「念じるだけで空飛べないかな〜」
そう考えていると本当に空を飛べた。
何この常識のない世界。
とりあえず人里が見えたからそこに向かう。
「そういや言語は大丈夫かな。」
ここは別世界かもしれないから言葉が通じるかわからない。
「まぁ大丈夫だろ。なんとかなる…と思う」
人里の近くに降りる。
人外しか飛べないなら入れないからね。門番さんが居たから話し掛ける。
「あの〜いつの間にか森に居たんですけど人里に入れませんかね?」
「見ない顔だが外来人か?」
知らない単語が出たから聞いてみる。
「外来人というのは?」
「ああ、ここはお前からしたら別世界だ。
異世界から来た人のことを言うんだ、そういえば里の外は妖怪がいるが大丈夫だったか?」
やはりかと思いつつ返答する。
「襲われましたね、逃げましたけど。」
嘘である。ここがどうゆう世界かわからないため怪しまれないようにしないと。まあ襲われたのは事実だからいいだろう。
「そうか、お疲れ様だな。この世界は妖怪や鬼、幽霊や神様まで居る。まぁ話せる奴は大丈夫だ、基本は。」
最後の言葉で心配になったが、やはりあれは妖怪だったのかと思っていると、
「とりあえず博麗神社に行くといい、まぁなんとかなるから。」
と言われた。雑だなと思いつつ言われた博麗神社に行く事にした。
その後とてつもなく長い階段がある神社に着いた。
「長えなぁ、まぁ途中まで飛べばいいか。」
そう言いつつ飛ぶ。そして5分の1まで飛んだ後階段を登り始める。それでも長いが体力には自信があるためすぐついた。第一印象は、
「ボロいな。」
そうこの神社はものすごくボロかったのだ。
「とりあえず賽銭入れるか。」
神社に来たらまず参拝するだろう。
賽銭を入れた途端ドタバタと音を立てて女性が出てきたそして俺を見た後に近づいて来た。
「貴方が賽銭を入れてくれたの⁈」
賽銭を入れたぐらいで過剰に反応しながら返す。
「は、はいそうですけど…」
「ありがとう!そうだ、貴方外来人でしょ?なら一回上がって行かない?」
そうして押し切られる形で上がって行く事にした。
「で、貴方はどうするの?」
「どうする、と言いますと?」
そう聞くと、
「この世界に残るかよ。ここには妖怪や鬼がいるから残ろうと思えば残れるけど危ないわよ?」
でもこの能力は元の世界では使えなさそうだ。
「うーん、残ります。」
「どうして?」
「元の世界が嫌だったからです。」
嘘だ。この能力があれば生きられそうだし。
「ふーん、まぁ聞かないでおくわ。」
そうしてこの世界に残る事になった。
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