下心バキバキトレーナーがトウカイテイオーに改心させられる話   作:散髪どっこいしょ野郎

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下心バキバキトレーナーがトウカイテイオーに改心させられる話

幼い頃から、俺には夢があった。

 

ウマ娘を育て、共に高みを目指して走る「トレーナー」になるという夢が。

 

しかし俺はそんなことは全く気にしていなかった。

そんな熱血根性もウマ娘に対する情熱もなかったからだ。

 

なら何故トレーナーになることを志したのか?

 

理由はただ1つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウマ娘とあんなことやこんなこと(うまぴょい)をしたかったからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とうとうやってきたトレセン学園!

 

下心だけで勉強しまくったというのに、俺はトレーナーになれたぞ!

 

さあ、これから夢のうまぴょい生活が始まるんだと期待に胸を膨らませたのもつかの間、肝心のウマ娘スカウトが全然上手くいかず…。

 

 

 

 

「ちくしょう…これからだっていうのに…」

 

選抜レースの前日だというのに浜辺の公園で意味もなくぶらぶらしていた。

 

 

 

 

 

「わわわっ、どいてどいてー!!」

 

 

 

 

 

 

ふと顔を上げると、突っ立っている俺を悠々と跳び越え木に引っかかったであろう帽子を掴むウマ娘、「トウカイテイオー」の姿が見えた。

 

 

 

 

「はいこれっ、帽子だよっ!」

 

「わぁっ、お姉ちゃんありがとー!」

 

 

 

 

 

…イイな。

 

ジャージ姿も中々似合う。身体能力もかなりの物だ。

声も好みだ。そこはかとなくクソガキ感があるがそれはそれでイイ。

 

 

 

「─そうだったそうだった。キミ!

びっくりさせちゃってごめんね」

 

俺の脳内で繰り広げられる下劣な品定めも露知らず、トウカイテイオーは声をかけてきた。

 

 

 

「─っ あー…いや…大丈夫か?そっちは」

 

「? ボク?

ぜーんぜんへっちゃらだよー!」

 

あれだけ無茶な動きをしても身体は無事。

相当な素質に溢れているウマ娘のようだ…!

 

「─おま「あ、そういえば今ランニング中だったんだ。それじゃーね!」

 

 

 

…ヨシ!決めたぞ!俺はなんとしても彼女のトレーナーになってみせる!

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日。

 

俺は選抜レースに出場するトウカイテイオーの走りを見ていた。

 

 

 

「すげぇ…!」

 

思わず思っていることが口に出てしまうが、事実トウカイテイオーは凄かった。

 

2位と4バ身差をつけ一着を掴み取ったテイオー。

 

圧倒的な強さもさることながら、そのボディラインといい尻尾といい髪型といい俺のタイプどハマりだった。

 

 

 

「すっげぇレースだったぞ!」

 

 

「へ?昨日公園にいたヒト?キミトレーナーだったの?

って事は…ボクをスカウトしにきたの? 」

 

 

「ああ!是非担当させてくれ!」

 

 

「…どーしよっかなー。ボク、レース前にもたくさん声かけられてるんだよね〜」

 

 

なんということだ。既にマークされているということか。 しかしこの程度で諦める訳には─「とても素晴らしい走りだったよトウカイテイオー!」

「私と組みましょうテイオー!」

 

 

他にもゾロゾロとやってくるモブトレーナー達。

どけ!俺は主人公だぞ!

 

 

「うーん…。トレーナーって別に誰でもいいんだよね〜。─じゃあボクとジャンケンして勝ったらいいよ!」

 

 

コイツ…!

トレーナーを何だと…!

 

いや俺の方が酷かったわ。うまぴょいしたいとかいうゲスな考えでなった俺が言えるセリフじゃないな。

 

 

「こらこらテイオー。トレーナーとウマ娘は…「あっ!カイチョ〜!」

 

 

 

 

…マジか。シンボリルドルフだ。

 

トレセン学園生徒会長で最強との呼び声が高いウマ娘。

 

 

「ねえねぇっ!ボクのレースどうだった?

ボクまた1着になったよカイチョー!」

 

 

「─そうだな。素晴らしい走りだったよ」

 

 

「やったー!ねぇ今の聞いた!?カイチョーに褒めてもらえたよ!」

 

 

「え、えぇ。そんなことより今はスカウトの話を…」

 

 

「むー!そんなことってなにさそんなことって!

ボクの憧れの最強のウマ娘なんだよ!

─いいよ。キミたちにもカイチョーの凄さを教えてあげるから!」

 

 

それからは延々とシンボリルドルフの武勇伝を聞かされた…。

 

しかしこの程度でへこたれる俺ではない。

才能に溢れたクソガキウマ娘トウカイテイオー…

上等じゃあないか。

 

なんとしても”理解”らせてやろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「キミ、選抜レースで声をかけてくれたトレーナーだよね?」

 

 

「あの後カイチョーから『信頼出来るトレーナーを熟考の上で選べ』って言われちゃってさー。

だから1日トレーナーテストしようと思うんだけど、どうかな!」

 

 

「─いいぞ」

 

 

やってやるよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えーこれだけー?ボク、まだまだ出来るよー?」

 

 

「…っ!」

 

 

そこそこ厳しくした筈のトレーニングを易々とこなしやがった!

 

クソ…!これじゃあ俺の夢のトレーナー生活はコイツに舐められっぱなしで終わってしまうぞ…!

 

 

その後も俺が指示したトレーニングをトウカイテイオーは簡単にやってのけてしまった。

 

 

「どうかなどうかな!ボク、凄いでしょ!」

 

 

「ああ…」

 

 

落ち着け、ここで敗北を認めてしまったら終わりだ。

先ずはトウカイテイオーがどれくらいやれるかを知らなければ…。

 

 

「よし、最後に2500mのタイムを測ろう。」

 

 

「2500m?ボクの得意なやつじゃん!オッケー!

いってきまーす!」

 

 

そう言いながら走り始めるテイオー。

クソ…やっぱりタイプどストライクだ。何がなんでもトレーナーに─

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「2分、34秒…」

 

 

速い…。

 

 

「─2500mか。G1レースでいえば、有マ記念だな」

 

 

「あれ?カイチョー!ボクに会いに来てくれたの!?」

 

 

「そんなところだ。─トレーナー君。急ですまないが私の2500mのタイムも測ってもらえるか?」

 

 

「?あぁ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「2分32秒…ッ!」

 

 

「ボクより2秒も速い…!さすがカイチョーだね!」

 

 

「…他には?」

 

 

「えっ?」

 

 

「これでキミは私に敗北した事になる…。

─他にはなにかないのか?」

 

 

「えーっと…。

や、やっぱりカイチョーは凄いなって…?」

 

 

「…そうか。いきなりすまなかったな。

トレーニングは以上かな?クールダウン代わりに軽く外を走ってきたらどうだ」

 

 

「あ、うん!いってくるね!」

 

 

走り去るトウカイテイオー。

 

 

「さて、トレーナー君。1つ聞きたいことがあるんだが。

先程のテイオーを見て、キミはどう思った?」

 

 

「…」

 

 

やはり最強と呼ばれるだけあって、相当な威圧感を感じる。しかしこの程度で引くわけにはいかない。

 

 

「めっちゃ…悔しい」

 

 

だからこそありのままの本心を曝け出した。

欲望の為に死にものぐるいでトレーナーになったというのに、その実力が足りないせいでうまぴょいどころかテイオーの専属トレーナーにもなれないでいる。これを悔しいと言わずしてなんと言うか。

 

 

「…フッ、そうか。

─正直に言うと今のキミでは彼女のトレーナーは務まらないと思っていた。 しかしあのテイオーに対して悔しい、か…。

…実はキミに頼みたいことがあるんだが、聞いてくれるだろうか?」

 

 

「?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数日後。

 

俺はシンボリルドルフとトウカイテイオーの出場するレースを見学していた。

 

あの日カイチョーことシンボリルドルフに頼まれてトウカイテイオーとの対決を見届けることになったのだ。

 

 

結果はカイチョーがテイオーを突き放しての1着。

 

有望なウマ娘2人のレースということで会場には多くのヒトが来ていた。

 

その大歓声全てをカイチョーにかっさらっていかれたテイオーの複雑な感情が入り交じった表情を、俺は目をかっぴらいて見つめていた。

 

その後レース場を去っていった彼女を再び見つけたのは、夜の浜辺公園でだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうしたんだ。こんな時間に」

 

 

「…キミかぁ。今は誰かとおしゃべりする気分じゃ─っ!?」

 

 

倒れこむテイオー。見てみると足が震えている。明らかなオーバーワークだ。

 

 

「…それ以上無理はするな」

 

 

「うるっさいなぁ…!これくらいなんてことない…!

それに、キミはまだボクのトレーナーでも何でもないでしょ!ほっといてよ!」

 

 

「…」

 

 

「ひ…っ、なんだよぉ…なんだよぉ…!

そんな怖い顔しないでよぉ…!」

 

 

とうとう泣き出したトウカイテイオー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見て!テイオーちゃんが泣いているよ!かわいいね。

あーいいよいいよすっごいいいよテイオー今まで余裕綽々で走っては歓声を浴びて来たのに初めて敗北味わって自分でもよく分からない感情に振り回されて戸惑ってるその姿本当にかわいいよ愛らしいよビデオに収めておきたいくらいにイイ表情してるよ散々俺のこと舐めて来たのに弱ってる時に怖い顔されて無理してた部分の緊張が一気に切れて泣いちゃう所なんかこの世のものとは思えない程に最高だよかわいいよテイオー普段ハキハキとした声が震えまくってるところなんかはもう筆舌に尽くし難いぜご自慢の耳と尻尾が力無くへにゃへにゃしてる部分も最強に悶え狂い死にしそうなくらいにイイよマジでどストライクだよテイオー絶対お前のトレーナーになってその表情が曇った時も笑顔が咲く時も余すことなく味わい尽くしてやるからな❤

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後は泣いているテイオーを宥め続けていた。最高に良かった。

 

 

 

「ぐすっ…あの、ね。ボク、カイチョーが1着を取って、嬉しかった、ハズなのに、なんだかずっと胸の奥が、イガイガするんだ…」

 

 

「悔しかったか?」

 

 

「わか、んない。わかんないけど…」

 

 

恐らく彼女は初めて悔しいという感情を知った。ここを上手くやることで彼女のトレーナーになる道はグンと近づく筈だ。

 

 

親身に寄り添う振りをしながら、最低最悪クソ野郎トレーナー俺は心の奥で舌なめずりをしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある日の事。

テイオーはあの日感じたイガイガの正体を知るため、トゥインクル・シリーズに出場するシンボリルドルフの観戦に向かった。俺と。

 

そしてレースの後、自分の目標を見つけたトウカイテイオーは最強のウマ娘、シンボリルドルフに宣戦布告をしてのけた。

 

 

「言っちゃった…言っちゃった!

ボク、カイチョーにセンセンフコクしちゃった!」

 

 

「でも良かっただろ?イガイガはとれたか?」

 

 

「うん…その、ね?ありがとう。いろいろ…ありがとう?」

 

 

照れくさそうに感謝するトウカイテイオー。ビデオカメラがないのが悔やまれる。

 

 

 

「それじゃあ…これからよろしくね!トレーナー!」

 

 

「へ?」

 

 

「へ?って…キミがボクの専属になるんでしょ!そんなんじゃカイチョーに勝てないよ!しっかりしてよトレーナー!」

 

 

「─ハッ、いいぜ。俺がお前を皇帝以上の─最強の帝王にしてやるよ!」

 

 

計画通り。

こうして、俺のうまぴょい人生は幕を開けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからというもの俺はトウカイテイオーの練習メニューの考案だったりレースの補助だったりと、彼女のウマ娘としての花道の為にトレセン学園受験以上に死力を尽くして全力でトレーナーを遂行した。

 

最後まで彼女とのウマ娘生活を堪能する為だけに、自分自身の限界を超えてまでサポートをしまくった。

 

彼女が挫けそうになった時は夜が明けるまで相談に乗り、調子が悪い時は羽目を外してカラオケで喉がガラガラになっても歌い続け、共に「究極テイオーステップ」を編み出した。

 

俺は未熟な新米トレーナーだ。だからこそ、テイオーとのうまぴょいを楽しむために彼女以上に努力しなければならない。

 

たとえ倒れようがガタガタになろうが、彼女の笑顔と曇った表情を見ることが出来ればどんな努力もやってこれた。

 

 

しかし、何故だろう。

トレーナーである以上テイオーと触れ合う事もあり、最初は心臓がゴールドシップしそうなくらいに興奮していたものだが、彼女と仲を深める程共に同じ時間を過ごす程、そして彼女を知る程にうまぴょいしたいという感情は薄れていった。

 

 

彼女といる時間は間違いなく幸せだ。

3年間もの間トレーナーをし続けて、その思いはトレーナーになったあの日より大きい筈なのに。

 

 

やがて、俺は彼女の曇った様に喜べなくなっていた。

 

 

彼女のケアに必死になって何度も倒れそうになりながらも自分にできることをし続け絆を紡ぐ内にいつの間にかシンボリルドルフとの決戦の日、有マ記念を迎えていた。

 

 

 

 

 

 

「ねぇ、トレーナー」

 

 

有マ記念本番前の控え室。テイオーは唐突に話しかけてきた。

 

 

「…おぅ?」

 

 

「ボクね、ずっとトレーナーに言いたかったことがあるんだ」

 

 

「ボク、今まで自分1人でなんでもできちゃうと思ってたんだけど、さ。ケガを乗り越えてこれたのも、こうやってカイチョーと勝負できるようになったのも、たくさんのファンのヒト達ができたのも、全部、ぜーんぶ、トレーナーのおかげだったんだなって、思ったんだ。」

 

 

「───」

 

 

「だから─ありがとうトレーナー。

ずっとボクを見ていてくれて。」

 

 

「ぁ───」

 

 

「それじゃあ、いってくるね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女が、テイオーがいなくなった控え室で、俺は吐いた。

 

 

アイツは、テイオーは、ずっと俺の事を信用してついてきてくれたんだ。俺が、自分の欲望の為に彼女のトレーナーになったというのに、こんな、こんな俺を。

 

 

あんなことやこんなことをしたい?クズが。カスが。

 

 

俺はずっとアイツを裏切っていたんだ。それなのに、それなのに。

 

 

今更彼女のトレーナーとして生きたい─なんて。

 

 

死ね。今すぐ死ね。お前が踏みにじったトウカイテイオーのウマ娘としての3年間を返せ。

 

 

そんな声が頭の中に響く。

 

 

じゃあ今死ぬか?

 

 

違う。

 

 

俺はクズだ。どうしようも無い最悪のトレーナーだ。

 

 

だからアイツをまた裏切るのか?

 

 

死んで自分だけ楽になって、彼女を曇らせるのか?そうやって自分を満足させるのか?

 

 

違う。

 

 

俺は、俺はアイツの、トウカイテイオーのトレーナーだ。誰がなんと言おうと、俺が俺を否定しても。

 

 

たとえクズでもクソ野郎でも、トウカイテイオーが信じた俺を、俺は殺すわけにはいかないんだ。

 

 

立て。トレーナーとしての使命を全うしろ。

彼女はもう自分の足で走っている。

 

 

いつの間にか観客席に来ていた。

 

 

ふとレース場に目をやるとトウカイテイオーとシンボリルドルフの激戦が繰り広げられているのが見える。

 

 

「───ッ!」

 

 

 

 

 

 

「いけぇぇぇぇぇぇぇぇえええ!!!!!!!!

テイオぉぉおおぉおおおおお!!!!!」

 

 

観客の誰よりも叫ぶ。

 

 

俺はトウカイテイオーのトレーナーだ。

これからも、ずっと。

 

 

中山レース場に、最強の帝王が君臨した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからトウカイテイオーはURAファイナルズを制し、俺達は久々に2人で遊園地に来ていた。

 

アトラクション全制覇してさすがにクタクタになり、休んでいるとテイオーは話し始めた。

 

 

「ねぇねぇっ今日はありがとっ!

連れてきてもらえちゃって!」

 

 

「…楽しかったか?」

 

 

「すっごく楽しかったよ!

 

 

─それと、あの時はギリギリで言っちゃったけど…

ありがとう。ボクのトレーナーになってくれて。

3年間一緒にいたけど、やっぱりキミはボクだけの最高のトレーナーだよ。」

 

 

「…っ」

 

 

沢山ヒトがいるというのに、思わず涙が溢れ出す。

止めようとしてもとめどなく溢れ続けて、止まらなかった。

 

 

「わわっ!どうしちゃったのトレーナー!?」

 

 

「い゛や゛…あ゛り゛が゛と゛う゛…俺の゛っ…ほう゛…」

 

 

「…これで終わりじゃないよトレーナー!

キミはこれからもずっとずっとボクのトレーナーなんだからね!」

 

 

「あ゛ぁ…あり゛が゛とう…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見て!トウカイテイオーが笑ってるよ!かわいいね。

今まで悩んで苦しみながらも成長して無敵のテイオー伝説を成し遂げたテイオーちゃんかわいいね❤

これからもずっと傍で支え続けてみせるからな❤

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…トレーナー。ボクの、ボクだけのトレーナー。

 

初めて会った時はなんとも思ってなくて、初めてカイチョーに負けてよくわかんなくなっちゃった時も怖いヒトだなーとしか思ってなかったトレーナー。

 

それからずっとボクの為に頑張ってくれたトレーナー。

ボクに夢をくれたトレーナー。

 

ボクの為に毎日遅い時間まで動き続けてくれて、ボクがケガをした時もずっと傍に居てくれて、自分が倒れそうになっても眠れなくなってもずーっとボクの為だけに生きてくれたトレーナー。

 

ホントはやめさせたかった。これ以上苦しみ続けるキミの姿を見たくなかった。

 

それでもボクがレースで勝つごとに、走る度にキミは喜んでくれた。

ボクが笑っている時は、心の底から嬉しそうに笑ってくれた。

 

だからボクは負けなかったよ。

 

トレーナーがボクを走らせてくれたから、支え続けてくれたから、一緒にいてくれたから。

 

だからボクは走ったよ。トレーナーが喜んでくれるから。

 

ボクはこれからもトレーナーが喜んでくれる限りずっと走り続けるよ。トレーナーがボクの為に生きてくれるならボクは何回だって勝ってみせる。

 

だから、だからトレーナー。

 

大好きだよ。

 

ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずーっと、ボクだけを見ていてね。














最後のトウカイテイオー部分いる?
いる(鋼の意思)
オリ主のシリアスいる?
いらない

唐突にシリアスをぶち込んだこと、トウカイテイオーの湿度を上げたこと、怪文書をねじ込んだこと、前半部分がアプリストーリーと同じことをここに謝罪します。すみませんでした。
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