよー。……いやまぁ、正直ただ汚染モンスターみたいに色違いとかかなって思っただけだけどね
(いや俺たちの種族は特定の条件によって姿が変化するからほかの連中が全員同じってことはないな。)
「へぇ、そーなんだ!」
条件付きとはいえ種族単位で姿が違うんだ…。
…変わった種族だなぁ。それに納得もした。イストワールさんがあんなにフレムに興味があるのか…
(ほかの詳しいことなら愛月に聞けばいい彼はあの歳でいろいろと知識を持っているからな)
……なるほど、後で聞いてみようかな!……それにしても…
「……フレム、わたしが君の言葉がわかる事に驚かないね?」
普通に意思疎通が出来てるのにあまり驚いた様子がないのは正直キィちゃんびっくりです
(この世界は広いからな…君のように俺たちの言葉がわかる者もいるからな)
え。待て待てMA✩TTE!?フレムなんか勘違いしてるよ!?そんなの出来るのわたしくらいだから!居たらプルねぇさん達が何らかのアクションを起こすはずだよ!?」
(……あぁすまない少し誤解を与えたようだ…)
……あ。途中から声に出ちゃってた…フレム大分引き気味だよぉ…やらかしちゃったよわたしぃ…
ってわたしの様子見たフレムが申し訳ないとばかりに頭下げてきた!?
「謝らないでいいよ!気にしないでぇ!?」
罪悪感が出ちゃうからぁ!
(そうか…)
…ほっ、頭を上げてくれた…それにしてもバカ兄貴を彷彿とさせる真面目さ加減だなぁ…ってもうこんな時間だ。バカ兄貴帰ってくるし晩御飯…プルねぇさん達帰って来てないからわたしが作るか…ふふっ、レパートリーがリゾットと目玉焼きしかないキィちゃんの腕前を披露して…もうちょい作れるようになりたいなぁ…ってフレムってばいつの間にか入り口の前に居る…愛月達の帰りを待ってるのに専念するつもりなのかな?
よーし、それならわたしは今のうちに晩御飯の支度をしよう!……あ、勿論作るのはリゾットです。……そしてまたわたしの地の文ながすぎだよぉ…
短い上に雑なオチで申し訳ない…